改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について

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医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

医療機器プログラムの取扱いに関する Q&A について ( その 2) ( 別紙 ) 用いた略語 改正法 : 薬事法等の一部を改正する法律 ( 平成 25 年法律第 84 号 ) 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行令

法律 出典 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年 8 月 10 日法律第 145 号 ) 政令 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行令 ( 昭和 36 年 1 月 26 日政令第 11 号 ) 省令 医薬品 医療機器等の品質

( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

第 50 号 2016 年 10 月 4 日 企業年金業務室 短時間労働者に対する厚生年金の適用拡大及び厚生年金の標準報酬月額の下限拡大に伴う厚生年金基金への影響について 平成 28 年 9 月 30 日付で厚生労働省年金局から発出された通知 公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能

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法第 14 条第 10 項の規定に基づく承認事項の軽微変更に係る届出 ( 以下 軽微変更届出 という ) を行わせること その際 軽微変更届出書の 備考 欄に 平成 29 年 12 月 1 日薬生薬審発 1201 第 3 号 第十七改正日本薬局方第一追補の制定に伴う医薬品製造販売承認申請等の取扱いに

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GVP省令

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( 別添 2) ( 別添 2) 平成 14 年 9 月 27 日保発第 号の別添 2 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 組合管掌健康保険一括適用取扱要領 ( 準則 ) 第 1 健康保険法 ( 以下 法 という ) 第 34 条第 1 項の規定による厚生労働大臣の承認 ( 以下 一括適

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都道府県知事各政令市長殿特別区長 薬食発第 号平成 16 年 9 月 22 日 厚生労働省医薬食品局長 医薬品 医薬部外品 化粧品及び医療機器の製造販売後安全管理の基準に関する省令及び薬事法施行規則の一部を改正する省令の施行について 薬事法及び採血及び供血あつせん業取締法の一部を改正

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薬局を利用するために必要な情報の掲示 ( 薬事法第 9 条の 4) 次の事項について 掲示板等により 薬局内に掲示 しなければなりません また 第 3 については 特定販売を行うことについての広告をする場合 ホームページ等に表示しなければなりません < 具体例 > 第 1 薬局の管理及び運営に関する

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平成14年8月  日

医師主導治験取扱要覧

使用のため必要と認められる数量 ( 原則として 一人一包装単位 ( 一箱 一瓶等 ) まで ) に限り 販売 授与させること 医薬品の適正使用のため 薬局医薬品 要指導医薬品及び第 1 類医薬品を販売 授与する場合は 情報提供及び指導を行なった薬剤師の氏名を伝えている 薬局医薬品及び要指導医薬品の適

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都道府県医師会医療安全担当理事殿 ( 法安 56) 平成 27 年 8 月 5 日 日本医師会常任理事今村定臣 酵素電極法を用いた血糖測定に使用する医療機器及び体外診断用医薬品に係る 使用上の注意 の改訂について グルコース分析装置 自己検査用グルコース測定器及び自動分析装置等並びに血液検査用グルコ

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

医政総発 0129 第 3 号医政経発 0129 第 2 号薬生総発 0129 第 3 号薬生監麻発 0129 第 2 号平成 31 年 1 月 29 日 公益社団法人日本薬剤師会会長殿 厚 生 労 働 省 医 政 局 総 務 課 長 ( 公 印 省 略 ) 厚 生 労 働 省 医 政 局 経 済

00 事務連絡案

Taro-再製造単回使用医療機器基準

2 有効成分名 添付文書及び審査報告書に基づき記載する 3 品目名 ( 後発医薬品 ) 添付文書及び審査報告書のほか薬価基準収載品目リストにより記載する 複数の品目がある場合は 個別医薬品コード (YJ コード ) 順に番号を振り 記載する ( 複数規格があっても 全規格まとめて YJ コード順とす

一について第一に 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(平成十年法律第百十四号 以下 感染症法 という )第十二条の規定に基づき 後天性免疫不全症候群(以下 エイズという )の患者及びその病原体を保有している者であって無症状のもの(以下 HIV感染者 という )(以下 エイズの患者等

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施行通知○【発番入】

2005年版GQP事例集最終

Ⅲ-3 試用医薬品に関する基準 平成 10 年 1 月 20 日公正取引委員会届出改定平成 13 年 3 月 19 日公正取引委員会届出改定平成 16 年 5 月 25 日公正取引委員会届出改定平成 17 年 3 月 29 日公正取引委員会届出改定平成 26 年 6 月 16 日公正取引委員会 消費

