位置指定道路の手引き

Similar documents
Ⅰ 位置指定道路とは(建築基準法(以下「法」という)第42条第1項第5号)

岡谷市道路位置指定取扱要領 ( 趣旨 ) 第 1 この要領は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 号 以下 法 という ) 第 42 条第 1 項第 5 号の規定により道路の位置の指定を行うことについて 同法施行令 ( 昭和 25 年制令第 号 以下 政令 という ) 同法

八千代市道路位置指定申請取扱要領

位置指定道路の手引き

位置指定処理要領 150401施行 原稿    020705

という ) (5) 位置図 (6) 求積図 (7) 現況図 (8) その他 ア 他の法令の許可又は他の権利者の承諾を必要とするものについては 許可証又は 承諾書の写しイ袋井市道路の位置の指定基準 ( 平成 19 年袋井市告示第 174 号 ) 第 5 条第 1 項第 2 号によるただし書を適用する場

小松市告示第64号

第 2 号様式 道路の位置の指定の権利者一覧 権利を有する権利種別権利を有する者の住所氏名土地の表示 別添申請図書のとおり 道路の位置の指定を承諾します 申請者 住所 氏名 印 ( 注意事項 ) 1. 事前協議承諾後に工事すること ( 位置の指定は道路築造後に本申請することになります ) 当該申請は

この手引きは位置指定申請に対しての注意事項と添付図書をまとめたものです 目次 * 申請の流れと注意事項 *. 指定手続について 2. 道路位置指定申請と関係手続の流れ 3. 必要書類と記載事項 4. 注意事項

<4D F736F F D A89AA924A8E732093B CA92758E7792E8208B5A8F708AEE8F802E646F63>

道路位置の指定を受けたいとき 1. 事前協議道路位置の指定の申請を進めるにあたり 下記の事項については事前に各担当部署と早めに打ち合わせて下さい 1 宅地造成 開発行為に関すること 都市計画課開発計画担当( 北館 5 階 ) 2 敷地面積の最低限度について 建築指導課審査グループ( 北館 5 階 )

足利市道路位置指定取扱い基準

桑名市道路位置の指定基準

道路の位置の指定、変更及び廃止の取扱い基準について

福島市道路位置指定等に関する要綱(改正案)

裾野市告示第  号

る者をいう ⑵ 代理者申請に関する事項についての一切の責任を持つ者をいう なお 代理者を設定する場合は 申請に関する事項の一切を委任する旨の委任状を申請書に添付すること ⑶ 図面作成者建築士 測量士又は土地家屋調査士その他図面を正確かつ明瞭に作成する事ができる者とする ⑷ 指定を受けようとする道路

        

<4D F736F F D20907A964B8E7393B CA92758E7792E882CC8EE688B58AEE8F E34816A8F4390B38CE32E646F63>

建築基準法第52条第4項に基づく共同住宅の共用の廊下・階段の容積率不参入の取扱いについて

道路の位置指定に関する取扱い(解説)

2000.4.6

道路位置指定申請添付書類 ( 正は原本副は原本又は写し ) 及び添付順序 ( 別紙 ) 第 8 条 ( 道路位置指定の申請及び変更申請 ) 添付 順序 道路位置指定申請書 ( 様式第 7 号 ) 添付図書 明示すべき事項等. 申請者が法人の場合は 法人の名称及び代表者氏名を記入し 法人の代表印を押印

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

道路位置指定申請の手引き

根拠条項 第 131 条の 2 第 3 項 壁面線の指定等がある場合の高さ制限の例外認定 法令の定め第 131 条の 2 3 前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ後退して壁面線の指定がある場合又は前面道路の境界線若しくはその反対側の境界線からそれぞれ 後退して法第 68 条の 2

道路の位置の指定、変更及び廃止の取扱いの基準について

3 申請の流れ 申請者市 ( 建築耐震課 ) 市 ( 関係各課 ) 事前相談 事前相談 事前相談 申請図書作成 関係各課調整調整必要書類提出 書類訂正 書類確認 分合筆 関係権利者承諾 道路位置指定申請 書類審査 道路築造 現場検査 訂正 是

