目次 第 1 事業活動報告 1 公益目的事業 (1) 都市空間における緑花増進事業 ( 普及啓発 調査研究 ) (2) 公園緑地の利活用促進と植物に関する知識の普及と理解の増進事業 1 鳥屋野潟公園 ( 新潟県スポーツ公園 ) 大潟水と森公園の利活用の促進事業 2 植物園における植物に関する知識の普

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平成16年度センター事業計画について

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

緑化啓発事業

平成16年度センター事業計画について

緑化啓発事業

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

スライド 1

平成 27 年度第 2 回通常理事会議決 平成 28 年度 事業計画書 平成 28 年 4 月 1 日から 平成 29 年 3 月 31 日まで 公益社団法人日本植物園協会

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第3節 重点的な取り組み

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

施策吊

( 案 ) 平成 29 年月日 旭川市長西川将人様 中央 新旭川まちづくり推進協議会 会長 平成 29 年度中央 新旭川地域のまちづくりに関する提言書 提言事業 : 囲碁による地域づくり事業 ( 主体的な地域づくり事業 ) 松野和彦 中央 新旭川まちづくり推進協議会 ( 以下 中央 新旭川まち協 と

東京都江戸東京博物館

法人名 ( 団体名 ) 公益財団法人川崎市公園緑地協会 所管課 建設緑政局緑政部みどりの企画管理課. 本市が法人に求める経営改善及び連携 活用に関する計画 4 カ年計画の目標緑の保全と緑豊かな街づくりの推進及び公園緑地の円滑な運営を通して市民に健全な利用の促進を図り 潤いと安らぎのある街づくりを行う

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別紙 町田市観光まちづくり リーディングプロジェクト ( 案 ) 町田市

資料 3 ー 1 環境貢献型商品開発 販売促進支援事業 環境省市場メカニズム室

平成 30 年度第 1 回新潟市花育推進委員会 次 第 日時平成 30 年 7 月 26 日 ( 木 ) 午前 10 時 ~ 会場食育 花育センター講座室 A 1 開会 2 議事 (1) 第 2 次新潟市花育推進計画の進捗状況について (2) 平成 30 年度花育推進事業について 食と花の推進課 食

開催概要 基調講演 創造的官民連携のまちづくり 北広島市の将来と使命 宮脇淳 ( 北海道大学大学院法学研究科教授 ) 官民連携 スローブランド スポーツハブ などをキーワードとしながら これからの北広島市の発展に必要なこと また北広島市に求められる役割などについてご講演いただいた プレゼンテーション

1 自然に対する関心 (1) 自然に対する関心 平成 24 年 6 月 平成 26 年 7 月 関心がある( 小計 ) 90.4% 89.1% 非常に関心がある 29.5% 21.9%( 減 ) ある程度関心がある 60.9% 67.2%( 増 ) 関心がない( 小計 ) 8.8% 10.5% あま

し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

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ボランティア行動等実態調査【速報】

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下


弦打校区コミュニティ協議会会則 ( 名称及び組織 第 1 条この会は, 弦打校区コミュニティ協議会 ( 以下 協議会 という ) と称し, 協議会の区域内に居住する個人および所在する法人ならびに別表 ( 組織図 ) に掲げる構成団体等で組織する ( 目的 ) 第 2 条協議会は, 住みよい地域社会の

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公益目的支出計画実施報告

「(仮称)姫路市地域IT基本計画」の概要について

(2) 学校給食用物資の取扱予定数量 分類 平成 29 年度 平成 28 年度 増減 基本物資 ( 主食 ) 取扱数量 パン 17,476,000 食 17,861,000 食 385,000 食 米飯 82,894,000 食 82,695,000 食 199,000 食 めん類 9,900,00

活動状況調査


平成 26 年度 事業報告書 社会福祉法人山梨県共同募金会

第 1 部 施策編 4

数値目標 KPI 山口ゆめ花博の山口きらら博記念公園県外からの入場者数の年間利用者数 年月 申請時 - 57 万人 平成 28 年 12 月 初年度 - 57 万人 平成 30 年 3 月 2 年目 6 万人 87 万人 平成 31 年 3 月 3 年目 - 67 万人 平成 32 年 3 月 対象

