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外気カット制御 有 外気冷房制御 無 全熱交換器制御 有 ( 全熱交換効率 0.) 2 換気設備 室用途毎に基準設定換気風量 ( 換気回数 ) 基準設定全圧損失 標準的な送風機の送風機効 率 伝達効率 余裕率 モータ効率を定め これらを標準設備仕様とする 基準設定換気風量 : 設計者へのヒアリング調

図 - 1 設備関連改修工事の取組み 2. 自然エネルギーと高効率機器を利用した熱源システム 2.1 熱源システム概要熱源システムは, 自然エネルギーの有効利用 高効率 トップランナーシステムの採用 をポイントとして計画し, 電気とガス, および氷蓄熱システム ( 既設再利用 ) による夜間電力を利

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1. はじめにインターネット等の情報通信需要の高まりを受け データセンターの需要が拡大している 最近のデータセンターは サーバの高密度化に伴い サーバからの発熱は 1 ラック当たり 5kW ~10kW 程度と増大している その為 冷房密度は オフィスビルの 10 倍以上となり この膨大な冷房消費エネ

カーボンニュートラル賞受賞名称第 4 回カーボンニュートラル賞北信越支部カーボンニュートラル賞選考支部名称カーボンニュートラル賞選考委員会北信越支部業績名称佐久総合病院佐久医療センター所在地長野県佐久市中込 3400 番地 28 応募者又は応募機関代表応募者 機関建築主設計者施工者 株式会社日建設計

NHK環境報告書2008

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1. 背景 目的 -1- CO2 排出量 の削減 地球温暖化防止 電力消費の削減と平準化 電力不足への対応 グローバルな要求事項 今後の電力供給体制への影響が大きい 地球温暖化が叫ばれる中 グローバルな要求事項として CO2 排出量の削減が求められている 加えて震災後の電力供給体制に対し 電力消費そ

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住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 ( 平成 28 年国土交通省告示第 266 号 ) における 同等以上の評価となるもの の確認方法について 住宅部分の外壁 窓等を通しての熱の損失の防止に関する基準及び一次エネルギー消費量に関する基準 (

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見直し後11 基準相当1.64GJ/ m2年hh11 基準相当見直しH11 基準と見直し後の省エネ基準の比較について 住宅 建築物判断基準小委員会及び省エネルギー判断基準等小委員会平成 24 年 8 月 31 日第 2 回合同会議資料 1-1 より抜粋 設備機器の性能向上により 15~25% 程度省

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第二面 1. 建築物の位置 延べ面積 構造 設備及び用途並びに敷地面積に関する事項 建築物に関する事項 1. 地名地番 2. 敷地面積 m2 3. 建築面積 m2 4. 延べ面積 m2 5. 建築物の階数 地上 階 地下 階 6. 建築物の用途 一戸建ての住宅 共同住宅等 非住宅建築物 複合建築物

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国土技術政策総合研究所 研究資料

自然熱エネルギー 未利用エネルギーを活用し 環境配慮に貢献する 配管システムのご提案 クリーンな エネルギーを 有効利用 で 様々なシーン ギー 利 用 自 然 熱 エネ ル 未利用熱回収タンクユニット ホット Reco FRP製貯湯槽 ホットレージ 熱交換槽 貯湯槽 架橋ポリエチレン管 温泉引湯

( 第二面 ) 1. 建築主 イ. 氏名のフリガナ ロ. 氏名 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 2. 代理者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 3. 設計者 イ. 氏名 ロ. 勤務先 ハ. 郵便番号 ニ. 住所 ホ. 電話番号 4. 備考

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1/4 施設概要 産学官が一つ屋根の下に集い 1 年後を見通した革新的研究開発課題を特定し 異分野融合体制で取り組む 国際科学イノベーション拠点 を整備する 信州大学をはじめとする研究機関と民間企業が 個々に机を持たないオープンイノベーション創出の場を提供する 各種の汎用測定 分析評価設備を完備した

