○○○の課題と検討

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Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

1. 消費税の仕組みについて 1 1. 消費税とは 消費税は 消費に広く公平に負担を求める間接税 消費税の課税対象は 国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡 貸付け及び役務の提供と外国貨物の輸入 < 導入 引上げの経緯 > 平成元年 4 月 1 日消費税導入 ( 税率 3%) 平成

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

通所リハ生活行為向上リハ加算 1 2,000 1 月につき 通所リハ生活行為向上リハ加算 2 1,000 1 月につき 通所リハ若年性認知症受入加算 60 1 日につき 通所リハ栄養改善加算 150 月 2 回限度 通所

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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1. 施設入所 (2 ) ( 平成 30 年 8 月 1 日改定 ) (1) 基本料金 (1 日あたり ) 外 施設利用料基本型個室 1,396 円 1,486 円 1,608 円 1,712 円 1,814 円 ( 注 1) 多床室 1,542 円 1,638 円 1,760 円 1,862 円

介護度 1 か月 (30 日 ) あたりの施設利用料グループホームかじかの里平成 28 年 5 月 1 日現在 負担割合 介護サービス利用料加算料金居室料食費光熱水費合計 要介護 1 1 割 2 割 22,770 45,540 2,475 4,949 37,500 30,000 11,

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

「指定居宅サービス」重要事項説明書

入所利用料 NO.2 単価新 老人訪問看護指示加算 300 円 / 回 訪問看護ステーションに対し医師が訪問看護指示書を交付した場合 緊急時治療管理 認知症情報提供加算 511 円 / 日緊急的な治療管理を行なった場合 (3 日限度 ) 350 円 / 回認知症疾患医療センター等に紹介した場合 地域

介護給付費単位数等サービスコード表 ( 平成 24 年 4 月施行版 ) 介護サービス 平成 24 年 4 月 Ⅰ 居宅サービスコード 1 訪問介護サービスコード表 1 2 訪問入浴介護サービスコード表 57 3 訪問看護サービスコード表 58 4 訪問リハビリテーションサービスコード表 66 5

Microsoft Word - 発出版QA

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通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

介護給付費単位数等サービスコード表

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

2 5 ページ ( 第 1 号訪問事業 ) 訪問介護 : ロング ライフ訪問介護事業所 訪問型サービス費 1,168 月 訪問型サービス費 2,335 月 * 訪問型サービス費 (Ⅲ) 3,704 月 20 分未満 20 分以上 30 分未満 30 分以上 60 分未満 60 分以上 20 分以上

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

要支援 介護保険負担額 (1 割月額 ) 介護保険負担額 (2 割月額 ) 要支援 1 1,843 円 要支援 1 3,686 円 要支援 2 3,779 円 要支援 2 7,557 円 サービス加算について (2 割負担の方は約 2 倍の料金となります ) 項目金額単位適用 内容 運動機能向上加算


Ⅰ-2-2_(資料2)②_27.04版介護給付サービスコード表

訪問介護 Ⅰ 居宅サービスコード 1 訪問介護サービスコード表 サービスコードサービス内容略称算定項目合成算定 種類 項目 単位数 単位 身体介護 01 イ (1)20 分未満 回につき身 身体介護 01 夜体 165 単位夜間早朝の場合 25% 加算 2

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

緊急に措置すべき事項

Taro 社福軽減(新旧)

スライド 1

ご利用者様各位

加算・減算一覧【HPアップ用】

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 法人 ( 開設者 ) 名事業所名事業所番号 提供サービス 施設等の区分 人員配置区分 その他該当する体制等 割引 各サービス共通 地域区分 1 1 級地 6 2 級地 7 3 級地 2 4 級

PowerPoint プレゼンテーション

特別養護老人ホーム 優雅 社会福祉法人 桜寿会 ( 特別養護老人ホーム優雅 ) 福島県南会津郡南会津町田島字北下原 111 番 TEL: FAX: ( 郡山オフィス ) 福島県郡山市菜根一丁目 22 番 10 号 T

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

短期入所利用料金表 利用料金とは 下記表に該当する料金 + 別紙 2( 加算 その他の費用 ) の合計金額です 短期入所 3 階 4 人部屋 第 4 段階 要支援 1 要支援 2 要介護 1 要介護 2 要介護 3 要介護 4 要介護 5 < 保険適用 > 基本単価

