Taro-四国大会提案資料(高松).jtd

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Taro-小学校第5学年国語科「ゆる

4 本単元と情報リテラシーの関わり 課題設定担任による 説明会におけるデモンストレーションを見ることを通して 本単元を貫く言語活動としての これぞ和の文化! おすすめの 和の文化 を調べて説明会を開こう を知り 見通しを持たせ学校司書による関連図書紹介を通して 和の文化への関心を高め 進んで調べよう

Microsoft Word - 小学校第6学年国語科「鳥獣戯画を読む」

Microsoft Word - 第3学年国語科学習指導案 .docx

価 がら読んでいる 語句には性質や役割の上で類別 規 文章を読んで考えたこ があることを理解している 準 とを発表し合い 一人 指示語や接続語が文と文との意 一人の感じ方につい 味のつながりに果たす役割を理 て 違いのあることに 解し 使っている 気付いている 学 登場人物の思いを想像し 時代の状況

今年度の校内研究について.HP

第1学年国語科学習指導案

平成23年度第2回学力向上対策会議協議資料  <遠野市立綾織小学校>

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たい 単元を貫く言語活動として, ポップカード で友達におすすめの本を紹介するという活動を位置 付ける もうすぐ雨に で習得した学びを活用し, 自分で選んだ本の紹介文を書いていく 作品の テーマを読み取りまとめる言語活動は, 読書に対する興味 関心を広げることにつながると考える (4) 単元の指導計

1. 研究主題 学び方を身につけ, 見通しをもって意欲的に学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における算数科授業づくりを通して ~ 2. 主題設定の理由 本校では, 平成 22 年度から平成 24 年度までの3 年間, 生き生きと学ぶ子どもの育成 ~ 複式学級における授業づくり通して~ を研究主題に意欲的

中学校第 3 学年国語科学習指導案 日時平成 28 年 月 日第 校時対象第 3 学年 組学校名 中学校授業者 1 教材名 故郷 2 単元の目標 情景や人物を描写する語句や表現を読み取り 内容への理解を深めることができる 作品を通して 社会の中での人間の生き方について考え 自分の意見をもつことができ

さらに自ら調べようと意欲を高めるだろう 2 児童観児童は 文字を50 音すべて学習し 少しずつ読める字や書ける字が増えてきた これまでに音読をしたり 想像したことを話したりしながら ある程度のまとまった文章がよめるようになってきている 5 月の教材 とんこととん では 登場人物のしたことを中心に想像

第1学年国語科学習指導案

第1学年国語科学習指導案

し, 定期的に評価することで 自己の考え を自覚する場面を意図的に設定している 本教材の学習においては, 様々な情報の中から必要な情報を取り出し, 整理 分析し, それに基づいた自分の考えを表現する活動を通して, 自己の考えの深まりや広がり を実感させることによって, 課題改善につなげたいと考えてい

そのために, 児童が感じたおもしろさを分類し, それらを読みの視点として, 物語のおもしろさを見付けながら読むことを通して, より深く登場人物の心情を読み取ったり, 想像豊かに読んだりしながら物語のおもしろさを味わうことができるようにする さらに, 見付けた物語のおもしろさを, で紹介し合う活動を取

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3. ➀ 1 1 ➁ 2 ➀ ➁ /

Microsoft Word - 6年国語「パネルディスカッションをしよう」

指導内容科目国語総合の具体的な指導目標評価の観点 方法 読むこと 書くこと 対象を的確に説明したり描写したりするなど 適切な表現の下かを考えて読む 常用漢字の大体を読み 書くことができ 文や文章の中で使うことができる 与えられた題材に即して 自分が体験したことや考えたこと 身の回りのことなどから 相

第 9 章 外国語 第 1 教科目標, 評価の観点及びその趣旨等 1 教科目標外国語を通じて, 言語や文化に対する理解を深め, 積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り, 聞くこと, 話すこと, 読むこと, 書くことなどのコミュニケーション能力の基礎を養う 2 評価の観点及びその趣旨

主語と述語に気を付けながら場面に合ったことばを使おう 学年 小学校 2 年生 教科 ( 授業内容 ) 国語 ( 主語と述語 ) 情報提供者 品川区立台場小学校 学習活動の分類 B. 学習指導要領に例示されてはいないが 学習指導要領に示される各教科 等の内容を指導する中で実施するもの 教材タイプ ビジ

Taro-5年研究のまとめ

2 児童への事前調査 調 査 事 項 好き どちらかとどちらかというと好きいうと嫌い 嫌い Q1 国語の学習は, 好きですか Q2 説明文の学習は, 好きですか Q3 物語の学習は, 好きですか Q4 話し合う学習は, 好きですか Q

