テロ対処訓練の実施 従業員 出入業者等が参加するテロ対処訓練を定期的に実施し テロ発生時の対応要領について確認するとともに 参加者のテロ対策への意識を高める また 警察 消防 海上保安機関 周辺の民間事業者等と共同で訓練を実施することで より実態に即した訓練が可能となる 救命講習の受講 テロ発生時に

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280502ソフトターゲットにおけるテロ対策の推進について(依頼)

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3. 学校に不審者が侵入した場合の対応について 対応 1 情報の入手 巡回中の教職員の情報子どもからの情報偶然に発見 職員室への報告 複数の教職員で現場へ 発見者が インターホン 無線 携帯電話等所持 不審者から子どもを 携帯電話 等で 状況を把握 回避 職員室へ報告 職員室へ連絡 対応 2 対応

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

Microsoft Word - 仕様書 (R1-R4)

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

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(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

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東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

防火 防犯対策編 文化財は 先人が永年にわたり守り伝えてきたかけがえのない国民全体の財産です しかしながら 仏像など美術工芸品等の盗難 建造物などへの放火や落書き 損壊など 文化財に対する犯罪行為が近年数多く発生しています 文化財は 一度滅失き損すれば回復不可能なものであり 貴重な文化財を将来に継承

目次 1. はじめに 1 (1) 基本方針策定の目的 1 (2) これまでの取組みと今後の取組み 1 (3) 街頭防犯カメラ と 施設監視カメラ 2 2. 設置に係る基本方針 3 (1) 設置場所 3 (2) 撮影範囲 4 (3) 設置していることの表示 4 (4) 設置地域の周知 4 (5) 地域

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的小牧市では 市民が将来にわたり安全に かつ 安心して暮らすことができる社会を実現するため 小牧市交通安全及び防犯の推進に関する条例 に基づき 市 市民および事業者の方々ならびに関係機関および団体が一体となって 犯罪のないまちづくりを推進しています 市内では 商

場 外 警 備 以下の仕様により 業務を遂行すること 1 目的 (1) 和歌山競輪場 駐車場及び周辺地域において来場者の安全を確保するため適切な交通誘導 交通整理を行うとともに 秩序維持のため 警備任務を遂行することにより 和歌山競輪場 の円滑な運営に寄与することを目的とする (2) 和歌山競輪場駐

上記の要件をすべて満たさないカメラ ( 例えば 録画装置を備えていないカメラ ) であっても 不特定多数の人を撮影している場合は プライバシーを侵害するおそれがあります このガイドラインの趣旨を踏まえ プライバシーの保護に配慮するとともに設置目的に沿った適切な運用を行うことが必要です 第 2 防犯カ

第 1 ガイドライン策定の目的及び対象 1 ガイドライン策定の目的美濃加茂市では犯罪のない安全で安心できる住みよい地域社会を実現するため 平成 21 年 10 月に 美濃加茂市防犯活動推進条例 を施行するとともに 同条例に基づく防犯計画を策定し 市民 事業者及び市が一体となって 犯罪のないまちづくり

4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

Microsoft Word - guideline02

熊本県 肉用牛 乳用牛 豚 採卵鶏及び肉用鶏 規模に関係なく実施 飼養衛生管理基準の該当項目第八感染ルート等の早期特定のための記録の作成及び保管 写真写真の説明 貼付場所 ( 取扱が容易なサイズとしてください ) 衛生管理区域入場記録簿 取組内容の詳細入場者記録簿が来場者から一目で分からない場所にあ

防犯カメラの設置及び管理運用に関するガイドライン Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的防犯カメラは 犯罪の抑止に役立ち 安全で安心して暮らせるまちづくりに 効果があると認められる また 自主防犯活動団体等による防犯活動を補完することで犯罪抑止効果の高まりや地域住民の防犯意識の向上 自主防犯活

ガイドライン策定の目的 和歌山県では 和歌山県安全 安心まちづくり条例 ( 平成 18 年 3 月 24 日条例第 26 号 ) に基づき 家庭及び地域における人と人との絆を大切にし お互いが支え合い 及び助け合うとともに 安全で安心な暮らしに配慮した環境の整備を行うまちづくりを推進しています その