点検項目夜勤減算 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( ユニット型短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ( 上記以外 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 短期入所生活介護事業所を併設する場合 ) 夜勤減算 ユニット型 ( 上記以外 ) 点検事項短期入所生活介護の利用者数

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介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

中表紙(居宅)

Microsoft Word - 第10回消費税分科会資料税1-1(1月6日段階暫定)④

別紙2

スライド 1

特別養護老人ホーム瑞光の里金表 ( 従来型個室 ) ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) + 口腔衛生管理加算 介護職員処遇改善加算 + 所定単位数 介護度 ,867 21,516 介護度 ,975 23, 介護度

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

PowerPoint プレゼンテーション

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

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体制届添付書類一覧表 ( 居宅サービス 居宅介護支援 施設サービス ) H 届出項目添付書類備考 訪問介護 訪問型サービス 1 施設等の区分 2 サービス提供責任者体制の減算 3 特定事業所加算 4 共生型サービスの提供 ( 居宅介護 重度訪問介護 ) 5 特別地域加算添付書類なし 6

22. 介護療養型医療施設 改定事項 1 介護療養型医療施設の基本報酬 2 排泄に介護を要する利用者への支援に対する評価の創設 3 口腔衛生管理の充実 4 栄養マネジメント加算の要件緩和 5 栄養改善の取組の推進 6 身体的拘束等の適正化 7 介護療養型医療施設における診断分類 (DPC) コードの

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

( 介護予防 ) 認知症対応型共同生活介護加算届出書類一覧表 各月の 15 日までに届け出れば その翌月から算定できます 勤務形態一覧表 ( 別紙 B) については 届出月の直近 1 ケ月分を提出してください 加算名必要な提出書類 変更届施設等の区分 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 体制等

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2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

王子高齢者あんしんセンター ( 高齢福祉課高齢相談係 ) 名称住所電話番号 王子本町 区役所第一庁舎 1 階 十条台高齢者あんしんセンター中十条 障害者福祉センター 3 階 王子光照苑高齢者あんしんセンター王子

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

Ⅰ-2-2_(資料2)②_27.04版介護給付サービスコード表

介護老人保健施設シンフォニー稲佐の森 Ⅱ < 介護予防短期入所療養介護利用料金一覧表 > 介護予防短期入所療養介護 ( 日額 ) 要介護度要支援 1 要支援 2 サービスに係る負担金 円 776 円 介護職員処遇改善加算 2 26 円 32 円 サーヒ ス提供体制強化加算 (Ⅰ) 3 1

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

基本料金明細 金額 基本利用料 ( 利用者負担金 ) 訪問看護基本療養費 (Ⅰ) 週 3 日まで (1 日 1 回につき ) 週 4 日目以降緩和 褥瘡ケアの専門看護師 ( 同一日に共同の訪問看護 ) 1 割負担 2 割負担 3 割負担 5, ,110 1,665 6,

01 表紙 老人保健課 - コピー

PowerPoint プレゼンテーション

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意見を表示したものの全文 有料老人ホーム等の入居者が利用する訪問介護に係る介護給付費の算定について ( 平成 29 年 10 月 19 日付け厚生労働大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 36 条の規定により 下記のとおり意見を表示する 1 制度の概要 (1) 有料老人ホーム等の概要 記 貴省

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

介護老人保健施設 契約書

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

入居希望者等の状況 該当するものにレ印をつけ その状況をご記入ください 現在の居所 自宅で一人暮らしをしている 自宅で家族と暮らしている 特養 老健などの施設や病院に入っている 施設又は病院名 ( ) 施設等へ入所又は入院した時期 ( 昭和 平成 年 月から ) 入居希望時期 今すぐ 半年以内 1

Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc

Microsoft Word - âŸƒâŸ–ã•’æł´æŒ°å‹ƒ30㕆4ä¿®æ�£ç¢ºå®ı㕂㕕髟瀇帇仉è�·äº‹éŸ²ã…»æŠ¥å¸¸çfl�æ´»æfl¯æ‘´ç·‘咋争æ¥�費ㇳㅼㅛ表.docx

確認用答弁書(一般質問)

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報酬改定(就労系サービス)

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スライド 1

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

介護給付費の加算等に係る届出について各種加算について加算を開始 または加算の要件に該当しなくなった場合等 変更がある場合には 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書等の提出が必要となります 具体的には 以下のとおりです 1 届出の期限事業の種類 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護

ご 利 用 の し お り (長期入所)

