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目 次 税務手続の電子化に向けた取組状況 ⑴ 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 2 を踏まえた対応状況 1 政府税制調査会 経済社会の構造変化を踏まえた税制のあり方に関する中間報告 2 ( 平成 29 年 11 月 ) 税務手続の電子化等に係る考え方 ( 概要 ) 2 政府税

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医療費控除が変わります!!! 1 領収書の提出等が不要となりました 2 明細書 ( 集計表 ) の提出が必要となりました 3セルフメディケーション税制が創設されました 医療費控除の明細書 ( 集計表 ) を提出することにより 医療費 の領収書の提出又は提示が不要となりました 医療費の領収書は 自宅で

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1-1 e-tax ソフトの特長 はじめに e-tax ソフトの特長を紹介します 税務署に赴くことなく申告 納税等が行える パソコンとインターネットの環境があれば 税務署に足を運ぶ必要がありません 自宅や事業所等に居ながらにして 申告 納税等を行うことができます パソコンが不慣れな方でも利用可能 パ

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13) 利子等の支払調書 ( 及び同合計表 ) ( 所得税法第 225 条第 1 項第 1 8 号 ) 14) 納税証明書の交付請求 ( 国税通則法第 123 条第 1 項 ) 15) 電子申告 納税等開始 ( 変更等 ) 届出 ( 国税関係法令に係る行政手続等における情報通信の技術の利用に関する省

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

受付結果の確認受付システムでは 申告 申請等を受信した後 基本的事項 ( 納税者名 住所等 ) の内容を確認します そして 確認した結果をメッセージボックスに格納します 送信後 ある程度の時間を置いて 再度受付システムにログインし メッセージボックスに格納された情報を確認してください 受信したメッセ

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申告所得税関係 手続名 帳票名平成年分セルフメディケーション税制の明細書 ( 次葉 ) 特定証券投資信託に係る配当控除額の計算書 平成 年分給与所得の源泉徴収票 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分特定口座年間取引報告書 ( 平成 28 年以降用 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 ( 平成

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1 医療費控除の適用を受ける場合の手続 ( 制度改正の概要 ) 問医療費控除を受ける場合の手続が変わったと聞いたのですが 具体的にどのよう に変わったのでしょうか 答平成 29 年度の税制改正に伴い 医療費控除の適用を受ける場合に必要な提出書類の簡略化が図られています 具体的には 医療費控除の適用を

2 引き続き居住の用に供している場合 とされる場合本人が 転勤などのやむを得ない事情により 配偶者 扶養親族その他一定の親族と日常の起居を共にしないこととなった場合において その家屋等をこれらの親族が引き続きその居住の用に供しており やむを得ない事情が解消した後は 本人が共にその家屋に居住することに

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はじめに ( 作成の流れ ) 作成の流れ STEP1 e-tax e-tax ソフトソフト 税務代理権限証書 を作成 2 ページ 2 ページ STEP2 贈与税の申告書作成コーナー 贈与税の申告書 を作成 5 ページ STEP3 贈与税の申告書作成コーナー STEP2 で作成した 贈与税の申告書 に

税調第2回納税環境 資料1-2

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資料2-3


税調第22回総会 資料6

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

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第4回マイナンバー・税務執行ディスカッショングループ 論点整理

電子署名の付与申告 申請等のすべての帳票の作成が完了すると 申告 申請等に電子署名が付与できる状態になります 受付システムに登録した電子証明書と同一の電子証明書により 申告 申請等に電子署名を付与します なお 納付情報登録依頼及び徴収高計算書の手続については電子署名は不要です また 税理士等に依頼し

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

個人住民税の現年課税化に係る課題について

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添付書類の作成申告 申請等を行う際に税務代理権限証書などの帳票を添付する場合 添付書類として e-tax ソフトで編集し 送信することができます 帳票に書類を添付する必要がある手続の場合は 必要な添付書類を追加 ( 添付 ) して送信します 追加 添付書類 帳票 利用可能な添付書類は 次の帳票です

年末調整関係書類の電子保存について 年末調整に向けて 従業員に対して扶養控除等申告書の配布を進めているところではないでしょうか これらの書類は電子データで保存することも認められます 扶養控除等申告書は従業員と紙ベースでやり取りをし そ のまま紙で保存する会社が一般的だと思います しかし 特例の適用を

