が懸念されている 平成 22 年の就業人口は 15,475 人で 年々減少傾向にある 産業別就業者の構成比は 第 3 次産業就業者が最も高く 56.3% と 5 割を超え 産業構造の 3 次化が進んでいる 一方 第 2 次産業は 28.5% 第 1 次産業は 15.2% と減少傾向にある (4) 農

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(4) 産業平成 27 年の国勢調査によると 本市の就業者数は28,649 人で 平成 17 年と比較して1,897 人 (6.2%) 減少している 産業別にみると 第 1 次産業が4,643 人 (16.2%) 第 2 次産業が6,315 人 (22.1%) 第 3 次産業が17,682 人 (6

⑷ 産業本地域の平成 17 年国勢調査による就業人口は3,980 人であり 就業率は57.3% となっています 産業別割合は 第 1 次産業 17.2% 第 2 次産業 46.6% 第 3 次産業 36.2% です 昭和 40 年代後半以降 地域経済の様相が大きく変化し 農林業の停滞により第一次産業

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

個別の農産物など産業製品は市外への流通経路は確立しているが 市 内への流通が少なく 市民が地域の産業の素晴らしさを実感できておらず 地産地消が進んでいない 4-2 地方創生として目指す将来像本市特産物の産地である中山間地域では高付加価値のついた農産物を生産し 流通ルートの確保による農業収入の増加が図

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

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第 6 節農業の高付加価値化等の推進 表 農業生産関連事業の年間総販売金額の推移 平成 22 年度 (2010) 23 (2011) 年間総販売金額 計 農産物の加工 農業経営体 農協等 計 農産物直売所 農業経営体 農協等 観光農園 ( 単位 : 億円 %) 農家レストラン等 16,5

国人技能実習生受入れによる人材育成促進事業(五 六(五一三))

市街化調整区域の土地利用方針の施策体系 神奈川県 平塚市 神奈川県総合計画 神奈川県国土利用計画 平塚市総合計画 かながわ都市マスタープラン 同地域別計画 平塚市都市マスタープラン ( 都市計画に関する基本方針 ) 平塚都市計画都市計画区域の 整備 開発及び保全の方針 神奈川県土地利用方針 神奈川県

数値目標 H29 年 3 月末 H30 年 3 月末 H31 年 3 月末 観光客入込客数 ( 単位 : 千人 ) 大鰐温泉もやし生産者数 ( 単位 : 人 ) 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要本事業は大鰐温泉もやし増産プロジェ

29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のと

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加賀市農業委員会農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 1 月 26 日制定 加賀市農業委員会 第 1 指針の目的 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の一部改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

第3節 重点的な取り組み

2 作物ごとの取組方針 (1) 主食用米本県産米は 県産 ヒノヒカリ が 平成 22 年から平成 27 年まで 米の食味ランキングで6 年連続特 Aの評価を獲得するなど 高品質米をアピールするブランド化を図りながら 生産数量目標に沿った作付けの推進を図る また 平成 30 年からの米政策改革の着実な

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

農業指導情報 第 1 号能代市農業総合指導センター環境産業部農業振興課 発行平成 26 年 4 月 25 日二ツ井地域局環境産業課 確かな農産物で もうかる 農業!! 農家の皆さんを支援します!! 農家支援チームにご相談ください! 今年度 農業技術センター内に農家支援

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流拠点としての那覇空港を備えており 沖縄県への物流を確立することにより本市農産物の輸出の可能性が広がることが期待できること さらには年間 790 万人の観光入込客数があり そのうち 160 万人が外国人であることから 今後のインバウンドの増加を見込んだPRを実施する場所として効果的であると考えている

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

田原市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 30 年 3 月 23 日 田原市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利

国営農地再編整備事業 ニセコ地区 事業の概要あぶたぐん本事業は 北海道南西部に位置する虻田郡ニセコ町の畑地帯において 区画整理を行い 生産性の高い基盤の形成を通じて農業の振興と耕作放棄地の解消 発生防止を図るものである 事業の目的 必要性本地区の農地は 基盤整備が遅れているため 小区画や急傾斜であり


