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目次平成 28 年度の運用実績 ( 概要 ) 2 第 1 部平成 28 年度の運用状況 1 平成 28 年度市場環境 ( 通期 ) 3 2 資産の構成割合 4 3 平成 28 年度運用利回り 5 ( 参考 ) 平成 27 年度運用利回り 6 4 平成 28 年度運用収入の額 7 ( 参考 ) 平成

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平成24年度 業務概況書


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スライド 1

平成 28 年度第 3 四半期退職等年金給付組合積立金運用状況 警察共済組合

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第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +0.09% 実現収益率 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用収益額 億円 実現収益額 ( ) ( 第 2 四半期 ) 運用資産残高 ( 第 2 四半期末 ) 357 億円 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に

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る 連合会は 管理運用の方針の策定及び変更等退職等年金給付調整積立金の管理及び運用に係る専門的事項を検討する場合には 資金運用委員会の専門的知見を活用する 3 退職等年金給付調整積立金の管理及び運用におけるリスク管理連合会は 連合会を除く管理運用機関 ( 組合 市町村連合会及び連合会をいう 以下同じ

第 1 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +1.54% 収益率 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1.02% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +3,222 億円 総合収益額 ( ) ( 第 1 四半期 ) (+1,862 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 1 四半期末 )


目次 平成 29 年度 第 2 四半期運用実績 ( 概要 ) P 2 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 1 P 3 平成 29 年度 市場環境 ( 第 2 四半期 ) 2 P 4 平成 29 年度 退職等年金給付組合積立金の資産構成割合 P 5 平成 29 年度 退職等年金給付組合

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平成 9 第 3 四半期運用実績 ( 概要 ) 運用利回り +3.98% 収益率 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1.11% 実現収益率 ( )) 運用収益額 +4,418 億円 総合収益額 ( ) ( 第 3 四半期 ) (+1,05 億円 実現収益額 ( )) 運用資産残高 ( 第 3 四半

平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

目次 1 運用実績の概要 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 2 2 市場環境 ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 3 3 資産構成割合 ( 平成 28 年度第 3 四半期末 ) 5 4 運用利回り ( 平成 28 年度第 3 四半期 ) 6 ( 参考 ) 運用利回り ( 前年度 ) 7 5

2.債券運用-(3) 自家運用

平成 30 年度 厚生年金保険給付組合積立金 運用報告書

国家公務員共済組合連合会 厚生年金保険給付積立金の令和元年度第 1 四半期運用状況 第 1 四半期末の運用資産額は 6 兆 7,376 億円となりました 第 1 四半期の収益額は 実現収益額が 512 億円 総合収益額が 128 億円となりました 第 1 四半期の収益率は 実現収益率 ( 期間率 )

する なお 年間資金運用計画には 次の事項を記載する (1) 資金収支見込みア収入予定額 ( ア ) 負担金 ( イ ) 掛金 ( ウ ) 利息 利金 ( エ ) その他の収入イ支出予定額 ( ア ) 退職給付金 ( イ ) 繰入金外 ( ウ ) その他の支出ウ短期運用額エ投資運用額 (2) 資金運

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平成24年度 業務概況書


この基本運用方針は、地方公務員共済組合連合会(以下「連合会」という

2018 年度第 3 四半期運用状況 ( 速報 ) 年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の速報として公表を行うも

1. 30 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは上昇しました 7 月末の日銀金融政策決定会合のなかで 長期金利の変動幅を経済 物価情勢などに応じて上下にある程度変動するものとしたことが 金利の上昇要因となりました 一方で 当分の間 極めて低い長

(1) 年間資金運用計画退職等年金給付組合積立金の運用に当たっては 年度開始前に年間資金運用計画を作成する 年間資金運用計画には 次の事項を記載する 1 収支損益及び退職等年金給付組合積立金の見込みア期首退職等年金給付組合積立金イ収入総額ウ支出総額エ当期利益金オ期末退職等年金給付組合積立金カ運用利回

目次 Ⅰ 退職等年金給付組合積立金の管理及び運用の基本的な方針 1 基本的な方針 1 2 運用の目標 1 3 年金資産運用検討委員会の活用 1 4 資金運用計画 2 (1) 資金収支見込み (2) 資金運用方針 5 リスク管理 2 (1) 資産全体 (2) 各資産 (3) 自家運用 (4) 資産管理

