Microsoft PowerPoint - 01_居宅訪問型児童発達支援

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指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

Microsoft PowerPoint - (セット版(案トレ))(H30年度障害報酬改定の基本的な方向性について(検討チーム終了後)

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⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 1,081 単位 ⑴ 利用定員が 30 人以下の場合 976 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 1,000 単位 ⑵ 利用定員が 31 人以上 40 人以下の場合 917 単位 ⑶ 利用定員が 41 人以上 50 人以下の場合 925 単位

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障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

重点番号 1: 保育所等の児童福祉施設に係る 従うべき基準 等の見直し ( 神奈川県 ) 児童発達支援センターにおける食事提供方法について ( 施設内調理以外による提供方法への緩和 ) 1 提案の概要児童福祉施設のうち 保育所における児童への食事の提供については 一定の条件が整えば 満 3 歳以上の

介護給付費等単位数サービスコードについてサービスコードの構成 : サービス種類 サービス種類コード : サービス種類 居宅介護重度訪問介護同行援護行動援護療養介護生活介護経過的生活介護短期入所重度包括施設入所支援経過的施設入所支援自立訓練 ( 機能訓練 ) 自立訓練 ( 生活訓練 ) 宿泊型自立訓練

第 4 章施策の展開 1 到達目標障害のある方の自立支援の観点から 地域生活への移行や就労支援などの主要な課題に対応するため 国の基本指針 11 に示された見込量の確保に係る目標事項について 本市における障害福祉計画 ( 第 4 期 ) 期間中の実績等を踏まえ 到達目標 12 を設定します 一覧 (

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点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

計画相談支援 障がい児相談支援における特定事業所加算に係る基準の遵守状況に関する記録 ( 保存用 ) 平成年月サービス提供分 異動等区分 1 新規 2 継続 3 変更 4 廃止 加算の区分 1 特定事業所加算 (Ⅰ) 2 特定事業所加算 (Ⅱ) 3 特定事業所加算 (Ⅲ) 4 特定事業所加算 (Ⅳ)

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

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07体制届留意事項(就労継続支援A型)

複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

サービス管理責任者研修について

Taro-0316 障害児通所支援報酬告

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

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加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

居宅介護支援事業者向け説明会

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

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小児_各論1の2_x1a形式

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7 時間以上 8 時間未満 922 単位 / 回 介護予防通所リハビリテーション 変更前 変更後 要支援 Ⅰ 1812 単位 / 月 1712 単位 / 月 要支援 Ⅱ 3715 単位 / 月 3615 単位 / 月 リハビリテーションマネジメント加算 (Ⅰ) の見直し リハビリテーションマネジメン

第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

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17★ 訪問看護計画書及び訪問看護報告書等の取扱いについて(平成十二年三月三十日 老企 厚生労働省老人保健福祉局企画課長通知)

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資料6-1 日本自閉症協会(要約版)

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相談支援専門員、サービス管理責任者等要件

麹町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可 神田佐久間町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可 社会福祉法人新生寿会ありすの杜きのこ南麻布 麹町 2 級以上 介護職員初任者研修 介護福祉士のいずれかあれば尚可

Ⅰ 通所リハビリテーション業務基準 通所リハビリテーションのリハビリ部門に関わる介護報酬 1. 基本報酬 ( 通所リハビリテーション費 ) 別紙コード表参照 個別リハビリテーションに関して平成 27 年度の介護報酬改定において 個別リハビリテーション実施加算が本体報酬に包括化された趣旨を踏まえ 利用

リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

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6 児童福祉法の改正 24 年 4 月には 障害者自立支援法と児童福祉法に分かれていた障がい児 の支援体制を一元化する改正がなされ 市町村が支給決定する障がい児通所支援 と都道府県が支給決定する障がい児入所支援が創設されました 7 障害者虐待防止法の施行 24 年 10 月には 障害者虐待の防止 養

