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V 図面再利用版電子納品 工事編 V-1 目的 電子納品は 業務 工事の情報を電子データで保管することにより 後続フェーズ等での再利用が容易になり ライフサイクル全体としての効率化を実現することを目的としている 従って 後続フェーズ等での再利用が想定されているデータについては 再利用に適した納品形式

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工事施工中における受発注者間の情報共有システム機能要件 (Rev4.0) 平成 26 年 7 月版 ( 国土交通省国土技術政策総合研究所 )( 以下 機能要件 ) ( ただし データ連携機能を除く ) 工事帳票 確認 立会願 段階確認書 工事履行報告書 材料確認願 及び 工事打合せ簿 に

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BIM/CIM 活用における 段階モデル確認書 作成マニュアル 試行版 ( 案 ) 平成 31 年 3 月 国土交通省 大臣官房技術調査課

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Ⅵ 記録映像製作業務 1. 企画業務 2. 撮影業務 3. 編集業務

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電子納品にかかる質疑応答 ( 平成 20 年 3 月 ) 区分 質 疑 改正案 備 考 全般事項 全般 1 電子納品を実施するに当たってのメリットはあ発注者にとっては 調査 設計から工事 管理にいたるまで事業のライフサイクルの りますか 各段階における情報の電子化と共有化を行うこと等より 品質の向上

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BTXAV7バージョンアップガイド

Transcription:

東北地方整備局 電子納品に関する手引き ( 案 ) について 1. 東北地方整備局 電子納品に関する手引き ( 案 ) の位置付け 2. 電子納品の実態 3. 電子納品における発注者の作業 ( 説明 ) 発注準備 ( 発注図の準備 他 ) 一部午後実習 電子納品事前協議 施工中のやり取り ( 情報共有 ) 電子成果品の受領とチェックについて ( チェック 外観確認 署名等 ) 一部午後実習 4. 電子納品における取扱い留意点 要領 基準類で明記されていない事項等の取り扱い

1. 電子納品に関する手引き ( 案 ) の 位置付け

規定類の関係 [ 業務編 ] 東北地方整備局の取り組み電子納品に関する手引き ( 案 ) 業務編 電子納品の運用電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 業務編 電子成果品の仕様工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) REPORT DRAWING PHOTO SURVEY BORING CAD 製図基準 ( 案 ) デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) 測量成果電子納品要領 ( 案 ) 地質 土質調査成果電子納品要領 ( 案 ) CAD 製図基準に関する運用ガイドライン ( 案 ) 電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 地質 土質調査編 東北地方整備局の取扱い

規定類の関係 [ 工事編 ] 東北地方整備局の取り組み電子納品に関する手引き ( 案 ) 土木工事編 電子納品の運用電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 土木工事編 電子成果品の仕様工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) DRAWINGS CAD 製図基準 ( 案 ) CAD 製図基準に関する運用ガイドライン ( 案 ) MEET PLAN DRAWINGF PHOTO CAD 製図基準 ( 案 ) デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) CAD 製図基準に関する運用ガイドライン ( 案 ) OTHRS 東北地方整備局の取扱い

電子納品に関する手引き ( 案 ) の位置づけ 東北地方整備局 電子納品に関する手引き ( 案 ) は 以下の事項を記載 対象範囲 適用基準類 受注者及び発注者が事前協議 電子成果品の作成 検査等で留意すべき事項 特記仕様書作成や受注者との事前協議の内容 電子納品を実施するために必要な措置

手引きのダウンロード 電子納品に関する手引き ( 案 ) は 業務編 と 土木工事編 で構成 下記の URL からダウンロード http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00097/k00910/cals/tebiki.htm 業務編 土木工事編 電子納品を円滑に実施するため 電子成果品のチェックや検査等で留意すべき事項等が記載

2. 電子納品の実態

電子納品実施率 工事 業務共に確実に実施率は伸びており 普及および定着しつつある ( 建設情報標準化委員会の電子成果高度利用検討小委員会資料より )

