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資料 5-1 使用済自動車用鉛蓄電池の リサイクルについて 適正処理のための新自主スキーム

一般社団法人鉛蓄電池再資源化協会 (SBRA) 設立の経緯 : 鉛蓄電池再資源化協会は 平成 16 年 10 月 1 日に国内電池メーカー 4 社 ( 当時 5 社 ) と社団法人電池工業会 ( 略称 BAJ) とが基金を拠出して有限責任中間法人として設立 平成 21 年 6 月に名称を 一般社団法人鉛蓄電池再資源化協会 ( 略称 SBRA) に変更 業務内容 : 循環型社会形成の推進のために 使用済自動車用鉛蓄電池の自主回収及び再資源化事業を行う ことを目的に それらに関するシステム構築及び運営等の業務を実施 会員 : 国内電池メーカー 4 社 電池輸入事業者 3 社及び一般社団法人電池工業会 ( 平成 24 年 7 月現在 ) 1

新自主スキームの概要 新自主スキームの概要 : 自動車をはじめ 二輪車 農業機械 建設機械などでエンジン始動等に用いられる自動車用鉛蓄電池は 鉛 硫酸を含み 他の廃棄物と比べ処理が困難なことと 鉛価格が下落して不法投棄が懸念されたことから 平成 6 年 10 月から国内電池メーカー各社が自主的に再生鉛を購入することで回収 リサイクルを行う BAJ 自主取組 ( 下取り方式 ) を構築し 対応してきた しかしながら 近年における輸入製品の増大などから 自動車用鉛蓄電池の回収 リサイクルの実効性を確保するとともに 継続的かつ安定的なシステムの実現を目指し 新自主スキームを構築した 新自主スキームでは SBRA が申請者となって 広域認定 を受け 廃棄物処理法に準じたリサイクル管理票を用い SBRA の管理票情報システムにより 処理の一括管理を行う 取り組み状況 : 平成 22 年 4 月 実務構築開始 平成 24 年 4 月 10 日広域認定取得 4 月 11 日限定運用開始 7 月 21 日本格運用開始 運用体制 ( 平成 24 年 7 月現在 ): 参加メーカー等 : 7 社 国内電池メーカー 4 社 電池輸入事業者 3 社 排出事業者 ( 販売店等 ) : 登録中 平成 24 年 7 月 18 日時点約 800 社 回収事業者 : 85 社 バッテリー解体事業者 : 15 社 ユーザー委託排出事業者販売店等 ( 販売店等 ) 無償で引取り回収委託事業者費用 電池解体バッテリー事業者 解体事業者 委託費用 広域認定の範囲 鉛蓄電池再資源化 SBRA 協会 ( S B R A ) 費用 使用済ハ ツテリー費用 使用済自動車用鉛蓄電池費用 国内電池メ電ー池カ会等社等国電内池電輸池入メ事ー業カ者 2

新自主スキームの流れ 新自主スキームの流れ 1. 新自主スキームを利用する前に 販売店等は予め排出事業者として SBRA に登録 (1) 2. 排出事業者は 使用済自動車用鉛蓄電池の保管場所を確保し 自動車用と二輪車用に分別して保管 管理 以下の蓄電池は対象外 小形密閉鉛蓄電池や産業用鉛蓄電池 鉛蓄電池以外 ( ニッケル水素電池 リチウムイオン二次電池等 ) 3. 排出事業者は 使用済自動車用鉛蓄電池が 自動車用は 25 個以上 二輪車用は 50 個以上溜まったところで SBRA にインターネット等で回収を依頼 (2) 4.SBRA は回収依頼に基づき 回収事業者に収集運搬 またバッテリー解体事業者に解体処理をそれぞれ委託 (34) 5. 回収事業者は 委託された使用済自動車用鉛蓄電池を無償で引取り 持込先 ( バッテリー解体事業者 ) に運搬した後 SBRA に回収実績並びに持ち込み実績を報告 (5) 6. バッテリー解体事業者は 持ち込まれた使用済自動車用鉛蓄電池の引き取り実績を SBRA に報告 (6) 7. 解体処理を行った後 バッテリー解体事業者は SBRA に解体処理終了報告並びに解体処理実績を報告 (7) 8. 使用済自動車用鉛蓄電池の排出から回収 解体及び処理終了までの状況は 廃棄物処理法に準じたリサイクル管理票を用いて 管理票情報システムで管理 (8) 3

