うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム

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油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

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東日本大震災を踏まえた課題と現状 コンビナート港湾における地震 津波対策検討会議 ( 国土交通省 経済産業省共同開催 ) コンビナート港湾における地震 津波対策について ( 抜粋 ) 2. コンビナート港湾における地震 津波対策に関する基本的考え方 ( 消防庁 経済産業省部分抜粋 ) コンビナート港

(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

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平成 19 年 7 月 20 日付, 経済産業大臣からの指示文書 平成 19 年新潟県中越沖地震を踏まえた対応について ( 指示 ) ( 平成 原第 1 号 ) に基づき, 浜岡原子力発電所 ( 以下, 発電所 という ) における自衛消防体制の強化ならびに迅速かつ厳格な事故報告体

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エコテックその他火災 ( 産業廃棄物 ) 概要 平成 29 年 6 月 14 日 ( 水 )17 時 00 分飯塚地区消防本部 下線部は 前回からの変更点 1 出火場所嘉麻市大隈 ( 有 ) エコテック代表者氏名代表取締役社長高山和仁 2 出火日時覚知平成 29 年 5 月 28 日 (

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仮取扱いを行う場合は その形態に応じた安全対策や必要な資機材等の準備方法の具体的な実施計画 事務手続きについて事前に消防本部予防課危険物係と協議 ( 以下 事前協議 という ) したうえで震災時等の危険物仮貯蔵又は仮取扱い実施計画書 ( 様式第 1 号 以下 実施計画書 という ) を作成し 消防本

第8章 災害復旧計画

はじめに 昭和 30 年代より エネルギー源が石炭から石油へと転換されるに従い 石油化学工業は急成長を遂げたが 昭和 40 年頃から石油コンビナート等に係る事故が相次いだ 昭和 49 年に岡山県倉敷市水島で発生した重油流出事故では 総合的な防災対策を早急に構ずる必要性が認識され 石油コンビナート等災

2007年度日本経団連規制改革要望

場 外 警 備 以下の仕様により 業務を遂行すること 1 目的 (1) 和歌山競輪場 駐車場及び周辺地域において来場者の安全を確保するため適切な交通誘導 交通整理を行うとともに 秩序維持のため 警備任務を遂行することにより 和歌山競輪場 の円滑な運営に寄与することを目的とする (2) 和歌山競輪場駐

る設備装置への徹底した温度管理のほか 熱や火花 静電気など着火源の排除 酸や鉄塩 不純物などの接触を排除するなど その貯蔵 取り扱いには細心の注意が必要とされる 重合反応を防止するため 通常は重合停止剤を添加し安定させているが それでも制御可能な範囲を超える熱源や過酸化物 鉄錆などがあれば重合を促進

(2) 消火用屋外給水施設の点検の方法 別添点検基準 ( 案 ) のとおり (3) 経年劣化及び詳細な点検を行う消火用屋外給水施設の把握 設置から 40 年を経過した消火用屋外給水施設の把握は 消火用屋外給水施設とし て完成した日 ( 完成検査の日 ) とする (4) 留意事項本点検の考え方は 消火

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

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平成 26 年度経済産業省委託事業 高圧ガス取扱施設における リスクアセスメント手法及び保安教育プログラム調査研究 講師データベースの構築 平成 27 年 3 月 高圧ガス保安協会

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

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仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

2006年度日本経団連規制改革要望

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事業者のみなさんへ

5.危険物・保安・防災分野

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

高知市消防局 ( 平成 19 年 4 月 1 日現在 ) 89 人 (87 人 ) 消防局長 1 消防次長 1 普通消防ポンプ自動車 ( ポンプ車 ) 14( 予備 2 含む ) 総務課 19( 庶務企画係 人事教養係消防団係 システム係 ) 水槽付消防ポンプ自動車 ( タンク車 ) 10( 予備



