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緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

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先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

PowerPoint プレゼンテーション

News Release 国立研究開発法人新エネルギー 産業技術総合開発機構 福島県 南相馬市 株式会社 SUBARU 日本無線株式会社 日本アビオニクス株式会社 三菱電機株式会社 株式会社自律制御システム研究所 世界初 無人航空機に搭載した衝突回避システムの探知性能試験を実施

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

消防庁予算 ( 案 ) の概要 H30 当初 予算額 ( 案 )142.9 億円 ( 対前年度比 4.2 億円増 3.0% 増 ) 一般会計 億円 ( 対前年度比 0.2 億円減 0.2% 減 ) 復興特別会計 17.3 億円 ( 対前年度比 4.4 億円増 33.8% 増 ) H29

し 火を消火するためにも使われます 複数のノズルモジュールを搭載することで ホースが長くなっても浮上することができます 空飛ぶ消火ホースが実現されれば 大規模な火災があった場合にも 消防車から送り出されることで火元へと直接飛んでいき 安全で迅速に消火を行うことができると期待しています また アクセス

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平成16年新潟県中越地震 JR西日本福知山線列車事故 16年10月23日に発生した新潟県中越地震は 死者68人 災害関連死を含む という被害を もたらしました この地震を契機に 警察では 極めて高度な 救出救助能力を必要とする災害現場において 迅速かつ的確に被災者の救出救助を行う専門部 隊として 1

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北海道開発局 北海道開発技術研究発表会 新技術セッション UAV 測量による土工管理システム 前田建設工業 ( 株 ) 松尾健二 1 目次 1. 背景 2.UAV 土工管理システム 3. 適用事例 4. 精度検証 作業量比較 5. まとめ 2

緊急消防援助隊基本計画 の改定について (H26 H30 の第 3 期計画 ) 緊急消防援助隊基本計画について 平成 26 年 3 月消防庁 東日本大震災の教訓を活かし 南海トラフ地震等への対応力を強化するため 緊急消防援助隊の登録目標数 (H30) を 6000 隊に大幅増隊 総務大臣が 緊急消防

00 表紙・目次

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

特集1-1表 緊急消防援助隊が出動した主な災害 死者 行方 不明者数 災 害 名 活動 日数 活動期間 出動延べ 隊数 14人 H8. 12. 6 7日間 72隊 平成12年有珠山噴火災害 H12. 3. 29 5 日間 65隊 25日間 381隊 平成15年十勝沖地震及び

資料の一部を省略することが出来る無人航空機 No. 製造者名称 ( 型式 ) 最大 離陸重量 確認した飛行形態の区分 ( 申請書の飛行形態区分 ) 確認日 1 PHANTOM 1 1.2kg A/B/C 注 1 /D 2016/5/24 2 PHANTOM 2 1.3kg A/B/C 注 1 /D

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第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動


発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

緑化計画作成の手引き 26年4月版

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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

日本海溝海底地震津波観測網の整備と緊急津波速報 ( 仮称 ) システムの現状と将来像 < 日本海溝海底地震津波観測網の整備 > 地震情報 津波情報 その他 ( 研究活動に必要な情報等 ) 海底観測網の整備及び活用の現状 陸域と比べ海域の観測点 ( 地震計 ) は少ない ( 陸上 : 1378 点海域

平成 28 年熊本地震における対応 平成 28 年熊本地震 ( 前震 :4/14 本震 :4/16) において 電力 ガス等の分野で供給支障等の被害が発生 関係事業者が広域的な資機材 人員の融通を実施するなど 迅速な復旧に努めた結果 当初の想定よりも 早期の復旧が実現 また 復旧見通しを早い段階で提

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

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H28秋_24地方税財源

山梨県消防防災航空隊山岳救助活動ガイドライン

1. 研究背景 目的 2. 使用機器 3. 橋梁点検システム 4. 選定橋梁 5. 安全対策 橋梁点検フロー 6. 計測結果 計測条件 7. まとめ - 2 -


小型移動ロボット

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可搬ポンプの取扱い 応急救護等 様々な知識 技能を訓練で身につけることができます お問合せは 東久留米消防署防災安全係 ( 内線 320) まで!

