PowerPoint プレゼンテーション

Similar documents
預金を確保しつつ 資金調達手段も確保する 収益性を示す指標として 営業利益率を採用し 営業利益率の目安となる数値を公表する 株主の皆様への還元については 持続的な成長による配当可能利益の増加により株主還元を増大することを基本とする 具体的な株主還元方針は 持続的な成長と企業価値向上を実現するための投

IR 活動の実施状況 IR 活動を実施している企業は 96.6% 全回答企業 1,029 社のうち IR 活動を 実施している と回答した企業は 994 社 ( 全体の 96.6%) であり 4 年連続で実施比率は 95% を超えた IR 活動の体制 IR 専任者がいる企業は約 76% 専任者数は平

アンケート実施概要実施期間 : 平成 28 年 10 月 4 日 ~11 月 4 日企業向け : < 送付 > 上場企業 1,088 社 < 回答 >572 社 ( 回答率 52.6%) 投資家向け : < 送付 > 機関投資家 167 社 < 回答 >93 社 ( 回答率 55.7%) アンケート

アンケート実施概要実施期間 : 平成 27 年 10 月 6 日 ~11 月 6 日企業向け : < 送付 > 上場企業 1,056 社 < 回答 >568 社 ( 回答率 53.8%) 投資家向け : < 送付 > 機関投資家 152 社 < 回答 >84 社 ( 回答率 55.3%) アンケート

(資料4)運用機関とのコミュニケーションの取り方や情報開示の方法等(案).pdf

Microsoft Word - ③平成25年度本文.doc

Stewardship2017

ための手段を 指名 報酬委員会の設置に限定する必要はない 仮に 現状では 独立社外取締役の適切な関与 助言 が得られてないという指摘があるのならば まず 委員会を設置していない会社において 独立社外取締役の適切な関与 助言 が十分得られていないのか 事実を検証すべきである (2) また 東証一部上場

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

企業年金におけるスチュワードシップ・コード の受入れ促進に向けて

コーポレート ガバナンスに関する報告書の主な開示項目 コーポレート ガバナンスに関する報告書 記載項目 ( 内訳 ) 記載上の注意 基本的な考え方 ( 記載例 : コーポレート ガバナンスについての取組みに関する基本的な方針 目的 ) Ⅰ コーポレート ガバナンスに関する基本的な考え方及び資本構成

コーポレートガバナンス基本方針

企業アンケート ( 東証一部 二部の 941 社が回答 ) の結果等のポイント 指名委員会を設置済み 又は設置を検討中 検討予定の企業 : 55% 報酬委員会 : 5 3 ページ参照 社長 CEOの選定 解職の決定に関して監督を行なうことについて 社外取締役が役割を果たしている と回答 した企業 委

1 制定の目的 方針 当社におけるコーポレートガバナンスを向上させるための枠組みである パーク 24 コーポレートガバナンスガイドライン を制定し コーポレートガバナンスの強化 充実に努めることで 当社の中長期的な価値向上と持続的成長を実現する コーポレートガバナンスに対する基本的な考え方公正で透明

22222

また 代表取締役社長直属の内部監査部門を設置し 法令遵守 内部統制の有効性と効率性 財務内容の適正開示 リスクマネジメントの検証等について 各部門 工場 グループ会社などの監査を定期的に実施し チェック 指導するとともに 監査役との情報共有等の連携を図っております 1-4( 中長期的な経営戦略等 )

2 名以上の独立社外取締役の選任状況 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社の比率は 市場第一部では 9 割を超え 91.3% に JPX 日経 400では 97.7% に 2 名以上の独立社外取締役を選任する上場会社 ( 市場第一部 ) の比率推移 ( 参考 ) 100% 88.0% 91.

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

第 Ⅰ 章総則 ( 目的 ) 第 1 条本ガイドラインは 群栄化学工業株式会社 ( 以下 当社 という ) が 次に定める 社是 理念 実現のため ステークホルダーと協働して企業価値を向上させ 持続的に発展できるよう より良い経営を実現することを目的とする 2. 当社は GCIグループ基本理念 を制

以下が 対話の方針全文です 平成 26 年 6 月 23 日制定 平成 27 年 12 月 21 日改正 投資先企業との建設的な対話の方針 大和証券投資信託委託株式会社当社は 投資先企業の状況の的確な把握と認識の共有に努めます 特に以下の観点について 重点的に対話を深めてまいります 経営方針 財務戦

Ⅰ. 株主総会における議決権行使結果 (2015 年度 ) 当社は投資先企業の持続的成長をサポートし 中長期的な投資リターンの拡大を図ることを目的として 議決権行使基準を定めており 当該基準に則り 議決権行使を実施しています 2015 年度に株主総会が開催された国内上場企業のうち 当社の議決権行使の

日本版スチュワードシップ コード についての第一生命の取組み 当社は 責任ある機関投資家 の諸原則 ( 日本版スチュワードシップ コード ) の趣旨に深く賛同し 受け入れることを表明し ます 当コードの原則 1 から 7 について 以下のような方針で取り組んでいきます 原則 1 機関投資家は スチュ

H25見える化 Ⅰ

東証上場会社における独立社外取締役の選任状況及び委員会の設置状況 2017 年 7 月 26 日株式会社東京証券取引所

コーポレート・ガバナンス基本方針

【PDF】コーポレートガバナンス・ガイドライン

nireco_corporate_governance_policy_

2019 年 6 月 26 日 各 位 会社名 代表者名 問合せ先 株式会社スターフライヤー代表取締役社長執行役員松石禎己 ( コード番号 :9206 東証第二部 ) 取締役常務執行役員柴田隆 (TEL ) コーポレートガバナンス方針 の改定について 当社は 2019 年 6

2015 年度 ~2017 年度中期経営経営計画 14 中計 1. 当社が目指すもの企業理念と Vision E 2.11 中計 中計 (2nd STAGE / 2012~ 年度 ) の成果 - Vision E における 11 中計の位置づけと成果 - 1

1) 3 層構造による進捗管理の仕組みを理解しているか 持続可能な開発に向けた意欲目標としての 17 のゴール より具体的な行動目標としての 169 のターゲット 達成度を計測する評価するインディケーターに基づく進捗管理 2) 目標の設定と管理 優先的に取り組む目標( マテリアリティ ) の設定のプ

開示府令改正案(役員報酬の開示拡充へ)

PYT & Associates Attorney at law

第 分科会 / 分科会 B 改正会社法等への対応状況と今後の課題 ディスカッションポイント ( 例 ) 参考資料 関西支部監査役スタッフ研究会報告書 改正会社法及びコーポレートガバナンス コードへの対応状況と監査役 監査役スタッフの役割と今後の課題. 監査役会の運営 改正会社法等により監査役会の開催

