事業者用 共同募金配分申請の手引き 申請書等の書き方編 Ⅱ NHK 歳末たすけあい助成 社会福祉法人茨城県共同募金会
目 次 はじめに 1 Ⅰ 配分申請書の書き方 2 1 配分申請書 ( 様式第 22 号 ) 2 Ⅱ 事業完了報告書の書き方 4 2 事業完了報告書 ( 様式第 25 号 ) 4 Ⅲ 配分金交付請求書の書き方 8 3 配分金交付請求書 ( 事業完了前交付 )( 様式第 24 号 ) 8 Ⅳ 配分金精算書の書き方 10 4 配分金精算書 ( 様式第 26 号 ) 10
はじめに 共同募金の配分 ( 助成 ) は, 毎年度, 事業者の皆さまから配分 ( 助成 ) の申請をいただき, 審査のうえ, 配分 ( 助成 ) 計画を定め,10 月から募金活動を実施し, 市民の皆さまから寄せられた寄付金によって行います 募金活動の実施にあたっては, 市民の皆さまに, 申請のあった事業内容などを示して, それにご賛同をいただきご寄付を賜りますよう, 協力をお願いしています 市民の皆さまにご協力をいただくためには, 共同募金による寄付金によって行う事業の目的やねらい, 内容などを分りやすくすることが極めて重要です 市民の皆さまに共同募金による寄付金の使いみちに理解と共感をしていただけなければ, 市民の皆さまのご協力はいただけません 市民の皆さまから寄せられるご寄付は, 地域の福祉のために役立てて欲しい という思いのこもったものです また, 共同募金運動には, 自治会, 町内会, 民生委員 児童委員, 女性会, ボーイスカウト, ガールスカウト, ライオンズクラブなど多くの方々が募金ボランティアとして活動してくださっています 本書は, 共同募金配分 ( 広域助成 ) 申請の手引き として, 書き方の例を示して, 配分申請書等の書き方をまとめたものです 本書を参考にしながら, 配分申請書等を作成していただければ幸いです 事業者の皆さまにおかれては, 共同募金運動にご理解とご協力をいただき, 地域福祉の推進にご尽力を賜りますようお願い申し上げます 平成 28 年 1 月 社会福祉法人茨城県共同募金会 事務局長松本定巳 1
Ⅰ 配分申請書の書き方 NHK 歳末たすけあい助成の配分申請書は, 本会が定める様式により作成します 配分申請書の提出後, 事業の実施に係る人数等の変動により配分申請額を変更する必要がある場合には, 変更配分申請書を提出する必要があります 変更配分申請書は, 配分申請書 ( 様式第 22 号 ) を用いてください ただし, 上部に 変更配分申請書 と朱書してください ( 下記例 ) なお, 全く別の事業に変更することはできませんので, ご注意ください 様式第 22 号 変更配分申請書 平成 28 年度共同募金配分 (NHK 歳末たすけあい助成 ) 申請書 1 配分申請書 ( 様式第 22 号 ) 項目記入部分書き方 年度 文書番号と申請年月日 申請先 申請者及び印章 申請額 事業名 1 の部分 2 の部分 3 の部分 4 の部分 5 の部分 6 の部分 募金年度を記入します 通常は申請時の年度です 配分対象事業は, 原則申請年度に実施するものです 文書番号は, 申請者における文書の登録番号を記載します 文書登録番号制がない場合には, 記載する必要はありません 申請年月日は, 申請時の年月日を記載します 社会福祉法人茨城県共同募金会会長 殿 と記載します 申請者の法人 ( 団体 ) の名称を正確に記載します ( 略したりしないでください ) 代表者名は, 法人 ( 団体 ) の代表権を有する方の名前です 印章は, 法人が登記されている法務局 ( 登記所 ) に登録されている法人 ( 団体 ) の代表者印を押印します ( 法人格のない団体は, 代表者の印鑑を押印します ) 配分申請額を記載します 申請額は,5の資金計画の 共同募金配分金 の欄の額と一致するようにします 事業名は, 事業の目的や内容を端的に表現したものにします 例えば, 母子生活支援施設 園歳末支援金支給事業, 障害者支援施設 園 新年を祝う会 開催事業, 障害者支援施設 園入所者の生活環境整備事業 ( 余暇に供するソファーの購入 ), 避難者支援事業 ( 年忘れ会食会の開催 ), 障害児とその親たちの交流会開催事業等です 事業計画 7 の部分目的と事業内容を簡潔にできだけ具体的に記載します 事業費 資金計画 8 の部分 9 の部分 事業費総額 の欄は, 事業費の総額を記載し, 内訳 の欄は, 事業費の内訳を記載します 備考欄には, 積算基礎等を記載します 資金計画を記載します 資金計画の 計 の欄の額と4の 事業費総額 の欄の額は, 必ず一致させて下さい 資金計画の 計 の額が, 事業費総額 の額を上回るような場合には, 共同募金配分金 の額を減らして一致させて下さい 2