平成24年度 業務概況書


国家公務員共済組合連合会 ( 以下 連合会 という ) は 国家公務員共済 組合法 ( 以下 国共法 という ) 第 35 条の 4 の規定に基づき 平成 27 年度に おける退職等年金給付積立金に関する業務概況書を公表します 1

1. 30 第 1 運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 :10 年国債利回りは狭いレンジでの取引が続きました 海外金利の上昇により 国内金利が若干上昇する場面もありましたが 日銀による緩和的な金融政策の継続により 上昇幅は限定的となりました : 東証株価指数 (TOPIX)

国家公務員共済組合連合会 ( 以下 連合会 という ) は 国家公務員共済 組合法 ( 以下 国共法 という ) 第 35 条の 4 の規定に基づき 平成 29 年度に おける退職等年金給付積立金に関する業務概況書を公表します 1

1. 平成 28 年度第 1 四半期運用環境 各市場の動き ( 4 月 ~ 6 月 ) 国内債券 : 日銀の緩和的な金融政策を背景に 10 年国債利回りは マイナス 0.1% 前後での推移が続きました 6 月に入ると 世界的な景気低迷や不安定な金融市場の動きを受け 日銀の追加金融緩和観測が台頭し 1

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目 次 1. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) における運用環境について 2. 平成 27 年度 ( 平成 27 年 4 月 ~ 平成 28 年 3 月 ) のポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 被保険者ポート

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1. 平成 28 第 3 運用環境 各市場の動き ( 10 月 ~ 12 月 ) 国内債券 :9 月に導入された日銀の 長短金利操作付き量的 質的金融緩和 を受け 期初から 10 年国債利回りはゼロ % をやや下回る水準で推移しましたが 11 月の米大統領選挙後は米国の財政拡大期待による米国金利上昇

1. 平成 28 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 :7 月の日銀金融政策決定会合でマイナス金利の拡大が見送られたことから 10 年国債利回りは -0.01% 程度に上昇 ( 債券価格は下落 ) して推移しました また 期末に近い 9 月の金融政策決定会合で日銀が

1. 平成 29 第 2 運用環境 各市場の動き ( 7 月 ~ 9 月 ) 国内債券 : 日銀の金融緩和が継続される中 期初から 9 月上旬にかけては 北朝鮮のミサイル発射や核実験に伴う地政学的リスクの高まりなどから 10 年国債利回りは一時的にマイナスまで低下しました その後 株価指数の上昇 円

退職等年金給付積立金等の管理運用の方針

国家公務員共済組合連合会 ( 以下 連合会 という ) は 国家公務員共済 組合法 ( 以下 国共法 という ) 第 35 条の 4 の規定に基づき 平成 28 年度に おける退職等年金給付積立金に関する業務概況書を公表します 1

この基本運用方針は、地方公務員共済組合連合会(以下「連合会」という

平成 29 年度第 3 四半期運用状況 年金積立金管理運用独立行政法人年金積立金は長期的な運用を行うものであり その運用状況も長期的に判断することが必要ですが 国民の皆様に対して適時適切な情報提供を行う観点から 作成 公表が義務付けられている事業年度ごとの業務概況書のほか 四半期ごとに運用状況の公表

退職等年金給付積立金 平成30年度第2四半期運用状況

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厚生年金保険 給付調整経理 当期損失金は 期首厚生年金保険給付調整積立金見込額 9,747,934,574 千円から差し引くこととし 翌年度へ繰り越す厚生年金 保険給付調整積立金は 9,708,619,939 千円となる見込みである 退職等年金給 付調整経理 1 収入 14,272,264 千円 (

年金積立金管理運用独立行政法人 平成21年度第3四半期運用状況

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平成30年度第1四半期における運用状況等

目次 1. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) における運用環境について 2. 平成 29 年度第 1 四半期 ( 平成 29 年 4 月 ~6 月 ) におけるポートフォリオ別の運用状況 3. ベンチマーク インデックスの推移 ( 参考 ) 用語の説明 頁 1


平成21年度第1四半期運用状況

金融監督等にあたっての留意事項について*事務ガイドライン*第三分冊:金融会社関係

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート

平成29年度における運用状況等

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

【11】ゼロからわかる『債券・金利』_1704.indd

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【IR付属資料2】120116地方公共団体の基金に係る資金の性質に応じた運用手法について