00-理:理事会議事次第案 ( )


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2. 環境調査の経過報告について 7 月 25 日から開始している環境調査につきまして 夏調査 (8 月 3 日 ~8 月 6 日調査 ) の結果をご報告いたします 報告内容 期間 / 平成 30 年 7 月 25 日 ( 水 )~ 平成 31 年 7 月 10 日 ( 水 ) 内容 / 植物調査及

2018 年 7 月 11 日 公益財団法人日本バスケットボール協会平成 30 年度第 3 回理事会報告 日時 :2018( 平成 30) 年 7 月 11 日 ( 水 ) 13:30~15:30 会場 :JBA 会議室 報告内容 1. コーチライセンス制度の改定について 2. トップリーグ外国籍コ

により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

第2回予定者

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2019 年度 JAF 主催大会概要及び新規追加 変更事項 2019 年 2 月 18 日作成 Ⅰ. 重要事項 1 公式競技シニア 3 女子シングル部門の 2 分化に関して 出場選手数の増加に伴い 2019 年度は従来のシニア 3 女子シングル (45 才 ) をシニア 3 女子シングル A(45

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2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 事業計画書 協会自主事業 公益財団法人和歌山県国際交流協会

検定 2 級又は 3 級の課題を基に 熟練技能者をインストラクターとした実技指導を行います 実施時期 : 平成 31 年 6 月から平成 32 年 2 月まで 実施 ( 予定 ) 職種 : 園芸装飾 フラワー装飾など (3) 熟練技能者の派遣によるものづくり体験教室の実施ものづくりマイスターの対象に

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寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

8 入館者訂正版

CAMPUS TOPICS キャンパス内における完全分煙化の実施について 喫煙は本人の健康を害するだけでなく 周囲の者の迷惑にもなる 大学は未成年の学生を含め 多くの人が集まる公共性の高い場である 本学はキャンパス内に併設幼稚園 小 中 高等学校があり 周囲への配慮が一層求められる 関西大学は 大学

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オリンピック パラリンピック東京大会におけるホストシティ タウン構想に係る自治体における国際交流の取組についてのアンケート 1. 調査概要配布先 : 都道府県 市区町村時期 : 平成 26 年 9 月 30 日 ~10 月 30 日 ( 年内にとりまとめ ) 調査趣旨 : 2020 年オリンピック

2. 住民アンケート調査 以下の既往のアンケート調査から 都市計画及びまちづくりに関する住民ニーズや方向性等を以下の とおり把握 解析する (1) 第 2 次長久手町土地利用計画策定にあたってのアンケート調査 1 調査の概要 調査対象は 町内在住住民及び市街化調整区域の土地所有者とし それぞれ 2,

公益財団法人和歌山市文化スポーツ振興財団 ( 財団法人和歌山市都市整備公社から名称変更 ) 経営健全化 ( 自立化推進 ) 計画 ( 平成 22 年度 ~ 平成 25 年度 ) 取組結果報告 取組結果報告における各取組の最終進捗結果の説明区分基準 A ほぼ予定どおり 若しくは予定以上に進んだ B 取

包括規定 案

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

資料 目 次 事業方針 実施計画 みんなで福祉の風土を広げよう 住民 関係機関 団体のネットワークで身近な福祉活動を進めよう 一人ひとりの安全で安心な暮らしを守ろう Ⅳ 推進基盤の強化 主な年間行事等

大会名 平成 0 年度全日本ジュニアテニス選手権 U8 石川県大会 主 催 石川県テニス協会 公 認 北信越テニス協会 主 管 石川県高等学校体育連盟テニス部 開催日 平成 0 年 5 月 日 ( 日 )-4 日 ( 月 ) 会 場 辰口丘陵公園テニスコート