2 単元の目標 暮らしの中の 和 と 洋 の違いに関心を持ち, くらしの中の和と洋なるほど新聞 を作るために, 目的に応じて引用したり要約したりしようとする 国語への関心 意欲 態度 目的に応じて, 中心となる語や文をとらえて段落相互の関係や事実と意見との関係を考え, 文章を読むことができる 読むこ

単元の学習を進めるに当たっては, 下記の5つの言語意識を明確にする 相手意識 学級の友達や家の人に 目的意識 動物の赤ちゃんの特徴を分かってもらうために 場面 状況意識 どうぶつの赤ちゃんずかん を作る 方法意識 どうぶつの赤ちゃん で読み取ったことをもとに, カードを作る 評価意識 動物の赤ちゃん

知識・技能を活用して、考えさせる授業モデルの研究

第 1 学年国語科学習指導案 日時 平成 27 年 11 月 11 日 ( 水 ) 授業 2 場所 八幡平市立西根中学校 1 年 2 組教室 学級 1 年 2 組 ( 男子 17 名女子 13 名計 30 名 ) 授業者佐々木朋子 1 単元名いにしえの心にふれる蓬莱の玉の枝 竹取物語 から 2 単元

Microsoft Word - 【提言2】④新聞70(最終).doc

7 本時の指導構想 (1) 本時のねらい本時は, 前時までの活動を受けて, 単元テーマ なぜ働くのだろう について, さらに考えを深めるための自己課題を設定させる () 論理の意識化を図る学習活動 に関わって 考えがいのある課題設定 学習課題を 職業調べの自己課題を設定する と設定する ( 学習課題

問い1, 問い2のどちらも誤答した児童は, しかし や ~が というような逆説の接続詞の意味を読み取ることができずその前に書かれている内容を選択している また, 問い3では, 文章の一部を読んだだけで答えを選択している児童が多かった これらのことから, 本学級の児童は, 接続詞の意味をしっかりと捉え

第○学年 ○○科指導計画

進めることができる児童の育成のために 学習計画作りと 読みシート を活用した意見交流の設定が有効であることを 実践を通して明らかにする Ⅲ 研究の見通し学習計画作りと 読みシート を活用した意見交流の設定により 学び合いながら叙述を基に想像して読み進めることができる児童を育てることができるであろう

国語科学習指導案

単元の目標 カレーライスを作ることに興味 関心をもち, 進んで活動する カレーライスの作り方を調べ, 作り方, 材料, 用具を発表することができる カレーライス作りの活動を通して, 食材を知ったり, 道具を使う仕事にふれたりして, 生活経験を豊かにする 人との関わりを通してコミュニケーション能力を身

H26関ブロ美術プレ大会学習指導案(完成版)

Microsoft Word - ③-1だれもがかかわり合えるよに

Taro-【HP用】指導案.jtd

児童は, これらの 読みの観点 を使いながら, 物語のしくみや中心人物の心情の変化を捉える経験を積んできている しかし, 作品の価値や作者の思いに気付いたりすることは十分ではない (2) 教材観本単元で取り扱う教材は, 作者である小林豊氏がアフガニスタンを訪問した際の経験を基に書いた三部作の中から教

第1学年国語科学習指導案

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

(3) 文語の決まりや音読の仕方を知り, 古文を音読して古文特有のリズムを味わいながら古典の世界に 触れ, 古典には様々な種類の作品があることを知ることができる ( 伝統的な言語文化と国語の特質 に関する事項 ) 3 本単元における言語活動 昔話とその原典である古典を読み比べ, その内容の違いや古文

第6学年1組 国語科学習指導案

う言語活動を位置付けた学習をしていくという目的意識を持つ 第 2 次では 注文の多い料理店 について キャッチコピー あらすじ 二人の紳士の人物像 ここがおすすめ ( 話のおもしろさを伝える ) という要件で リーフレットにまとめる 第 3 次では 並行読書してきた宮沢賢治の作品のリーフレットを作り

(2) 児童観児童は1 年生 1 月に おはなしをつくろう で 昔話をもとにして 人物と出来事を考えて簡単に物語を書く学習を行っている また 2 年生の1 学期には じゅんじょよく書こう の学習で はじめ 中 おわり の構成を考え 自分の経験を伝える文章を書く学習をしてきている この学習を通して 順

4 全体計画 ( 総時数 6 時間 ) 主な学習活動 時数 教師のかかわり 評価の観点 ( 求める子どもの姿 ) 新聞について興味をもち, 投 1 新聞への興味をもつことができるよう 関心 意欲 態度 書の特徴を知る に, 実際の新聞をもとに, 投書の内容 新聞について興味をもち, を取り上げる 投