医政経発第 号 平成 20 年 3 月 28 日 社団法人日本臨床検査薬協会会長 在日米国商工会議所 (ACCJ) 医療機器 IVD 小委員会委員長 殿 欧州ビジネス協会 ( E B C) 医療機器委員会委員長 厚生労働省医政局経済課長 医療機器等へのバーコード表示の実施について 医

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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じ ) その他の処方せん医薬品又は高度管理医療機器の製造販売に係る業務の責任者との密接な連携を図らせること ( 安全確保業務に係る組織及び職員 ) 第四条第一種製造販売業者は 次に掲げる要件を満たす安全確保業務の統括に係る部門 ( 以下この章において 安全管理統括部門 という ) を置かなければなら

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年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

00(自治体宛て)病院、診療所等の業務委託について 新旧対照表

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GVPの基礎

バリデーション基準 1. 医薬品 医薬部外品 GMP 省令に規定するバリデーションについては 品質リスクを考慮し 以下の バリデーション基準 に基づいて実施すること 2. バリデーション基準 (1) バリデーションの目的バリデーションは 製造所の構造設備並びに手順 工程その他の製造管理及び品質管理の

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(頭紙)公布通知

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

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&Aについて ( 平成 21 年 9 月 7 日付け厚生労働省医薬食品局審査管理課長 安全対策課長事務連絡 ) では 全例調査が承認条件として付される場合として 国内治験症例が少ないか又はない場合や 重篤な副作用等の発現が懸念される場合等がこれに該当するとされている また 再審査期間よりも早く症例数

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

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Transcription:

薬食審査発第 0331015 号平成 17 年 3 月 31 日 各都道府県衛生主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省医薬食品局審査管理課長 改正薬事法の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品等の取扱い等について 薬事法及び採血及び供血あっせん業取締法の一部を改正する法律 ( 平成 14 年法律第 96 号 以下 薬事法等一部改正法 という ) による改正後の薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 改正薬事法 という ) の施行に伴う製造販売の承認を要しない医薬品の取扱いについては平成 17 年 3 月 31 日薬食発第 0331012 号医薬食品局長通知 薬事法第 14 条第 1 項の規定に基づき製造販売の承認を要しないものとして厚生労働大臣の指定する医薬品等の一部改正等について ( 以下 局長通知 という ) により示されたところですが 今般 これに関する細部の取扱い及び製造販売の承認を要しない医薬品 医薬部外品及び化粧品 ( 以下 医薬品等 という ) の取扱いについて下記のとおり定めましたので 御了知の上 貴管下関係業者に対する周知方御配慮願います なお この通知において 薬事法等一部改正法による改正前の薬事法を 旧薬事法 と 薬事法及び採血及び供血あっせん業取締法の一部を改正する法律の施行に伴う関係政令の整備に関する政令 ( 平成 15 年政令第 535 号 以下 整備政令 という ) による改正後の薬事法施行令 ( 昭和 36 年政令第 11 号 ) を 令 と 薬事法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 16 年厚生労働省令第 112 号 ) 等による改正後の薬事法施行規則 ( 昭和 36 年厚生省令第 1 号 ) を 規則 とそれぞれ略称します 記 第 1 製造販売の届出について改正薬事法第 14 条の9の規定により 承認を要しない医薬品等を製造販売するときは 品目ごとに 規則様式第 39(1) の製造販売届出書 ( 以下 製造販売届 という ) を 医薬品 ( 薬局製造販売医薬品を除く 以下同じ ) 及び医薬部外品にあっては独立行政法人医薬品医療機器総合機構に 薬局製造販売医薬品及び化粧品にあっては当該製造販売業者の主たる機能を有する事務所の所在地の都道府県知事に提出することとされているところであるが 製造販売届に係る記載及び手続等については次のとおりであること 1 製造販売届の記載に関する留意事項について (1) 医薬品及び医薬部外品