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平成19年度・地球工学研究所の知的財産に関する報告会 - 資料集

7 制御不能な二次災害を発生させない 7-1) 市街地での大規模火災の発生 7-2) 海上 臨海部の広域複合災害の発生 7-3) 沿線 沿道の建物倒壊による直接的な被害及び交通麻痺 7-4) ため池 ダム 防災施設 天然ダム等の損壊 機能不全による二次災害の発生 7-5) 有害物質の大規模拡散 流出

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2. 大規模津波防災総合訓練実行委員会設立準備会 日 場 時 : 平成 29 年 12 月 19 日 ( 火 ) 午後 1 時 30 分 ~ 午後 3 時 所 : 四日市市役所 6F 本部員会議室 準備会参加機関 : 中部管区警察局 陸上自衛隊第 10 師団海上自衛隊横須賀地方総監部 航空自衛隊中部

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

国土技術政策総合研究所 研究資料

筒先進入技術等の伝承の一方策について

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福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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( 様式 1) 無人航空機の飛行に関する許可 承認申請書 平成 29 年 5 月 29 日 新規 更新 変更 東京航空局長殿 代行申請 ( 本人申請以外 ) 氏名 TAKA 本人申請及び住所印 ( 連絡先 ) Mail: 航空法 ( 昭和 27 年法律第 231 号 ) 第 132 条ただし書の規定

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(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム

大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

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建設の施工企画 特集 >>> 情報化施工 IT 技術 ロボット化 自動化 自動制御 小型自律飛行ロボット (UAV) の活用による簡便な地物計測 鈴木太郎 橋詰匠 鈴木真二 近年, 災害等の危機管理や測量などの目的で, 無人飛行ロボット (UAV:Unmanned Aerial

2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

て 木材 わら 炭 プラスチック製品を燃焼させて 水のみを使用した場合と 水と消火薬剤を混合した液体 ( 以下 薬剤混合液という ) を使用した場合での 消火までの時間 薬剤混合液の使用量 消火後の残火状況の違いについて確認する 実験条件として 背負い式放水器具内の水及び薬剤混合液の量は18Lとし

スライド 1

防災業務計画 株式会社ローソン

平成 30 年度救急業務のあり方に関する検討会報告書の概要 消防庁救急企画室 はじめに 消防庁救急企画室では 高齢化を背景として救急需要が増大する中 救急車の適正利用の推進や救急業務の円滑な実施と質の向上等 救急業務を安定的かつ持続的に提供し救命率の向上を図ることを目的に 平成 30 年度救急業務の

( 活動基地及び活動区域 ) 第 5 条 航空隊の活動基地は 西八代郡市川三郷町黒沢 5375 番地に設置する山梨県警察航空基地 ( 以下 航空基地 という ) とする 2 航空隊の活動区域は 県内全域とする ( 編成 ) 第 6 条 航空隊の編成は 別表第 1 のとおりとする ( 業務 ) 第 7

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消防の組織 市町村消防の原則 ( 消防組織法第 6 条 ) * 市町村消防費の平成 27 年度決算額は 2 兆 969 億円 * 都道府県は消防学校の運営や消防防災ヘリコプターの運航等を行っている ( 都道府県防災費の平成 27 年度決算額は 1,456 億円 ) 消防庁では 制度の企画 立案業務や


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秋植え花壇の楽しみ方


資料1 第3回災害救助に関する実務検討会における意見に対する回答

目次 第 1 章計画策定の背景と目的 P1 第 2 章ドローン活用の取り組み状況 P1 1 国における取り組み状況 2 他県や民間等における取り組み状況 3 本県における取り組み事例 第 3 章ドローン活用の推進に向けた基本方針 P2 第 4 章現時点におけるドローン活用を推進する施策 P2 第 5

