(5) 計画ごみ質計画ごみ質は (4) 処理対象物 の 1~2 の混合ごみを示すもので 新クリーンセンターは 指定されたごみ質の範囲内で 110t/ 日 (55t/24h 2 炉 ) を処理する能力を有するものとする 項目 低質ごみ 基準ごみ 高質ごみ 三成分 (%) 水分 可燃分 灰分 67.7

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品川清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

ⅱ 調査地点調査地点は 事業実施区域の敷地境界 2 地点とし 調査時において 風上 風下となる地点とした 調査地点を図 7.4-1に示す ⅲ 調査方法調査方法を表 7.4-3に示す 表 悪臭の調査方法 調査項目 悪臭の状況 気象の状況 調査方法 臭気指数 : 三点比較式臭袋法試料採取時の

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有明清掃工場 平成 28 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 主灰 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) 汚水処理汚泥 ( 含有試験 ) 7

土地利用計画 土地利用計画面積表 土地利用の区分区分面積 ( m2 ) 比率 (%) 備考 発電施設用地パネル 19, パワーコンディショナー 緑地 5, 計画地面積 24, 太陽光パネル配置図 発電施設計画 発電施設の概要 発電設備規格

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世田谷清掃工場 平成 27 年度環境測定結果 1 排ガス測定結果 1 (1) 煙突排ガス 1 (2) 煙道排ガス 2 2 排水測定結果 3 3 焼却灰等測定結果 5 (1) 不燃物 ( 含有 性状試験 ) 5 (2) 飛灰処理汚泥 ( 含有 溶出試験 ) 6 (3) スラグ ( ガス化溶融 )( 含

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第 3 章計画ごみ質の設定 第 1 節計画ごみ質の設定計画ごみ質の設定にあたっては, 組合実績より, 可燃ごみの排出量を踏まえ設定するものとする 本施設の計画ごみ質として, 可燃ごみに関する以下の項目を設定する 1 三成分 ( 水分, 可燃分, 灰分 ) 及び種類別組成割合 2 発熱量 ( 低位発熱

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様式第 1 ( 裏面 ) 第 5 条第 3 項関係 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の別 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の構造 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の設備 有害物質使用特定施設又は有害物質貯蔵指定施設の使用の方法 施設において製造され 使用され 若し

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これは 平成 27 年 12 月現在の清掃一組の清掃工場等の施設配置図です 建替え中の杉並清掃工場を除く 20 工場でごみ焼却による熱エネルギーを利用した発電を行っています 施設全体の焼却能力の規模としては 1 日当たり 11,700 トンとなります また 全工場の発電能力規模の合計は約 28 万キ

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

有明清掃工場

Transcription:

参考資料 新クリーンセンター施設概要新クリーンセンター施設整備計画 ( 平成 23 年 9 月 ) 及び施設整備仕様書案 ( 平成 26 年 2 月 ) 並びに事業方式検討調査報告書 ( 平成 26 年 9 月 ) に基づく新クリーンセンターの施設概要を以下に示す なお 本施設概要については 今後の検討により変更となる場合がある (1) 事業体佐久市 北佐久郡環境施設組合 ( 平成 26 年 10 月設立 ) 構成団体 : 佐久市 軽井沢町 立科町 御代田町 (2) ごみ処理対象区域 佐久市 軽井沢町 立科町 御代田町 小海町 佐久穂町 川上村 南牧村 南相木村 北相木村 (3) 施設概要 施設規模ごみ焼却施設 110t/ 日 (55t/24h 2 炉 ) 処理方式型式建設地用地面積余熱利用設備 ストーカ式焼却炉全連続燃焼式佐久市上平尾字上舟ヶ沢及び棚畑地籍約 1.7ha 蒸気タービン発電設備等 (4) 処理対象物 No. 1 2 処理対象ごみ可燃ごみ埋立処分中可燃性ごみ等合計 日量 (t/ 日 ) 73.19 7.23 80.42 1

