2. 県別の生産能力や売上の回復状況 3 県の全体では 生産能力が 8 割以上回復した業者は 4 売上が 8 割以上回復した業者は 2 生産能力が 8 割以上回復した業者は 岩手県では 5 宮城県 4 福島県 2 一方 売上が 8 割以上回復した業者は 岩手県では 4 宮城県 3 福島県 生産能力の

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Transcription:

水産加工業における東日本大震災からの復興状況アンケート結果 別添 水産庁全国水産加工業協同組合連合会 岩手県 宮城県 福島県の水産加工業における東日本大震災からの復興状況を調査するため 平成 26 年 2 月 28 日 ~3 月 12 日の 13 日間において当該 3 県の全国水産加工業協同組合連合会所属組合員 673 企業に対しアンケート調査実施 回収率は 全体で 3(231 企業 ) であった 調査結果の概要は以下のとおり 1. アンケート対象 (1) 県別 (2) 経営規模 ( 資本金 ) 37 件 84 件 3 1 岩手県 宮城県 103 件福島県 4 4 個人事業主 300 万 ~ 500 万円未満 1 千万円 ~ 5 千万円未満 1 億円以上 300 万円未満 500 万 ~ 1 千万円未満 5 千万円 ~ 1 億円未満 (3) 経営者の年齢 (4) 売上金額 20 代 2 3 30 代 40 代 50 代 60 代 70 代 80 代以上 1 1 1 千万円未満 1 千万円 ~ 3 千万円未満 3 3 千万円 ~ 5 千万円未満 1 億円 ~ 5 憶円未満 10 億 ~ 50 億円未満 100 億円以上 5 千万円 ~ 1 億円未満 5 億 ~ 10 億円未満 50 億円 ~ 100 億円未満 - 1 -

2. 県別の生産能力や売上の回復状況 3 県の全体では 生産能力が 8 割以上回復した業者は 4 売上が 8 割以上回復した業者は 2 生産能力が 8 割以上回復した業者は 岩手県では 5 宮城県 4 福島県 2 一方 売上が 8 割以上回復した業者は 岩手県では 4 宮城県 3 福島県 生産能力の復旧状況 4 全く回復していない 未満 以上 2 未満 2 1 2 5 2 4 2 10 以上 売上の回復状況 2 売上がない 未満 以上 2 未満 2 2 4 2 2 3 1 10 以上 - 2 -

3. 規模 ( 資本金 ) 別の生産能力や売上の回復状況 3 県の全体では 生産能力が 8 割以上回復した業者は 4 売上が 8 割以上回復した業者は 2 生産能力が 8 割以上回復した業者は 資本金 5 千万円以上だと 5 1 千 ~5 千万円で 5 1 千万円以下で 2 一方 売上が 8 割以上回復した業者は 資本金 5 千万円以上だと 3 1 千 ~ 5 千万円で 3 1 千万円以下で 1 生産能力の回復状況 1 2 2 4 2 1 売上の回復状況 5 5 2 全く回復していない 未満 以上 2 未満 10 以上 売上がない 未満 以上 2 未満 1 4. 復興における問題点 1 2 復興における問題点は 販路確保 風評被害が 3 を占める 人材不足も大きな問題 2 1 3 2 復興に係る問題点 3 3 10 以上施設の復旧人材の確保 3 2 1 原材料の確保 1 2 1 2 1 販路確保 風評被害 1 2 3 運転資金の確保 その他 - 3 -