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2 税務署への提出方法の選択 画面において 書面提出 をクリックする 3 申告書等印刷を行う際の確認事項 画面において ご利用のパソコンの環境が推奨環境を満たしていることを確認の上 ご利用のパソコンの環境 (O S/ ブラウザ /PDF 閲覧ソフト ) が以下の推奨環境を満たしている をチェックする

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マイナンバーシンポジウム in 愛媛 平成 24 年 5 月 26 日 税理士菅浩一郎 ( 四国税理士会副会長 ) 日本税理士会連合会

次に掲げる氏名又は住所の変更に係る申告書又は届出書 ( 以下 申告書等 といいます ) を提出する場合には その申告書等を提出する人の個人番号の記載を要しないこととされました ( 既に個人番号を提供済みの人に限ります ) ⑴ ( 特別 ) 非課税貯蓄に関する異動申告書 ⑵ ( 特別 ) 非課税貯蓄申

平成 29 年版の kyuyo29.xlsb を起動して 前年分データ読込 を実行するとメッセージが出ます 2 つのファイルが同じフォルダにあると平成 27 年版の kyuyo27.xlsb を自動的に認識して メッセージからデータの移行処理が開始されます データ移行についてのご注意 VBA 源泉徴

Transcription:

2. 法人 ( 法人税関係 ) 目標現状今後の取組 ( イメージ ) 参考 電子申告の普及促進 電子申告の普及は道半ば ICT で作成された申告データが必ずしもデータのまま提出されていない e-tax システムの機能改善 提出書類の簡素化 電子署名の簡便化等を着実に実施 大法人は 法人税等の電子申告を義務化 中小法人は 未利用者や税理士への利用勧奨等を行い 電子申告利用率を 85% 以上に引上げ (H31 年度迄 ) 将来的に ICT 環境等を勘案しつつ 中小法人にも電子申告を義務化し 電子申告利用率 100% を目指す 大規模法人 3 万社 (29 年 6 月末 ) 国税局調査部所管法人 ( 原則 資本金が 1 億円以上の法人 ) 大規模法人の電子申告利用率 52.1%(27 年度 ) その他の法人 305 万社 (29 年 6 月末 ) その他の法人の電子申告利用率 75.5%(27 年度 ) 法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 法人設立にあたり 国税 地方税 社会保険等の各手続を個別に実施 国税 地方税の法人設立関係手続について 申請データの一括作成 電子的提出の一元化を実現 (H31 年度 ) さらに 社会保険 登記を含むすべての法人設立関係手続について オンライン ワンストップ化 法人設立届の提出件数 14 万件 (27 年度 ) 現状 ( イメージ ) 今後の取組 ( イメージ ) データ連携 e-tax を利用しない場合 書面で手続 税務当局は入力 読取 ( 再データ化 ) して処理 国 地方に同じ情報を提出することもある e-tax ( 注 ) 地方税から国税に情報提供が行われるケースもある データをデータのまま提出しやすい環境を整備 利便性を高め e-tax 利用を促進 行政機関間のデータ連携を進め 情報提出の重複を削減 ( ワンスオンリー化 ) 8

3. その他 ( 個人 法人共通 ) 目標現状今後の取組 ( イメージ ) 参考 行政機関間のデータ連携拡大 データ連携が十分でない場合 各機関に同じ情報を繰り返し提出する必要 国税 地方税の法人設立手続等の電子的提出一元化 法務省との不動産登記情報のデータ連携等を進め 情報提出の重複を削減 ( ワンスオンリー化 ) 法人設立届の提出件数 14 万件 (27 年度 ) 住宅ローン控除 ( 初年度分 ) の申告者数 登記事項証明書 ( 不動産 ) の添付を要する 56 万人 (27 年分 ) 電子帳簿等保存制度の利用促進 電子帳簿を利用しない場合 ICT で作成 管理する帳簿書類を書面で保管する必要 電子帳簿等保存制度の利用を促進し 事業者の文書保存に係る負担を軽減 電子帳簿等保存制度の利用件数約 19 万件 (29 年 6 月末 ) 納付のキャッシュレス化推進 現金納付が依然多い現金納付の場合 納税者は金融機関や税務署に赴き納付を行う必要 地方税の電子納税のインフラ整備とあわせ 国税の納付も利便性を向上 国税 地方税の納付のキャッシュレス化を推進し 現金納付に伴う手続負担を軽減 窓口での現金等による納付 金融機関 72.0% 税務署 3.6% 国税の納付全体に占める割合 ( 件数ベース )(28 年度 ) 個人消費に占める現金等による支払 49.5%(27 年度 ) ( クレディセゾン決算説明会資料 ) 9