コーポレートガバナンス・ガイドライン

<4D F736F F D F4390B3817A4D42418C6F896390ED97AA8D758B60985E814091E63289F AE8E9197BF E646F63>

内部統制ガイドラインについて 資料

2 政策保有株式に係る議決権行使の基準政策保有株式の議決権行使に当たっては 投資先企業の中長期的な企業価値向上が株主利益への向上にも繋がるものであることを前提とし 株主への還元方針 コーポレートガバナンスや企業の社会的責任への取組み等総合的観点から議決権を行使する (4) 買収防衛策は 経営陣 取締

有価証券報告書・CG報告書比較分析

コーポレートガバナンス コードについて 本コードにおいて コーポレートガバナンス とは 会社が 株主をはじめ顧客 従業員 地域社会等の立場を踏まえた上で 透明 公正かつ迅速 果断な意思決定を行うための仕組みを意味する 本コードは 実効的なコーポレートガバナンスの実現に資する主要な原則を取りまとめたも

XBRL導入範囲の拡大

平成18年度標準調査票

02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

議決権行使に係る事務取扱手続

< 目次 > 第 1 章責任投資についての基本的な考え方... 3 第 2 章責任ある投資家としての組織体制... 4 第 3 章 スチュワードシップ活動への取組み 1. 投資先企業の望ましい経営のあり方 (1) 社会的責任への適切な取組み... 5 (2) 資本の効率的な活用による価値創造...

2017年度 決算説明会資料

EY総研インサイトVol.6

Microsoft PowerPoint 年3月期決算発表0510用(最終版).pptx

規則フォーマット

コーポレートガバナンス ガイドライン 2015 年 10 月 27 日制定 2018 年 12 月 13 日改定 大王製紙株式会社 1

< 目的 > 専ら被保険者の利益 にはそぐわない目的で運用が行われるとの懸念を払拭し 運用に対する国民の信頼を高める 運用の多様化 高度化が進む中で 適切にリスクを管理しつつ 機動的な対応を可能に GPIF ガバナンス強化のイメージ ( 案 ) < 方向性 > 1 独任制から合議制への転換基本ポート

基本原則

回答企業の属性 < 上場市場区分 > 東証マサ ース (n=9) 2.9% JQ その他 (n=30) 9.6% 東証 2 部 (n=11) 3.5% 東証 1 部 (n=262) 84.0% 2/14

スチュワードシップ コード改訂に当たって 平成 29 年 5 月 29 日 スチュワードシップ コードに関する有識者検討会 1. 平成 26 年 2 月 26 日 日本版スチュワードシップ コードに関する有識者検討会 によりスチュワードシップ コードが策定されてから約 3 年が経過した この間 スチ

業活動を行う上で関わる顧客をはじめとするすべてのステークホルダーとの良好なネットワークおよび関係を構築 維持することが大切であると考えます そのために 以下のコーポレートガバナンス コードにおける基本的な考え方に則って コーポレート ガバナンスの充実に取り組みます (1) 株主の権利を尊重し 平等性

Microsoft Word - ②要約文.docx

日本株式市場の保有者比率の推移 ( 時価ベース ) 過去 30 年の間に投資家の保有比率は大きく変化 100% 90% 80% 70% 60% 50% 1.9% 0.4% 1.9% 0.9% 1.8% 0.9% 2.1% 3.7% 5.5% 2.5% 5.2% 2.8% 4.5% 9.1% 10.7

マエザワ CG 基本方針 ( 平成 27 年 12 月 11 日施行 ) 前澤工業株式会社


スライド 1

M&A研究会報告2009

20 21 The Hachijuni Bank, LTD.

平成 27 年度 環境にやさしい企業行動調査 結果のまとめ 調査期間 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )~ 平成 28 年 12 月 28 日 ( 水 ) 調査対象及び回収状況 : 調査対象 回収数 回収率 上場企業 1, % 非上場企業 3,170 1,364 4

目次 1. アンケート概要 2. 回答企業の属性 3. アンケート結果 Ⅰ. 上場企業における早期 WEB 開示について a.2015 年度の実施状況 b.2016 年度の対応について Ⅱ. 会社法第 299 条第 3 項に基づく株主総会参考書類等の電磁的通知 ( 株主の個別同意が必要 ) について

<4D F736F F D20312D B837C838C815B B836F AEE967B95FB906A88EA959489FC92E882C98AD682B782E982A8926D82E782B E646F6378>

<4D F736F F D D8D A F815B F E646F63>

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

特に 独立社外取締役の割合を高めることを指向していること 独立社外取締役も指名 報酬委員会において重要な役割を果たすべきとしたこと 取締役会の多様性においてジェンダーや国際性について具体的に言及したことを支持する 対話ガイドラインは 投資家と企業の双方の期待を形成するために有益である 6 7 コード

1. 口座管理機関 ( 証券会社 ) の意見概要 A 案 ( 部会資料 23: 配当金参考案ベース ) と B 案 ( 部会資料 23: 共通番号参考案ベース ) のいずれが望ましいか 口座管理機 関 ( 証券会社 ) で構成される日証協の WG で意見照会したところ 次頁のとおり各観点において様々

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

コーポレートガバナンスに係る方針 基準等 2018 年 12 月 東急建設株式会社

平成 30 年 12 月 20 日 株式会社ディア ライフ コーポレートガバナンス コードに関する当社の取り組み 当社は 迅速 透明かつ健全な経営体制のもと 株主 顧客 取引先 従業員 社会等当社が関わるすべてのステークホルダーの利益を尊重し 良好な関係性を維持することが 当社グループの持続的成長と

<4D F736F F D B837C838C815B B836F AEE967B95FB906A82CC95CF8D E31322E E646F6378>

実際の株主総会プロセスはどのように見られているか 決めるプロセス ( 決議の場 ) 株主総会は 法律 ( 会社法 ) で決められたことを最低限行い 法定書類の記載事項をきちんと開示するところが出発点との企業における認識 上場企業においては 議決権行使の結果は 事前にわかっている場合がほとんどとの指摘

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

Microsoft Word - 大和コーポレートガバナンス ガイドライン201810

定いたします なお 配当の回数は原則として中間配当と期末配当の年 2 回といたします 3 自己株式 当社は 経営環境の変化に機動的に対応し 株主価値の向上に資する財務政策等の経営の諸施策を実行することを可能とするため 市場環境や資本効率等を勘案しながら適宜自己株式を取得いたします (3) 政策保有株

「コーポレートガバナンス・コードに関する当社の取り組み」一部改定に関するお知らせ

2.MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針の策定 公表 MUFG は お客さま本位の取組みの徹底を図るため グループ共通の指針となる MUFG フィデューシャリー デューティー基本方針 を策定 公表します 本方針の下 グループ各社がお客

注記事項 (1) 期中における重要な子会社の異動 ( 連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動 ) : 無 新規 社 ( 社名 ) 除外 社 ( 社名 ) (2) 会計方針の変更 会計上の見積りの変更 修正再表示 1 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有 2 1 以外の会計方針の変更 : 無 3