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

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平成29年度 事業報告書

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大会名 平成 9 年度全日本ジュニアテニス選手権 U8 石川県大会 主 催 石川県テニス協会 公 認 北信越テニス協会 主 管 石川県高等学校体育連盟テニス部 開催日 平成 9 年 5 月 日 ( 木 -5 日 ( 土 会 場 辰口丘陵公園テニスコート

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利


( 第 1 号様式 第 9 関係 ) 受付整理番号 平成 26 年度長期 東京芸術文化創造発信助成助成金交付申請書 公益財団法人東京都歴史文化財団理事長日枝久殿 1 2 申請団体名 : 団体 ( 事務所 ) 所在地 : ***-**** 東京都 区 **-**-** ビル *** 号室 代表者役職

トヨタの森づくり 地域・社会の基盤である森づくりに取り組む

自治労福島県職員労働組合退職互助会規約(抄)

平成23年度の具体的な行動計画(アクションプラン)策定調書

平成 29 年度事業報告 1. 事業概要 北広島市シルバー人材センターは 昨年 設立 30 周年 の記念の年で 多くの会員の皆様のご協力のもと 記念式典 祝賀会 記念誌発行 など各事業を終えることができました 30 年を迎えた意義を十分に認識し更なる発展に努めてまいります センターでは 会員の経験や

経営課題 1 主な経営課題について 現状 データ 区民モニター : あなたにとって住民同士の つながり や きずな があると感じますか ( 単位 :%) 年代別 問 6 1. 感じる 2. ある程度感じる 3. あまり感じない 4. 感じない無回答 全体

基本方針 2-1 観光資源の有効活用〇歴史 スポーツ 自然など 恵まれた観光資源を活用し 世界に向けた積極的な情報発信や意見交換の場の整備を行います 〇文化 芸術資源のデジタルアーカイブ 33 化により 資源の保護を進め インターネット上での有効活用も行います 2-2 活力ある産業〇ホームページ等の

地域社会武道指導者研修会 ( 弓道 ) 県内の指導者を対象に, 武道の普及振興, 指導者の資質向上を図る武道研修会を行います 開催日 :10 月 14 日 ( 土 )~15 日 ( 日 ) 場所 : 弓道場 10 月 1 回実施します 対象 : 小学生以上開催日 :10 月 18 日 ( 水 ) ス

平成18年度 女性と生涯学習財団事業報告書

資料2 会議・イベントにおけるカーボン・オフセットの現状

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目次 1 当法人に関する事項 (1) 事業の計画 (2) 損益の計画と財産の見通し (3) 主要な事業内容 (4) 会員に関する事項 (5) 職員に関する事項 (6) 役員会等に関する事項 (7) 対処すべき課題 2 役員等に関する事項 (1) 理事 (2) 監事 (3) 評議員 1

緑のカーテン普及計画書

平成24年度 事 業 計 画

座間市自治会総連合会規約 第一章総則 ( 名称 ) 第 1 条本会は 座間市自治会総連合会 ( 以下 市自連 という ) と称する ( 事務所 ) 第 2 条市自連本部は 座間市役所ふれあい会館内に置く 第二章事業と目的 ( 目的 ) 第 3 条市自連は 地区自治会連合会 ( 以下 地区自連 という

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

4 第 4 回 日時 1 月 28 日 ( 木 )18:00~19:40 場所 県民総合運動公園陸上競技場内 1 階 113 会議室 出席者 16 人 議題 平成 28 年度新規加入クラブについて 平成 28 年度事業計画 ( 案 ) について 平成 28 年度予算 ( 案 ) について 第 7 回

Transcription:

平成 28 年度 事業報告書 公益財団法人新潟県都市緑花センター

目次 第 1 事業活動報告 1 公益目的事業 (1) 都市空間における緑花増進事業 ( 普及啓発 調査研究 ) (2) 公園緑地の利活用促進と植物に関する知識の普及と理解の増進事業 1 鳥屋野潟公園 ( 新潟県スポーツ公園 ) 大潟水と森公園の利活用の促進事業 2 植物園における植物に関する知識の普及と理解の増進事業 2 収益等事業 (1) 公園施設等付帯収益事業 (2) 野球場施設付帯収益事業 (3) 書籍の販売 発行 (4) スタジアム 野球場施設貸出事業 第 2 財団運営 1 理事会 評議員会の開催状況 2 コンプライアンス体制

