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環境情報開示をめぐる最新情報平成 24 年度 CFP 日本フォーラム総会記念セミナー 1. グローバル企業の活動 GHG プロトコルサステナビリテイコンソーシアム 2.ISO 3. 欧州の法制化フランスの試行 EC の環境フットプリント 4. まとめ 稲葉敦工学院大学工学部環境エネルギー化学科教授 163-8677 東京都新宿区西新宿 1-24-2 電話 ;03-3340-2679 Fax;03-3340-0147 e-mail:a-inaba@cc.kogakuin.ac.jp 1

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平成 24 年 3 月環境省 経済産業省 : サプライチェーンを通じた温室効果ガス 研究会資料 6

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TSC サステナビリテイコンソーシアム The Sustainability Consortium 米国ウオールマートがサプライチェーンのグリーン化を先導. 産学が協働して より良い製品の生産 消費 サプライチェーンによる持続可能な社会の実現をめざす. スタートアップ段階 (2009 年 6 月 ~2010 年 12 月 ) a. スタッフ等の組織を確立する. b. プロトタイプの SMRS(sustainability measurement and reporting Standards ) を 3 セクター 9 製品で作り始める. c. 会員を 60 に増やす. d. 主な関係者との協力体制を確立する. 9

TSC # Baseline Models: 1 # Hotspots Identified: 5 # SPDs Identified: 10 Example: Laptop 10

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1. グローバル企業の活動 GHG プロトコルサステナビリテイコンソーシアム 2.ISO 3. 欧州の法制化フランスの試行 EC の環境フットプリント 4. まとめ 13

ISO14000 シリーズ :GHG マネジメント ISO/TC207 WG3,4,7 は現在解散済 SC1 SC2 SC3 SC4 SC5 SC7 TCG WG3 WG4 WG7 WG8 環境マネシ メントシステム (EMS) 環境監査 (EA) 環境ラベル (EL) 環境ハ フォーマンス評価 (EPE) ライフサイクルアセスメント (LCA) GHG マネシ メント (GHG) 用語 14067(DIS) 製品のカーボンフットプリント (CFP) TR14069(DTR) 組織の GHG 排出量の定量化と報告 - ISO14064-1 の適用のための手引 14064-1(2006) 組織の GHG の定量化 - 仕様 手引 14064-2(2006) フ ロシ ェクトの GHG の定量化 - 仕様 手引 14064-3(2006) 妥当性確認及び検証の仕様 手引 14065(2007) 妥当性確認 検証機関に対する要求事項 14066(2011) 妥当性確認 検証チームの力量に対する要求事項 2012.06.30 14

ISO14000 シリーズ : 組織の管理 ISO/TC207 WG3,4,7 は現在解散済 SC1 SC2 SC3 SC4 SC5 SC7 TCG WG3 WG4 WG7 WG8 環境マネシ メントシステム (EMS) 環境監査 (EA) 環境ラベル (EL) 環境ハ フォーマンス評価 (EPE) ライフサイクルアセスメント (LCA) GHG マネシ メント (GHG) 用語 14063(2006) 環境コミュニケーション 14051(2011) マテリアルフローコスト会計 14001(2004)( 改訂中 :WD) EMS- 要求事項及び利用の手引 14004(2004) ( 改訂中 :NWIP) EMS- 原則, システム及び支援技法の一般指針 14005(2010) EMS- 段階的実施の指針 14006(2011) EMS-エコデザイン導入の指針 2012.06.30 14031(1994)( 改訂中 :DIS) 環境ハ フォーマンス評価 - 指針 TS14033(2012) 定量的環境情報の指針及び実施例 14015(2001) 用地及び組織の環境アセスメント 19011(2011) マネシ メントシステム監査のための指針 ISO/IEC TS 17021-2 (DTS) EMS 認証審査の力量要求事項 ISO/TC176-SC3 と協働 ISO/CASCO と協働 15

ISO14000 シリーズ : 製品の管理 ISO/TC207 WG3,4,7 は現在解散済 SC1 SC2 SC3 SC4 SC5 SC7 TCG WG3 WG4 WG7 WG8 環境マネシ メントシステム (EMS) 環境監査 (EA) 環境ラベル (EL) 環境ハ フォーマンス評価 (EPE) ライフサイクルアセスメント (LCA) GHG マネシ メント (GHG) 用語 Guide64(2008) 製品規格で環境課題を取り扱うための指針 TR14062(2002) 環境適合設計 14020(2000) 環境ラヘ ル及び宣言 - 一般原則 14021(1999)[ 追補 (2011)]-タイプⅡ 14024(1999)-タイプⅠ 14025(2006)-タイプⅢ 14045(2012) 環境効率評価 14046(CD) ウォーターフットフ リント 14071(WD) クリティカルレビューとレビューアー 14072(WD) 組織の LCA 14040(2006) LCA- 原則及び枠組み 14044(2006) LCA- 要求事項及び指針 TR14047(2012) LCA-インハ クトアセスメントの適用例 TR14049(2012) LCA-インヘ ントリ分析の例 TS14048(2002) LCA- テ ータ記述書式 2012.06.30 16

製品のカーボンフットプリント ISO 14067(DIS) 製品のカーボンフットプリントー算定及びコミュニケーションのためのため要求事項及び指針 Carbon footprint of products Requirements and guidelines for quantification and communication 2008 年 1 月 : ワーキンググループ設立コンビナー :Kraus Radunsky ( オーストリア ) 共同主査 :Daegyun Oh ( 韓国 ) セクレタリ :Katherina Wührl ( ドイツ ) 2008 年 4 月 : 第 1 回会合 ( ウィーン ) 2008 年 11 月 :NWIP が承認された 2011 年 11 月 : 第 10 回 ( トロント ) DIS 投票へ 否決 2012 年 6 月 : 第 11 回会合 ( バンコク )DIS.2 作成 3 ケ月投票へ 2013 年 5 月以降に発行? 17