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

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Ⅱ. 防犯カメラの設置及び運用に当たっての留意事項 1 設置の目的防犯カメラの設置者は 犯罪 又は事故を防止するなどの目的を明確にし その目的を逸脱した運用を行わないようにしてください 2 撮影の範囲と設置場所防犯カメラで撮影された映像は その取扱いによっては 撮影された個人のプライバシーを侵害する

相模原市防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

個人情報分析表 類型 K1: 履歴書 職務経歴書 社員基礎情報 各種申請書 誓約書 同意書 入退室記録 教育受講者名簿 理解度確認テスト 本人から直接取得 社員管理に利用する 保管庫に保管する 廃棄する 残存 1. 同意を得ないで取得する 1. 目的外利用する 1. 紛失する 1. 廃棄物から情報漏

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学校の危機管理マニュアル作成の手引

『食品防御ガイドライン(食品製造工場向け)』(案)

Ⅱ 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1 設置目的の設定及び目的外利用の禁止 設置者は 防犯カメラの設置目的 ( 犯罪の防止等 ) を明確に定め その設置目的を逸脱した利用を行わないようにします 2 撮影範囲及び設置場所等 防犯カメラで撮影された画像は その取扱いによってはプライバシ

イ -3 ( 法令等へ抵触するおそれが高い分野の法令遵守 ) サービスの態様に応じて 抵触のおそれが高い法令 ( 業法 税法 著作権法等 ) を特に明示して遵守させること イ -4 ( 公序良俗違反行為の禁止 ) 公序良俗に反する行為を禁止すること イ利用規約等 利用規約 / 契約書 イ -5 (

工事中の消防計画 第 1 工事計画について 1 工事概要 ( 別紙 1 ) 2 工事工程表 ( 別紙 2 ) 3 緊急時連絡体制 ( 別紙 3 ) 4 関連業者一覧 ( 別紙 4 ) 第 2 目的及び適用範囲 1 目的この計画は 消防法第 8 条第 1 項の規定に基づきにおける防火管理について必要な

南陽市登下校防犯プラン 南陽市教育委員会 H30.8 月策定 1 はじめに平成 30 年 5 月 新潟市において 下校途中の7 歳の児童が殺害された事件を受け 今後も 社会全体で子供の安全を守ることが一層求められている そのような中 平成 30 年 6 月 22 日 登下校時の子供の安全確保に関する

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

Microsoft Word - 第7-2 警備仕様

平成  年  月  日

防災業務計画 株式会社ローソン

防犯カメラの設置及び運用に関するガイドライン

第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

Microsoft Word - 指針

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Taro-07_学校体育・健康教育(学

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顔認証システム顔認証とは 顔認証とは 人間の体の特徴を利用するバイオメトリクス認証の一種で 顔認識技術を用いて個人を認証するシステムのことです カメラから取り込んだ画像を解析して 顔の特徴を抽出し あらかじめ保存された顔データと照合することで個人を特定します カメラ画像取込み 顔特長データ蓄積 抽出


評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

佐倉市 危機管理室

(7) 乙は 警備業法第 4 条で規定する認定及び同法第 5 条で規定する届出のほかに 同法第 1 1 条の4で規定する届出を行っていること (8) 乙は 機械警備において ガードセンターで警備対象物件に異常事態が発生したことを感知してから 25 分以内にその警備対象物件に対し機動隊を常に派遣できる

38 災害緊急時における聴覚障害者の情報伝達保障支援の状況分析 表2 生の協力のおかげで遂行することができた 避難訓練の年間実施回数 回 回 2回 3回 4回 5回以上 4 6 35 9 図 避難所担当者との連携 図2 避難訓練の年間実施回数 Ⅳ 調査研究の経過および結果 なかでも年2 3回実施して

6 業務の計画及び実施報告 (1) 受託者は 本契約に基づき 業務に関する実施計画を策定し 計画的に業務を実施するものとする ただし 委託者において 実施上異議があるときは 双方協議を行うものとする (2) 受託者は 業務を実施したときは 日誌 報告書等の書面をもって 速やかにその状況を委託者に報告