排出事業者における状況管理 1) 排出事業者は 回収事業者から渡されたリサイクル管理票 (A B 及び C) に署名 押印等をした後 回収事業者が署名 押印等をしたリサイクル管理票の控え (A) を受け取り 5 年間保管 2) 依頼した廃棄物の処理状況は SB RA の HP に ID とパスワードで ログインして確認可能 3) 依頼した廃棄物の最終処分が終了したら SBRA から終了の通知 排出事業者に対し 以下の情報提供を行うことが可能 1 回収依頼ごとの回収 再資源化に係るエビデンス発行 2 過去 1 年間の回収実績 FAX - 排出所在地事業者リサイクル管理票押印 or 担当者名サイン ( 現品票受託広域認定取得者 : B 票本票解体事業者から一般社団法人 SBRAに提出願います 鉛蓄電池再資源化協会 ) (SBRA) 一次回収事業者 排二出次事輸業送者事業者 引取予定 完了日 離島区分 廃棄物区分 1. 四輪車用 個 2. 二輪車用 個 本使用済ハ ッテリーリサイクル管理票は 引取完了日 20 SBRA 年が月管理票情報日システムを運用 管理するための伝票です バッテリー区分所在地 (SBRAマニフェスト) 使用済 1. 四輪車用 個 ハ ッテリー 2. 二輪車用 個 担交付当年者月名日 20 年月日 交付番号 3. ハ ッテリ重量 Kg 積替保管事業者名排出事業者名積替保管の保管上限 引取予定 完了日 FAX - 所三次輸送事業者名在地 処分の方法 能力所在地 一次回収事業者名自動車用使用済バッテリーリサイクル管理票 ( 案 ) 引取予定 完了日 FAX - 二次輸送事業者名所在地 所 在地 担当者名担当者名引取予定 完了日三次受託広域認定取得者三次輸送事業者名輸送事 一業次者回収 事四業次者輸送事業二者次輸送事業者 解三体次事輸業送者事業者 四次輸送事業者 引取予定 完了日所在地解体事業者名 ( 使用済バッテリー運搬の最終目的地担当者名 ) 担担当当者者名名 解体予定 完了日四次輸送事業者名 処理予定日 - - 20 年月日 一般社団法人鉛蓄電池再資源化協会 (SBRA) 印 20 年 月日 - 引 - 取完了日 使用済ハ ッテリー FAX - 20 年 - 月日 20 年月日 引取完了日使用済 1. 四輪車用 20 年月日個 ハ ッテリー 2. 二輪車用 個 3. ハ ッテリ重量 Kg 解 体完了日 広域認定番号 FAX - - 回収依頼区分 00-000 使用済 1. 離島区分四輪車用 個 ハ ッテリー 2. 廃棄物区分二輪車用 個 印押印 orサイン使用済 3. ハ ッテリ重量 Kg 押印 or 1. 四輪車用 個印ハ ッテリー 20 年サイン月日引取数完量了日 2. 二輪車用 20 年月 日個 20 年 月日 - 引 -取完了日 20 年月日 F AX - 20 年 - 月日 20 年月日 処理先事業者名 1. 四輪車用個廃酸中和処理所在地処理使完用了済日 20 年月日ハ ッテリー 2. 二輪車用個引取数完量了日 20 年月日精錬事業者名担当者名印押印 orサイン 3. ハ ッテリ重量 Kg 引取予定 完了日 20 年月日引取完了日 20 年月日 精 錬 事業 所解体事業者名在地 者 ( 使用済バッテリー 運搬の最終目的地 ) 担当者名 巣鉛重量 Kg FAX - - - F AX - - 解当控は5 年間大切に保存のこと注 ) 印は回収ルートが複数あり 代表的なものを記載しています 体事 所 在地 最終委託者については 管理票情報システムで確認できます 業一般社団法人処分の方法 能力鉛蓄電池再資源化協会処分の方法 ( 略称 SBRA) 印字 施設の処理能力 トン / 年 者 東京都港区芝公園三丁目 5 番 8 号機械振興会館内 使用済 1. 四輪車用 個 押印 or : 0120-838-029 FAX : 03-3434-5650 ハ ッテリー担当者名サイン印 2. 二輪車用個様式 SBRA- 業 01 重量 3. ハ ッテリ重量 Kg 引取予定 完了日所在地 20 年月日 引取完了日使用済 1. 四輪車用 20 年月日個 一次回収事業者名 ハ ッテリー 2. 二輪車用 個 担当者名印押印 orサイン所在地 使用済 3. 1. ハ ッテリ重量四輪車用 Kg 個 引取予定 完了日 20 年月日 引取ハ ッテリー完了日 2. 二輪車用 20 年月日個 四次輸送事業者名担当者名 3. ハ ッテリ重量 Kg 引取予定 完了日 広域認定番号 回収依頼区分 00-000 積替保管事業者名所在地 積替保管の保管上限 1. 四輪車用使用済 個 引取予定 完了日 20 年月日 引取ハ ッテリー完了日 2. 二輪車用 20 年月日個 担二次輸送事業者名当者名 3. ハ ッテリ重量 Kg 印字部分 処分の方法印字施設の処理能力使用済 1. 四輪車用 トン / 年 個 使ハ ッテリー用済 1. 2. 四輪車用二輪車用 個 印 押印 or 数ハ ッテリー量サイン押印 orサイン印 2. 3. 二輪車用ハ ッテリ重量 個 Kg 20 年月日 引取重完量了日 3. ハ ッテリ重量 20 年月日 Kg 4

今後の取り組み 今後の取り組み : 離島等からの使用済自動車用鉛蓄電池の回収方策の検討離島等で発生した使用済自動車用鉛蓄電池に対する効率的 かつ 経済的な回収 リサイクルの実現に向け 平成 24 年度に最適な回収ルート 頻度 費用算定方法等について調査し 実効性のある離島等からの回収方策について検討していく予定 排出事業者 ( 販売店等 ) への周知 SBRAの会員等から販売店等に対する新自主スキームの紹介や 排出事業者向け説明書 ( パンフレット ) の配布等による周知活動を継続して実施 5