<4D F736F F F696E74202D EF8B638E9197BF82CC B A6D92E894C5816A E >

Ⅰ. 経緯 国際金融コミュニティにおける IAIS の役割は ここ数年大幅に増加している その結果 IAIS は 現行の戦略計画および財務業績見通しを策定した際には想定していなかった システム上重要なグローバルな保険会社 (G-SIIs) の選定支援やグローバルな保険資本基準の策定等の付加的な責任を

Institutional Shareholder Services Sumitomo Fudosan Kanda Building 16F 7 Kanda Mitoshirocho Chiyoda-ku, Tokyo T: 各位 2017 年 10

<4D F736F F F696E74202D A B837D836C CA48F435F >

Microsoft Word - 内部統制報告書の訂正報告書の提出に関するお知らせ(リリース)

ガイドライン

に異なることもありますのでご留意願います 3.3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) の達成条件について 当社は下記 3 ヶ年の収益展望 ( 連結 ) における目標値を達成するため 以下の達成条件を今後のアクションプ ランとして実行してまいります 現状の事業ドメインにおける達成条件 自社製品の拡販 自社製

金融商品取引法の改正 ~ インサイダー取引規制に係る見直しについて 1. はじめに 2013 年 4 月 16 日に 金融商品取引法等の一部を改正する法律案 が第 183 回国会に提出され 同年 6 月 12 日に成立 同月 19 日に公布されました ( 平成 25 年法律第 45 号 以下 改正法

独立行政法人評価制度委員会会計基準等部会において 中長期的に検討すべきとされた論点 独立行政法人会計基準に係る中長期課題検討事項一覧 1. 財務報告に関する基礎的前提論点 主要な財務報告利用者 ( 利害関係者 ) の整理 独立行政法人の財務報告の目的 機能の整理 整理された財務報告の目的と機能を踏ま

8. 内部監査部門を設置し 当社グループのコンプライアンスの状況 業務の適正性に関する内部監査を実施する 内部監査部門はその結果を 適宜 監査等委員会及び代表取締役社長に報告するものとする 9. 当社グループの財務報告の適正性の確保に向けた内部統制体制を整備 構築する 10. 取締役及び執行役員は

PowerPoint プレゼンテーション

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

大和コーポレートガバナンス ガイドライン正式

後の対応に反映させるべく取り組んでおります 補充原則 1-12 上場会社は 総会決議事項の一部を取締役会に委任するよう株主総会に提案するに当たっては 自らの取締役会においてコーポレートガバナンスに関する役割 責務を十分に果たし得るような体制が整っているか否かを考慮すべきである 他方で 上場会社におい

2016 年 10 月 31 日 各位 社名 代表者名 問合せ先 株式会社村田製作所代表取締役社長村田恒夫 ( コード :6981 東証第 1 部 ) 広報室長生嶌匠 (TEL ) ソニー株式会社からの電池事業の取得に関するお知らせ 株式会社村田製作所 ( 以下 当社 といい

品質マニュアル(サンプル)|株式会社ハピネックス

「個人投資家の証券投資に関する意識調査」の結果について

JIPs_010_nyuko

会計ニュース・フラッシュ

平成 29 年度 厚生年金保険法第七十九条の八第二項に基づく国家公務員共済組合連合会にかかる管理積立金の管理及び運用の状況についての評価の結果 概要 平成 30 年 12 月 財務省主計局給与共済課

Transcription:

- 調査結果 ( 要旨 )- 平成 29 年度生命保険協会調査 株式価値向上に向けた取り組みについて ( 要旨 ) 生命保険協会は 株主 の立場から 株式価値向上に向けた取り組みについて 昭和 49 年度より44 年間に亘り継続的に調査を行っております 平成 29 年度は 上場 1,136 社 機関 213 社を対象にアンケート調査を実施し 現状分析を行った上で 当協会からの要望をまとめました 当調査においては 同じアンケート項目に関してとの回答を比較することで両者の意識がどのように異なるのか あるいは従来から継続して調査を行っている項目についてどのような変化が見られるのか といった視点を中心に分析を行っております 当協会では と株主が建設的な対話を行い 双方の課題意識を共有することが 中長期的な株式価値向上に向けたの取り組みを促すものと考えております 当調査結果を踏まえ 今年度は コーポレート ガバナンス 経営戦略 財務戦略 対話の4つの観点から に対し以下の12 項目 に対し以下の3 項目を要望いたします 昨年度から継続して要望している事項等に加え 今年度は に対して ESG 情報の開示の充実 を新たに要望しております また 今年度は 生命保険会社がスチュワードシップ活動をより実効的に行っていくための研究活動を実施しており その概要を 特集 としてまとめております 当冊子は要旨として 調査結果および要望事項等を簡潔に記載しております 要望の根拠や背景を含めた調査結果の詳細につきましては 本文をご参照ください 当報告書が 中長期的な株式価値向上を促し ひいては株式市場全体の活性化につながることを期待しております 向けの要望事項 コーポレート ガバナンス 経営戦略 財務戦略 対 話 議決権行使 1 ( 変更 ) 取締役会運営におけるPDCAサイクルの確立 ( 昨年度 : 取締役会評価の充実とその結果の開示 ) 2 ( 変更 ) 社外取締役の機能発揮に向けた取り組みの充実 ( 昨年度 : 社外取締役の拡充 ) 3 ( 継続 ) 数値目標と事業戦略を伴う経営計画の公表 4 ( 新規 )ESG 情報の開示の充実 5 ( 継続 ) 資本コストを踏まえた ROE の目標設定と水準向上 6 ( 継続 ) 経営ビジョンに則した事業ポートフォリオの見直し 7 ( 継続 ) 成長投資への手元資金の活用 8 ( 継続 ) 中長期の平準的な水準として 配当性向 3 以上 9 10 ( 継続 ) 経営陣による対話内容の共有と対話への積極的な参加 ( 継続 ) 対話要員の拡充 11 ( 継続 ) 過年度議案に対するの反対理由の分析も踏まえた議案内容の説明充実 12 ( 継続 ) による議案内容の検討時間確保のための環境改善 向けの要望事項 対 話 議決権行使 アンケート実施概要 実施期間 向け 向け 1 ( 継続 ) 中長期的視点での対話推進 2 ( 継続 ) 対話要員の拡充 3 ( 変更 ) の状況を踏まえた賛否判断と議決権行使プロセスの透明性向上 ( 昨年度 : の状況を踏まえた議決権行使と賛否判断理由の説明 ) : 平成 29 年 10 月 4 日 ~11 月 6 日 : < 送付 > 上場 1,136 社 < 回答 >581 社 ( 回答率 51.1%) : < 送付 > 機関 213 社 < 回答 >116 社 ( 回答率 54.5%) 一般社団法人生命保険協会 1

