クリエイティブネットワークセンター大阪 メビック扇町

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1 平成 22 年度の取組み結果 平成 22 年度の取り組み結果は 下記のとおりです 温室効果ガスの総排出量 平成 22 年度 温室効果ガス総排出量 (t-co2) 26,876 27, % 具体的取り組み 平成 22 年度 電気使用量 (kwh) 37,334,706 38,665,4

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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平成 30 年度事業報告について ( 平成 30 年 4 月 1 日 ~ 平成 31 年 3 月 31 日 ) ( 特定非営利活動に係る事業 ) 1. 特定非営利活動に係る事業 (1) 事業の成果 地球温暖化対策の推進に関する法律 第 24 条の規定に基づき 川崎市において設置された 川崎市地球温暖

計画の策定にあたって 本計画は 廃棄物の処理及び清掃に関する法律 第 6 条第 1 項の規定される網走市における一般廃棄物処理に関する基本計画です 網走市では 平成 4 年に策定した基本計画に基づき ごみの減量化の推進 リサイクルセンターや最終処分場を整備するとともに 平成 16 年度にはごみ処理の

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12年~16年

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目 次 1 計画策定の意義 1 2 基本的方向 2 3 計画期間 2 4 対象品目 各年度における容器包装廃棄物の排出量の見込み 4 6 容器包装廃棄物の排出の抑制の促進するための方策に 関する事項 5 7 分別収集をするものとした容器包装廃棄物の種類及び当該容器 包装廃棄物の収集に係る

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目次 茨木市環境基本計画の概要 1 良好な地域環境の確保 2 人と自然との共生 3 循環型社会の構築 4 地球環境の保全 5 市 市民 事業者の協働 6 ( 仮称 ) 第 2 次茨木市環境基本計画策定にあたり 茨木市環境基本計画 ( 平成 16 年 3 月策定 ) に記載している施策の推進状況を把握

目次第 1 章計画改定の背景等 地球温暖化の問題... 1 (1) 地球温暖化のメカニズム... 1 (2) 地球温暖化の現状... 2 (3) 地球温暖化による影響 地球温暖化に関する国内外の動向... 4 (1) 国際動向... 4 (2) 国内動向... 5 (

資料 3 1 ごみ減量化についての課題分析 1) 原因の抽出 課題 : どうして 家庭ごみの排出量が減らないのか? ごみが 減らな い原因 1 使い捨て製品やすぐにごみになるものが身の回りに多い 2ごみを減らしたり リサイクルについての情報が少ない 3 分別収集しているごみの品目が少なく 資源化が十

お知らせ

平成 30 年度朝倉市地球温暖化対策実行計画 ( 事務事業編 ) 実施状況報告書 ( 平成 29 年度実績 ) 平成 30 年 9 月 朝倉市環境課

目標を達成するための指標 第 4 章計画における環境施策 一般廃棄物焼却量 ( 家庭 事業所 ) ごみ 資源物の総排出量 平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (2003 年度 ) に比べ 30% 削減平成 27 年度 (2015 年度 ) までに平成 15 年度 (200

【HP公表 最終版の公表前確認修正有り】 北陸取組み(個票)

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1 貴重な自然環境を継承するため 保全活動に取り組みます 指標目標の推移 指標目標 米代川やきみまち阪 風の松原などの豊かな自然を他に誇れると思う市民の割合 ( 市民意識調査 ) 松くい虫被害量 計画策定目標値 H20 年度 H21 年度 H22 年度 H23 年度 H24 年度 H19 年度 (H

設備立体図 リデュース 発生 排出抑制 リユース 再利用 1次熟成槽 リサイクル 予備混合機 再生利用 再資源化 発酵槽 生ごみ混合機 事務所 生ごみ混合機 機械設備 最大処理能力 設備概要 生ごみ 1 000kg 日 剪定枝 1 250kg 日 生ごみ混合機 1 軸混合型 2 670kg 日 発