第 8 条令第 144 条の4 第 1 項第 1 号に規定する転回広場の位置及び形状は 別記第 5 図に示すところによるもの又はこれらを包含し かつ 有効に機能すると認められるものでなければならない 2 第 4 条の規定により指定道路が接続する道路 ( 以下 取付道路 という ) が幅員 6メートル

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

目 次 第 Ⅰ 道路の位置指定の手続き 1 手続きの流れ 1 2 事前協議 2 (1) 事前協議 2 (2) 提出書類 2 3 道路の位置指定の申請 2 (1) 申請の手続きに必要な書類 2 (2) 申請図書の作成 3 (3) 関係権利者の範囲 5 4 申請手数料 5 第 Ⅱ 道路の位置指定等の変更

<4D F736F F D208B548E528E7393B CA92758E7792E882CC8EE888F882AB E37816A2E646F6378>

○南丹市道並びに法定外公共物の境界確定事務取扱要領

上のすみ切りを設け, その部分を指定道路の部分とすること ただし, 一方のすみ切りの部分に既存の建築物, 高い擁壁若しくは, がけ等があり, すみ切りを設けることが著しく困難と認められる場合で, 他方のすみ切りを別表に掲げる長さに各々 1メートルを加えた長さにした場合は, この限りでない ( 図 9

<4D F736F F D2093B998488AEE8F8089FC92E88CE32E646F63>

5 道路の延長は 他の道路の側線相互間 又は他の道路の側線より道路の終点若しくは転回広場の中心点までとし 道路中心線の位置での長さとすること ただし 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 42 条第 2 項による道路に接続する場合にあっては 道路中心線より2メ-

目次 第 1 章目的 1 第 2 章手続きの流れ (1) 申請手続きの流れ 2 (2) 事前に関係者との協議を整えておくべき事項 2 第 3 章一般基準 (1) 申請道路の接続 3 (2) 申請道路の起点 3 (3) 申請道路の延長 3 (4) 申請道路の幅員 4 (5) 申請道路の転回広場 5 (

開発許可申請の手引き 平成 31 年 4 月改訂 熊本市都市建設局

8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

Microsoft Word 【H28

Microsoft Word - 富士宮市道路の位置の指定基準(H ).doc

無題

はじめに 建築物の敷地は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 43 条の規定により 同法第 42 条に定められる 道路 に接しなければなりません その 道路 として認められるものの一つとして同条第 1 項第 5 号に 土地を建築物の敷地として利用するため 道路法 都市計画法 土

Microsoft Word - 高度地区技術基準(H _HP公開用).doc

大津市 道路位置指定基準

目次 1. 敷地と道路等との関係について ( 接道 ) P1 2. 法第 42 条第 1 項第 1 号道路について P1~2 3. 法第 42 条第 1 項第 4 号道路 ( 事業計画のある道路 ) について P2 4. 法第 42 条第 1 項第 5 号道路 ( 位置指定道路 ) について P2

Microsoft Word - 位置指定要綱H doc

る場合で 終端及び区間 35 メートル以内ごとに自動車の転回広場に関する基準 ( 昭和 45 年建設省告示第 1837 号 ) に適合する自動車の転回広場 ( 形状は別図 ) が設けられている場合 (4) 幅員が6メートル以上の場合 ( 指定道路の幅員 ) 第 4 条 指定道路の幅員は車道幅員とし

<4D F736F F D208D82926D8E7393B CA92758E7792E88E7793B197768D6A8AEE8F CC C58F6F97708CB48D65816A202E646F63>

< F2D A7926E8AEE8F8095D2967B95B C52E6A74>

1 道路位置指定とは 根拠法文 道路位置指定 建築基準法第 42 条第 1 項第 5 号 建築物を建てる敷地は 建築基準法第 42 条に規定する 道路 に接する必要があります その道路として認められるものは国 県 市道だけでなく 私道であっても認められる場合があり その一つに通称 道路位置指定 と呼

地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

1 道路とは... 2 道路と敷地の関係... 3 道路の位置の指定とは... 1 建築基準法施行令による基準... 2 厚木市建築基準条例について... 3 厚木市建築確認等取扱規則について... 1 指定申請の流れ... 2 事前相談... 3 本申請... 4 工事着手 完了検査... 5 告

