平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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平成13年度税制改正(租税特別措置)要望事項(新設・拡充・延長)

( 基本方針 Ⅰ) ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院是正により中長期的な医療費の適正化を図ること 予防接種 ( 基本目標 Ⅰ) ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止する

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

( 事業所税の課税標準の特例 ) 第三十三条 ( 略 ) 2~5 ( 略 ) 6 平成二十九年四月一日から平成三十一年三月三十一日までの期間 ( 以下この項において 補助開始対象期間 という ) に政府の補助で総務省令で定めるものを受けた者が児童福祉法第六条の三第十二項に規定する業務を目的とする同法

本要望に対応する縮減案 ページ 2 2

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

望の内容平成 30 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省中小企業庁経営支援部創業 新事業促進課 ) 制度名 産業競争力強化法に基づく創業支援事業計画の認定自治体における登録免許税の軽減措置の延長 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条第

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー基本計画 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) において 一次エネルギー供給に占める再生可能エネルギーの割合を 2020 年までに 10% とすることを目指す と記載 地球温暖化対策基本法案 ( 平成 22 年 10 月 8 日閣議決定 )

医療費適正化計画の概要について 国民の高齢期における適切な医療の確保を図る観点から 医療費適正化を総合的かつ計画的に推進するため 国 都道府県は 医療費適正化計画を定めている 根拠法 : 高齢者の医療の確保に関する法律作成主体 : 国 都道府県計画期間 :5 年 ( 第 1 期 : 平成 20~24

平成 30 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 8 府省庁名環境省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 再生可能エネルギー発電設備に係る課税標準の特例措置の延長

スライド 1


新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 ) 三重交通健康保険組合 平成 25 年 7 月

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 30 年 3 月 1 日 ( 最終更新日 : 平成 30 年 7 月 27 日 )

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

Microsoft PowerPoint - 資料3 がん検診の現状

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) ベルシステム 24 健康保険組合 平成 25 年 3 月 1 日

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

政策体系における政策目的の位置付け エネルギー 環境資源 燃料 政策の達成目標 税負担軽減措置等の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 国民生活に欠かせない基礎物資である石灰石等鉱物資源の中長期的な安定供給 3 年間の延長 軽油引取税の課税免除措置により石灰石等鉱物の掘採事業を営む者の経営基盤が

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律

特定健康診査等実施計画 ( 第 3 期 ) 三菱製紙健康保険組合 平成 30 年 4 月

本要望に対応する縮減案 3 自動車の取得段階では消費税と自動車取得税が二重課税となっており 保有段階でも自動車重量税のほかに自動車税 ( 又は軽自動車税 ) の 2 つの税が課されており 自動車ユーザーに対して複雑かつ過大な負担を強いている 特に 移動手段を車に依存せざるをえず複数台を保有する場合が

<4D F736F F F696E74202D208E9197BF375F90DA8EED94EF977082CC82A082E895FB82C982C282A282C42E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

歯科中間報告(案)概要

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

通知(写入)

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

特定健康診査等実施計画 第二期 ( 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) 第一版 三菱鉛筆健康保険組合 平成 25 年 5 月

新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

平成 29 年 3 月改定 特定健康診査等実施計画 ( 第 2 期 ) 協和発酵キリン健康保険組合 平成 29 年 3 月

平成 29 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 17 府省庁名経済産業省製造産業局自動車課 対象税目 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( 自動車取得税 自動車税 軽自動車税

特定健康診査等実施計画

特定健康診査等実施計画

データヘルス計画 ~健康増進に向けた医療保険者の機能強化~

新長を必要とする理由今回合理性の要望に設 拡充又は延⑴ 政策目的 資源に乏しい我が国にあって 近年 一層激しさを増す国際社会経済の変化に臨機応変に対応する上で 最も重要な資源は 人材 である 特に 私立学校は 建学の精神に基づき多様な人材育成や特色ある教育研究を展開し 公教育の大きな部分を担っている

