記録斎藤忠司 日本百名山由布岳 1583m 平治岳 1643m 行動記録 山行日 2014 年 6 月 6 日 ( 金 )~8 日 ( 日 ) 場所大分県由布市 メンバー斎藤忠司 節子 4 年前 ( 平成 22 年 ) に湯布院に宿泊した時 ホテルの露天風呂から見る由布岳に感 動し いつか登ってやろうと心に誓いその夢を実現させるために計画した 丁度この時 期はミヤマキリシマが満開になる季節でその見事さを見るのも楽しみである 九州は今週の月曜日から梅雨入りし 関東も昨日から梅雨入りとなり 日本全国雨模 様の天気となってしまった 特に九州地方は昨日まで大雨で 各地で大雨警報が出るほ ど非常に強い雨が降っており お天気ばかりが気になる一週間であった 週末には回復 するような天気予報ではあったが 最新の天気予報でも曇り一時雨ところにより雷雨な どと芳しくない天気予報であった 予定を組んでしまったので後は天に任せるしかない 第一日目 6 月 6 日 ( 金 ) 2 時 50 分 起床 朝から雨 部屋の中まで雨音が伝わってくる 3 時 15 分 自宅出発 今日は高速バスで行くので乗り遅れたら大変だ 3 時 40 分 高速バスで鹿沼インター出発 雨のせいか到着が遅れ 5 分遅れで出発 5 時 40 分 羽田空港第 2 ターミナル着 混雑もなく到着は定刻通り着いた 6 時 35 分 羽田空港発 ソラシドエア 89 便 ANA との共同運航便で格安の料金で ある 搭乗手続きも ANA カウンターで行い予約番号を入力するだけだ 8 時 00 分 大分空港着 何と予定よりも 10 分早く着いた 曇り空 8 時 30 分 ニッポンレンタカーでデミオをレンタルして早速出発 ( お客 3 組 ) レンタカー屋には道路地図がないので心細いが カーナビがあるので目 的地をセットすれば後はナビ任せである 由布岳の登山口まで 1 時間 9 時 45 分 由布岳正面登山口出発 お天気はまあこんなものかという天気の曇り空で山は雲の中であった 駐車場はほぼ満杯状態で平日だというのに登山者は多い 羽田空港から 一緒だった 20 名程度の団体さんと一緒で 聞くと茨城県土浦市の山登 り愛好会? のようだ 登り始めから一緒になり抜きつ抜かれつとなった 5 月 11 日に山開きがあったようでその時に竹の杖が寄贈されていた 由布岳正面登山口登りは 2 時間コース緑の草原が気持ちいい
10 時 30 分 1ピッチ 合野越 緑の深い森の中へ潜りこんできたようで暗がりの中から鶯の谷渡りだけがけたたましく響いてくる 下山してくる人も多く聞いてみれば山頂は雲の中で何も見えず でもミヤマキリシマが見ごろですよと教えてくれた 11 時ころから霧雨が降り始め合羽着用となった 整備された樹林の登山道節子さんお気に入りの合羽見ごろのミヤマキリシマ 12 時 00 分 2ピッチ マタエ ( 西峰と東峰の分岐 ) ここで昼食とする ここからは思いのほか急峻な岩場が続き慣れていないとちょっとキツイ個所もあった ただし霧の中で下が見えない分 高度感をかき消されかえって恐怖感はなかったのかもしれない マタエからいきなりの岩場ここが一番きつい岩場山頂まであと一息 12 時 40 分 3ピッチ 由布岳山頂 ( 西峰 ) 到着 1568m 土浦の団体さんと一緒だ 山頂は残念ながら霧の中で景色は全く見られなかった ミヤマキリシマは満開で歓迎してくれていたけど天気が今一なので華やかさが感じ取れなかった でも一つ一つの小さな花弁が群生して ピンクにも色々な種類があるのを教えてくれて 関東では見られない素晴らしい光景を見せてくれた 霧の中の山頂 満開のミヤマキリシマ
13 時 00 分 マタエに戻る 14 時 00 分 4ピッチ 合野越 朝が早かったせいで寝不足気味かお疲れ気味である 14 時 40 分 正面登山口着 雨は上がり時折景色が広がり 湯布院の街並みが現れた 山頂付近も雲の切れ間から見え隠れしているが全容が見えない 梅雨だから仕方ない 登山口への下山道山頂が姿を現す狭霧台からの由布岳 15 時 30 分 金鱗湖 ~ 湯布院の街並みを散策 観光客は韓国人だらけ 平日だから日本人の観光客が少ないのはわかるがこんなにも韓国人が多いのには驚きである 外国に来ているかのような感覚であった お土産も買わずに散策だけして宿泊宿へ行くことにした 16 時 00 分 狭霧亭着 想像していた宿とはずいぶん違い 田舎風の小じんまりした木造宿だ 部屋は離れとなっており これがいい雰囲気を醸し出して味わい深かった 風呂上がりの生ビールが飲み放題というのが素晴らしい 狭霧亭入口で風呂上がりの生ビール夕食で乾杯 18 時 00 分 夕食 食前酒から始まり11 種類の旨い御馳走が並んだ 20 時 00 分 就寝 部屋に戻ったらバタンキューだった 第二日目 6 月 7 日 ( 土 ) 6 時 00 分 起床 いつもと同じ時間だ 朝風呂に行く アルカリ性単純温泉 低調性高温泉 82 度 8 時 00 分 朝食 9 時 00 分 狭霧亭出発 こういう宿ならもっとのんびりしたい 次の予定もあるので出かけなくてはいけない 今日もまた山登り ( 平治岳 ) である 10 時 00 分 水口登山口 ( 吉部大船林道 ) インターネットで調べた最短コースの登山口でこんなところから登る人は少ないだろうと思ってきたらすごい車の量でぶったまげた