問 2. 現在 該当区域内に居住していますか 1. 居住している % 2. 居住していない % 無回答 % % 単位 : 人 1.9% 32.7% 65.4% 1. 居住している 2. 居住していない無回答 回答者のうち 居住者が約 65

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Microsoft Word - (HP用)H31年度企画書記載例doc

4 農林業 経営耕地面積割合 ( 農家数 ) ( 平成 27 年 ) 畑 63.4% (171 戸 ) 田 11.3% (53 戸 ) 樹園地 25.3% (102 戸 )

4. 都市づくりの目標と方針 4-1 都市づくりの基本理念 地域の個性が輝く生活快適都市 上田 ~ 魅力あるふるさと活気ある交流風格ただようまち ~ 基本理念の意味あい 上田市は 歴史 文化 自然 産業などに恵まれた特色ある地域から成り立っており 各地域が個性を発揮し 連携し合い 交流を促進しながら

3 売れる農産物づくり (1) 農業産出額 目標 評価 755 億円 (22 年度 ) 760 億円 (25 年度 ) 755 億円 A (2) 県オリジナル品種の作付面積 141ha (21 年度 ) 197 ha (26 年度見込み ) 190 ha A (3) オリーブ牛出荷頭数 100 頭

平成 30 年度税制改正等要望項目 要望 1 ワインの酒税増税時における中小 零細ワイナリーの救済策の充実強化 1 頁 ワインに係る酒税については 醸造酒類間 の税率格差是正という名目で平成 15 年 平成 18 年の増税に続き 平成 29 年度税制改正においても平成 32 年 平成 35 年に増税

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ウ WCS 用稲本市は県内最大の酪農地帯であるため 需要に応じた生産確保に努め 多収品種の推進 病害虫防除や雑草管理など適切な圃場管理を行う また についても実施する エ加工用米実需者の要望に対応できるよう 産地交付金を活用して複数年契約を進めることにより安 定的な供給を目指し 担い手の作付維持 (

本計画は 江田島保育園 小用保育園 切串保育園 宮ノ原保育園 鹿 川保育園 中町保育園 高田保育園 三高保育園 大古保育園 柿浦保育 園 飛渡瀬保育園の市内 11 の公立保育所へ 江田島学校給食共同調理 場, 西能美学校給及び大柿学校給で調理した給 食を区域別に外部搬入するものである 近年の少子化に

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 熊本県農業委員会名 : 宇土市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 1, 経営耕地面積

Microsoft PowerPoint 農業経済論9.pptx

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

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( 別紙様式 2) 平成 30 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 31 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 茨城県農業委員会名 : 守谷市 1 農業の概要 単位 :ha 田 耕地面積 経営耕地面積

別紙 2-4 別紙 2-4 別紙 2-8 < 地域において講ずる措置 > 1. 地域独自の税制 財政 金融上の支援措置 高松市中小企業振興助成条例補助金中心市街地の商店街が行うアーケード 街路 駐車場 駐輪場整備に対し 1 事業あたり上限 2 億円 地域コミュニティまちづくり活動支援

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

ふくしま・地域産業6次化戦略

( 別紙様式 2) 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 30 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 埼玉県農業委員会名 : 杉戸町農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 耕地面積 経営耕地面積

宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

5 章分野別計画性5第 方向施策体系 108

( 別紙様式 2) 平成 28 年度の目標及びその達成に向けた活動の点検 評価 Ⅰ 農業委員会の状況 ( 平成 29 年 3 月 31 日現在 ) 都道府県名 : 北海道農業委員会名 : 美唄市農業委員会 1 農業の概要 単位 :ha 田 畑 普通畑樹園地牧草畑 耕地面積 8,

阿賀野市の発展と市民福祉の向上を図ることを目的とした 行政運営の指針となる 阿賀野市総合計画 に定める本市の将来像 人 まち 自然が輝く幸福祉都市阿賀野 の実現に向けて また こよなく愛するふる里創造のため 全力を上げ取り組んでいるところでございます 国から地方への事務 権限移譲や三位一体改革が加速

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●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

工者 販売者 もち麦の消費者 そして 地域住民が 地域の振興をもちむぎの恵みと して実感できるような施設とする 数値目標 春日ふれあい会館利用者数 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 )