電子納品の課題 受注者への指導現在 対象外 容量規制 (10MB) 現在の課題を把握して 電子納品を円滑に実施することが必要 ( 建設情報標準化委員会の電子成果高度利用検討小委員会資料より )

電子成果品 (CD-R) について 電子成果品に関して以下の項目について実態を示す 1 電子納品の外観状況 電子成果品 CD-R ラベルの記載例 2CD-R 内の状況 チェックシステムによる CD-R 内の状況例

媒体に記載する事項 発注一郎 受注一郎 要求事項 必要事項を記載 設計書コード または 工事番号 業務名称 または 工事名称 作成年月 発注者名 受注者名 または 請負者名 何枚目 / 全体枚数 ウイルスチェックに関する情報 フォーマット形式 CD-R に直接必要事項を印刷 受発注者の確認署名の有無 参考として以下に要求事項を満足しない状態で納品された例を示す

要求事項を満足していない事例 例 ) ラベルが剥れている 例 ) 記載内容が不足 例 ) 記載事項が見づらい 例 ) 署名がない

チェックシステムによる エラー の実態 エラー の発生例 XML ファイルとバージョンが異なっている XML が存在しないか XML 構成エラーが発生している XMLに記入されているファイルがフォルダに存在しない XMLに記入されているフォルダが存在しない 必須の管理情報が記述されていません < 住所コード > 内容が記述されていません < 住所 > 内容が記述されていません < 測地系 > 内容が記述されていません < 業務実績システムバージョン番号 > 内容が記述されていません エラーに関しては修正したものを提出するよう受注者に指示エラーが生じた成果品は電子納品 保管管理システムに登録できない

ここでちょっと XML の意味 XML とは XML(eXtensible Markup Language) の略称文書やデータの意味及び構造を記述するためのデータ記述言語の一種 電子納品媒体では 業務名称や発注年度 CD-R 内のフォルダ構成を記載した INDEX_D.XML * がある 各フォルダ毎に フォルダ名.XML ファイルがあり フォルダ内のデータ内容を記載 バージョン情報 フォルダ構成 ファイル名 業務名称 写真タイトル INDEX_D.XML PHOTO.XML 発注事務所 INDEX_D.XML 業務成果 CD-R INDEX_C.XML 工事成果 CD-R

ここでちょっと スタイルシートとは XML 表示 スタイルシート形式ファイル ( 拡張子 XSL) が添付されて納品 XML 表示を表形式で表示させる為に必要なファイル スタイルシート形式 XSL ファイル スタイルシート形式ファイルの添付は任意

チェックシステムによる 注意 の実態 注意 の発生例 PDF のファイルサイズが 10MB を超えています PDF のファイルサイズは受発注者協議により決定してください CADファイルのファイル形式が P21 でないため レイヤチェックを行いません P21 形式ではないが問題ないか確認 < 撮影年月日 > 平成 18 年 1 月以降に納品する電子成果品については 必ず記入する必要があります 受注者への指導対象その他の構造物等を表すレイヤ OTRS または作業レイヤ WORK が含まれています 受発注者協議により決定したものであれば問題ありません 最終深度は 総掘進長以下でなければいけません ただし 最終深度で標準貫入試験等の試験を実施している場合は問題ありません 条件次第で問題ないか判断 許容できる注意 か 許容できない注意 か判断

3. 電子納品における発注者の作業 発注準備 発注図の準備 他 一部午後実習 電子納品事前協議 電子成果品とする対象書類 電子成果品の受領とチェックについて チェック 外観確認 署名等 一部午後実習

発注者の作業 [ 業務 ] 業務 電子納品に関して発注者が実施する主な事項 業務着手時に受発注者間で事前協議 受注者から正しい電子成果品が納めされているか確認 指示 電子成果品に係る検査方法を確認するための協議 完成検査の後 受領した電子媒体を保管

発注者の作業 [ 工事 ] 工事 電子納品に関して発注者が実施する主な事項 発注図の作成 業務着手時に受発注者間で事前協議 受注者から正しい電子成果品が納めされているか確認 指示 電子成果品に係る検査方法を確認するための協議 完成検査の後 受領した電子媒体を保管

