平成 26 年度忍岡中学校の防災計画 ( 簡略版 ) 忍岡中学校は 学校防災マニュアル ( 東京都教育委員会 ) 台東区地域防災計画 台東区災害対策職員行動マニュアル に基づき 学校の防災に関する計画 ( 防災計画 ) を策定し 教職員 地域の自主防災組織が一体となって 生徒の生命と安全の確保に努めるとともに 発災 被災後の対応として 授業の早期再開及び被災者の生活の場となる避難所の円滑な運営等が円滑に行えるようにするための取り組みを進める 1 防災計画 の作成忍岡中学校は 学校防災マニュアル 等に基づいて 学校の実情や地域環境を踏まえた安全確保の体制 安全指導 教職員の役割分担等の事項を記載した 防災計画 を作成し 関係者に周知徹底する (1) 防災計画 防災計画 の主な内容は次のとおりである 1 基本方針 防災体制に関すること 生徒等の生命及び身体の安全確保に関すること 防災教育に関すること 防災訓練の実施に関すること 教職員の防災研修に関すること 避難所開設に関すること 2 忍岡中学校災害対策本部( 以降 学校災害対策本部 ) 学校防災委員会 各班 の設置 防災 対応の 学校防災委員会 発災 被災対応の 学校災害対策本部 各班(a~g) を組織する なお 組織編成については 教職員が出張等で不在の場合や夜間 休日で参集する教職員が少ない場合があるので固定化せず弾力的な対応ができるように計画する ア 学校防災委員会 忍岡中学校は 防災計画 に基づき 学校防災委員会 を設置する 学校防災委員会 : 副校長 主幹教諭 主任教諭 ( 教務主任 学年主任 学習主任 ) 養護教諭 事務 栄養職員 用務職員 (1) からなる 委員長 : 副校長 ( 田中 ) 委員 : 主幹 ( 池澤 ) 教務主任 ( 島山 ) 学年主任 ( 上原 須藤 島山 ) 学習主任 ( 斉藤 ) 養護教諭 ( 肥後 ) 事務主事 ( 桑田 ) 栄養職員 ( 越山 ) 用務職員 ( 江川 ) ( 定例会 :4 月 10 月 臨時会 : 委員長が必要と認めた場合 )
イ 学校災害対策本部 学校災害対策本部 は 校長を本部長とし 副校長 主幹教諭 教務主任 事務主任 養護教諭からなる ウ 各班 各班 は発災 被災後の対応を具体的に進める実践班であり a~g の 7 班編成とする 区害対策本部 学校災害対策本部 学校防災委員会 各班 の関係 区災害対策本部 学校災害対策本部 本部長 ( 区長 ) 本部長 ( 小寺 ) 学校防災委員会委員長 ( 田中 ) 各班 a 情報連絡班 ( 田中 島山 上原 須藤 ) b 避難誘導班 ( 髙橋 斉藤 佐藤 石津 田村 佐々木 ) c 巡視班 ( 池澤 水上 柏熊 河野 ) d 非常持出品搬出班 ( 大山 大陽 桑田 直井 ) e 初期消火班 ( 岩田 秋山 木下 大戸 四ッ谷 ) f 救護班 ( 肥後 松本 伊藤 ) g 避難所支援班 ( 松尾 安藤 江川 松山 越山 ) *a~g の各班の中で 班長を決めておく a 情報連絡班 b 避難誘導班 人的被害及び施設 設備の被害状況 避難者の状況等の災害関係情報を各係から収集し 本部長 ( 校長 ) 及び区災対学校教育部に連絡する 医療機関 防災機関等との連絡を行う 地震の揺れが収まった時点で 避難経路の安全を確認しながら生徒を校庭に避難誘導する c 巡 視 班 生徒が校舎内に取り残されていないかの確認 出火防止対策( ガ ス供給停止措置等 ) を行う 施設 設備の被災状況を確認する