基本料金明細 金額 基本利用料 ( 利用者負担金 ) 訪問看護基本療養費 (Ⅰ) 週 3 日まで (1 日 1 回につき ) 週 4 日目以降緩和 褥瘡ケアの専門看護師 ( 同一日に共同の訪問看護 ) 1 割負担 2 割負担 3 割負担 5, ,110 1,665 6,

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書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

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児童福祉法に基づく障害児通所支援利用者 負担上限額管理務マニュアル 平成 29 年 10 月版 名古屋市役所子ども青少年局子育て支援部子ども福祉課

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

特別養護老人ホーム ( 入所施設 ) 事業継続計画概要 ( 優先業務 ) 優先業務の考え方 : 介護保険法及び 指定介護老人福祉施設の人員 設備及び運営に関する基準 の定め (= 最低基準 ) を遵守することを最低限守るべき業務レベルとする その上で 利用者の生命維持に重大 緊急の影響がないと考えら

地域子育て支援拠点事業について

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

子ども・子育て支援新制度の解説資料 1.制度概要 その1

( 別添 ) 障害者自立支援法等の下での介護福祉士等による喀痰吸引等の対価に係る医療費控 除の取扱いについては 下記のとおりとする 1 者 障害福祉サービス等の利用中において 介護福祉士等による喀痰吸引等が行われる こと 2 となる障害福祉サービス等次の (1) から (12) に掲げる障害福祉サー

平成27年度税制改正要望結果について

Ⅰ 第 4 期障害福祉計画に係る進捗状況 成果指標放課後等デイサービス事業を利用する児童 生徒の割合 平成 25 年度実績 平成 26 年度実績 平成 27 年度実績 平成 28 年度実績 平成 29 年度目標 11% 28% 39% 48% 61% おもな取組み 施策 1 障害や発達に課題のある子

A A 訪問型サービスⅡ A A A 訪問型サービスⅡ 初任 介護職員初任者研修課程を修了したサービス提供責任者を配置している場合 A A A 訪問型サービスⅡ 同一 A A 要支

(2) 児童発達支援管理責任者の経過措置について ( 児童発達支援 放課後等デイサービス ) 以下アの取扱については平成 30 年度末をもって全て終了するため 新基準に適合する実務経験を有し 必要な研修を修了した児童発達支援管理責任者を配置すること 配置できない場合は平成 30 年 4 月 1 日以

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

計画の策定にあたって 今回策定する あま市障がい者計画及び障がい福祉計画 は 現行の 障害者基本法 に定める 障害者計画 と 現行の 障害者自立支援法 に定める 障害福祉計画 を一体のものとしてとらえ 今後の制度改正を踏まえた あま市総合計画 を上位計画とする障がいのある人に対する支援活動や障がい者

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

1 主な改定内容について (1) 人工呼吸器等の使用や たん吸引などの医療的ケアが必要な障害児が 必要な支援を受けられるよう 看護職員の配置を評価する加算を創設 (2) 障害児の通所サービスについて 利用者の状態や事業所のサービス提供時間に応じた評価を行う (3) 障害児の居宅を訪問して発達支援を行

第 3 章サービス見込量と確保のための方策 1. 平成 32 年度の成果目標 (1) 施設入所利用者の地域生活への移行 国の基本指針 平成 32 年度における数値目標 平成 28 年度末時点の施設入所者数の9% 以上が地域生活へ移行する 平成 28 年度末時点の施設入所者数から2% 以上削減する 和

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4 協議会の位置づけと役割 ( 別紙 1 2) 本協議会は その他機関 と位置づけ 市と協議会委員との連絡調整 意見交換 連携協力その結果を各機関における事業推進に資することを目的とする 協議会からのご意見は 市が事業の参考にする 協議会 図 1 協議会は 子ども発達支援課および各関係機関の事業報告

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

害児の保護者の立場に立ったサービスの提供に努めるとともに 地域及び家庭と の結び付きを重視し 市町村 他の指定障害福祉サービス事業者等その他の保健 医療サービス及び福祉サービスを提供する者との密接な連携に努める その他 当該事業所における運営の方針を記載 すること 前項のほか 新潟市指定障害福祉サー

【資料2-2】公定価格単価表(案)