国家公務員共済組合連合会 民間企業仮定貸借対照表 旧令長期経理 平成 26 年 3 月 31 日現在 ( 単位 : 円 ) 科目 金額 ( 資産の部 ) Ⅰ 流動資産 現金 預金 311,585,825 未収金 8,790,209 貸倒引当金 7,091,757 1,698,452 流動資産合計 3

( 参考 ) と直近四半期末の資産構成割合について 乖離許容幅 資産構成割合 ( 平成 27(2015) 年 12 月末 ) 国内債券 35% ±10% 37.76% 国内株式 25% ±9% 23.35% 外国債券 15% ±4% 13.50% 外国株式 25% ±8% 22.82% 短期資産 -

あいおいニッセイ同和損保の現状2013

財務諸表に対する注記 1. 継続事業の前提に関する注記 継続事業の前提に重要な疑義を抱かせる事象又は状況はない 2. 重要な会計方針 (1) 有価証券の評価基準及び評価方法 満期保有目的の債券 償却原価法 ( 定額法 ) によっている なお 取得差額が少額であり重要性が乏しい銘柄については 償却原価

ピクテ・インカム・コレクション・ファンド(毎月分配型)

Microsoft Word - ●01 第1章・第2章

資料1 平成28年度厚生年金保険法第79条の8第2項に基づく地方公務員共済組合連合会に係る管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果(概要)

(4) リスク管理の徹底運用受託者は 運用ガイドライン及び組合との間で合意した目標リスク ( トラッキング エラー等 ) を遵守し リスク管理を徹底しなければならない (5) その他その他 組合から運用上の指示がある場合には 運用受託者はこれに従うものとする 3 個別の資産区分に関する運用上の遵守事

定款

( )

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Taro-中期計画(別紙)

有価証券等の情報(会社計)162 満期保有目的の債券 がを超えるもの がを超えないもの 公社債 435, ,721 31, , ,565 29,336 外国証券 ( 公社債 ) 1,506,014 1,835, ,712 1,493,938 1,778

ヘッジ付き米国債利回りが一時マイナスに-為替変動リスクのヘッジコスト上昇とその理由

1 乖離幅が許容範囲を超えた場合 乖離状況が是正されるよう資産の移受管によりリバランスを行う 2 上記 1にかかわらず 積立水準の変化 マーケットの変動 マーケットインパクト 取引コスト等 総合的に判断したうえで 乖離状況が是正されるようリバランスを行うことができる 3 上記 1 2に基づくリバラン

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特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) 日本株式型 (M225) 組入投資信託:MHAM 株式インデックスファンド225VA 騰落率基準価額 世界債券型 (MGB1) 組入投資信託:DIAMグローバル ボンド

資産運用関係補足説明資料

ご留意いただく事項

(2) 資産構成割合の推移 ( 給付確保事業 ) 1 資産配分実績の基本ポートフォリオからの乖離の推移 2 実践ポートフォリオと資産配分実績の推移 3. 運用受託機関 平成 29 年 3 月末現在 2

平成22 年 11月 15日

162 有価証券等の情報(会社計 満期保有目的の債券 ( 単位 : 百万円 ) がを超えるもの がを超えないもの )合計 2,041,222 2,440, ,058 1,942,014 2,303, ,434 責任準備金対応債券 ( 単位 : 百万円 ) が貸借対照表 公社債

各資産のリスク 相関の検証 分析に使用した期間 現行のポートフォリオ策定時 :1973 年 ~2003 年 (31 年間 ) 今回 :1973 年 ~2006 年 (34 年間 ) 使用データ 短期資産 : コールレート ( 有担保翌日 ) 年次リターン 国内債券 : NOMURA-BPI 総合指数

共済事業団をいう 以下同じ ) が共同して モデルポートフォリオを定めるとともに 連合会は モデルポートフォリオを参酌して 長期的な観点からの資産構成割合 ( 以下 基本ポートフォリオ という ) を策定し 管理積立金の管理及び運用を行う (2) 運用の目標 リスク管理等 1 運用の目標管理積立金の

西日本電気工事企業年金基金_No3_2017_9_FIX.indd

区分 平成 29 事業年度 予算額 決算額 差額 備考 運営費交付金 2,815 2,815 - 国庫補助金 26,679 26,679 - 社会福祉振興助成費補助金 給付費補助金 26,071 26,071 - 利子補給金 3,617 3,617 - 福祉医療貸付事業福祉医療貸