第 1 事業活動報告 1 公益目的事業 (1) 都市空間における緑花増進事業 ( 普及啓発 調査研究 ) 緑や花に関する普及啓発活動 調査研究事業を行うことで都市空間に潤いをもたらす緑の重要性を県民に認識してもらい 緑豊かな町づくりを進めていくことを目的とする 1 都市緑花の普及啓発事業 ( ア ) 県民の緑化活動支援事業 (a) 花と緑のパートナーづくり事業子どもたちや地域住民が行う緑化事業を支援することによって都市緑化の意識啓発及び公共施設等の緑化を促進するため 都市部や主要な観光地の県管理施設や市町村管理の小中学校におけるボランティア団体 民間団体や学校等が実施する緑化活動に対して助成を行った 内訳 募集期間: 平成 28 年 4 月 1 日 ~ 平成 28 年 10 月 31 日 助成団体数:5 団体 助成額:1,060 千円 ( 樹木 54 本 花苗等 15,480 個 ) (b) 花と緑のアドバイザー派遣事業県内各地の緑化団体 地域団体や学校関係などが実施する講習会などが より活発に開催され 緑化の普及 啓発が促進されることを目的として 団体からの申請に応じて 緑花センターが認定した 花と緑のアドバイザー を講師として派遣した 内訳 派遣回数:72 回 報償費金額:884 千円 登録している花と緑のアドバイザーの有効な活用によるさらなる緑化の普及 啓発を図ることを目的として 外部団体との連携などにより 指定管理施設や指定管理施設以外の施設で講座を実施する 花と緑の教室 においても 花と緑のアドバイザーによる講座 講習を実施した センター等における活用:66 回 外部団体との連携などによる活用:85 回 ( イ ) 緑化の普及に関するコンテスト実施事業 (a) 写真コンテスト開催事業 新潟県内の国営 県立都市公園の魅力的な風景 まちなかの緑や花を題材とした写真 - 1 -

を広く募集し 公園に対する愛着や親しみ まちなかの緑に対して意識してもらい 公園利用の促進や緑化の普及啓発に寄与することを目的にコンテストを開催した また 入賞作品は フラワーウェーブ会場 ( 新潟日報メディアシップ ) 及び新潟県立植物園に展示した 4 月以降も県庁西回廊 18 階展望ギャラリー 大潟水と森公園 新潟県スポーツ公園 紫雲寺記念公園 ( 紫雲の郷 ) 等において 巡回展示を行う予定である 募集期間: 平成 28 年 11 月 14 日 ~ 平成 29 年 1 月 10 日 応募総数:308 点 ( 都市公園部門 126 点 まちなかの緑花部門 128 点 モバイル デジタル部門 54 点 ) ( ウ ) 広報事業花と緑の情報誌グリーンスケッチを年 4 回発行し ( うち夏号はデジタル版のみ ) 県内の団体が行った緑化活動等を取り上げたほか 花や緑に関する催し物の情報を掲載した また イベント等にブース出展し 花や緑に関する体験教室を行いながら センター及び緑化のPR 活動を行った ( エ ) 緑化イベントの開催業務第 29 回新潟県都市緑花フェアに共催したほか フラワーウェーブ新潟 2017 実行委員会に参画した センターが行う新潟県スポーツ公園フェスタ デンカビッグスワン新春フェスタにブースを出展し 植物を素材とした体験教室を行った また にいつ花ふるフェスタに協賛してブースを出展し センターのPR 活動及び植物を素材とした体験教室を行った 2 調査研究事業 ( ア ) 都市空間における緑の量と質に関する調査研究 新潟街路樹指針 の策定及び 街路樹のあり方シンポジウム の開催に向けた情報収集業務の一つとして 新潟市 ( 中央区 江南区 ) が管理する2 路線 14 本の街路樹で生育調査 ( 基盤調査 追跡調査 試験施工 ) を行った 3 芝生研究所 ( ア ) 芝生地に関する調査研究新潟県スポーツ公園の多目的運動広場 ( 南エリア ) において 利用過多によりノシバの生育が不良となり雑草の混入が見られる箇所にティフトンを植栽し その後の経過を調査した ( イ ) 校庭芝生化の普及事業 保育園 幼稚園を対象とした園庭芝生化については 新潟市 新発田市の 3 園につい て新規モデル園として芝生化を実施し 追跡調査を行った 前年度以前に芝生化を行っ - 2 -

