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1)~ 2) 3) 近位筋脱力 CK(CPK) 高値 炎症を伴わない筋線維の壊死 抗 HMG-CoA 還元酵素 (HMGCR) 抗体陽性等を特徴とする免疫性壊死性ミオパチーがあらわれ 投与中止後も持続する例が報告されているので 患者の状態を十分に観察すること なお 免疫抑制剤投与により改善がみられた

保険薬局の登録 ~ クロザリルは CPMS に登録された保険薬局で調剤され 通院患者に渡されることにな っています CPMS 登録にあたり薬局には下記要件が求められます < 要件 1> 1) インターネットが使えること (ecpms(web site) にアクセス可能であること ) 2) 処方元の医

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改訂後 ⑴ 依存性連用により薬物依存を生じることがあるので 観察を十分に行い 用量及び使用期間に注意し慎重に投与すること また 連用中における投与量の急激な減少ないし投与の中止により 痙攣発作 せん妄 振戦 不眠 不安 幻覚 妄想等の離脱症状があらわれることがあるので 投与を中止する場合には 徐々に

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医薬品たるコンビネーション製品の不具合報告等に関する Q&A [ 用いた略語 ] 法 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律 ( 昭和 35 年法律第 145 号 ) 施行規則 : 医薬品 医療機器等の品質 有効性及び安全性の確保等に関する法律施行規則 ( 昭和 36 年

た 18 歳以上の AD/HD 患者を対象に 日本人を含むアジア人によるプラセボ対照二重盲検比較試験及びその長期継続投与試験が現在実施されており 本剤の製造販売者によれば これらの試験成績に基づき 本剤の成人期 AD/HD 患者への追加適応に関する承認事項一部変更承認申請が行われる予定とされている

の状態により適宜減量する 成人 A 法 : 他の抗悪性腫瘍剤との併用において ブスルファンとして 1 回 0.8 mg/kg を生理食塩液又は 5% ブドウ糖液に混和 調製して 2 時間かけて点滴静注する 本剤は 6 時間毎に 1 日 4 回 4 日間投与する なお 年齢 患者の状態により適宜減量す

1. 医薬品リスク管理計画を策定の上 適切に実施すること 2. 国内での治験症例が極めて限られていることから 製造販売後 一定数の症例に係るデータが集積されるまでの間は 全 症例を対象に使用成績調査を実施することにより 本剤使用患者の背景情報を把握するとともに 本剤の安全性及び有効性に関するデータを

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記 第 1 再審査資料の構成及び作成上の注意事項再審査資料の構成及び作成上の注意事項は次のとおりとすること また 再審査申請書の写し及び平成 10 年 12 月 1 日付け医薬審第 1058 号厚生省医薬安全局審査管理課長通知 新医薬品等の申請資料の信頼性の基準の遵守について により添付することとし

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Transcription:

エビリファイ錠 1 mgエビリファイ錠 3 mg エビリファイ錠 6 mg エビリファイ錠 12 mg エビリファイ散 1 % エビリファイ内用液 0.1 % エビリファイ OD 錠 3 mg エビリファイ OD 錠 6 mg エビリファイ OD 錠 12 mg エビリファイ OD 錠 24 mg エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mg エビリファイ持続性水懸筋注用 400 mg エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mg シリンジエビリファイ持続性水懸筋注用 400 mg シリンジ に係る 医薬品リスク管理計画書 本資料に記載された情報に係る権利及び内容についての責任は大塚製薬株式会社にありま す 当該製品の適正使用に利用する以外の営利目的に本資料を利用することはできません 大塚製薬株式会社

エビリファイに係る ( 別紙様式 ) 販売名 医薬品リスク管理計画書 (RMP) の概要 1 エビリファイ錠 1 mg /3 mg /6 mg /12 mg 2 エビリファイ散 1% 3 エビリファイ内用液 0.1% 4 エビリファイ OD 錠 3 mg /6 mg /12 mg /24 mg 5 エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mg /400 mg 6 エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mgシリンジ /400 mgシリンジ 有効成分 1~4 アリピプラゾール 56 アリピプラゾール水和物 製造販売業者大塚製薬株式会社薬効分類 87 117 提出年月 平成 30 年 6 月 1.1. 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 頁頁 重要な潜在的リスク 頁 悪性症候群 5 低血糖 9 自殺行動, 自殺念慮 13 錐体外路症状 5 痙攣 10 麻痺性イレウス 6 無顆粒球症, 白血球減少 10 重要な不足情報 頁 アナフィラキシー 7 肺塞栓症, 深部静脈血栓症 11 該当なし 14 横紋筋融解症 8 肝機能障害 12 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡 1.2. 有効性に関する検討事項 8 衝動制御障害 12 統合失調症 における持続性注射剤の使用実態下の有効性 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 における使用実態下の有効性 15 頁 15 頁 上記に基づく安全性監視のための活動 2. 医薬品安全性監視計画の概要頁 通常の医薬品安全性監視活動 16 追加の医薬品安全性監視活動 頁 頁 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 16 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 17 3. 有効性に関する調査 試験の計画の概要頁頁 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 19 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 19 上記に基づくリスク最小化のための活動 4. リスク最小化計画の概要頁 通常のリスク最小化活動 20 追加のリスク最小化活動 医療従事者向け資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 20 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 20 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 21 各項目の内容は RMP の本文でご確認下さい