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

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作成例

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止防犯カメラを設置及び運用する者 ( 以下 設置者等 という ) は 防犯カメラの設置目的 ( 犯罪の防止等 ) を明確に定め 目的を逸脱した利用を禁止することとします 2 撮影範囲 設置場所等防犯カメラで撮

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AI 人物検索サービス Takumi Eyes 監視カメラ映像から特定の人物をリアルタイムに追跡 ~ 2018 年 10 月 4 日 NTTコミュニケーションズ株式会社 アプリケーション & コンテンツサービス部 AI 推進室 宮原拓磨 Copyright NTT Communications Co

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点検実施設備等会場内の構築物火気使用設備器具ガス使用設備器具電気器具等危険物施設 点検実施年月日 8 消防職員の立入検査に伴う立会い消防職員の立入検査がある場合は ATC 防火 防災管理者 防火責任者及び各小間の責任者が立ち会うものとする 9 消防用設備等の点検 (1) 防火責任者は 補助者とともに

情報セキュリティ基本方針書(案)

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負傷等の事故の発生を警戒し 防止する業務 ( 雑踏の整理に係るものに限る ) と規定されており 個々の警備業務が雑踏警備業務に該当するか否かは 個々の警備業務ごとに 当該業務の委託契約書等の内容 業務の実態等から雑踏警備業務の定義に該当するか否かをみて判断されるものです (2) 1 号業務との関係

続報を伝達しますので 引き続き屋内に避難していて下さい 弾道ミサイルが日本の上空を通過した場合には 他に追尾しているミサイルやミサイルから分離した落下物が我が国の領土 領海に落下する可能性が無いことを確認した後 弾道ミサイルが通過した旨の情報をお知らせします ((2)2) 引き続き屋内に避難する必要

議のうえ統括防火管理者として選任し 防火管理上必要な業務の内容について説明をしたうえで 全体についての防火管理業務を行わせなければならない 3 前項の規定により 統括防火管理者を選任したときは 防火管理対象物における管理権原者の主要な者として を代表者として指定し 代表者名をもって届出を行うものとす

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明石市生涯学習センター等夜間警備 受付業務委託仕様書 明石市 ( 以下 委託者 という ) が委託する明石市生涯学習センター等夜間警備業 務 ( 以下 委託業務 という ) の仕様は次のとおりとする 委託業務受託者 ( 以下 受託者 という ) は 警備対象物件における財産の保護と 安全の確保のため

平成25年4月

瑞穂公園ラグビー場及びラグビー練習場利用にかかる注意事項

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中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

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小規模建築物用消防計画の手引き〔本文〕

学校の危機管理マニュアル作成の手引


(7) 乙は 機械警備において 乙の警備本部で警備対象に異常事態が発生したことを感知してから25 分以内に その警備対象に対し機動隊を常に派遣できる体制をとること 5 業務遂行状況の報告及び記録 (1) 報告及び記録の内容は 下記のとおりとする ア警備報告書イ異常が生じた場合の記録 ( 現況写真を添

すぐ連絡! すぐ実施! 杉並消防署からのお知らせ 自衛消防訓練を実施しましょう 自衛消防訓練は 火災が発生した場合に消防隊が現場に到着するまで 自衛消防 活動により 迅速 的確に人命の保護と災害の拡大防止の措置をとれるようにする ことを目的としています 訓練の種別 自主的に訓練することが必要です!

1 表紙と内容

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. ポイント 火山活動の変化を的確に検知し 迅速に登山者等に伝達できる 観測体制強化 関係機関への情報伝達迅速化 屋外放送 携帯端末 パトロールから伝達等 予測不能な突発的噴火の際 避難できる施設が整備されている 噴石等に耐えられる堅牢施設 避難すべき施設を登山者が認知等 噴火警報発表時 噴火時に登

Microsoft Word - 24yobou.doc

001

(7) 乙は 機械警備において 乙の警備本部で警備対象に異常事態が発生したことを感知してから25 分以内に その警備対象に対し機動隊を常に派遣できる体制をとること 5 業務遂行状況の報告及び記録 (1) 報告及び記録の内容は 下記のとおりとする ア警備報告書イ異常が生じた場合の記録 ( 現況写真を添