工事発注準備 1 工事 手引き 工事編 P12 発注者は 受注者にCAD 製図基準 ( 案 ) に準拠した発注図面を提供するために 業務成果等のCADデータの修正を実施 主たる作業 CADデータの修正 図番変更 表題欄 ファイル名の付け替え 加筆 修正を行ったレイヤ名の変更 CAD 製図基準に関する運用ガイドライン ( 案 ) を参照 URLを以下に示す http://www.nilim-ed.jp/index_denshi.htm CAD データの修正 CADガイドライン 第 1 編共通編 4.3.CADデータ作成に際しての留意点発注図 CADデータ 図面管理ファイルの作成 取扱いの詳細 CADガイドライン 第 3 編工事編 7.1. 発注図面の作成 CADデータの確認の詳細 CADガイドライン 第 3 編工事編 9.2.CADデータの確認発注準備 ( 手引き3 章 ) CADデータが電子成果品の仕様を満足していない場合 CADガイドライン 第 3 編工事編 7.2.CAD 基準に完全に準拠していない業務成果

工事発注準備 2 工事 手引き 工事編 P12 CAD データの修正設計成果から必要な図面を抽出し発注図面の修正 図番変更及び必要事項の作図各 CAD データの図面タイトルの文字列レイヤに 必要事項を修正 記載各 CAD データファイル名番号と図面内記載番号を統一 表題欄表題欄の工事名を変更 道路詳細設計 => 道路 工事 発注準備 ( 手引き 3 章 )

工事発注準備 3 工事 手引き 工事編 P12 ファイル名の付け替え設計段階で使用していたファイル名の責任主体をライフサイクルに合わせて D( 設計 ) から C( 施工 ) に付け替え改訂履歴は Z から 0 に変更 P21 P21 D0PL001Z.P21 C0PL0010.P21 加筆 修正を行ったレイヤ名の変更加筆 修正を行なったレイヤ名の責任主体をライフサイクルに合わせて変更 D-TTL-TXT D-BGD D-BGD-LWCN C-TTL-TXT D-BGD D-BGD-LWCN 発注準備 ( 手引き 3 章 )

工事発注図作成手順 1 工事 手引き 工事編 P13 設計成果品図面 CAD データによる発注図作成手順 発注図の CAD データがあるか No 発注図を CAD で新規作成する No 紙で渡す Yes No Yes No CAD 製図基準 ( 案 ) に準拠しているか Yes Yes 発注図を CAD 製図基準 ( 案 ) に準拠して作図する ウィルスチェック 紙で渡す CAD データを参考資料として CD-R で渡す 発注図の作成 設計図面の分割 表題欄 ファイル名の付け替え レイヤの付け替え 紙図面が契約図面となるため CAD データと紙図面の同一性の確認が必要 SXF ブラウザによる目視確認 No 既存の設計成果が CAD データでない成果品 CAD 基準に準じていない成果品に該当するときの当面の措置 次のページへ 発注図の作成にあたってこのフローで実施 発注準備 ( 手引き 3 章 )

工事発注図作成手順 2 工事 手引き 工事編 P13 前のページの続き 工事管理ファイルの作成 図面管理ファイルの作成 特記仕様書等オリジナルファイルの格納 電子納品チェックシステムによる確認 No Yes ウィルスチェック Yes CAD データを電子媒体で渡す No 発注図の作成にあたってこのフローで実施 発注準備 ( 手引き 3 章 )

電子納品事前協議 業務 工事共通 手引き 業務編 P14 電子納品を円滑に行うため 業務着手時に受発注者間で事前協議を実施 実施の観点 受注者に過度な負担をかけることのないよう 十分な協議を実施協議は 着手時協議チェックシートを用いて実施 手引き 工事編 P17 正しい電子成果品を納品するよう受注者に指示し 円滑な電子納品を実施するための確認事項が記載 協議内容 業務中または工事中の情報交換 電子成果品の対象書類 検査の方法 その他の事項事前協議 ( 手引き 4 章 )