d 非常持出品搬出班 非常持出品の搬出に従事する e 初期消火班 火災が発見された場合は 初期消火に従事する f 救護班 救急用品を確保し 負傷者への応急処置に当たる 重傷者の応急手当を行う g 避難所支援班 学校避難所への避難者があった場合は 生徒の避難誘導の障害にならない場所を選定し 校庭に待機させる 区災対本部から派遣された区職員及び自主防災組織と協力して 避難所の開設準備に従事し 避難所の運営を支援する 3 教職員の参集体制及び鍵の委託 [ 在校時の場合 ] A 型非常配備態勢校長 副校長及び校長の指名する職員 災害の発生を防御するための事前措置を開始するほか通信情報活動を主とし 事態の推移により救助活動ができる態勢とする ( 別添資料 1 名簿参照 ) B 型非常配備態勢全職員により全力をもって対処する態勢とする ( 別添資料 1 名簿参照 ) [ 休日 夜間の場合 ] 震度 5 強以上の場合 所属校に自動参集する ( 別添資料 1 名簿参照 ) 夜間 休日の災害発生に備え 校門や校舎等の鍵は区指定防災協力員に預託しておく [ 防災協力員名 ] : 上野公園町会今井祐正 ( 上野公園 16-18 寛永寺見明院 3821-3657) 大多喜義慶 ( 上野公園 15-17 寛永寺真如院 3821-5074)
4 非常配備態勢名簿の作成毎年度はじめに非常配備態勢名簿及び連絡網 ( 態勢ごとの ) を作成する 5 情報連絡体制の整備災害時に 保護者 教育委員会 区災害対策本部 医療機関等との情報連絡体制について整備する なお 電話回線が普通になった場合も想定した連絡体制を整備する ( 地域防災無線 無線ファックス 徒歩等 ) 6 通学経路の安全確認登下校時に発災した場合に備え 生徒の通学経路の安全性を定期点検する ブロック塀の多い箇所 落下しそうな看板等安全な通行ができなくなることが予想される危険な箇所を把握し 代替経路を定めておく 7 生徒等の帰宅方法生徒の集団下校 保護者への引き渡し等 学区域の実情を考慮した安全かつ確実な方法を定めておく なお 引き渡しを円滑に行うために緊急連絡用 ( 引き渡し ) カード等を作成し 保護者等への周知を図る 8 帰宅が困難な生徒の保護体制帰宅が困難な生徒は学校内において一時保護する必要があるため 体制を整備する 生徒の人員の把握( 校庭または安全な教室へ ) 事態及び今後の対応( 家庭への連絡方法や帰宅手段等 ) の説明 備蓄倉庫から保護に必要な毛布 食糧等の配付( 必要に応じて ) 保護者等との連絡( 状況に応じて家庭訪問 ) 9 防災教育生徒の発達段階に応じた年間指導計画を作成し 教科 特別活動等 学校教育の一環として実施する 10 学校防災用品の点検学校災害対策本部の各担当者は 災害時に的確に対応するため 防災用品を定期的に点検し 所定の場所に確保しておく なお 危機 災害対策課で設置した学校備蓄倉庫の備蓄品についても確認する 11 学校施設 設備等の安全対策ガス漏れや火災等の危険から生徒並びに避難してくる地域住民の安全を守るため 学校施設 設備安全確認チェックリスト により定期的に点検を実施し 異常箇所については早急に改善する また 発災時の効率的な点検を行うため 止水弁 ガス緊急遮断弁 電気分電盤 消火器等の配置図を作成し 職員室 事務室 主事室に掲示しておく ライフラインの被害が発生したときの連絡一覧表も併せて作成し掲示しておく なお 校庭 教室 廊下等の施設全体の点検も日常的に実施しておく 12 非常持出品の搬出体制火災の延焼により 学校以外のところに避難する場合に備え 非常持出品 搬出方法 搬出先 搬出係員について定めておく なお 持ち出せる量には限りがあるため非常持出品のランク付けをしておく