第○学年○組 学習指導案

第 5 学年 社会科学習指導案 1 単元名自動車をつくる工業 2 目標 我が国の自動車工業の様子に関心を持って意欲的に調べ, 働く人々の工夫や努力によって国民生活を支える我が国の工業生産の役割や発展について考えようとしている ( 社会的事象への関心 意欲 態度 ) 我が国の自動車工業について調べた事

自分の経験を重ね合わせるという思考は働いていない よって ここでの学習では 自分の知識 経験 読書体験とを結び付けた感想を求めることとする 本を紹介するにあたり 自己体験を伴う感想を加えた 体けん お話れっ車 とし 学ぶべきことをはっきりさせ 学習に取り組みたい 学校生活の入門期の1~2 年生に対し

7 児童の実態 書くこと に関わる活動では これまでに 読書生活について考えよう の単元において アンケートを作成して自分が知りたい情報を集め それを整理して表やグラフにして表すとともに 自分の考えや感想を交えて報告書の形に表す活動を行った また 新聞を作ろう の単元では 社会科の学習と関連して ご

【単元吊】「段落のつながりに気をつけて読もう《[ツバメがすむ町]

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H27 国語

d 単元について 第 2 学年 5 組国語科学習指導案単元名 : 謎解きインタビュー記事を書こう教材文 : 走れメロス 男子 21 名女子 16 名計 37 名 指導者水田陽子 単元観本単元は, 中学校学習指導要領国語科第二学年, C 読むこと の指導事項 イ文章全体と部分との関係, 例示や描写の効

2年生学級活動(性に関する指導)指導案

彩の国埼玉県 埼玉県のマスコット コバトン 科学的な見方や考え方を養う理科の授業 小学校理科の観察 実験で大切なことは? 県立総合教育センターでの 学校間の接続に関する調査研究 の意識調査では 埼玉県内の児童生徒の多くは 理科が好きな理由として 観察 実験などの活動があること を一番にあげています

るようにしていく 深く考える力教材文で述べられているロボットや, 図鑑や事典などで収集したロボットのそれぞれの違いやよさを比較するために, ベン図 を用いて視覚的に理解を促す また, 自分の既有のロボットについての認識と教材文を結び付けて考えさせることにより, ロボットのよさに気付かせていきたいが,

2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

Microsoft PowerPoint - syogaku [互換モード]

生徒の活動

りする活動には集中できない児童もいる そのために, ことばにこだわりを持って活動させるようにしてきた 例えば A 児は, 家に帰るとビデオやテレビを見て過ごし, 家族との会話が少ない状況である そのため語彙が少なく, 友だちとのつながりも薄くなり会話が広がらない コミュニケーションを取ることの楽しさ

第 6 学年 2 組国語科学習指導案平成 29 年 2 月 1 日 ( 水 )2 校時単元名 : ぼくのわたしのプロフェッショナルとは プロフェッショナルたち 単元について 指導者渡邉圭 本単元は, 小学校学習指導要領国語科第 5 学年及び第 6 学年 C 読むこと の指導事項 オ本や文章を読んで考

Microsoft Word - chojugiga_sidoan_new.docx

内容 児童 経験したことや調べたことから選んで話す 内容 ( 考え ) を分かりやすく話す はっきりした発音で声の大きさを考えて話す 丁寧な言葉を使って話す 相手の顔を見ながら話す 大事なこと

資料3 道徳科における「主体的・対話的で深い学び」を実現する学習・指導改善について

第 6 学年 1 組国語科学習指導案 単元名 : さすがプロ, ここがすごい!~ 自分の夢を追って ~ プロフェッショナルたち 男子 19 名女子 17 名計 36 名 単元について 指導者松本典子 本単元は, 小学校学習指導要領国語編第 5 学年及び第 6 学年, C 読むこと の言語活動例 ア伝

Microsoft PowerPoint - 中学校学習評価.pptx

第 1 学年 国語科学習指導案 1 単元名 オツベルと象 を読む ~ 読みの交流を通して~ 学習指導要領との関連 C 読むこと (1) エ文章の構成や展開 表現の特徴について 自分の考えを持つこと 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項イ ( ア ) 音声の働きや仕組みについて関心を持ち 理解を深

ICTを軸にした小中連携

Microsoft Word - 原稿【市教委指摘訂正済】

*山下小研究誌.indb

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作品の情景をよりわかりやすく伝える手だてともなる 指導にあたって 1 では まず 俳句は17 音で作ることや季語を入れることと言ったきまりをおさえる そして 教科書の例を読み 想像した情景や作者の思いを想像し 良いと思うところ 工夫されていると思うところを発表できるようにする 2 の俳句を作る場面で

第 2 学年 3 組国語科学習指導案 単元名 : いろいろなどうぶつのすづくりすごろく を作ろう ビーバーの大工事 単元について 指導者呉市立横路小学校西宮和子 本単元は, 小学校学習指導要領の C 読むこと ( 第 1 学年及び第 2 学年 )(1) イ 時間的な順序や事柄の順序などを考えながら内