特定健康診査等実施計画 東京スター銀行健康保険組合 平成 25 年 4 月

Microsoft Word - (セット案とれ)【閣議後会見用】取組ペーパー

特定健康診査等実施計画 豊田合成健康保険組合 平成 30 年 3 月

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200kW 未満 272 万円 /kw 以下 200kW 以上 1,000kW 未満 109 万円 /kw 以下 1,000kW 以上 3 万 kw 未満 39 万円 /kw 以下 4 木質バイオマス発電設備 (2 万 kw 未満 木質バイオマス燃料の年間利用率 80% 以上と見込まれるもの ) <

Microsoft Word - 特定健康診査等実施計画2期(YNK).docx

特定健康診査等実施計画

(この実施計画は「高齢者の医療の確保に関する法律」第19条の規定に基づき作成し、

特定健康診査等実施計画書 ( 第 3 期 ) JXTG グループ健康保険組合 平成 20 年 4 月 1 日制定平成 22 年 4 月 1 日改訂平成 25 年 4 月 1 日改正平成 30 年 4 月 1 日改正 - 1 -

背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する法律に

Ⅰ 目標達成

乳幼児健康診査について

(7)健診データの受領方法

通知(医療費通知を活用した医療費控除申告の簡素化について(協力依頼))

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

<4D F736F F F696E74202D F8E9197BF E97EE8A4B8B8995CA95BD8BCF8EFB93FC8A7A DCE DCE8AB38ED C

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

特定健康診査等実施計画 ( 第二期 : 平成 25 年度 ~ 平成 29 年度 ) リクルート健康保険組合 平成 25 年 4 月 1

特定健康診査等実施計画

( 参考 ) 平成 29 年度予算編成にあたっての財務大臣 厚生労働大臣の合意事項 ( 平成 29 年 12 月 19 日大臣折衝事項の別紙 ) < 医療制度改革 > 別紙 (1) 高額療養費制度の見直し 1 現役並み所得者 - 外来上限特例の上限額を 44,400 円から 57,600 円に引き上

日本赤十字社健康保険組合特定健康診査等実施計画 Ⅰ 計画策定にあたって 1 背景及び趣旨我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた しかし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

⑴ 政策目的本件は, 我が国において開発資金のための国際連帯税 ( 国際貢献税 ) を導入し, 持続可能な開発のための 2030 アジェンダ 等, 国際的な開発目標の達成に対応 貢献するために, 世界の開発需要に対応し得る幅広い開発資金を調達するもの これは, 外務省政策評価, 基本目標 Ⅵ 経済協

2 第 1 期データヘルス計画 ( 平成 27 年度 ~ 平成 29 年度 ) の要点 ⑴ 加入者の状況被保険者は 男性が約 85% と多く 年齢構成は 40 歳代 50 歳代が多い 被扶養者は 子供を除くと女性が多い ⑵ データに基づく健康課題 1 生活習慣病及び生活習慣病関連疾患が医療費に占める

Microsoft PowerPoint - 特定健診課題、要望.ppt

スライド 1

21 資料2-1 受診率向上:事務局

第三期特定健康診査等実施計画 ニチアス健康保険組合 最終更新日 : 平成 30 年 02 月 20 日

Microsoft PowerPoint - 【別添1】23税制改正の概要.pptx

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1 基本健康診査基本健康診査は 青年期 壮年期から受診者自身が自分の健康に関心を持ち 健康づくりに取り組むきっかけとなることを目的に実施しています 心臓病や脳卒中等の生活習慣病を予防するために糖尿病 高血圧 高脂血症 高尿酸血症 内臓脂肪症候群などの基礎疾患の早期発見 生活習慣改善指導 受診指導を実

新設 拡充又は延長を必要とする理⑴ 政策目的 地震等の災害からの復旧に際して 公的補助が公立学校に比べて少なく 自主財源の確保が求められる私立学校にとって 寄附金収入は極めて重要な財源である 災害時には 大口の寄附だけでなく 広く卒業生や地域住民を中心に 義援金 募金という形で小口の寄附を集める必要