2 震災時の対応 (1) 災害が発生した場合の対応 1 災害時における学校防災体制ア学校の防災組織と教職員の役割 学校は 地震が発生した際には速やかに校長( 不在の場合には代理 ) を本部長とする 学校災害対策本部 を設置する 教職員は 本部長の指揮の下にあらかじめ定められた役割分担に従い 災害応急対策に従事する 生徒の在校中の発災と夜間 休日の発災では対応が異なるので それぞれの組織体制とする イ情報連絡活動 情報連絡班は 生徒等及び教職員の安否の確認や区災対本部からの情報連絡など 災害時に必要とされる情報の収集及び伝達を行う 予測や憶測を排し 正確な情報を収集する 伝達手段としては 校内放送や担任を通じて行う 情報項目( 災害の発生 被災の状況 ライフライン 交通機関等の状況 ) 情報手段( 防災無線 報道 巡視 徒歩 保護者からの情報 区災対本部からの連絡 ) 伝達手段( 校内放送 担任を通じて行う 掲示板の活用 ) 災対学校教育部への報告( 生徒等 教職員 学校施設 設備の被災状況を災対学校教育部に報告する 手段は 電話または無線 無線ファックス ) ウ避難誘導 生徒等の避難誘導にあたっては 予め定められた避難経路の安全を確認しながら 校内の指定場所へ生徒等の安全確保を最優先にして誘導する 学校以外の避難場所へ移動する状況が生じた場合には 学校長の指示の下に避難する 忍岡中に割り当てられた 広域避難場所 は 上野公園一帯 避難誘導の留意事項 1 教職員は 生徒に対して明確な指示をする 2 お か し も( 押すな かけるな しゃべるな もどるな ) を合い言葉として生徒を掌握する 3 心身に障害のある生徒の安全確保を優先して誘導する 4 休み時間中は 生徒が校庭や教室に分散しているので 校庭の生徒を掌握しつつ 校内の生徒等の避難誘導を図る 5 校舎の被害状況によっては 予定のルートでの避難誘導が困難となることもあるので 安全を確保できるルートに変更して誘導する 6 避難時に必要な品物をまとめておいて 即応できるようにする ( 出席簿 緊急連絡用カード ホイッスル ハンドマイク 学級旗等 ) エ校内巡視 巡視は二次に分けて実施する 被災した建物の中での行動であるため 複数で行動し巡視者の安全を図る 巡視結果は情報連絡班に報告する 一次巡視: 行方不明の生徒の捜索を行う 二次巡視: 一次巡視が終了した段階で 直ちに二次巡視を実施する 二次巡視は 施設 設備の被害状況の把握と二次災害の防止及び危険箇所への立入禁止表示を中心にしたものとする
オ非常持出用品の搬出 校長印 職員人事関係書類 指導要録等予め定めてある非常持出品を担当者が搬出する 搬出の際は 手で持たずにザック等に入れて搬出する カ火元の遮断と初期消火 火災が発生した場合は 二次災害に遭わないように万全の注意をしながら初期消火につとめる キ救護活動 救護班を中心に教護体制を確立する 発災初動期は 校庭等の安全な場所での活動となるため 携帯用救護資材を確保して避難する 施設の安全が確認された段階で 保健室等の救護活動場所で救護に当たる (2) 在校中に発災した場合の対応 防災計画参照 (3) 夜間 休日等に発災した場合の対応 ( 直下型地震 ) (4) 登下校時に発災した場合 (5) 校外活動中 ( 日帰り 宿泊 ) に発災した場合 (6) 生徒等の帰宅方法 帰宅が困難な生徒等の保護体制 (7) 施設 設備等の安全確認と応急対策 (8) 教育活動の再開 3 避難所としての対応 (1) 避難所の開設及び運営台東区の 地域防災計画 では 小 中学校全校が震災時の避難所に位置づけられ 災害によって避難者がある場合は 学校が被災者の生活の場となる 避難所の管理運営は 自主防災組織 ( 町会 ) を中心に避難者及び被災者等が自主的に管理運営することを基本とし 避難所運営本部を設置し 区職員 学校教職員及びボランティアがその役割を果たす 1 避難所の設置 2 避難所への避難者受け入れ 3 避難所運営本部の組織と運営 (2) 避難生活への対応 1 高齢者への対応 2 飲料水 生活用水の確保 3 電気 照明の確保 4 燃料等の確保 5 トイレ対策 6 備蓄物資の配給 7 救援物資の受け入れ 管理 8 救護体制
