平成19年度

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淀川区生活困窮者

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広島市障害者計画 2013 ー 2017 平成 25 年 3 月 広島市

三鷹市健康福祉総合計画2022

事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

A-2-(1)-1 利用者の自律 自立生活のための支援を行っている A-2-(1)-2 利用者の心身の状況に応じたコミュニケーション手段の確保と必要な支援を行っている A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と

1. はじめに 本格的な地方分権の時代を迎え 市民に最も身近な地方自治体は 市民ニーズに応じた政策を自ら意志決定し それを自己責任の下に実行することがこれまで以上に求められており 地方自治体の果たすべき役割や地方自治体に寄せられる期待は ますます大きくなっています このような市民からの期待に応えるた

平成17年度社会福祉法人多花楽会事業計画(案)

平成18年度標準調査票

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基本方針1 小・中学校で、子どもたちの学力を最大限に伸ばします

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生活困窮者自立支援法について

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

報酬改定(就労系サービス)

社会福祉法人長岡メンタルヘルス協会 就労継続支援 B 型 就労移行支援事業 創造工房コスモス 運営規程 ( 事業の目的 ) 第 1 条社会福祉法人長岡メンタルヘルス協会が設置する創造工房コスモス ( 以下 事業所 という ) において実施する障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律

市民自治の捉え方 市民自治 市民参加協働 市民の自立的な活動 市の領域 協働の領域 市民の領域 市の責任と主体性によって独自に行う領域 市の主体性が強く 市民が市に協力する領域 市民と市がそれぞれの主体性のもとに協力して行う領域 市民の主体性が強く 市が市民に協力する領域 市民の責任と主体性によって

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

揖斐川町デイサービスセンター運営規程

01 【北海道】

平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている A-2-(1)-5 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている 評価概要 1 子どもの心身の状態 生活習慣をアセスメントで把握し自立に配慮

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

第3章 指導・監査等の実施

第3節 重点的な取り組み

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Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

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4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

平成20年度春の家居宅介護支援事業所事業計画

継続サービス利用支援 ( いわゆる モニタリング ) (1) 支給決定の有効期間内において これらのサービスが適切に利用できるようサービス等利用計画が適切であるかどうかを省令で定める期間ごとに利用状況を検証し その結果や心身の状況 環境 利用に関する意向 その他の事情を勘案し サービス等利用計画の見

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社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

身体拘束廃止に関する指針 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 平成 30 年 5 月 23 日改定

(介護予防)短期入所生活介護運営規程(例)

横浜市ホームレスの自立の支援等に関する実施計画 はじめにホームレスの自立の支援等に関する施策の総合的な推進は 平成 14 年 7 月に ホームレスの自立の支援等に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 105 号 以下 法 という ) により開始されました この法に基づき 国は平成 15 年 1

(1) 実施体制 岐阜県総合人材チャレンジセンターでの相談体制 岐阜県 本所 運営マネージャー 1 名 受付 事務担当者 1 名 総務 広報担当者 1 名 生活 就労相談員 3 名 求人開拓 UI ターン就職促進員 2 名 委託訓練就職支援員 1 名 再就職支援員 2 名 サテライトぎふ 事務 受付

2

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

2 保険者協議会からの意見 ( 医療法第 30 条の 4 第 14 項の規定に基づく意見聴取 ) (1) 照会日平成 28 年 3 月 3 日 ( 同日開催の保険者協議会において説明も実施 ) (2) 期限平成 28 年 3 月 30 日 (3) 意見数 25 件 ( 総論 3 件 各論 22 件

Microsoft Word - シラバス.doc

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

Microsoft Word - 平成27年度 自己評価委員会報告書

一について人口密集地域であり 簡易宿所が密集する地域を抱えていることから 全国的に見てもいわゆるホームレスの数が多い地域であると推測される東京都(特別区の区域に限る ) 川崎市 横浜市 名古屋市及び大阪市における野宿生活者等の数について各地方公共団体に聴取したところ それぞれの地方公共団体で 野宿生

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問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