( 別紙様式 ) 医薬品リスク管理計画書 平成 30 年 6 月 1 日 独立行政法人医薬品医療機器総合機構理事長殿 標記について次の通り提出します 住所 : 東京都千代田区神田司町 2-9 氏名 : 大塚製薬株式会社代表取締役社長樋口達夫品目の概要 印 承認年月日 2006 年 1 月 23 日薬効分類 87 117 再審査期間 統合失調症 1~9 2006 年 1 月 23 日 ~ 2016 年 1 月 22 日 (10 年 ) 双極性障害における躁症状の改善 1~9 2012 年 1 月 18 日 ~ 2016 年 1 月 22 日 うつ病 うつ状態 ( 既存治療で十分な効果が認められない場合に限る ) 1~8,14 2013 年 6 月 14 日 ~ 2017 年 6 月 13 日 (4 年 ) 統合失調症 10~13 2015 年 3 月 26 日 ~ 2021 年 3 月 25 日 (6 年 ) 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 1~8,14 2016 年 9 月 28 日 ~ 2020 年 9 月 27 日 (4 年 ) 承認番号 1 21800AMZ10012000 2 21800AMZ10013000 3 21800AMZ10014000 4 21900AMX00907000 5 22100AMX00006000 6 22400AMX00030000 7 22400AMX00031000 8 22400AMX00032000 9 22400AMX00033000 10 22700AMX00644000 11 22700AMX00645000 12 22700AMX00646000 13 22700AMX00647000 14 22800AMX00691000 国際誕生日 2002 年 7 月 17 日 販売名 1 エビリファイ散 1% 2 エビリファイ錠 3 mg 3 エビリファイ錠 6 mg 4 エビリファイ錠 12 mg 1

有効成分 5 エビリファイ内用液 0.1% 6 エビリファイ OD 錠 3 mg 7 エビリファイ OD 錠 6 mg 8 エビリファイ OD 錠 12 mg 9 エビリファイ OD 錠 24 mg 10 エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mg 11 エビリファイ持続性水懸筋注用 400 mg 12 エビリファイ持続性水懸筋注用 300 mg シリンジ 13 エビリファイ持続性水懸筋注用 400 mg シリンジ 14 エビリファイ錠 1 mg アリピプラゾール (1~9,14) アリピプラゾール水和物 (10~13) 含量及び剤形 用法及び用量 1 1 g 中にアリピプラゾールとして10 mgを含有する白色散剤 2 1 錠中にアリピプラゾールとして3 mgを含有する白色素錠 3 1 錠中にアリピプラゾールとして6 mgを含有する黄色素錠 4 1 錠中にアリピプラゾールとして12 mgを含有する青色素錠 5 1 ml 中にアリピプラゾールとして1 mgを含有する無色澄明の液剤 6 1 錠中にアリピプラゾールとして3 mgを含有する白色素錠 ( 口腔内崩壊錠 ) 7 1 錠中にアリピプラゾールとして6 mgを含有する白色素錠 ( 口腔内崩壊錠 ) 8 1 錠中にアリピプラゾールとして12 mgを含有する白色素錠 ( 口腔内崩壊錠 ) 9 1 錠中にアリピプラゾールとして24 mgを含有する白色素錠 ( 口腔内崩壊錠 ) 10 1バイアル中にアリピプラゾール水和物として390 mg( アリピプラゾールとして375 mg) を含有し, 注射用水で用時懸濁して使用する持続性注射剤 ( 懸濁した薬液の吸引時及び投与時の損失を考慮し,1バイアルからアリピプラゾール300 mgを注射可能な量を確保するために過量充填されている ) 11 1バイアル中にアリピプラゾール水和物として494 mg( アリピプラゾールとして475 mg) を含有し, 注射用水で用時懸濁して使用する持続性注射剤 ( 懸濁した薬液の吸引時及び投与時の損失を考慮し,1バイアルからアリピプラゾール400 mgを注射可能な量を確保するために過量充填されている ) 12 1シリンジ中にアリピプラゾール水和物として353.6 mg( アリピプラゾールとして340 mg) を含有し, 注射用水で用時懸濁して使用する持続性注射剤 ( 懸濁した薬液の投与時の損失を考慮し,1シリンジからアリピプラゾール 300 mgを注射可能な量を確保するために過量充填されている ) 13 1シリンジ中にアリピプラゾール水和物として457.6 mg( アリピプラゾールとして440 mg) を含有し, 注射用水で用時懸濁して使用する持続性注射剤 ( 懸濁した薬液の投与時の損失を考慮し,1シリンジからアリピプラゾール 400 mgを注射可能な量を確保するために過量充填されている ) 14 1 錠中にアリピプラゾールとして1 mgを含有する微赤白色素錠 統合失調症 1234678914: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 1 日 6~12 mg を開始用量,1 日 6~24 mg を維持用量とし,1 回又は 2 回に分けて経口投与する なお, 年齢, 症状により適宜増減するが,1 日量は 30 mg を超えないこと 5: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 1 日 6~12 mg(6~12 ml) を開始用量,1 日 6~24 mg(6~24 ml) を維持用量とし,1 回又は 2 回に分けて経口投与する なお, 年齢, 症状により適宜増減するが,1 日量は 30 mg(30 ml) を超えないこと 10111213: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 1 回 400 mg を 4 週に 1 回臀部筋肉内又は三角筋内に投与する なお, 症状, 忍容性に応じて 1 回 300 mg に減量すること 双極性障害における躁症状の改善 1234678914: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 12~24 mg を 1 日 1 回経口投与する なお, 開始用量は 24 mg とし, 年齢, 症状により適宜増減するが,1 日量は 30 mg を超えないこと 5: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 12~24 mg(12~24 ml) を 1 日 1 回経口投与する なお, 開始用量は 24 mg(24 ml) とし, 年齢, 症状により適宜増減するが,1 日量は 30 mg(30 ml) を超えないこと 2