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Taro-第3学年国語科学習指導案「

41 仲間との学び合い を通した クラス全員が学習に参加できる 授業づくり自分の考えを伝え 友達の考えを聞くことができる子どもの育成 42 ~ペア グループ学習を通して~ 体育における 主体的 対話的で深い学び を実現する授業づくり 43 ~ 子どもたちが意欲をもって取り組める場の設定の工夫 ~ 4

Taro-2学年研究のまとめ1

4 単元の評価規準 < 評価方法 > 国語への話す 聞く能力関心 意欲 態度和の文化について事柄が明確に伝わ調べてプレゼンするるように, 資料の形という目的を意識し式を工夫して説明して文章を読み, 進んている で調べたり, 資料の <ワークシート5~ 提示の仕方を工夫し 7, 観察 > て話したりし

3 年図画工作科実践事例 1. 単元すきな場面を - お話の絵 - ( 日本文教出版 3 4 年上 そのときの気持ちを大切に 関連 ) 2. 指導時期 5 月 3. 目標 読んだり聞いたりしたお話の 好きな場面を想像して絵に表すことを楽しむことができる イメージをふくらませて 想像したことを工夫して

第4学年算数科学習指導案

平成 30 年 1 月平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果と改善の方向 青森市立大野小学校 1 調査実施日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) 2 実施児童数第 6 学年 92 人 3 平均正答率 (%) 調 査 教 科 本 校 本 県 全 国 全国との差 国語 A( 主として知識

第 2 学年 理科学習指導案 平成 29 年 1 月 1 7 日 ( 火 ) 場所理科室 1 単元名電流とその利用 イ電流と磁界 ( イ ) 磁界中の電流が受ける力 2 単元について ( 1 ) 生徒観略 ( 2 ) 単元観生徒は 小学校第 3 学年で 磁石の性質 第 4 学年で 電気の働き 第 5

学習者用デジタル教材リスト 国語 1 年 国語 1 年上コンテンツ上 8 あいさつをしよう 8 関連ページ 内容 趣旨など 場面の様子を想像する ( 音声付 場面や状況に合わせた言葉遣いの確認 ) 国語 1 年上 コンテンツ 上 10 じこしょうかいをしよう 10 場面の様子を想像する ( 音声付

の一部のみであるしたがって教科書の本文だけから小説 こころ の全体像を浮かび上がらせることは難しいしかし 掲載された部分だけでも 先生 と という二人の青年の揺れ動く こころ を描き 生徒たちを作品の中に引き込む力は群を抜いたものであると考える高校 3 年生である生徒たちは 心の葛藤というものを多く

5 単元の評価規準と学習活動における具体の評価規準 単元の評価規準 学習活動における具体の評価規準 ア関心 意欲 態度イ読む能力ウ知識 理解 本文の読解を通じて 科学 について改めて問い直し 新たな視点で考えようとすることができる 学習指導要領 国語総合 3- (6)- ウ -( オ ) 1 科学

項目評価規準評価方法状況 C の生徒への対応 関心意欲態度 1 自の考えを持ち 積極的に交流 討論している 2 自らの言葉で 中学生にかりやすく紹介文を書こうとしている 交流 討論で得た仲間の意見を取り入れて 自らの考えを深めるよう促す 参考例を示したり 書き出しを例示したりして 参考にするように指

けて考察し, 自分の考えを表現している 3 電磁石の極の変化と電流の向きとを関係付けて考え, 自分の考えを表現している 指導計画 ( 全 10 時間 ) 第 1 次 電磁石のはたらき (2 時間 ) 知 1, 思 1 第 2 次 電磁石の強さが変わる条件 (4 時間 ) 思 2, 技 1, 知 2

3 4 すみれちゃんはどこでおねえさんになったのだろうか について考える 前時のカードからすみれちゃんの行動や様子について確認する すみれちゃんがかわったきっかけを読む 行動の変化前後での場面の様子について想像する わたしはおねえさん のすみれちゃんのきらりと光るところ抜き出し 理由

平成 30 年 6 月 8 日 ( 金 ) 第 5 校時 尾道市立日比崎小学校第 4 学年 2 組外国語活動 指導者 HRT 東森 千晶 JTE 片山 奈弥津 単元名 好きな曜日は何かな? ~I like Mondays.~ 本単元で育成する資質 能力 コミュニケーション能力 主体性 本時のポイント

(2) 指導の実際 1 話すこと 聞くこと の実践ア協働による教材研究の柱 モデルの提示について対話のためのスキルの定着や対話の深まりを目指し, 教師や代表グループによる対話のモデルを提示し, 気付いたことや発見したことを基に自分たちの対話や話合いの様子を振り返らせ, 学びの充実を図るようにする 共