目 次. 計画策定の意義 2. 基本的方針 3. 計画期間 4. 対象品目 5. 各年度における容器包装廃棄物の排出量見込み ( 第 8 条第 2 項第 号 ) 2 6. 容器包装廃棄物の排出の抑制のための方策に関する事項 ( 第 8 条第 2 項第 2 号 ) 3 7. 分別収集をするものとした容

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 % 8 人以上 5 0.6% 未記入

自転車活用推進に関係する本市既存計画 例規 (2) 計画名駐車基本計画 (H11 年 3 月策定 ) 都市計画局 大阪都市魅力創造戦略 2020( H28 年 11 月策定 ) 経済戦略局 駐車場法 1999( H11) 年度から 2016( H28) 年度から 駐車政策の基本方針 1

本日の説明内容 1. グリーン購入法の概要 2. プレミアム基準策定ガイドライン

24 ごみ減量分野様式 2 ごみゼロをめざすまち 分野目標 1 ごみゼロ都市 なかの を実現するために 区民 事業者 区が連携して3Rの取組みを進め ごみの排出量が減少するまちをめざす 2 循環型社会を実現するために 資源の再使用 再生利用などの資源の有効利用が広がっているまちをめざす 成果指標 区

3 地球温暖化対策の推進に関する方針及び推進体制 (1) 地球温暖化対策の推進に関する方針 [ 基本理念 ] 人類が自然と調和し 未来にわたり持続可能な発展を実現するため NTT グループ地球環境憲章に則り NTT 西日本はグループ会社と一体になって 全ての企業活動において地球環境の保全に向けて最大

世界の CO2 排出量と東京都 2013 年度は 東京 63.8 百万トン シンガポールフィンランドポルトガルスウェーデンデンマーク < 東京 < マレーシアベルギーオーストリア 2

岸和田市分別収集計画

1 計画策定の意義 私たちが暮らす現代社会は これまで快適で潤いのある生活環境を築くため 大量生産 大量消費 大量廃棄という使い捨てのライフスタイルを恒常化させてきた それに伴い排出される廃棄物は 多様化 増大化を続けたため 処理場や処分場の確保は次第に困難になり 廃棄物処理を取り巻く環境は厳しくな

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

中島 菅原会長のあいさつに続き議事に入る 秋田市環境基本計画の改定について より説明を行い 質疑が行わ れた 質疑内容 4(1) 秋田市環境基本計画の改定について 資料 1の2ページ目の改定後の基本目標の順番は 何に基づくものなのか 特に 基本目標 2 ごみの発生抑制と資源の好循環に基づく持続可能な

第 4 章計画のめざすところ 4.1. 基本理念 本計画の基本理念は 西東京市環境基本条例第 3 条の基本理念と共有します 基本理念 環境の保全等は 市民が健康で心豊かに生活できる環境を守り より良好な環境を確保し これ を将来の世代に引き継ぐことを目的として行われなければならない 環境の保全等は

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資料1 美しい星へのいざない「Invitation to 『Cool Earth 50』」~3つの提案、3つの原則~」

第6章 その他ごみ処理に関し必要な事項

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図 ごみの減量化方策及び資源化方策の検討の進め方 2 市民 事業者 行政の役割資料 2-2 に示したとおり 今後のごみ処理においては ごみの減量化 資源化の推進が重要となり これらを実現するためには 各主体がそれぞれの役割を認識し 相互に協力しながら取り組む体制を整備する必要があります

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このような周辺状況の変化に対応し 諸課題の解決を図るべく 基本法及び第三次循環型社会形成推進基本計画に沿って 廃棄物処理法やリサイクルの推進に係る諸法等に基づく制度の適切な実施と相まって 改めて大量生産 大量消費 大量廃棄型の従来の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し 社会における高度な物質循

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IGES CDMプログラム 途上国における人材育成支援事業

Q1 1

家庭ごみ有料化制度の 導入是非の検討について

4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 7 1.3% 未記入 9 1.7% 合計 %

新とする理由⑴ 政策目的 車体課税については 平成 23 年度税制改正大綱において エコカー減税の期限到来時までに 地球温暖化対策の観点や国及び地方の財政の状況を踏まえつつ 当分の間として適用される税率の取扱いを含め 簡素化 グリーン化 負担の軽減等を行う方向で抜本的な見直しを検討 することとされて