1 製造販売業の許可の種類 製造販売業の許可番号及び年月日 名称 成分及び分量又は本質 欄に当該事項を記載すること 2 製造方法 欄には 製造管理又は品質管理の方法の基準( 以下 GMP という ) を適用しない医薬品又は医薬部外品については 各製造所ごとの製造工程の範囲を簡潔に記載すること GMPを適用する医薬品又は医薬部外品の製造方法の記載については 平成 17 年 2 月 10 日付薬食審査発第 0210001 号医薬食品局審査管理課長通知 改正薬事法に基づく医薬品等の製造販売承認申請書記載事項に関する指針について の記の第 1の2によること 3 用法及び用量 及び 効能又は効果 欄には添付文書等に記載する 用法及び用量 及び 効能又は効果 をそれぞれ記載すること 4 規格及び試験方法 欄には 日本薬局方( 又は承認不要医薬部外品基準 ) による 旨の簡略記載で差し支えないこと 5 製造販売する品目の製造所 及び 原薬の製造所 欄に製造業許可及び外国製造業認定を受けた製造所すべてを記載すること 6 GMP 対象品目である場合については 備考 欄に GMP 対象医薬品 ( 又は医薬部外品 ) と記載すること (2) 化粧品 1 製造販売業の許可の種類 欄には 化粧品製造販売業許可 と記載し 製造販売の許可番号及び年月日 欄に当該事項を記載すること 2 名称 欄中 一般的名称 欄の記載は要しないが 販売名 欄の記載にあっては 下記に留意すること (a) 製品の販売名 ( 色調又は香調を表す部分を除く販売名が同じであり 色調又は香調以外の性状が著しく変わらない場合 ( 以下 シリーズ商品 という ) を1 製品として届け出る場合は 色番号 色名 香名等の色又は香りの識別に関する部分を除くものをいう ) を記載すること (b) 異なった処方の製品に同一の販売名は使用しないこと ( ただし シリーズ商品は除く ) 性状が著しく異ならない範囲での配合成分の増減等については 製造販売上又は使用上の混乱が生じないならば 同一販売名を使用しても差し支えないこと (c) その他 次の点に留意すること ( ア ) 既存の医薬品及び医薬部外品と同一の名称は用いないこと ( イ ) 虚偽 誇大な名称あるいは誤解を招くおそれのある名称は用いないこと ( ウ ) 配合されている成分のうち 特定の成分名称を名称に用いないこと ( エ ) ローマ字のみの名称は用いないこと ( オ ) アルファベット 数字 記号等はできるだけ少なくすること ( カ ) 剤型と異なる名称を用いないこと ( キ ) 他社が商標権を有することが明白な名称を用いないこと ( ク ) 化粧品の表示に関する公正競争規約に抵触するものを用いないこと ( ケ ) 医薬品又は医薬部外品とまぎらわしい名称を用いないこと ( 例えば 薬 薬用 漢方 メディカル 剤 アトピー ニキビ アレルギー パックで ハップ 等 ) 3 製造方法 欄には各製造所ごとの製造工程の範囲を簡潔に記載すること

4 成分及び分量又は本質 用法及び用量 効能又は効果 貯蔵方法及び有効期間 及び 規格及び試験方法 欄には 記載省略 と記載して差し支えないこと 5 製造販売する品目の製造所 及び 原薬の製造所 欄に製造業許可を受けた製造所並びに規則様式第 115により届け出た外国製造販売業者又は外国製造業者をすべて記載すること 6 製品又は原料を輸入する場合には 備考 欄にその旨を記載すること また シリーズ商品を1 製品として届け出る場合には 備考 欄に シリーズ と記載すること 7 輸入品にあっては 備考 欄に輸入先における販売名を記載すること 2 製造販売届に関する手続について (1) 医薬品及び医薬部外品 1 承認不要品目を引き続き製造販売する場合 (a) 整備政令附則第 2 条第 1 項の規定により 改正薬事法の製造販売業及び製造業の許可を受けたものとみなされた者にあっては 当該許可の最初の許可更新時までに 製造販売業者が製造販売届を提出すること (b) 上記 (a) の許可更新前に承認不要品目に関して変更 ( 製造場所及び製造工程の範囲の変更を含む ) を行う場合は 当該品目に係る製造販売届を提出すること なお この場合においても当該業許可更新時に届出を提出することとするが 備考 欄にどの時点で変更に伴う届け出を行ったかを記載すればよいこと (c) 第 14 改正日本薬局方第 2 追補の制定に伴い日本薬局方より削除されたものについては 平成 18 年 9 月 30 日までの経過措置の間 医薬品として販売される場合であっても医薬品としての製造販売届は要しないこと ガーゼ 滅菌ガーゼ 脱脂綿 精製脱脂綿 滅菌脱脂綿及び滅菌精製脱脂綿にあっては医療機器としての取扱いに従うこととし 絆創膏にあっては薬事法の規制を受けず 製造販売届を要しないものであること 2 平成 17 年 4 月 1 日以降に届出事項の変更を行う場合規則様式 40の製造販売届出事項変更書 ( 以下 変更届 という ) により行うこと (2) 化粧品 1 承認不要品目を引き続き製造販売する場合 (a) 整備政令附則第 2 条第 1 項の規定により 改正薬事法の製造販売業及び製造業の許可を受けたものとみなされた者であって 平成 13 年 3 月 6 日付医薬審第 160 号 医薬監麻第 217 号医薬局審査管理課長 監視指導 麻薬対策課長通知 化粧品製造 ( 輸入販売 ) 業の許可申請等について の 様式 2による化粧品製造 ( 輸入 ) 製品販売名届書 ( 以下 販売名届書 という ) を提出している場合 ( 平成 13 年 4 月 1 日時点において 製品届書を販売名届書に読み替えることとされた品目を含む ) は 販売名届書を製造販売届に読み替えるものとする (b) (a) の場合であって 平成 17 年 1 月 17 日付薬食安発第 0117001 号医薬食品局安全対策課長通知 製造販売業を行う旨の届出等について に基づき届け出た総括製造販売責任者がその業務を行おうとする事務所の所在地と 販売名届書に基づき届け出た製造 ( 営業 ) 所の所在地が異なる場合であって 他の事項に変更がない場合については 旧薬事法の当該製造 ( 営業 ) 所の許可満了時までに製造販売届を提出すること 2 平成 17 年 4 月 1 日以降に届出事項の変更を行う場合 (a) 上記 1(a) の販売名届書を製造販売届に読み替えることとされた場合であっても 製造

