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無年金・低年金の状況等について

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国民年金

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

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3 ねんきん定期便 ( 以下 定期便 という ) 4 厚生年金加入記録のお知らせ これら通知の送付先は いずれも日本年金機構が把握している年金受給者 現役加入者の住所地とされており 前記 1の住所地の届出が的確になされていないと せっかくの通知が宛先不明で年金受給者や現役被保険者に届かないこと (

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02 IT 導入のメリットと手順 第 1 章で見てきたように IT 技術は進展していますが ノウハウのある人材の不足やコスト負担など IT 導入に向けたハードルは依然として高く IT 導入はなかなか進んでいないようです 2016 年版中小企業白書では IT 投資の効果を分析していますので 第 2 章

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平成 29 年 4 月から 保険料の軽減率が変わります 後期高齢者医療保険料は 1 被保険者全員に納めていただく定額部分 ( 均等割 ) と 2 所得に応じて納めていただく部分 ( 所得割 ) があります 平成 29 年 4 月から 保険料が下のように変わります 1 均等割の額が変わる方 元被扶養者

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ただし 対象期間の翌年度から起算して3 年度目以降に追納する場合は 保険料に加算額が上乗せされます 保険料の免除や猶予を受けず保険料の未納の期間があると 1 年金額が減額される 2 年期を受給できない3 障害基礎年金や遺族基礎年金を請求できない 場合がありますのでご注意ください 全額または一部免除

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資料9

Transcription:

第 28 回社会保障審議会年金事業管理部会平成 2 9 年 1 月 2 3 日 資料 2-4 ねんきんネットの活用促進 ねんきん定期便の見直しについて ( 案 ) 昨年 6 月の行政事業レビュー公開プロセスでの指摘事項を踏まえたねんきんネット ねんきん定期便に係る見直し内容については 昨年 8 月に一度案を示したところ ( 別紙参照 ) であるが 見直し内容に係る平成 29 年度予算案については 当初原案どおり計上されたところ なお 8 月に示した見直し内容からの追加事項は 以下のとおり 20 歳到達者等への QR コード付きアクセスキー通知書の送付 (H30 年度 ~) 新規に年金制度に加入 (20 歳到達による国民年金加入 20 歳未満の厚生年金加入を対象 ) した当初からねんきんネットを利用していただくため アクセスキー及び QR コードを記載したねんきんネットのご案内 ( ハガキ (4 面を予定 )) を 制度加入時のタイミングにあわせて新たに送付 (H30 年度 ~) 住所変更処理を契機とした ねんきん定期便 の再発行 ( 全期間通知から直近 1 年通知へ変更 ) (H29 年度 ~) 住所変更等により ねんきん定期便 が未送達になっている方については その後 住所変更処理がされた際に封書にて全加入期間の再発行を行っているが これをハガキによる直近 1 年の再発行に変更する ただし 節目年齢 (35,45,59 歳 ) の方には 現行同様 封書による全加入期間の再発行を行う なお 本人から封書による全加入期間の再発行の申出があった場合は 現行同様 これを送付する 1

全体スケジュール平成 28 年平成 29 年平成 30 年平成 31 年 月 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 ねんきんネット 利用者の視点に立ったシステム改善 アクセスキー QR コードによる登録の簡略化 (H29.4 以降の定期便等で実施 ) H30.3 実施に向けてを進める マイナポータルとの連携による利便性の向上 ( マイナポータル利用者に係るネット利用の簡略化など ) 各世代のニーズにあったねんきんネット活用方法の紹介 戦略的な周知啓発 各世代のニーズにあったねんきんネット活用方法の紹介 ( ねんきん定期便を活用 ) 年金の新規加入者に対する積極的な加入案内 (H30.6~: 20 歳国年 20 歳未満厚年新規加入を対象 ) ねんきんネット WEB サイトの開設 (H28.11~) ポスター等を通じた周知啓発の実施 定期便の原則電子化に向けた機能強化 既に紙不要を選択している方と 30 年度新規ねんきんネット加入者は原則 電子化 を実施 ねんきんネット上での紙定期便送付希望の確認 ねんきん定期便の原則 電子化 を本格実施 1 年以上ログインがない方にログインを促す連絡 2