第一部第 1 章 (1) 取締役会の実効性について ( 本文 P4~8) の双方は 今後強化していくべき取り組みとして 取締役会の実効性の評価 を挙げており 図表 1 同取り組みに対する関心は高いが 取締役会評価を実施しているは約 8 割 図表 2 と昨年度( 約 5 割 ) から大きく増加していることから 今後は評価の実施に留まらず 評価を踏まえた具体的な改善策を実施していくことが重要なステージとなっている は 社外役員の拡充 や 取締役会全体の経験や専門性のバランス 等を取締役会の実効性向上に向けた課題として捉えており の認識と乖離が見られる 図表 3 また 多くのは 取締役会の実効性評価 に関する開示内容の充実を期待している 図表 4 取締役会構成の観点等も含め 取締役会運営に関する取り組みを幅広く検証し 浮き彫りとなった課題へどのように対処するのかをへ説明し からのフィードバックを踏まえて更なる改善に向けた取り組みを行うことが重要であり には取締役会運営におけるPD CAサイクルの確立を要望したい 図表 1: コーポレート ガバナンスに関して今後取り組みを強化する事項 ( ) 強化を期待する事項 ( ) 6 a. 機関設計 b. 取締役会の人数 構成 c. 独立した社外役員 d. 経営幹部の指名手続き e. 役員報酬決定体系 f. との対話方針 g. 経営計画 経営戦略 h. 情報開示 i. 取締役会の実効性の評価 j. 株主総会運営 図表 2: 取締役会評価の実施状況 ( ) 14.8% 7.9% 2.6% 5.2% 7.2% 62.3% 実施している : 約 8 実施している ( 社外取締役 ) 実施している ( 取締役全員 ) 実施している ( 第三者活用 ) 実施していないその他無回答 a b c d e f g h i j 図表 3: 取締役会の実効性向上に向けて 課題に感じていること ( ) 図表 4: 開示内容の充実を期待する項目 ( ) 8 6 a b c d e f g h a. 機関設計 b. 社外役員の拡充 c. 取締役会全体の経験や専門性のバランス d. 社外役員が機能発揮できる環境整備 e. 上程議案見直し 絞込みによる重要事項に関する議論の充実 f. 意見の取締役会へのフィードバック g. 取締役会議題の事前説明の充実 h. 取締役に対するトレーニング 6 a b c d e f g h a. 取締役会の実効性評価 b. 役員報酬の方針 c. 役員指名の方針 d. CEO 等の後継者の育成計画 e. 業績の分析 経営陣の見解 f. 社外取締役の選任理由や 活動状況 g. 環境 (E) 社会(S) 等の 非財務情報 h. 決算に関する補足 詳細データ 当協会からの要望事項 : ( 向け 1) 取締役会運営における PDCA サイクルの確立 2

第一部第 1 章 (2) 社外取締役の役割について ( 本文 P8~13) 平成 29 年度生命保険協会調査 社外取締役に期待する役割は ともに 経営戦略 重要案件等に対する意思決定を通じた監督 との回答が最も多く 認識が一致している 図表 5 続く回答として は 不祥事の未然防止に向けた体制の監督 を重視している一方 の同項目への回答は相対的に低い 昨今 立て続けに発覚している日本の不祥事を受け が社外取締役に求める役割として重視していると考えられ 社外取締役にはの内部統制に対する関与を従来以上に積極的に行っていくことが求められている の半数は 社外取締役に期待している役割が現状果たされているかについて 不十分であり 改善の余地がある と考えている 図表 6 また ともに 社外役員が機能発揮できる環境整備 を取締役会の実効性向上に向けた課題として位置付けており 具体的な取り組みとして 社外取締役の独立性の確保 や 社外取締役と経営トップ ( 社長等 ) との定期的な意見交換 を重視している には 取締役会の規模等を考慮した上で 独立した立場にある社外取締役が経営トップ含めた経営陣に対して自由かつ忌憚なく意見を述べ 議論することができる環境の構築など 社外取締役がその期待された役割を発揮していくための実効的な取り組みを期待したい 図表 5: 社外取締役に期待している役割の中で特に重要だと感じるもの ( ) 図表 6: 社外取締役に期待している役割が現状果たされているかに対する評価 ( ) 8 6 a b c d e f g h i a. 経営陣の評価 ( 選解任 報酬 ) へ の関与 助言 b. 経営執行に対する助言 c. 経営戦略 重要案件等に対する意 思決定を通じた監督 d. 不祥事の未然防止に向けた体制の 監督 e. との対話 f. 利益相反行為の抑止 g. 少数株主をはじめとするステークホル ダーの意見を経営に反映 h. 会計や法律等の専門家としての助言 i. 特に期待していない 6 a b c d e a. 期待どおり十分に果たされている b. 一定程度果たされている c. 不十分であり 改善の余地がある d. 全く果たされていない e. からは評価できない 図表 3( 再掲 ): 取締役会の実効性向上に向けて 課題に感じていること ( ) 8 6 a b c d e f g h a. 機関設計 b. 社外役員の拡充 c. 取締役会全体の経験や専門性の バランス d. 社外役員が機能発揮できる環境整備 e. 上程議案見直し 絞込みによる重要 事項に関する議論の充実 f. 意見の取締役会へのフィード バック g. 取締役会議題の事前説明の充実 h. 取締役に対するトレーニング 図表 7: 社外取締役の機能発揮に向けて 実施している取り組み ( ) 期待する取り組み ( ) 10 8 6 a b c d e f g h i a. 社外取締役に対する取締役会議題の事前説明の充実 b. 社外取締役の独立性の確保 c. 社外取締役の経営会議 執行役員会議等への出席 d. 社外取締役と経営トップ ( 社長等 ) との定期的な意見交換会の実施 e. 社外取締役同士の定期的な意見交換会の実施 f. 経営理解促進を目的とした取り組みの実施 g. 指名 報酬等の検討を行う諮問委員会の活用 h. 社外取締役の取締役会における比率向上 i. 特段なし 当協会からの要望事項 : ( 向け 2) 社外取締役の機能発揮に向けた取り組みの充実 3

