台東区立忍岡中学校

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災害時アクションカード ( 鳴門モデル ) の作成 鳴門教育大学客員研究員プロジェクト研究 アクションカード とは, 医療現場で使われるカードである これは, 緊急時に集合したスタッフ一人ひとりに配布される 行動指標カード であり, 限られた人員と限られた物資で, できるだけ効率よく緊急対応を行うこ

大津市避難所運営マニュアル

第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

Taro-07_学校体育・健康教育(学

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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防災マニュアル項目

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

防災業務計画 株式会社ローソン

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

Ⅰ 平常時の対応 ( 地震等防災体制の整備 ) 1 学生及び教職員の防災対応能力の向上 避難訓練の実施避難訓練は 災害発生時に学生が常に安全に避難できるよう その実践的な態度や能力を養うとともに 災害時に地域や家庭において 自ら進んで他の人々や集団 地域の安全に役立つことができるようになることを目指

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

教職員の事故 1 負傷事故 前の対策 安全点検日 1 日常的に器具 器材の安全点検をする 毎月 1 0 日 事故発生 2 危険を予測して授業の安全面に配慮する 1 負傷者の応急処置をする 養護教諭等 状況把握 1 応急処置をする 命にかかわる 2 場合によっては救急車 番手配を 物は躊躇

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3. 学校に不審者が侵入した場合の対応について 対応 1 情報の入手 巡回中の教職員の情報子どもからの情報偶然に発見 職員室への報告 複数の教職員で現場へ 発見者が インターホン 無線 携帯電話等所持 不審者から子どもを 携帯電話 等で 状況を把握 回避 職員室へ報告 職員室へ連絡 対応 2 対応

非常災害対策計画 風水害 地震 火災 1 風水害 非常災害時の行動手段 警報発表 情報の収集 施設周辺の点検 職員の招集 参集 担当業務内容の確認や準備 施設の休業判断 職員や利用者への周知 施設外へ避難 施設内の安全な場所へ避難 家族への報告 健康ケアとメンタル対策 情報収集 テレビ ラジオ イン

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

い場合は 引渡しカードに書かれた代理者でもかまいません 原則 記入された方以外には引渡しをしません Q3 学校からの情報を得られる方法は? A3( 保護者への連絡方法 ) 災害時には 被災地などへ通話が集中することから 電話 ( 固定電話 携帯電話を問わず ) での連絡が取れなくなることが予想されま

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

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平成17年度 児童生徒用身分証明書発行計画(案)

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二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

学校の危機管理マニュアル作成の手引

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

もくじ 鎌倉市教育委員会の災害発生時における小中学校の基本的対応 非常災害時と大規模地震への対応について 災害発生時の対応について 一斉下校時の教職員の立哨について 大規模地震発生時の職員対応 ( 授業中 ) ( 休み時間中 ) 避難訓練年間計画 防災計画

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地震 津波災害対応マニュアル 目 次 Ⅰ 組織 1 地震災害時の体制 1 2 学校災害対策本部の設置 1 Ⅱ 地震発生時の対応 1 学校生活時の対応例 (1) 校内での対応ア基本的対応 3 イ地震発生時における教職員の対応と指示 授業中の地震発生 4 休み時間, 放課後等での地震発生 5 ウ避難経路

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

DSTY 防災規則 (2017 年 8 月 29 日現在 ) 有事に際しては必要な措置に関する責任と調整は危機対策本部に委ねられる 学園長は学園全体に対して上位の指令権 決定権を持つ 防災コーディネータ ーは相談 助言役を担う 地震発生時の行動 事態の深刻度 : 各自の知覚で判断 校内アナウンスをよ

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5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

目次 Ⅰ 朝霞三中学校震災対応マニュアル (1) 日常的な学校の防災活動 p1 (2) 学校災害対策本部の組織 p5 (3) 教職員在校時の震災対応マニュアル p6 (4) 登下校時の震災対応マニュアル p8 (5) 校外活動中の震災対応マニュアル p9 Ⅱ 火災対応マニュアル Ⅲ 水害対応マニュア

平成24年度

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教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

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大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6

~ 浦商連絡メール の登録方法 ( 生徒用 )~ 1. 下記のQRコードから登録画面へ QRコードが読み取りできない場合は宛先 携帯電話から件名と本文欄に 入会 と入力して送信 ( 携帯が iphone の場合は 件名 本文欄に 入会 と入力して送信 ) 2