Microsoft Word - 資料№9【最終案】島根県職業訓練実施計画

このような現状を踏まえると これからの介護予防は 機能回復訓練などの高齢者本人へのアプローチだけではなく 生活環境の調整や 地域の中に生きがい 役割を持って生活できるような居場所と出番づくりなど 高齢者本人を取り巻く環境へのアプローチも含めた バランスのとれたアプローチが重要である このような効果的

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も少なくありません こうした状況に鑑み 舞鶴市は 言語としての手話の普及及び障害の特性に応じたコミュニケーション手段の利用の促進を図ることにより 全ての市民が障害の有無によって分け隔てられることなく 自分らしく安心して暮らすことができる地域社会を実現するため この条例を制定するものです 2. 条例の

1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

施策吊

厚生労働省告示第六十四号中小企業等経営強化法平成十一年法律第十八号第十二条第一項の規定に基づき職業紹介事業 ( ) 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指針を次のように定めたので同条第五項の規定に基づき公 表する平成三十一年三月十四日厚生労働大臣根本匠職業紹介事業 労働者派遣事業分野に係る事業分野別指

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事業内容

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(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

平成 31 年度 地域ケア会議開催計画 魚津市地域包括支援センター 平成 31 年 4 月

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

ホームレスへの自立支援のあり方について

平成 28 年度桃山福祉会事業計画書 1 基本理念以下の理念を元に 法人の運営を行う 1. その日その時を穏やかに普通に楽しく生活できる 2. 必要な時にその方にあったサポートができるケアを目指す 3. 地域での生活が送れるように地域との交流を図る 2 運営方針基本理念に加え 介護サービス 組織 財

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

6 就労移行事業所利用者移行先状況平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 一般就労 4 名 7 名 4 名 自立訓練 ( 生活訓練 ) 6 名 就労継続支援 A 就労継続支援 B 2 名 家居 3 名 生活介護 7 自立訓練 ( 生活訓練 ) 利用者移行先状況 平成 25 年度平成 2

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

北見市特別支援教育の指針 平成 25 年 11 月

Microsoft Word 表紙.doc

障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

スライド 1

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計画の策定にあたって 今回策定する あま市障がい者計画及び障がい福祉計画 は 現行の 障害者基本法 に定める 障害者計画 と 現行の 障害者自立支援法 に定める 障害福祉計画 を一体のものとしてとらえ 今後の制度改正を踏まえた あま市総合計画 を上位計画とする障がいのある人に対する支援活動や障がい者

福井市地域活動支援センター事業実施業務委託仕様書 この仕様書は 福井市 ( 以下 委託者 という ) が委託する福井市地域活動支援センター ( 以下 セ ンター という ) 事業の実施業務に関して 受託者が履行するために必要な事項を定めるものとする 1 事業目的障害者の日常生活及び社会生活を総合的に

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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居宅介護支援事業者向け説明会

宮城県福祉サービス第三者評価のご案内(宮城県)

9(1) 介護の基本的な考え方 9() 介護に関するこころのしくみの基礎的理解 9() 介護に関するからだのしくみの基礎的理解 9(4) 生活と家事 5 9(5) 快適な居住環境整備と介護 9(6) 整容に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護 4 4 理論と法的根拠に基づき介護を行うこと

地域生活サポートセンターいこな

平成13年度 特別養護老人ホームこぶし苑事業計画

生活困窮者支援事業について 平成 28 年 11 月 14 日市長定例記者会見資料 2 さまざまな悩みを抱える生活困窮者 仕事はしたいけど 今日食べるものもないな 実施住居確保給付金必須事業安定的に就職活動を行うことができるよう, 有期で家賃相当額を支給 借金の返済 子どもの将来が心配だな 高知市生

系統的で一貫性のあ評価指標 評価指標による達成度 総合評価 るキャリア教育の推進に向けて 小 中 1 卒業後の生活につながる客観的 < 評定 > 学部段階での客観的アセスメントに基づいた指導計画 指標に基づいた卒業を立案することができる A B C 後の生活を見据えた教育活動につながる 2 立案され

路上生活者緊急一時保護事業実施要綱(改正案)