32 エアフローについて り 室内空気を誘引します 図5 誘引比は一 夏期の除湿モードでは 外気はと全熱交換 次空気100 /hに対し350 /hの室内空気を誘引 器で熱交換し プレクーラーで予冷し相対湿度を し 450 /hの風量として室内に吹出されます 高めます 次にデシカントローターで除湿した

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各家庭の 1 年間の出費のうち約 7% は電気 ガス 灯油といったエネルギーへの支出です 詳しくは 各制度のパンフレット W EB で 市民向け 太陽光発電 燃料電池 ( エネファーム ) HEMS ( ホームエネルギーマネジメントシステム ) 定置用蓄電 太陽熱利用 ガスエンジン木質コージェネバイ

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基礎から学べる設備設計シリーズ / 空調設備編 1 空調設備の概要と種類 1 空調設備の概要と種類 1 講義のねらい 今や空調設備は 建物の機能を維持していくためには 不可欠な装備 要素となってい 5 10 る 適正な室内温熱環境及び空気環境を如何に 少ないエネルギーで実現させるかが大きな課題といえ

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4 推進体制別途添付いたします 5 公表の方法等 ホームページアドレス 閲覧場所 窓口で閲覧 所在地 冊 子 閲覧可能時間 冊子名 入手方法 その他

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信州しおじり木質バイオマス推進協議会 第1回熱利用部会

1/4 環境との共生を図る建築の実現 所在地 山梨県北杜市 主な用途 事務所 敷地面積 43, 延床面積 6,470 駐車場棟 エネルギー棟除く 構 造 木造 一部鉄骨造 階 数 2階建て 工 期 ゼロエネルギービルの実現 敷地は八ヶ岳南麓のなだらかな斜面

はじめに 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます この度は 屋根改修に際し 弊社 イソタンシステム ご提案の機会を賜りまこの度は 屋根改修に際し 弊社 イソタンシステム ご提案の機会を賜りました事を重ねて御礼申し上げます した事を重ねて御礼申し

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空冷式ヒートポンプチラー仕様書仕様書番号 ご使用先殿電源 200V 50/60Hz ご注文元殿始動方式圧縮機 : インハ ータ送風機 : インハ ータ用途冷暖房弊社工事番号 形名 EAHV-P4200A-STD ( 標準 ) 法定冷凍トン ユニット台数 1 台 冷房暖房

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用途別熱源の採用と 気候特性を活かした省エネ 株式会社ホテル新潟 ( ANA クラウンプラザホテル新潟 )

(2) ベースラインエネルギー使用量 それぞれの排出起源のベースラインエネルギー使用量の算定方法は以下のとおり 1) 発電電力起源 EL BL = EL ( 式 1) 記号定義単位 ELBL ベースライン電力使用量 kwh/ 年 EL 事業実施後のコージェネレーションによる発電量 kwh/ 年 2)

A 計算に使用したモデル ( 平面図 立面図 面積表 ) 自立循環型住宅設計ガイドライン設定モデル住宅 ( 一般モデル ) 木造 2 階建延床面積 m2 1~3 地域 4~7 地域 寒冷地モデル 温暖地モデル 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m] 部位 面積 [ m2 ] 長さ [m

「節電対策パンフレット」(家庭向け)

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発売の狙い 昨今の電力事情から節電に対する関心は高く 業務用エアコンにおいてもより一層の省エネ 節電を強く求められています また エネルギー効率が高い製品の使用を促進するために 省エネルギー法で 2015 年度に具体的に達成すべき基準値が定められています 当社は今回 機器本体の省エネ性の向上を図り

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建物概要 建物名称第二庁舎 所在地 埼玉県さいたま市浦和区高砂 3-5- 建物用途構造規模 庁舎 SRC 造地上 0 階 地下 2 階 建物概要 敷地面積建築面積延床面積 59, m2 3, m2 33,53.66 m2計 33,53.66 m2 竣工年月 熱源機器種類 熱源