4 単元の評価規準 コミュニケーションへの関心 意欲 態度 外国語表現の能力 外国語理解の能力 言語や文化についての知識 理解 与えられた話題に対し 聞いたり読んだりした 1 比較構文の用法を理解 て, ペアで協力して積極 こと, 学んだことや経 している 的に自分の意見や考えを 験したことに基づき

国語科学習指導案

た, 導入で扱うイメージキャラクターについて, デザインやネーミングの意図, 理由について疑問や関心を持つことにより, より北広島町に興味を持つことが可能となる その他, 調べる際に新聞記事を利用することにより, 記事をスクラップすることができる 記録性 に優れ, 疑問を解決するための手立て, 情報

第1学年国語科学習指導案

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3 指導観本単元では C 読むこと ウ場面の移り変わりに注意しながら 登場人物の性格や気持ちの変化 情景など について 叙述を基に想像して読むこと の力を身につけさせることをねらいとしているそこで本単元では まず 3 年生の国語の教材 モチモチの木 で物語文の読み取り方を想起させる本学級は情景描写か

Microsoft Word - 0表紙みどり1.doc

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第 6 学年分科会提案資料 真に生きて働く国語力を育てる国語科授業の創造 - 単元を貫く言語活動を位置付けた授業づくり- 香川県高松市高松市立前田小学校三井智史 1 はじめに ~ テーマについての考え方 ~ 単元を貫く言語活動 を位置付けることで 子どもたちが見通しをもち 主体的に思考 判断 表現できるような単元になり得ると考える 本単元では 単元を貫く言語活動 として ミニポスター作り に取り組んだ そして 自分なりの主題を盛り込んだ ミニポスター作り を行うために 読みを深めるための 副教材文 を用いた読み取りと 並行読書 を取り入れた これらを 主教材文 とつないで読むことにより, 言葉や文相互の関連を学ぶだけでなく, 自分なりの主題を意識しながら作品と向き合い, 文章全体や作品間のつながりをとらえることで より確かな自分の主題を盛り込んだ ミニポスター になるのではないかと考え 本単元で実践を試みた 2 実践 (1) つけたい力の明確化つけたい力は 同じ題材の作品を比べて読み 自分で優れた叙述に気付き 考えをまとめること と 複数の本や文章を比べて読むことを通して 違いを発見する喜びを知ったり 知識や情報を豊かにしたりするとともに 多くの本や文章などを読むことの意義や楽しさを実感すること とした 学習指導要領の国語科の 目標 は, 次の通りである 国語を適切に表現し正確に理解する能力を育成し, 伝え合う力を高めるとともに, 思考力や想像力及び言語感覚を養い, 国語に対する関心を高め国語を尊重する態度を育てる ここには, 表現力と理解力とを育成すること, 互いの立場や考えを尊重し, 伝え合う力を高めること, 言語を手がかりとしながら論理的に思考する力や豊かに想像する力, 言語感覚を養うこと等を国語科が担っていることを示している 物語文読解においては, 文章を通して作品から受け取ったことを豊かに想像し膨らませる学習や, どのような言葉を選んで表現するのがふさわしいかを考える学習も重視することによって, この目標に近付いていけるだろう 前述の学習指導要領 国語科の内容には, C 読むこと の指導事項が以下のように述べられている 効果的な読み方に関する指導事項 は 目的に応じて, 本や文章を比べて読むなど効果的な読み方を工夫することをしめしている 自分の考えの形成及び交流に関する指導事項 は自分の考えを形成することについて, 低学年では, 文章の中の大事な言葉や文を書き抜くこと, 中学年では, 目的や必要に応じて, 文章の要点や細かい点に注意しながら読み, 文章などを引用したり要約したりすることを示している また, 交流について, 低学年では, 文章の内容と自分の経験とを結び付けて, 自分の思いや考えをまとめ, 発表し合うこと, 中学年では, 文章を読んで考えたことを発表し合い, 一人一人の感じ方について違いのあることに気付くこと, 高学年では, 本や文章を読んで考えたことを発表し合い, 自分の考えを広げたり深めたりすることを示している 目的に応じた読書に関する指導事項 は 目的に応じて, 本や文章を選んで読むことを示している 低学年では, 楽しんだり知識を得たりするために, 本や文章を選んで読むこと, 中学年では, 目的に応じて, いろいろな本や文章を選んで読むこと, 高学年では, 目的に応じて, 複数の本 - 1 -