目 次 運用全般について 1. 基本ポートフォリオと運用資産構成 2. の推移 3. 運用資産額 責任準備金 利益剰余金 繰越欠損金の推移 各運用資産について 4. 国内債券 ( 簿価 ) 資産 ( 満期保有目的 ) 5. 融資経理貸付金 6. 生命保険資産 7. 委託運用資産 ( 国内株式 国内債

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第一の変額年金フェアウェイ災害 3 割加算型変額年金保険運用状況一覧 特別勘定の運用状況一覧 (2018 年 12 月 ) ライフサイクル30 型 組入 :DIAMライフサイクル ファンドVA1( 安定型 ) 騰落率基準価額 ライ

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企業年金における資産運用の状況 2015年度年次報告書.pdf

退職等年金給付積立金 平成29年度業務概況書

資料 1-1 資料 1-1 平成 29 年度財政融資資金運用報告について 平成 30 年度財政融資資金運用報告について 平成令和元年 30 年 7 月 26 日財務省理財局財務省理財局

おカネはどこから来てどこに行くのか―資金循環統計の読み方― 第4回 表情が変わる保険会社のお金

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平成 29 年度退職等年金給付組合積立金運用報告書 警察共済組合

目 次 平成 29 年度の運用実績 ( 概要 ) 2 第 1 部平成 29 年度の運用状況 1 平成 29 年度市場環境 ( 通期 ) 3 2 資産の構成割合 4 3 平成 29 年度運用利回り 5 ( 参考 ) 平成 28 年度運用利回り 6 4 平成 29 年度運用収入の額 7 ( 参考 ) 平成 28 年度運用収入の額 8 5 平成 29 年度資産の額 9 ( 参考 ) 平成 28 年度資産の額 10 6 平成 29 年度共済独自資産の状況 11 ( 参考 ) 平成 28 年度共済独自資産の状況 12 第 2 部退職等年金給付組合積立金の運用について 1 退職等年金給付組合積立金の運用に関する基本的な考え方 13 2 基本ポートフォリオについて 14 3 基本ポートフォリオの検証 15 4 リスク管理について 16 5 ガバナンス体制等 17 6 警察共済組合本部資金運用基本問題研究会 20 第 3 部資料編 1 保有銘柄について 22 2 資金運用に係る用語の解説 23 1

平成 29 年度の運用実績 ( 概要 ) 運用収益額 +4.33 億円 実現収益額 運用利回り +0.73% 実現収益率 運用資産残高 746 億円 簿価 2

第 1 部平成 29 年度の運用状況 1 平成 29 年度市場環境 ( 通期 ) 各市場の動き : 平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 3 月 国内債券 : 10 年国債利回りは 日銀がイールドカーブ コントロール政策を継続する中 強い材料もなく方向感に欠ける展開となり 0%~0.1% の間での推移となりました 参考指標 平成 29 年 3 月末平成 29 年 6 月末平成 29 年 9 月末平成 29 年 12 月末平成 30 年 3 月末 国内債券新発 10 年国債利回り (%) 0.07 0.08 0.06 0.05 0.05 0.20 10 年債利回りの推移 (%) 3.00 0.10 2.75 0.00 2.50 2.25 0.10 2.00 日本 10 年債利回り ( 左軸 ) 米国 10 年債利回り ( 右軸 ) 0.20 1.75 2017/3/31 2017/5/31 2017/7/31 2017/9/30 2017/11/30 2018/1/31 2018/3/31 3

2 資産の構成割合 ( 単位 :%) 平成 28 年度 平成 29 年度 国内債券 年度末第 1 四半期末第 2 四半期末第 3 四半期末年度末 94.15 90.10 96.03 91.14 96.64 (49.01) (40.97) (36.59) (31.66) (29.52) 短期資産 5.85 9.90 3.97 8.86 3.36 合計 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00 ( 注 1) 基本ポートフォリオは 国内債券 100% です ( 注 2) 貸付金は 国内債券に含めています () 内は 貸付金を示しています ( 注 3) 数値を四捨五入しているため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 4) ファンドで保有する短期資産は 原則として該当する資産区分に計上しています 4

