埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金交付要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条県は 投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングを活用してプロジェクトの実施に必要な資金調達を行う中小企業者等を支援するため 予算の範囲内において補助金を交付する 2 前項の補助金の交付に関しては 補助金等の交付手続等に関する規則 ( 昭和 4 0 年埼玉県規則第 1 5 号 以下 規則 という ) に定めるもののほか この要綱に定めるところによる ( 定義 ) 第 2 条この要綱において 次の各号に掲げる用語の定義は それぞれ当該各号に定めるところによる ( 1 ) 中小企業者等次のいずれかに該当し 投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングにより事業資金の調達を行う具体的な計画を有するものをいう ア中小企業基本法 ( 昭和 3 8 年法律第 1 5 4 号 ) 第 2 条第 1 項に規定するものイ事業を営んでいない個人で創業を目指すものウア及びイに掲げるものに類するものとして知事が認めるもの ( 2 ) クラウドファンディングインターネットを介して不特定多数の者から資金を調達する仕組み ( 3 ) 投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングクラウドファンディングのうち 商法 ( 明治 3 2 年法律第 4 8 号 ) 第 5 3 5 条による匿名組合契約を資金提供者と中小企業者等が締結し この契約に基づき金銭を出資し分配等を受けるもの ( 4 ) 投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディング仲介事業者 ( 以下 仲介事業者 という ) 金融商品取引法 ( 昭和 2 3 年法律第 2 5 号 ) 第 2 8 条第 2 項に規定する第二種金融商品取引業の登録を受け 投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングに係るウェブサイトの運営業務やファンド組成に関連する業務を行うもの ( 5 ) プロジェクト投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングによる資金調達を活用した事業で 中小企業者等と仲介事業者との契約により仲介事業者が運営するウェブサイトに公開されるもの ただし 次に掲げるものを除く ア政治 宗教活動と関係のあるものイ公序良俗に反する又は反するおそれのあるものウ暴力団等反社会的な活動と関係のあるもの
( 補助対象者 ) 第 3 条補助の対象となる中小企業者等は 次に掲げる要件を満たすものとする ただし 同様の補助金を既に受けたものは対象外とする ( 1 ) プロジェクトのウェブサイトでの公開等 仲介事業者が提供するサービスの利用に必要な契約を仲介事業者と締結していること ( 2 ) 県内に本店又は主たる事業所を有すること これから創業するものにあっては県内に住所を有し 県内で事業を行おうとするものであること ( 3 ) 事業税 ( 地方税法 ( 昭和 2 5 年法律第 2 2 6 号 ) 第 7 2 条の 2 第 8 項から第 1 0 項までに規定する事業以外の事業を営む個人については 県民税及び市町村民税とする 以下 事業税等 という ) の滞納がないこと ( 4 ) 政治 宗教活動などに該当する事業を行っていないこと ( 5 ) 公序良俗に反する 又は反するおそれのある事業や風俗営業等を行っていないこと ( 6 ) 暴力団等との関係を有していないこと ( 補助対象事業 ) 第 4 条補助の対象となる事業 ( 以下 補助事業 という ) は プロジェクトを実施するために必要な投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングを活用した資金調達とする ただし 資金調達に係るファンドが不成立となった場合は対象としない ( 補助の対象となる経費及び補助金の額 ) 第 5 条補助の対象となる経費 ( 以下 補助対象経費 という ) 及び補助金の額は別表のとおりとする 2 他の補助制度により補助の対象となる経費は この要綱による補助の対象外とする ( 交付申請 ) 第 6 条規則第 4 条第 1 項の申請書の様式は 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金交付申請書 ( 様式第 1 号 ) のとおりとし 提出部数は 1 部とする 2 前項の申請書には 次に掲げる書類を添付しなければならない ただし 申請者が創業前の場合 又は 1 期目の確定申告若しくは決算が終了していない場合は 5 号及び 6 号に掲げる書類の添付は要しない ( 1 ) 事業計画書 ( 様式第 1 号別紙 ) ( 2 ) 仲介事業者との間で締結した契約書の写し ( 3 ) 企業の概要がわかる資料 ( パンフレット等 ) ( 4 ) ア定款及び登記事項証明書又はこれらに準ずるもの ( 申請者が法人の場合 )