図参照 ) 3 建築基準法第 42 条第 2 項に基づき行政庁の指定した道路の中心線から 2m 部分の用地 ( 以下 セットバック という ) は 両側 2mのセットバックであるか 寄附用地の対側側セットバック部分 2mを含み有効幅員 6mまでを寄附できるものとする なお 市街化区域内は セットバッ

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

Microsoft Word - douroitisitei

(Microsoft Word - \225\266\217\221 1)

様式第 1-1 号 委任状 受任者 住 所 氏名受任者使用印 私儀 上記の者に下記土地に係る下記の権限を委任します 1. 土地の所在 地番 2. 上記土地に係る道路境界明示 ( 土地境界確認 ) に関する委任の範囲は 次のとおりです (1) 申請に要する図書及び資料の作成 提出並びに取下に関すること

既存建築物に係る違反是正作業マニュアル

<4D F736F F D208FBC8CCB8E7393B CA927582CC8E7792E882C98AD682B782E98B5A8F708AEE8F802895BD90AC E31308C8E89FC90B329>

目 次 第 1 事前協議 1 第 2 築造工事の完了報告 1 第 3 位置指定申請書 添付図書及び記載事項 2 第 4 道に関する基準 5 第 5 道路位置指定の申請書に添付を要する図面及び書類等 14

Microsoft Word - 宅地造成・区画形質変更の手引

(Microsoft Word - 1_\225\\\216\206.doc)

目 次 第 1. 道路位置指定等の手続きについて 1. 道路位置指定の手続きの流れ 2 2. 申請図書について 4 (1) 申請書書類 4 ア イ 申請書 申請図 (2) 添付書類 6 ア イ 印鑑証明書 土地 建物登記事項証明書 (3) その他必要に応じて添付する書類 6 3. 承諾を必要とする関

一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 改正土壌汚染対策法が平成 22 年 4 月 1 日から施行されたことにより 平成 22 年 5 月 1 日以降に 3,000 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の 30 日前までに 法に基づき届出を行うことが義務付けられ

( 趣旨 ) 第 1 この基準は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 42 条第 1 項第 5 号の規定により道路の位置の指定を行う場合の取り扱いについて 同法施行令 ( 昭和 25 年制令第 338 号 以下 政令 という ) 第 144 条の 4 同法施行

Taro-位置指定基準(25.5.修).A4.

建築基準法第 43 条第 1 項ただし書きの規定に基づく事後報告許可基準の取り扱いについて 平成 21 年 12 月 1 日施行 ( 平成 23 年 4 月 1 日一部改正 ) 1. 申請人の資格について 特例許可の申請人は原則として次によること イ. この特例許可の申請人は 法第 43 条の接道義

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

第1章 総 則

目 次 第 1 条第 2 条第 3 条第 4 条第 5 条第 6 条第 7 条第 8 条第 9 条第 10 条第 11 条第 12 条第 13 条第 14 条第 15 条第 16 条 目的の配置及び設計の原則事前協議指定工事の施工及び検査接続袋路状指定の延長制限の起算点の特例指定の幅員指定のすみ切り

市川市狭あい道路対策事業補助金交付の手引き

<4D F736F F D2093B CA92758E7792E882C982C282A282C A957A C A>

< EE888F882AB817A C8E86816A2E786477>

第 4 条省令第 9 条及び細則第 1 2 条第 1 項に定める申請時に必要な図書は 別紙第 2 に示すものとする ( 図書の作成方法 ) 第 5 条申請書に必要な図書の作成方法は 別紙第 3 に示すものとする ( 指定道路の幅員 ) 第 6 条法第 4 2 条第 1 項第 5 号の規定に基づく指定

3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

S60年当時に県にて2項道路等の調査を行っているが、

都市計画法に基づく

土地区画整理法第 76 条第 1 項の許可申請の手引き ( 組合施行用 ) 平成 28 年 岸和田市まちづくり推進部都市計画課

道路道路1. 道路位置指定とは 根拠法文道路位置指定 建築基準法第 42 条第 1 項第 5 号倉吉都市計画区域内で建築物を建てる敷地は 建築準法第 42 条に規定する 道路 に接する必要があります その道路として認められものは 国 県及び市道だけでなく 私道であっても認められる場合があり 道路位置