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

504 特定事業等に係る外国人の入国 在留諸申請優先処理事業 1. 特例を設ける趣旨外国人研究者等海外からの頭脳流入の拡大により経済活性化を図る地域において 当該地域における特定事業等に係る外国人の受入れにあたり 当該外国人の入国 在留諸申請を優先的に処理する措置を講じることにより 当該地域における

目 次 Ⅰ 集落営農数 Ⅱ 集落営農数 ( 詳細 ) 1 組織形態別集落営農数 2 農業経営を営む法人となる画の策定状況別集落営農数 3 設立年次別集落営農数 4 経営所得安定対策への加入状況別集落営農数 5 人 農地プランにおける位置づけ状況別集落営農数 (1) 中心経営体として位置づけの有無別

Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

第 3 次 山形県総合発展計画 短期アクションプラン ( 平成 25 年度 ~28 年度 ) 平成 2 5 年 3 月 山形県

Ⅱ 担い手への農地の利用集積 集約化 1 現状及び課題 管内の農地面積これまでの集積面積現状 ( 平成 28 年 4 月現在 ) 1, 課 題 1 貸手 借手のマッチングの強化 2 集落営農組織の推進 育成 集積率 単位 ha 1 管内の農地面積は 活動計画に記載した耕地及び作付面積統

生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

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めに必要な情報を提供するとともに 2 関係者一体となった契約栽培等の需要と直結した生産を推進していく また 生産者の収益性向上につながる地域の気候風土を活かした特色ある野菜等園芸作物への作付を促進し 産地づくりを進めていくため 生産者への作付誘導のインセンティブとなる産地交付金を戦略的に活用していく

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

数値目標 事業開始前 ( 現時点 ) 平成 28 年度 (1 年目 ) 平成 29 年度 (2 年目 ) 平成 30 年度 (3 年目 ) ,500 5, 観光客入込数 ( 人 ) 742,000 14,800 14,800 14,800 平成 31 年度 (4

計画書

農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

目 次 1 背景 目的 1 2 計画の位置付け 2 (1) 計画の位置付け 2 3 現状の問題と課題 3 (1) 現状の問題 3 (2) 課題 3 4 市街化調整区域における土地利用方針 5 (1) ゾーンにおける土地利用方針 6 (2) 各ゾーンのイメージ 10 5 土地利用現況図 11 6 土地

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類業組合等に関する法律 ( 昭和 28 年法律第 7 号 ) 第 86 条の6 第 1 項の規定に基づく酒類の表示の基準において原産地を表示することとされている原材料及び米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 ( 平成 21 年法律第 26 号 ) 第 2 条第 3 項に規定す

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

6 農薬を使用者は 以下の事項を帳簿に記載することに努める ( 農薬を使用した年月日 場所 農作物等及び使用した農薬の種類又は名称 単位面積当たりの使用量又は希釈倍 数 ) (2) 生産履歴等の記録 直売所等に生産者が出荷する場合に商品に生産履歴等を記録し表示する項目は以下の通 りである 表 4-1

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1. 取組の背景射水市大門地域は 10a 区画の未整備な湿田が多く 営農上の大きな障害となっていた 昭和 62 年に下条地区で県内初の大区画圃場整備が実施されたのを皮切りに 順次圃場整備が進んでいる 大区画圃場整備事業が現在の 経営体育成基盤整備事業 になってからは 農地集積に加えて法人化等の担い手

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(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

6 学校給食での地場産物活用に当たっての課題 学校給食における市町村産食材等の利用に関する調査 において 市町村に対し 学校給食で地場産物の活用を促進する上での課題について 市町村産食材と道産食材について それぞれ伺ったところ 次のような結果となりました 学校給食への地場産食材利用促進上の課題 関係

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農林水産省より 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) が公表されましたので 富山県の概要について 次のとおりお知らせいたします 2015 年農林業センサス結果の概要 ( 確定値 ) について ( 農林業経営体調査 富山県分 ) - 農業経営体数が減少する一方 法人化や経営規模の拡大が

沼今宮神社祭の屋台行事 が開催されるとともに 江戸期等に制作された絢爛豪華な彫刻屋台を常設で展示する施設が 屋台のまち中央公園 を中心に他 3 館あり 屋台のまち としてインバウンドを含めた観光消費のさらなる増加が期待される 本市では 屋台行事 を活かした観光施策を地方創生加速化交付金事業で実施して