全体スケジュール平成 28 年平成 29 年平成 30 年平成 31 年 ねんきん定期便 月 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 2 4 6 8 10 12 定期便の原則電子化に向けた機能強化 H30 年度以降順次電子化について周知 ねんきんネット上での紙定期便送付希望の確認既に紙不要を選択している方と 30 年度新規ねんきんネット加入者は原則 電子化 を実施 ねんきん定期便の原則 電子化 を本格実施 不要な行政コストの削減 住所変更処理契機による定期便再発行のハガキ化 節目年齢の方には引き続き封書 ( 全加入期間を記録 ) を送付 希望者の申出に応じて封書を送付 年金記録問題への対応強化 受給資格期間短縮を見据えた未統合記録 カラ期間の確認を促す案内 59 歳節目便にチラシ同封 3

別紙 第 26 回社会保障審議会年金事業管理部会平成 2 8 年 8 月 4 日 ねんきんネットの活用促進 ねんきん定期便の見直しについて ( 案 ) 見直しの必要性等 マイナンバーが社会保障分野等における行政の効率化 国民の利便性の向上につながると期待されている中で 年金記録についても ねんきんネットの普及等 ICTを活用し国民のアクセシビリティを高めていく必要がある また 行政事業レビュー公開プロセスにおいて 費用の合理化の観点等から ねんきんネット ねんきん定期便の在り方等について指摘を受けており 数値目標を踏まえた戦略的普及策の検討が必要 資料 2 (1) ねんきんネットの活用促進 1 利用者の視点に立ったシステム改善 ねんきん定期便を活用して全加入者にアクセスキーを郵送 手元でねんきんネット ID を取得できるよう 登録手段を簡略化 (QR コード導入 ) マイナポータルからねんきんネットへの自動ログインを可能 2 戦略的な周知啓発 世代別にメリットを実感できる丁寧な周知 ( 若年層 : 学生時代の納付猶予分を追納することによる所得控除のメリット 中高年層 : 年金額の試算が可能 ) 様々な媒体 (youtube 等 ) や関係機関と連携した積極的な周知啓発 (2) ねんきん定期便の見直し ねんきん定期便を 紙 から 電子版 へ ねんきんネット利用者は 電子版ねんきん定期便 に原則切り替え 年金記録確認の機会を確実に確保するため きめ細かい支援 郵送を希望する方については 引き続き紙の定期便を郵送 アクセスのない方にはメールで勧奨 最終的に紙の定期便を郵送 節目年齢の方全員に 引き続き 節目便 を郵送 ( 参考データ ) ID 取得者数 :418 万人 (27 年度末 ) うち 20 代 12% 50 代 22% 50 代以上 48% ( 割合は推計値 ) ねんきんネットを知っているが利用したことはない者 :5 割強 ねんきんネットを知らない者 :3 割強 (26 年アンケート ) ( 参考データ ) 紙定期便送付数 : 6,419 万件うち節目便送付数 : 466 万件 ID 取得者 (418 万人 ) のうち紙定期便不要と登録した者 :31 万人 (7.4%) 電子版があれば紙の郵送は不要と回答した者 : 約 4 割 (23 年アンケート ) 4