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計画の今後の方向性

機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

Microsoft PowerPoint 訪問サービス事業所向け研修会資料

Taro-07_学校体育・健康教育(学

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

Microsoft PowerPoint - 13 参考3 生活困窮者自立支援法の概要.pptx

事業番号 3-1 事業概要説明書 1 事務事業名 ひとり暮らし高齢者の安否確認 関連事業 1 在宅高齢者緊急通報サービス事業 担当部局福祉保健部担当所属長寿福祉課担当班 係 事業開始年度昭和 63 年度根拠法令等 実施方法 直接実施 高齢者福祉サービス担当班 大分市在宅老人コミュニケーションシステム

個人情報保護規程

Transcription:

平成 26 年度 事業計画書 自平成 26 年 4 月 1 日至平成 27 年 3 月 31 日 社会福祉法人神奈川県匡済会

平成 26 年度事業計画 第 1 横浜市ホームレス自立支援施設はまかぜ第 2 横浜市ホームレス巡回相談指導事業第 3 横浜市ホームレス保健サービス支援事業第 4 横浜市簡易宿泊所借上型シェルター事業 神奈川県匡済会の基本理念 あらゆる人の尊厳を守り常に人が人として文化的生活を営めるようその自立に向けた支援に努める 1

第 1 横浜市ホームレス自立支援施設はまかぜ事業計画 1 運営の基本方針 (1) 利用者の人権尊重を第一として利用者の自立に向けた支援に努めます (2) 安定した生活に向けたホームレス状態からの脱却支援に努めます (3) 指定管理者制度に基づく 適切な事業運営を行います 2 平成 26 年度事業計画の概要経済 雇用環境の低迷が続き 様々な理由から生活に困窮し支援を必要とする者がいるなかで 引き続き 市内の公園 河川 道路などで日常生活を営んでいるホームレス又はホームレスになるおそれのある者を 各区福祉保健センター及び横浜市ホームレス巡回相談指導事業における昼 夜間の巡回相談を通じて受け入れ 一時的な宿泊場所を提供し 人命の保護や健康の保持につとめるとともに 生活援助 就労援助などの支援を通じて 自立の促進を図る 3 運営計画横浜市ホームレス自立支援施設条例や同条例施行規則など関係法令に基づいた きめ細かな援助及び適切な施設運営を行います また 職員育成の充実 個人情報の保護などの責務を全うするとともに 法人としての特色を活かした施設運営を行います (1) 利用者支援 1 関係機関との連携により 常にホームレスの現状 実態を把握して 人命の保護を最優先とし男女を問わず利用希望者の受け入れを行います 2 利用者の多様性に応じた個別性を重視した支援を行います 3 利用者の意向を踏まえた支援方針を作成し 利用者主体の自立を支援します 4 看護師による健康相談や健康管理に関しての助言 支援を行います 524 床の半個室居室や借上げアパート等の弾力的な運用により 自立生活に向けたプログラムを行い 利用者の自立促進につなげます (2) 関係機関との連携 1 協力医療機関との連携により 利用者の健康診断を実施します 2 横浜不動産協会の協力により 住宅相談を行い 利用者の居所確保を図ります 3 通所施設 ( 寿アルク ) と連携 協力を得ながら 断酒を志している者に対して ミドルプログラムなどの活用により 回復に向けた支援を行います 4 横浜ハローワークより派遣されている職業相談員や寿労働センターの就業相談 2