合理性今要有望効に性関連する事項相当性回の政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標租税特別措置の適用又は延長期間同上の期間中の達成目標 政策目標の達成状況 政策目標 23 酒類業の健全な発達の促進 酒類業の経営基盤の安定 5 年間の延長 ( 平成 35 年 3 月 31 日まで ) 酒類業

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

平成19年9月19日

Q17 通信販売等で対象の医薬品を購入した場合 自宅のプリンタで出力した領 収書等を証明書類として確定申告に用いることは可能ですか < 製造販売業者の方向け> Q18 新規登録 変更時の届出書は 毎回全品目記載が必要ですか Q19 控除の申告は5 年を遡って行うことが可能ですが 発売中止となった対象

調書のの見方 新規 新規事業の実施 現行どおり 事業をする 充実 事業の充実 強化を図る 改善 事業の見直し 改善を図る 縮小 事業規模を縮小する 廃止 事業を廃止する 2

背景及び趣旨 我が国は国民皆保険のもと世界最長の平均寿命や高い保健医療水準を達成してきた し かし 急速な少子高齢化や国民の意識変化などにより大きな環境変化に直面しており 医 療制度を持続可能なものにするために その構造改革が急務となっている このような状況に対応するため 高齢者の医療の確保に関する

に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

新設 拡充又は延長を必要とする理由9-2 回の合要理性望に関⑴ 政策目的沖縄県内の一般消費者の生活及び産業経済に及ぼす影響を考慮して税負担を軽減する 県内酒類製造業の育成 保護( 経営基盤の強化など ) 酒類製造業及び関連産業の振興を通じた沖縄経済の振興 ⑵ 施策の必要性本軽減措置については 昭和

新今回の要望に合関理連性する事項設 拡充又は延長を必要とする理中小企業は地域の経済や雇用を支え 我が国経済全体を発展させる重要な役割を担っている 中小企業の設備投資を促進し 成長の底上げに不可欠な設備や IT 化等への投資の加速化や生産性の向上を図る ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 昨今の中小企業の

健健発 1115 第 2 号保保発 1115 第 2 号保国発 1115 第 1 号保高発 1115 第 1 号平成 28 年 11 月 15 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 厚生労働省健康局健康課長 ( 公印省略 ) 厚生労働省保険局保険課長 ( 公印省略

資料 4 医療等に関する個人情報 の範囲について 検討事項 医療等分野において情報の利活用と保護を推進する観点から 医療等に関する個人情報 の範囲をどのように定めるべきか 個別法の対象となる個人情報としては まずは 医療機関などにおいて取り扱われる個人情報が考えられるが そのほかに 介護関係 保健関

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(0830時点)PR版

老発第    第 号

Microsoft PowerPoint - 7.【資料3】国民健康保険料(税)の賦課(課税)限度額について

(頭紙)公布通知

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

(1) 政策目的 多様な就業の機会を提供すること等により我が国の経済の基盤を形成している中小企業の事業承継を円滑化することにより 中小企業の事業活動の継続を実現し 雇用の確保や地域経済の活力維持につなげることを目的とする (2) 施策の必要性 全国の経営者の平均年齢は年々上昇しており 例えば資本金

Q15 勤務先の定期健康診断を受診したが 領収書や結果通知表に 定期健康診断 又は 勤務先 ( 会社等 ) 名称 の記載がない場合や 特定健康診査を受診したが 領収書や結果通知表に 特定健康診査 又は 保険者名 の記載がない場合は 勤務先や保険者に 一定の取組 を行ったことの証明を依頼する必要がある

新又は延長を必要とする理由設 拡充⑴ 政策目的 1 社会保障 税一体改革大綱 ( 平成 24 年 2 月 17 日閣議決定 ) 等に基づき 自動車取得税及び自動車重量税について 廃止 抜本的な見直しを強く求める 等とした平成 24 年度税制改正における与党の重点要望に沿って 国 地方を通じた関連税制