株式会社日清製粉グループ本社 第158期中間事業報告書

第3編 災害応急対策

学校の危機管理マニュアル作成の手引

第 9 屋外貯蔵タンク冷却用散水設備の基準 ( 昭和 57 年 7 月 1 日消防危第 80 号 ) タンクの冷却用散水設備 ( 以下 散水設備 という ) は 次によること 1 散水設備の設置範囲は 危険物規則第 15 条第 1 号に定める技術上の基準に適合しないタンク ( 一部適合しないものにあ

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

危険物施設簡易タンク移動タンク給油取扱所屋内貯蔵所屋外タンク屋内タンク屋外貯蔵所地下タンク販売取扱所一般取扱所合小小造計計計所 第 Ⅱ 編一般災害予防計画 第 3 章第 7 節二次災害の防止体制整備計画 4) 車両火災の予防 5) 危険物施設における自主防災組織の育成 現況 本市における危険物 高圧

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

~ 浦商連絡メール の登録方法 ( 生徒用 )~ 1. 下記のQRコードから登録画面へ QRコードが読み取りできない場合は宛先 携帯電話から件名と本文欄に 入会 と入力して送信 ( 携帯が iphone の場合は 件名 本文欄に 入会 と入力して送信 ) 2

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表 1.1 新設タンク底部における漏れ 変形の要因と確認方法 漏れ 変形 要因設計不備による強度不足溶接の不具合溶接による材料脆化 残留応力に起因する脆性破壊設計不備による強度不足溶接の熱影響による変形基礎の不等沈下等 水張検査の他に行う確認方法書類審査目視 溶接部検査なし書類審査目視標準貫入試験等

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

平成24年度

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

平成 30 年度救急業務のあり方に関する検討会報告書の概要 消防庁救急企画室 はじめに 消防庁救急企画室では 高齢化を背景として救急需要が増大する中 救急車の適正利用の推進や救急業務の円滑な実施と質の向上等 救急業務を安定的かつ持続的に提供し救命率の向上を図ることを目的に 平成 30 年度救急業務の

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第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

準処理期間 経由機関での協議機関での処分機関での処理期間処理期間処理期間内訳設置許可 14 日 - - 変更許可 10 日設定年月日平成 26 年 4 月 1 日最終変更日年月日 備考

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(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

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ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

第6章  特殊災害対策計画

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

対応すべき行動_0921

( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第


( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

川越地区消防局 消防署組織図 消防局長 消防局 ( 代 ) 総務課 総務担当 消防団担当 財務担当職員担当 管理担当 予防課 予防担当 査察指導担当 保安担当 警防課 警防担当 装備担当 救急課 0

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平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

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発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

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平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

問 32-2 うちエコ診断 を受けない理由 ( 問 32 で うちエコ診断は知っている ( 聞いたことがある ) が 受けたことはない と答えた方に ) あなたが うちエコ診断 を受けない理由として 次の中からいくつでも選んで番号を で囲んでください ( 回答者数 =73 人 )( 複数回答 ) (

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ⅱ 調査地点調査地点は 事業実施区域の敷地境界 2 地点とし 調査時において 風上 風下となる地点とした 調査地点を図 7.4-1に示す ⅲ 調査方法調査方法を表 7.4-3に示す 表 悪臭の調査方法 調査項目 悪臭の状況 気象の状況 調査方法 臭気指数 : 三点比較式臭袋法試料採取時の

消火活動のため 消防自動車隊を中心とする消火班をはじめ 避難誘導班や救護班からなる自衛消防 隊を組織しており 夜間休日においても 11 名以上が初期消火活動にあたることにしています 火災が起こった場合 まず火災感知器の感知等により中央制御室の当直長 ( 常駐 ) に連絡が入ります 当直長は 発電所内

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

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各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

Transcription:

沖縄ターミナル ( 株 ) 原油漏洩事故 ( 第 25 報 ) 消防庁平成 24 年 11 月 30 日 20 時 30 分現在 1 発生日時等発生時刻 : 平成 24 年 11 月 7 日 ( 調査中 ) 覚知時刻 : 平成 24 年 11 月 7 日 15 時 06 分 ( 加入電話 ) 2 発生場所 へんざ特別防災区域名 : 平安座 住 よなしろへんざ所 : 沖縄県うるま市与那城平安座 6483 番地 特定事業所名 : 沖縄ターミナル株式会社 ( 第 1 種特定事業所 ) 3 施設概要等施設名称 : TK-207 タンク ( 容量 99,600kl 直径 84.7m 側板高さ 19.5m) 施設区分 : 危険物施設危険物施設区分 : 屋外タンク貯蔵所貯蔵している危険物 : 原油 ( 第一石油類 ) 4 事故の概要沖縄ターミナル ( 株 ) の原油タンク (TK-207 タンク ) の浮き屋根が沈降 これに伴い 浮き屋根にあるルーフドレン ( 1) から防油堤内へ原油 ( 約 4.5kl) が漏洩したもの 防油堤内へ漏洩した原油は回収済 事故発生時 タンク内には約 5 万 kl 存在 1 ルーフドレン : 浮き屋根上にたまった雨水を排出するための排出口 5 死傷者等報告なし 6 消防機関等の活動状況事業所の自衛防災組織及びうるま市消防本部から 大型高所放水車 泡原液搬送車 大型化学消防車 ポンプ車 指揮車が出動 自衛防災組織甲種普通化学消防車 1 台 3 人共同防災組織大型高所放水車 2 台 泡原液搬送車 2 台 5 人うるま市消防本部高所放水車 大型化学消防車 広報車等の 4 台 9 人また 当該特別防災区域に配備されている大容量泡放射システム ( 2) を配置した (1 2 人 )

うるま市消防本部は 事業所の事務所内に指揮本部を設置 出動部隊は当該指揮本部にて待機中 ( 発災タンクから約 800m の位置に消防活動上の警戒区域を設定 発災タンクから約 1km の事務所内に指揮本部を設置 また 発災タンクから約 150m の位置に現場指揮本部を設置 ) 2 大容量泡放射システム : 毎分 1 万リットル以上の放水能力を持つ泡放水のシステム 7 沖縄県の対応 11 月 8 日 ( 木 )10:00 沖縄ターミナル ( 株 ) へ現場視察を実施 9 日 ( 金 )13:00 沖縄ターミナル ( 株 ) の対策会議へ参加沖縄県から米軍 那覇空港管理事務所 第十一管区海上保安本部へ情報提供を実施 また うるま市及びうるま市消防本部 沖縄市と情報の共有を図っている 10 日 ( 土 )15:00 沖縄ターミナル ( 株 ) へ現地視察 事業所 うるま市消防本部と意見交換を実施 平安座地区自治会へ 住民の状況 発災に備えての対応 ( 避難方法等 ) を確認 沖縄ターミナル ( 株 ) における原油移送作業に伴い 関係機関からの情報収集を実施 ( 継続中 ) 12 日 ( 月 ) 沖縄県から自衛隊へ情報提供を実施 28 日 ( 水 )14:00 沖縄ターミナル ( 株 ) 社長が来庁し 事故の状況説明 健康診断についてうるま市と協議していることを報告 沖縄県副知事から事故の速やかな収束 事故原因の早期解明 再発防止の徹底を申し入れた 8 市町村の対応うるま市消防本部に 11 月 8 日 ( 木 )9:00 に原油漏洩災害対策本部を設置 うるま市は 事故の発生 臭気について 8 日 ( 木 )17:00 及び 19:30 に平安座自治会から防災行政無線で広報を実施 10 日 ( 土 )15:00 近隣の 30 自治会を集めて事故の説明及び意見交換を実施 12 日 ( 月 )9:00 市役所内で災害対策会議を実施 15 日 ( 木 )12:25 頃うるま市副市長が沖縄ターミナル ( 株 ) に広報体制の強化を要請 19 日 ( 月 )10:00 ~12:00 平安座公民館で健康相談を実施 ( 平安座島 浜比嘉島 宮城島 伊計島の住民が対象 住民 11 人が相談 ) 沖縄市は 事故の発生 臭気について 9 日 ( 金 ) 午前中に広報を実施 9 沖縄ターミナル ( 株 ) の対応 (1) 事故タンクからの原油移送作業は昼間 (8 時から 17 時半 ) に実施 作業日数は最短で 11 月 10 日開始から 16 日間目途となる見込み 10 日 ( 土 )13:40 から原油移送を開始し 17:00 に 10 日の作業を終了 10