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03 【資料1】自動走行をめぐる最近の動向と今後の調査検討事項

平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

dji.htm - 無題 <標準モード>


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I. 要素技術編 --- 地域の組織化 広域調査法 小型無人ヘリ ( ドローン ) による調査 1) 技術の概要小型無人ヘリ ( ドローン ) は GPS による自律飛行を行うことで圃場上空から鮮明な空撮画像を得ることができます 栽培イネ 漏生イネ 雑草イネは植物学的に同種であるため

2/12 はじめに -2- 既存のシステムでは 統合的な情報提供 援助システムが存在しない 救命に特化したシステムは 存在している 災害時でも実用に耐え得る 双方向通信システムが存在しない など 解決には至っていません 私たちはこれらの問題を解決するために 次のような機能を考えました 固定電話 携帯

(3) 設備復旧対策事例 ~ 基地局及びエントランス回線通信事業者各社で取り組んだ主な基地局あるいはネットワーク設備復旧対策としては 光ファイバー 衛星回線 無線 ( マイクロ ) 回線の活用による伝送路の復旧や 山頂などへの大ゾーン方式 ( 複数の基地局によるサービスエリアを1つの大きなゾーンとし

1 日本再興戦略 2016 改革 2020 隊列走行の実現 隊列走行活用事業モデルの明確化ニーズの明確化 ( 実施場所 事業性等 ) 技術開発 実証 制度 事業環境検討プロジェクト工程表技高齢者等の移動手段の確保 ( ラストワンマイル自動走行 ) 事業モデルの明確化 ( 実施主体 場所 事業性等 )

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

Microsoft PowerPoint - 測量へのUAVの導入に向けた検討状況について

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

1. 自衛隊と関係機関の連携 < 発災当初から 被災者の捜索や人命救助活動を全力で実施 > 警察 消防 海上保安庁等と協力し 津波等により孤立した地域や倒壊家屋等から多数の被災者を救出 米軍 警察 消防 海上保安庁等と共同し 被災 3 県の沿岸 河口部を中心とした集中捜索を実施 関係機関との連携 1

平成 30 年度事業報告 一般財団法人自治体衛星通信機構 当機構は 地方公共団体等において通信衛星を共同利用するための設備を設置し 運用することによって 防災情報及び行政情報の伝送を行うネットワークの整備促進を図り もって地域社会における情報通信の高度化及び地域の振興に寄与することを目的として平成

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資料 3 ロボット研究 実証拠点整備等に関する検討会 ( 第 3 回 ) 説明資料 平成 27 年 1 月 30 日 消防庁

消防研究センターにおけるこれまでのロボット研究の取組概要 本体 実用化型 FRIGO M 操縦装置 表示画面 本体 : 長さ71.0 x 幅 40.5 x 高さ45.0cm,18.0kg 操縦装置 : 長さ25.0 x 幅 35.5 x 高さ25.0cm, 9.2kg 完全防水, 防塵 耐衝撃 1.5mの高さから階段横転転落対応 防爆本体内部に可燃性ガスが侵入しても着火しない 最高速度 5km/h, 階段 エスカレータ昇降可能 検知部をユニット化, 他のユニットと交換可能 検知器標示部をカメラで撮影し画像としてデータ転送 検知器を簡単に取り外し, 隊員が使用可能 ロボット相互の中継が可能, 無線通信不感地帯の解消 開発コンセプト小型軽量容易な操作, 維持管理必要機能の絞り込み低コスト ( 導入, 維持 ) 消防本部 ( 札幌, 船橋, 四日市, 堺 ) にプロトタイプを配備, 聴取した意見を基に改良. 現在もプロトタイプを引き続き配備. 平成 23 年度 2 台 1 セット 4 本部へ配備. 他省庁での活用 ( 一部予定を含む ) 防衛省, 国交省, 文科省, 警察他, 民間でも 10 台以上使用されている. 平成 20 年度開発を完了平成 21 年度 救助資機材の高度化検討委員会 ( 消防庁 ) で検討, 検知型遠隔探査装置 として救助隊の装備の基準に盛り込まれた. 第 4 回ロボット大賞公共フロンティア部門優秀賞受賞. 1 1