効能又は効果 うつ病 うつ状態 ( 既存治療で十分な効果が認められない場合に限る ) 123467814: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 3 mg を 1 日 1 回経口投与する なお, 年齢, 症状により適宜増減するが, 増量幅は 1 日量として 3 mg とし,1 日量は 15 mg を超えないこと 5: 通常, 成人にはアリピプラゾールとして 3 mg(3 ml) を 1 日 1 回経口投与する なお, 年齢, 症状により適宜増減するが, 増量幅は 1 日量として 3 mg (3 ml) とし,1 日量は 15 mg(15 ml) を超えないこと 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 123467814: 通常, アリピプラゾールとして 1 日 1 mg を開始用量,1 日 1~15 mg を維持用量とし,1 日 1 回経口投与する なお, 症状により適宜増減するが, 増量幅は 1 日量として最大 3 mg とし,1 日量は 15 mg を超えないこと 5: 通常, アリピプラゾールとして 1 日 1mg(1mL) を開始用量,1 日 1~15mg (1~15mL) を維持用量とし,1 日 1 回経口投与する なお, 症状により適宜増減するが, 増量幅は 1 日量として最大 3mg(3mL) とし,1 日量は 15mg(15 ml) を超えないこと 1234567891011121314: 統合失調症 12345678914: 双極性障害における躁症状の改善 1234567814: うつ病 うつ状態 ( 既存治療で十分な効果が認められない 場合に限る ) 1234567814: 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 承認条件医薬品リスク管理計画を策定の上, 適切に実施すること 備 考 2006 年 1 月 23 日 : 散剤,3 mg 6 mg 錠剤承認 (123) 2007 年 4 月 2 日 :12 mg 錠剤追加承認 (4) 2009 年 1 月 6 日 : 内用液製剤追加承認 (5) 2012 年 1 月 18 日 :OD 錠製剤追加承認 (6789) 2012 年 1 月 18 日 : 双極性障害における躁症状の改善効能追加承認 (1234 56789) 2013 年 6 月 14 日 : うつ病 うつ状態 ( 既存治療で十分な効果が認められない場合に限る ) 効能追加承認 (12345678) 2015 年 3 月 26 日 : 持続性注射剤の統合失調症承認 (10111213) 2016 年 9 月 28 日 :1 mg錠剤追加承認 (14), 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性効能追加承認 (1234567814) 変更の履歴 前回提出日 : 2017 年 9 月 8 日変更内容の概要 : 1. 医薬品リスク管理計画の概要安全性検討事項重要な特定されたリスク, 医薬品安全性監視計画の概要追加の医薬品安全性監視活動特定使用成績調査 及び, リスク最小化計 3