(5) 計画ごみ質計画ごみ質は (4) 処理対象物 の 1~2 の混合ごみを示すもので 新クリーンセンターは 指定されたごみ質の範囲内で 110t/ 日 (55t/24h 2 炉 ) を処理する能力を有するものとする 項目 低質ごみ 基準ごみ 高質ごみ 三成分 (%) 水分 可燃分 灰分 67.7 27.3 5 44.9 49.2 5.9 35 58.5 6.5 低位発熱量 kj/kg (kcal/kg) 5,023 (1,200) 8,791 (2,100) 12,560 (3,000) 単位容積重量 kg/ m3 290 210 130 炭素 54.9 元素組成 水素 窒素 7.83 0.59 (%) 酸素 硫黄 36.07 0.04 塩素 0.57 元素組成は可燃分あたり 2

(6) 公害防止基準値 ( 保証値 ) 公害防止基準値については 今後地元との協議により決定する 項目物質名等法令値保証値備考 排出ガス 騒音 振動 悪臭 ばいじん 0.08g/m 3 N 以下 0.02g/m 3 N 以下酸素濃度 12% 換算値 硫黄酸化物 K 値 =17.5 ( 約 2,200ppm) 酸素濃度 12% 換算値 窒素酸化物 250ppm 以下 70ppm 以下酸素濃度 12% 換算値 塩化水素 430ppm 以下 (700mg/m 3 N 以下 ) 酸素濃度 12% 換算値 ダイオキシン類 1ngTEQ/m 3 以下 0.05ngTEQ/m 3 N 以下酸素濃度 12% 換算値 一酸化炭素 30ppm 以下 (4 時間平均値 ) 酸素濃度 12% 換算値 工事中騒音レベル 85dB 以下 騒音規制法に基づく規制基準値敷地境界の値 稼働中の騒音レベル 工事中振動レベル 稼働中の振動レベル アンモニアメチルメルカプタン硫化水素硫化メチル二硫化メチルトリメチルアミンアセトアルデヒドプロピオンアルデヒドノルマルブチルアルデヒドイソブチルアルデヒドノルマルバレルアルデヒドイソバレルアルデヒドイソブタノール酢酸エチルメチルイソブチルケトントルエンスチレンキシレンプロピオン酸ノルマル酪酸ノルマル吉草酸イソ吉草酸 臭気指数 朝昼間夕夜間 65dB 以下 65dB 以下 10 未満 65dB 以下 2ppm 以下 0.004ppm 以下 0.06ppm 以下 0.05ppm 以下 0.03ppm 以下 0.02ppm 以下 0.1ppm 以下 0.05ppm 以下 0.009ppm 以下 0.02ppm 以下 0.009ppm 以下 0.003ppm 以下 0.9ppm 以下 3ppm 以下 1ppm 以下 10ppm 以下 0.8ppm 以下 1ppm 以下 0.07ppm 以下 0.002ppm 以下 0.002ppm 以下 0.004ppm 以下 55dB 以下 水最大 60mg/L BOD 20mg/L 以下質日間平均 40mg/L ばいじん 硫黄酸化物 窒素酸化物 塩化水素の法令値は 大気汚染防止法の値 ダイオキシン類の法令値は ダイオキシン類対策特別措置法の値 水質の法令値は 1 日当たりの平均的な排出水の量が10m 3 以上 50m 3 未満の場合の値 昼間 70dB 以下 25ppm 以下 50ppm 以下 75dB 以下 夜間 65dB 以下 騒音規制法に基づく第 3 種区域の規制値敷地境界の値 振動規制法に基づく規制基準値敷地境界の値振動規制法に基づく第 2 種区域の規制値敷地境界の値 悪臭防止法に基づく第 1 地域の基準値 長野県環境審議会答申に基づく第 1 地域の値長野県公害防止に関する条例に基づく上乗せ排水基準 3

(7) 主要設備の基本処理フロー ごみ 受入れ供給設備電気設備 プ ラ ッ ト ホ ー ム ご み ピ ッ ト ご み ク レ ー ン 計量機計装制御設備 前処理装置 給水設備 排水処理設備 燃焼設備通風設備 ホ ッ パ 給 じ ん 装 置 燃 焼 装 置 焼 却 炉 本 体 助 燃 装 置 押込送風機空気予熱器通風ダクト 灰出し設備 ダスト搬出装置 燃焼ガス冷却設備 余熱利用設備 灰冷却装置 灰搬出装置 飛灰処理設備 灰 バ ン カ 灰 ク レ ー ン 主灰及び飛灰 ボイラ及び復水設備減温塔水噴射式ガス冷却設備 排ガス 処理設備 発電設備暖房設備等 灰搬出 集じん器有害ガス除去装置タ イオキシン類除去設備 通風設備 煙 道 誘 引 送 風 機 煙 突 排出ガス 4