10.2 道路占用規則関係 ( 太田市に関して ) 当該様式は 参考例として掲載しております 申請の際には 所管にて必ず確認を行ってください 111

道路の位置の指定、変更及び廃止の取扱い基準について


(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

kyouaiyousiki2019.xls

<4D F736F F D DC58F4994C5817A88CA92758E7792E88EE888F882AB81698CF68A4A94C55F2E646F6378>

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

第1号様式(第9条第1項関係)

道路の位置の指定基準について

足立区指定道路取扱基準 第 1 章総則第 1 総則 1 目的本基準は 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 42 条の規定による道路の指定並びに指定の変更及び取消し ( 以下 指定等 という ) に係る手続きについて定めることを目的とする 2 用語の定義本基準において 次に掲げる

分家既存 43条申請

(2) 幅員は側溝 縁石等によって築造し 側溝は各裏側間 縁石は道路の内側で幅員を確保するものとする 8 道路内の建築物等の処置 (1) 指定する道路内の建築物 工作物は指定前に除却しなければならない (2) と接続する部分の障害物は指定前に除却しなければならない 9 行止り道路 (1) 施行令第

目 次 道路位置指定基準 道路位置指定 ( 変更 廃止 ) 事務処理要領 様式第 1 号 道路の位置の指定申請事前確認書 様式第 2 号 道路の位置の指定事前協議依頼書 様式第 3 号 道路の位置の指定申請事前協議結果通知書 様式第 4 号 道路の位置の指定に関する現場検査結果書 様式第 5 号 道

Microsoft Word - 道路位置指定申請の手引き

Microsoft Word - 3-a-001(改正案).doc

津山市道路位置指定指導要領

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の基準 ( 包括同意基準 ) 平成 30 年 9 月 28 日 加古川市都市計画部建築指導課

建築基準法施行規則第10条の2第1号

Transcription:

位置指定道路の手引き 平成 29 年 1 月 Ⅰ. 位置指定道路とは Ⅱ. 道路位置指定の手続き Ⅲ. 道路の基準 (1) 道路の幅員 (2) 転回広場 (3) すみ切り (4) 道路構造 (5) 道路の位置の明示 (6) 道路の勾配 (7) 道路排水施設 Ⅳ. 承諾の範囲について Ⅴ. 申請書類について (1) 申請図書 (2) 申請書 ( 第 15 号様式 ) 記載事項 (3) 申請図 ( 第 16 号様式 ) (4) 添付書類 - 1 -

Ⅰ. 位置指定道路とは ( 建築基準法第 42 条第 1 項第 5 号 ) 位置指定道路とは, 土地を建築物の敷地として利用するため, 道路法 都市計画法 ( 中略 ) によらないで築造する政令で定める基準に適合する道で, これを築造しようとする者が特定行政庁からその位置の指定を受けたもの である 市街化区域においては, 一般的には開発区域が 500 m2未満の場合に, この手引きに従って道路位置指定の手続を行う必要がある なお, 都市計画法第 29 条の開発許可が不要な 500 m2以上の開発区域における道路位置指定 ( 国 地方公共団体が行うもの他 ) については, 開発許可の基準 ( 東京都 ) に準ずるものとする Ⅱ. 道路位置指定の手続き 市申請者 事前相談 事前協議 ( 都 ) 事前協議 1 調布市建築指導課との事前確認位置指定の可否 基準等について事前相談調布市都市計画課との事前協議開発事業事前相談カード提出 東京都多摩建築指導事務所開発指導第二課へ相談カード提出開発行為に該当しないか確認 (TEL 府中合同庁舎 042-364-2386) 該当しない旨の判断 ( 東京都から申請者及び調布市都市計画課開発指導係へ報告 ) 調布市都市計画課へ街づくり条例に基づく開発事業事前協議書提出関係部所の事前確認公共管理者等調布市 ( 道路管理課, 下水道課 ), 東京都水道局他調布市建築指導課へ事前書類提出案内図, 公図写し, 土地関係者一覧, 土地利用計画図, 現況図 ( 実測面積, 接続道路の位置付け 幅員 ) など 事前決裁 1( 建築指導課及び関係各課 ) 期間 ( 目安 ) 約 30 日 事前協議 2 ( 申請書類仮提出 ) 申請書類一式提出 ( 図面訂正の可能性があるため, 関係権利者の承諾印は不要 ) 事前決裁 2( 建築指導課 ) 約 10 日 受理 ( 受付 ) ( 関係権利者の承諾後 ) 道路位置指定申請書の提出道路工事着手 工事期間 現場検査道路工事完了 ( 排水施設等の検査も含む ) 指定及び告示 指定及び告示後道路位置指定通知書の返却 ( 建築物の確認申請は, 位置指定及び告示日以降 ) 約 20 日 期間はあくまで目安であり, 計画の内容や書類の状況 ( 精度 ) 等により, 前後することがありま す また, 書類準備や関係権利者の承諾期間は含まれておりません - 2 -