内閣官房内閣情報調査室 Cabinet Intelligence and Research Office 2013

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平成21年度 指定管理業務評価シート(様式)

Microsoft Word - 表紙

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その時点で改めて ミサイルが落下する可能性がある旨を伝達し 直ちに避難することを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建

Transcription:

ソフトターゲットにおけるテロ対策のベストプラクティス 1 テロ対策への意識の向上 取組体制の構築 テロ対策の責任者を指定するとともに 施設の従業員全員がテロ情勢等についての危機意識を共有し 組織全体としてテロ対策に取り組むための態勢を構築する その際 テロ等各種事案に応じた対処マニュアルを整備し 従業員に周知することや 定期的に訓練を実施することなども効果的である テロ対策の責任者 担当者の指定 設置 施設のテロ対策を担う責任者 担当者を指定 設置し テロ発生時の対応要領の作成 テロ対処訓練の実施 資機材の管理 整備等に当たらせる 全従業員による日常的な警戒活動の実施 従業員の日常業務に不審者 不審物の探索等の警戒活動を組み入れ 結果について報告する体制を構築する また 施設利用者がアクセスする場所に加え 倉庫や従業員用トイレなど従業員 出入業者のみがアクセス可能な場所も常に整理整頓を心掛け 不審物の探索等を容易にする 警察機関等との連携の強化 警察機関等との連携を強化し テロに対する危機意識の共有 テロ情勢の把握 専門知識の獲得に努めるとともに テロ発生を想定した合同訓練や施設におけるテロ対策をチェックする警備診断等を実施する テロ等各種事案に応じた対処マニュアルの整備 周知 テロ発生時 不審者 不審物発見時の連絡 対応要領テロ発生時 不審者 不審物の発見時等の連絡 対応要領 警察 消防 海上保安機関等への通報要領等を整備し 従業員に周知徹底する 平成 28 年 3 月 29 日初版平成 29 年 1 月 27 日改訂 窓口スタッフの対応要領爆破予告やテロ予告等の情報を受ける可能性のある電話受付担当者 訪問受付担当者の対応要領を整備し 従業員に周知徹底する 対応要領の常時携帯要約 小型化した対処要領を作成し 従業員 警備員等に常時携帯させる

テロ対処訓練の実施 従業員 出入業者等が参加するテロ対処訓練を定期的に実施し テロ発生時の対応要領について確認するとともに 参加者のテロ対策への意識を高める また 警察 消防 海上保安機関 周辺の民間事業者等と共同で訓練を実施することで より実態に即した訓練が可能となる 救命講習の受講 テロ発生時に被害者に適切な応急手当てを施せるように従業員 警備員等による救命講習を実施する 従業員 出入業者によるテロ対策ワッペン等の着用 従業員 出入業者にテロ対策に従事している旨のワッペンを着用してもらうことにより テロ対策への共通認識を醸成するとともに ワッペンを目にする施設の利用者の協力を得る

2 見せる警戒 施設利用者の協力 によるテロ対策 ソフトターゲットとされる施設は 多数の出入口が設置され 利用者が自由に出入りすることができることから 従業員 警備員による巡回警備や警察機関による警戒だけでは 不審者 不審物の発見は困難である そこで 従業員 警備員が警戒を行う際には その状況を積極的に見せるとともに 施設の利用者に対しても 不審者 不審物の発見 発見時の連絡 通報の協力を要請するなどして テロリストに対する威嚇効果 テロに対する抑止効果を高める 従業員 警備員による警戒態勢を明示した巡回警備 従業員 警備員が施設内を巡回し 不審者 不審物の発見に努める その際に 警備中 警戒中 等と記した腕章 ゼッケン等を着用することにより 施設が警戒態勢を取っていることを対外的に明示する また 警備巡回ルート 時間を固定化させないことで テロリストから狙われにくい施設であることを示す 従業員 警備員による手荷物検査等の実施 出入口が限られる劇場 スタジアム等の施設やクルーズ船等の入場口において 手荷物確認を行う旨の案内を表示してテロリストに対する抑止効果を高めるほか 従業員 警備員による視認や金属探知機等を用いた手荷物検査を実施し 不審物の持込みを防止する さらに 施設等に送付される郵便物 荷物等の X 線検査を実施する 警察機関との連携を明示 警察官 海上保安官等とともに巡回警備を実施するほか 警察官立寄所 海上保安官連絡所 等のステッカーを掲げるなど 施設が警察機関と緊密に連携をとっていることを明示する 夜間における屋内外の照明点灯 室内灯や屋外照明を夜間に常時点灯又はセンサーライトを使用することで 24 時間体制で警戒していることを示し 不審者の施設内や敷地内への侵入を抑止する