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

3 熊野地区 被災 共助 第 3 回ワークショップの議論をもとに わが地区における地震による時系列での と それへの 共助 をまとめました 1 建物倒壊 注 1 の は活動内容を示し は活動準備を示す 老朽木造住宅面的被害木造密集市街地激しい揺れブロック塀 電柱の倒壊建物倒壊家具の転倒ガラスの飛散生

5 防災行動マニュアルの作成 自主防災会の防災行動マニュアルを具体的に作成していきましょう 次に掲げる項目について検討し, 実施する項目の にチェックをしていきます また, 災害図上訓練で検討した結果, 課題となった事項や実施すべき事項などで, 記載されていない項目があれば追記していきましょう Ⅰ

Ⅰ. はじめに はじめに 調査プロジェクトの一環として 外部会場を利用した実査 ( 会場調査 CLT やグループインタビュー等 ) の実施時における 台風 地震 火災その他の災害に対する対応の指針として ここに JMRA 外部会場における調査時の緊急時対応ガイドライン を定める 当ガイドラインは 調

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

燕市 ICT 部門の業務継続計画 < 初動版 > ー概要版ー 燕市

県立学校職員 ( 趣旨 ) 第 1 条この要綱は 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 15 条の2 第 1 項第 5 号の規定に基づき 山形県教育委員会における職員 ( 学校教育法 ( 昭和 22 年法律第 26 号 ) 第 7 条に規定する校長及び教員等 ) の標準職務遂行

鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

上越市立有田小学校いじめ防止基本方針 平成 30 年 4 月策定 1 いじめの定義といじめに対する基本的な考え方 (1) いじめの定義児童生徒に対して 当該児童生徒が在籍する学校に在籍している等当該児童生徒と一定の人的関係にある他の児童生徒が行う心理的又は物理的な影響を与える行為 ( インターネット

1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

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「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

児童生徒の事故 1 授業中の事故体育 理科 ( 実験 ) 図工 ( 工作 ) 等 事前の対応 体育の授業では 1 開始時の健康観察実施 2 心身に配慮を要する児童 生徒の把握 3 設備 器具の安全点検 4 種目に応じた危険性の把握 5 十分な準備運動実施 6 十分な整理運動実施 7 終了時の健康観察

平成 23 年度 東日本大震災における学校等の対応等に関する調査 報告書 平成 24 年 3 月 文部科学省

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目次 4. 組織 4.1 組織及びその状況の理解 利害関係者のニーズ 適用範囲 環境活動の仕組み 3 5. リーダーシップ 5.1 経営者の責務 環境方針 役割 責任及び権限 5 6. 計画 6.1 リスクへの取り組み 環境目標

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

4 警戒宣言が発令された場合 4 章 東海地震注意情報が発表された場合 警戒宣言が発令された場合 この章では 東海地震注意情報が発表された場合や 警戒宣言が発令された場合 の社会状況や自主防災組織の対応について説明します 67 67

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

平成20年度愛知県タクシー協会 知多支部総会 議事録

目次 第 1 ガイドラインの目的 第 2 避難計画作成に当たっての留意事項 第 3 避難計画の内容等 ( 避難計画の作成例 )

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

1 組織・体制

2 被害量と対策効果 < 死者 負傷者 > 過去の地震を考慮した最大クラス あらゆる可能性を考慮した最大クラス 対策前 対策後 対策前 対策後 死者数約 1,400 人約 100 人約 6,700 人約 1,500 人 重傷者数約 600 人約 400 人約 3,000 人約 1,400 人 軽傷者

2 地震発生時の教職員対応マニュアル ( 勤務時間内 外 ) 地震発生 < 一般的な初期の対応 > 出入口の確保と火災などの二次災害の防止 自分自身の安全確保 緊急連絡先へ連絡 負傷者がいれば救助 勤務時間の内 外 通常勤 務に戻 る なし 本部からの避難指示 勤務時間外 < 震度 5> 未満 出勤

大規模災害対策マニュアル

大雪警報発表時の対応暴風警報等と異なり 大雪の場合は大雪警報が解除された後も積雪の状況により登園が困難になることも想定されるため 各園の判断で臨時休園等の措置をとります その際 幼稚園敷地内の適切な場所を観測地点として その場所の積雪量が一定基準 ( 大雪警報に準じて20センチメートル程度 ) に達