画の概要追加のリスク最小化活動患者向け適正使用リーフ医療従事者向け資材 : 適正使用と安全管理の手引企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 に 衝動制御障害 を追加した 2. 有効性に関する検討事項, 医薬品安全性監視計画の概要追加の安全性監視活動 及び, 有効性に関する調査 試験の計画の概要 から 特定使用成績調査( うつ病 うつ状態 ) を削除し記載整備した 3. 品目の概要備考 から再審査に関する記載を削除した 参考資料を添付資料とし記載整備した 変更理由 : 1. 使用上の注意 重要な基本的注意 に 衝動制御障害 を追加したため 2. 最新状況 ( 当該調査の終了 ) の反映 3. 薬生薬審発 1205 第 1 号 ( 平成 29 年 12 月 5 日 ) を含む最新の記載要領に従った 4

1 医薬品リスク管理計画の概要 1.1 安全性検討事項 重要な特定されたリスク 悪性症候群重要な特定されたリスクとした理由 : 悪性症候群は抗精神病薬で留意が必要とされており, 発現すると生命予後に重大な影響を及ぼす可能性があるため注意喚起が必要である 国内の臨床試験において本剤との関連性が否定できない悪性症候群が報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 国内においても製造販売後において悪性症候群が副作用として報告されている 以上より悪性症候群を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における悪性症候群の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 錐体外路症状重要な特定されたリスクとした理由 : 承認された適応症及び剤型では, 抗精神病薬で留意が必要とされている錐体外路症状が広範に認められている 特に難治性である遅発性ジスキネジアや, 嚥下性肺炎を起すおそれのある嚥下障害に対する注意喚起が必要である 海外の臨床試験において本剤との関連 5

性が否定できない遅発性ジスキネジアが報告されたため, 類薬と同様に遅発性ジスキネジアが使用上の注意の重大な副作用に記載されている 国内の製造販売後においても遅発性ジスキネジアおよび嚥下障害を含む錐体外路症状が副作用として報告されている 以上より錐体外路症状を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における錐体外路症状の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 麻痺性イレウス重要な特定されたリスクとした理由 : 麻痺性イレウスが発現すると重篤な転帰に至る可能性があるため注意喚起が必要であり, 国内の臨床試験において, 本剤との関連性が否定できない麻痺性イレウスが報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 国内においても製造販売後において麻痺性イレウスが副作用として報告されている 以上より麻痺性イレウスを 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における麻痺性イレウスの発現状況をより詳細に把握するため 6

リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため アナフィラキシー重要な特定されたリスクとした理由 : アナフィラキシーは発現すると生命予後に重大な影響を及ぼす可能性があるため注意喚起が必要である 海外にて本剤のアナフィラキシーが注意喚起されていることから, 使用上の注意の重大な副作用に記載されている 国内の製造販売後において, アナフィラキシーが副作用として報告されている 以上よりアナフィラキシーを 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後におけるアナフィラキシーの発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 7

横紋筋融解症重要な特定されたリスクとした理由 : 悪性症候群と関連して抗精神病薬の重大な副作用として横紋筋融解症が発現することがあるため注意喚起が必要である 海外にて本剤の横紋筋融解症が注意喚起されていることから, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 国内の製造販売後において, 横紋筋融解症が副作用として報告されている 以上より横紋筋融解症を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における横紋筋融解症の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡重要な特定されたリスクとした理由 : 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡は発現すると生命予後に重大な影響を及ぼす可能性があるため注意喚起が必要である 類薬にて因果関係を否定できない重篤な高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシスエ糖尿病性昏睡が報告されており, 海外にて本剤の糖代謝異常が注意喚起されていることから, 使用上の注意の重大な副作用に記載されている また, 国内の製造販売後において, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡が副作用として報告されている 以上より高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 8

内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 低血糖重要な特定されたリスクとした理由 : 低血糖が発現すると重篤な転帰に至る可能性があるため注意喚起が必要である 国内の製造販売後において, 本剤との因果関係が否定できない低血糖が報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 以上より低血糖を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における低血糖の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 9

1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 痙攣 重要な特定されたリスクとした理由 : 抗精神病薬が痙攣閾値を下げ痙攣発作を起こしやすくする可能性があるとされており, 国内の製造販売後において, 本剤との関連性が否定できない痙攣が報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 以上より痙攣を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における痙攣の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 無顆粒球症, 白血球減少重要な特定されたリスクとした理由 : 米国で全ての抗精神病薬に無顆粒球症, 白血球減少症, 好中球減少症に関する注意喚起が追加される措置があり, 本邦においても製造販売後において, 本剤との因果関係が否定できない無顆粒球症, 白血球減少も認められたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 10