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

国民健康保険制度改革の施行に向けて

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1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

第三期 特定健康診査等実施計画 ウシオ電機健康保険組合 平成 30 年 4 月

H28秋_24地方税財源

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

Transcription:

平成 26 年度地方税制改正 ( 税負担軽減措置等 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 その他 ) No 4 府省庁名厚生労働省 対象税目個人住民税法人住民税事業税不動産取得税固定資産税事業所税その他 ( ) 要望項目名 要望内容 ( 概要 ) 特定健診 保健指導等における医療費控除の対象の拡大 特例措置の対象 ( 支援措置を必要とする制度の概要 ) 医療保険者が 40 歳以上 70 歳以下の被保険者 被扶養者に対しメタボリックシンドロームに着目した特定健診及びこの検診の結果一定の基準に当てはまる者に対して特定保健指導を実施する 健康増進法 ( 平成 14 年法律第 103 号 ) 第 19 条の 2 に基づく健康増進事業として市町村が実施 がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針 ( 厚生労働省健康局長通知 ) を定め 同指針に基づく検診を推進する 伝染のおそれがある疾病の発生及びまん延を予防するために公衆衛生の見地から予防接種の実施し 国民の健康の保持に寄与する 特例措置の内容 高齢者の医療の確保に関する法律に基づき医療保険者が実施する特定健診 保健指導について 医療費控除の範囲を拡大し 現在 対象とされていない特定健診や特定保健指導の動機付け支援等の自己負担額について 医療費控除の対象とするとともに フィットネスクラブで運動を行った際に要する費用など特定保健指導対象者が実施する生活習慣改善に向けた取組に係る費用について 一定の条件の下に医療費控除の対象とする < がん検診及び予防接種 > がん検診及び予防接種に係る自己負担額を医療費控除の対象とすることを要望する 関係条文 減収見込額 高齢者の医療の確保に関する法律 ( 昭和 57 年法律第 80 号 ) 第 18 条 ~ 第 31 条 第 120 条 第 121 条特定健康診査及び特定保健指導の適切かつ有効な実施を図るための基本的な指針 ( 平成 24 年厚生労働省告示第 525 号 ) がん検診 健康増進法 ( 平成 14 年 8 月 2 日法律第 103 号 ) 第 19 条の 2 健康増進法施行規則 ( 平成 15 年 4 月 30 日厚生労働省令第 86 号 ) 第 4 条の 2 予防接種法 ( 昭和 23 年法律第 68 号 ) 第 2 条 第 5 条第 1 項 ( 任意接種を除く ) [ 初年度 ] 23,702 ( ) [ 平年度 ] 23,702 ( ) [ 改正増減収額 ] ( 単位 : 百万円 )