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伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

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からだの不自由な人たちのために

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

平成 28 年度診療報酬改定情報リハビリテーション ここでは全病理に直接関連する項目を記載します Ⅰ. 疾患別リハビリ料の点数改定及び 維持期リハビリテーション (13 単位 ) の見直し 脳血管疾患等リハビリテーション料 1. 脳血管疾患等リハビリテーション料 (Ⅰ)(1 単位 ) 245 点 2

( 様式第二 ) 介護給付費 訓練等給付費等明細書 ( 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 重度障害者等包括支援 短期入所 療養介護 生活介護 施設入所支援 自立訓練 就労移行支援 就労継続支援 ) 市町村番号 助成自治体番号 請受給者証番号求事業者及び 児童デイサービス 旧法施設支援 を削

スライド 1

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

【H27.4月~】移動支援ガイドライン(重心送迎も)

和光市保育の必要性の認定に関する条例施行規則 ( 制定準備資料 ) 資料 2 1 条例第 3 条第 1 項関係 ( 保育の必要性の基準 ) 市長は 小学校就学前子どものうちその保護者のいずれもが次の各号のいずれかの事由 ( 以下 保育の必要性の基準 という ) に該当するものを法第 19 条第 1

緊急に措置すべき事項

( 別紙 1-1) 介護給付費算定に係る体制等状況一覧表 ( 居宅サービス 施設サービス 居宅介護支援 ) 特別地域加算 14 訪問リハビリテーション 31 居宅療養管理指導 1 病院又は診療所 2 介護老人保健施設 3 介護医療院 短期集中リハヒ リテーション実施加算 リハヒ リテーションマネジメ


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年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

介護における尊厳の保持 自立支援 9 時間 介護職が 利用者の尊厳のある暮らしを支える専門職であることを自覚し 自立支援 介 護予防という介護 福祉サービスを提供するにあたっての基本的視点及びやってはいけ ない行動例を理解している 1 人権と尊厳を支える介護 人権と尊厳の保持 ICF QOL ノーマ

継続サービス利用支援 ( いわゆる モニタリング ) (1) 支給決定の有効期間内において これらのサービスが適切に利用できるようサービス等利用計画が適切であるかどうかを省令で定める期間ごとに利用状況を検証し その結果や心身の状況 環境 利用に関する意向 その他の事情を勘案し サービス等利用計画の見

Transcription:

障害福祉サービス等報酬改定検討チーム 第 10 回 (H29.9.22) 資料 1 居宅訪問型児童発達支援に係る 報酬 基準について 論点等

第 80 回部会資料 居宅訪問により児童発達支援を提供するサービスの創設 障害児支援については 一般的には複数の児童が集まる通所による支援が成長にとって望ましいと考えられるため これまで通所支援の充実を図ってきたが 現状では 重度の障害等のために外出が著しく困難な障害児に発達支援を受ける機会が提供されていない このため 重度の障害等の状態にある障害児であって 障害児通所支援を利用するために外出することが著しく困難な障害児に発達支援が提供できるよう 障害児の居宅を訪問して発達支援を行うサービスを新たに創設する ( 居宅訪問型児童発達支援 ) 対象者 重症心身障害児などの重度の障害児等であって 児童発達支援等の障害児通所支援を受けるために外出することが著しく困難な障害児 居宅訪問型保育 訪問教育 児童発達支援センター等 居宅訪問型児童発達支援 ( 新設 ) 支援内容 訪問診療 訪問看護 障害児の居宅を訪問し 日常生活における基本的な動作の指導 知識技能の付与等の支援を実施 具体的な支援内容の例 手先の感覚と脳の認識のずれを埋めるための活動 絵カードや写真を利用した言葉の理解のための活動 居宅 在宅の障害児の発達支援の機会の確保 訪問支援から通所支援への社会生活の移行を推進 1