日の原油移送量は約 2,470 kl 11 日 ( 日 )12:10 から事故タンク配管内の原油の移送開始 ( 雷注意報の発令があったため 同注意報解除後に行うこととしたため ) 13:54 当該配管内の移送終了 ( 約 1,300 kl) 14:58 から事故タンクの原油の移送開始 17:30 に作業終了 11 日の原油移送量は約 3,591kl(2 日間で約 6,000kl 12 日 ( 月 )8:42 移送開始 17:30 に作業終了 12 日の原油移送量は約 8,700kl ( これまで約 14,700kl 13 日 ( 火 )8:20 原油移送開始 9:00 炭酸ガス装置設置完了 10:15 炭酸ガス注入試運転 11:02 炭酸ガス注入本運転 17:30 原油移送 炭酸ガス注入を終了 13 日の原油移送量は約 9,300kl( これまで約 24,000kl 14 日 ( 水 )8:11 二酸化炭素注入開始 8:21 原油移送開始 10:30 手すりが露出 17:00 移送作業を終了 14 日の原油移送量は約 8,200kl( これまで約 32,200kl 15 日 ( 木 )TK207 タンクの液位 浮き屋根の状態等について確認作業を行い 今後の手順を検討 ( 原油の移送なし ) 16:40 から今後の方向性について協議 ( 主な内容 : 隣接タンク (206 208) の危険回避のための移送を 16 日から行うことで関係機関と調整 ) 16 日 ( 金 )TK207 タンクの原油移送量は約 1,962kl( これまでで約 34,162kl 本日夜より 隣接タンク ( 208) の危険回避のため 隣接タンク (208) 内の原油を他のタンクへ移送開始予定 17 日 ( 土 )TK207 タンクは配管等の確認を実施 ( 原油の移送なし )( これまでで約 34,162kl の移送を完了 ) また 危険回避のため 隣接タンク (208) 内の原油を他のタンク (203) へ 47,697kl 移送 反対側の隣接タンク (206) 内の原油も他のタンク (211) への移送を本日夜から開始予定 18 日 ( 日 ) 夜間の隣接タンク (206) 内の原油移送は約 8,000 kl 移送済み 9:10TK207 タンクの原油移送開始 9:22 水張り込み開始 10:05 炭酸ガス張り込み開始 17:47 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,068kl( これまでで約 35,230kl 本日夜間も隣接タンク (206) の原油移送の開始予定 19 日 ( 月 ) 夜間の隣接タンク (206) の原油移送は約 18,000 kl 移送済み 9:25TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:37 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,230kl( これまでで約 36,460kl 本日夜間も隣接タンク (206) の原油移送の開始予定 20 日 ( 火 ) 夜間の隣接タンク (206) の原油移送完了 ( 移送量は約 50,000kl) 8:55TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:15 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,240kl( これまでで約 37,700kl 21 日 ( 水 )8:50 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:15 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,300kl( これまでで約 39,000kl 22 日 ( 木 )9:15 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:35