施行社会福祉施設等における非常災害対策計画の点検・見直しガイドラインページ入り.docx

第3回検討会_質の向上WG検討状況報告

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

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5 緊急連絡網を作成しておくこと ( 不在者があった場合にはスキップ ( 飛び越し ) し FAXあるいは後刻再度電話により連絡内容を伝達する ) 6 通常時の防災活動に利用できること マニュアルは適宜見直しをし 常時役立つものとしておくことが必要です 災害対策本部設置について ( 印は別紙参照 )

第8章 災害復旧計画

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

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H30雑踏事故防止通達(公表用)

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14個人情報の取扱いに関する規程

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

Microsoft Word - 03.【参考】新旧対照表(中防災).docx

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第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

Transcription:

平成 26 年度忍岡中学校の防災計画 ( 簡略版 ) 忍岡中学校は 学校防災マニュアル ( 東京都教育委員会 ) 台東区地域防災計画 台東区災害対策職員行動マニュアル に基づき 学校の防災に関する計画 ( 防災計画 ) を策定し 教職員 地域の自主防災組織が一体となって 生徒の生命と安全の確保に努めるとともに 発災 被災後の対応として 授業の早期再開及び被災者の生活の場となる避難所の円滑な運営等が円滑に行えるようにするための取り組みを進める 1 防災計画 の作成忍岡中学校は 学校防災マニュアル 等に基づいて 学校の実情や地域環境を踏まえた安全確保の体制 安全指導 教職員の役割分担等の事項を記載した 防災計画 を作成し 関係者に周知徹底する (1) 防災計画 防災計画 の主な内容は次のとおりである 1 基本方針 防災体制に関すること 生徒等の生命及び身体の安全確保に関すること 防災教育に関すること 防災訓練の実施に関すること 教職員の防災研修に関すること 避難所開設に関すること 2 忍岡中学校災害対策本部( 以降 学校災害対策本部 ) 学校防災委員会 各班 の設置 防災 対応の 学校防災委員会 発災 被災対応の 学校災害対策本部 各班(a~g) を組織する なお 組織編成については 教職員が出張等で不在の場合や夜間 休日で参集する教職員が少ない場合があるので固定化せず弾力的な対応ができるように計画する ア 学校防災委員会 忍岡中学校は 防災計画 に基づき 学校防災委員会 を設置する 学校防災委員会 : 副校長 主幹教諭 主任教諭 ( 教務主任 学年主任 学習主任 ) 養護教諭 事務 栄養職員 用務職員 (1) からなる 委員長 : 副校長 ( 田中 ) 委員 : 主幹 ( 池澤 ) 教務主任 ( 島山 ) 学年主任 ( 上原 須藤 島山 ) 学習主任 ( 斉藤 ) 養護教諭 ( 肥後 ) 事務主事 ( 桑田 ) 栄養職員 ( 越山 ) 用務職員 ( 江川 ) ( 定例会 :4 月 10 月 臨時会 : 委員長が必要と認めた場合 )

イ 学校災害対策本部 学校災害対策本部 は 校長を本部長とし 副校長 主幹教諭 教務主任 事務主任 養護教諭からなる ウ 各班 各班 は発災 被災後の対応を具体的に進める実践班であり a~g の 7 班編成とする 区害対策本部 学校災害対策本部 学校防災委員会 各班 の関係 区災害対策本部 学校災害対策本部 本部長 ( 区長 ) 本部長 ( 小寺 ) 学校防災委員会委員長 ( 田中 ) 各班 a 情報連絡班 ( 田中 島山 上原 須藤 ) b 避難誘導班 ( 髙橋 斉藤 佐藤 石津 田村 佐々木 ) c 巡視班 ( 池澤 水上 柏熊 河野 ) d 非常持出品搬出班 ( 大山 大陽 桑田 直井 ) e 初期消火班 ( 岩田 秋山 木下 大戸 四ッ谷 ) f 救護班 ( 肥後 松本 伊藤 ) g 避難所支援班 ( 松尾 安藤 江川 松山 越山 ) *a~g の各班の中で 班長を決めておく a 情報連絡班 b 避難誘導班 人的被害及び施設 設備の被害状況 避難者の状況等の災害関係情報を各係から収集し 本部長 ( 校長 ) 及び区災対学校教育部に連絡する 医療機関 防災機関等との連絡を行う 地震の揺れが収まった時点で 避難経路の安全を確認しながら生徒を校庭に避難誘導する c 巡 視 班 生徒が校舎内に取り残されていないかの確認 出火防止対策( ガ ス供給停止措置等 ) を行う 施設 設備の被災状況を確認する