税務手続の電子化 : 取組の全体像 スケジュール基礎控除の見直し案 ( イメージ ) 政府税調中間報告 2 ( 平成 29 年 11 月 ) 別添資料 経済社会の ICT 化等を踏まえ 納税者の利便を向上させつつ 税務手続に係るデータ活用を推進 働き方が多様化し 申告者が増加 多様化する中 ICT の活用等を通じ 全ての納税者が簡便 正確に申告等を行える納税環境を整備 また 官民を含めた多様な当事者がデータをデータのまま活用 円滑にやり取りできる姿を実現し 官民あわせたコストの削減 企業の生産性向上を図る そのため 以下に掲げた取組をスピード感をもって進める の取組は 財務省において ( 所要の税制改正等を前提として ) 実施可能 原則全て今後数年間 ( 概ね 2~3 年間程度 ) で実現を図る の取組は 実施にあたり関係省庁等の協力 ( 省庁横断的な検討作業 マイナポータルの整備 活用等 ) が必要 その進捗を踏まえて タイムリーかつ積極的に取組を進める スマホ申告の実現 (H31.1~ 段階的に対象範囲拡大 ) 個人 ( 所得税関係 ) 法人 ( 法人税関係 ) ID PW のみ ( またはマイナンバーカードのみ ) で e-tax 利用可能 (H31.1~) 医療費控除の申告における医療費通知データの活用 (H30.1~ 段階的実施 ) 年末調整が基本的にオンラインで完結する仕組みの整備 ( 被用者 :PC スマホ等での手続の実現 雇用者 : 書面確認 保管の負担軽減 ) 電子申告の普及促進 ( 大法人 :e-tax 義務化 中小法人 :e-tax 利用率 85% 以上 将来的に義務化 ) 国税 地方税の法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 (H31 年度 ) 技術の進展や政府方針等を踏まえた e-tax の認証手続の一層の利便性向上 マイナポータル等で確定申告 年末調整に必要な情報を一元的に確認し活用する仕組みの整備 ( 将来的課題 ) マイナポータル等を通じたカスタマイズ型情報配信 マイナポータルによる税 年金等の手続のオンライン ワンストップ化 社会保険 登記を含む全法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 個人 法人共通 行政機関間のデータ連携拡大 ( 情報提出の重複削減 ( ワンスオンリー化 )) 電子帳簿の普及促進 ( 文書保存の負担軽減 ) 納付のキャッシュレス化推進 ( 現金納付の手続負担軽減 ) 10

税務手続の電子化 : 取組の全体像 スケジュール基礎控除の見直し案 ( イメージ ) 政府税調資料を改訂 政府税制調査会の中間報告 ( 平成 29 年 11 月 ) において示された税務手続の電子化に係る取組事項のうち 平成 30 年度税制改正では 大法人の電子申告義務化 年末調整手続の一層の電子化 を措置した スマホ申告の実現 (H31.1~ 段階的に対象範囲拡大 ) 個人 ( 所得税関係 ) 法人 ( 法人税関係 ) ID PW のみ ( またはマイナンバーカードのみ ) で e-tax 利用可能 (H31.1~) 医療費控除の申告における医療費通知データの活用 (H30.1~ 段階的実施 ) 年末調整が基本的にオンラインで完結する仕組みの整備 ( 被用者 :PC スマホ等での手続の実現 雇用者 : 書面確認 保管の負担軽減 ) H30 改正 : 年末調整手続の一層の電子化 (H32 年分 ~) 電子申告の普及促進 ( 大法人 :e-tax 義務化 中小法人 :e-tax 利用率 85% 以上 将来的に義務化 ) H30 改正 : 大法人の電子申告 (e-tax) 義務化 (H32 年度 ~) 国税 地方税の法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 (H31 年度 ) 技術の進展や政府方針等を踏まえた e-tax の認証手続の一層の利便性向上 マイナポータル等で確定申告 年末調整に必要な情報を一元的に確認し活用する仕組みの整備 ( 将来的課題 ) マイナポータル等を通じたカスタマイズ型情報配信 マイナポータルによる税 年金等の手続のオンライン ワンストップ化 社会保険 登記を含む全法人設立関係手続のオンライン ワンストップ化 個人 法人共通 行政機関間のデータ連携拡大 ( 情報提出の重複削減 ( ワンスオンリー化 )) 電子帳簿の普及促進 ( 文書保存の負担軽減 ) 納付のキャッシュレス化推進 ( 現金納付の手続負担軽減 ) 11

