EXCEL 0 表計算機能について ワークシートを用いて処理すべきデータ ( 表 ) を作成するのが基本です データの入力 ワークシートの設定 関数の入力 書体や書式の設定 表示形式の設定 列幅の変更 表の呼び出しと保存などを行います 関数は330 種類用意されており 財務 数学 / 三角 統計 検索 / 行列 データベース 論理などがあります 書体 書式の変更は MS-WORD 等と同様に行えるので 操作も簡単です I 表の作成 1. データの入力 下の画面のように 文字列と数値を入力しましょう オートフィル機能や連続入力を利用して 効率よく入力しましょう 3-1
2. 罫線の設定細線で格子線を引く 1 罫線を引く範囲を指定しましょう 2 セル範囲 [B5:H10] を指定します 3 罫線パレットの一覧から格子線を選択します 4 細線で格子線が引かれます 5 範囲指定以外のセルをクリックし 結果を確認します 3-2
Ⅱ 関数の入力 1. 関数の形式関数には次のような決まりがあります (a) 先頭に = をつけます (b) 関数にはすべてアルファベットの名前がついています ( 大文字 小文字は問いません ) (c) 関数ごとに指定する事項 ( 引数 : ひきすう ) が決められています 引数の要素は 数値 文字列 計算式 範囲 条件などです 引数は括弧で囲み 各引数はカンマで区切ります 2. 合計を求める ( オートSUM) 合計する値のセルと合計を表示するセル ( 範囲 ) を指定して ツールバーのボタンをクリックするだけで合計を求めることができます 列の合計を求める 1 合計する値と予算の合計欄を指定します 2 セル範囲 [C6:C9] を指定します 3 ホームから ( オートSUM) をクリックします セル [C9] に各点の支店の合計値が表示されます 数式バーで式 =SUM(C6:C8) を確認しましょう 3-3
3. 平均を求める 1 4 月の平均の欄を指定します 2 セル [D10] をクリックします 3 数式タブから オート SUM 平均をクリックします 4 =AVERAGE(C6:C9) が表示されます 5 平均するのは C6:C8 なので 修正しましょう 6 セル範囲 [C6:C8] を指定します 7 指定した範囲が点滅する点線で囲まれます 8 セル [C10] に予算の平均が表示されます 数式バーで式 =AVERAGE(C6:C8) を確認しましょう 9 同様に 4 月から 6 月の平均を求めます 3-4
4. 達成率を求める 1 厚木支店の達成率欄を指定します 2 セル [H6] をクリックします 3 計算式を入力します 4 = を入力し セル[G6] をクリックします 5 / を入力し セル[C6] をクリックします 6 式を確定します 入力ボックスをクリックします または Enter を押します 計算結果が表示されます 7 計算式のコピーをします 8 コピー元を指定します 9 セル [H6] をクリックします 10 セル右下のフィルハンドルをポインタします ( マウスポインタの形が変わります ) 11 [H9] までドラッグします 12 セル [H7] から [H9] に計算結果が表示されます 13 それぞれのセルをアクティブにして 数式バーで式を確認しましょう 計算式に使う記号 加 (+) 減 (-) 乗 ( ) 除 ( ) べき (a x ) + - * / a^x 3-5
Ⅲ 書体や書式の設定 1. 文字サイズ 書式の設定書式設定ツールバーのボタンを使って 入力した文字のフォントやサイズを設定することができます 文字サイズの設定 1 セル [B2] をクリックします 2 フォントサイズの矢印をクリックし リストから14を選択します 3 タイトルが指定されたサイズに変更されます 書体の変更 4 セル [B2] をクリックします 5 太字をクリックします 6 タイトルが太字になります 7 続けて斜体をクリックします 8 タイトルが斜体になります 2. 配置の設定書式設定ツールバーのボタンを使って 文字の配置を設定することができます セル内中央揃え 1 5 行目の項目名の範囲を指定します 2 セル範囲 [B5:H5] を指定します 3 B 列の項目名も範囲指定します 4 Ctrl を押しながら セル範囲[B9:B10] を指定します 5 項目名の部分が反転されます 6 中央をクリックします 7 指定した項目名が セル内で中央揃えされます 3-6
指定範囲内中央揃え 8 中央揃えする範囲を指定します 9 セル [B2:H2] を指定します 10 範囲内で中央をクリックします 11 表の幅の中央にタイトルが表示されます 3-7
Ⅳ 表示形式の設定 ツールバーのボタンを使って 数値に や $ を着けたり 行区切カンマをつけたりすることができます 1. 通貨表示 1 通貨表示にするには範囲を指定します 2 セル範囲 [G6:G10] を指定します 3 通貨スタイルをクリックします 4 指定した範囲に マークと 3 行区切りカンマが表示されます 3-8
2. 3 桁区切りカンマ 1 3 桁区切りカンマにする範囲を指定します 2 セル範囲 [C6:F10] を指定します 3 桁区切スタイルをクリックします 4 指定した範囲に 3 行区切りカンマが表示されます 3-9
3. % 表示 1 % 表示にする範囲を指定します 2 セル範囲 [H6:H9] を指定します 3 パーセントスタイルをクリックします 4 指定した範囲の数値は整数の % 表示になります 5 セル範囲 [H6:H9] が指定されていることを確認します 6 小数点表示行あげをクリックします 6 小数点第 1 位までの表示になります 3-10