平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

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5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

主な業務の内容

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

地域資源を活用して雇用を創出する「実践型地域雇用創造事業」において、新たに3地域を採択しました

生涯現役促進地域連携事業に係る企画書の評価等について 1 評価委員会の設置等 (1) 厚生労働省職業安定局雇用開発部高齢者雇用対策課 ( 以下 事務局 という ) に生涯現役促進地域連携事業の企画書評価のため 生涯現役促進地域連携事業企画書等評価委員会 ( 以下 評価委員会 という ) を設置する

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

Microsoft Word - 3 保険料の国庫補助

ニュースリリース 農業景況調査 : 設備投資 平成 2 9 年 3 月 24 日 株式会社日本政策金融公庫 農業者の設備投資意欲が過去最高 ~ 生産効率関連の農業機械投資が最多 後継者確保に課題も ~ < 平成 28 年下半期農業景況調査関連 > ( 注 1) 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公

Q&A 〇税制度 Q1 生産緑地地区の指定を受けると 固定資産税は農地評価と聞いていますが 都市計画税はどうでしょうか A1 固定資産税 都市計画税が農地評価 農地課税となります Q2 主たる従事者の死亡や故障等により 生産緑地地区の指定から 30 年経過せずに指定が解除された場合 固定資産税を遡っ

ラストチャンスへ向けた悲痛な叫び 基本政策検討チームヒアリング資料 ( 地域産業基盤強化施策 ) 平成 26 年 10 月 9 日 岡山県総社市長片岡聡一 1


書き方 ( 例 ) 別記第 17 号様式 農業生産法人報告書 自 至 平成 年 月 日平成 年 月 日 伊達市農業委員会会長様 平成年月日 主たる事務所の所在地伊達市 町 番地 法人の名称株式会社 代表者氏名 印電話番号 次のとおり農地法第 6 条第 1

4 合併を選択した理由 合併を選択した理由は 直面する財政危機への対応よりも 将来に向けた行政体制の充実 強化や行政サービスの維持 向上 合併を選択した理由 地方分権時代にふさわしい基礎自治体としての行政体制の充実 強化を図るため 20 市町村 効率的 効果的な行財政運営により 行政サービスを維持

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構造改革特別区域計画 1 構造改革特別区域計画の作成主体の名称新見市 2 構造改革特別区域の名称新見 A 級グルメワイン特区 3 構造改革特別区域の範囲新見市の全域 4 構造改革特別区域の特性 (1) 自然環境新見市 ( 以下本市という ) は 岡山県の最西北端 高梁川の源流域に位置し 北は鳥取県 西は広島県に接する 市域は 793.29 km2で岡山県の 11.2% を占め 総面積の 86.1% の 682.69 km2を森林が占めており 耕地はわずか 3.9% の 30.60 km2となっている 人々が生活し生産活動が行われているのは標高 170~600mの範囲であり 地勢はおおむね急峻で傾斜地が多く 地質は大部分が石英斑岩 石灰岩などからなり 中南部の耕地には壌土がやや多く 北部は埴土 腐植土のいわゆるクロボク地帯である 東南部一帯は 石灰岩地帯特有のカルスト地形を形成している さらに本地域は 県南の岡山市 倉敷市に比べて冷涼で 降水量 積雪日数も多く厳しい自然環境にあり ブドウ栽培に適した地質や気象条件を備えている (2) 沿革古代の律令制の頃から明治のはじめまで砂鉄を溶かす たたら製鉄 が盛んに行われていた 平安時代末期になると 荘園に組み入れられていく地域も多く見られるようになり 新見庄などの荘園が整えられた 現在も 新見庄の荘園領主であった京都東寺には関係文書が多く残されている 江戸時代になり 元禄 10 年に関備前守長治が初代新見藩主として移封された新見藩 高梁の松山藩 幕府直轄の天領に分割された 昭和 30 年頃の昭和の大合併などを経て 平成 17 年 3 月 31 日 新見市 大佐町 神郷町 哲多町 哲西町の 1 市 4 町が新設合併し 本市が誕生した (3) 人口 産業構造本市の平成 27 年 3 月 31 日現在の人口は 31,690 人であり 年齢 (3 区分 ) 別人口は 0~14 歳 3,395 人 ( 10.7%) 15~64 歳 16,139 人 ( 50.9%) 65 歳以上 12,156 人 (38.4%) となっている 本市においても全国的な問題である少子化 高齢化が進行しており コミュニティ機能の減少等, 地域の活性化を支える基盤への影響