国税の申告手続の電子化促進措置基礎控除の見直し案 平成 30 年度税制改正 経済社会のICT 化等を踏まえ 政府全体として行政手続の電子化を進めてきているが 国税の電子申告の 普及は道半ばの状況 ( 平成 28 年度の利用率 : 法人税申告 79.3%( 法人税申告のうち大規模法人 56.9%) 所得税申告 53.5%) こうした中 官民あわせたコストの削減や企業の生産性向上を推進する観点から 申告データを円滑に電子提出できるよう環境整備を進めつつ まずは大法人について 電子申告の義務化を図る ( 平成 32 年 4 月 1 日以後開始する事業年度について適用 ) 大法人の電子申告義務化 大法人 ( 1) は 法人税 消費税等の納税 申告書及び添付書類の提出を電子的に行わなければならないこととする ( 1) 内国法人のうち事業年度開始の時の資本金の額等が 1 億円を超える法人など 電子的な提出が困難と認められる一定の事由があるとき ( 2) は 税務署長の承認に基づき 例外的に書面による申告書等の提出を可能とする ( 2) サイバー攻撃 災害 経営の破綻等により インターネットが利用できず電子申告ができない場合 申告データの円滑な電子提出のための環境整備 1 提出情報等のスリム化 第三者作成書類の見直し ( 土地収用証明書等の添付省略 保存要件化 送信するイメージデータの紙原本の保存不要化 ) 勘定科目内訳明細書の記載内容の簡素化 ( 運用 ) 2 データ形式の柔軟化 別表 ( 明細記載を要する部分 ) 財務諸表 勘定科目内訳明細書のデータ形式の柔軟化 (CSV) 3 提出方法の拡充 添付書類の光ディスク等による提出 電子申告の送信容量の拡大 ( 運用 ) 4 提出先の一元化 ( ワンスオンリー化 ) 国 地方を通じた財務諸表の電子提出の一元化 連結法人に係る個別帰属額届出書の電子提出の一元化等 5 認証手続の簡便化 法人の認証手続の簡便化 ( 経理責任者の電子署名の不要化 代表者から委任を受けた者の電子署名による電子申告を可能とする ) 12

生命保険料控除 地震保険料控除及び住宅ローン控除に係る年末調整手続の電子化 平成 30 年度税制改正 源泉徴収義務者 ( 雇用者 ) の事務負担を軽減し 給与所得者 ( 被用者 ) の利便性を向上させる観点から 現行制度上 書面で源泉徴収義務者に提出がされている生命保険料控除 地震保険料控除及び住宅ローン控除に係る年末調整関係書類について 電磁的方法による提出 ( 電子提出 ) を可能とする ( 注 1) 電子提出の対象とする年末調整関係書類生命保険料控除証明書 地震保険料控除証明書 住宅ローン控除申告書 住宅ローン控除証明書 住宅ローンの年末残高証明書 ( 注 2) 上記の見直しと併せて 住宅ローン控除証明書及び住宅ローンの年末残高証明書について 生命保険料控除証明書 地震保険料控除証明書等と同様に 電子メール等により提供を受けた住宅ローン控除証明書及び住宅ローンの年末残高証明書に記載すべき事項が記録された電子証明書を印刷した書面で 真正性を担保するための所要の措置が講じられているもの (QRコード付証明書) を住宅ローン控除申告書等に添付することを可能とする 平成 30 年度改正 < 生命保険料控除 地震保険料控除 > < 住宅ローン控除 > 源泉徴収義務者 源泉徴収義務者 控除証明書データ 保険料控除申告書データ 生命保険料控除証明書データ 地震保険料控除証明書データ 住宅ローンの年末残高証明書データ 住宅ローン控除申告書データ 住宅ローン控除証明書データ 住宅ローンの年末残高証明書データ 給与所得者 控除申告書作成システム 住宅ローン控除証明書データ 給与所得者 控除申告書作成システム ( 注 ) 平成 32 年分以後の所得税について適用 ( 注 ) 平成 31 年 1 月 1 日以後に自己の居住の用に供する場合における 13 平成 32 年分以後の所得税について適用