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性能基準 計算ルート 性能基準 計算ルート の評価フロー項目 床 壁 天井等は断熱材以外にも色々な材料で構成されていますので 各材料の熱伝導率と厚さで熱抵抗値を求 め それを合算して各部位のを逆算します 計算で求める方法が3種 あらかじめ示された構成の数値で求 める方法が2種あります 面積を拾う 詳

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また ユーザーの意識向上 光熱水費の節減を図るため 光熱水使用量をエリア毎に見える化し 建物単位毎に計量可能な計画とする ( 各設備の計画 ) 6. 電気設備 1) 電力設備 1 特高受変電設備 : 最大電力の増大に伴い用途の異なるに特別高圧受変電設備を新設し 波及事故範囲の分散及び電源供給の信頼性

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カーボンニュートラル賞 業績の名称 電算新本社における環境配慮オフィスの実現 所在地長野県長野市大字鶴賀字河原 276 番 6 受賞名称カーボンニュートラル賞 ( 北信越支部 ) カーボンニュートラル賞選考支部名称 北信越支部 建物概要 応応募又募機は者関 業績の概要 支部選考委員長講評 延床面積 m2 階数地下 階地上 階塔屋 階 主用途 竣工年月日 代表応募者 機関 建築主 設計者 定性的な実績 省エネルギーへの取組み 工夫 自然採光 自然換気 床染み出し空調による放射冷却 井水放射冷却 ノンカーボンエネルギーによる空調負荷低減 低カーボンエネルギーへの転換 井水熱源ヒートポンプ デシカント空調への排熱温水利用 自然換気 ナイトパージ 屋上緑化 クールトレンチ 地下水利用の無散水融雪 定性的な実績 該当無し カーボンクレジット等 該当無し 定量的な実績 一次エネルギー消費量の省エネ率を算定するための参照値 ( ベースライン ) の根拠 出典名 稼働時間 負荷密度の高い利用特性のため 実態に合わせてシミュレーションにより標準ビルを算定 2,24(MJ/ 年 m2 ) 一次エネルギー消費量の業績の実績値 1,877(MJ/ 年 m2 ) 一次エネルギー換算係数根拠 省エネ法 9.76(GJ/ 年 kwh) CO 2 排出係数 出典名 / 電力 (t-co 2 /kwh) 中部電力環境経営データ集 二酸化炭素 (CO2) 排出量の推移より CO2 排出原単位 (213 年 ) による /.13(t-CO2/ 千 kwh) CO 2 排出量の合計 99(kg-CO2/ 年 m2 ) CO 2 削減率 事務所 213 年 3 月 株式会社日建設計 株式会社電算 9,81 株式会社日建設計 株式会社竹中工務店 高砂熱学工業株式会社 株式会社テクノ菱和 株式会社三晃空調 26.% ノンカーボンである自然のポテンシャルを徹底利用 をコンセプトの 1 つとして 長野という地域の寒冷かつ地下水が豊富である等の豊かな自然環境を最大限に活用し 種々の環境配慮技術を展開することで一つの秀逸なノンカーボン建築物の設計例を提示している カーボンニュートラル化を含む省エネルギー対策において 費用対効果を十分に検討し 建築物を設計することは重要な課題であるが 本業績では 多様な環境配慮技術を採用し 空調 照明 換気に係る 1 次エネルギーを標準ビルに比較して 4% 低減しており 地域の特性を利用したカーボンニュートラル建築物として高く評価できる 関与した建築設備士の言葉 長野を拠点とする情報サービス企業 株式会社電算の新本社ビルにおいて 環境配慮の実現を目指したものです まず 在籍率が高いオフィスにおける快適性の実現を目指しました 全面放射冷房や明るさ感を高める鉛直面発光照明などの熱と光の放射を活用した室内環境調整技術により 快適性を維持しながら負荷を低減しています また 吹抜を活用した奥行の小さいオフィス形状や 長野の豊富な地下水や冷涼な外気 自然光などを徹底活用により 長野の気候風土に根差した建築 設備計画としました 結果 稼働率の高い情報系企業のオフィスでありながら大幅な省エネルギーを達成しました 今後も建築設備士の立場から より良い運用に向けたサポートを継続し さらなる発展に貢献したいと考えます 一般社団法人建築設備技術者協会カーボンニュートラ賞運営委員会