第一部第 2 章 (1) 経営計画の設定 公表について ( 本文 P15~17) 平成 29 年度生命保険協会調査 数値目標を含む中期経営計画を公表しているの割合は8 割近くに上っており 経営計画の公表は一定程度浸透している 図表 8 しかし がコーポレート ガバナンスに関して 取り組み強化を期待する事項は 依然として 経営計画 経営戦略 との回答が最も多く はの更なる取り組みを期待している 図表 1 多くのは 取締役会の議題として 経営目標 指標の適切性 を今後重点的に取り上げるべきとしている 図表 9 また 中期経営計画において 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 や 事業環境や見通しに関する分析を踏まえた戦略の策定 を改善すべきとしている 図表 10 長期的な経営ビジョンに基づき 達成すべき数値目標とそれを実現するための具体的な経営戦略が示されることにより はの価値創造に向けた意思を明確に捉えることができるため 数値目標と事業戦略を兼ね備えた経営計画が公表されることを期待したい 図表 8: 中期経営計画の公表状況 ( ) 10 H27 H28 H29 8 6 a. 中期経営計画を公表しており その中で数値目標も公表している b. 中期経営計画は公表しているが 数値目標は公表していない c. 中期経営計画を公表していない 図表 1( 再掲 ): コーポレート ガバナンスに関して今後取り組みを強化する事項 ( ) 強化を期待する事項 ( ) 6 a. 機関設計 b. 取締役会の人数 構成 c. 独立した社外役員 d. 経営幹部の指名手続き e. 役員報酬決定体系 f. との対話方針 g. 経営計画 経営戦略 h. 情報開示 i. 取締役会の実効性の評価 j. 株主総会運営 a b c 無回答 a b c d e f g h i j 図表 9: 取締役会の議題として今後重点的に取り上げたいテーマ ( ) 取り組むべきテーマ ( ) 8 6 a b c d e f g h i a. 決算 業績の進捗 振り返り b. 経営目標 指標の適切性 c. 経営戦略立案 d. リスク管理 e. コーポレート ガバナンス体制 f. との対話内容 g. コンプライアンス関連 h. 役員報酬 i. 人事 人材管理 図表 10: 中期経営計画の内容充実に向けて重視するもの ( ) 改善すべきもの ( ) 10 8 6 a b c d e f g h i j a. 長期的な経営ビジョン スタンスの説明 b. 具体的な数値目標の設定 c. 達成確度の高い現実的な目標設定 d. 計画達成に向けた組織 グループ体制の説明 e. 事業環境や見通しに関する分析を踏まえた戦略の策定 f. 株主還元方針の説明 g. 資金使途 ( 設備投資 研究開発等 ) の説明 h. 財務方針の説明 ( 自己資本比率等 ) i. 計画の途上評価と見直しの実施 ( 計画のローリング ) j. 計画期間内での段階的な目標設定 当協会からの要望事項 : ( 向け 3) 数値目標と事業戦略を伴う経営計画の公表 4

第一部第 2 章 (2) 社会課題 (ESG 等 ) への取り組みについて ( 本文 P17~20) 平成 29 28 年度生命保険協会調査 双方とも 環境 (E) 社会(S) ガバナンス(G) 要素の特定 戦略への組み込み 開示が 持続的な成長と中長期的な株式価値向上の観点から重要だと考えている 図表 11 一方 の多くは の 情報開示が不十分 と考えており 図表 12 特に 環境(E) 社会(S) 等の非財務情報 の開示強化を求めている 図表 4 持続的な成長に向け 重要なESG 情報を特定し 経営戦略との関係を分かりやすく説明するなど にはESG 情報の開示の充実を期待したい なお ESG 要素をカテゴリー毎にみると ともに 環境 (E) に比べ ガバナンス (G) や社会 (S) を重要視しており 項目別では 経営理念 ビジョン が高い 図表 13 図表 11:ESG 要素を特定し戦略に組み込み 開示することの重要性 ( ) 図表 12: 対話に際してに感じる課題 ( ) 6 a. 非常に重要である b. 重要である c. あまり重要とは思わない d. 重要でない 6 a. 向けの発言との真意が異なる ( ダブルスタンダード経営 ) b. 経営トップが対話に関与していない c. 対話内容が経営層に届いていない d. 情報開示が不十分 e. 適切な対話担当者が設置されていない a b c d e a b c d 図表 13:ESG 要素のうち重視している項目 ( ) 8 ガバナンス (G) 図表 4( 再掲 ): 開示内容の充実を期待する項目 ( ) 6 社会 (S) 6 a b c d e f g h a. 取締役会の実効性評価 b. 役員報酬の方針 c. 役員指名の方針 d. CEO 等の後継者の育成計画 e. 業績の分析 経営陣の見解 f. 社外取締役の選任理由や 活動状況 g. 環境 (E) 社会(S) 等の 非財務情報 h. 決算に関する補足 詳細データ 環境 (E) a b c d e f g h i j k l a. 気候変動 (E) b. エネルギー (E) c. 水 森林資源 (E) d. 生物多様性 生態系 (E) e. 人的資源の有効活用 人材育成 (S) f. 取引先 地域社会 顧客との関係 (S) g. 労働環境 (S) h. ダイバーシティ (S) i. 経営理念 ビジョン (G) j. 取締役会の役割 責務 (G) k. 内部統制 (G) l. 倫理 コンプライアンス (G) 当協会からの要望事項 : ( 向け 4)ESG 情報の開示の充実 5

第一部第 3 章 (1) 資本効率について ( 本文 P21~25) は 経営指標としてROEを重視している一方 は売上 利益の絶対額や伸び率を重視する声も多く 両者のスタンスには乖離が見られる 図表 14 また ROEの目標値を設定 公表しているの割合は 昨年度から増加したものの 依然として全体の半数程度に留まっている 図表 15 資本コストに対するROE 水準の見方について双方の認識ギャップは大きいほか 図表 16 が中長期的に求めるROE 水準との実態には乖離がある 図表 17 図表 18 ROE が低水準に留まるを中心に 資本コストを分析 把握した上で ROEの目標値を設定 公表することが望まれるほか 中長期的にの望むROE 水準の達成を目指して収益性を高めることを期待したい 図表 14: 中期経営計画で公表している指標 ( ) 経営目標として重視すべき指標 ( ) 図表 15:ROE 目標値の設定 公表状況 ( ) 10 8 6 a. ROE( 株主資本利益率 ) b. ROA( 総資本利益率 ) c. 売上高利益率 d. 売上高 売上高の伸び率 e. 利益額 利益の伸び率 h. ROIC( 投下資本利益率 ) i. FCF( フリーキャッシュフロー ) j. 配当性向 ( 配当 / 当期利益 ) m. 総還元性向 (( 配当 + 自己株式取得 )/ 当期利益 ) o. 自己資本比率 ( 自己資本 / 総資本 ) p. DEレシオ ( 有利子負債 / 自己資本 ) q. 資本コスト (WACC 等 ) 6 H28 H29 a. 目標値を設定して 公表している b. 目標値は設定しているが 公表していない c. 目標値は設定していないが 設定の検討をしている d. 目標値は設定しておらず 設定の検討もしていない a b c d e h i j m o p q a b c d 図表 16: 資本コストに対する ROE 水準の見方 ( ) 6 a b c d a. 上回っている c. 下回っている b. 同程度 d. 資本コストを把握していない ( は わからない ) 図表 17: 中長期的に望ましいROE 水準 ( ) 5 平均 11.04% 3 1 水準に 6% 未満 6% 以上 拘りなし 8% 未満 8% 以上 1 以上 12% 以上 14% 以上 16% 以上 1 未満 12% 未満 14% 未満 16% 未満 ( 社 ) 1200 1000 800 600 400 200 図表 18: 日本の ROE 分布 0 赤字 6% 未満 6% 以上 8% 未満 8% 以上 1 未満 出所 ) 生命保険協会調べ 対象は上場 1 以上 12% 未満 ( 赤字含む 金融除く ) 12% 以上 14% 未満 14% 以上 16% 未満 16% 以上 当協会からの要望事項 : ( 向け 5) 資本コストを踏まえた ROE の目標設定と水準向上 6