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

スライド 1

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Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

介護給付費算定 ( 加算 ) の届出の時期及び提出書類一覧 ( 地域密着型サービス ) (1) 届出の趣旨 介護保険制度では 人員配置やサービス提供の様態等の体制内容により 算定される報酬額が異なる場合があることから 当該体制状況や各種加算等の算定要件等を確認するため 介護給付費算定に係る体制等届出

横浜市介護予防 日常生活支援総合事業費単位数サービスコード表 ( 平成 28 年 1 月版 ) 要支援者については 平成 28 年 1 月以降に認定の更新等により要支援認定を受けた方についてのみ 総合事業のサービスコードを使用します ( 認定の更新等までは 従前の介護予防訪問介護 介護予防通所介護の

介護保険制度における通院等乗降介助の適用範囲の拡大(概要-行政苦情救済推進会議の意見を踏まえた通知-

Transcription:

介護給付費分科会 - 介護事業経営調査委員会 第 8 回 (H25.7.19) 資料 2 介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

1. 消費税率 8% 引上げ時の対応について (1) 介護報酬にかかる対応案 対応案 1( 介護報酬上乗せ対応 ) ( 趣旨 ) 消費税率の引上げにより 介護サービス施設 事業所の仕入れ等にかかる消費税負担が増大することから 税率引上げに伴う影響分を介護報酬で補填するもの ( 仕組み ) 各サービスごとに所要額を算出し 上乗せする項目 配分を決定する 算出に必要なデータは 現在実施している介護事業経営概況調査から取得する 対応案 2( 介護報酬上乗せ対応 + 高額投資への別建て対応 ) ( 趣旨 ) 高額な設備投資を行った際の施設 事業所の負担感に配慮する観点から 上記 対応案 1 に加えて 介護報酬とは別建ての高額投資対応の仕組みを構築するもの ( 仕組み ) 例えば 必要な財源をプールして基金を造成し 施設 事業所からの申請に基づいて 審査 支給する仕組みが考えられる ( この場合は法改正が必要 )

(2) 各対応案のメリット デメリット メリット ( 対応案 1) 介護報酬上乗せ対応 ( 対応案 2) 介護報酬上乗せ対応 + 高額投資への別建て対応 通常の仕入れ等にかかる消費税負担について 税率引上げに伴う影響分に対し手当を行うことにより 既存のシステムで対応が可能 高額な設備投資の多い施設 事業所については 一定程度 負担感が緩和される ( ただし 手当の対象は基本的に税率引上げ部分 (3% 分 ) となると考えられる ) デメリット 高額な設備投資への配慮には限界がある 実施機関 保険者等において 新たにシステム対応が必要となることについて理解が得られるか なお 医療保険にかかる対応の議論では 税率 10% 時に医療サービスを課税化すべきとの意見があることから 介護においても 今後 検討課題となり得る

(3) 具体的な対応案 1 介護報酬とは別建ての高額投資対応について 介護報酬とは別建ての高額投資対応 ( ) については 介護サービス施設 事業所の設備投資に関する調査結果や下記の論点 さらに医療保険にかかる対応の議論の動向も踏まえ 消費税率 8% への引上げ時には実施しないこととしてはどうか 例えば 必要な財源をプールして基金を造成し 介護サービス施設 事業所からの申請に基づいて 審査 支給する仕組み ( 介護報酬とは別の仕組みとなるため 法改正が必要 ) 介護サービス施設 事業所の設備投資に関する調査結果 ( 抄 ) 1 件当たり取得価額が高額な投資の状況 資産 1 件当たりの投資実績をみると 件数ベースでは いずれのサービスにおいても 1 件当たり 500 万円未満の資産が全体の 8 割以上を占めている 1 件当たり 1 億円以上の資産の状況をみると 介護老人福祉施設を始め 6 サービスで総額ベースの構成比が全体の 5 割を超えているが 件数ベースの構成比では いずれのサービスも 0~2% 台となっている 1 件当たり 1 億円以上の資産については 施設サービスに若干の介護用機器があるほかは ほぼ全てが建物となっている