Ⅲ. 道路の基準 ( 令第 144 条の 4) (1) 道路の幅員 道路延長 L 35m L>35m 幅員 4.0m 以上 4.0m 以上 図 1 道路幅員 指定幅員 (4m 以上 ) 位置の指定を受けようとする道路の幅員は, 道路の中心線で直角に計り, 図 1 に示すとお りとする (2) 転回広場 幅員 6m 未満で道路延長が 35m を超える場合には, 自動車の転回に支障がないように転回 広場を設置しなければならない 図 2-A 転回広場 ( ト型 ) 図 2-B 転回広場 (T 型 ) なお, 既存の幅員 6m 未満の袋路状道路に接続して指定を受けようとする場合は, 当該袋 路状道路の延長に既存の袋路状道路の延長を加算して, 行き止まり道路延長 ( 袋路状道路延 長 ) とする - 3 -

(3) すみ切り道路が同一平面で交差し, 接続し又は屈曲する箇所は, 角地の隅角をはさむ辺の長さ2m 以上の二等辺三角形となるすみ切りを設置する 図 3 すみ切り 4m 2m 2m 2m 令第 144 条の4 第 1 項第 2 号のやむを得ない場合とは, 次のア又はイに該当するものをいう ア物理的理由又はどちらか一方のすみ切り部分の関係権利者の承諾が得られない場合で, 底辺が4m 以上となる二等辺三角形の片側すみ切りを設けたものイ平成 28 年 7 月 1 日以前に, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 43 条第 1 項ただし書の適用を受けた経緯のある道で, 底辺が2m 以上となる二等辺三角形のすみ切りを設けたもの 令第 144 条の 4 第 1 項第 2 号の必要がない場合とは, 歩道幅員が 2m 以上ある道路に接 続するものをいう (4) 道路構造道路は簡易舗装を原則とする 竣工後, 市の管理に属する場合については, 道路管理課と協議の上, 舗装すること 図 4 簡易舗装の例 (40 型 ) 5cm アスファルト混合物 ( 密度 T) フ ライムコート 40cm 15cm 粒度調整砕石 (M-40) 20cm クラッシャーラン (RC-40) (5) 道路の位置の明示道路の境界は, 原則として側溝, 縁石その他により明確にすること ただし, 土地の状況によりこの措置がとれない場合は,10cm 角で長さ45cm 以上のコンクリート又は石のくいによりその位置を表示すること ( 調布市建築基準法施行細則第 2 1 条 ) - 4 -

(6) 道路の勾配横断勾配が 12% 以下であり, かつ, 階段状でないこと ただし, 道路となる土地の高低差が著しく, スロープとすることができない場合は階段状とすることができる その場合は下記のとおりとする ( 建築基準法施行令第 23 24 条 ) 階段は けあげ 16cm 以下, 踏面 26cm 以上であること 階段の高さが3mを超える場合は, 高さ3m 以内毎に踏幅 1.2m 以上の踊場を設ける 階段の上面は, 石, コンクリート等の硬質材料による構造であること また, 道路が崖地及び水路等に接する場合は, 安全上転落防止柵等を設置すること (7) 道路排水施設 雨水と汚水 雑排水は合流方式 ( ただし, 一部地域によっては分流方式あり ) を原則とし ( 下水道課と協議して計画すること ), 道路の雨水排水の処理は L 型側溝を原則とする Ⅳ. 承諾の範囲について承諾を必要とする範囲は, 道路となる土地に権利を有する者, 道路に沿接する土地及 びその土地にある建築物若しくは工作物に関して権利を有する者 ( 原則として登記され ているものを基本とする ) とする また, 既存の位置指定道路等, 私道に接続して指定する場合は, その私道の接続部分 及び改変を伴う部分の土地所有者 ( 道路管理者 ) の承諾を必要とする 公道 ( 国道 都道 市道 ) に接続する場合は, その道路管理者の承諾を必要とする 道路に沿接する土地は, 道路の管理上及び施工上等から承諾が得られない場合, 道路境界 線から原則として離隔を 15cm 設けるものとする 隣地 15cm 道路 - 5 -