d 非常持出品搬出班 非常持出品の搬出に従事する e 初期消火班 火災が発見された場合は 初期消火に従事する f 救護班 救急用品を確保し 負傷者への応急処置に当たる 重傷者の応急手当を行う g 避難所支援班 学校避難所への避難者があった場合は 生徒の避難誘導の障害にならない場所を選定し 校庭に待機させる 区災対本部から派遣された区職員及び自主防災組織と協力して 避難所の開設準備に従事し 避難所の運営を支援する 3 教職員の参集体制及び鍵の委託 [ 在校時の場合 ] A 型非常配備態勢校長 副校長及び校長の指名する職員 災害の発生を防御するための事前措置を開始するほか通信情報活動を主とし 事態の推移により救助活動ができる態勢とする ( 別添資料 1 名簿参照 ) B 型非常配備態勢全職員により全力をもって対処する態勢とする ( 別添資料 1 名簿参照 ) [ 休日 夜間の場合 ] 震度 5 強以上の場合 所属校に自動参集する ( 別添資料 1 名簿参照 ) 夜間 休日の災害発生に備え 校門や校舎等の鍵は区指定防災協力員に預託しておく [ 防災協力員名 ] : 上野公園町会今井祐正 ( 上野公園 16-18 寛永寺見明院 3821-3657) 大多喜義慶 ( 上野公園 15-17 寛永寺真如院 3821-5074)

4 非常配備態勢名簿の作成毎年度はじめに非常配備態勢名簿及び連絡網 ( 態勢ごとの ) を作成する 5 情報連絡体制の整備災害時に 保護者 教育委員会 区災害対策本部 医療機関等との情報連絡体制について整備する なお 電話回線が普通になった場合も想定した連絡体制を整備する ( 地域防災無線 無線ファックス 徒歩等 ) 6 通学経路の安全確認登下校時に発災した場合に備え 生徒の通学経路の安全性を定期点検する ブロック塀の多い箇所 落下しそうな看板等安全な通行ができなくなることが予想される危険な箇所を把握し 代替経路を定めておく 7 生徒等の帰宅方法生徒の集団下校 保護者への引き渡し等 学区域の実情を考慮した安全かつ確実な方法を定めておく なお 引き渡しを円滑に行うために緊急連絡用 ( 引き渡し ) カード等を作成し 保護者等への周知を図る 8 帰宅が困難な生徒の保護体制帰宅が困難な生徒は学校内において一時保護する必要があるため 体制を整備する 生徒の人員の把握( 校庭または安全な教室へ ) 事態及び今後の対応( 家庭への連絡方法や帰宅手段等 ) の説明 備蓄倉庫から保護に必要な毛布 食糧等の配付( 必要に応じて ) 保護者等との連絡( 状況に応じて家庭訪問 ) 9 防災教育生徒の発達段階に応じた年間指導計画を作成し 教科 特別活動等 学校教育の一環として実施する 10 学校防災用品の点検学校災害対策本部の各担当者は 災害時に的確に対応するため 防災用品を定期的に点検し 所定の場所に確保しておく なお 危機 災害対策課で設置した学校備蓄倉庫の備蓄品についても確認する 11 学校施設 設備等の安全対策ガス漏れや火災等の危険から生徒並びに避難してくる地域住民の安全を守るため 学校施設 設備安全確認チェックリスト により定期的に点検を実施し 異常箇所については早急に改善する また 発災時の効率的な点検を行うため 止水弁 ガス緊急遮断弁 電気分電盤 消火器等の配置図を作成し 職員室 事務室 主事室に掲示しておく ライフラインの被害が発生したときの連絡一覧表も併せて作成し掲示しておく なお 校庭 教室 廊下等の施設全体の点検も日常的に実施しておく 12 非常持出品の搬出体制火災の延焼により 学校以外のところに避難する場合に備え 非常持出品 搬出方法 搬出先 搬出係員について定めておく なお 持ち出せる量には限りがあるため非常持出品のランク付けをしておく