論点 1. 対応に伴うメリット デメリットをどのように考えるか 高額な設備投資の多い施設 事業所については 一定程度 負担感が緩和される一方 実施機関 保険者等において新たにシステム対応が必要 2. 介護における高額投資の実態についてどのように考えるか 設備投資に関する調査結果では 介護における高額な投資は 建物が太宗を占めている 仮に高額投資の別建て対応を行う場合 投資総額 収入に対する投資額比率ともに 年度による変動が大きいと考えられ 年度ごとの投資実績に応じた対応について 必要な財源規模を正確に見込むことは困難ではないか 介護保険三施設 ( 短期入所含む ) における居住費 ( 滞在費 ) は利用者負担であり 保険給付の対象外となっている 医療におけるこれまでの議論 中医協 医療機関等における消費税負担に関する分科会 での主な意見 診療側委員 反対の意見が大勢 消費税率 10% に向けて よりシンプルな仕組みにすべき 高額投資対応は大変複雑な仕組みであり 無理がある 高額投資スキームの財源が医療財源からくるのであれば 高額な投資を行った医療機関に対して 高額な投資を行っていない医療機関が負担することになるため 別の意味の不公平感がでる 支払側委員 反対の意見が大勢 高額な設備投資に係る消費税相当額を保険料から集めるという方法について 加入者 事業主の理解を得ることは相当な難事 医療機関が独自の経営判断で行う設備投資に対して 患者や保険者が事後的に補填することは理屈に合わない 今までの消費税 5% 分は診療報酬で手当しているので 残り 3% 分だけ基金方式で対応しても 若干の公平性は担保できるかもしれないが 本当の意味での公平にはならない 医療機関も保険者もシステム改修が必須で 膨大な設備投資が必要 事務手数料も必要となり 効果に対して かかる費用が大きすぎる

2 介護報酬上乗せの具体的な対応方法について 消費税率の引上げにより 介護サービス施設 事業所の仕入れ等にかかる消費税負担が増大することから 引上げに伴う影響分を補填するため 介護報酬への上乗せ対応を行うべきではないか その場合 消費税率 8% 引上げ時の介護報酬による対応について 介護報酬の考え方と診療報酬における過去の対応 医療保険にかかる対応の議論の動向を踏まえながら 消費税対応分の手当方法の考え方を検討する必要があるが 基本単位数及び消費税負担が相当程度見込まれる加算単位数への上乗せ ( 下記案 1-2) としてはどうか 対応方法 介護事業経営概況調査のデータから 介護サービス施設 事業所の消費税負担額を算出し サービスごとにそれに見合う手当 ( 消費税 3% 対応分 ) を行う方法として 例えば 次のような方法が考えられる 案 1-1 基本単位数 案 1-2 基本単位数 + 特定の加算 案 2 1 単位単価 考え方 基本単位数に消費税対応分を上乗せ 基本単位数に加え 消費税負担が相当程度見込まれる加算単位数にも上乗せ 1 単位単価に消費税対応分を上乗せ メリット 仕組みが単純で分かりやすい 消費税負担の実態により配慮した手当ができる 今回の消費税対応分が明確で分かりやすくなる デメリット 同一サービスにおいては 全ての施設 事業所に一律に手当される 仕組みが複雑になり分かりにくい 加算によっては 上乗せ分が 1 単位を下回ることもあり 実質的に対応できない場合がある 全ての施設 事業所に一律に手当される なお 医療保険にかかる対応の議論では 税率 10% 時に医療サービスを課税化すべきとの意見があることから 介護においても 今後 検討課題となり得る

( 参考 ) 介護報酬の算定構造 介護老人福祉施設 介護福祉施設サービス ユニット型介護老人福祉施設における介護福祉施設サービス 身体拘束廃止未実施減算 (1) 介護福祉施設サービス費 (1 日につき ) (1) ユニット型介護福祉施設サービス費 (1 日につき ) ( 一 ) 介護福祉施設サービス費 ( 一 ) ユニット型介護福祉施設サービス費 (1 日につき 5 単位を減算 ) 基本部分については 従来型個室及びユニット型個室のみを抜粋 a 介護福祉施設サービス費 (Ⅰ) < 従来型個室 > a ユニット型介護福祉施設サービス費 (Ⅰ) < ユニット型個室 > 要介護 1 ( 577 単位 ) 要介護 2 ( 647 単位 ) 要介護 3 ( 719 単位 ) 要介護 4 ( 789 単位 ) 要介護 5 ( 858 単位 ) 要介護 1 ( 659 単位 ) 要介護 2 ( 729 単位 ) 要介護 3 ( 802 単位 ) 要介護 4 ( 872 単位 ) 要介護 5 ( 941 単位 ) 外泊時費用 初期加算 (1 日につき 30 単位を加算 ) (1) 退所前訪問相談援助加算 ( 入所中 1 回 ( 又は 2 回 ) を限度に 460 単位を算定 ) 退所時等相談援助加算 (2) 退所後訪問相談援助加算 ( 退所後 1 回を限度に 460 単位を算定 ) (3) 退所時相談援助加算 (400 単位 ) (4) 退所前連携加算 (500 単位 ) 栄養マネジメント加算 経口移行加算 経口維持加算 (1 日につき ) (1 日につき 14 単位を加算 ) (1 日につき 28 単位を加算 ) (1) 経口維持加算 (Ⅰ) (28 単位 ) (2) 経口維持加算 (Ⅱ) (5 単位 )