(8) 施設計画諸条件 ( 案 ) 仕様 設備項目 各設備共通 内容 プラントの運転及び保全のため 機器等の周囲に歩廊 階段 点検床及び点検台等を設け 構造はグレーチング主体 必要に応じてチェッカープレートを使用 炉本体 ボイラ 高温配管等 人が触れ火傷する恐れのあるもの及び集じん器 風道 煙道等 低温腐食を生じる恐れのあるものについては 必ず防熱施工 保温施工をし 夏季において機器の表面温度を 室温 +40 以下 とする ロードセル式 (4 点支持 ) 計量機 搬入車輌の利便性を考慮し 合理的かつ柔軟な運用ができるよう配置 受入れ供給設備 プラットホーム ごみ投入扉 ダンピングボックス用投入扉 車輌の渋滞が生じないよう十分な面積とし 投入作業が安全 かつ容易なスペース構造 4 基 1 基 ごみピット容量定格能力の 10 日分以上 ( 総量で 5,300m 3 以上 ) 機械設備工事仕様 ごみクレーン可燃性粗大ごみ前処理機脱臭装置薬液噴霧装置ごみ投入ホッパ シュート給じん装置 クラブバケット付天井走行クレーン 高トルク低速 2 軸せん断破砕機 活性炭脱臭方式 高圧噴霧式 鋼板溶接製 ごみを炉内へ連続的に かつ均一に供給 炉内からのガス漏出がなく ブリッジを生じ難い形状 構造とし ごみ汚水やごみによる腐食 摩耗等に十分耐え得るもの 鋼板製往復動型 ホッパ内のごみを炉内へ円滑に供給耐熱 耐摩耗 耐腐食を十分考慮したもの 燃焼設備 横型ストーカ式燃焼装置 燃焼装置 炉内に供給されたごみを乾燥 燃焼 後燃焼させ焼却灰の熱灼減量やダイオキシン類濃度が所定の基準以下に処理できるもの 鉄骨支持自立耐震装置 焼却炉本体 内部において燃焼ガスが十分に混合され 所定の時間内に所定のごみ量を焼却し得るもの構造は 地震及び熱膨張等により崩壊しない堅牢なものであって かつ外気と安全に遮断されたものとし ケーシングは溶接密閉構造 5

仕様 設備項目 内容 燃焼ガス冷却設備 排ガス処理設備 余熱利用設備 廃熱ボイラ減温塔集じん器有害ガス除去施設ダイオキシン類除去装置蒸気タービン発電設備場内利用設備等押込送風機 型式は提案による 水噴射式 ろ過式集じん器 乾式法消石灰粉末吹込式 ( 排ガス中の HCl SOx を除去 ) 触媒脱硝法装置 ( 排ガス中の NOx を除去 ) 活性炭系薬剤吹き込み式 発電効率 10% 以上 又は 15% 以上 発電効率 経済性 工場棟の運転計画等を総合的に勘案して設定 必要に応じて設置 形式は提案による ( 燃焼に必要な空気量に余裕を持たせるとともに 風圧についても焼却炉の特性に応じて適正な燃焼状態を維持できるのに十分な風圧を有するもの ) 機械設備工事仕様 通風装置 誘引送風機 煙突 煙突高 59m 以下 灰出し設備灰出し設備機器の組合せ及び機器名称は提案による ( 任意 ) 給水設備 生活用水 プラント用水 生活系排水 型式は提案による ( 施設の最大排出ガス量に対し 十分余裕を持たせるとともに 風圧は焼却炉内のいかなる部分においても適切な負圧を確保できるもの ) 上水利用 循環水がある場合には優先的に利用する補給は上水使用 工場及び管理棟等から排出される生活雑排水は 合併処理浄化槽で処理後 調整池を通し 公共水域へ放流 ( 職員約 30 名を想定 ) プラント系雑排水 クローズド方式 排水処理設備 洗車排水等 プラント有機系排水 油水分離槽に導入し油分を除去し プラント無機系排水処理装置で処理 ( 混合処理による支障がある場合 独立して有機系排水処理装置を計画することも可洗車台数は 1 日当たり 60 台を想定 ) プラント無機系排水処理装置 排水システムに応じて計画 提案による ( 汚泥は焼却処理 ) 電気設備 工場棟 管理棟等を含む場内で使用する全電力を受配電するものとし これに必要な十分な容量を有するもので 機器は受変電設備 低圧配電設備 動力設備 配線 配管等を構成 6