第 85 回部会資料 居宅訪問型児童発達支援の創設についての検討事項 概 要 重度の障害等により外出が困難な障害児に対する居宅を訪問して発達支援を提供するサービスを創設する 児童福祉法の条文 第六条の二の二 5 この法律で 居宅訪問型児童発達支援とは 重度の障害の状態その他これに準ずるものとして 1 厚生労働省令で定める状態にある障害児であつて 児童発達支援 医療型児童発達支援又は放課後等デイサービスを受けるために外出することが著しく困難なものにつき 当該障害児の居宅を訪問し 日常生活における基本的な動作の指導 知識技能の付与 生活能力の向上のために必要な訓練 2 その他の厚生労働省令で定める便宜を供与することをいう 具体的内容 1 ( 対象者について ) A( 法定事項 ) 又は B( 省令事項 ) かつ C( 法定事項 ) A 重度の障害の状態 ( 法定事項 ) B (a) 人工呼吸器を装着している状態その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある場合 = 医療的ケア児 (b) 重い疾病のため感染症にかかるおそれがある状態にある場合 C 児童発達支援等を受けるために外出することが著しく困難な障害児 ( 法定事項 ) 重度の障害の判定は 各種手帳の重度判定 ( 身体障害者手帳 1 2 級相当 療育手帳重度相当 精神障害者保健福祉手帳 1 級相当 ) を基本とする予定 具体的内容 2 ( サービスの内容について ) 日常生活における基本的な動作の指導 知識技能の付与及び生活能力の向上のために必要な訓練の実施とする 既存の児童発達支援及び放課後等デイサービスにおける支援を居宅に訪問して提供するものであるため 既存の内容に合わせる 2

関係団体ヒアリングにおける主な意見 No 意見等の内容団体名 1 児童発達支援等の上乗せの定員として同じ給付費体系が必要である 全国児童発達支援協議会 3

居宅訪問型児童発達支援の報酬 基準に係る論点 居宅訪問型児童発達支援に係る論点 論点 1 サービスの対象者像論点 2 支援内容論点 3 職員配置等論点 4 基本報酬 加算 4

論点 1 サービスの対象者像 重度の障害児等であって 児童発達支援等の障害児通所支援を受けるために外出することが著しく困難な障害 児に対して発達支援の提供を行う支援であることを踏まえ サービスの対象者像をどのように考えるか 重症心身障害等の重度の障害により外出が著しく困難な場合や免疫抑制剤の服薬により感染症にかかりやすく 重篤化する恐れのある場合など 障害児本人の状態を理由として外出ができない場合を対象としてはどうか 単なる見守りなど障害児本人の状態以外の理由による利用は適当でないことから 障害児相談支援事業所にお ける障害児支援利用援助等の利用を必須とすべきではないか 論点 2 支援内容 居宅訪問型児童発達支援の支援内容をどのように考えるか 児童発達支援や放課後等デイサービスと同様に 障害特性に応じた障害児の成長を促すための個別支援を行う とともに 将来的に障害児通所支援の集団生活に移行していくために必要な支援 それらに付随する家族支援 ( 相 談援助 ) を行うこととしてはどうか 5

論点 3 職員配置等 適切な支援の提供及び質の担保を図る観点から 居宅訪問型児童発達支援事業所の職員配置をどのように考え るか 重度の障害児を支援することが想定されていることから 有資格者であり かつ 障害児に対する直接支援の経 験が一定程度ある者を訪問支援員として配置すべきではないか その他人員や設備基準については 保育所等訪問支援と同様としてはどうか 論点 4 基本報酬 加算 居宅訪問型児童発達支援で行うサービス内容を踏まえ 基本報酬及び加算をどのように考えるか 居宅訪問型児童発達支援の基本報酬は 訪問先において発達支援を提供する保育所等訪問支援を参考として はどうか また 専門性の高い人員配置を評価するため 保育所等訪問支援同様 訪問支援員特別加算を設けてはどうか 通所施設への移行支援 ( 引継業務等 ) を評価することを検討してはどうか 6