チェックシートのダウンロード 業務 工事共通 手引き 業務編 P14 手引き 工事編 P17 正しい電子成果品を納品するための確認を実施 着手時協議チェックシートは 下記の URL からダウンロード http://www.thr.mlit.go.jp/bumon/b00097/k00910/cals/tebiki.htm 工事 のチェックシート 業務 のチェックシート 事前協議 ( 手引き 4 章 )

協議内容と発注者の役割 1 業務 工事共通 手引き 業務編 P18 手引き 工事編 P20 協議内容協議参加者情報遵守すべき要領 基準類インターネットアクセス環境情報共有の実施コンピュータウイルス対策電子納品対象書類 発注者の役割 受注者に情報の記載を指示 受発注者間で要領基準類を確認 受発注者間で利用環境を確認 情報共有の実施有無を協議 決定 実施の場合 工事データ記入シート を受注者に渡す 必要事項記載の指示 ウイルス対応方法について確認 受発注者間で対象書類を協議 書類の範囲の明確化 事前協議 ( 手引き 4 章 )

協議内容と発注者の役割 2 業務 工事共通 手引き 業務編 P19 手引き 工事編 P21 電子成果品の作成 確認ソフト及びファイル形式の確認 成果品の納品方法 検査の準備と実施 その他 協議内容 発注者の役割 受発注者間で使用するソフト ファイル形式を協議 確認 受発注者間で提出部数や電子対象外の書類を協議 確認 受発注者間で検査機器や検査対象物を協議 確認 受発注者間で電子納品を実施する上で必要な協議 事前協議 ( 手引き 4 章 )

情報の交換 共有方法 1 ( 業務 ) 工事共通 手引き 業務編 P14 情報の交換 共有の方法は 環境等を考慮し協議を行い決定 ア ) 情報を交換 共有し 成果品の電子化を図る場合は 5 章 業務中の情報管理 または 5 章 施工中の情報管理 をもとに運用 電子書類 手引き 工事編 P17 情報共有する書類等は負担にならないよう協議で決定 受注者 情報共有 発注者 事前協議 ( 手引き 4 章 )

情報の交換 共有方法 2 ( 業務 ) 工事共通 手引き 業務編 P14 手引き 工事編 P17 イ ) 情報を電子的に交換 共有し 作業効率化を図る場合 工事の手引き 発展編 9 章 電子的な交換 共有 参照交換 共有した情報は受発注者相互での 合意形成 電子成果品蓄積 書類検査 のプロセスを経て引き渡す 発注者の取組み 受注者の取組み 電子的なやり取り 電子的なやり取り電子的な交換 共有 施工中の取組み合意形成 電子成果品蓄積工事完成検査書類検査 事前協議 ( 手引き 4 章 )

事前協議で決める 電子成果品とする対象書類 1 業務 工事共通 手引き 業務編 P14 手引き 工事編 P17 次の項目に留意して電子成果品の対象を協議し決定ア ) 効率化が図られると判断したものを対象とすることイ ) 次フェーズ以降での利活用が想定されるものを対象とすることウ ) アナログからデジタルへの変換 ( 押印した打合せ簿の鑑をスキャニングし電子化する等 ) はしないこと 事前協議 ( 手引き 4 章 )

事前協議で決める 電子成果品とする対象書類 2 業務 工事共通 手引き 業務編 P15 手引き 工事編 P18 フォルダに格納する打合せ簿について 次のように取り扱うよう受注者に指示 エ ) 押印の無い打合せ簿のワープロデータ及び添付資料データを必ず一式として格納 鑑資料一式で格納 オ ) カタログ等の情報で電子納品が必要とされた場合は 受注者は可能であれば材料メーカー等から電子データを入手カ ) 第三者が発行する証明書類等添付書類が紙しかない場合で 必要と判断された書類については スキャニング等を行い電子化 事前協議 ( 手引き 4 章 )