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

参考資料3(第1回検討会資料3)

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平成 21 年度資源エネルギー関連概算要求について 21 年度概算要求の考え方 1. 資源 エネルギー政策の重要性の加速度的高まり 2. 歳出 歳入一体改革の推進 予算の効率化と重点化の徹底 エネルギー安全保障の強化 資源の安定供給確保 低炭素社会の実現 Cool Earth -1-

資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室


1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

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環境 -30- 市営斎場整備事業 合併特例債事業 ( 継続 ) 担当 予算額 2,353,450 国県支出金 地 方 債 そ の 他 事業期間平成 22 年度 ~ 平成 28 年度全体事業費 2,197,300 施策の大綱 2-6 人と環境にやさしい循環型社会づくり施策名 4 環境美化と環境衛生の推



資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

資料2:地球温暖化対策に係る中長期ロードマップ(議論のたたき台)(案)

目次 1. 奈良市域の温室効果ガス排出量 温室効果ガス排出量の推移 年度 2010 年度の温室効果ガス排出状況 部門別温室効果ガス排出状況 温室効果ガス排出量の増減要因 産業部門 民生家庭部門

再生可能エネルギー等導入推進基金事業計画書 ( 全体計画書 ) ( 事業計画書作成担当 ) 都道府県等の名称 新潟市 所在地新潟市中央区学校町通 1 番町 602 番地 1 所属部局 事業計画作成担当 環境部環境政策課スマートエネルギー推進室 TEL FAX

資料3-1 温室効果ガス「見える化」の役割について

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地方公共団体カーボン マネジメント強化事業 ( 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 ) 山梨市役所本庁舎西館空調 照明設備の更新による省エネ化 二酸化炭素排出量削減事業 旧庁舎 合併後 耐震性が不足している旧庁舎から 既存工場の建物に新エネ 省エネ設備の導入を含めた コンバージョン改修を実施 西館

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

Taro-地域協議会設立運営マニュア

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表 2-1 参加世帯の構成人数別件数 割合 世帯構成人数 世帯数 割合 単身 % 2 人 % 3 人 % 4 人 % 5 人 % 6 人 % 7 人 % 8 人以上 3 0.3% 未記入 39 4.

2

答申

平成 27 年度 環境にやさしい企業行動調査 結果のまとめ 調査期間 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )~ 平成 28 年 12 月 28 日 ( 水 ) 調査対象及び回収状況 : 調査対象 回収数 回収率 上場企業 1, % 非上場企業 3,170 1,364 4

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環境NGO/NPOの活動状況

取組概要 ( 申請書からの転記 ) 全 般 排 出 量 の 認 識 取組名称 認証取得者名取組の概要 適用したカーボン オフセット第三者認証基準のバージョン認証の有効期間オフセット主体認証ラベルの使途 認証対象活動 認証番号 :CO 有効期間満了報告書受領済み 持続可能な島嶼社会の発展に

Taro-全員協議会【高エネ研南】

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資料2-1 環境省説明資料

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各取組は PDCA サイクルを回し効果を評価し 目標が達成できない見通しとなったときは さらなる総量の縮減や取組 体制の強化等 基本方針等を見直します [ 図表 40] [ 図表 40:PDCA サイクル ] 計画修正 Action 計画修正 Action Plan Check 計画等修正 Acti

Microsoft Word 尾張東部基本計画.docx

施策の 分類 数字は施策の方針を 数字は施策の分類を表しています 1 省エネエコライフの促進 2 環境に配慮した商品やサービスの選択促進 3 省エネルギー機器の利用 導入促進 4 省エネリフォームの促進 1 事業活動での環境配慮の促進 2 環境に配慮した商品やサービスの提供促進 3 省エネルギー機器

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[ 概要版 ] 倉吉都市計画 マスタープラン素案 鳥取県倉吉市