業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨 自然の恵みを活かした低カーボンエネルギーによる室内環境の形成 株式会社電算は 長野県を基盤としてインフォメーションテクノロジーの研究開発に取り組み サービスとして提供する総合情報サービス企業である 旧本社の老朽化のため 長野市内にて新本社を建設するに至り 213 年 3 月に竣工した より一層の環境配慮が求められる時代背景の中 最先端の建築 設備技術により 地域の特性を活かした 先導的環境配慮モデルオフィスの実現 により地球環境への貢献を目指した 建築概要建設地 : 長野県長野市延床面積 :9,81 m2敷地面積 :4,939 m2規模 : 地上 階構造 : 鉄骨造 免震構造竣工 :213 年 3 月 空調設備概要井水ヒートポンプ冷暖同時空冷ヒートポンプモジュールチラー井水利用天井放射冷房デシカント空調機 + 二次側空調機 ( 単一ダクト VAV) による床染み出し空調 壁面 ( 西面 ) 奥行の浅いオフィス空間主開口部 ( 南北面 ) 庇 ( 南面 ) 自然換気給気口 ( 南北面 ) 8m 77m コミュニケーションボイド東西に長い平面 ( 自然採光 自然換気排気経路 ) 図 4- オフィス基準階平面図 壁面 ( 東面 ) N 1/4 衛生設備概要上水 雑用水 2 系統による加圧給水方式 ( 雑用水原水 : 雨水, 井水, 空調ト レン水 ) ヒートポンプ給湯 ( 厨房給湯 ) 電気設備概要高圧本線予備線電源受電方式部 LED による鉛直面発効照明 写真 4-1 南側外装 ( 庇 ) 写真 4-2 西 東側外装 ( 壁面 ) 写真 4-3 吹き抜け空間 1. 環境配慮手法 長野の恵まれた自然の 最大限の活用 建築 室内環境の工夫による 徹底的な負荷削減 明るさ感と全面放射による 快適性と省エネの追求 図 2- 電算新本社ビルの環境配慮手法

業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨 2. 空間全体の放射環境を調整する放射冷暖房システム 2/4 天井面の工夫 : 放射冷房に十分冷たい の冷水を熱源を使わずに井水から取り出して天井で利用 床面の工夫 : 新鮮外気を居住域に効率的に供給するとともに 床面からの放射効果を意図して計画 レターンスリット 3,2mm(1 スパン ) 鉛直面発光照明 ( スクリーンライト ) mmh 照明発熱 ( 天井裏 ) 窓面の工夫 : 夏季 中間期はコアンダ効果を活用したエアバリアファンにて南面の日射によるガラス表面温度の上昇を抑制 冬季は発熱ガラスにより放射環境を良好に保つ ガラス内表面温度センサー 窓面温度センサー 井水放射パネル ( 裏面断熱 ) 寸法 :2,mm mm ( 敷設率 8% 程度 ) 材質 : 亜鉛メッキ鋼板 ( パンチング.7mmφ) 断熱材: グラスウール 32K (PE 袋入 2mm 厚 ) パネル表面 流量 :.6L/min m 2 ( パンチング配置 ) 図 3-9 天井断面詳細図 パネル裏面 ( 断熱材 ) パネル内部 ( 水配管マット ) 発熱ガラス FL6+A12+EC6 ( ガラス内表面温度に基づき ON-OFF) 発熱なし時ガラス性能 熱貫流率 :2.W/m 2 K 日射熱取得率 :.7 吹出口 窓面風速はガラス内側近傍風速の実測結果 (214/8/29 11 時 ) による [+2.m].3m/s [+1.7m].9m/s [+.9m]1.6m/s [ 吹出口 +.1m] 1.9m/s 吸込口 図 3- 窓面の工夫 エアバリアファン ( 南面のみ ) ( 窓面温度に基づき ON-OFF) 床放射 床染み出し空調 天井放射 井水放射冷房 熱くない照明 窓放射 発熱ガラス エアバリアファン 図 3-6 全面放射冷暖房システムの概念図 床表面 :24 床表面 :24 図 3-16 染み出しカーペット 閉鎖時 開放時 ( 室内空気 :26 ) ( 室内空気 :2 ) OA フロア 図 3-17 手元開閉可能吹出口 図 3-18 冷房時の床面温度 図 3-19 暖房時の床面温度 3. 明るさ感を高めた光環境の形成 天井照明は 照明による適度な輝度面を鉛直に配置することで 人の明るさ感を高める計画とした 旧本社 ( 一般事務所ビル ) では 17W/ m2 新本社では曇天判断によるブラインド角度制御による昼光利用制御により 4~ 6W/ m2と大幅な省エネを図っている 図 3-34 明るさ感を高める照明 帯電防止シート 保護アクリルカバー ドットプリント ドットプリント ( 虚像 ) アクリルパネル 事務所内観 図 3-37 スクリーンライト詳細図