口腔機能維持管理体制加算 (1 月につき 30 単位を加算 ) 口腔機能維持管理加算 (1 月につき 110 単位を加算 ) 療養食加算 看取り介護加算 (1 日につき 23 単位を加算 ) (1) 死亡日以前 4 日以上 30 日以下 (1 日につき 80 単位を加算 ) (2) 死亡日以前 2 日又は3 日 (1 日につき 680 単位を加算 ) (3) 死亡日 (1 日につき 1,280 単位を加算 ) 在宅復帰支援機能加算 (1 日につき 10 単位を加算 ) 在宅 入所相互利用加算 (1 日につき 30 単位を加算 ) 認知症専門ケア加算 (1) 認知症専門ケア加算 (Ⅰ) (1 日につき 3 単位を加算 ) (2) 認知症専門ケア加算 (Ⅱ) (1 日につき 4 単位を加算 ) 認知症行動 心理症状緊急対応加算 サービス提供体制強化加算 介護職員処遇改善加算 ( 入所後 7 日に限り 1 日につき200 単位を加算 ) (1) サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) (1 日につき 12 単位を加算 ) (2) サービス提供体制強化加算 (Ⅱ) (1 日につき 6 単位を加算 ) (3) サービス提供体制強化加算 (Ⅲ) (1 日につき 6 単位を加算 ) (1) 介護職員処遇改善加算 (Ⅰ) (1 月につき + 所定単位 25/1000) (2) 介護職員処遇改善加算 (Ⅱ) (1 月につき +(1) の 90/100) (3) 介護職員処遇改善加算 (Ⅲ) (1 月につき +(1) の 80/100)

訪問介護 (1) 20 分未満 (170 単位 ) 身体介護 (2) 20 分以上 30 分未満 (254 単位 ) (3) 30 分以上 1 時間未満 (402 単位 ) (4) 1 時間以上 (584 単位に 30 分を増すごとに +83 単位 ) 生活援助 (1) 20 分以上 45 分未満 (190 単位 ) (2) 45 分以上 (235 単位 ) 通院等乗降介助 (1 回につき 100 単位 ) 初回加算 (1 月につき +200 単位 ) 生活機能向上連携加算 (1 月につき +100 単位 ) 介護職員処遇改善加算 (1) 介護職員処遇改善加算 (Ⅰ) (1 月につき + 所定単位 40/1000) (2) 介護職員処遇改善加算 (Ⅱ) (1 月につき (1) の 90/100) (3) 介護職員処遇改善加算 (Ⅲ) (1 月につき (1) の 80/100)

(4) その他の論点 消費税率の引上げに伴い 高額投資対応及び介護報酬による対応のほか 以下の事項についても検討する必要があるのではないか これらについては 給付実態等を勘案しながら 引き続き検討を行うこととしてはどうか 1 基準費用額 特定入所者介護サービス費 ( 居住費 食費関係 ) 居住費について 介護保険三施設 ( 短期入所を含む ) の建設にかかる消費税負担が増大することから 消費税率引上げに伴う影響についてどう考えるか 食費について 介護保険三施設 ( 短期入所を含む ) の仕入れ等にかかる消費税負担が増大することから 消費税率引上げに伴う影響についてどう考えるか 2 区分支給限度基準額 介護報酬上乗せ対応を行う場合 在宅サービスの利用量の上限である区分支給限度基準額についてどう考えるか 2. 消費税率 10% 引上げ時の対応について 消費税率 10% 引上げ時の対応については 8% 引上げ時の具体的な対応結果を踏まえ 医療保険にかかる対応の議論の動向も見ながら 引き続き検討を行うこととしてはどうか