不審者 不審物に対する警戒強化の放送 表示 テロへの警戒を行っていることを施設内外の電光掲示板や大型モニターに表示させたり 防犯カメラ作動中 等のメッセージを明示する 不審者 不審物発見時の協力の要請 利用者に対し 施設内の不審者 不審物への注意を喚起し これらを発見した際に 従業員 警備員等へ通報 連絡の協力を要請するため カード パンフレットの配布 掲示や放送等による呼び掛けを行う 不審者 不審物発見時の連絡手段の整備 周知 利用者が不審者 不審物等を発見した際に 従業員 警備員 警察機関等に通報 連絡するための 非常用インターホン 防犯ボタン 等を整備し その利用について 使用法等を掲示する

3 環境 資機材等の整備によるテロ対策 防犯カメラや緊急連絡 通報用の設備等の資機材を導入 整備するとともに 従業員等の ID カードの着用 立入制限エリアとパブリックエリアの区別の明確化 人目のつきやすい場所へのゴミ箱の集約などを実施することにより テロ対策に適した環境を整備する 防犯カメラの設置 増設 テロ発生時に容疑者特定の重要な手がかりとなる 防犯カメラを増設 設置する この際 防犯カメラの映像を用いた不審者 不審物検知システムを導入することにより 不審者 不審物の早期発見に繋がる 迅速に連絡 通報できる非常用ボタンの設置 テロの発生 不審者の侵入 不審物の発見等の不測の事態が発生した際に 利用者受付や施設内テナント 売店等から警備室 防災センター等に直接連絡 通報できる非常用ボタンを設置し 迅速な連絡が取れる体制を構築する 従業員 出入業者の識別票等の着用 従業員 出入業者 利用者等に名札 ID カード 入館証等を着用させることにより 部外者等との識別を徹底する また 識別証 制服 社用車などの紛失盗難防止も徹底する 車両入構証の発行 放置車両の撤去 従業員 出入業者に車両入構証を発行し 施設へ入構する車両に表示させることで 不審車両を排除する また 不審車両の検索を容易にするため 施設内や施設周辺に放置されている車両を撤去するほか 長時間駐車している車両に撤去の警告書を貼付し 不審車両への警戒が容易な環境を整備する 立入制限エリア パブリックエリアの分離 従業員 出入業者等だけが立入可能なエリアと誰でも立入可能なエリアをセキュリティゲート 施錠 シャッター等によって明確に分離したり IC カード等によって従業員 出入業者等の入退室管理を行う また 施錠不備等があった際に従業員 警備員 防災センター等へ自動的に連絡するシステムを導入することなどにより 更に厳格な警戒が可能となる このほか 施設の出入口の使用を最小限にとどめることで 警戒範囲のコントロールが可能となる

ゴミ箱の削減 集約 透明ゴミ箱の設置 施設内のゴミ箱を必要最小限の数に削減するとともに 従業員 警備員等の目の届く場所 人目のつきやすい場所へ集約し 中身の見える透明ゴミ箱を設置する コインロッカーの使用制限 テロリストに狙われる可能性が高まる国際的大規模イベント等の実施期間中に 爆弾等が設置され得るコインロッカー 冷蔵ロッカー等の使用を中止する 点検口 消火栓設備扉等の封印 トイレの点検口 消火栓設備等の扉を封印することで 不審物が設置される可能性を排除する 防犯 退避用資機材の整備 不審者に対処するための刺又 利用者を退避させるための誘導灯 メガホンなどを整備し 不測の事態に備える また テロ対処訓練等に際し これら資機材の取扱講習を実施する