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環境アセスメントの実施について

( 別紙 ) 中国電力株式会社及び JFE スチール株式会社 ( 仮称 ) 蘇我火力 発電所建設計画計画段階環境配慮書 に対する意見 1. 総論 (1) 石炭火力発電を巡る環境保全に係る国内外の状況を十分認識し 本事業を検討すること 本事業を実施する場合には 本事業に伴う環境影響を回避 低減するため

Transcription:

概要版 平成 25 年 3 月 枚方市

地球温暖化とその影響 地球温暖化のメカニズム 地球を覆っている大気の中でも 二酸化炭素 メタン 一酸化窒素 水蒸気などは 温室効果ガスと呼ばれています 太陽からのエネルギーによって地表は暖められ 赤外線 ( 熱 ) を放射し その多くは宇宙空間に放出されますが 温室効果ガスは赤外線 ( 熱 ) を大気中で吸収し 再びその一部を地表に放射して地表付近の大気を暖める働きをしています この仕組みによって 地球の平均気温は 14 程度に保たれ 私たち人間や動植物にとって 住み良い環境になっています しかし 産業革命以降 大気中の温室効果ガスの量が増加し 赤外線 ( 熱 ) をさらに吸収するようになり 気温が上昇し始めています 出典 : 全国地球温暖化防止活動推進センター 出典 : 環境省 STOP THE 温暖化 2012 地球温暖化による身近な影響 日本においても 農作物の被害や大雨の増加など 地球温暖化が原因ではないかと考えられる影響が見られつつあり このまま地球温暖化が進行すれば さらに様々な影響が現れることが予想されています 枚方市でも 2008( 平成 20) 年と 2012( 平成 24) 年に集中豪雨による被害があり 2012( 平成 24) 年 8 月の集中豪雨では 本市観測史上最多となる 1 時間降水量が 108.5mm( 川越消防出張所 ) を記録し 多くの浸水被害等が発生しました 出典 : 全国地球温暖化防止活動推進センター

温室効果ガス排出量 (t-co2) 計画の基本的事項 2007 年 6 月に 枚方市地球温暖化対策地域推進計画 ( 以下 前計画 という ) を策定し 市民 事業者とともに 温室効果ガスの排出削減に向けて 様々な取り組みを推進してきました このような中 2008 年に 地球温暖化対策の推進に関する法律 が改正され 特例市以上の地方公共団体は 区域の自然的社会的条件に応じた温室効果ガスの排出量の抑制等を図る実行計画を策定することが義務付けられたこと また 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災以降 国のエネルギー政策の見直しや 節電 の取り組みが行われていることなど 地球温暖化対策を取り巻く状況が大きく変化しています こうした社会状況等の変化に加え 前計画が 2012( 平成 24) 年度で計画期間を終了することから これまでの成果や課題を踏まえ 前計画の後継計画として 本市の自然的社会的特性に応じた 温室効果ガスの排出の削減等のための総合的かつ計画的な施策を推進するための方向性や取り組みを示すとともに 市民 事業者 行政が一体となって 地球温暖化対策をより一層推進するために 新たな計画を策定しました 計画の趣旨 計画の期間と目標 2013 年度 2020 年度 2022 年度 2050 年度 地球温暖化対策地域推進計画 2007~2012 年度 地球温暖化対策実行計画 ( 区域施策編 ) 2013~2022 年度 中期目標 1 中期目標 2 長期目標 温室効果ガス削減目標 (1990 年度比 ) 25% 以上 29% 以上 80% 以上 < 枚方市の温室効果ガスの排出状況 > 2009( 平成 21) 年度の温室効果ガス総排出量は 1,908 千 t-co2 であり 1990( 平成 2) 年度の温室効果ガス総排出量 2,288 千 t-co2 と比較して約 17% 減少しています 部門別の温室効果ガス排出量は 1990( 平成 2) 年度と比較して 産業部門は約 35% 民生業務部門は約 4% 運輸部門は約 7% 廃棄物部門は約 9% 減少していますが 民生家庭部門は約 13% 増加しています 3,000,000 2,500,000 2,000,000 1,500,000 1,000,000 500,000 排出量合計 2,288,225 廃棄物部門 71,890 運輸部門 445,697 民生業務部門 368,329 民生家庭部門 324,164 産業部門 1,078,146 排出量合計 1,908,082 廃棄物部門 65,377 運輸部門 416,293 民生業務部門 355,207 民生家庭部門 366,256 産業部門 704,948 0 1990 年度 2009 年度