( 参考 ) 地域 塩竈市 販路開拓に関するヒアリング結果 内容 ( 自由回答 ) 震災後 1 ヶ月出荷できない際に代替として入った他のメーカー商品が 放射能の風評被害の影響もあって復活しても当社商品に切り替わらない 風評被害が解消されたとしても震災前と同じ販路の復活は この 3 年で厳しいことがわかった 塩竈市 震災後出荷できない際に代替として入った他のメーカー商品が 放射能の風評被害の影響もあって復活しても当社商品に切り替わらない バイヤーからは 風評被害を理由に断られているが 他産地の商品が定着していると考えられるため 風評被害が解消されたとしても震災前と同じ販路の復活は 厳しい 既存商品を既存顧客に売ろうと思っても無理 風評被害が解消されても震災前に戻ることはないだろうし 戻ろうとも思わない 売り上げが上がらない理由として 風評被害の影響もあるが 休業期間が長期に渡った為に商品の消費動向の変化に対する対応についていけない現状がある 震災及び風評被害等により 他産地の商品に切り替えられ 会社が復旧し稼働するようになっても そこへまた割り込んで宮城の商品へ切り替えるということは 風評被害が解消されたとしても とてもむずかしい問題点 失った販路を戻すには 容易ではなく たとえ風評被害が解消した上で努力しても届かないものがある 1 年目が特に風評被害の影響により落ち込んだが 現在は 関西地区を除いて大分戻ってきた 関西地区については 現在も風評被害を理由に他産地の商品に切り替えられており ある程度期間が経過した今となっては そこへまた割り込んで宮城の商品へ切り替えてもらう自体 風評被害が解消されたとしても難しいと考えられる 震災当初あった風評被害も イカ塩辛製造がメインの当社にとっては 現在ほとんど無い 売り上げ規模も生産能力に見合ったものとなっている ただ 原料イカの不足 価格高騰の影響から今後の原料確保に不安がある 加工場の建設が遅れており 生鮮出荷のみの販売となっている 震災当初あった風評被害もある程度終息したと思われる 加工製品の出荷がストップして 3 年たっており 他産地の商品に切り替えられ そこへまた同様の商品で割り込んで販売することは難しく 新商品の開発が重要と考えている 大船渡市 震災でストップした際に 他産地の商品に切り替えられ そこへまた割り込んで自社製品へ切り替えしてもらうということは ほぼ風評被害が解消されている現在でも 非常に難しい - 4 -

被災地の販売に係る成功事例 地域名 内容 ( 自由回答 ) 県の事業でトヨタの指導による生産方式 カイゼン の考え方を導入し 生産量を時間当たりで計画 作業員の目につく場に示した その結果 生産の遅れ 進みが管理され 早い段階で軌道修正が行えるようになった 導入指導が始まった昨年 4 月と比較し 同年 11 月 12 月の一人あたりの生産性は 約 3 も向上した 業績を回復できたのは 震災前から取り組む消費者向け通販事業が大きく伸張したこと 同事業が宣伝効果をもたらし小売業者や中食企業からの商品オファーが増えたことによる 県の事業でトヨタの指導による生産方式 カイゼン の考え方を導入し 生産目標に対し 機械と人間で最大限に効果が出せる適正人数を算出できるようになった 充填ラインでは 一人あたりの生産性を 2 上げており 製品歩留まりも上がった 震災により 主商品の落ち込みが激しい中 展示会で出会った異業種の業者とのコラボレーションで開発した新商品にて 新規取引先が増え売上に繋がっている いわき市 震災以前は 下請けが主であり 震災以降は 小売店舗を立ち上げた事により 売上は上がった ( 下請け時は 商品を製造し 加工賃のみの計上であった為 ) また 震災以前は 各卸売市場との取引額が全体の 3 分の 1 程あったが 現在は ほぼ 0 になっている しかし 新規での取引先が増えてきている ( 物産展 商談会等で獲得 ) 震災前は 卸売の方が多く 末端販売は少なかったが 震災復興応援にて 末端の消費者の方が お店に訪れた際に商品を買って頂き そのお客様がリピーターとして 商品を買い続けていただいているので 売上増に繋がっている 現在は 卸売が半分 末端販売が半分の割合に変化している その他 震災前には行わなかったこととして 購入のお客様に DM をするようにしている点と包装紙のリニューアルを行った 震災復興応援にて テレビ報道にてネームバリューがあったこともあって 販路が広がったことが 売上増につながっている その他には 新商品開発にも力を入れ お客様にとって良い商品を心がけている 宮古市 大槌に在庫していた原料や半製品 (1 億円相当 ) は津波被害で全損したが 工場 ( 現在は新工場が今年 2 月完成 ) は津波被害を受けなかったため すぐに残った原料で生産を再開でき HACCP 対応の生協主体販売で売り場も早期復旧した また ホームページやブログ メディアで取り上げてもらい被災地の今を発信し続けた 結果 それを見た方などの つて で被災地産品を仕入れたいという新規顧客が付き売上額が伸びた 震災年の 6 月には塩釜の工場を借り 北海道から原料を調達して生産を再開 同年 11 月にはカット野菜工場を買い上げて石巻に戻り生産開始 翌年 10 月には新工場で生産開始した 同じように復旧した先でも規模的に少量しか対応できる工場しかなかったことで 同社は大口注文 ( 千ケース単位 ) を受けることができたため品質安定が見込め荷受け筋から注文が殺到 早期に人材確保し大口生産可能になったことで他社の注文分も取り込んだ結果である 実際 新規取引先は無く既存先からの注文が震災前より多くなり売り上げが伸びた 現在は石巻で 2 工場稼働中である - 5 -