仕様 機械設備工事仕様 電気設備 設備項目 計装制御設備 発電設備 非常用発電装置 内容 構成等は提案による受発電の運転方式は 通常運転は電力会社とタービン発電機の並列運転 全停電時に焼却炉を安全に停止するため プラントの必要な機器及び建築設備保安動力 保安照明の電源を確保するための設備で 速やかに電圧確保が可能な性能を有し 原動機 発電機の保護装置 計測器等により構成燃料の選定に際し 施設全体を考慮常用電源喪失後 40 秒以内に自動的に所定の電圧を確立できるもの 本施設の運転管理に必要な自動制御設備 遠方監視 遠隔操作装置及びこれらに関係するモニタープロセス管理機器 電気式調節計器 その他計器 ( 指示 記録 積算 警報等 ) データロガ装置 各種操作機器 ITV 装置 計装盤の製作 据付け 配管 配線等の一切を含むもの 雑設備 洗車装置 説明用備品 本施設の配置 工場棟とは別に 密閉された建屋内にて 手動式水洗装置によって ごみ搬入車輌が 3 台同時に水洗することができるもの 見学者説明用装置として 必要と思われる備品は提案による 各々の施設を有機的に結合し 調和のとれた配置 日常の搬入車輌や職員の動線を考慮して合理的 定期修理整備等の際に必要なスペースや機器の搬入手段にも配慮 計画基本事項 外周道路有効幅員 交通安全対策を考慮した幅員 8m 必要に応じて各所にガードレール カーブミラー及び案内板等 サインを計画 土木建築工事仕様 施設見学者の一般車輌動線 工場棟 見学者が安全に見学できるよう配慮し 別棟の管理棟との通行の安全性に配慮して計画 ( 見学者は 1 日最大 120 名を想定 ) 熱 臭気 振動 騒音 特殊な形態の大空間形成等の問題があるので これを機能的 かつ経済的なものとするためには プラント機器の配置計画 構造計画並びに建築設備計画との深い連携を保ち 相互の専門的知識を融和させ 総合的にバランスのとれた計画とする 建築工事 管理棟 工場棟とは別棟とし 工場棟とは渡り廊下で行来できるものとする組合職員事務室及び見学者研修室 会議室等を配置 寒冷地対策として 屋根 壁の材料は 積雪及び凍結を考慮して選定特に軒先及び雨どいについては 積雪及び凍結対策に配慮 7

仕様 設備項目 内容 ごみ搬入車輌等の登録台数は約 300 台と想定することから 車輌の輻輳を予想 10t 車が無理なく曲がれる幅員を確保し 車輌動線に十分配慮 土木建築工事仕様 土木工事及び外構工事 建築設備工事 建築電気設備工事 敷地内駐車場普通車 ( 職員用 ) 15 台普通車 ( 身障者用 ) 1 台 普通車 ( 来客用 ) 20 台大型バス 2 台 工事期間中の車輌動線を十分配慮した配置 本設備 空気調和 換気設備 給排水 給湯 衛生設備 ガス設備 消火設備等により構成 プラント用配電盤 2 次側以降の各建築電気工事幹線設備としては保安動力 保安照明 非常電力及び非常照明電源を確保 LED 電球など 節電型のものを使用 その他 建設地の敷地周辺全体に緑地帯を十分配置し 施設全体が周辺の地域環境に調和し 清潔なイメージと周辺の美観を損なわない潤いとゆとりある施設とする隣接にリゾート施設であるスキー場があるため 施設のデザイン等意匠に配慮する 建物内外の凍結について十分考慮する等 建設地の気象条件に適したものとする 8