窓開放時間窓開放時間 [h/ [h] 月 ] 各月平均外気 井水利用熱量 [GJ/ 月 ] 業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨 4. ノンカーボンである自然のポテンシャルを徹底利用 3/4 井水の熱利用 ( 井水放射冷房 井水ヒートポンプ 融雪 ) 外気温度によらず年間を通じて 程度と安定している井水を夏季や放射冷房や空調熱源に 冬季は空調熱源や無散水消雪に利用 地中熱の利用 ( クール ヒートトレンチ ) 免震層内を通して外気取り入れを行うことで 夏季は 6 以上の冷却効果 冬季は 8 程度の加熱効果が得られた 外気の利用 ( 自然換気 ) 放射冷房を行いながら自然換気を行うシステムを導入 コミュニケーションボイドを介した重力換気により換気回数 6. 回 /h の自然換気やナイトパージが実施されている 水資源 ( 雨水 井水 ) の利用節水を図りながら 雨水と井水を雑用水に利用することで 雑用水のうち年間 97.2% の上水を削減している 水道本管 INV 冷却塔補給 加湿 手洗い 飲用 厨房 26L/min INV W.C. 洗浄 3L/min 26L/min 上水受水槽雑用水受水槽中間水槽還元水槽雨水貯留槽 (2m 3 ) (18m 3 ) (4m 3 ) (m 3 ) (12m 3 ) 図 4- 給水システムフロー図 揚水井戸 ( 上流側 ) 井戸径 A 配管径 1A 井戸ピット深さ :G.L.-1m サクション深さ :G.L. -36m 1m 程度 還元井戸 ( 下流側 ) 井戸径 3A 配管径 1A 井戸ピット深さ :G.L.-1m 注入管下端 :G.L. -32m 図 4-12 揚水井戸と還元井戸の配置 水 空調ドレン排水 ( 一部 ) 雨水ろ過 L/min 26L/min 熱利用後井水 雨水 ( 屋上より集水 ) 19 井水放射冷房 17 17 19 還り空気 16 18 3 CO2 制御 パネル表面 21 4 居住域 28 免震層からの 34 外気デシカント ( 除湿 ) 床表面 24 1,68L/min 空調機 12 ( 二次冷却 ) 21 床染み出し空調 自然換気 ( 中間期 ) 井水ヒートポンプ空冷 HP ( 計 7kW) + モジュールチラー ( 追いかけ ) 19 26 1,68L/min 26L/min 18 雑用水利用 1,42L/min 揚水井戸汲上水槽 揚水井戸汲上水槽 4 3 2 1-1 -2 還元水槽 還元井戸 図 4-1 設備システムフロー ( 夏季 ) 還り空気 18 CO2 制御発熱居住域 2 窓表面ガラス 免震層からの - 19 外気 デシカント 床表面 ( コイル凍結防止 ) 1,43L/min 空調機 4 ( 加熱 ) 27 床染み出し空調 自然換気 閉 井水ヒートポンプ 空冷 HP ( 計 446kW) + モジュールチラー ( 追いかけ ) 13 6 1,68L/min 26L/min 12 11 雑用水利用 L/min 1,42L/min 1 無散水融雪 還元水槽 還元井戸 井水温度と利用熱量の月別推移図 4-11 設備システムフロー ( 冬季 ) 井水ヒートポンプ利用熱量 放射パネル利用熱量 融雪利用熱量 外気温度 ( 各月平均 ) 汲上水槽内井水温度 ( 各月平均 ) 4 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月は竣工直後のため 運転調整段階であった 図 4-13 井水温度と利用熱量の各月実績 3 2 1 - 西側外気取入口 ( 空調機へ ) 東側外気取入口 ( 空調機へ ) ( 最大風量 3,m3/h) ( 最大風量,m3/h) 3m 程度 免震層外周のクリアランス部は外気取入口 (1 階より ) ゴムにより密閉図 4-16 免震層内平面図 排気口 ( トップライト ) 会議室他 給気口 ( ペリカウンター内 ) ボイド S 食堂他 エントランス他 図 4-2 自然換気ルート N クールトレンチによる温度への影響クールトレンチによる温度への影響クールトレンチによる温度への影 (213/7/26) (213/7/26) 響 (214/1/27) 外気西 OA 吸込外気東 OA 西吸込 OA 吸込外気東 OA 西吸込 OA 吸込東 OA 吸込 3 3 外気 3-6 1 3 +8 西 OA 吸込 6 12 18 24 2 - [ 時 ] 2東 OA 吸込 -1 : 3: 6: 6 9:12::18:21: 12 18 24 夏季 (213/7/26) 冬季 (213/1/26) : 3: 6: 9:12::18:21: 図 4-17 クールヒートトレンチによる外気の冷却 加熱効果 2 1 自然換気窓の開放時間 2 階北側 2 階南側 3 階北側 3 階南側 4 階南側外気温度 : ナイトパージ時間 年間自然換気時間 2 階北側 :48h 2 階南側 :22h 3 階北側 :26h 3 階南側 :62h 4 階南側 :43h 3 月 4 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月図 4-22 自然換気窓の各月開放時間 (213 年度 ) 3 2 1-1