3 平成 29 年度運用利回り 実現収益率は 0.73% となりました 退職等年金給付組合積立金で保有する国内債券は 満期持ち切りを前提とするため 簿価評価としています 平成 29 年度第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 ( 単位 :%) 年度計 実現収益率 実現収益率 0.19 0.18 0.18 0.18 0.73 国内債券 0.20 0.19 0.19 0.19 0.77 短期資産 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 ( 参考 ) ( 単位 :%) 平成 29 年度第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期年度計 棒グラフは 各四半期の期間収益率 修正総合収益率 0.51 0.26 0.33 0.65 1.80 ( 注 1) 各四半期及び年度計は 期間収益率です ( 注 2) 修正総合収益率は 実現収益率に時価評価による評価損益の増減を加味したものです ( 注 3) 貸付金は 国内債券に含めています 年度計の資産別の期間収益率 5

( 参考 ) 平成 28 年度運用利回り 平成 28 年度第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 ( 単位 :%) 年度計 実現収益率 0.60% 実現収益率 0.12 0.24 0.12 0.21 0.72 国内債券 0.15 0.28 0.13 0.23 0.81 短期資産 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 0.40% 0.20% 0.12% 0.24% 0.12% 0.21% ( 参考 ) ( 単位 :%) 平成 28 年度第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 年度計 修正総合収益率 2.77 1.87 1.44 0.32 2.02 ( 注 1) 各四半期及び年度計は 期間収益率です ( 注 2) 修正総合収益率は 実現収益率に時価評価による評価損益の増減を加味したものです ( 注 3) 貸付金は 国内債券に含めています 0.00% 1.00% 0.80% 0.60% 0.40% 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 棒グラフは 各四半期の期間収益率 0.81% 0.72% 0.20% 0.00% 0.00% 国内債券短期資産資産全体 年度計の資産別の期間収益率 6

4 平成 29 年度運用収入の額 実現収益額は 4.33 億円となりました 退職等年金給付組合積立金で保有する国内債券は 満期持ち切りを前提とするため 簿価評価としています ( 単位 : 億円 ) 平成 29 年度 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 年度計 実現収益額 実現収益額 0.90 1.02 1.13 1.29 4.33 国内債券 0.90 1.02 1.13 1.29 4.33 短期資産 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 ( 参考 ) ( 単位 : 億円 ) 平成 29 年度 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 年度計 棒グラフは 各四半期の期間収益額 総合収益額 2.44 1.44 2.08 4.69 10.65 ( 注 1) 総合収益額は 実現収益額に時価評価による評価損益の増減を加味したものです ( 注 2) 貸付金は 国内債券に含めています ( 注 3) 数値を四捨五入しているため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません 年度計の資産別の期間収益額 7

( 参考 ) 平成 28 年度運用収入の額 ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 年度計 実現収益額 0.23 0.64 0.40 0.88 2.15 実現収益額 ( 億円 ) 2.00 1.50 国内債券 0.23 0.64 0.40 0.88 2.15 短期資産 0.00 0.00 0.00 0.00 0.00 1.00 0.50 0.23 0.64 0.40 0.88 ( 参考 ) ( 単位 : 億円 ) 平成 28 年度 第 1 四半期 第 2 四半期 第 3 四半期 第 4 四半期 年度計 総合収益額 5.20 5.15 4.83 1.31 6.10 0.00 3.00 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期 棒グラフは 各四半期の期間収益額 ( 億円 ) ( 注 1) 総合収益額は 実現収益額に時価評価による評価損益の増減を加味したものです ( 注 2) 貸付金は 国内債券に含めています ( 注 3) 数値を四捨五入しているため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません 2.50 2.00 1.50 2.15 2.15 1.00 0.50 0.00 0.00 国内債券短期資産資産全体 年度計の資産別の期間収益額 8

5 平成 29 年度資産の額 ( 単位 : 億円 ) 国内債券 簿価 平成 29 年度第 1 四半期末第 2 四半期末第 3 四半期末年度末 時価 評価損益 簿価 時価 評価損益 479 477 2 572 571 2 628 628 0 721 722 2 (218) (219) (1) (218) (219) (1) (218) (220) (2) (220) (220) (0) 簿価 時価 評価損益 簿価 時価 評価損益 短期資産 53 53 0 24 24 0 61 61 0 25 25 0 合計 532 530 2 596 594 2 689 689 0 746 747 2 (218) (219) (1) (218) (219) (1) (218) (220) (2) (220) (220) (1) ( 注 1) 簿価管理のため 時価は参考数値です ( 注 2) 貸付金は 国内債券に含めています () 内は 貸付金を示しています ( 注 3) 数値を四捨五入しているため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 4) 時価には 未収収益が含まれています 9