対象者 ( 法令 ) 居宅訪問型児童発達支援の対象者イメージについて 法律 : 重度の障害の状態その他これに準ずるものとして厚生労働省令で定める状態にある障害児であって 児童発達支援 医療型児童発達支援又は放課後等デイサービスを受けるために外出することが著しく困難なもの省令 ( 案 ):(a) 人工呼吸器を装着している状態その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある場合 = 医療的ケア児 (b) 重い疾病のため感染症にかかるおそれがある状態にある場合 対象者 ( イメージ ) 実線は概ね状態が固定した状態にあるもの点線は状態が固定されていないもの 高児慢性特 濃淡は医療依存度濃い方が高い小定疾患難病 外出困難度医療的ケア児対象者 病児 濃淡は障害程度濃い方が重い低障害児 7

現行の保育所等訪問支援の概要 対象者 保育所 幼稚園 小学校 特別支援学校 認定こども園その他児童が集団生活を営む施設に通う障害児であって 当該施設を訪問し 専門的な支援が必要と認められた障害児 サービス内容 人員配置 保育所等を訪問し 障害児に対して 障害児以外の児童との集団生活への適応のための専門的な支援その他必要な支援を行う 訪問支援員訪問支援を行うために必要な数 児童発達支援管理責任者 1 人以上 管理者 設備基準 専用の区画 専用の事務室が望ましい ( 他の事業と同一の事務室も可 ) 利用申込みの受付 相談等に対応するスペースを確保する その他必要な設備及び備品を備えること 報酬単価 ( 平成 27 年 4 月 ~) 基本報酬 916 単位 主な加算 訪問支援員特別加算 (375 単位 ) 作業療法士や理学療法士 保育士等の専門性の高い職員を配置した場合に加算 特別地域加算 ( 基本単位数の 15%) 中山間地域等に居住している者に対して支援を提供した場合に加算 8

社会保障議会障害者部会 ( 平成 27 年 9 月 9 日 ) 資料より 疾病等により外出が困難な障害児に対する支援 参考資料 概要 対象者 訪問教育居宅訪問型保育訪問看護居宅介護 障害が重度 重複していて特別支援学校等に通学困難な児童生徒に対し 教員が家庭 児童福祉施設 医療機関等を訪問して行う教育 障害が重度 重複していて特別支援学校等に通学困難な児童生徒 保育を必要とする乳児 幼児であって満 3 歳未満のものについて 当該保育を必要とする乳児 幼児の居宅において家庭的保育者による保育を行う事業 (3 歳以上の幼児に係る保育の体制の整備の状況その他の地域の事情を勘案して 保育が必要と認められる幼児であって満 3 歳以上のものも対象 ) 平成 27 年 4 月 1 日から子ども 子育て支援新制度の中で開始 保育の必要性の認定を受けた乳幼児のうち 障害 疾病等の程度を勘案して集団保育が著しく困難である等と認められた乳幼児 訪問者 特別支援学校の教員 家庭的保育者 1 人につき乳幼 児 1 人 家庭的保育者が保育士や看護士 ( 准看護師含む ) である場合には加算あり 疾病又は負傷により居宅において継続して療養を受ける状態にある者に対しその者の居宅において看護師等が行う療養上の世話又は必要な診療の補助を行う 居宅において継続して療養を受ける状態にあり 通院困難な患者で 要介護と認定された者 看護師 准看護師 保健師 助産師 理学療法士 作業療法士 言語聴覚士 利用者が居宅において自立した日常生活又は社会生活を営むことができるよう 入浴 排泄及び食事等の介護 調理 洗濯及び掃除等の家事並びに生活等に関する相談及び助言その他の生活全般にわたる援助を効果的に行う 障害支援区分 1 以上障害児はこれに相当する心身の状態である者 介護福祉士 居宅介護職員初任者研修課程等の修了者など 利用日数等 児童の状態次第 ( 週 3 日 1 回 2 時間程度 ) 保育の必要性の限度内で利用 月平均 275 時間程度 ( 保育標準時間認定 ) 又は月平均 200 時間程度 ( 保育短時間認定 ) 保険給付の対象となるのは通常週に 1~3 回まで 1 回の訪問は 30~90 分基本 認定次第 9