基本方針と主な施策 基本方針 1 再生可能エネルギーの利用拡大 二酸化炭素の排出がより少ないエネルギーへの転換を進めるため 太陽光をはじめとする再 生可能エネルギーの活用を積極的に行い 利用拡大を図ります 再生可能エネルギー利用の普及 啓発太陽エネルギー利用の普及 啓発再生可能エネルギーに関する学習機会の確保カーボン オフセットの活用の推進 太陽光発電システムの導入支援住宅用太陽光発電システム設置に対する支援エコ工場化の促進共同住宅への太陽光発電システム設置に対する支援 太陽光発電システム等の設置大型太陽光発電システムの設置 運用公共施設への設置市民共同発電所の設置に向けた検討 ( 仮称 ) 地球温暖化対策推進基金の創設 太陽光発電システム ( 大気観測局津田局 ) 基本方針 2 省エネルギー 省 CO2 活動の推進 日常生活や事業活動において 環境に配慮したライフスタイル ビジネススタイルへの転換 を図り 省エネルギー 省 CO2 につながる活動を積極的に推進します 市民による省エネルギー 省 CO2 活動の促進ひらかたエコライフキャンペーンの実施ライトダウンキャンペーン等の実施ひらかたみんなのエコライフつうしんぼの実施環境出前授業 講座の実施環境情報コーナーにおける啓発活動等の推進省エネナビの普及促進省エネ相談会の実施エコ住宅の普及促進 事業者による省エネルギー 省 CO2 活動の促進省エネセミナーの開催エコ工場化の促進枚方市地球温暖化対策協議会と連携した取り組みの推進大阪版カーボン オフセット制度の活用 ライトダウンキャンペーン 枚方市地球温暖化対策協議会

基本方針 3 低炭素化につながる環境整備の推進 公共交通機関の利用促進や自動車の交通流対策により 人や物の移動が効率良く行われる都市構造への転換を進めるとともに 緑の保全やヒートアイランド対策など 低炭素化につながる環境整備を推進します 環境負荷の少ない交通体系等の推進公共交通機関の利用促進自転車 徒歩の利用促進自動車交通流対策の推進環境にやさしい自動車利用の促進道路等照明の LED 化の推進 緑の保全と創造里山保全活動への支援公園 緑地の整備エコ農産物の普及 拡大小学校食農体験学習の支援農業後継者育成の研修及び新規就農の仕組みづくり ヒートアイランド対策の推進打ち水の実施緑のカーテンの普及促進 里山 ( 氷室地区 ) 緑のカーテン 基本方針 4 循環型社会の構築に向けた活動の推進 大量生産 大量消費 大量廃棄の社会システムを見直し ごみの発生抑制を最優先に資源の有効利用を推進するなど 環境負荷の少ない持続可能な循環型社会の構築と低炭素社会の実現に向けた取り組みを進めます 発生抑制行動 ( リフューズ リデュース リユース ) の促進スマートライフの普及促進ごみ減量講演会等の実施ごみ処理施設の見学会の開催廃棄物減量等推進員制度の推進家庭系ごみの有料化の検討 事業系ごみ処理手数料の見直し リサイクル活動の促進生ごみ堆肥化の普及促進再生資源集団回収報償金制度の推進 リサイクル活動拠点 ひらかた夢工房 における活動の推進 フリーマーケット ( 穂谷川清掃工場 ) ひらかた夢工房