た保育園 幼稚園についても追跡調査を行った 新規芝生化園 園 名 対象面積 市町村 植栽日 このは保育園 105m2 新潟市 7 月 22 日 あおばこども園 225m2 新発田市 7 月 21 日 松の実第二こども園 285m2 新潟市 7 月 19 日 (2) 公園緑地の利活用促進と植物に関する知識の普及と理解の増進事業より多くの人が満足できる適切な公園管理を企画 実施するとともにアンケート調査等を通して 利用者ニーズを把握し より一層県民に親しまれる公園となるよう 行政と利用者をつなぐ役割を担うことを目的とする 1 鳥屋野潟公園 ( 新潟県スポーツ公園 ) 大潟水と森公園の利活用の促進事業 ( ア ) 各種イベント等の開催県民に愛される公園を目指し 多くの方に公園に来て楽しんでもらう事を目的とし 季節ごとにイベント等を開催し 地域の活性化や公園の魅力の発信を行った 鳥屋野潟公園 4 月 17 日 第 5 回 3 時間ファンランリレーフェス ( 新潟スタジアム ) 300 人 5 月 3 日 芝生を思い切り楽しもう ( 新潟スタジアム ) 300 人 6 月 12 日 はな * はなフェスタ in 新潟県スポーツ公園 ( 園地 ) 1,000 人 6 月 26 日 2016 新潟県スポーツ公園フェスタ 28,000 人 7 月 2 日 バブルラン2016in 新潟 3,000 人 8 月 7 日 スタジアムから花火をみよう ( 新潟スタジアム ) 800 人 9 月 6,7,14 日平成 28 年度秋季市長杯兼エコスタ杯争奪軟式野球大会 ( 野球場 ) 180 人 10 月 1 日 デンカビッグスワンカップリレー ( 新潟スタジアム ) 4チーム 10 月 16 日はな * はなフェスタ in 新潟県スポーツ公園 ( 園地 ) 960 人 12 月 4 日 小学生ベースボールクリニック2016( 野球場 ) 300 人 1 月 15 日 新春フェスタ2017( 新潟スタジアム ) 4,000 人 大潟水と森公園 4 月 16 日 さくらまつり 5 月 5 日 こどもの日まつり 10 月 8 日 9 日 特盛 3しょくフェスタ ( 開園 15 周年記念イベント ) 1 月 29 日 雪あそびまつり - 3 -

( イ ) スポーツを通した公園の利活用促進業務競技者の技能向上の機会を提供するとともに スポーツ競技の普及を図ることにより県民の余暇活用の支援と健康増進に寄与することを目的とし 各種講習会 スポーツ教室を開催した 鳥屋野潟公園 スポーツ公園でエクササイズ ( 園地 ) 43 回 ノルディックウォーク教室 ( 園地 ) 7 回 太極拳 ( 園地 ) 14 回 野球教室 ( 野球場 ) 121 回 ヨガ教室 ( 野球場 ) 12 回 ( ウ ) 公園を活用した教室 観察会の開催 鳥屋野潟公園では 鳥屋野潟 大潟水と森公園では潟周辺の豊かな自然 植物に触 れ 学ぶ機会をつくるため また 公園が交流の場となるように各種教室を開催した 鳥屋野潟公園 各種教室開催 23 回 ( イ ) の講座を除く主な教室野鳥観察会 3 回 鳥屋野潟でネイチャーゲームを楽しもう 7 回ハーブ教室 4 回 ( 内 1 回荒天中止 ) 他工作教室など 大潟水と森公園 よろず塾 64 回健康づくり教室 園内の植物調査 絵本読み聞かせなど 潟来さんぽ 11 回園内の自然観察会など ( エ ) 公園を活用した地域コミュニティの形成 公園が地域住民や利用者同志の連携活動の場となるよう お互いの理解を深め 協 力 連携し 各種活動を行う 鳥屋野潟公園 公園サポーター活動 53 回 地域団体との連携活動 4 回 ながたの森を愛する会 - 4 -