様式第 22 号 1 平成 28 年度共同募金配分 (NHK 歳末たすけあい助成 ) 申請書 3 2 茨城福祉発第 123 号平成 28 年 4 月 15 日 社会福祉法人茨城県共同募金会会長岩上堯殿 1 4 ( 申請者 ) 名称社会福祉法人茨城福祉会 代表者名理事長山田太郎印 7 次により平成 28 年度共同募金 (NHK 歳末たすけあい助成 ) の配分を申請します 1 申請額金 100,000 円 5 2 事業名児童養護施設こどもの家クリスマス会開催事業 3 事業計画 (1) 目的 ( ねらい ) (2) 事業の内容 ( 具体的に, いつ, どこで, 何 を, だれに ( 何人に ) どのよ うに行うかを記載 ) クリスマス会を開催することにより, 家庭に事情のある子どもたち の豊かな心を育む一助とする 特に, クリスマス会に地域の人たちの 参加も得て, 家庭的な雰囲気を味わい, 多くの人に包まれている感覚 を得ることにより, 困難を乗り越える力を養われるようにする 開催日時 12 月 25 日 ( 日 ) 午後 3 時から 開催場所児童養護施設こどもの家食堂 参加者 入所児童 50 人, 地域住民 20 人職員 15 人 会の内容プレゼント交換, クリスマスソングの合唱, 地域の人々と のお遊び, 食事会, 地域の人たちの励ましの言葉等 4 事 業 費 金 額 備考 ( 積算基礎等 ) 事業費総額 122,500 円 8 プレゼント代 35,000 700 円 50 人 内 食事材料代 42,500 500 円 85 人 ( 職員は実費負担 ) 会場装飾材料代 30,000 訳 ゲーム等用品代 15,000 6 9 5 資 金 計 画 項目 金 額 備 考 共同募金配分金 100,000 円 助成金 職員負担金 7,500 食事材料の職員負担金 自 己 資 金 15,000 計 122,500 共同募金会記入欄 受付調査配分委員会付議 平成年月日受付 受付番号第 号 書面 現地 ヒア平成年月日承認 3
Ⅱ 事業完了報告書の書き方 配分の決定を受けた事業者は, 事業が完了したときは, 完了後 1 か月以内に事業完了報告書を提出しなければなりません 事業完了報告書は, 本会が定める様式により作成し, 事業費支出に係る領収書の写し (1 件 1 万円以上のもの ) 及び参考資料を添付します 2 事業完了報告書 ( 様式第 25 号 ) 項目記入部分書き方 年度 文書番号と報告年月日 1 の部分 2 の部分 募金年度を記入します 通常は事業を実施した年度です 文書番号は, 事業者の文書登録番号を記載します 文書登録番号制がない場合には, 記載する必要はありません 年月日は, 報告時の年月日を記載します 提出先 3 の部分茨城県共同募金会の会長名を記載します 報告者及び印章 配分決定の日付と番号 4 の部分 5 の部分 事業者の法人 ( 団体 ) 名称を正確に記載します ( 略したりしないでください ) 代表者名は, 法人 ( 団体 ) の代表権を有する方の名前です 印章は, 法人が登記されている法務局 ( 登記所 ) に登録されている法人 ( 団体 ) の代表者印を押印します ( 法人格のない団体については, 代表者の印鑑を押印します ) 共同募金会から送付された配分決定通知書の日付けと番号を記載します 完了の年月日 6 の部分事業が完了した年月日を記載します 配分決定を受けた額 事業完了による配分金所要額 事業実績 事業名 事業内容 事業費 財源内訳 7 の部分 8 の部分 9 の部分 10 の部分 11 の部分 12 の部分 配分決定通知書に記載されている配分決定額を記載します 事業完了による配分金所要額を記載します 事業を実施した結果, その事業費の額が, 配分申請書に記載した事業費の額を下回るような場合には, 配分金所要額が配分決定額よりも少なくなることもあります 配分決定通知書に記載されている事業名を記載します 実施した事業の内容を, できるだけ具体的に記載します 事業費総額とその内訳を記載します 内訳が書き切れない場合には, 別紙に記載してください 財源内訳を項目ごとに記載します 財源内訳の計 の欄の額と 事業費の事業費総額 の欄の額は, 一致することになります 4