年末調整控除申告書作成システム基礎控除の見直し案 ( 仮称 ) の整備 平成 30 年度税制改正における年末調整関係書類の電子化とあわせ 国税庁において 給与所得者 ( 被用者 ) が 関係機関から電磁的に交付された控除証明書等を用い簡便 正確に控除申告書を作成し 源泉徴収義務者 ( 雇用者 ) に対し電磁的に提出することを支援するアプリケーション ( 年末調整控除申告書作成システム ( 仮称 ) ) を整備する ( リリース予定時期 : 平成 32 年 10 月 ) ( 注 1) 控除証明書等 : 生命保険料控除証明書 地震保険料控除証明書 住宅ローン控除証明書及び住宅ローンの年末残高証明書 ( 注 2) 関係機関 : 保険会社 銀行等の金融機関及び税務署 保険料控除申告の場合 ( イメージ ) 保険会社 給与所得者 保険料控除 源泉徴収義務者 証明書データ 保険料控除証明書データ 年末調整控除申告書作成システム 保険料控除申告書データ 国税庁ホームページ上でアプリケーションを無償提供 証明書データを取り込めば 所定の項目に自動転記 記載内容確認後 そのままオンライン提出可能 住宅ローン控除についても 控除証明書及び年末残高証明書のデータを活用し 上記と同様の流れで手続が完了 控除証明書等が保険会社等から書面で送付された場合についても 控除証明書等の内容をシステムに入力することにより 簡便 正確に控除申告書を作成し電磁的に提出することが可能 システムの仕様公開を通じて 民間ベンダー等における年末調整関連システムの開発を促進 14

団体扱特約保険に係る年末調整手続の電子化 簡便化基礎控除の見直し案 現在 団体扱特約保険については 保険会社から源泉徴収義務者 ( 雇用者 ) に対し 当該保険に加入している各給与所得者 ( 被用者 ) の控除証明書が書面で一括交付され それを源泉徴収義務者が各給与所得者に配付するという手続が一般的 このため 平成 30 年度税制改正における年末調整関係書類の電子化とあわせ 以下の仕組みが整備されれば 源泉徴収義務者 給与所得者双方の事務負担が軽減される 保険会社から源泉徴収義務者に対し 団体扱特約保険に加入している各給与所得者の控除証明書をデータで一括交付 源泉徴収義務者は そのデータを用いて 団体扱特約保険の保険料支払額等の情報を予め記載した控除申告書データを作成 給与所得者は 団体扱特約保険に係る情報が予め記載された控除申告書データを確認し 必要に応じ個人契約分の保険に係る情報を追記し 源泉徴収義務者に提出 団体扱特約の保険料支払に係る保険料控除申告の流れ ( イメージ ) 給与所得者 保険会社 各給与所得者の保険料控除証明書データ 源泉徴収義務者 社内システム等で控除申告書を作成する際 団体扱特約分の保険料支払額等の情報が予め表示 支払った保険料が団体扱特約分のみである場合 表示された情報を確認して控除申告書の作成が完了 保険料控除申告書データ こうした仕組みの下では 団体扱特約保険について 源泉徴収義務者が各給与所得者に控除証明書を書面で配付し 各給与所得者がそれを参照して控除申告書を作成した上 控除申告書 控除証明書を源泉徴収義務者に提出するといった事務負担が生じない 15