スポーツ公園ボランティア活動 9 回 大潟水と森公園 公園サポーター活動 87 回 ( オ ) 高品質なスポーツターフの提供 芝生保護技術特許の取得 芝生保護用マットとこれを用いた保護構造 平成 25 年 11 月 8 日特許庁の登録原簿登録特許技術の活用芝生保護用マット使用施設 日産スタジアム ヤンマースタジアム長居 ( カ ) 大規模施設の有効活用事業 新潟スタジアム 588,346 人 主な利用 Jリーグ 18 試合 372,232 人 2016ジャパンパラ陸上大会 6 月 4 日 ~5 日 3,000 人 第 37 回全日本マスターズ陸上競技選手権大会 9 月 17 日 ~19 日 6,100 人 野球場 301,734 人 主な利用 プロ野球公式戦 6 月 14 日横浜 vs 日本ハム 19,531 人 北信越 BCリーグ 10 試合 18,065 人 高校野球 40,584 人 AKB48 45th シングル選抜総選挙 6 月 18 日 35,541 人 音楽と髭達 2016 C mon OTOHIGE- 8 月 27 日 27,356 人 2 植物園における植物に関する知識の普及と理解の増進事業 ( ア ) 植物園の魅力を増進させる事業 (a) 植物コレクションの充実植物園開園 20 周年 ( 平成 30 年 ) に開園予定のシャクナゲ園およびにいがた自然園のオープンに向け 樹高 3~4m 程の大株のシャクナゲの古品種 110 本の新潟県植栽事業に協力したほか 県内に自生する植物 158 種を収集した その他 企画 - 5 -

展示用にハーブやシャクナゲ アザレア等 京都府立植物園より絶滅危惧種のアマミアセビ13 株 農水省農業生物資源サブバンク事業として 農研機構九州沖縄農業研究センターよりアザレア30 品種を導入した 収集植物 341 種 (b) 植栽の充実園地の一層の充実を図るため 新潟の絶滅危惧植物を含む自生植物やシャクナゲの大株 サクラ並木を充実するためのサクラを植栽した 熱帯植物ドームでは コーヒーノキ数品種やマダガスカル産のバオバブ パパイヤ パッションフルーツの仲間などを導入した ( イ ) 植物に関する普及啓発事業 (a) 温室内展示の充実 観賞第 2 温室の企画展示 期間 企画展名 (3 月 2 日 )~4 月 3 日 にいがたの花チューリップ展 4 月 6 日 ~5 月 15 日 にいがたの花シャクナゲ ツツジ展 5 月 18 日 ~7 月 10 日 ハーブ展はじめの一歩 7 月 13 日 ~9 月 4 日 食虫植物展 食虫植物と謎解き探検 9 月 7 日 ~11 月 13 日 工芸と植物 11 月 16 日 ~12 月 25 日クリスマス展 1 月 4 日 ~2 月 19 日 にいがたスプリングガーデンショーアザレア展 2 月 22 日 ~3 月 20 日 にいがたスプリングガーデンショーチューリップ展 3 月 23 日 ~3 月 31 日 にいがたスプリングガーデンショーシャクナゲ ツツジ展 (b) 花と緑の教室開催事業花と緑の教室 52 回主な教室 植物園花散歩 11 回 マツの剪定 食虫植物を育ててみよう 寄せ植え教室 季節の飾り( クリスマスリース ミニ門松ほか ) など (c) 園芸相談受付業務植物の育て方についての相談を受ける窓口として 花と緑の相談コーナー を開設した - 6 -