様式第 25 号 平成 28 年度共同募金配分 (NHK 歳末たすけあい助成 ) 1 事業完了報告書 2 茨城福祉発第 500 号平成 29 年 1 月 15 日 社会福祉法人茨城県共同募金会会長岩上堯殿 3 5 4 名称社会福祉法人茨城福祉会 代表者名理事長山田太郎印 6 7 8 平成 28 年 12 月 15 日付茨共募第 3000 号の配分決定に係る事業が次のとおり完了したので報告します 併せて, 配分金について, 配分金精算書のとおり精算します 1 完了の年月日平成 28 年 12 月 27 日 2 配分決定を受けた額 100,000 円 3 事業完了による配分金所要額 100,000 円 9 10 11 4 事業実績 (1) 事業名児童養護施設こどもの家クリスマス会開催事業 (2) 事業内容 入所児童と地域の人とのクリスマス会の開催 (3) 事業費 内 訳 開催日時 :12 月 25 日 ( 日 ) 午後 3 時開催場所 : 児童養護施設こどもの家食堂 参加者 : 入所児童 50 人, 地域住民 22 人職員 15 人 会の内容 : プレゼント交換, クリスマスソングの合唱, 地域の人々とのお遊び, 食事会, 地域の人たちの励ましの言葉等 事業費総額 金額備考 ( 経費内訳等 ) 124,310 円 プレゼント代 35,000 700 円 50 人 食事材料代 43,300 別紙内訳のとおり 会場装飾材料代 33,650 別紙内訳のとおり ゲーム等用品代 12,360 別紙内訳のとおり 5
(4) 財源内訳項 目 金 額 備 考 共同募金配分金 100,000 円 12 助成金 職員負担金 7,466 43,300 円 87 人 15 人 自己資金 16,844 計 124,310 5 添付書類 (1) 事業費支出に係る領収書の写し (1 件 1 万円以上のものに限る ) (2) その他参考資料 6
トピックス NHK 歳末たすけあい募金 1951 年 ( 昭和 26 年 ), NHK がその公共性に基づき, 放送を通して社会福祉に寄与しようという目的ではじめた募金運動です 1954 年 ( 昭和 29 年 ) の 4 回目から, 中央共同募金会との共催になりました この募金の特徴は, 第 1 には,NHK と共同募金会が役割を分担し,NHK がテレビ, ラジオを通じて呼びかけ, 中央共同募金会と都道府県共同募金会は, 寄付の受入 配分等の取り扱いに関する一切の業務を行っていることです 第 2 には, 全国の郵便局,NHK の窓口, 共同募金会, 金融機関等において寄付ができるしくみになっています 全国各地の郵便局から振り込まれた郵便振替票は, 中央共同募金会に集められた後, 寄付者の居住地に応じて, 各都道府県の共同募金会に送金されます 寄付金の使途 NHK 歳末たすけあい募金に関しては, 毎年度, 中央共同募金会と NHK が協議し, NHK 歳末たすけあい 実施要綱を定めています 寄付金の使途に関しては, 1 障がい者, 支援を必要とする高齢者, 生活困窮者等のために, 2 全国共通助成テーマである 地域から孤立をなくそう に取り組むために, 3 東日本大震災, 豪雨や火山噴火等の被災者支援のためにとされています NHK 7
Ⅲ 配分金交付請求書の書き方 配分決定があり, その事業が完了しても, 直ちに配分金は交付されません 実際に配分金の交付を受けるためには, 配分金交付請求書の提出が必要です 配分金の交付については, 歳末たすけあいの趣旨にかんがみ, 原則として事業完了前に交付することとしていますので, 事業完了前であっても配分金の交付を請求することができます 事業完了前に配分金の交付を受けた場合には, 事業完了報告の際に配分金精算書の提出が必要になります なお, 事業完了後 ( 事業完了報告後 ) に配分金の交付を受ける場合には, 様式第 24 号の標題を, 次のように ( 事業前完了前交付 ) の部分を二本の赤線を引いて削除して用いてください 様式第 24 号 配分金交付請求書 ( 事業完了前交付 ) 3 配分金交付請求書 ( 事業完了前交付 )( 様式第 24 号 ) 項目記入部分書き方 文書番号と請求年月日 1 の部分 文書番号は, 事業者の文書登録番号を記載します 文書登録番号制がない場合には, 記載する必要はありません 年月日は, 請求時の年月日を記載します 提出先 2 の部分茨城県共同募金会の会長名を記載します 請求者及び印章 3 の部分 配分決定の日付と番号, 募金年度 4 の部分 事業者の法人 ( 団体 ) 名称を正確に記載します ( 略したりしないでください ) 代表者名は, 法人 ( 団体 ) の代表権を有する方の名前です 印章は, 法務局へ届け出て使用している法人 ( 団体 ) の代表者印を押印します ( 法人格のない団体については, 代表者の印鑑を押印します ) 共同募金会から送付された配分決定通知書の日付けと番号を記載します また, 募金年度を記載します 交付請求額 5 の部分配分金の交付請求額を記載します 配分決定内容配分決定額 配分金の振込先 振込先金融機関 6 の部分 7 の部分 口座の種類 8 の部分 口座番号 9 の部分 口座の名義 10 の部分 配分決定通知書に記載されている配分決定額を記載します 配分金を振込む金融機関の名称と本店, 支店の別, 支店の場合には, 支店名を記載します 口座の種類を記載します 口座番号を記載します 間違わないよう注意が必要です 口座名義を記載します カタカナでフリガナも付けます 請求者と異なる名義の場合には, 委任状が必要です 8