室との連携により利用者の就労自立につなげます 5 健康福祉局支援調整担当と支援について連携 調整を行い 利用者の自立生活に向けた効果的な支援を行います (3) 施設運営 衛生管理 1 施設の衛生管理のため 定期的な消毒や寝具乾燥などを実施します また 居室内は職員によって定期的に衛生点検を行います 2 厨房関係は栄養士による利用者の健康促進を行います また 食品衛生面において 自主的な管理強化を図ります 3 自主的な防災訓練及び地震災害訓練を行います (4) 職員育成日常業務を通じた能力開発を図るために 上司 職員間 職員同士の情報共有の機会をより一層充実していくとともに 法人としての人事評価や育成方針に基づき組織的 体系的に研修を実施し 職員の能力向上を図り 組織全体の力を高めます (5) 環境保護施設内外の環境美化 緑化に努め 快適な環境づくりを行うと共に 事業実施に伴うごみの減量化 リサイクル 省エネルギーの促進 環境保護に努めます 4 本年度の課題 目標 (1) 利用人数 1 入所者数 = 年間入所者数目標を 1,300 人とします 目標達成のためにアワンナイト入所 簡易宿泊所借上げシェルター事業などから 利用者を積極的に受け入れます イ総合的なホームレス支援を念頭に置き 関係機関や巡回相談指導事業などとの密な連携を行い 利用者数の増加を図ります (2) 就労支援について 1 就労自立率 = 就労可能と判断された者のうち 50% の就労自立を目標とします 目標達成のためにア半個室 借上げアパートの活用など 退所後の日常生活を見据えた支援を行い 利用者の就労の継続と社会生活の定着を図ります イ常勤就労の経験が浅いなどの利用者の事情に合わせ 履歴書の書き方や適職診断など 個々の状況に合わせた求職活動の準備支援を行います ウ就労セミナーなどを活用して就労への意識付けを行います エ利用者には求人の状況に合わせた就労活動を促すとともに 就業支援事業 3

との連携により就労による自立支援を促進し より一層の就労達成を図ります 2 退所後支援ア退所後アンケート 訪問退所後の生活の確認のために 本人の意向に基づきアンケートの郵送 自宅訪問を行います イ退所後相談電話や直接来所した場合の相談に対応します (3) その他の取り組み 1 利用者ニーズの把握に努め サービス 支援内容の改善に努めます 2 今までの支援方法にとらわれずに ステップアップ機能の活用などで利用者の自立促進につなげます 5 資料平成 25 年度事業について ( 数字は平成 26 年 1 月末まで ) (1) 利用人数入所者数 =1,112 人 ( 前年度同月比 68 人増 ) モデル実施していたワンナイト入所は 7 月から全区対象となり 82 人が入所しました 簡易宿泊所借上型シェルター事業から 10 人が入所しました 横浜市ホームレス巡回相談指導事業から 162 人の入所がありました (2) 就労支援の取り組み 1 就労自立率 =42.6%( 前年度同月比 4.1% 減 ) 就職率の低下 ステップアッププログラム適用中の自立とならない退所者の増加により就労自立率が減少しました アステップアップ支援 24 床の半個室利用によるステップアッププログラムを 19 人が利用し 12 人が自立退所となりました イ利用者の事情に合わせた支援履歴書の書き方やネクタイの締め方の支援など 利用者の個々の状況に合わせた就労活動の支援を行いました ウ就労セミナー就労セミナーに 54 人 (10 回 / 全 12 回 ) が参加しました エ就業支援事業との連携就業支援事業の利用により 4 人が就職しました 4

2 退所後支援退所後アンケートの送付 自宅訪問 (1 件 ) 電話相談を行いました (3) その他の取り組み 1サービス 支援内容の改善退所後の自立生活に向け 住民登録を必要とする利用者に対して 居住証明書を発行してその者の住民登録につなげました 支援調整担当との連携により 支援内容の調整を行うとともに 支援内容の向上に向けた検討を行いました 第 3 者評価を受審しました 2ステップアップ機能の活用促進利用者の自立生活定着のために 24 床半個室や借上げアパートの利用を促しました (4) 平成 25 年度の就労支援の評価就労自立率 (42.6%) は目標の (50%) を下回りました 本年度の特徴として 就職率の大幅な低下が目立ちました ( 就職率 =61.8%: 前年同月比 21.6% 減 ) これは 警備や土木建築等のこれまで利用者が主として就職してきた職種の求人が減少したことが原因と考えられます また ステップアッププログラム移行後に自立に至らなかった者もおり 一層の支援内容の検討が必要と考えます 一方で 近年は増加傾向だった 就職後に援助中止となる者は減少しました これには キャリアカウンセリング (21 回 ) などにより 利用者が就労自立のイメージを持って取り組んでいることが好結果につながったと考えます 5