や文章などを選んで比べて読むことを示している これらを踏まえ, 本単元でつけたい力を身につけるために, 以下のような単元構成で取り組んだ 学習指導計画 ( 全 13 時間 ) 次時学習活動評価規準 評価方法 1 出来事に注意しながら, 関 学習の見通しをもち, 出来事にサイド 教材文 ヒロシマのうた を ラインを付けながら教材文を読もうとし 通読し, 初発の感想をもつと ている 教科書 第 ともに ミニポスター作り をしようという見通しを持つ 2 学習計画を立てる 読 時 出来事 登場人物の心の動き を読み取る手がかりとなる言葉を見つけ 一 ている ノート 3 一の場面から, 時 出来 読 時 出来事 登場人物の心の動き 4 事 登場人物の心の動き を表す言葉を手がかりに, 場面の情景と 次を読み取る 心情を読み取っている 並 ノート 5 二の場面から, 時 出来 読 時 出来事 登場人物の心の動き 6 事 登場人物の心の動き を表す言葉を手がかりに, 場面の情景と を読み取る 行 心情を読み取っている ノート 7 三の場面から, 時 出来 読 時 出来事 登場人物の心の動き 8 事 登場人物の心の動き 読 を表す言葉を手がかりに, 場面の情景と を読み取る 心情を読み取っている ノート 9 作品が自分に強く語りかけ 書 読 各場面で自分に強く語りかけてきたこ てきたことを相互につなぎ, とを書き, 自分なりの作品の主題をまと 自分なりの作品の主題を考え めている ノート る 第 10 ヒロシマのうた から読 読 自分の主題観を他作品につなぎ, 作品 み取った主題を 伸ちゃんの の一部を膨らませた意図を話し合った 二 三輪車 に重ねて話し合い, り, 感想をもったりしている 自分の感想をもつ ノート 次 11 ヒロシマのうた から読 読 自分の主題観を他作品につなぎ, 作品 み取った主題を 戦争で死ん の一部を膨らませた意図を話し合った だ兵士のこと に重ねて話し り, 感想をもったりしている 合い, 自分の感想をもつ ノート 単元を通して自分の主題を深める 第 12 平和 生きる 親子 関 平和 生きる 親子愛 等を主題 愛 等, ヒロシマのうた とした本に興味をもち, 進んで本を選ぼ 三 から読み取った主題とつなが うとしている る本を読む 観察 次 13 自分の読んだ本のミニポス 書 自分に最も強く語りかけてきた一文と ターを作り, 学習のまとめを 作品の主題をつなぎながら本のミニポス する ターを作っている ミニポスター (2) 言語活動の選定つけたい力である 同じ題材の作品を比べて読み 自分で優れた叙述に気付き 考えをまとめ - 2 -

ること と 複数の本や文章を比べて読むことで 違いを発見する喜びを知ったり 知識や情報を豊かにしたりすることで 多くの本や文章などを読むことの意義や楽しさを実感すること を習得させるために 副教材文 を用いた集団での読解指導と 並行読書 による個の読書指導を取り入れた まず, 主教材文を通して, 戦争や原爆がもたらした悲劇 人間の悲惨な死, 生き残った者が背負う過酷な運命, それに伴う悲しみや苦しみ を見つめ, 物語が強く語りかけてきたことから自分なりに主題をまとめ, 平和 とは? 生きる とは? を問いながら考えを深めることができると考えた 本教材文は, 時を軸に 3 つの場面に分けられる 物語を読み取る基礎 基本として, 時 出来事 登場人物の心の動き に注目して, 内容の大体をつかむことができる 生みの母親も育ての母親も気遣うヒロ子の姿から, 親子の絆が読み取れるだろう 自分の背負った運命を受け入れたヒロ子の言動から, 強くたくましい生きざまが読み取れるだろう そこで, ヒロシマのうた では, 時系列で出来事の展開や登場人物の心情の変化を読み取り, 作品が最も強く語りかけてきたことを手がかりにして自分なりに主題を探る学習をすることとした 読み取った主題 平和 生きる 親子愛 等を受けて, 副教材文 伸ちゃんの三輪車 戦争で死んだ兵士のこと を扱うことで, 主題を明確にした読みに迫ることとした 伸ちゃんの三輪車 は, ヒロシマのうた と同じ広島の原爆投下を題材としている 広島平和記念資料館の展示の説明を用いて 時 と 出来事 を中心に物語化した文章を読むこととした そうすることにより, 登場人物の心の動き については想像を膨らませる必然性が生まれ, ヒロシマのうた で読み取った主題をもとにして伸ちゃんやお父さんの思いを想像し表現することで, 同じ題材の違った作品で主題を重ねた読みを学ばせることが可能になると考えた 戦争で死んだ兵士のこと は, 戦争の絵本であるが, 戦争そのものをほとんど描いていない 兵士の人生に関わる 時 と 出来事 が繰り返され, 登場人物の心の動き は想像を膨らませて読み深めなければならない 冒頭の場面で, 一人の兵士の死を描き, ヒロシマのうた の時の流れとは逆に, 兵士の人生を誕生までさかのぼっていき, 最後に再び死の場面に戻る その兵士は, 両親の愛情に包まれながらごく普通の人生を送り, 幸せをつかみかけていた ヒロシマのうた で我が子を案じながら死にゆく母のような一般の民衆, 伸ちゃんの三輪車 で命を落とした 3 人の子や悔やみ続けた父親だけでなく, 戦場へ赴いた兵士にも, それぞれ当たり前の幸せがあったのだということに気付かされる その時その時の兵士の心情を直接表現することなく, 時と出来事を淡々と述べているだけの行間に, ヒロシマのうた で読み取った主題をもとにして兵士の心情に思いを馳せ表現することで, 広島の原爆とは違った題材でも主題を重ねて読み, 自分なりの主題観を確立させていきたいと考えた こうして自分なりの主題観を心にもち, 複数の教材文の読みを重ねることで, 自分の選んだ作品を自分の主題に引き寄せて読むことも可能になる 単なる多読, 乱読でなく, 主題という軸でつながった読みつなぎができ, 児童に学習の効果が期待できると考える 以上のような, 単元で 3 つの教材文を読み取ることと並行して, 同様の主題を感じるであろう図書を読み重ねることを通して, 児童に育っていく力のイメージを, 次ページの資料 1 のように図式化した - 3 -