電子媒体の外観確認 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 発注者は 電子成果品に対して 以下の確認を実施 電子媒体の外観確認発注者は 電子媒体に破損のないこと ラベルが正しく作成されていることを目視で確認 ラベル面についてシール貼付けは CD が損傷するため使用していないことを確認 (a) 設計書コード または 工事番号 の記載 (b) 業務名称 または 工事名称 の記載 (c) 作成年月 完了時の年月を記載 (d) 発注者名 の記載 (e) 受注者名 または 請負者名 の記載 (f) 何枚目 / 全体枚数 全体枚数の何枚目であるか記載 (g) ウイルスチェックに関する情報 (h) フォーマット形式 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

ウィルスチェック 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 ウイルスチェック 発注者は 電子媒体に対しウイルスチェックを実施 ウイルスチェックソフトは特に指定はないが 最新のウイルスも検出できるようにウイルスチェックソフトは常に最新のデータに更新 ( アップデート ) したものを利用 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

電子成果品の基本構成の確認 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 発注者は 電子成果品の基本的な構成が 電子納品に関する要領 基準 ( 案 ) に基づき作成されていることを 電子納品チェックシステムにより確認 電子納品チェックシステムは以下のアドレスよりダウンロード http://www.nilim-ed.jp/index.html ダウンロード後起動 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

電子納品チェックシステム 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 電子納品チェックシステムを用いて 動作確認を行うことで 受注者から納められた成果品の基本的事項をチェック 電子納品チェックシステムを実行し 電子成果品の状態を確認 要求事項 エラー がないこと 注意 について許容できないものが無いこと 事前協議により協議 指示した事項が満足していること ( 納品チェックシート確認 ) 例 )pdf は 10MB 以下にする図面は p21 とする 等 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

チェックシステムでエラーが発見された場合 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 重要 電子納品チェックシステムでエラーが無いかチェックエラーがある場合は受注者に差戻し 修正を指示納品された電子媒体のうち一部 ( 副 ) の媒体は 東北技術事務所で登録 保管登録時エラーが発見された場合 差戻し 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

エラーを出さないためには 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 電子納品チェックシステムのチェック実施を 検査前協議チェックシートに記載 ( チェック ) する受注者に電子納品チェックシステム実行結果の提出を指示することでチェック体制を強化 受注者に印刷したものを提出するよう指示 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

チェックシステムのチェック内容 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 電子納品チェックシステム の実施について国土技術政策総合研究所のホームページよりダウンロード URL http://www.nilim-ed.jp/index.html 電子納品チェックシステムの主なチェック事項は以下のとおり 項目 内容 ファイル名のチェック ファイル名 フォルダ名やフォルダ構成を確認 手引き 工事編 P52 管理項目のチェック管理ファイルチェック PDFファイルの確認 CADファイルのチェック 管理ファイルに記入される必須記入項目の有無や使用文字数 使用禁止文字を確認写真に関する情報で撮影年月日に関する記載有無の確認 管理ファイル (XML ファイル ) の文法チェック PDF ファイルの初期表示ページの設定 セキュリティの状態などを確認 CAD ファイルに記入されるレイヤ名のみチェック その他の事項は 導入している V-nas 発注者版で確認可能 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

電子成果品の内容の確認 1 業務 工事共通 手引き 業務編 P70 手引き 工事編 P52 電子成果品の内容の確認電子成果品の内容を確認確認事項は次のとおり ア )CAD データの確認発注者は 受け取った CAD データが検査した図面の内容と同じであることを確認 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

電子成果品の内容の確認 2 業務 工事共通 手引き 業務編 P71 イ )CAD データ以外の成果品の確認 CAD 以外の電子成果品について確認打合せ事項と電子成果品の内容に相違がないか確認 手引き 工事編 P53 打合せ事項と電子成果品の内容が相違ないか確認 チェック 発注者 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

電子媒体納品書の確認 受注者から提出される電子媒体納品書の確認 主任監督員 殿 請負者 下記のとおり電子媒体を納品します 電子媒体納品書 ( 住所 ) 県 市 町 番地 ( 氏名 ) 建設 ( 現場代理人氏名 ) 印 記 業務 工事共通 手引き 業務編 P72 手引き 工事編 P54 工事名 工事 工事番号 電子媒体の種類 規格 単位 数量 納品年月 備考 CD-R ISO9660( レベル 1) 部 2 平成 年 月 2 枚 1 式 備考主任監督員に提出 1/2:DRAWINGS PLAN MEET を格納 2/2:DRAWINGF PHOTO OTHRS を格納電子納品チェックシステムによるチェック電子納品チェックシステムのバージョン :.. チェック年月日 : 平成 年 月 日 事前協議で決定した内容が納められているか確認 電子納品チェック ( 手引き 6 章 )