(3) 情報収集と伝達 1 情報収集 2 情報伝達 (4) 避難者名簿の作成 (5) 生徒等在校時の発災の対応 ( 児童 生徒等及び一般避難者に対する対応 ) (6) 夜間 休日等時の発災の対応 ( 生徒等が学校にいない場合 ) (7) 教職員が出勤途上または帰宅途中に発災した場合の対応 1 出勤途上の場合出勤途上の教職員は自校に出勤し (5) 生徒等の在校時の発災の対応 に準ずる 2 帰宅途中の場合教職員の帰宅途中の発災については 教職員は自校に戻るように努め (6) 夜間 休日等の発災の対応 に準ずる 4 警戒宣言と学校の対応 (1) 警戒宣言の概要と伝達 1 地震防災対策強化地域判定会 ( 気象庁内に設置 ) の招集地震前兆とみられる異常が発見された場合 直ちに気象庁内に設置されている 地震防災対策強化地域判定会 が招集される 判定会招集の情報は 東京都を通じ区に伝達され 区は教育委員会を含め各方面に伝達する 教育委員会は 区からの情報を無線ファックス 電話等で校長に伝達する 2 警戒宣言の発令内閣総理大臣は 判定会より 地震の発生が大きいと認められる との報告を受けたときは 閣議にかけて警戒宣言を発令する 区長は 警戒宣言が発令され 災害が発生するおそれがあると認められる場合は 災害対策基本法 23 条の規定に基づき 災害対策本部を設置する (2) 地震防災対策強化地域判定会の招集以降の対応教育委員会は 判定会招集の連絡を受けたときは 直ちに電話ファックス網等で学校等に連絡する 1 判定会招集報道後の対応学校は 判定会招集が報道機関から報道された後 判定会の結論が出るまでの間に 授業を学級活動 ホームルーム活動に切り替え 判定会が招集されたことを伝える また いたずらに危機感や不安感を抱かせないように次の指導を行う ア指導内容 警戒宣言が発せられたときの学校がとる対応 下校時 帰宅後の注意事項の徹底 地震発生時の学校との連絡方法の確認 2 警戒宣言が発せられた以降の対応警戒宣言が発せられた場合は 校長は次のような措置をとる
ア在校時原則として授業は打ち切り 臨時休業の措置をとったときは 生徒等を予め定めてある計画によって帰宅させる なお 帰宅させることが困難な生徒等は 校内で保護する 生徒 地域の実情に応じて 集団下校や保護者等への引き渡しを行う イ校外活動時 ( ア ) 宿泊を伴う校外活動時 ( 移動教室 修学旅行等 ) の場合は 強化地域内外を問わず その地の警戒本部または災害対策本部の指示に従う また 速やかに学校に連絡する 校長は 情報を保護者に連絡するとともに 対応状況を教育委員会に報告する ( イ ) 日帰りの遠足等の場合は その地の官公署等と連絡を取り 原則として即時帰校する 寄校後 生徒等を在校時と同様の措置により帰宅させる ただし 交通機関の運行や道路の状況によって帰校することが危険と判断される場合は 近くの小 中学校に避難するなど 適宜 措置をとる この場合は速やかに学校に連絡する 校長は 情報を保護者に連絡するとともに教育委員会に報告する ウ登下校時に警戒宣言が発せられた場合登校中に警戒宣言が発せられた場合は そのまま登校させる その後の対応は 在校中の場合と同様とする 下校中に警戒宣言が発せられた場合は 原則としてそのまま下校させる エ学校におけるその他の対応策 ( ア ) 生徒を帰宅させた後 被害軽減の措置をとる ( イ ) 学校に保護する生徒のために必要な飲料水 食糧 毛布等について準備するとともに 予め定めてある保護体制に基づき 生徒を保護する また 生徒に対して 今後の対応を指示 説明する 校長は 保護する生徒の人数 保護体制について 教育委員会に報告する オ警戒解除宣言の情報警戒解除宣言は 区災害対策本部から教育委員会を通じて学校に伝達されるが テレビ ラジオ等の報道にも注意をはらう