以上より無顆粒球症, 白血球減少を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における無顆粒球症, 白血球減少の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 肺塞栓症, 深部静脈血栓症重要な特定されたリスクとした理由 : 欧州での全ての抗精神病薬に静脈血栓塞栓症に関する注意喚起が追加される措置があり, 国内の製造販売後に本剤との因果関係が否定できない肺塞栓症, 深部静脈血栓症が報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 以上より肺塞栓症, 深部静脈血栓症を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における塞栓症, 深部静脈血栓症の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び 11

当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 肝機能障害重要な特定されたリスクとした理由 : 国内の製造販売後において本剤との関連性が否定できない肝機能障害が報告されたため, 類薬と同様に使用上の注意の重大な副作用に記載されている 以上より肝機能障害を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における肝機能障害の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 衝動制御障害重要な特定されたリスクとした理由 : 本剤はドパミン D2,D3 受容体部分アゴニスト作用を有しており, 衝動制御障害と中枢におけるドパミン受容体活性化との関連性が示唆されている また, 国内外の製造販売後において本剤との関連性が否定できない病的賭博 ( 個人的生活の崩壊等の社会的に不利な 12

結果を招くにもかかわらず, 持続的にギャンブルを繰り返す状態 ), 病的性欲亢進, 強迫性購買, 暴食等の衝動制御障害が報告されている 衝動制御障害は, 原疾患の精神症状と区別がつきにくく, 患者およびその家族が注意することが重要であるため, 使用上の注意の重要な基本的注意に記載されている 以上より衝動制御障害を 重要な特定されたリスク に分類した 医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における衝動制御障害の発現状況をより詳細に把握するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動として, 以下を実施する 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 最新の発現状況及び早期発見と適切な診断 治療のための情報を提供し, 適正使用の推進を図るため 重要な潜在的リスク 自殺行動, 自殺念慮重要な潜在的リスクとした理由 : これまでの臨床試験における自殺関連有害事象の発現率は類薬に比較して特に高いものではなかった 統合失調症, 双極性障害, うつ病 うつ状態および, 自閉スペクトラム症患者において, 自殺関連有害事象の発現率は一般より高いとされ, アリピプラゾールと自殺関連有害事象の関連性は特定されていないが, 本剤の製造販売後においてもこれらの自殺関連有害事象が発現している 以上より自殺行動, 自殺念慮を 重要な潜在的リスク に分類した 13

医薬品安全性監視活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動として, 以下を実施する 1. 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 2. 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 選択理由 製造販売後における自殺行動, 自殺念慮の発現状況をより詳細に把握し, 本剤との関連性を特定するため リスク最小化活動の内容及びその選択理由 : 内容 通常のリスク最小化活動として, 添付文書, 患者向医薬品ガイドに, 投与期間中及び当該事象発現時の注意について記載して注意喚起している 追加のリスク最小化活動 1. 医療従事者向けの資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 2. 患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 3. 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 選択理由 現時点は十分な情報が蓄積されていないため, 情報が得られた段階で更なるリスク最小化活動を設定する 重要な不足情報 該当なし 14

1.2 有効性に関する検討事項 統合失調症 における持続性注射剤の使用実態下の有効性 有効性に関する検討事項とした理由 : 臨床試験における有効性に関する情報は限定的であ り, 本剤の統合失調症に対する使用実態下における有効性が有益な情報となり得るため 有効性に関する調査 試験の名称 : 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 調査 試験の目的, 内容及び手法の概要並びに選択理由 : 本剤の統合失調症に対する使用実態下における有効性を確認するため, 特定使用成績調査 を選択した 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 における使用実態下の有効性 有効性に関する検討事項とした理由 : 臨床試験における有効性に関する情報は限定的であ り, 本剤の小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に対する使用実態下における有効 性が有益な情報となり得るため 有効性に関する調査 試験の名称 : 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経 口剤 ) 調査 試験の目的, 内容及び手法の概要並びに選択理由 : 本剤の小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性に対する使用実態下における有効性 を確認するため, 特定使用成績調査を選択した 15