延床面積あたり一次エネルギー消費量 [MJ/m 2 月 ] 消費電力 [W/m2] [W/m 2 ] 消費電力 [W/m2] 延床面積あたり一次エネルギー消費量 [MJ/m 2 月 ] 消費電力 [W/m2] [W/m 2 ] 消費電力 [W/m2] 年間空調負荷 [GJ/m 2 年 ] ピーク冷房負荷 [W/m 2 ] 業績の概要とカーボンニュートラル化に係わる取り組みの要旨. 自然採光と太陽光発電の両立 シースルー太陽光パネルによる空調負荷低減効果 4/4 トップライトから入射する太陽光線に対して 自然採光 発電 日射遮蔽を同時に行う 写真 4-4 トップライト パネル仕様 定格能力 :6kW 熱貫流率 :.8W/m 2 K 日射遮蔽係数:.33 パネルによる遮蔽効果 発電自然採光 図 4-6 シースルー太陽光パネル概念図 6. ノンカーボンエネルギーによる空調負荷の低減 16. 14. 12. 1. 8. 6. 4. 2.. 年間冷房負荷空調負荷最大値 ガラス ( フロートガラス 8mm) 年間空調負荷 61% 減 年間暖房負荷 シースルー太陽光パネル 1,4 1,2 1, 8 6 4 2 図 4-8 シースルー太陽光パネルによる吹抜空間の空調負荷低減効果 図 4-9 発電量実績 (213 年 6 月平均 ) 中間期 : 自然換気が有効な場合は1% ゼロエネルギーにて空調 夏季 : デシカント空調の運転により除湿を行い結露負荷を処理 自然換気が利用出来ないときは外気温度との差が大しづらくする 放射パネルへの送水温度を下げて運用きくなり地中熱による処理熱量が増加コイル処理熱量の変化 (3 階南側 1/27) し放射パネルによる処理熱量がW/m 2 に増加 放射パネ 冬季 :OA 機器発熱が高いため 外気冷房によって日中の冷コイル処理熱量の変化 (3コイル処理熱量の変化(3 コイル処理熱量の変化 (3 コイル処理熱量の変化ルを24 時間運転することで立上がり負荷を低減 (3 階南側 7/) コイル処理熱量の変化 (2 水を使わずに冷房負荷処理 地中熱により加熱負荷も低減コイル処理熱量の変化階南側 /16) (3 階南側 /27) DEC-31プレクールコイル処理熱量の変化 (3 階南側 放射パネル処理熱量 7/3) 自然換気階南側 /21) 階南側 1/27) 階北側 1/29) クールトレンチ自然換気空調機冷却自然換気デシカント一次冷却放射パネル処理熱量外気冷房井水 ( 放射パネル ) 自然換気 DEC-31 地中熱 ( クールトレンチ温水コイル ) AHU-31 空調機加熱自然換気 DEC-31プレクール外気冷房外気 ( 外気冷房 ) 外気 ( 自然換気 ) AHU-32 処理熱量デシカント加熱デシカント再生加熱外気冷房外気冷房 18 18 18 18 18 18. 18. 処理熱量処理熱量外気 ( 自然換気 ):-67W/m2 外気 ( 外気冷房 ):-21W/m2 地中熱 :-34W/m2 地中熱 :-33W/m2 214/1/29( 冬季 3 階南側 ) 6214/1/29( 冬季 2 階北側 ) 外気 ( 外気冷房 ):-21W/m2 18 地中熱 :-3W/m2 井水 :-28W/m2. 