無人ヘリの開発について 津波や大規模な土砂災害の被災地の偵察 要救助者はどこか どうやっていくか いざというときどこに逃げるか ( 現状 ) 災害前と地形や町並みが変わっていて土地勘が働かず 移動も困難で 少しずつしか進めない ( 二次災害も発生 ) ( 目標 ) 状況と地形を現場ですばやく把握出来るシステムの開発 ( 取り組み ) 2 名で運用できる 上空からの画像による偵察と地形の把握が可能なシステムの開発 現場 状況把握 活動方針 現場指揮所 現在開発中の機材の概要大きさ : 約 100cm 100cm 本体重量 : 約 3.5kg ペイロード : 約 2.5kg 飛行制限 : 平均風速 10m/s 以下 航空法飛行時間 : 最大 40 分飛行距離 : 最大 2km( 操縦装置上限 ) 測量用の機体をベースに 消防用に改変 ( 指揮隊運用を想定 災害現場の立体図作成 陸上への動画伝送 ガス検知機搭載等 ) 22

ドラゴンハイパー コマンドユニット ( エネルギー 産業基盤災害即応部隊 ) の新設について 緊急消防援助隊とは 緊急消防援助隊は 平成 7 年の阪神 淡路大震災の教訓を踏まえ 大規模災害等において被災した都道府県内の消防力では対応が困難な場合に 国家的観点から人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施し得るよう 全国の消防機関相互による援助体制を構築するため 平成 7 年 6 月に創設 東日本大震災を上回る被害が想定される南海トラフ地震等に備え 大規模かつ迅速な部隊投入のための体制整備が不可欠であるため 平成 30 年度の登録目標数を現在の 4,694 隊から 6,000 隊に大幅増隊することとし 登録を積極的に推進 エネルギー 産業基盤災害即応部隊の新設 大規模地震等の石油コンビナート事故等のエネルギー 産業基盤災害に的確に対応するため 平成 26 年度に新たに ドラゴンハイパー コマンドユニット ( エネルギー 産業基盤災害即応部隊 ) を新設 エネルギー 産業基盤災害対応型消防水利システム エネルギー 産業基盤災害即応部隊の編成 大型高所放水車 大型化学消防車 泡原液搬送車 エネルギー 産業基盤災害対応型水利システム 大型化学消防車 大型高所放水車 泡原液搬送車 化学消防ポンプ自動車 指揮隊等により 地域の実情に応じて編成 平成 26 年度末に即応部隊の中核となる エネルギー 産業基盤災害対応型消防水利システム 2セットを配備し 部隊を新設 今後 平成 30 年度までに全国に12 隊を配備 ( 予定 ) 平成 26 年度配備先消防本部 : ( 千葉県 ) 市原市消防局 ( 三重県 ) 四日市消防本部 33