要望理由 (1) 政策目的 特定健診 保健指導の実施によってメタボリックシンドローム該当者 予備群を減少させ 生活習慣病の予防及びこれによる医療費適正化を図る がん対策推進基本計画にて掲げる受診率の目標を達成し がんを早期に発見しがんによる死亡率を低下させる 予防接種率を向上させることにより 疾病の発症率の軽減を図る また これらの取組を進めることにより 健康管理や疾病予防など自助努力を行うことを推進していく (2) 施策の必要性特定健診 保健指導については 平成 25 年度より第二期医療費適正化計画期間 (5 カ年 ) が開始しており 制度開始以後 実施率が着実に向上するとともに 特定保健指導が医療費適正化効果を有することも判明してきている 一方で 目標値 ( 平成 29 年度で 特定健診 70% 特定保健指導 45%) とはまだ開きがあり これまでの医療保険者の取組への支援に加え 被保険者等の受診を促すインセンティブを用意することにより実施率の向上を図っていくことが必要である がん検診については 厚生労働省において 平成 21 年度よりがん検診の無料クーポン券を配布するがん検診推進事業を実施するなどにより普及 啓発等に取り組んでおり 実施率は向上傾向にあるものの いまだ 20-30% 程度に留まっており 実施率の向上を図っていくことが必要である 予防接種法に基づく A 類疾病の定期接種については ほとんどの自治体において 全額公費負担で実施されているところであるが B 類疾病の定期接種については 一定程度の自己負担が伴うことから接種率は 50% 程度に留まっている また 定期接種化されていない任意の予防接種については 全額自己負担が原則とされているため 接種者数は限定的である B 類疾病の定期接種及び任意の予防接種についても医療費の抑制に寄与すると考えられることから 今後 個々人に対する予防接種の有効性 リスクについて積極的に情報提供を行うことに加え 接種を促すインセンティブを用意することにより 接種率の向上を図っていくことが必要である また 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 及び 社会保障制度改革推進法第 4 条の規定に基づく 法制上の措置 の骨子について ( 平成 25 年 8 月 21 日閣議決定 ) においても 個人の主体的な健康管理を進める必要性が指摘されており 個人の自己負担額を軽減することを契機として これらの取組を進めていく必要がある 本要望に対応する縮減案 ページ

合理性 日本再興戦略 ( 平成 25 年 6 月 14 日閣議決定 ) 抄 個人 保険者 企業の意識 動機付けを高めることと健康寿命延伸産業の創出を両輪で取り組む これにより どこでも簡単にサービスを受けられる仕組みを作り 自己健康管理を進める セルフメディケーション 等を実現する 社会保障制度改革推進法第 4 条の規定に基づく 法制上の措置 の骨子について ( 平成 25 年 8 月 21 日閣議決定 ) 抄 2(1) 個人の選択を尊重しつつ 健康管理や疾病予防など自助努力を行うインセンティブを持てる仕組みの検討など 個人の主体的な健康維持増進への取組を奨励する 政策体系における政策目的の位置付け 政策の達成目標 税負担軽減措置等の適用又は延長期間 同上の期間中の達成目標 政策評価 ( 基本方針 Ⅰ) 安心 信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること ( 施策大目標 9) 全国民に必要な医療を保障できる安定的 効率的な医療保険制度を構築すること ( 施策目標 2) 生活習慣病対策や長期入院の是正等により中長期的な医療費の適正化を図ること ( 基本方針 Ⅰ) 安心 信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること ( 施策大目標 10) 妊産婦 児童から高齢者に至るまでの幅広い年齢層において 地域 職場などの様々な場所で 国民的な健康づくりを推進すること ( 施策目標 10-2) 生活習慣の改善等により健康寿命の延伸等を図るとともに がんによる死亡者の減少を図ること ( 基本目標 Ⅰ) 安心 信頼してかかれる医療の確保と国民の健康づくりを推進すること ( 施策大目標 5) 感染症など健康を脅かす疾病を予防 防止するとともに 感染者等に必要な医療等を確保すること ( 施策目標 1) 感染症の発生 まん延の防止を図ること 平成 29 年度目標値 ( 第二期医療費適正化基本方針 ) 特定健診実施率 70% 特定保健指導実施率 45% メタボリックシンドローム該当者 予備群 25% 減 ( 平成 20 年度比 ) 平成 28 年度目標値がん検診受診率 50%( 胃 肺 大腸は 当面 40%) - -