が懸念されている 平成 22 年の就業人口は 15,475 人で 年々減少傾向にある 産業別就業者の構成比は 第 3 次産業就業者が最も高く 56.3% と 5 割を超え 産業構造の 3 次化が進んでいる 一方 第 2 次産業は 28.5% 第 1 次産業は 15.2% と減少傾向にある (4) 農畜産業作付面積では水稲が最も多いが ブドウや桃といった果樹 和牛のルーツである千屋牛の生産に力を入れている 一方 農業経営の近代化等による余剰人員の第 2 次 第 3 次産業への移行や農畜産業従事者の高齢化 後継者の不足等により総農家数 農家人口及び経営耕地面積は減少傾向にあり 耕作放棄地は増加傾向にある 今後は 耕種農家と畜産農家との連携による有機農業等の展開により農産物の高付加価値化を図り 情報通信技術を活用した生産 販売体制の確立 農産物や農作業体験を通じた都市との交流 安全安心な地域農産物の提供 消費を行う地産地消の推進などにより 農産物の生産 販売拡大と農村の活性化を目指している さらに農業生産基盤の整備 充実により 6 次産業化を促進し 次世代の担い手確保や雇用機会を創出し 地域特性を活かした農畜産業の実現を目指している (5) 観光本市には平成 26 年に年間約 32 万人の観光客が訪れており 満奇洞 井倉洞といった自然の観光資源とともに太鼓田植えや土下座まつりなど歴史的遺産がある また 本市が全国に誇る千屋牛 キャビア ピオーネなどの優れた食材を PR することを目的とした A 級グルメフェア を平成 23 年から毎年開催しており 特産品の更なるブランド化を進め 地域特産品の生産奨励による地域活性化が図られている 今後は 広域的連携による観光ルートの開発 観光推進体制の強化を図り 魅力ある観光地づくりを推進する必要がある 5 構造改革特別区域計画の意義マスカットベリー A シャルドネなどワイン用のブドウは 山梨県勝沼町などのワインメーカーから非常に高い評価を受けており 新見 A 級グルメワイン特区 の認定によって地域での個性あるワイン醸造が可能になることで ブランドイメージの向上が実現し ワインを核とした地域食材を総合的に販売することができる また 地域の特産品であるピオーネ 白桃などを活用したリキュールの製造により 農業の 6 次産業化が推進され 生産者の経営の多角化が図られる このような取り組みの中で地域の魅力ある 食 の生産 加工 流通販売が活性化し

生産者や加工業者 流通販売業者による雇用創出 就業機会の確保のみに留まらず 畜産業 観光産業など地域資源をフル活用し 市全域の活性化に向けた相乗効果が期待できる 6 構造改革特別区域計画の目標今回の特例措置を活用することにより 地域資源である優良な石灰土壌で生育するブドウを活用した小ロットのワイン製造が可能となる ブドウの栽培面積の拡大により耕作放棄地の解消を進め 新規就農者等新たな担い手の確保を図る また ワイン製造を核として地域の魅力を向上させ グリーン ツーリズムによる交流人口の増加により 高齢化や後継者不足で厳しい状況にある農畜産業を活性化させ 新たな雇用創出を図る また 本市では観光資源としてA 級グルメの PR に取り組んでおり ワインについても一体的に PR していくことにより 農産品ブランドの確立や高付加価値化とともに 更なる観光客誘致と融合させた一体的な取り組みを行うものである 7 構造改革特別区域計画の実施が構造改革特別区域に及ぼす経済的社会的効果構造改革特別区域計画の実施により 地域農業の 6 次産業化が推進され 地域農業の担い手が育成される また本市の特長である情報通信技術を活用した流通販売システムの構築により 地域商品の販売が拡大し 地域経済全体の活性化が図られる 更に地域資源を活用した酒類製造業が生まれることにより 地域の雇用の場が確保され地域活性化を誘導するとともに 新たなA 級グルメブランドの創出による農産加工品製造 販売による農業の活性化が図られる 数値目標 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度 特産酒類製造所件数 0 件 0 件 1 件 新見市ブランド創出 ( 農産加工品製造 ) 平成 29 年度までに 3 品目程度の加工商品製造 商品化を目指す 8. 特定事業の名称 707(708) 特定農業者による特定酒類の製造事業 709(710) 特産酒類の製造事業