専任相談員による相談所の開設 102 回 相談件数 379 件 (d) 学校教育等の支援 出張講習 38 回小学校総合学習 農業大学校 中高年大学など 博物館実習 3 大学 5 名 インターンシップ 1 大学 2 名 ( ウ ) 貴重な植物の保全事業 (a) 県内外絶滅危惧植物の収集及び域外保全の実施現在 環境省のレッドデータブックに掲載されている植物をこれまで150 種ほど収集し 日本植物園協会の植物多様性保全拠点園として 生息域外保全 を行っている 引き続き 環境省 全国の植物園や市民団体 研究機関などと協力し 自然環境の保全に努める 絶滅危惧植物 48 種収集 湿地環境の植生と湿生植物の保全に関する研究 オキナグサ アズマシャクナゲの保全に関する調査研究 野生絶滅コシガヤホシクサ保全への協力 平成 22 年に新種記載された絶滅危惧種アマミアセビの生息域外保全 バイカモの生息域外保全に関する調査研究 (b) 地域保全団体への協力 指導 新潟大学との湿地環境再生に関する調査 研究 佐潟における植生調査等の協力 魚沼市自然環境保全調査員として地域の保全に協力 魚沼市の植物相の解明 同市に自生する絶滅危惧種オキナグサの保全に関する調査研究 岡方地域コミュニティ委員会が実施する十二潟の保全活動への協力 (c) 新潟県作出の園芸植物の栽培保全花卉栽培の長い歴史を誇る新潟県で作出されたボタンやアザレアなどの絶滅危惧園芸植物を収集し 新潟の園芸文化を守る保全施設としての役割を果たしている 新潟県園芸研究センターが品種改良を行っているアザレアについて交配 選抜等に協力 日本代表するツツジ 江戸キリシマ系ツツジの起源に関する調査を島根大学と共同で実施 - 7 -

園芸植物の保全事業を全国規模で展開( 日本植物園協会ナショナルコレクション委員会の発足 ) 農林水産省保有ツツジ属植物のサブバンク化へ協力 シャクナゲの古品種の選別収集( 県のシャクナゲ園事業への協力 ) ( エ ) 植物に関する調査研究事業 (a) 新潟県の園芸史調査 ( チューリップ アザレア ボタン ボケ ) 日本一の花木産地である新潟県の江戸時代から続く花卉園芸の歴史を解明する為の調査を行った 園芸関係 50 点資料収集また 園芸史のみならず 新潟県特産植物に関する研究を行った 県内特産のシャクナゲ アザレア チューリップ ボケ等に関する研究 シャクナゲ アザレアが含まれる日本産ツツジ属の分類に関する研究 (b) 熱帯植物生態の調査研究 ( ヒスイカズラ オオオニバス ) 日本に導入され 栽培されている熱帯植物の中には 生態がよく解明されておらず 栽培においても技術が確立していないものがある 調査を基に より多くの植物で より多く開花結実できるように栽培管理し 来園者が本物を直に観賞できる環境づくりを構築した ( オ ) 産業振興 地域振興への貢献新潟県や新潟市 その他近隣施設 花卉に関する各種協会 団体が主催するイベントと連携することで 新潟の花卉園芸の振興へ貢献した 春の大ツバキ展の開催(4 月 8 日 ~10 日 ) 新潟県花つばき協会と共催 にいつ花ふるフェスタ の開催(6 月 5 日 ) 新潟市水と土の芸術祭の 明後日朝顔プロジェクト による古布を使った誘引用ロープづくり 苗の植栽 佐潟ラムサール条約登録 20 周年記念イベントへの協力 ( カ ) 植物に関する情報の提供上記の活動を 温室内の展示 講演 新聞及びホームページなどを使い広く公開し 県民に植物についての情報を提供した 印刷物の発行お散歩マップ 6 回発行植物園だより 4 回発行 - 8 -