政策目標の達成状況 特定健診実施率 45%( 平成 23 年度 ( 速報値 )) 特定保健指導実施率 15.9%( 平成 23 年度 ( 速報値 ) <がん検診 > がん検診受診率胃 30.1% 肺 23% 大腸 24.8% 乳 31.4% 子宮 32%( 平成 22 年国民生活基礎調査 ) 特定健診約 2,323 万人特定保健指導対象者約 655 万人 有効性 要望の措置の適用見込み 要望の措置の効果見込み ( 手段としての有効性 ) 当該要望項目以外の税制上の支援措置 市区町村が提供するがん検診の受診者数胃がん 3,809,890 人 肺がん 7,087,151 人 大腸がん 7,649,103 人 子宮がん 4,516,207 人 乳がん 2,523,008 人 ( 平成 23 年地域保健 健康増進事業報告 ) B 類疾病の定期接種 季節性インフルエンザ (65 歳以上の高齢者を対象 ) 延べ接種者数約 1,500 万人 ( 平成 23 年地域保健 健康増進事業報告 ) 任意の予防接種 延べ接種者数約 1,700 万人 ( 平成 23 年度ワクチン生産実績 ) 相当性 予算上の措置等の要求内容及び金額 保険者に対する特定健診 保健指導の費用補助約 253 億円 ( 費用負担割合は 国 1/3 都道府県 1/3 保険者 1/3) がん検診推進事業 (37 億円 ) 一定年齢の方者に対して 検診手帳と無料クーポン券を配付 がん対策推進費の一部 (2.8 億円の内数 ) 企業や保険者等と連携し 取り組みの共有や説明会の開催 がん検診受診勧奨事業 (10 億円 ) 市区町村 都道府県による住民に対する個別受診勧奨 再勧奨のほか被用者保険や検診機関等と市区町村 都道府県の連携により受診状況を市区町村側に共有できる仕組みの構築 予防接種法に基づく定期接種費用の地方交付税措置 上記の予算上の措置等と要望項目との関係 予算上の措置は 特定健診 保健指導に係る費用の一部を医療保険者に対し補助しており 要望項目は 特定健診 保健指導に係る費用の自己負担額について医療費控除の対象とするもの

がん検診推進事業の対象者は がん検診の自己負担が無料となるため 今回の要望の対象とはならない ( 推進事業対象者以外で自己負担が発生する者が対象となる ) その他 2 事業は主に普及 啓発や情報の共有に係る事業であり 今回の要望項目と直接の関連はない 要望の措置の妥当性 地方交付税は 予防接種法に基づく定期接種に係る費用の一部を負担するものであり 要望項目は 定期接種に係る費用の自己負担額及び予防接種に基づかない任意接種に係る費用 ( 全額自己負担額 ) について医療費控除の対象とするもの 制度上対象者を限定 ( 生活習慣病のリスクの高い 40~74 歳の加入者 ) しており 加入者の受診を直接促す手段として 医療費控除により 担税力に配慮した上で 自己負担の軽減を図ることが有効な手段である ページ

税負担軽減措置等の適用実績 地方税における税負担軽減措置等の適用状況等に関する報告書 における適用実績 税負担軽減措置等の適用による効果 ( 手段としての有効性 ) 前回要望時の達成目標 前回要望時からの達成度及び目標に達していない場合の理由 - 平成 20 年度税制改正要望における目標 ( 第一期医療費適正化基本方針 ) 平成 24 年度特定健診実施率 70% 特定保健指導実施率 45% メタボリックシンドローム該当者 予備群 10% 減少 ( 対平成 20 年度 ) 特定健診実施率は平成 20 年度 38.9% から 平成 23 年度 45.0% と上昇してきているものの 目標値とは開きがある また 特定保健指導実施率についても 平成 20 年度 7.7% であったが 平成 23 年度は 15.9% と特定健診と同様の傾向となっている 今後 さらなる実施率の向上に向けて 特に実施率の低い被用者保険の被扶養者の実施率の向上や他の健診との連携等が課題であると考えている これまでの要望経緯 ページ 平成 20 年度税制改正要望において 特定健診 保健指導の自己負担額の医療費控除について要望し 特定保健指導対象者のうち 一定の基準を満たす積極的支援対象者について 特定健診 保健指導の費用が医療費控除の対象とされた < がん検診 予防接種 > これまで厚生労働省として 要望した経緯はない ( 団体要望にて日本医師会からは要望が提出されていた )