様式第 24 号 配分金交付請求書 ( 事業完了前交付 ) 1 茨城福祉発第 300 号平成 28 年 12 月 15 日 社会福祉法人茨城県共同募金会会長岩上堯殿 2 4 3 ( 請求者 ) 名称社会福祉法人茨城福祉会 代表者名理事長山田太郎印 平成 28 年 12 月 20 日付け茨共募第 3000 号で決定通知のあった平成 28 年度共同募金の配分について, 次のとおり配分金交付を願いたく請求します 5 1 交付請求額金 100,000 円 6 2 配分決定内容 (1) 配分の種類 NHK 歳末たすけあい助成 (2) 配分決定額 100,000 円 7 8 10 3 配分金の振込先 振込先金融機関 朝日 銀行 信用金庫 信用組合 農業協同組合 ( ) 水戸本店 支店 口座の種類普通 当座 その他 ( ) 口座番号 1357924 口座の名義 フリガナ シャカイフクシホウジンイバラキフクシカイ 社会福祉法人茨城福祉会 リジチョウヤマダタロウ 理事長山田太郎 9 注請求者 ( 配分の決定を受けた者 ) と口座名義が異なる場合は, 委任状を付けること 9
Ⅳ 配分金精算書の書き方 事業完了前に, 配分金の交付を受けた場合には, 事業完了報告の際に 配分金精算書 を提出しなければなりません 配分額は, 事業完了によって確定するものであり, 事業完了前の配分金の交付は概算払いに過ぎません このため, 事業完了前に交付された配分金と事業完了によって確定した配分額を比較して精算を行う必要があります 仮に, 事業完了前に交付された配分金の額が事業完了によって確定した配分額を上回っている場合には, 上回った額を返還しなければなりません 例 1 1 配分決定通知書による配分額 100,000 円 2 事業完了前に交付を受けた配分金の額 100,000 円 3 事業完了によって確定した配分額 100,000 円例 2 1 配分決定通知書による配分額 100,000 円 2 事業完了前に交付を受けた配分金の額 100,000 円 3 事業完了によって確定した配分額 90,000 円 返還額 0 円 (2-3) 返還額 10,000 円 (2-3) 4 配分金精算書 ( 様式第 26 号 ) 項目記入部分書き方 文書番号と提出年月日 1 の部分 文書番号は, 事業者の文書登録番号を記載します 文書登録番号制がない場合には, 記載する必要はありません 年月日は, 提出時の年月日を記載します 提出先 2 の部分茨城県共同募金会の会長名を記載します 提出者及び印章 配分決定の日付と番号 精算に関する文章の調整 事業完了前に交付を受けた配分金の額 事業完了による精算額 差引額 返還額 3 の部分 4 の部分 5 の部分 6 の部分 7 の部分 8 の部分 9 の部分 事業者の法人 ( 団体 ) 名称, 代表者の氏名を記載し, 代表者印を押印します 共同募金会から送付された配分決定通知書の日付けと番号を記載します 精算に関する文章を調整します 返納金がない場合には, なお書きを削除します 事業完了前に交付を受けた配分金の額を記載します 事業完了により確定すべき配分金の額を精算額として記載します 確定すべき額から事業完了前に交付を受けた額を差し引いた額を記載します 精算の結果, 事業完了前に交付を受けた配分金を返還する場合にその額を記載します 10
様式第 26 号 配分金精算書 1 茨城福祉発第 300 号平成 29 年 1 月 15 日 社会福祉法人茨城県共同募金会会長岩上堯殿 2 4 3 名称社会福祉法人茨城福祉会 代表者名理事長山田太郎印 5 平成 28 年 12 月 15 日付茨共募第 3000 号の配分決定に係る配分金交付について, 次のとおり精算します ( 精算の結果, 既に受領していた配分金の一部又は全部を返還する場合 ) なお, 超過して受領した額については, 貴会の指示によりおって返納します 6 1 事業完了前に交付を受けた配分金の額 100,000 円 7 2 事業完了による精算額 ( 配分金の確定 ( 予定 ) 額 ) 100,000 円 8 3 差引額 (2-1) 0 円 9 4 返還額 0 円 11