井水 :-W/m2.18... 地中熱 :-1W/m2 井水 :-32W/m2 ( 時 ) -62W/m2 (11 時 ) -83W/m2 外気 ( 外気冷房 ):-1W/m2 外気 ( 外気冷房 ):-9W/m2 12 12 井水 :-18W/m2 12 (12 時 ) 12 12 12. 12 12. 12 12. ( 時 ) -83W/m2 (-38%) (-4%) (. 時 ) 12. (13 時 ). 9 9-116W/m2 912 (-7%) 9 9 9. 9 9. 12. 9 9. 9. 外気 ( 自然換気 ) 12 デシカント加熱 (-1%) -1W/m2 12. 6 6 6 9 6 デシカント再生加熱 96 6. 6 6. 9. 6 6. 9. (-1%) 6. -9W/m2 6 3 3 3 3 3 6 空調機加熱 6. 6. 3 3. 井水 HP 排熱利用 : 3 3. 3 3. 3. (-1%) 3. 3 3...... /21-3 -W/m2(9 時 ) 地中熱井水外気. -3. ( クールトレンチ ) デシカント一次冷却 - -3-3 ( 放射パネル ) ( 外気冷房 -3 ) -3-6-3-3. -3-3. -3-3. -6. 空調機冷却 -3. -3 W/m2-9 -3. -9. -6-6 -6-6 -6-6. -6-6. -6-6. -6. -6 6 12 18 6 12-12 (-1%) 6 12 18 18 6 12 18-6. -12. - 1 214//16 ( 中間 2213//27( 中間期 ) 3213/7/( 夏季 - ) 4214/8/29( 夏季 )-9-9 -9-9. -. -13W/m2 (-17%) -9. 24W/m2 期 ) 放射冷房 自然換気デシカント除湿なしデシカント除湿あり -12 - 地中熱 :-24W/m2 (-16%) -12-12. 地中熱 :-13W/m2-12. 放射冷房 自然換気併用なし 24 時間放射冷房 12 (1 時 ) (14 時 ) 一次エネルギー消費量の月別推移 (24h) 自然のポテンシャルによる空調負荷低減効果併用あり ( 処理熱量 ) の算出方法 - - - -. -. 井水( 放射パネル ) : 放射パネル熱交換器の往還温度差と送水量から算出 地中熱( クールトレンチ ): 外気温度と空調機入口空気のエンタルピー差と導入外気量から算出全体合計 外気( 外気冷房 ) : 外気温度と室内空気のエンタルピー差と導入外気量から算出 外気( 自然換気 ) 1,921MJ/m : 表 4-2 の結果より算出した各階の流量係数の平均値 2 年 (1%) (.) と室内外空気の温度差を用いて各時間帯の自然換気量を算出 ( 風力換気の影響はないものとした ) 空調 照明 換気算出した自然換気量と室内外空気のエンタルピー差から算出 2 1,8MJ/m 2 年 (2%) 照明消費電力の推移消費電力の推移 サーバー他図 6-21 自然のポテンシャルの活用による空調負荷低減効果 (3 階南側 ) ( 冬季電力ピーク日 ( 冬季電力ピーク日 913MJ/m 2 年 (48%) 214/1/1) 214/1/1) 7. エネルギー CO 2 排出量実績 人員密度とOA発熱 稼働時間は一般事務所ビルと比べ大きく稼働率が高い 空調 換気 照明のみで標準ビルと比較すると-4% の省エネルギー 省 CO 2 効果である 1 1 大部屋部分の空調負荷特性電化厨房 : 食 / 日 ( 新本 4 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 213 年度 ( 竣工 1 年目 ) 熱源空調搬送 ( ポンプ ) 空調搬送 ( ファン ) 発熱ガラス PAC 照明一次エネルギー消費量の月別推移衛生 給湯(24h) サーバー厨房 EV その他 全体合計 % 7% 13% % 1,921MJ/m 2 年 (1%) 前年度同月からの 7% 空調 照明 換気 11% 削減率 2 1,8MJ/m 2 年 (2%) 12% サーバー他 29% 2% 913MJ/m 2 年 (48%) -1% 6% -3% 2% 6% -18% -4% -18% サーバー容量 7kVA サーバー容量 7kVA 電化厨房 : 食 / 日 ( 計画値 ) ( 計画値 ) 4 月 月 6 月 7 月 8 月 9 月 1 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 月 6 月 7 月 8 月 213 年度 ( 竣工 1 年目 ) 214 年度 ( 竣工 2 年目 ) 熱源 図 6-12 ビル全体一次エネルギー消費量実績空調搬送 ( ポンプ ) 空調搬送 ( ファン ) 発熱ガラス PAC 照明 衛生 給湯 サーバー 厨房 2 照明 2 階 3 階 1 1 照明消費電力の推移 ( 中間期休日 213//26) 2 3 階 2 階 3 階 消費電力の推移 ( 中間期休日 213//26) 2 階 1: 7: 6 13: 12 19: 18 1: 7: 6 13: 12 19: 18 24 2 階図 3-1 面積あたり消費電力の推移 3 階 2 階 3 階 [ 時 ] ( 平日 214/1/1(213 年度ピーク日 )) 照明 2 2 3 階 2 階 1 1 空調搬送 ( ポンプ ) 熱源 6 12 18 6 12 18 24 1: 7: 13: 19: 1: 7: 13: 19: [ 時 ] 図 3-2 面積あたり消費電力の推移 ( 休日 213//26) 空調搬送 ( ファン ) PAC 1 標準ビル空調 照明 換気 : 1,486MJ/m 2 年 [1%] 2 電算新本社 照明衛生 給湯 サーバー厨房 建物全体 : 2,24 MJ/m 2 年 (133kg-CO 2 /m 2 年 ) [1%] EV その他 1,877 MJ/m 2 年 (99kg-CO 2 /m 2 年 ) 816MJ/m 2 年 [%] [74%] 1, 1, 2, 2, 3, 一次エネルギー消費量 CO 2 排出量 [MJ/m 2 年 kg-co 2 /m 2 年 ]