イ開業届出書等の写し及び住民票の抄本 ( 申請者が個人事業主の場合 ) ウ住民票の抄本及び創業計画書 ( 申請者が創業前の場合 ) ( 5 ) 直近の確定申告書 ( 決算書 ) の写し ( 法人 : 確定申告書別表及び勘定科目内訳明細書を添付 個人 : 青色申告の場合は青色申告決算書 白色申告の場合は収支内訳書を含む ) ( 6 ) 事業税等の納税証明書 ( 7 ) その他知事が必要と認める書類 3 申請書の提出は 仲介事業者が運営するウェブサイトでの資金募集を開始する日の前日までに行わなければならない 4 補助金の交付を受けようとする者は 交付の申請に当たっては 当該補助金に係る消費税及び地方消費税に係る仕入控除税額 ( 補助対象経費に含まれる消費税及び地方消費税相当額のうち 消費税法 ( 昭和 6 3 年法律第 1 0 8 号 ) の規定により仕入れに係る消費税額として控除できる部分の金額及び当該金額に地方税法 ( 昭和 2 5 年法律第 2 2 6 号 ) の規定による地方消費税の税率を乗じて得た金額の合計額に補助率を乗じて得た金額をいう 以下 消費税等仕入控除税額 という ) を減額して交付申請しなければならない ただし 申請時において当該消費税等仕入控除税額が明らかでないものについては この限りではない ( 交付決定 ) 第 7 条知事は 前条の申請書が到達した日順に受け付け 当該申請に係る書類等の審査を行った上で 補助事業の要件に合致すると認めたときは 速やかに交付を決定するものとする 2 規則第 7 条の交付決定通知書の様式は 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金交付決定通知書 ( 様式第 2 号 ) のとおりとする 3 知事は 交付の決定に当たっては 前条第 4 項により補助金に係る消費税等仕入控除税額について減額して交付申請がなされたものについては これを審査し 適当と認めたときは 当該消費税等仕入控除税額を減額するものとする 4 知事は 前条第 4 項ただし書による交付の申請がなされたものについては 補助金に係る消費税等仕入控除税額について 補助金の額の確定の際に減額することとし その旨の条件を付して交付決定を行うものとする ( 交付の条件 ) 第 8 条補助事業者は 補助事業に係る計画を変更しようとするときは 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金事業変更承認申請書 ( 様式第 3 号 ) 1 部を知事に提出し その承認を受けなければならない 2 規則第 6 条第 1 項第 1 号に規定する軽微な変更は 交付決定を受けた補助金の額の変更を伴う変更以外のものとする
3 第 1 項の申請書には 次に掲げる書類を添付しなければならない ( 1 ) 仲介事業者との変更契約書の写し ( 変更内容が明示されているもの ) ( 2 ) その他知事が必要と認める書類 4 知事は第 1 項の規定による申請があった場合 内容を審査し適当と認められるときは 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金事業変更承認通知書 ( 様式第 4 号 ) により補助事業者に通知するものとする なお 承認に当たっては 交付決定した当初の補助金の額を増額しないものとする ( 補助事業の中止又は廃止 ) 第 9 条補助事業者は 補助事業を中止し 又は廃止しようとする場合には あらかじめ埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金事業中止 ( 廃止 ) 承認申請書 ( 様式第 5 号 )1 部を知事に提出し その承認を受けなければならない ( 申請の取下げ ) 第 1 0 条規則第 8 条の規定による申請の取下げは 交付決定通知書を受け取った日から 7 日以内に 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金交付申請取下書 ( 様式第 6 号 ) により行うものとする ( 実績報告 ) 第 1 1 条規則第 1 3 条の報告書の様式は 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金事業実績報告書 ( 様式第 7 号 ) のとおりとする 2 前項の報告書には 次に掲げる書類を添付しなければならない ( 1 ) 仲介事業者にファンド組成手数料を支払ったことを確認できる証拠書類 ( 領収書等 ) の写し (2) 資金の募集要件やプロジェクトの詳細を確認できる書類 ( 仲介事業者のウェブサイトへの掲載内容等 ) の写し ( 3 ) その他知事が必要と認める書類 3 補助事業者は 仲介事業者が運営するウェブサイトでの資金募集を終了し 仲介事業者へのファンド組成手数料の支払完了後 3 0 日を経過する日又は当該補助事業年度の 3 月 10 日のいずれか早い日までに第 1 項の報告書 1 部を知事に提出しなければならない ( 補助金の額の確定 ) 第 1 2 条規則第 1 4 条の補助金の額の確定通知は 埼玉県クラウドファンデ ィング活用促進事業補助金確定通知書 ( 様式第 8 号 ) により行うものとする ( 補助金の支払 ) 第 1 3 条補助金の支払は精算払によるものとする
2 補助事業者は 前条の規定による補助金の額の確定通知を受け補助金の支払を受けようとするときは 埼玉県クラウドファンディング活用促進事業補助金請求書 ( 様式第 9 号 ) により 知事に対し補助金を請求するものとする 3 知事は 請求の内容を審査し 適当と認めるときは補助金を支払うものとする ( 書類の整備等 ) 第 1 4 条補助事業者は 補助事業に係る収入及び支出等を明らかにした帳簿を備え かつ 当該収入及び支出等についての証拠書類を整備保管しておかなければならない 2 前項に規定する帳簿及び証拠書類は 当該補助事業が完了した日の属する会計年度の終了後 5 年間保管しなければならない ( その他 ) 第 1 5 条この要綱に定めるほか 補助金の交付に関し必要な事項は別途知事 が定める 附則 この要綱は 平成 3 0 年 6 月 20 日から施行する 別表 ( 第 5 条関係 ) 補助対象経費投資型 ( ファンド型 ) クラウドファンディングにより資金調達を行うに際し 仲介事業者に支払うファンド組成のための手数料 補助金額補助対象経費の 2 分の 1 以内の額 ( その額に千円未満の端数が生じたときは これを切り捨てた額 ) とし 2 5 万円を限度とする