( 参考 ) 平成 28 年度資産の額 国内債券 簿価 平成 28 年度第 1 四半期末第 2 四半期末第 3 四半期末年度末 時価 評価損益 簿価 時価 評価損益 ( 単位 : 億円 ) 183 192 9 273 276 3 326 324 2 419 414 5 (99) (99) (0) (143) (144) (1) (171) (172) (1) (218) (218) (0) 短期資産 51 51 0 24 24 0 64 64 0 26 26 0 合計 234 243 9 300 300 3 389 388 2 445 440 5 (99) (99) (0) (143) (144) (1) (171) (172) (1) (218) (218) (0) 簿価 時価 評価損益 簿価 時価 評価損益 ( 注 1) 簿価管理のため 時価は参考数値です ( 注 2) 貸付金は 国内債券に含めています () 内は 貸付金を示しています ( 注 3) 数値を四捨五入しているため 各数値の合算は合計値と必ずしも一致しません ( 注 4) 時価には 未収収益が含まれています 10

6 平成 29 年度共済独自資産の状況 ( 単位 :%) 実現収益率 平成 29 年度 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期年度計 貸付金 0.25 0.25 0.25 0.25 1.00 ( 単位 : 億円 ) 実現収益額 平成 29 年度 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期年度計 貸付金 0.54 0.55 0.55 0.54 2.18 ( 単位 : 億円 ) 運用資産額 平成 29 年度 第 1 四半期末第 2 四半期末第 3 四半期末 年度末 貸付金 218.00 218.00 218.00 220.18 11

( 参考 ) 平成 28 年度共済独自資産の状況 ( 単位 :%) 実現収益率 平成 28 年度 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期年度計 貸付金 0.25 0.27 0.24 0.24 0.98 ( 単位 : 億円 ) 実現収益額 平成 28 年度 第 1 四半期第 2 四半期第 3 四半期第 4 四半期年度計 貸付金 0.21 0.32 0.37 0.47 1.37 ( 単位 : 億円 ) 運用資産額 平成 28 年度 第 1 四半期末第 2 四半期末第 3 四半期末 年度末 貸付金 98.63 143.13 171.13 218.00 12

第 2 部退職等年金給付組合積立金の運用について 1 退職等年金給付組合積立金の運用に関する基本的な考え方 退職等年金給付組合積立金の管理及び運用に係る基本的な方針及び基本ポートフォリオは 地方公務員共済組合連合会が定めた地方公務員共済組合全体に係る管理運用の方針及び基本ポートフォリオに適合した形で作成します 当組合においては 平成 27 年 9 月 30 日に主務大臣である内閣総理大臣の承認を得て 退職等年金給付組合積立金の管理及び運用に係る基本的な方針 を作成し その中で基本ポートフォリオを定めました 当組合では 退職等年金給付組合積立金の管理及び運用を適切に行うための基本的な方針を次のとおり定めています 退職等年金給付組合積立金の管理及び運用に係る基本的な方針 ( 抜粋 ) 第 1 組合積立金の管理及び運用の基本的な方針 1 管理及び運用の目的組合積立金の管理及び運用は 退職等年金給付が国債利回り等に連動する形で給付水準を決めるというキャッシュバランス型年金の特性を踏まえ 退職等年金給付事業の運営の安定に資することを目的として行う また 組合員等に対する年金給付を将来にわたり確実に行うため 必要とされる総合収益を確保する 2 運用の目標組合は キャッシュバランス型年金の特性を踏まえつつ 地方公務員共済組合連合会が定める退職等年金給付調整積立金に関する管理運用の方針 ( 以下 管理運用の方針 という ) において運用目標とする運用利回りを確保することを運用の目標とする 13

2 基本ポートフォリオについて 警察共済組合の基本ポートフォリオ国内債券資産構成割合 100% ( 注 ) 数値は 原則として簿価ベースとします 退職等年金給付制度は 組合員の保険料を毎月積み上げていく積立方式になっており その給付設計は 保険料の追加拠出リスクを抑制した上で 保険料率の上限を決定 ( 労使合わせて 1.5% 労使折半 ) しており 給付水準は 国債利回り等に連動する形で決めるキャッシュバランス型年金という特性になっています 当組合では 地方公務員共済組合連合会が実施した最適化計算の結果及び制度発足当初は 積立金が存在しない状態から始まることを踏まえ 当組合の資金運用委員会及び外部の有識者で構成される資金運用基本問題研究会において検討した結果 法令では株式等のリスク性資産の保有が認められる見込みであるものの 運用利回りが 国債の利回り等を考慮して設定される基準利率を基に設定されるため 国内債券のみで運用しても 運用の目標を下回る可能性は低く また 国内債券には 共済独自資産である貸付金も含まれるため 分散投資が可能であることから 国内債券 100% の基本ポートフォリオとしました ( 地方公務員共済全体の基本ポートフォリオと同様 ) 14