Ⅴ. 申請書類について ( 法規則第 9 条及び調布市施行細則第 18 条第 1 項 ) (1) 申請書類 1 正本申請書 ( 第 15 号様式 ), 委任状, 印鑑登録証明書, 土地 建築登記記録 ( 全部事項 ), 排水接続許可書等, 住民票 ( 登記上の住所と現住所が異なる場合 ), 原図 ( 第 16 号様式 ) ( 袋に入れる ), 原図の写し, その他 ( 農地転用届出書等 ) 必要とする書類 原図は,A1 版は16 折り,A2 版は8 折りにする 2 副本申請書 ( 第 15 号様式 )( 写 ), 委任状 ( 写 ), 印鑑登録簿証明書 ( 写 ), 土地 建物登記記録 ( 全部事項 )( 写 ), 排水接続許可書等 ( 写 ), 原図の写し, その他必要とする書類 ( 写 ) 3 原図の写し計 3 部 ( 但し, 上記の正本用 副本用を含む ) (2) 申請書 ( 第 15 号様式 ) 記載事項 1 申請道路の地名 地番道路となる土地の地名 地番とは, 申請に係わる道路の部分の地名 地番 ( 地番及び号を含む ) をいう 土地の一部が道路となる場合は ~の一部 と記載する 無地番の国有地を含む場合は ~と~の間の無番 と記載する 2 申請に係る道路延長申請に係る道路の延長は, 各幅員毎の延長とする 3 自動車転回広場の取り扱い自動車転回広場は, 道路の延長に含めて指定する (L1+L2) ( 図 5, 図 6) 図 5 転回広場 ( ト型 ) 図 6 転回広場 (T 型 ) L1= 道路延長 転回広場 L2= 転回広場 L1= 道路延長 L2 [ 注 ] 延長による表示が難しい場合は面積表示とするが, できるだけ延長表示とする - 6 -

(3) 申請図 ( 第 16 号様式 ) 1 付近見取り図付近見取り図は縮尺 1/1500~1/3000 程度とし, 方位, 申請に係わる道路の位置, 付近の目標, 街区, 街区番号, 既存道路, 道路名称, 交差点名称等の状況を明確に表示する 3 構造図 1. 道路構造図 ( 道路の横断面図 ) 縮尺は 1/50 程度とする 側構 縁石 標示杭の位置 道路面の構造を記入し, 高低差のある場合は道路の中心での位置を算定する 道路断面を表示し, 構造を明確にする 敷地境界との位置関係を明確にする 隣接地と高低差のある場合は, 幅員 道路敷等を明示する 傾斜地の場合や道路勾配が途中で変わる場合は, 必要に応じて縦断面図, 横断面図を作成する 2. その他の構造図 人孔 集水孔 汚水孔 トレンチ 浸透槽等, 指定に伴い設置される公共施設の構造図を表示する 縮尺は 1/10~1/50 程度 2 地籍図 方位は, 付近見取り図と一致する また, 申請図の凡例に従って記載する 縮尺は,1/100,1/200,1/250,1/300,1/500,1/600 のいずれかとする 道路 ( 隅切りを含む ) の位置は基点からの距離により表し, 幅員, 延長, 中心線での延長および各辺長を記入する 地番界 地番 建物の家屋番号 権利者名道路となる土地の各筆ごとの土地所有者, その他の権利者別に記入する 道路に接することとなる土地の所有者 賃借権者 その他権利者 建築物又は工作物の所有者 その他権利者名を, それぞれ権利別に記入する 既存建築物 予定建築物の配置, 敷地面積, 用途及び出入口の方向 ( 矢印 ) を示す 土地に高低差がある場合は, がけ 擁壁 計画地盤高さ等を明示する 宅地造成等規制法の許可申請も同時に行う場合は, 許可番号等も記入する 敷地周辺の長さを記入する また, 路地状敷地の場合は間口と延長距離を記入する 既存道路は, 公道, 私道の種別と位置, 幅員を記入する 位置指定済道路の場合は, 指定年月日 番号 幅員を記入する 都市計画施設 ( 道路 公園など ) は, 都市計画課で位置の証明を受けて概略線を記入する 申請道路は他の道路と区別するため太線で記入する 又, 杭の表示も行うこと 公道に接続する場合は, 公道の幅員証明を添付する 排水施設は, 人孔 枡の位置を明示し, 開渠の場合は実線, 暗渠の場合は破線で記入する 傾斜地の場合は道路勾配を記入する 土地の各筆ごとの地目を記入する - 7 -