算定の主な shall (6.2.5.1) オフセットは含めない. (6.3.8)10 年以上後の排出も最初に排出されるものとして算定する. (6.3.9.2) バイオマスはカーボンニュートラル. 化石燃料由来とバイオマス由来は分けて全てを報告する. (6.3.9.3) 電力使用による排出は受電端基準. 実際に使っている電源の排出を計算する. (6.3.9.4) 土地利用の変化による直接排出. (6.3.9.7)CO2 以外 (CH4,N2O など ) の排出. (6.3.9.8) 飛行機の排出. 算定の主な should (6.3.9.4) 土地利用の変化による間接的な排出. (6.3.9.5) 土壌への蓄積. 節の番号は DIS.1 18

炭素固定については若干の矛盾がある 排出遅延の影響 2 つのレポートを作るなら 別レポートでは 含めてよい 6.3.8 Time period for assessment of GHG emissions and removals In addition, the effects of timing may be include in the life cycle inventory and shall be documented separately. 追加的に算定するなら OK 但し別レポートで報告 (2 つのレポート作るなら 別レポートでは 遅延による影響を含めても良い ) 炭素固定 CFP 算定には含めてはならない 6.3.9.6 Carbon storage in products Carbon storage shall be treated according to 6.3.8 If any carbon storage is calculated, it shall be documented separately in the CFP report but not included in the CFP 炭素固定は 6.3.8 に従って扱わなければならない 炭素固定を算定する場合は 別途レポートしなければいけない また CFP( 算定 ) には 含めてはならない 節の番号は DIS.1

20 注意 :DIS.1の仮訳: 変更の可能性が高い.

バンコク会合での合意 ( 測定 / 報告の仕方を図示する ) この図は DIS.2 でさらに編集される 21

コミュニケーションの議論の経緯 ( バンコク会合以前の合意 ) タイプ Ⅲ だけでなく タイプ Ⅰ タイプ Ⅱ も含む. 加えて エクスターナルコミュニケーションレポートとトラッキングパフォーマンスレポート Public Available とそうでない場合に分ける. ラベルは Public Available の時だけ. Public Available であっても 第 3 者検証がなくても実施できるようにする. 第 3 者検証がない時は CFP 開示報告書 ( デスクロージャレポート ) を付ける 22

DIS.1 を適用すると全てにプログラムと PCR が必要 PCR タイフ Ⅰ(ISO14024) タイフ Ⅱ(ISO14021) タイフ Ⅲ(ISO14025) ラベル (Label) 主張 (Claim) 宣言 (Declaration) 基準 ( クライテリア ) 企業の自己主張 定量的な環境負荷 (LCA) テ ータ 第 3 者検証 ( プログラム ) 第 3 者検証 ( プログラムとPCR) プログラム プログラム PCR 過去の自社製品との比較 ( パーフォーマンストラッキング ) CSR 報告書等での開示 ( エクスターナルコミュニケーションレポート ) GHG だけを見る ( 商品に貼り付ける ) カーボンフットプリント 23

DIS.1:CFP コミュニケーションに様々な方法がある PCR プログラム カーボンフットプリント GHG だけを見る ( 商品に貼り付ける ) 過去の自社製品との比較 ( パフォーマンストラッキング ) CSR 報告書等での開示 ( エクスターナルコミュニケーションレポート ) PCR プログラム タイフ Ⅰ(ISO14024) タイフ Ⅱ(ISO14021) タイフ Ⅲ(ISO14025) ラベル (Label) 主張 (Claim) 宣言 (Declaration) 基準 ( クライテリア ) 企業の自己主張 定量的な環境負荷 (LCA) テ ータ 第 3 者検証 ( プログラム ) 第 3 者検証 ( プログラムとPCR) 24

コミュニケーションの 5 つのタイプ CFP エクスターナルコミュニケーションレポート [CFP 外部コミュニケーションレポート ] CFP パフォーマンストラッキング [CFP パフォーマンストラッキングレポート ] タイプ Ⅰ[CFP ラベル ] タイプ Ⅱ[CFP 主張 ] タイプ Ⅲ[CFP 宣言 ] 25

DIS.1 26

組織のカーボンフットプリント ISO-TR14069(WD) 組織の温室効果ガス排出量の定量化と報告 -ISO14064-1 の適用のための手引き Greenhouse gases - Quantification and reporting of GHG emissions for organizations - Guidance for the application of ISO 14064-1 2009 年 3 月 : フランスが NWIP 提案 2009 年 6 月 :NWIP が承認された コンビナー :Jean-Pierre TABET( フランス ), セクレタリ :Laurence THOMAS( フランス ) 2010 年 1 月 : パリで第 1 回会合 2012 年 1 月 :DTR 投票 可決 27

DTR 28

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http://ec.europa.eu/environment/eussd/prod uct_footprint.htm http://ec.europa.eu/environment/eussd /product_footprint.htm 35

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これからの環境戦略 ~ 世界の動向 ~ 講演会 LCA の実践と活用その 2 2012 年 7 月 13 日 グローバル企業がスタンダードを作る. 今後のISOや法制化へ反映される. LCAで製品と組織の両者を評価 GHGだけでなく総合的な評価へ サプライチェーンのグリーン化 40