2 医薬品安全性監視計画の概要通常の医薬品安全性監視活動通常の医薬品安全性監視活動の概要 : 自発報告, 文献 学会情報, 外国措置情報, 臨床試験及び製造販売後調査等より報告される安全性情報の評価 追加の医薬品安全性監視活動 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 安全性検討事項 悪性症候群, 錐体外路症状, 麻痺性イレウス, アナフィラキシー, 横紋筋融解症, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡, 低血糖, 痙攣, 無顆粒球症, 白血球減少, 肺塞栓症, 深部静脈血栓症, 肝機能障害, 衝動制御障害, 自殺行動, 自殺念慮 その他の検討事項 注射部位反応 目的 エビリファイ持続性水懸筋注用を投与する統合失調症患者を対象に,52 週間の観察を行い, 製造販売後の使用実態下における安全性, 有効性を確認する 実施計画 実施期間: 調査期間平成 27 年 12 月 ~ 平成 31 年 11 月 (4 年間 )( 予定 ) 登録期間平成 27 年 12 月 ~ 平成 29 年 11 月 (2 年間 )( 予定 ) 実施方法:EDC システムを用いた中央登録方式にて実施する 観察期間: 原則として投与開始から 52 週間を観察期間とする 投与中止の場合は本剤の最終投与日から 8 週後までを観察期間とする 目標症例数:920 例 ( 登録症例数として 1200 例 ) 小児等, 高齢者, 妊産婦, 腎障害患者, 肝障害患者については, 本調査の中で安全性の検討を行う 実施計画の根拠 実施期間 : 登録期間が 2 年,52 週間の観察期間, 投与中止症例については本剤の最終投与日から 8 週間の後観察期間, さらに調査票回収及び症例固定までの期間を考慮し, 調査期間は 4 年間と想定した 実施方法 : 通常診療の使用実態下における症例情報を収集するため, 中央登録方式による特定使用成績調査を実施することとした 観察期間 : 対象疾患 ( 統合失調症 ) の疾患特性, 持続性注射剤の製剤特性から, 通常, 長期間投与されることが想定されるため, 観察期間を 52 週とした 目標症例数 : 統合失調症に対する経口剤の使用実態下における安全性については, 16

すでに終了済みの特定使用成績調査で 4,900 例以上の十分な情報を収集している また臨床試験において, 持続性注射剤群と錠剤群とで有害事象及び副作用の種類, 発現率は大きく異ならなかったこと, 及び持続性注射剤におけるまれな有害事象及び副作用については市販直後調査あるいは自発報告にて情報収集が可能であることから, 製造販売後調査として使用実態下における持続性注射剤に特有の有害事象及び副作用 ( 注射部位反応を含む ) および 警告 及びその他の項において注意喚起されている糖代謝関連有害事象及び副作用を確認するためには,0.5% 程度の発現率の有害事象及び副作用の捕捉が妥当と考えた 以上より, 目標症例数は,0.5% の頻度で発現する副作用を 99% 以上の信頼度で検出するため 920 例と算出した ただし, 第 Ⅲ 相試験 ( 実薬対照二重盲検試験 ) における 52 週完了率が 74.1% であったことを考慮し, 52 週間の観察完了時に 920 例を確保するため登録症例数は 1200 例を予定している 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性情報について包括的検討を行うため, 安全性定期報告時に集計解析を実施する 52 週間の観察を終了した症例を 460 例程度固定した時点で中間解析を実施し, 報告書を作成する 全症例のデータ固定が終わった時点で最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 特定された新たなリスクの安全性検討事項への追加要否について検討する 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 安全性検討事項 悪性症候群, 錐体外路症状, 麻痺性イレウス, アナフィラキシー, 横紋筋融解症, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡, 低血糖, 痙攣, 無顆粒球症, 白血球減少, 肺塞栓症, 深部静脈血栓症, 肝機能障害, 衝動制御障害, 自殺行動, 自殺念慮 その他の検討事項 過鎮静及び敵意 攻撃性関連の有害事象の発現状況, 本剤投与後の体重及び成長への影響 目的 エビリファイを新たに投与する小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性を示す患者を対象に, 1 年間 (52 週間 ) の観察を行い, 製造販売後の使用実態下における安全性, 有効性を確認することを目的とする 実施計画 実施期間: 調査期間平成 29 年 4 月 ~ 平成 31 年 9 月 (2 年 6 ヵ月 ) 17

登録期間平成 29 年 4 月 ~ 平成 30 年 6 月 (1 年 3 ヵ月 ) 実施方法: 中央登録方式にて実施する 観察期間: 原則として投与開始から 1 年間 (52 週間 ) を観察期間とする 目標症例数:300 例 ( 登録予定症例数として 365 例 ) 実施計画の根拠 実施期間 : 目標症例を収集するための実施可能性を考慮して調査期間を 2 年 6 ヵ月間とした 実施方法 : プロスペクティブな観察研究を行うため, 中央登録方式による特定使用成績調査を実施することとした 観察期間 : 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性を示す患者に対する長期投与時の安全性及び有効性を観察するため 1 年間とした 目標症例数 :1% の頻度で発現する副作用を 95% 以上の信頼度で検出できるように 300 例とした 節目となる予定の時期及びその根拠 安全性情報について包括的検討を行うため, 安全性定期報告時に集計解析を実施する 全症例のデータ固定が終わった時点で最終報告書を作成する 当該医薬品安全性監視活動の結果に基づいて実施される可能性のある追加の措置及びその開始の決定基準 特定された新たなリスクの安全性検討事項への追加要否について検討する 18