山の中の駐車場 @300 ここからが登山道入り口林道をただひたすらと 11 時 00 分 1ピッチ 山道を抜けたらまた林道に出た 下山者も多い 12 時 00 分 2ピッチ 急な泥斜面を登り切った 今日も山頂は雲の中だ ここからがまた更に凄い泥んこの急登でした 雨が降ったら滑り台にもなりそうなトロトロの泥んこで 歩いている人たちはズボンを泥だらけにしながら頑張っていた 山頂付近は登山者の多さから大渋滞となっていたようで 90 分も動かなかったとの情報もある 今は渋滞も解消されたようなので早くミヤマキリシマの群生にお目にかかりたい 12 時 40 分 3ピッチ 平治岳 1643m 山頂着 何も景色が見えない樹林の中からいきなり頂上が現れ ピンクの絨毯を敷き詰めたようなミヤマキリシマの群生がお出迎えしてくれた 狭い山頂は登山者でごった返しており山頂の標識では記念写真の順番待ちになっていた 今年のミヤマキリシマは大量の虫が発生していて花弁を食べてしまうと言っていたが虫は飛んでいるものの見る限りでは影響もなく どこまでも続くピンクの絨毯が広がっていた 雲が晴れたのも山頂に着いた時の一瞬で また霧がかかってきてしまった 下の方に坊ガツルも見えたし文句のない登山であった 狭い平治岳山頂山頂からの素晴らしい眺め 13 時 15 分 山頂出発 下山道でまたあのトロトロ道を歩くのかと思い 途中から右手に伸びている細い登山道を降りた 途中から元の道に戻ると思いきやどこまで行ってもその気配はない たまたま下から登ってくる人がいたので道を聞いてみたら全く違う登山口に出るとのことで しかたなく下りてきた道を逆戻りすることになった 40 分間のお勉強となってしまった
14 時 20 分 4ピッチ 登りの2ピッチ目に休んだ平らなところ この辺りから小雨が降り出して来た 林道に出る辺りから本格的な雨降りとなりザックカバーと折りたたみ傘で何とかしのいで歩いた 15 時 30 分 5ピッチ 駐車場着 駐車場に着いた途端に更に大雨となってきた これから下りてくる人たちは大変だろうなとどうでもいい心配をした 16 時 30 分 長湯温泉かじか庵着 温泉街からは少し離れた高台の宿であった 日帰り温泉入浴もやっており地元の人らしき人たちが行きかいしている まずは泥んこになった靴とスパッツを洗い綺麗にしてからチェックインである 温泉はマグネシウム ナトリウム カルシウム 炭酸水素塩泉 46 度色は薄く茶色かかった湯 炭酸のプクプクはなかった 16 時 30 分 夕食 20 時 00 分 AKB48 総選挙実施中 1 位渡辺麻友 2 位指原莉乃 3 位柏木由紀総選挙はどうでもいいけど 坊ガツル賛歌はこういう歌だ 1 人みな花に酔うときも残雪恋し山に入り涙を流す山男雪解 ( ゆきげ ) の水に春を知る 2 ミヤマキリシマ咲き誇り山くれないに大船 ( たいせん ) の峰を仰ぎて山男花の情を知る者ぞ 第三日目 6 月 8 日 ( 日 ) 5 時 30 分 起床 朝風呂へ 長湯温泉の街並みを散策 河原にある有名なガニ湯を見学 ガニ湯 昔のガニ湯 ガニ湯本舗 7 時 40 分 朝食 8 時 30 分 かじか庵出発 8 時 45 分 久住町七里田温泉ラムネの湯 かじか庵の大女将さんから教えてもらった本物のラムネ温泉に入った 湯船から湧きたつラムネのような気泡が体中に泡となって張り付き何と 気持ちのいいこと 生まれて初めての体験であった 36 度のヌル湯なの で長時間入ってものぼせることもなく 普通の温泉なら手が皺になるのに
ここは全く皺にならなかった 常連客は開館時間と共に入って行き指定席のような湯船につかっていた 糖尿病に効きくという湯はお持ち帰りもできて 10 リットルのポリタンクに詰め込んでいる人もいた こちらも もっとのんびりしていたいのだが帰りの飛行機の時間もあり 30 分浸かって帰ることにした 入湯料 500 円 ( 平成 26.4.25 に 300 円から料金改定された ) 泉質マグネシウム ナトリウム 炭酸水素塩泉 36 度 長湯温泉のラムネ温泉久住町七里田温泉ラムネの湯七里田温泉の看板 9 時 45 分 七里田温泉出発 13 時 10 分 ニッポンレンタカーへデミオ返却 13 時 20 分 大分空港 天気曇り 14 時 30 分 大分空港出発 16 時 00 分 羽田空港着 天気曇り 17 時 30 分 高速バス出発 19 時 45 分 自宅着 栃木県は大雨洪水注意報 土砂崩れ警戒が発令されていた 節子さんからの一言由布岳も平治岳もミヤマキリシマが驚くほど綺麗に咲いていた どれもピンク色で微妙に色合いが違っていて可憐で素敵でした 由布岳は 最初は歩き易かったけど 頂上の西峰には岩場がありちょっと怖かった でも印象に残る思い出深い山でとても楽しい山でした 日本百名山に入れても良いような山だなあと思った ラムネ温泉は 炭酸泉が体中に張り付いて生まれて初めてのビックリ驚くほどの温泉でした 何度でもゆっくり入りたくなる温泉ですね 成分が浸透した感じでお肌や体に良いみたい とっても楽しい大分県の山登りでした どうもありがとうございました