3 基本ポートフォリオの検証 平成 27 年 10 月に策定した基本ポートフォリオについて 平成 29 年 6 月に検証を実施しました 退職等年金給付組合積立金の運用は 保有資産の最終利回りが目標利回りを上回っていることから 日銀のマイナス金利による影響を注視する必要はあるものの 当面 基本ポートフォリオの見直しを行う環境の変化は見受けられないことを確認しました 以上の点から基本ポートフォリオについて 見直しの契機にはなく 問題ないことを確認しました 15

4 リスク管理について 資金運用では リスクは 金利変動リスク 価格変動リスク 流動性リスク 信用リスク 為替変動リスク カントリーリスクなど様々なリスクが存在します 退職等年金給付組合積立金の基本ポートフォリオの資産構成は 国内債券 100% となっています 従って 国内債券に関するリスク管理を行う必要があります 具体的には信用リスクに関する管理と 各年度の目標利回りとの乖離要因の分析を行います 退職等年金給付組合積立金の運用に係るリスク管理の実施方針 ( 抜粋 ) 1 リスク管理に関する基本的な考え方警察共済組合は 次の事項を踏まえて 実施機関積立金の運用に関するリスク管理を適切に行う ア組合積立金の運用は 長期的な観点から安全かつ効率的に行う イ組合積立金の運用は 原則として 給付対応等で必要な短期資産を除く全額を国内債券に投資し それを満期まで持ち切る運用を行う ( ただし 給付対応等で満期まで持ち切ることができない場合を除く ) その際 国内債券の種類や償還年限を適切に選択することにより リスク抑制に努めた上で 収益率を高めるよう努める ウ国債利回り等に連動する形で給付水準を決めるキャッシュバランス型年金の特性を踏まえて行う 16

5 ガバナンス体制等 (1) 組織当組合は 警察庁の職員 地方警務官 都道府県警察の職員及び組合の役職員を組合員とし 本部のほか 警察庁 皇宮警察 警視庁及び道府県警察本部内に各支部 (49 支部 ) が置かれています 役員は 平成 30 年 4 月 1 日現在 理事長 理事 5 名 ( うち非常勤 3 名 ) 及び監事 3 名 ( うち非常勤 2 名 ) の9 名となっています 本部の組織は 総務部 ( 総務課 企画課 経理課 資金運用課及び情報システムセンター ) 年金部( 年金企画課 年金審査課 年金給付課及び年金相談センター ) 福祉部( 保健医療課 福祉施設課及び福祉開発課 ) 及び監査室が設けられています (2) 警察共済組合運営審議会当組合の業務は 理事長が組合を代表し その業務を執行するものとされていますが 共済組合制度が組合員と国又は地方公共団体の分担拠出による社会保険制度であることを考慮し かつ 組合員の意思を業務に反映させる必要があることから 組合の業務の重要な事項を審議するため 警察共済組合運営審議会 ( 以下 運営審議会 という ) が置かれています なお 積立金の管理及び運用に関しては 基本ポートフォリオの設定及び見直し リスク管理の実施方針及びリスク管理の状況 各年度の運用収益やリスクなど管理及び運用実績の状況等 及び 専門人材の強化 育成その他組合積立金の管理及び運用に関し重要な事項 について 運営審議会に報告することとなっています 構成委員 16 名 委員の任期は 2 年で 組合の業務その他組合員の福祉に関する事項について広い知識を有する者のうちから 主務大臣 ( 内閣総理大臣 ) が任命します ただし 委員の半数は 組合員を代表する者でなければならないとされています 任務 定款の変更 運営規則の作成及び変更 毎事業年度の事業計画並びに予算及び決算 及び 重要な財産の処分及び重大な債務の負担 については 運営審議会の議を経なければならないこととされており また 理事長の諮問に応じて組合の業務に関する重要事項を調査審議し 又は必要と認める事項につき理事長に建議することができることとされています 17