2 震災時の対応 (1) 災害が発生した場合の対応 1 災害時における学校防災体制ア学校の防災組織と教職員の役割 学校は 地震が発生した際には速やかに校長( 不在の場合には代理 ) を本部長とする 学校災害対策本部 を設置する 教職員は 本部長の指揮の下にあらかじめ定められた役割分担に従い 災害応急対策に従事する 生徒の在校中の発災と夜間 休日の発災では対応が異なるので それぞれの組織体制とする イ情報連絡活動 情報連絡班は 生徒等及び教職員の安否の確認や区災対本部からの情報連絡など 災害時に必要とされる情報の収集及び伝達を行う 予測や憶測を排し 正確な情報を収集する 伝達手段としては 校内放送や担任を通じて行う 情報項目( 災害の発生 被災の状況 ライフライン 交通機関等の状況 ) 情報手段( 防災無線 報道 巡視 徒歩 保護者からの情報 区災対本部からの連絡 ) 伝達手段( 校内放送 担任を通じて行う 掲示板の活用 ) 災対学校教育部への報告( 生徒等 教職員 学校施設 設備の被災状況を災対学校教育部に報告する 手段は 電話または無線 無線ファックス ) ウ避難誘導 生徒等の避難誘導にあたっては 予め定められた避難経路の安全を確認しながら 校内の指定場所へ生徒等の安全確保を最優先にして誘導する 学校以外の避難場所へ移動する状況が生じた場合には 学校長の指示の下に避難する 忍岡中に割り当てられた 広域避難場所 は 上野公園一帯 避難誘導の留意事項 1 教職員は 生徒に対して明確な指示をする 2 お か し も( 押すな かけるな しゃべるな もどるな ) を合い言葉として生徒を掌握する 3 心身に障害のある生徒の安全確保を優先して誘導する 4 休み時間中は 生徒が校庭や教室に分散しているので 校庭の生徒を掌握しつつ 校内の生徒等の避難誘導を図る 5 校舎の被害状況によっては 予定のルートでの避難誘導が困難となることもあるので 安全を確保できるルートに変更して誘導する 6 避難時に必要な品物をまとめておいて 即応できるようにする ( 出席簿 緊急連絡用カード ホイッスル ハンドマイク 学級旗等 ) エ校内巡視 巡視は二次に分けて実施する 被災した建物の中での行動であるため 複数で行動し巡視者の安全を図る 巡視結果は情報連絡班に報告する 一次巡視: 行方不明の生徒の捜索を行う 二次巡視: 一次巡視が終了した段階で 直ちに二次巡視を実施する 二次巡視は 施設 設備の被害状況の把握と二次災害の防止及び危険箇所への立入禁止表示を中心にしたものとする

オ非常持出用品の搬出 校長印 職員人事関係書類 指導要録等予め定めてある非常持出品を担当者が搬出する 搬出の際は 手で持たずにザック等に入れて搬出する カ火元の遮断と初期消火 火災が発生した場合は 二次災害に遭わないように万全の注意をしながら初期消火につとめる キ救護活動 救護班を中心に教護体制を確立する 発災初動期は 校庭等の安全な場所での活動となるため 携帯用救護資材を確保して避難する 施設の安全が確認された段階で 保健室等の救護活動場所で救護に当たる (2) 在校中に発災した場合の対応 防災計画参照 (3) 夜間 休日等に発災した場合の対応 ( 直下型地震 ) (4) 登下校時に発災した場合 (5) 校外活動中 ( 日帰り 宿泊 ) に発災した場合 (6) 生徒等の帰宅方法 帰宅が困難な生徒等の保護体制 (7) 施設 設備等の安全確認と応急対策 (8) 教育活動の再開 3 避難所としての対応 (1) 避難所の開設及び運営台東区の 地域防災計画 では 小 中学校全校が震災時の避難所に位置づけられ 災害によって避難者がある場合は 学校が被災者の生活の場となる 避難所の管理運営は 自主防災組織 ( 町会 ) を中心に避難者及び被災者等が自主的に管理運営することを基本とし 避難所運営本部を設置し 区職員 学校教職員及びボランティアがその役割を果たす 1 避難所の設置 2 避難所への避難者受け入れ 3 避難所運営本部の組織と運営 (2) 避難生活への対応 1 高齢者への対応 2 飲料水 生活用水の確保 3 電気 照明の確保 4 燃料等の確保 5 トイレ対策 6 備蓄物資の配給 7 救援物資の受け入れ 管理 8 救護体制