別紙 1 特定事業の名称 707(708) 特定農業者による特定酒類の製造事業 2 当該規制の特例措置の適用を受けようとする者構造改革特別区域内において 酒類を自己の営業場において飲用に供する業 ( 旅館 民宿 レストラン 飲食店等 ) を営む農業者で 果実 ( 自ら生産したもの又はこれに準ずるものとして財務省令で定めるものに限る ) を原料とした果実酒を製造しようとする者 3 当該規制の特例措置の適用の開始の日本構造改革特別区域計画の認定を受けた日 4 特定事業の内容 (1) 事業に関与する主体上記 2に記載する者で 酒類製造免許を受けた者 (2) 事業が行われる地域新見市の全域 (3) 事業の実施期間上記 2に記載の者が 酒類製造免許を受けた日以降 (4) 事業により実現される行為や施設などの詳細上記 2に記載の者が 果実酒の提供を通じて地域の活性化を図るために果実酒を製造する 5 当該規制の特例措置の内容当該規制の特例措置により 構造改革特別区域内に農家レストランや農家民宿等を営む農業者が果実 ( 自ら生産したもの又はこれに準ずるものとして財務省令で定めるものに限る ) を原料とした果実酒を製造しようとする場合には 製造免許に係る最低製造数量基準が適用されず 酒類製造免許を受けることが可能となる このことは 新しい地場産業の創造となり 農業の活性化にもつながる このような民間の自発的な取り組みが広がることは 地域の活性化にもつながるという観点からも 当該特例措置の適用が必要である なお 当該特定事業により酒類の製造免許を受けた場合 酒税の納税義務者として必要な申告納税や各種記帳義務が発生し 税務当局の検査及び調査の対象とされるが 本市は 無免許製造を防止するために制度内容の広報周知を行うとともに 酒税法の規定に違反しないよう指導及び支援を行う

別紙 1 特定事業の名称 709(710) 特産酒類の製造事業 2 当該規制の特例措置の適用を受けようとする者 構造改革特別区域内において生産された地域の特産物として指定された農産物 ( ブ ドウ 桃 リンゴ ) を原料とした果実酒又はリキュールを製造しようとする者 3 当該規制の特例措置の適用の開始の日本構造改革特別区域計画の認定を受けた日 4 特定事業の内容 (1) 事業に関与する主体上記 2に記載する者で 酒類製造免許を受けた者 (2) 事業が行われる地域新見市の全域 (3) 事業の実施期間上記 2に記載の者が 酒類製造免許を受けた日以降 (4) 事業により実現される行為や施設などの詳細上記 2に記載の者が 果実酒又はリキュールの提供を通じて地域の活性化を図るために果実酒又はリキュールを製造する 5 当該規制の特例措置の内容当該規制の特例措置により 構造改革特別区域内において 本市が指定する地域の特産物であるブドウ 桃 リンゴを原料とした果実酒又はリキュールを製造しようとする場合には 酒類製造免許に係る最低製造数量基準 (6 キロリットル ) が 果実酒については 2 キロリットル リキュールについては 1 キロリットルにそれぞれ引き下げられ より小規模な主体も酒類製造免許を受けることが可能になる これにより 農業者の経営の多角化 新たな特産物及び地域ブランドの創出 農業生産の拡大等地域農業の振興が図られるとともに 地域住民及び異種業者 都市住民等との連携 交流の拡大による地域の活性化にも効果が見込まれる なお 当該特定事業により酒類の製造免許を受けた場合 酒税の納税義務者として必要な申告納税や各種記帳義務が発生するとともに 税務当局の検査や調査の対象とされるが 本市は 無免許製造を防止するために制度内容の広報周知を行うとともに 酒税法の規定に違反しないよう指導及び支援を行う