4 公図の写し ( 申請前 3 ヶ月以内程度のものとする ) 写した年月日 写した場所 写した者を記入し, 写した者が捺印する 申請道路を公図中に点線で明示する 5 承諾書 権利別に承諾者名を記入し, 承諾印 ( 実印 ) を捺印する 権利別 とは, 地名 地番 及び権利種別が分かるように記入することである 権利とは, 所有権 地上権 賃借権 抵当権 地役権等をいう 例 ) 土地所有者 2119-3 建物所有者 2219-3-2 根抵当権者 2119-15 承諾者ごとに承諾年月日を記入するとともに, 関係権利者全員の承諾を得た日付を こ の図面のとおり道路位置の指定を承諾いたします の欄の日付として記入する 親権者, 法定代理人, 公有地管理者のある場合は, これらの資格を氏名欄に記載する 6 その他 備考欄に, 総面積 道路面積 区域面積 ( 総面積 - 道路面積 ) を記入する (4) 添付書類 1 印鑑登録証明書 印鑑登録証明書は, 承諾を得た関係権利者全員のものが必要である 印鑑登録証明書は, 承諾年月日の前 3ヶ月以内に発行されたものとする 住民票は, 登記簿謄本または登記事項全部証明書の住所と印鑑登録証明書の住所が異なる場合に添付する 2 土地 建物登録登記簿謄本または土地 建物登記事項全部証明書 申請のときには, 道路となる土地, 道路に沿接する土地の全筆について最新 (1 週間程度以内 ) の登記簿謄本または登記事項全部証明書 ( 過去 3ヶ月の権利関係等が分かるもの ) が必要である 相続人が未登記で相続関係を明らかにする必要がある場合は, 戸籍謄本, 家系図, 遺産分割協議書等を添付する さらに備考欄にその旨を記載する 3その他 区域面積の求積図面および求積表を添付 公有地については, その管理者の承諾または占用許可書を添付する 区画整理事業区域内の場合は, 土地区画整理法第 76 条の許可書 都市計画事業区域内の場合は, 都市計画事業施工者への照会と回答書 公有地の境界確定の証明 ( 境界確定図の写し ) 登記されていない建築物については, 課税証明書や家屋所在地証明等により権利者を確認する 公道に接続する場合は, 公道幅員証明および公道管理者の接続の承諾 - 8 -

道路位置指定申請事前協議 1 提出書類一覧 NO 添付書類 備考 1 案内図 2 公図 3 土地関係者一覧表 4 現況図 5 実測図 6 土地利用計画図 道路位置指定同意申請書及び道路位置指定申請書添付書類一覧 NO 添付書類 備考 1 道路位置指定申請書 ( 正 ) 2 道路位置指定申請書 ( 副 ) 3 案内図 4 道路位置指定申請図 5 現況図 6 実測図 7 公図 8 土地関係権利者一覧表 9 土地の登記記録全部事項証明書 10 委任状 11 印鑑登録証明書 ( 法人は資格証明も添付 ) 12 土地利用計画図 13 給水計画図 14 排水計画図 15 公共施設の管理図 16 公共施設の構造図その他必要に応じて指示するもの 1 理由書 2 経緯書 ( 廃止の場合 ) 3 建物の登記記録全部事項証明書 4 農地転用許可書の写し 5 都市計画証明書 6 公道証明書 7 建物関係権利者一覧表 8 住民票等 以上, 正 副 2 部提出すること - 9 -