想定されるリスク分担 本事業で想定されるリスク及びその役割分担を以下に示す 想定されるリスク分担 (1/2) No.1 リスクの種類リスクの内容発注者事業者 入札説明書リスク入札説明書の誤り 内容の変更に関するもの等 法制度リスク 本事業に直接関係する法令等の新設 変更に関するもの 上記以外の法令の新設 変更に関するもの 許認可の取得遅延 失効リスク 発注者が実施する許認可取得の遅延 失効に関するもの 事業者が実施する許認可取得の遅延 失効に関するもの 住民対応リスク 本事業の実施に係る周辺住民等の反対運動 要望等による計画遅延 条件変更 費用の増大等 事業者が実施する業務に起因する住民反対運動 訴訟 要望に関するもの等 第三者賠償リスク 発注者が実施する業務に起因する第三者への賠償 事業者が実施する業務に起因する第三者への賠償 共通 行政リスク ( 政治リスク 議会リスク 計画変更リスク等 ) 契約に関する議会承認が得られない場合 発注者の政策転換による事業開始遅延 事業中断 特定事業契約解除等 施設の供用開始前の物価変動による費用の増大 ( 一定の範囲を超えた部分 ) 物価変動リスク 運営段階における物価変動による費用の増減 ( 一定の範囲内 ) 運営段階における物価変動による費用の増減 ( 一定の範囲を超えた部分 ) 不可抗力リスク 戦争 天災 暴動等の不可抗力による費用の増大 計画遅延 中止等その他の損害 ( 一定範囲 ) 税制度変更リスク 本事業に直接関係する税制度の新設 変更に関するもの 上記以外の税制度の新設 変更に関するもの 事業中断リスク 発注者の債務不履行及び不可抗力による事業の中断 事業者の債務不履行による事業の中断 用地リスク地中障害物 その他入札資料等から予見できない用地の瑕疵 契約終結 発注者の事由により契約が結べない 契約締結が遅延する等 事業者の事由により契約が結べない 契約締結が遅延する等 凡例 : 主分担 従分担 9

想定されるリスク分担 (2/2) No.2 リスクの種類リスクの内容発注者事業者 測量 調査リスク 発注者が実施した測量 調査に関するもの 事業者が実施した測量 調査に関するもの 設計 設計変更リスク 発注者の指示 提示条件の不備 変更による設計変更によるもの 事業者の提案内容の不備 判断によるもの 建設着工遅延 発注者の事由による工期の遅延 事業者の事由による工期の遅延 工事費増大リスク 市の提示条件の不備 変更に関するもの 事業者の事由によるもの 建設 工事遅延リスク 発注者の事由による工期の遅延 事業者の事由による工期の遅延 一般損害リスク工事目的物 材料 他関連工事に関して生じる損害等に関するもの 試運転 性能リスク 試運転 性能試験 ( 事業者実施 ) に要する廃棄物の供給等に関するもの 試運転 性能試験 ( 事業者実施 ) の結果 契約等で規定した要求性能の不適合によるもの ごみ量変動リスク受入廃棄物の量の変動による運営費の増減 ( 一定範囲 ) 運営 ごみ質変動リスク 要求水準に定める指定ごみ質の範囲外のごみ質変動に関するもの 要求水準に定める指定ごみ質の範囲内のごみ質変動に関するもの ( 一定範囲 ) 要求水準不適合リスク 契約で規定した要求性能の不適合によるもの ( 設計 建設の瑕疵によるものを含む ) 凡例 : 主分担 従分担 10

事業スキーム 本事業において想定される事業スキームについて 以下のとおり整理する (1) 事業概要 本検討結果における事業概要を以下に示す 検討結果による事業概要 発注者 事業方式 佐久市 北佐久郡環境施設組合 DBO 方式 施設概要 焼却施設 余熱利用設備 事業期間 稼働予定日 設計 建設期間 運営期間 運営において発注者側 ( 組合 ) で行う業務 高効率ごみ発電施設 110t/ 日 (55t 2 炉 ) 蒸気タービン発電設備等 3 年 15 年 平成 31 年 4 月予定 焼却灰 飛灰及び処理不適物の運搬 処分 管理棟の管理 運営モニタリング 見学者対応 売電に係る手続き等 事業スキーム 民間事業者側で行う業務 受付業務 ( 手数料徴収は除く ) 運転管理業務 維持管理業務 環境管理業務 情報管理業務 見学者対応 ( 組合の支援 ) 関連業務 その他これらを実施する上で必要な業務 11