3 有効性に関する調査 試験の計画の概要 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 有効性に関する検討事項 統合失調症 における持続性注射剤の使用実態下の有効性 目的 実施計画 実施計画の根拠 節目となる予定の時期及びその根拠 は 2 医薬品安全性監視計画の概要 の項の特定使用成績調査に同じ 特定使用成績調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤 ) 有効性に関する検討事項 小児期の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性 における使用実態下の有効性 目的 実施計画 実施計画の根拠 節目となる予定の時期及びその根拠 は 2 医薬品安全性監視計画の概要 の項の特定使用成績調査に同じ 19

4 リスク最小化計画の概要 通常のリスク最小化活動通常のリスク最小化活動の概要 : 添付文書, 患者向医薬品ガイドによる情報提供 注意喚起追加のリスク最小化活動 医療従事者向け資材 : 適正使用と安全管理の手引きの作成, 配布 安全性検討事項 悪性症候群, 錐体外路症状, 麻痺性イレウス, アナフィラキシー, 横紋筋融解症, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡, 低血糖, 痙攣, 無顆粒球症, 白血球減少, 肺塞栓症, 深部静脈血栓症, 肝機能障害, 衝動制御障害, 自殺行動, 自殺念慮 目的 医師に対する注意喚起と薬剤の適正使用を促すため 具体的な方法 MR 等が医療機関訪問時に提供, 説明し, アリピプラゾールの適正使用を依頼する 節目となる予定の時期, 実施した結果に基づき採択される可能性がある更なる措置 情報入手時及び安全性定期報告の提出時に, アリピプラゾールの副作用の発現状況等を確認する 本結果から, リスク最小化策の更なる強化が必要と判断される場合, また新たな安全性検討事項が認められた場合には, 添付文書の改訂を含め, 資材の改訂, 追加の資材作成等を検討する これらの必要性がないと判断される場合には, 本情報提供の継続の要否について検討する 報告の予定時期 : 安全性定期報告書提出時, 添付文書改訂時患者向け資材 : 患者向け適正使用リーフの作成, 配布 安全性検討事項 悪性症候群, 錐体外路症状, 麻痺性イレウス, アナフィラキシー, 横紋筋融解症, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡, 低血糖, 痙攣, 無顆粒球症, 白血球減少, 肺塞栓症, 深部静脈血栓症, 肝機能障害, 衝動制御障害, 自殺行動, 自殺念慮 目的 患者等がアリピプラゾールを正しく理解し, 重篤な副作用の早期発見や薬剤の適正使用について理解を促すため 具体的な方法 MR 等が医療機関訪問時に提供, 説明し, アリピプラゾールの適正使用を依頼する 節目となる予定の時期, 実施した結果に基づき採択される可能性がある更なる措置 添付文書改訂時に, 必要に応じて改訂し, 改訂版を医師 薬剤師に配布する 20

報告の予定時期 : 安全性定期報告書提出時, 添付文書改訂時企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 安全性検討事項 悪性症候群, 錐体外路症状, 麻痺性イレウス, アナフィラキシー, 横紋筋融解症, 高血糖, 糖尿病性ケトアシドーシス, 糖尿病性昏睡, 低血糖, 痙攣, 無顆粒球症, 白血球減少, 肺塞栓症, 深部静脈血栓症, 肝機能障害, 衝動制御障害, 自殺行動, 自殺念慮 目的 即時性のある情報提供のため 具体的な方法 企業ホームページにおいて, 収集された副作用件数, 本剤の情報や適正使用に係る注意喚起, 副作用発現状況を踏まえた注意喚起等を公表する 節目となる予定の時期, 実施した結果に基づき採択される可能性がある更なる措置 報告の予定時期を迎えた後, 速やかに公表する 報告の予定時期 : 安全性定期報告時, 重要な情報が得られた場合, 適正使用上の新たな情報が得られた場合 21