Ⅴ 列幅の変更 列幅 行高の数値を確認する場合は 列 行のそれぞれの境界線上をポイントして マウスボタンを押したままにします 名前ボックスに現在の列幅や行高が表示されます 名前ボックスで列幅を確認しながら 列幅を変更しましょう 複数列指定 1 B 列とC 列を範囲指定します 2 B と C の列番号をドラッグします 3 B 列と C 列のすべての行が反転します 4 列番号 B と C の間の境界線をポイントします 5 マウスポインタの形が変わります 6 名前ボックスの行数が 幅 :10.00 になるまで右側にドラッグします 7 列幅が 10 行になります 7 範囲指定を解除します 3-11
Ⅵ 表の呼び出しと保存 1. ブックの保存作成した表は ブックとしてフロッピーディスクやハードディスクに保存されます 保存されたブロックを ファイル といいます ここまでに作成した表に名前をつけて 3.5 インチフロッピーディスクに保存しましょう その際ホームポジション [A1] をアクティブセルとして保存します 1 セル [A1] をクリックします 2 ファイル (F) をクリックします 3 名前を着けて保存 (A) をクリックします 4 名前をつけて保存ダイアログボックスが表示されます 5 保存する場所を指定します 6 保存する場所 (I) の矢印をクリックし 一覧からリムーバブルディスク (F:) などを選択します 7 ファイル名を入力します 8 ファイル名のテキストボックスの Book1 をドラッグして反転させます 9 URIAGE と入力します 保存(S) をクリックします 10 URIAGE という名前でブックが保存されます ブックのタイトルバーにはブック名 URIAGEが表示されます 3-12
2. ブックを閉じる 1 閉じるボタンをクリックします 2 ブックを閉じると ワークシートが無い状態になります メニューバーのメニューは ワークシートが表示されているときと異なりファイル (F) とリボンだけになります 3-13
3. ブックの呼び出し 1 開くをクリックします 2 ファイルを開くダイアログボックスが表示されます 3 リムーバブルディスク (F:) を選びます 4 ブックの一覧からURIAGEを選択します 5 開くをクリックします 6 URIAGE が表示されます 演習 1. ファイル 練習 _ 売上.xlsx を開き 必要な項目の計算をしてください 2. 罫線を書いて 書式を整えてください 3-14
Ⅶ アドバンス 1. オートSUMの活用オートSUMを使って 小計と総計を求めましょう オートSUMで小計を求めた後 総計のセルでオートSUMを使うと 小計のセルに SUM 関数 が入力されていることを自動的認識し 小計のセルだけを合計します 1-1: ブックの呼び出し 1 開くをクリックします 2 ファイルを開くダイアログボックスが表示されます 3 ファイルの場所の矢印をクリックし 一覧からリムーバブルディスク (F:) などを選択します 4 ブックの一覧から表計算 1を選択します 5 開くを選択します 6 表計算 1が表示されます 1-2: 小計の計算 1 複数の範囲の指定をします 2 セル範囲 [C10:H10] を指定します 3 Ctrl を押しながら セル範囲[C17:H17] を指定します 4 同様にセル範囲 [C24:H24] と [C31:H31] を指定します 5 オート SUM をクリックします 6 各部門の小計が表示されます 各セルをアクティブセルにすると 数式バーでSUM 関数の式が確認できます 1-3: 総計の計算 1 C 列の総計を求めます 2 セル [C32] をクリックします 3 オート SUM をクリックします 4 Enter を押します 5 C 列の総計が表示されます 6 セル [C32] が =SUM(C31,C24,C17,C10) となることを確認しましょう 7 D 列からH 列までの総計を一度に求めます 8 セル範囲 [D32:H32] を指定します 9 オート SUM をクリックします 10 D 列から H 列までの総計が表示されます 3-15
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2. テーブルとしての書式設定書式設定を使うと ワークシート状の行 / 列見だし 文字列や数値 計算式が自動的に認識され 適当な書式が設定できます 1 表内のセルをクリックします 2 スタイル テーブルとしての書式設定をクリックします 3 テーマごとの書式一覧が表示されます 4 ここでは 中間 18 を選択しました 5 表示のフォーマットになります 3-17
3. タイトルの固定大きな表は 下の部分がタイトルと離れていて 入力や認識が不便です ウィンドウ枠固定 を使うと タイトル部分を固定させ スクロールしたいようにできます 1 固定する位置を指定します 2 行番号 4 をクリックします 3 4 行目が反転します 4 表示タブのウィンドウ (W) をクリックします 5 ウィンドウ枠固定 (F) をクリックします 7 下方向にスクロールしても 常に店名の行が画面に残ります 3-18
4. オートフィル規則性のある文字や日付は フィルハンドルをドラッグして 指定範囲に連続データの入力ができます 右ボタンの利用 1 Sheet2 をアクティブシートにします 2 連続データの元になるセルを指定します 3 セル範囲 [B5:C5] を指定します 4 フィルハンドルをポイントします マウスポインタの形が変わります 5 [C14] まで右ボタンでドラッグします 6 オートフィルのショートカットメニューが表示されます 7 連続データをクリックします 8 連番 と 社員番号 の連続データが入力されます 9 営業ポイント実績 の表を作成しましょう 合計は計算によって求められます 3-19