各企画展等チラシ インターネットを活用した情報提供ホームページ SNSを活用した情報提供 マスメディアへの広報活動 2 収益事業 (1) 公園施設等付帯収益事業公園及び付帯する施設の利用者への利便を図ることを目的として次の事業を行った 1レストラン運営 2 売店運営 3 自動販売機運営 4 公衆電話設置事業運営 (2) 野球場施設付帯収益事業野球興業の補助を行うことで 興行主との良好な関係を築いて 継続的な興業を促進することを目的として次の事業を行った 1プロ野球興業運営補助事業チケット販売の代理店業務 (3) 書籍の販売 発行 より植物に親しんでもらうために書籍の発行を行った 1 植物に関する書籍の発行 販売 (4) スタジアム 野球場施設貸出事業 1スタジアム 野球場会議室貸出事業各施設の有効活用を図るため 施設内会議室の貸出を行った 2スタジアム 野球場諸室貸出事業各施設の有効活用を図るため 展示会 即売会などに施設内スペースの貸出を行った - 9 -

第 2 財団運営 1 評議員会 理事会の開催状況 (1) 評議員会 第 4 回評議員会平成 28 年 6 月 13 日デンカビッグスワンスタジアム大会運営室 4 評議員 : 総数 6 名 出席者数 5 名 < 報告事項 > 第 1 号第 10 回理事会の議事結果について第 2 号平成 27 年度事業報告について < 審議事項 > 第 1 号議案平成 27 年度決算 ( 案 ) について第 2 号議案監事の選任について (2) 理事会 第 10 回理事会平成 28 年 5 月 26 日デンカビッグスワンスタジアム会議室 7 理事 : 総数 6 名 出席者数 6 名監事 : 総数 1 名 出席者数 1 名 < 報告事項 > 第 1 号定款第 27 条第 4 項の規定に基づく職務の執行状況について < 審議事項 > 第 1 号議案植物園 20 周年記念事業準備資金取扱規程の制定について第 2 号議案平成 27 年度事業報告及び決算 ( 案 ) について第 3 号議案基本財産について第 4 号議案基本財産の運用実績及び運用計画について第 5 号議案第 4 回評議員会の招集について第 6 号議案給与規程の一部改正について 第 11 回理事会平成 29 年 3 月 22 日デンカビッグスワンスタジアム会議室 8 理事 : 総数 6 名 出席者数 6 名監事 : 総数 2 名 出席者数 2 名 < 報告事項 > 第 1 号定款第 27 条第 4 項の規定に基づく職務の執行状況について < 審議事項 > 第 1 号議案平成 29 年度事業計画 ( 案 ) について第 2 号議案平成 29 年度収支予算 ( 案 ) について第 3 号議案植物園 20 周年記念事業準備資金取扱規程の規定に基づく積立及び - 10 -

積立限度額について第 4 号議案倫理規程の制定について第 5 号議案コンプライアンス規程の制定及びコンプライアンス担当理事の任命について第 6 号議案諸規程の一部改正について 組織規程 育児休業規程 介護休業規程 給与規程 情報公開規程 嘱託職員及び臨時職員就業規則第 7 号議案定款第 48 条第 3 項の規定に基づく事務局長の任免について - 11 -

2 コンプライアンス体制及び運用状況 (1) 平成 29 年 3 月 22 日の理事会において 一般社団法人及び一般財団法人に関する法 律施行規則の改正に基づき 倫理規程及びコンプライアンス規程を整備した (2) 平成 29 年 3 月 22 日の理事会において コンプライアンス規程第 4 条第 1 項に定め るコンプライアンス担当理事に 理事長宮下好文を任命した (3) 平成 29 年 5 月に管理職を対象に外部講師によるコンプライアンス研修会及び平成 29 年 6 月に職員を対象にハラスメントに関する研修会を それぞれ開催するための 準備を行った - 12 -