第一部第 3 章 (1) 資本効率について ( 本文 P21~25) 日本のROEは 利益率の低さから米国を大きく下回って推移している 図表 19 図表 20 また 日本のROEは の期待するROE 水準を下回っており 日本は資本効率の向上へ向けた取り組みが求められている 図表 21 資本効率の向上に向けた取り組みとして は 事業の選択と集中 ( 経営ビジョンに則した事業ポートフォリオの見直し 組換え ) を期待しているものの 同項目に注力するは少なく 両者の認識ギャップが示された 図表 22 は に対して事業別の採算管理や客観的基準の活用等により 自社の強みを活かせる中核的事業を見極めた上で 経営資源を投入し 製品 サービスの競争力を高め 資本効率向上につなげていくことを求めており 図表 23 経営ビジョンに則した事業ポートフォリオの見直しが進むことを期待したい 図表 19: 日米のROEの推移 図表 20: 日米のROEの比較 米国 日本 13.5% 日本 米国 15% ROE 8. 13.5% 1 ROA 3.4% 5.5% 売上高純利益率 4.4% 8.7% 5% 8. 総資産回転率 0.8 0.6 財務レバレッジ 2.4 2.4 H6 H9 H12 H15 H18 H21 H24 H27 出所 )( 日本 ) 生命保険協会調べ 対象は上場 ( 赤字含む 金融除く ) ( 米国 ) 商務省 Quarterly Financial Report 日本 :4~3 月米国 :1~12 月 出所 )( 日本 ) 生命保険協会調べ 対象は上場 ( 赤字含む 金融除く ) ( 米国 ) 商務省 Quarterly Financial Report 日本 :4~3 月米国 :1~12 月 図表 21: 日本の ROE 中長期的に望ましい ROE 水準 ( ) 5 3 1 6% 未満 6% 以上 8% 未満 日本 ( 実績 ) が望む水準 8% 以上 1 以上 12% 以上 14% 以上 16% 以上 1 未満 12% 未満 14% 未満 16% 未満 出所 ) 日本の ROE は生命保険協会調べ 対象は上場 ( 金融除く 分母には赤字を含む ) 図表 22: 資本効率向上に向けて実施している取り組み ( ) 期待する取り組み ( ) 図表 23: 事業の選択と集中を推し進めるために期待する取り組み ( ) 8 6 a. 事業規模 シェアの拡大 b. 製品 サービス競争力強化 c. コスト削減の推進 d. 採算を重視した投資 e. 事業の選択と集中 ( 経営ビジョンに則した 事業ポートフォリオの見直し 組換え ) f. 収益 効率性指標を管理指標として展開 ( 全社レベルでの浸透 ) g. 借入や株主還元を通じたレバレッジの拡大 8 6 a. 事業別の効率性 収益性分析 b. 事業ポートフォリオ組換えを判断する 客観的基準の活用 c. 社外取締役の活用による議論の活性化 d. との対話による株主意見の把握 e. 経営責任の明確化とインセンティブ付与 f. 取締役会の監督機能強化 g. 経営ビジョンの明確化 h. 情報開示 a b c d e f g a b c d e f g h 当協会からの要望事項 : ( 向け 6) 経営ビジョンに則した事業ポートフォリオの見直し 7

第一部第 3 章 (2) 投資について ( 本文 P26~30) 日本の内部留保額は 過去最高水準で推移している 図表 24 多くのは が手元資金を余剰に抱えていると捉えており 図表 25 手元資金が成長に向けた投資に活 図表 24: 日本の内部留保額の推移 図表 25: 手元資金の水準についての認識 ( ) 図表 26: の手元資金の使途として望ましいもの ( ) 400 300 200 100 0 用されることを最も望んでいる 図表 26 約半数のは 投資実行時の側からの説明に不足を感じている 図表 27 投資実行時には 経営計画における位置づけのみならず が求める 投資の採算性 や 投資 のリスク も含めた説明内容の一層の充実を図ることで 投資がいかに価値向上につながるかをに十分に説明することが望まれる 図表 28 には 投資効率を意識しつつ 競争優位性を築くための戦略的な投資に手元資金を活用していくことを期待したい ( 兆円 ) 290 266 247 226 179 172 175 186 193 202 H19 H22 H25 H28 出所 ) 生命保険協会調べ TOPIX 構成 ( 過去 10 年間継続してデータ取得可能な ) 8 6 a. 余裕のある水準と考えている b. 適正と考えている c. 不足している a b c 無回答 8 6 a b c d e 無回答 a. 成長に向けた投資資金 b. 財務安定化のための手元流動性確保 c. 有利子負債の返済原資 d. 株主還元の一層の充実のための原資 e. その他 図表 27: の投資実行時の説明 ( ) 6 図表 28: 投資実行時にへの説明として重視する内容 ( ) 10 a. 十分に説明されている b. 一定程度説明されている c. あまり説明されていない d. ほとんど説明されていない 8 6 a. 経営計画における位置づけ b. シナジー効果 c. 競争力に与える影響 d. 投資の前提となる市場見通し e. 財務への影響 f. 投資のリスク g. 投資の収益化の時期 h. 投資の収益貢献額 i. 投資の採算性 a b c d 無回答 a b c d e f g h i 当協会からの要望事項 : ( 向け 7) 成長投資への手元資金の活用 8