成果品の検査 業務 工事共通 手引き 業務編 P72 手引き 工事編 P54 受発注者は 成果品の検査に先立ち 電子成果品に係る検査方法等を確認するために協議 受発注者間の協議で合意すれば電子データのみで検査を行うことが可能 ただし 発注者のスキルや情報技術を扱う環境等によっては すべてを電子的に扱うことが困難 CAD データを A3 版程度にプリントアウトした図面あるいは内部審査 照査に用いた印刷物 報告書 設計成果 地質成果測量成果等の印刷物 決裁を受けた提出済み資料 協議により電子データで検査で実施も可能書類検査対象資料完成検査 ( 手引き7 章 )

保管管理 業務 工事共通 手引き 業務編 P73 保管管理発注者は 完成検査の後 受領した電子媒体を保管ア ) 事務所での電子媒体 ( 正 ) の保管発注担当者は 工事完成検査の後 受領した電子媒体を 東北地方整備局で定められている事務所等文書管理細則等に準じて保管 イ ) 事務所から東北技術事務所等への電子媒体 ( 副 ) 送付 手引き 工事編 P56 保管管理 ( 手引き 8 章 )

4. 電子納品における取扱い留意点 要領 基準類で明記されていない事項等の取り扱い東北地方整備局の基本方針提出パターン発注者提供資料作成した発注図書のチェック日常的な電子成果品の作成電子成果品の作成 CD-R ラベルの記載事項報告書ファイルの編集報告書オリジナルファイルの提出電子納品運用ガイドライン ( 案 ) の変更と改定事項

東北地方整備局の基本方針 1 受発注者 手引き 工事編 P22 No. 1 2 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) 工事完成図書の電子納品要領 ( 案 ) について東北地方整備局の基本方針は以下のとおり 全般 協議事項 電子化が困難な資料の取扱い ( 要領 ( 案 )P25) 押印が必要な書類の取扱い 東北地整基本方針 ( 案 ) 原則 電子納品対象外とする 本編 4.3 による ( 解説補足説明 ) スキャナで読み込むと容量が大きくなる上 イメージデータなので再利用性に欠け 電子納品するメリットがないため 4.3 本編を参照 3 発注者から提供される資料の納品形態について 本編 3.1.4. による スキャニングなどは負荷が大きい 4 書類 ( 特記仕様書 / 打合せ簿 / 施工計画書 / 工事履行報告書 / 段階確認書 ) 打合せ簿 施工計画書オリジナルファイルを作成するソフト及びファイル形式 ( 要領 ( 案 )P17) 本編 4.6.1(7) による 東北地方整備局の基本方針 ここで 本編とは 東北地方整備局 電子納品に関する手引き ( 案 ) 土木工事編 を示す

No 東北地方整備局の基本方針 2 受発注者 土木設計業務等の電子納品要領 ( 案 ) 土木設計業務等の電子納品要領 ( 案 ) について東北地方整備局の基本方針は以下のとおり 協議事項 東北地整基本方針 ( 案 ) 解説 ( 補足説明 ) 手引き 業務編 P20 1 全般 オリジナルファイルを作成するソフト及びファイル形式 ( 要領 ( 案 )P10) ( ガイドライン P14) 調査職員と協議し決定する 本編 4.4. 参照 受注者が一般的に使用しているアプリケーションを双方で確認し 発注者が選定する 2 報告書ファイルの許容される 1 ファイルあたりの最大容量 ( 要領 ( 案 )P10) 原則 1 ファイルあたり最大容量を 10MB 以下に分割する PDF の細分化は PDF 作成時に大変な負荷となるが 参照時にネットワーク障害とならないことを配慮した 3 電子化が困難な資料の取扱い ( 要領 ( 案 )P20) ( ガイドライン P14) 電子納品対象外とし以下を標準とする (1) 手書きパース図は紙で提出する (2)CG 写真や動画像は 受注者が発注者にファイル形式を確認し 納品する (3) 解析結果 ( 大量データ ): ソフト名 入力データを報告書内に記述する (4) 電子データで入手不可能のもの ( カタログ 見本など ) は 紙で提出する スキャナで読込むと容量が大きくる上 イメージデータなので再利性に欠け 電子納品するメリットがないため 東北地方整備局の基本方針