行政 市民 事業者の役割 責務 行政 行政が実施する施策への協力 地球温暖化対策に関する情報の収集 地球温暖化に関する様々な施策の推進 枚方市役所 CO2 削減プランに基づく率先行動 市民 事業者や国 大阪府 近隣自治体などとの連携 環境教育 環境学習の推進 地球温暖化対策に関する情報の積極的な発信 事業者の活動の支援 環境教育 環境学習の推進 地球温暖化対策に関する 情報の積極的な発信 市民の活動の支援 行政が実施する 施策への協力 事業者 市民 日常生活が地球温暖化に関連していることの理解 身近なことからの創意工夫のある取り組みの実施 地球温暖化対策に関する情報の収集 地域における活動への参加 市民団体 市民の先導的な役割を果たす 市民団体の間の連携強化 省エネルギー 省 CO2 製品やサービスの購入 省エネルギー 省 CO2 製品やサービスの提供 事業活動や提供する製品 サービスによる温室効果ガス削減に関する情報の発信 事業活動から発生する温室効果ガスの排出抑制 従業員に対する環境教育 ライフサイクルを通じた地球温暖化対策の推進

市民 事業者に求められる取り組み 市民に求められる取り組み 冷房時は設定温度を 28 暖房時は設定温度を 20 にするなど 生活空間における省エネルギー 省 CO2 行動の実践 住宅を新設 改修する際には 高気密 高断熱設計や高効率機器など 省エネルギー 省 CO2 技術の導入 近所には 自転車や徒歩で行く 公共交通機関を利用するなど 移動手段における省エネルギー 省 CO2 行動の実践 事業者に求められる取り組み 高効率な設備 機器などの導入による建物や設備 機器の省エネルギー 省 CO2 化 ハイブリッド自動車や電気自動車 天然ガス自動車などの CO2 排出量の少ない自動車を選ぶなど 移動 ( 運輸 ) 手段における省エネルギー 省 CO2 行動の実践 研修などを実施することによる社員の環境意識の向上 他の計画との関係 第 4 次枚方市総合計画 (2001~2015 年度 ) 第 2 次枚方市環境基本計画 (2011~2020 年度 ) 他の分野別行政計画 枚方市都市計画マスタープラン 枚方市地球温暖化対策実行計画 ( 区域施策編 事務事業編 ) 整合 枚方市里山保全基本計画 統合 新 循環型社会構築のための枚方市一般廃棄物減量及び適正処理基本計画 ( 改訂版 ) 枚方市地域新エネルギービジョン 枚方市暑気対策指針 グリーンコンシューマー行動推進指針 その他関連計画

計画の推進体制 本計画は 市民 事業者 行政がそれぞれの役割を踏まえ 自主的 積極的に取り組みを推進すると ともに 相互に連携 協力して推進していきます 枚方市環境行政推進本部 環境の保全と創造に関する施策について調査審議し 決定する庁内組織の枚方市環境行政推進本部で 地球温暖化対策について総合的な調整を行い 本計画を推進します NPO 法人ひらかた環境ネットワーク会議 行政と市民の間に立って様々な活動を支援する中間支援組織の NPO 法人ひらかた環境ネットワーク会 議などの市民団体と連携 協力を図ります 枚方市地球温暖化対策協議会 市内事業者と行政が一体となり 日常生活や事業活動から排出される温室効果ガス削減の取り組みを 進める枚方市地球温暖化対策協議会の場などを活用し 事業者との連携 協力を図ります 国 大阪府 近隣自治体 国 大阪府 近隣自治体と連携 協力を図りながら 広域的な視点から地球温暖化防止に向けた取り 組みを推進します 計画の進行管理 市域の温室効果ガスの排出量や施策 事業の進捗状況等を定期的に把握し 環境基本計画や施策評価との整合を図りながら進行管理を行います また 学識経験者 市民 各種団体などの委員で構成している 枚方市環境審議会 に本計画の取り組み状況等を報告し 意見 提言を受けるとともに ひらかたの環境 ( 環境白書 ) やホームページ等で公表します 枚方市地球温暖化対策実行計画 ( 区域施策編 ) 発行年月 平成 25 年 3 月 発 行 枚方市 TEL 072-841-1221 編 集 環境保全部環境総務課