第一部第 3 章 (3) 株主還元について ( 本文 P30~36) は 経営指標として株主還元指標を重視している 図表 29 中長期的に望ましい配当性向については 3 以上 未満 と考えるが最も多いが 図表 30 現状は株主還元 配当水準に満足できないが多数存在していると認識している 図表 31 双方は 株主還元の適切性を考える際に 総還元性向 配当性向の水準 を重視する点では一致している 図表 32 しかし は 株主還元 配当の安定性 を強く重視する一方 はの置かれている状況を 投資機会の有無 など様々な観点から考慮し 株主還元方針が説明されることを望んでいる 配当性向が3 を下回るにおいては 特段資金ニーズが無く 内部留保が厚いを中心に 図表 33 が一つの目安と考える配当性向 3 以上の水準をターゲットに株主還元の充実に取り組むことが望まれる 図表 29: 中期経営計画で公表している指標 ( ) 経営目標として重視すべき指標 ( ) 10 8 6 a. ROE( 株主資本利益率 ) b. ROA( 総資本利益率 ) c. 売上高利益率 d. 売上高 売上高の伸び率 e. 利益額 利益の伸び率 j. 配当性向 m. 総還元性向 図表 30: 中長期的に望ましい配当性向 ( ) 3 図表 31: 株主還元 配当水準に対する満足度 ( ) a. ほぼ全ての (8 割以上 ) が満足できる水準 b. 多くの (6~8 割程度 ) が満足できる水準 c. 半分程度 (4~6 割程度 ) は満足できる水準 d. 満足できるはあまり多くない (2~4 割程度 ) e. 満足できるはほとんどない (2 割未満 ) 6 1 a b c d e j m 水準には 1 以上 以上 3 以上 以上 5 以上 6 以上 拘らない 未満 3 未満 未満 5 未満 6 未満 a b c d e 図表 32: 株主還元の適切性について説明する観点 ( ) 評価する観点 ( ) 図表 33: 配当性向が 3 を下回るの自己資本比率と資金ニーズ ( 投資 CF/ 営業 CF) 8 6 a. 投資機会の有無 b. 余剰資金を抱えているかどうか c. 事業の成長ステージ e. 総還元性向 配当性向の水準 f. 株主還元 配当の安定性 h. ROEの水準 資金ニーズ大 過去 5 年累計投資 CF/ 営業 CF ( 倍 ) 資金ニーズ小 自己資本比率 53.2%( 日本の中央値 ) 投資 CF/ 営業 CF 0.8 倍 ( 日本の平均値 ) a b c e f h 内部留保小 自己資本比率 (%) 内部留保大 出所 ) 生命保険協会調べ TOPIX 構成 ( 赤字 金融除き ) 自己資本比率の中央値と投資 CF/ 営業 CF の平均値は配当性向 3 以上のも含む 5 年累計の投資 CF がプラスもしくは営業 CF がマイナスのは除く 投資 CF/ 営業 CF は絶対値として表示 当協会からの要望事項 : ( 向け 8) 中長期の平準的な水準として 配当性向 3 以上 9

第二部第 1 章 (1) 建設的な対話 について ( 本文 P37~42) 経営に外部の視点を取り込むことは 規律ある経営につながるため 当協会では 株主との対話内容を取締役会で共有し からの助言や指摘を経営に活用していくことを要望してきた 多くのは 経営陣自らがと対話することやレポートの作成など様々な方法を用いて 対話内容を経営層で共有していると回答しているが 図表 34 図表 35 は 対話内容が経営層に届いていない と感じており 図表 36 両者の認識にはギャップが見られる 経営トップを含む経営陣の平均的な年間対話回数は 平均 60 回程度となっているが 図表 37 対話回数が一桁に留まるも5 割近いなど 各社の取り組みにはばらつきが見られる 図表 38 の 経営トップが対話に関与していない という課題意識も踏まえると 図表 36 経営トップ自らが関与する形で対話活動や情報発信を率先していくことが期待されている 経営トップをはじめとする経営陣は 積極的に対話活動に参加し 共有化された対話内容を踏まえた上で 価値向上に向けた取り組みを実行 説明していくことが望まれる 図表 34: 対話内容を経営層で共有する仕組みがあるの割合 ( ) 10 8 6 79.3% H27 H28 H29 図表 37: 対話の平均実施回数 ( ) 6 図表 35: 対話内容を共有するための仕組み ( ) a b c d ( 回 ) a. 定期的に経営陣がと対話を行い 経営陣内で共有化している b. 取締役会や経営会議で IR 担当者が報告する機会を設けている c. 経営トップに直接定期的に報告する機会を設けている d. レポート形式にして定期的に経営陣へ送付している 図表 36: 対話に際してに感じる課題 ( ) 3 1 a b c d e f 図表 38: 経営トップを含む経営陣の対話実施回数 ( ) a. 向けの発言との真意が異なる ( ダブルスタンダード経営 ) b. 経営トップが対話に関与していない c. 対話内容が経営層に届いていない d. 情報開示が不十分 e. 適切な対話担当者が設置されていない f. 特段なし 図表 39: 経営トップの対話実施回数 ( ) 経営トップ ( 社長 会長 ) 経営トップを除く取締役 執行役員 社外取締役 IR 担当者 1 説明会 2.6 2.3 0.0 2.5 15.4% 0~3 回 4~9 回 6.5% 0~3 回 8.3% 4~9 回 2 スモール 2.0 3.9 0.1 5.5 11.6% 36.5% 10~30 回 31~50 回 26.2% 47.4% 10~30 回 31~50 回 3 個別対話 14.1 35.0 0.6 132.0 25.3% 11.2% 51 回以上 11.6% 51 回以上 合計 18.6 41.2 0.8 140.0 当協会からの要望事項 : ( 向け 9) 経営陣による対話内容の共有と対話への積極的な参加 10

第二部第 1 章 (1) 建設的な対話 について ( 本文 P37~42) 対話に際して は の 短期的なテーマのみに基づく対話の実施 を課題と捉えている 図表 40 または 経営戦略等中長期的な視野に立った議論の充実 を対話の利点と考えている 図表 41 においては 短期的視点での対話ではなく の視点を経営に取り込もうとする意欲をに喚起するような 高い視座での対話を実現することを期待し 中長期的視点での対話推進を要望する 対話に携わる人員について は 2~3 人 は 11 人以上 との回答が最も多い 図表 42 対話を充実させる上で ともに 対話に割けるリソースの不足 を課題として捉えていることが示された 図表 43 図表 44 対話を一層推進していく上では 相応の人的資源が必要となるため 双方に対話要員の拡充を要望する 図表 40: 対話におけるの課題 ( ) 図表 41: 対話において良いと感じること ( ) 6 10 a. 側に対する一方的な提案や要求 b. に対する分析や理解が浅い c. 短期的なテーマのみに基づく対話の実施 d. 実績作りのための形式的な対話が多い e. 他のステークホルダーを軽視するような提案 f. 対話に応じない g. 特段なし 8 6 a. 経営戦略等中長期的な視野に立った議論の充実 b. ESG 等の非財務情報に関する議論の充実 c. 相手の考えに対する理解が深まり 相互理解につながる d. 経営に活かすことができるような気づきを得られる ( のみ ) e. 対話の結果 に変化 改善が見られた ( のみ ) a b c d e f g a b c d e 図表 42: 対話に携わる人員 ( ) 図表 43: 対話を充実させる上での自社の課題 ( ) 図表 44: 対話を充実させる上での自社の課題 ( ) 6 a. 0 人 d. 4~5 人 b. 1 人 e. 6~10 人 c. 2~3 人 f. 11 人以上 a b c d e f 5 3 1 a b c d e a. 対話に割けるリソースの不足 b. とのコンタクトが難しい c. 開示できる情報が限られる d. 対話を行うスキルの不足 e. 特段なし 8 6 d. 特段なし a b c d a. とのコンタクトが難しい b. 対話に割けるリソースの不足 c. 対話を行うスキルの不足 当協会からの要望事項 : ( 向け1) 中長期的視点での対話推進 ( 向け10 向け2) 対話要員の拡充 11