作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,200kl( これまでで約 40,200kl 23 日 ( 金 ) 雷注意報発令に伴い 原油移送作業なし ( これまでで約 40,200kl の移送完了 ) 24 日 ( 土 )9:35 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:35 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 1,150kl( これまでで約 41,350kl 25 日 ( 日 )9:00 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 12:25 から 14:45 まで作業停止し 浮き屋根の状態を確認 14:45 再開 17:25 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 810kl( これまでで約 42,160kl 26 日 ( 月 ) 雷注意報発令により作業開始を遅らせる 15:10 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 17:25 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 250kl( これまでで約 42,410kl 27 日 ( 火 )8:50 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス注入 ) 13:30 浮き屋根の状態確認及び今後の作業検討のため 移送作業中断 17:28 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 510kl( これまでで約 42,920kl 28 日 ( 水 )9:30 作業開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 11:21 浮き屋根のポンツーン ( 浮き ) 部の動揺可能性から注水を停止 12:55 作業中断 終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は 0kl( これまでで約 42,920kl 29 日 ( 木 ) 雷注意報発令 (10:25 解除 ) 11:00 今後の作業に備え ポンツーンに炭酸ガスを注入するための仮蓋を取り付け (2 箇所 ) 14:46 仮蓋の取り付け完了 本日の TK207 タンクの原油移送量は 0kl( これまでで約 42,920kl 30 日 ( 金 )12:00 TK207 タンクの原油移送開始 ( 炭酸ガス 水張り込み ) 14:00 作業終了 本日の TK207 タンクの原油移送量は約 40kl( これまでで約 42,960kl (2) 異臭に関する環境測定平安座地区内は本日 (9 日 ) より実施 うるま市 4 庁舎 ( うるま 石川 勝連 与那城 ) 沖縄市本庁舎 平安座自治会館で定点観測を実施 28 日 ( 水 ) から浜区公民館 比嘉区公民館での測定を実施 17 日 ( 土 ) 沖縄ターミナル ( 株 ) にフリーダイヤルを設置 ( 臭気指数は最近三日分を記載 ) 25 日採取分の試料では 同社敷地内 (TK-207 タンク近傍 ) で臭気指数は基準値と同じ値であり 最近辺の住宅地 うるま市 4 庁舎 平安座自治会館 沖縄市庁舎では基準値を下回っていた 26 日採取分の試料では 同社敷地内 (TK-207 タンク近傍 ) を含め 全ての測定箇所 ( 最近辺の住宅地 うるま市 4 庁舎 平安座自治会館 沖縄市庁舎 ) で臭気指数は基準値を下回っていた

27 日採取分の試料では 同社敷地内 (TK-207 タンク近傍 ) 最近辺の住宅地 平安座自治会館で臭気指数は基準値を超えたが うるま市 4 庁舎 沖縄市庁舎では基準値を下回っていた (3) 沖縄ターミナル ( 株 ) の住民説明会 21 日 ( 水 ) 沖縄ターミナル ( 株 ) が住民説明会を開催 ( 平安座自治会館 ) 26 日 ( 月 ) 沖縄ターミナル ( 株 ) が住民説明会を開催 ( 比嘉区公民館 ) 29 日 ( 木 ) 沖縄ターミナル ( 株 ) が住民説明会を開催 ( 浜区公民館 ) 10 異臭等の状況 11 月 30 日 ( 金 )17:00 までの消防への異臭の通報件数は うるま市消防本部 141 件沖縄市消防本部 119 件 (16 日以降通報なし ) 比謝川行政事務組合ニライ消防本部 7 件 (16 日以降通報なし ) 中城北中城消防組合 3 件 (16 日以降通報なし ) 8 日 ( 木 ) うるま市立彩橋小中学校で 20 名程度の生徒が異臭による気分の悪さを訴えたが 医療機関等への搬送が必要な生徒はいなかった 11 事故原因等調査中 12 消防庁等の対応 7 日 ( 水 )23 時 33 分うるま市消防本部からの要請を受け 応急対策に関する助言のため消防庁職員の現地への派遣を決定 8 日 ( 木 )10 時 00 分消防庁消防研究センターから原因調査室長他 1 名 ( 計 2 名 ) が出発 (14 時に危険物保安技術協会からも職員を派遣 ) 現在 消防庁特殊災害室で情報を収集中 < 連絡先 > 消防庁特殊災害室古澤 渡邊 Tel (03)5253-7528 内線 42731 Fax (03)5253-7538