東北地方整備局の基本方針 3 受発注者 デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) デジタル写真管理情報基準 ( 案 ) について東北地方整備局の基本方針は以下のとおり 手引き 工事編 P22 No. 協議事項 東北地整基本方針 ( 案 ) ( 解説補足説明 ) 1 写真 写真ファイルおよび参考図ファイルの圧縮率と撮影モード ( 基準 ( 案 )P6) 圧縮率 : 非圧縮 ~1/8 圧縮 ( ただし 黒板の字が見えること ) 撮影モード : 画素数が 100 万画素以上になること ( 参考の適切な撮影モードについては 本 工事の手引き 10.3.2 電子納品に対応した適切な撮影モードについて を参照のこと ) 圧縮率 撮影モードともデジタルカメラにより表現が異なるため 最低左記の事項以上にする 東北地方整備局の基本方針

完成図面の納品形態 受発注者 手引き 業務編 P13 東北地方整備局における図面の電子納品に関する基本方針電子納品のうち設計図面および完成図面については 下図の提出パターンを基本とする 完成図面の納品形態 手引き 工事編 P11 発注時 紙 CAD 製図基準 ( 案 ) に準拠していない電子データ 電子成果品 ( パターン ) 納品時 紙紙電子成果品

発注者提供資料 発注者提供資料の項目発注者から受注者に提供する提供資料の項目は下図のとおり 発注者 手引き 工事編 P16 SPEC に特記仕様書と現場説明資料を格納

作成した発注図書のチェック 要領 基準に準拠した資料を提供 発注者 手引き 工事編 P15 16 ウイルスチェック後資料を提供

日常的な電子成果品の作成 受発注者 手引き 業務編 P37 手引き 工事編 P25 正しい情報の管理のため 受発注者間で合意された情報については 速やかに双方で決裁を行い管理 受発注者間で合意された情報については 速やかに双方で決裁を行い管理

電子成果品の作成 受注者 手引き 業務編 P39 手引き 工事編 P28 オリジナルファイルを作成する場合 電子納品要領 ( 案 ) 等に準拠して作成することを徹底

CD-R ラベルの記載事項 受注者 手引き 業務編 P67 手引き 工事編 P48 受発注者署名欄のサインと CD-R が複数枚になる場合の処置 [ 業務 ] 受発注者書名欄について一般的には 発注者署名欄 には 主任調査員 受注者署名欄 には 管理技術者 が署名 [ 工事 ] 受発注者書名欄について一般的には 発注者署名欄 には 主任監督員 受注者署名欄 には 現場代理人 が署名 すべての媒体のラベルに何枚目 / 総枚数を明記管理ファイル INDEX_D.XML または INDEX_C.XML を各媒体のルートに添付する管理項目のメディア番号は ラベルに明記してある何枚目 / 総枚数と整合をとる

報告書ファイルの編集 報告書ファイルの編集は以下のとおり 受注者 手引き 業務編 P44 ア ) しおりの作成電子納品要領に基づきファイル名を変更してから PDF 形式の目次である しおり ( ブックマーク ) を報告書の目次と同じ章 節 項 ( 見出しレベル 1~3) を基本として作成 イ ) 報告書ファイルを分割する場合報告書ファイルを分割する場合は 当該ファイル以外の別ファイルへのリンクとなるしおりに関しては 大項目に関してのみ作成 ウ ) セキュリティの設定セキュリティの設定は 文書の変更 パスワード 印刷 変更 再利用等は 許可する を設定 エ ) PDF ファイルの開き方の設定 PDF ファイルの開き方の初期表示は しおりとページが表示されるように設定