第 2 横浜市ホームレス巡回相談指導事業事業計画 1 運営の基本方針 (1) 横浜市ホームレス巡回相談指導事業実施要綱に基づく 適切な事業運営を行います (2) ホームレス状態から脱するための必要な支援に繋ぎます (3) 相談者の意思を充分に尊重した相談活動を実践します 2 平成 26 年度事業計画の概要近年の経済情勢の悪化などを背景として ホームレス又はホームレスになるおそれのある者が絶え間なく見られる中 横浜市内でもこれらの者が公園 河川 道路などを起居の場所として多数存在しています それらの者に対して 巡回相談等による相談活動を行い 抱える問題を把握し 福祉保健センターや施設管理者等の関係機関と連携し 必要な援助が受けられるようにすることにより その自立を支援することを目的としています 3 運営計画 (1) 市内全域のホームレス数やその状況を定期的に把握し 横浜市ホームレス総合相談推進懇談会に報告し 自立支援事業に反映させます (2) ホームレス等の人権を尊重するとともに 自らの意思による自立を基本としたうえで相談活動を実施します (3) 緊急的な宿泊場所が必要な者および自立を希望する者に対して 自立支援施設等の利用を促します (4) 巡回相談により自立した者に対して訪問などアフターケアに努めます ( 平成 24 年度実績 2 名 ) (5) 巡回相談員の質の向上と支援活動の充実を目的として研修を実施します (6) 施設 ( 巡回相談室 ) 管理上 防災訓練および避難訓練を行い今後に備えます 4 本年度の課題 ( 目標 ) (1) 定住型ホームレスへの支援強化定住型ホームレス ( 特に高齢者 ) に対し綿密な相談を継続して行い ホームレス状態からの自立に向けた支援を行います (2) 横浜市ホームレス自立支援施設はまかぜとの連携施設職員と合同で巡回相談を行い 状況把握や相互理解 情報共有を図ります (3) ホームレスとなるおそれのある者への支援ネットカフェなどで生活する者に対し 可能な範囲で相談を行い支援策を検討します 6

第 3 横浜市ホームレス保健サービス支援事業事業計画 1 運営の基本方針 横浜市ホームレス保健サービス支援事業実施要綱に基づく 適切な事業運営の実施 を行います 2 平成 26 年度事業計画の概要横浜市内の公園 道路等に起居するホームレス又はホームレスとなるおそれのある者に対し 巡回相談等を実施することで 健康状態等を把握し 適切な保健サービスが受けられるようにするとともに 関係機関と連携してその自立の支援を行います 3 運営計画 (1) 巡回相談をした者のなかで 主に健康上の不調を訴える相談者に対し 看護師が健康相談等を実施するとともに 必要な支援 助言を行ないます (2) ホームレス等に対する健康状態の把握や自覚症状についての相談 清潔の保持などについて 必要に応じて関係機関と連携して適切な支援を行ないます (3) ホームレス等に面接し その者が抱える問題を把握し必要な援助が受けられるように関係機関と連携し必要な助言を行ないます 7

第 4 横浜市簡易宿泊所借上型シェルター事業事業計画 1 運営の基本方針 横浜市簡易宿泊所借上型シェルター事業実施要綱に基づく 適切な事業運営の実施 を行います 2 平成 26 年度事業計画の概要横浜市ホームレス自立支援施設はまかぜ ( 以下はまかぜ ) への入所を希望するものの 傷病等により難しいもの若しくはその判断ができないものに対し 簡易宿泊所を借り上げたシェルターを提供して 健康状態の維持 改善や自立の支援を行います 3 運営計画 (1) はまかぜへの入所を希望するものの 傷病等により難しいもの若しくはその判断ができないものに対し 簡易宿泊所を借り上げたシェルターの提供を行ないます (2) 本事業の利用者に対し 速やかに健康診断を行って健康状態の把握するとともに 治療療養等が必要な場合は センター長に報告して必要な支援につなげます (3) 本事業の利用者が はまかぜへの入所が可能となった場合は はまかぜへの利用を促すとともに速やかに入所につなげます (4) 本事業の利用者に生活相談等を行い 利用者の意思を尊重して自立に向けた適切な支援を行ないます 8