(2) 事業スケジュール 本事業を (1) 事業概要 に示す DBO 方式で実施する場合の事業スケジュール案を以下に示す 項 目 平成 26 年度平成 27 年度 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 実施方針 要求水準書の公表 平成 28 年度 平成 29 年度 平成 30 年度 平成 31 年度 質問締め切り 事業方式検討調査 特定事業者の選定 事業方式決定 入札公告 質問回答資格審査書類締切 事業者選定手続き 資格審査結果通知提案書締切 提案書審査 事業者選定支援 ( アドバイザリー ) 業務 落札者決定 仮契約 本契約 ( 議会議決 ) 新クリーンセンター整備工事 実施設計 建設工事 (37 ヶ月 ) 運転開始 事業スケジュール案 ( 平成 26 年 9 月 30 日現在 ) 12

事業実施における課題民間事業者の意見を適切に取り入れ 民間事業者の意向を官民連携の事業スキームへ必要に応じて反映していくことで 事業の質と民間事業者の参入意欲の向上が期待できる 事業の質と民間事業者の参入意欲の向上を図るため 本事業を実施するに当たって 今後検討が必要な課題について整理した 運営期間 3. 民間事業者参入意向調査 より 民間事業者は 運営期間を 15 年とすることを望む傾向にあった 本事業の運営期間を 15 年とすることで 長期委託による民間事業者のノウハウの活用及び創意工夫等とともに多くの民間事業者の参加が期待される 一方 運営期間が 15 年の場合 15~20 年を目途に実施する大規模改修のリスクについては 事業費に含めないこととなり 最も民間事業者の創意工夫が期待される部分について民間側にリスクを移転できない可能性があるため 運営期間の設定については十分検討する必要がある リスク分担 法制度 ごみ量 ごみ質変動等の社会変化によるリスクは公共側とすることを望む民間事業者 が多い傾向にあるが 一般的にこれらは公共側と民間側とで適切にリスク分担する必要がある 売電収入帰属現在 電気事業法等の改正が相次ぎ 電力市場の将来動向が不透明であること 発電量がごみ量 ごみ質に大きく左右されることなど 売電収入の積算には民間事業者が管理できない要因が大きくなっており 公共側に帰属させることを望む民間事業者が多くなっている 一方 発電量や使用電力量については運営事業者の創意工夫により大きく改善されることから 運営事業者のインセンティブを引き出す契約方法の検討が必要である 灰の処分将来にわたって安定的に灰の処分を行うため 必要に応じて既存の最終処分先を見直し 複数の最終処分先を確保する等の検討が必要である 資源化 ( セメント原料等 ) においても 選択肢の一つとして検討しておく必要がある 契約形態 DBO 方式の場合 建設工事請負契約と運営業務委託契約が 2 つに分かれ それぞれ建設工事請負事業者及び運営事業者と契約するため 契約行為が複雑化する また 施設の不具合等による責任の所在のあり方を契約書及び要求水準書等において明確に記載する必要がある モニタリング DBO 方式では民間資金調達がなく 民間金融機関によるモニタリングが実施されないことから 発注者側においてモニタリングを十分に行える体制を構築する必要がある 13

環境影響評価事業者における環境影響評価に係る環境保全措置の実施について その担保を明確化する必要がある いずれの事業方式を採用するにしても 発注者として環境影響評価に係る環境保全措置の履行を遵守するとともに 事後調査計画に基づくモニタリング及び検証が必要である また 受注者が行う環境保全措置を施設整備仕様書等に明記し 事業の実施に当たり 受注者に遵守させるとともに 各項目が履行されているか 専門コンサルへの委託等により検証を行い 環境保全措置の実施を担保していくことが求められる その他 DBO 方式では 民間事業者による運営となることから 既存ごみ焼却施設の職員の雇用について十分な検討が必要である また 近年の建設工事ラッシュによる 資材 人員不足からくる資材 労務単価の増加等を本事業においても十分検討する必要がある 14