報告書オリジナルファイルの提出 受注者 手引き 業務編 P45 報告書ファイル (PDF 形式 ) を作成するために使用した全ての原稿データは オリジナルファイルとして提出することを原則 REPORT XML PDF PDF PDF 報告書ファイル REPORT.XML XML REP03.XML REPORT01.PDF~REPORTnn.PDF ORG 報告書オリジナルファイル REP01_01.PDF~REPnn_mm.PDF

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 変更事項 受発注者 業務 平成 18 年 9 月の改定に伴ない 以下の事項が変更 測量情報管理ファイルの [ 基礎情報 ]-[ 適用要領基準 ] 項目の記入内容を 土木 200406-01 から 土木 200406-02 に変更 ( ガイドライン [H18.9] 164 ページ参照 ) 成果品の対象を追加 ( 追加概要を次に示す )

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 追加事項 1 受発注者 業務 細分類 基準点測量の成果種類 地形測量の成果種類 追加成果基準点測量 8 成果追加 ( 基準点網図データインデックス等 ) その他 1 成果追加 (GPS 基準局配置図 ) 水準測量 4 成果追加 ( 水準路線図データインデックスファイル等 ) 空中写真測量 13 成果追加 ( 標定点配置図データインデックスファイル等 ) デジタルオルソ 2 成果追加 ( 数値地形モデルデータインデックスファイル等 ) 航空レーザ測量 24 成果追加 ( 航空レーザ測量システム点検記録等 )

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 追加事項 2 受発注者 業務 細分類 路線測量の成果種類 追加成果線形決定 2 成果追加 ( 線形図データインデックスファイル等 ) 条件点の観測 1 成果追加 ( 計算簿 ( 数値データ )) IP 設置測量 1 成果追加 ( 計算簿 ( 数値データ )) 中心線測量 2 成果追加 ( 線形地形図データインデックスファイル等 ) 横断測量 1 成果追加 ( 観測手簿 ( 数値データ )) 詳細測量 2 成果追加 ( 詳細平面図データインデックスファイル等 ) 用地幅杭設置 2 成果追加 ( 杭打図データインデックスファイル等 ) その他 1 成果追加 (GPS 基準局配置図 )

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 追加事項 3 受発注者 業務 細分類 河川測量の成果種類 追加成果定期横断測量 1 成果追加 ( 観測手簿 ( 数値データ )) 深浅測量 3 成果追加 ( 観測手簿 ( 数値データ ) 等 ) 法線測量 3 成果追加 ( 線形図データインデックスファイル等 ) 海浜測量 3 成果追加 ( 計算簿 ( 数値データ ) 等 ) 汀線測量 1 成果追加 ( 計算簿 ( 数値データ )) その他 1 成果追加 (GPS 基準局配置図 )

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 測量編 追加事項 4 受発注者 業務 細分類 用地測量の成果種類 追加成果資料調査 2 成果追加 ( 公図等転写連続図データインデックスファイル等 ) 復元測量 2 成果追加 ( 復元箇所位置図データファイル説明書等 ) 境界確認 1 成果追加 ( 公共用地境界確定協議の申請書 確定図 ) 境界測量 1 成果追加 ( 測量計算簿等 ( 数値データ )) 補助基準点の設置 3 成果追加 ( 基準点網図データインデックスファイル ) 用地境界仮杭設置 6 成果追加 ( 設置箇所位置図データインデックスファイル等 ) 境界点間 1 成果追加 ( 点間測量観測手簿 ) 用地実測図等の作成 4 成果追加 ( 用地実測データインデックスファイル等 ) その他 2 成果追加 (GPS 基準局配置図等 )

電子納品運用ガイドライン ( 案 ) 地質 土地調査編 受発注者 業務 従来の事前協議ガイドラインは 発注者が留意すべき事項を示したものであったが 発注者と受注者の両者を対象 事前協議 電子成果品の作成 検査等について記載 従来の事前協議ガイドラインの内容についても構成に合わせ取り入れているため 事前協議ガイドラインは廃止