エネルギー 産業基盤災害対応のための消防ロボットの研究開発 H27 度予算 ( 案 ) 2.3 億円 (H26 度 2.1 億円 ) 背景 今後発生が懸念されている南海トラフ巨大地震 首都直下地震の被害が想定される区域には 我が国有数のエネルギー 産業基盤が集積し 大きなリスクが想定 石油コンビナートにおける特殊な災害では 災害現場に近づけない等の課題 平成 24 年 9 月の ( 株 ) 日本触媒姫路製造所の爆発火災事故では 死者 1 名 ( 消防職員 ) 負傷者 36 名 ( うち消防職員 24 名 ) の大きな人的被害が発生 ) (LPG 貯蔵施設の爆発火災 ) (H26 から継続 ) 最先端の ICT や G 空間技術 ( 既存の空間情報把握技術等 ) を活用し 情報収集から放水活動までを自動 自律的に行える消防ロボットシステム ( 情報収集ロボット 放水ロボット インターフェイス機器から構成 ) を研究開発 平成 30 年度のロボット完成を目指し 以降 順次実用化 高度化 ロボットシステムのイメージ インターフェイス機器 ロボットシステムの制御 隊員の判断 指示 情報収集ロボットからの情報 放水ロボットの活動状況を表示 協調 連携して活動 情報収集ロボット 自律的に移動し 情報収集 自律的に現場まで移動し 熱画像 放射熱 可燃性ガス等を計測 火災現場で活動可能な耐熱性能を確保 G 空間 ICT を活用し 精度の高い遠隔操作を実現 人が近づけない現場でも近接し 消防職員の安全向上 スケジュール H26 年度 詳細設計 H27 年度 要素技術の試作 H28 年度 試作機の完成 制御画面 H29 年度 検証及び改良 放水ロボット 自動的に最適位置に部署し 自動放水 H30 年度 ロボット完成 火災等へ接近が可能な耐熱性能を確保 自動でホース延長し コンビナート火災に有効な泡放射が可能 H31 年度 ~ 高度化 44

消防ロボットの研究開発に係る検証内容 エネルギー 産業基盤災害対応のための消防ロボットの研究開発においては 平成 30 年度の完成に向け 平成 28 年度に試作機を完成し 平成 29 年度に試作機の検証を実施予定 試作機の検証は 試作機に導入した要素技術 ( 耐環境性能 空間認識技術 自律移動技術 ロボット間の協調連携技術等 ) 等について 石油コンビナート等において検証を行うことを想定 主な検証内容( 現在想定している検討内容 ) 今後の研究開発に応じ 検証内容は変更となる可能性がある ( 要素技術関連 ) 地上移動ロボット (UGV) 空中移動ロボット(UAV) の耐環境性 ( 防水 防塵 耐衝撃 耐震動 防爆性能 ) レーザースキャナ等による 周辺空間の3 次元計測による3 次元空間認識技術 自己位置認識技術 GPS 慣性計測装置 ロボットの動作を基に移動ロボットの位置を想定する技術( オドメトリ ) レーザースキャナにより移動ロボットの位置を推定する技術等 ロボット間の協調 連携のための通信安定性 ( 情報収集ロボット 放水ロボット試作機 (UGV) の検証 ) 3 次元空間認識技術及び自己位置認識技術を利用した地上移動型ロボットが自律的に移動する技術 ホース展開作業 撤収作業 放水時の水流の自動認識 情報収集ロボットからの情報に基づき 最適な部署位置及び放水方向等を自動的に決定 ( ロボット間の連携 ) 位置 風速等の計測 研究開発後のイメージ 計測値 連携 最適な部署位置 放水方向等の決定 ( 情報収集ロボット試作機 (UAV) の検証 ) UAV の飛行特性からの風速推定 UAV 飛行不能時における緊急退避性能 最適な部署位置への自律移動 放水の自動制御 55

ロボットテストフィールドの活用 1. 共通するロボット技術の検証フィールドとしての活用 近年 民間事業者 研究機関において UAV 等の開発が行われていること等 産学官が共通して開発に取り組むことが求められるロボット技術について ロボットテストフィールドを活用することにより 研究開発の効率化を図れるのではないか ( 例 )UAV 等の性能検証 ロボットに用いる無線通信性能の検証等 なお エネルギー 産業基盤災害対応のための消防ロボットの研究開発においては 実際の石油コンビナート等における実地検証が必要であることから テストフィールドの活用は難しいと考えているが テストフィールドの仕様等を踏まえつつ 消防研究センターにおける他の研究開発において 今後活用を検討 2. ロボットに係る研究機関相互の情報共有 産学官が共有して活用できるロボットテストフィールドとすることにより これまで各研究機関が有していたノウハウ等を共有することが可能となり 研究機関の連携が促進し より効率的 高度な技術開発の進展が期待される 66