(3) 警察共済組合の資金運用体制当組合においては 積立金の管理及び運用業務を総務部資金運用課が所掌しており 業務上の余裕金を安全かつ効率的に運用し もって組合事業の適正な運営に資するため 本部に警察共済組合本部資金運用委員会 ( 以下 資金運用委員会 という ) を置いています 資金運用委員会は 理事長が招集し 運用計画 基本方針 運用状況 リスク管理など資金運用に関する重要な事項を審議しています また 理事長の諮問機関として 経済 金融 資金運用の学識経験を有する委員をもって組織する警察共済組合本部資金運用基本問題研究会を設置し 積立金の管理及び運用に関する次の重要な事項等について 検討を行い その結果を理事長に答申しています 資金運用計画 基本方針 運用状況 リスク管理などなお 積立金の管理及び運用に関する次の重要な事項については 運営審議会に報告することとしています 基本ポートフォリオの設定及び見直し リスク管理の実施方針及びリスク管理の状況 各年度の運用収益やリスク管理及び運用実績の状況 専門人材の強化 育成 その他積立金の管理及び運用に関し重要な事項 18

警察共済組合の資金運用体制 警察共済組合運営審議会 重要事項の審議 定款 予算 事業計画 決算など 建議 諮問 警察共済組合 基本問題研究会 ( 金融 経済等の専門家 ) 専門的知識の活用 諮問 答申 理事長 業務の監査 監事 運用計画 基本方針 運用実績 理事 リスク管理など 資金運用委員会 運用計画 基本方針 運用実績 リスク管理など 事務局長 総務部 資金運用課 19

6 警察共済組合本部資金運用基本問題研究会 当組合は 経済 金融 資金運用等の学識経験又は実務経験を有する者で構成する警察共済組合本部資金運用基本問題研究会を設置しています 基本方針の策定及び変更等厚生年金保険給付組合積立金の管理及び運用に係る専門的事項については 当該研究会において意見を聴き 助言を受けることとしています 委員名簿 ( 平成 30 年 5 月 31 日時点 ) 伊藤敬介 徳島勝幸 米澤康博 みずほ第一フィナンシャルテクノロジー株式会社投資技術開発部長 株式会社ニッセイ基礎研究所金融研究部年金研究部長兼年金総合リサーチセンター長 早稲田大学大学院経営管理研究科教授 50 音順 敬称略 は会長 20

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第 3 部資料編 1 保有銘柄について 平成 30 年 3 月末時点において自家運用で保有している債券を発行体ごとに集約し 保有残高順としたものの上位 10 銘柄の一覧です 11 位以下は 当組合のウェブサイトをご覧ください なお 個別発行体に対する警察共済組合の評価を示したものではございません 国内債券 発行体名称 簿価 ( 億円 ) 地方公共団体金融機構 388 独立行政法人日本高速道路保有 債務返済機構 19 広島県 16 日本国政府 15 神戸市 14 新潟県 9 埼玉県 9 愛知県 7 静岡県 5 札幌市 5 22

2 資金運用に係る用語の解説 〇基本ポートフォリオ統計的な手法により定めた 最適と考えられる資産構成割合 ( 時価ベース ) です 〇許容乖離幅資産構成比が基本ポートフォリオから乖離した場合には 資産の入替え等を行い乖離を解消することとなります しかし 時価の変動等により小規模な乖離が生じるたびに入替えを行うことは 売買コストの面等から非効率であるため 基本ポートフォリオからの乖離を許容する範囲を定めており これを許容乖離幅といいます 〇修正総合収益率運用成果を測定する尺度の 1 つです 実現収益額に資産の時価評価による評価損益増減を加味し 時価に基づく収益を把握するための時価ベースの比率です 算出が比較的容易なことから 運用の効率性を表す時価ベースの資産価値の変化を把握する指標として用いられます ( 計算式 ) 修正総合収益率 =( 売買損益 + 利息 配当金収入 + 未収収益増減 + 評価損益増減 )/( 簿価平均残高 + 前期末未収収益 + 前期末評価損益 ) 〇実現収益率運用成果を測定する尺度の 1 つです 売買損益及び利息 配当金収入等の実現収益額を簿価平均残高で除した簿価ベースの比率です 〇総合収益額実現収益額に加え資産の時価評価による評価損益を加味することにより 時価に基づく収益把握を行ったものです ( 計算式 ) 総合収益額 = 売買損益 + 利息 配当金収入 + 未収収益増減 + 評価損益増減 23