販売届に記載すべき事項を変更する場合は 変更後 30 日以内に製造販売届を提出することとし 製造販売届の 備考 欄に 販売名届書の届出事項変更のため 年 月 日届出の ( 販売名 ) を廃止する と記載すること (b) 製造販売届を提出した後の変更は 変更届により行うこと (c) 届出先の都道府県が変更になる場合 変更先の都道府県知事あてに製造販売届を提出し 備考 欄に 届出先都道府県変更のため ( 変更前 : 〇〇県 ) と記載すること また 変更前の都道府県知事あてに 変更届 を提出すること この場合にあっては 変更内容 欄中 事項 欄に 品目中止 と記載し 備考 欄に 届出先都道府県変更のため 年 月 日届出の ( 販売名 ) を廃止する ( 変更後 : 〇〇県 ) と記載すること 3 承認不要である医薬品等の製造販売を中止する場合の手続きについて (1) 製造販売業者は 承認不要医薬品等の製造販売を中止したときは 30 日以内に製造販売届出書を提出した先に 変更届を提出すること (2) 上記 (1) にあっては 変更届の 内容変更 欄中 事項 欄に 品目中止 と記載すること (3) 第 1の2(1)1の場合であって 製造業許可の最初の許可更新前に製造販売を中止した品目については 中止後 30 日以内に当該品目に係る製造販売届と変更届を提出することとし 製造販売届の 備考 欄に 本品目に係る様式第 40( 品目中止 ) を同日付け別途提出済み と記載すること 第 2 改正薬事法において新たに承認を要する品目の承認申請等について 1 局長通知第 1の3(2) に示すとおり 市場へ流通する最終製品たる医薬品については 承認不要として指定されているものを除き 改正薬事法において新たに承認を要するものであること なお 医薬部外品及び化粧品については承認不要の範囲に変更はないものであること 2 薬局製造販売医薬品の製造の用に供されるもの ( 以下 薬局製剤用医薬品 という ) でについては一般用医薬品としての承認を要することとし 当該効能 効果は 薬局製造販売医薬品の製造の用に供する とすること ただし 既に医療用医薬品又は一般用医薬品として承認を受けているものを薬局製剤用医薬品として用いる場合に限り 薬局製剤用医薬品としての承認は要しないものであること 3 旧薬事法において薬局製造医薬品の製造の用に供される原薬たる医薬品として承認を受けていたものについては 改正薬事法において薬局製剤用医薬品としての承認を受けたものとみなすこと 当該医薬品については 他の一部変更承認申請にあわせて 上記 2に示す効能 効果に変更を行うこと 4 上記 1に示す改正薬事法において新たに承認を要するものであって 改正薬事法の施行の際現に存する品目 ( 以下 要承認品目 という ) に係る承認審査については優先的に行うこととし 当該申請に係る取扱いを下記のとおり定めたこと (1) 平成 17 年 4 月 1 日から平成 17 年 6 月 30 日までに厚生労働大臣あて医薬品製造販売承認申請を行うこと (2) 承認申請書の右肩に 要承認と朱書きすること (3) 本承認申請に係る優先審査コードは 19053 と入力すること (4) 当該品目に係る旧薬事法における医薬品等製造 ( 輸入 ) 品目追加 ( 変更 ) 許可書 ( 写 ) を添付すること

第 3 その他の留意事項について 1 製造販売届書及び変更届については 別に定めるFD 等の電子的な方法により行うこと 2 化粧品にあっては 平成 17 年 4 月 1 日以降 販売名届書の届出を要しないものであること 3 薬局製造販売医薬品の製造販売の届出等に係る手続きについては 平成 17 年 3 月 25 日付薬食審査発第 0325009 号医薬食品局審査管理課長通知 薬局製造販売医薬品の取扱いについて によること