国語科の基礎的 基本的な知識 技能 強く語りかけてきたことを主題につなげる読みの技術 読書への意欲化 並行読書 読解力や思考力 表現力の向上, 言語活動に必要な力の獲得, 読書生活の充実, 平和 人権意識の高揚, 生き方づくり言語活動 : ミニポスター作り ヒロシマのうた と同じ主題を読み取った図書をつないで 主教材文 ヒロシマのうた 副教材文 伸ちゃんの三輪車 副教材文 戦争で死んだ兵士のこと 平和 生きる 親子愛 等が主題として読み取れる図書 多様な作品との出合いによる国語科の基礎的 基本的な知識 技能の高まり 他教科や実生活で生きて働く言語の力の高まり 読書における自分なりの主題観の確立 読書量の増加 資料 1 単元を貫く言語活動 ミニポスター作り に向けて育つ力のイメージ図 本単元における学習活動は 以下の通りである 第 1 次 資料 2 初発の感想 (1/13 時 ) 単元の導入時 (1/13 時 ), 本単元名を紹介し, ミニポスター作り の説明をした そして, まずは 心に残った一文 を中心に初発の感想を書くことを知らせてから ヒロシマのうた の音読をした 広島への校外学習を心待ちにしている児童は音読に聞き入り, 時折, 心に残った一文 を見つけて教科書にサイドラインを入れた 資料 2は, ある児童の初発の感想である 同時に, 児童がいつでも手に取って読めるように集めた図書とブックリストを用意し, 教室前のコーナーに置いた 教師の紹介を聞いて, 多くの児童が次から次へと図書を手にするようになった 中には, 葉祥明さんの絵本が気に入ったから, 葉さんの絵本を全部読みたい と, 読書の目標を決めて話しに来る児童もいた 並行読書を奨励しつつ, 主教材文 ヒロシマのうた の読解に入っていった 戦争当時の様子を想像しながら読めるように, 教科書の挿絵の他, 見学に行く予定の広島平和記念資料館のパンフレットの写真やホームページの内容も取り入れた 3~8/13 時では,3つの場面に分けて読み取 り, それぞれの場面で自分にとって 心に残った一文 とそこから考えられる主題をまとめてい った 壁面に掲示した本文には児童名を書いた色シール ( 主題に応じて3 色 ) を貼り, 心に残っ た一文 にサイドラインを引いた そうすることで, 自分の読みが視覚的に確認できるとともに, 友達の読みを知る手がかりともなった 9/13 時には,3つの場面それぞれからまとめた主題を見直した 一 ~ 三の場面で物語が自 - 4 -