ねんきんネットの活用促進 ねんきん定期便の見直しについて ( 案 ) 5 見直し内容 ( 詳細 ) (1) ねんきんネットの活用促進 1 利用者の視点に立ったシステム改善 ねんきん定期便を活用して全加入者にアクセスキーを郵送等 (H29 年度 ~) ねんきん定期便でアクセスキーを郵送し ねんきんネット ID を取得していない被保険者に対してねんきんネット利用を促す 手元でねんきんネット ID を取得できるよう 登録手段を簡略化 (H29 年度 ~) QR コードを活用したアクセス方法の簡略化 電子メールによる ID の迅速な発行等により 利便性をより向上させる ( 以下は マイナンバー制度開始後の実現に向けて検討 ) マイナポータルからねんきんネットへの自動ログインを可能 ( マイナポータル本格運用開始後 ~) マイナポータルの整備後 ねんきんネットにスムーズに接続できるようシステム整備を行う 2 戦略的な周知啓発 世代別にメリットを実感できる丁寧な周知 (H29 年度 ~) 若い世代には 学生時代の納付猶予分を追納することによる所得控除のメリットがあること 年金受給が近付いた世代には 将来受け取る年金額の試算ができること など 世代のニーズに応じたねんきんネットの活用方法等について ねんきん定期便等で案内するほか ねんきんネット加入者には閲覧を促すメール配信を行う 様々な媒体や関係機関と連携した積極的な周知啓発 (H28 年度 ~) you tube による周知広報 年金事務所や街角年金相談センターでの周知など ねんきんネットの周知 活用促進を実施する (2) ねんきん定期便の見直し ねんきん定期便を 紙 から 電子版 へ ねんきんネット利用者については 電子版ねんきん定期便 ( ねんきんネット上で確認 ) を原則とする (H29 年度 ~ システム改修 H30 年度以降 順次実施 ) 年金記録確認の機会を確実に確保するため きめ細かい支援を実施する 紙の定期便の郵送を希望する方については 引き続き郵送を行う ねんきんネットに一定期間 (1 年程度 ) アクセスがない方に対して 電子版ねんきん定期便の確認を促すメールを送付 最終的には紙の定期便を郵送 節目便 (35,45,59 歳時に封書で送付 全加入期間の記録が確認できる ) は 引き続き節目年齢の方全員に送付

6 ねんきんネットの活用促進に係る数値目標について ( 案 ) 数値目標について ねんきんネットに係る数値目標として 以下の目標を設定することとしてはどうか ねんきんネットの ID 取得数 ねんきんネット の ID 取得数については 将来的にはマイナポータルとの一体的運用を目指す中で マイナンバーやマイナポータルの普及状況等を踏まえつつ 適切な目標値を検証 設定することとする 当面の数値目標としては 平成 29 30 年度において ねんきんネットの ID 取得数 : 対前年度比 20% 増 という目標を設定する 平成 27 年度末 : 約 418 万件 現在 月 3 万件ペースで増加 ( 対前年度比 8% 増のペース ) このペースを前提とすると 平成 29 年度末で約 540 万件 平成 29 30 年度については 定期便でのアクセスキーの郵送 QR コードの導入 節目年齢 ID 未取得者への勧奨など 様々な取組によってねんきんネットの活用を強力に促進する ( 参考データ ) ねんきんネット ID 取得数 : 約 418 万件 うち紙定期便不要と登録している数 : 約 31 万件 (H27 年度末 ) 電子版があれば紙の定期便の郵送は不要と回答した者 : 約 4 割 (H23 年アンケート ) 節目年齢のうち ID 未取得者 : 約 441 万人 (H27 年度推計 ) 紙の定期便送付件数 : 約 6,419 万件 (H27 年度 ) 郵送等に係る諸経費 : 約 60 億円

7 参考 行政事業レビュー公開プロセス ( 平成 28 年 6 月 9 日 ) ねんきん定期便 : とりまとめコメントまずは 国民の信頼を高める観点から ねんきん定期便について分析するためのデータの重要性を認識するとともに ねんきんネットの ID の取得の数値目標を設定するなどアウトカム アウトプット指標のとり方について見直すとともに 工程表の作成について検討する必要がある その上で ねんきん定期便に要する費用を合理化するため ねんきんネットの普及をさらに戦略的に推進するとともに 作成 発送準備の作業や調達方法を精査する必要がある その際 ねんきんネットとマイナポータルとの連携を図ること インターネット上で見ることを促すお知らせを送付すること 1 年以上ログインしていないユーザーを把握してログインを促すメールを送付すること 年金記録の不備が生じやすい層に焦点を当てた広報を実施すること 郵送不要とする方向での啓発を行うことなどについて 幅広く検討する必要がある