第二部第 1 章 (2) 議決権行使について ( 本文 P42~47) 議決権行使を充実させるために は 議案の説明充実 を重視している 図表 45 は 過年度に反対の多かった議案に対して 反対理由を分析した上で 対話や招集通知書を通じて自社の考え方を示していくことが期待されている 図表 46 双方の考え方について相互理解をより深める観点から からの反対理由の分析も踏まえた議案内容の説明充実を要望したい また の状況を把握し賛否判断を行う上では 十分な検討時間が確保されることが重要である 招集通知の早期発送 開示や 集中日の回避を期待するは多く 図表 45 検討時間確保のための環境改善に向けて様々な工夫が凝らされることを要望したい の課題として 議決権行使助言会社の判断に影響を受けることや賛否判断の理由が不明であることを は挙げている 図表 47 また はに 個別の状況を踏まえた議決権行使 を最も期待しており 次いで 議決権行使基準の開示 自社への議決権行使賛否理由の説明 を求めている 図表 48 は の状況を踏まえた賛否判断を自らの知見で行うとともに 議決権行使基準とその考え方 具体的議案に対する判断理由をへ分かりやすく説明するなど 議決権行使プロセスの透明性向上に取り組むよう期待したい 図表 45: 株主の議決権行使を充実させるための取り組み ( ) 期待する取り組み ( ) 10 8 6 a. 集中日を回避した株主総会の開催 b. 招集通知の早期発送 ( 早期開示 ) c. 議案の説明充実 d. インターネットによる議決権投票 e. 議決権電子行使プラットフォームへの参加 f. 有価証券報告書の早期開示 図表 46: 過年度に反対の多かった議案に対する取り組み ( ) 期待する取り組み ( ) 8 6 a. 招集通知書への説明充実 b. との対話 c. 議案の修正 取り下げ d. 反対株主の分析 e. 反対理由の分析 f. 特段なし a b c d e f a b c d e f 図表 47: の議決権行使における課題 ( ) 図表 48: の議決権行使に関して 今後に期待すること ( ) 6 a. 議決権を行使しないが多い b. 実質株主がわからない c. 議案内容等について と十分 な対話ができない d. 議決権行使助言会社の判断に影響 を受けやすい e. 議案に対する株主の賛否判断の理由 が分からない 6 a. 議決権行使基準の開示の充実 b. 議決権行使に関する対話の充実 c. 対話等により個別の状況を踏まえた議決権行使 の実施 d. 自社への議決権行使賛否理由の説明 e. 議決権行使結果の開示の充実 f. 議決権行使助言会社の適切な活用 g. 議決権の電子行使 h. 利益相反管理の強化 a b c d e a b c d e f g h 当協会からの要望事項 : ( 向け11) 過年度議案に対するの反対理由の分析も踏まえた議案内容の説明充実 ( 向け12) による議案内容の検討時間確保のための環境改善 ( 向け3) の状況を踏まえた賛否判断と議決権行使プロセスの透明性向上 12

特集生命保険会社のスチュワードシップ活動について ( 本文 P48~53) 平成 29 年度生命保険協会調査 平成 29 年 5 月に日本版スチュワードシップ コードが改訂されたこと等を踏まえ スチュワードシップ活動の実効性を更に高めるため 当協会の 株式価値向上ワーキング グループ ( 以下 W G) において スチュワードシップ活動に関する研究活動を実施 研究活動として主にWG 参加各社の取り組みの共有や新規取り組み ( 集団的エンゲージメント ) について検討したほか 生命保険会社以外の機関や発行体との情報交換を実施 取組共有 対話を充実させる上で 対話に割けるリソースの不足 が課題だと考えるは多い 図表 44 機関としてのWG 参加各社は 株式投資の規模や投資方針等に応じて対話要員の拡充を順次進めつつも 限られた人員のなかで より効果的なスチュワードシップ活動を行う必要がある 今回 確認出来た好事例 図表 49 を参考とし 今後各社のスチュワードシップ活動の更なる実効性向上につなげて参りたい 集団的エンゲージメント 当協会の要望事項の実現に向けて より多くのへ効果的にアプローチできる手法を検討した結果 投資先に求める事項 水準感等について参加者間で相応の課題意識の共有が必要であり かつ限られたにしかアプローチできない対面での対話ではなく に対する書簡送付による集団的エンゲージメントを実施することとした 図表 50 テーマとしては 公開情報から対象を抽出可能なガバナンス 情報開示 株主還元に関するものとしており また実務面に関する法的な論点の整理も行っている 情報開示に関しては 投資環境整備の観点から課題意識を共有しやすく 多数のによる集団的エンゲージメントとしては特に親和性があるとも考えられる 今後 より効果的な取り組みのあり方について引き続き議論していくとともに 今回の検討結果を踏まえ 各社それぞれの考え方に応じて集団的エンゲージメントへの取り組みを検討して参りたい 図表 49:WG 参加各社におけるスチュワードシップ活動の効果的な取り組み事例 人員 体制 対話議決権行使 図表 44( 再掲 ): 対話を充実させる上での自社の課題 ( ) 8 6 株式アナリストと対話専任担当者のペア活動による 相互の知見の効果的活用 運用会社等へのトレーニー派遣等による対話人材の計画的育成 ポートフォリオにおける重要性 投資先からみた重要性の双方を勘案した対話対象先の選定 対話重点取組業種 の設定など テーマを絞った対話活動の実施 効果検証項目の特定 定期的な確認による対話の振返り 対話後の向けアンケート結果を踏まえた対話内容の改善 議決権行使基準の詳細開示や 賛否判断のポイント 事例開示による議決権行使の予見可能性の向上 a b c d a. とのコンタクトが難しい b. 対話に割けるリソースの不足 c. 対話を行うスキルの不足 d. 特段なし 図表 50:WG 参加各社による集団的エンゲージメントの概要 目的 手法 対象先 当協会の要望事項の実現に向けたより実効的な取り組みとして W G に参加する全生保 (10 社 ) が協働で に対して課題意識を伝え の取り組みを促していくことで 株式価値向上を図る 東証一部上場のうち 当協会がアンケート結果等を踏まえて要望している事項が実現できていない ( 下記のテーマ毎の基準のいずれかに該当する計約 100 社 ) に対して書簡を送付 テーマ ガバナンス 情報開示 株主還元 基準の概要 社外取締役の任命がなく ガバナンスが不十分であると考えられる 中期経営計画の開示や環境 (E) 社会 (S) 等に関する非財務情報の開示が不十分であると考えられる 長期間に及び配当性向 3 未満かつ 財務内容が健全であること 豊富なキャッシュフローがあるにも関わらず投資が不十分であると考えられる等 ( 業種等によって条件は異なる ) 13