分に強く語りかけてきたことをつないで整理し 物語が自分に最も強く語りかけてきたこと 自分なりの主題を視覚的に表した そこで同じような主題をつかんだ児童で小グループを作り 次時からはグループで交流して深められるようにした 第2次 資料3は 10 13時の 伸ちゃんの三輪車 を小グループで交流した記録用紙である 資料3 伸ちゃんの三輪車 の小グループ対話記録用紙(話し合いメモ) ここで 単元のある1時間について詳しく紹介し 検証する 11 13時では 主教材文 ヒロシマのうた から読み取った主題を 戦争で死んだ兵士の こと に重ねて話し合い 自分の感想をもつ活動を行った まず 前々時で それまでの読み取りを振り返って ヒロシマのうた の主題を確認した その後 戦争で死んだ兵士のこと の絵本の読み聞かせを聞いた 児童は 時 をさかのぼり ながら 時 と 出来事 が淡々と繰り返されていくだけなのに胸が痛くなるような作品展開か ら衝撃を受けた 自分の考えをもつ段階では 時 と 出来事 を手がかりにし 簡単に場面分けをすること により 自分なりの主題観を表す文を書き加えるのに適切な部分を決め 教材文を貼ったノート に会話文で書き加えた 自力で文が思い浮かばない児童には 主題にふさわしい言葉を助言し 全員が自分なりに文を書き加えられるよ う支援した その後 互いの書き加えた文と考え 感想を交流する学び合いの場を設定し た 小グループ対話では 自分なりの主 題観で書き加えた文と感想を伝え合える 場とした 自分の書き加えた文や考えに 対する友達の感想 あるいは 互いの書 き加えた文を相互につなぎながら意見や 感想を述べ合った そうすることによっ て 主題観に根ざした意見や感想が出し 合われ つないだ話し合いを深められる ことへつながった 話し合いの過程が分 かりやすく残るよう 記録者を中心に 話 し合いメモ を作るための支援もした -5-

資料4 戦争で死んだ兵士のこと の小グループ 対話記録用紙(話し合いメモ)の一部 全体交流では 小グループ対話を通して書き加え た文が紹介され 感想の交換によって主題に対する考えがどのように深まっていったかを中心に した発言もあった 最後に 交流を通して考えた自分なりの主題観や感想をノートにまとめた 資料5 全体交流の板書 資料6 11 13時の児童のノート 3 子どもの主体性を生かした単元を貫いた言語活動の位置付け 本単元の中心となる言語活動は ミニポスター作り であった その過程で 基礎的基本的 な知識 技能の活用が必要となる 現行の学習指導要領では 言語活動の充実 を強調しており 各領域において (1)指導事項 を指導する際の具体的な学習活動を (2)言語活動例 として挙げている 第5学年及び第6学 年 C読むこと の (2)言語活動例 には エ 本を読んで推薦の文章を書くこと とあり 次のような解説がされている この言語活動については 単元導入時(1 13時)で児童に紹介した それは 単元を貫く言語活動として 児童の意欲や目的意識を持続させるため 様々な図書を並行読書していく必然性を感じさせるため である 本単元では 共通した3つの教材文と 個々が選んで読む複数の図書と出合うが ミニポスタ ー作りでは 主教材文 ヒロシマのうた と 自分にとって最も 強く語りかけてきたこと が はっきりとしており 主題観が明確に重なった図書1冊を取り上げることとした また ミニポ スターに入れる内容は 作品の題名と 作品が最も 強く語りかけてきたこと のもとになる文 の引用と 主題に絞った このように 単元を貫く存在として言語活動を位置付けることにより 常にゴールを見据えて 学習に取り組めるとともに なるだけ多くの図書を読んだり 教材文と読んだ本を結び付けたり することができると考えた ミニポスター作りは初めての活動だったので 児童がもっと戸惑ったりもっと時間がかかった りするのではないかと心配していたが 副教材文や並行読書での読みつなぎの効果が表れ 全員 -6-

が時間内に自分の満足できるミニポスター(資料7参照)を作り上げることができた 本単元における学習活動は 以下の通りである 第3次 11 12 13時は これまでの学習を主題でつないだ ミニポスター作り に取り組 んだ 3つの教材文を読みつないで確かなものとなった自分なりの主題を重ねるのに最もふさわ しい作品を並行読書した図書から選び 作品の題名と 作品が最も 強く語りかけてきたこと のもとになる文の引用と 主題を入れたポスターにした 資料7 3 児童の作ったミニポスター 単元の実践をふり返って 主教材文からつかんだ主題をもとに様々な作品と向き合うことで 文章全体や作品間のつなが りをとらえることができた そして 自分なりの主題を重ねるのに最もふさわしい作品を並行読 書した中から選び 題名と 作品が最も強く語りかけてきたことにつながる文と 主題を入れた ミニポスターを作ることができた つけたい力を明確にし それを習得させるのにぴったり合う単元を貫く言語活動を位置付け 単元全体を通してその言語活動に向けて進んでいく単元を構成することで 国語科の基礎的 基 本的な技能となる力を付けるとともに 読解力や思考力 表現力の向上 言語活動に必要な力の獲得 読書生活の充実 平和 人権意識の高揚 生き方づくり にもつながっていったように思う 今後も 児童の側に立って教材の特徴やそれを生かす単元を貫く言語活動 育てたい力に応じ た単元構成を行い 確かな指導を行っていきたい -7-