5 医薬品安全性監視計画, 有効性に関する調査 試験の計画及びリスク最小化計 画の一覧 5.1 医薬品安全性監視計画の一覧 通常の医薬品安全性監視活動自発報告, 文献 学会情報, 外国措置情報, 臨床試験及び製造販売後調査等より報告される安全情報の評価及び当局への報告追加の医薬品安全性監視活動 追加の医薬品安全性監視活動の名称特定使用成績調査 ( 双極性障害の躁症状 : 経口剤 ) 特定使用成績調査 ( うつ病 うつ状態 : 経口剤 ) 市販直後調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 市販直後調査 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤承認時 ) 特定使用成績調査 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 節目となる症例数節目となる / 目標症例数予定の時期 実施状況 報告書の作成予定日 中間報告:250 例 安全性定 終了 中間報告書: 作成済み /500 症例 期報告時 (2015 年 10 月第 15 回安 最終報告:500 例 中間報告 全性定期報告書に添付 ) /500 例 書作成時 最終報告書: 作成済み 最終報告 (2016 年 4 月再審査申請 書作成時 添付資料として提出 ) 中間報告:500 例 安全性定 終了 中間報告書: 作成済み /1000 症例 期報告時 (2016 年 10 月第 17 回安 最終報告:1000 中間報告 全性定期報告書に添付 ) 例 /1000 例 書作成時 最終報告書: 作成済み 最終報告 (2017 年 9 月再審査申請 書作成時 添付資料として提出 ) 該当せず 販売開始後 終了 最終報告書: 作成済み 6 ヵ月 (2016 年 1 月提出 ) 該当せず 効能追加承 終了 最終報告書: 作成済み 認後 6 ヵ月 (2017 年 5 月提出 ) 中間報告:460 例 安全性定 実施中 中間報告書: 作成済み /920 症例 期報告時 (2018 年 4 月第 20 回安 最終報告:920 例 中間報告 全性定期報告書に添付 ) /920 例 書作成時 最終報告書作成時 最終報告 書作成時 特定使用成績調査 最終報告:300 例 安全性定実施中 最終報告書作成時 22

( 小児期 自閉スペ クトラム症 : 経口 剤 ) /300 例期報告時 最終報告 書作成時 医薬品リスク管理計画策定以前より開始 5.2 有効性に関する調査 試験の計画の一覧 有効性に関する調査 試験の名称 節目となる症例数 / 目標症例数 節目となる予定の時期 実施状況 報告書の作成予定日 特定使用成績調査 中間報告 :250 例 安全性定 終了 中間報告書 : 作成済み ( 双極性障害の躁 /500 症例 期報告時 (2015 年 10 月第 15 回安 症状 : 経口剤 ) 最終報告 :500 例 中間報告 全性定期報告書に添付 ) /500 例 書作成時 最終報告 最終報告書 : 作成済み 書作成時 (2016 年 4 月再審査申請 添付資料として提出 ) 特定使用成績調査 中間報告 :500 例 安全性定 終了 中間報告書 : 作成済み ( うつ病 うつ状 /1000 症例 期報告時 (2016 年 10 月第 17 回安 態 : 経口剤 ) 最終報告 : 1000 中間報告 全性定期報告書に添付 ) 例 /1000 例 書作成時 最終報告書 : 作成済み 最終報告 (2017 年 9 月再審査申請 書作成時 時添付資料として提出 ) 特定使用成績調査 中間報告 :460 例 安全性定 実施中 中間報告書 : 作成済み ( 統合失調症 : 持 /920 症例 期報告時 (2018 年 4 月第 20 回安 続性注射剤 ) 最終報告 :920 例 中間報告 全性定期報告書に添付 ) /920 例 書作成時 最終報告書作成時 最終報告 書作成時 特定使用成績調査 最終報告 :300 例 安全性定 実施中 最終報告書作成時 ( 小児期 自閉スペ /300 例 期報告時 クトラム症 : 経口 最終報告 剤 ) 書作成時 医薬品リスク管理計画策定以前より開始 23

5.3 リスク最小化計画の一覧 通常のリスク最小化活動 添付文書, 患者向医薬品ガイドによる情報提供 注意喚起 追加のリスク最小化活動 追加のリスク最小化活動の名称 節目となる予定の時期 実施状況 市販直後調査による情報提供 実施期間 : 販売開始後 6 ヵ月間 終了 ( 統合失調症 : 持続性注射剤 ) 最終評価, 報告の予定時期 : 作成済み (2016 年 1 月提出 ) 市販直後調査による情報提供 実施期間 : 効能追加承認後 6 ヵ月間 終了 ( 小児期 自閉スペクトラム症 : 経口剤承認時 ) 最終評価, 報告の予定時期 : 作成済み (2017 年 5 月提出 ) 医療従事者向け資材 : 適正使用 安全性定期報告時, 添付文書改訂時 実施中 と安全管理の手引きの作成, 配布 患者向け適正使用リーフの作 安全性定期報告時, 添付文書改訂時 実施中 成, 配布 企業ホームページにおけるアリピプラゾールの副作用発現頻度の公表 安全性定期報告時, 重要な情報が得られた場合, 適正使用上の新たな情報が得られた場合 実施中 24