(3) 情報収集と伝達 1 情報収集 2 情報伝達 (4) 避難者名簿の作成 (5) 生徒等在校時の発災の対応 ( 児童 生徒等及び一般避難者に対する対応 ) (6) 夜間 休日等時の発災の対応 ( 生徒等が学校にいない場合 ) (7) 教職員が出勤途上または帰宅途中に発災した場合の対応 1 出勤途上の場合出勤途上の教職員は自校に出勤し (5) 生徒等の在校時の発災の対応 に準ずる 2 帰宅途中の場合教職員の帰宅途中の発災については 教職員は自校に戻るように努め (6) 夜間 休日等の発災の対応 に準ずる 4 警戒宣言と学校の対応 (1) 警戒宣言の概要と伝達 1 地震防災対策強化地域判定会 ( 気象庁内に設置 ) の招集地震前兆とみられる異常が発見された場合 直ちに気象庁内に設置されている 地震防災対策強化地域判定会 が招集される 判定会招集の情報は 東京都を通じ区に伝達され 区は教育委員会を含め各方面に伝達する 教育委員会は 区からの情報を無線ファックス 電話等で校長に伝達する 2 警戒宣言の発令内閣総理大臣は 判定会より 地震の発生が大きいと認められる との報告を受けたときは 閣議にかけて警戒宣言を発令する 区長は 警戒宣言が発令され 災害が発生するおそれがあると認められる場合は 災害対策基本法 23 条の規定に基づき 災害対策本部を設置する (2) 地震防災対策強化地域判定会の招集以降の対応教育委員会は 判定会招集の連絡を受けたときは 直ちに電話ファックス網等で学校等に連絡する 1 判定会招集報道後の対応学校は 判定会招集が報道機関から報道された後 判定会の結論が出るまでの間に 授業を学級活動 ホームルーム活動に切り替え 判定会が招集されたことを伝える また いたずらに危機感や不安感を抱かせないように次の指導を行う ア指導内容 警戒宣言が発せられたときの学校がとる対応 下校時 帰宅後の注意事項の徹底 地震発生時の学校との連絡方法の確認 2 警戒宣言が発せられた以降の対応警戒宣言が発せられた場合は 校長は次のような措置をとる

ア在校時原則として授業は打ち切り 臨時休業の措置をとったときは 生徒等を予め定めてある計画によって帰宅させる なお 帰宅させることが困難な生徒等は 校内で保護する 生徒 地域の実情に応じて 集団下校や保護者等への引き渡しを行う イ校外活動時 ( ア ) 宿泊を伴う校外活動時 ( 移動教室 修学旅行等 ) の場合は 強化地域内外を問わず その地の警戒本部または災害対策本部の指示に従う また 速やかに学校に連絡する 校長は 情報を保護者に連絡するとともに 対応状況を教育委員会に報告する ( イ ) 日帰りの遠足等の場合は その地の官公署等と連絡を取り 原則として即時帰校する 寄校後 生徒等を在校時と同様の措置により帰宅させる ただし 交通機関の運行や道路の状況によって帰校することが危険と判断される場合は 近くの小 中学校に避難するなど 適宜 措置をとる この場合は速やかに学校に連絡する 校長は 情報を保護者に連絡するとともに教育委員会に報告する ウ登下校時に警戒宣言が発せられた場合登校中に警戒宣言が発せられた場合は そのまま登校させる その後の対応は 在校中の場合と同様とする 下校中に警戒宣言が発せられた場合は 原則としてそのまま下校させる エ学校におけるその他の対応策 ( ア ) 生徒を帰宅させた後 被害軽減の措置をとる ( イ ) 学校に保護する生徒のために必要な飲料水 食糧 毛布等について準備するとともに 予め定めてある保護体制に基づき 生徒を保護する また 生徒に対して 今後の対応を指示 説明する 校長は 保護する生徒の人数 保護体制について 教育委員会に報告する オ警戒解除宣言の情報警戒解除宣言は 区災害対策本部から教育委員会を通じて学校に伝達されるが テレビ ラジオ等の報道にも注意をはらう