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練馬区空き家等対策に関する基本的な方針

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

⑶ 特定空家等法第 2 条第 2 項に規定する特定空家等をいう ⑷ 居住建築物等区内に存する居住の用に供されている建築物その他の建築物またはこれに付属する工作物およびその敷地 ( 立木その他の土地に定着する物を含む ) であって 空家等に該当しないものをいう ただし 国または地方公共団体が所有し ま

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2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

<4D F736F F D2092B7956C8E738BF389C C98AD682B782E98FF097E18E7B8D738B4B91A B95B6816A2E646F63>

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○登米市空き家等の適正管理に関する条例 (素々案)

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

( 別式第 7 ) をもって 当該所有者等に対し代執行の内容を通知するものとする 5 町長は 法第 14 条第 9 項に基づき行政代執行法による特定空家等の処分を行う場合は その代執行の現場に責任者を派遣し 当該責任者に対し行政代執行法第 4 条に基づく証票として 執行責任者証 ( 別式第 8 )

空家等対策の推進に関する特別措置法に基づく立入検査の実施について ( 通知 ) 貴の所有 ( 管理 ) する下物件 ( 建築物又はそれに付属する工作物及びその敷地を含む 以下同じ ) について 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 12 7 号 以下 法 という ) 第 9

また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

名張市地域振興券交付事業特別会計条例

ア建築物の部材等が落下し 飛散するおそれのある状態イ建築物の老朽化又は台風等の自然災害により 倒壊又は損傷するおそれのある状態ウ建築物の外壁 窓等が剥落し 建築物の外部から内部が見通せる状態エ竹木その他の土地の定着物が 道路との境界線を越え通行の妨げになっている状態オ物が大量に堆積されている状態カね

( 空家等対策計画 ) 第 6 条町は 空家等に関する対策を総合的かつ計画的に実施するため 法第 6 条第 1 項に規定する空家等対策計画 ( 以下 空家等対策計画 という ) を定めなければならない 2 法で定めるもののほか 空家等対策計画の策定等に関し必要な事項は 町長が別に定める ( 協議会

公益社団法人大分県不動産鑑定士協会では 不動産鑑定評価制度に関する社会一般の理解と信頼性をより一層高め 県民からの不動産に関するあらゆる相談に適切に対処するため 毎年 2 回 4 月 ( 不動産鑑定評価の日 ) と 10 月 ( 土地月間 ) に 県内の各市役所などで 不動産に関する無料相談会を行っ

目 次 第 1 章総則頁第 1 条目的 1 第 2 条定義 2 第 3 条所有者等の管理義務 7 第 4 条市長, 市民及び事業者の責務 8 第 2 章市民等からの情報提供及び調査の実施等第 5 条立入調査等 9 第 6 条類似空家等又は空地等の所有者等に関する情報の利用等 11 第 7 条データベ

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

づき通知及び公告をした期日又は場所において意見の聴取を行うことができないときは 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更することができる 4 市長は 前 2 項の規定に基づき 意見の聴取の期日を延期し 又は場所を変更するときは 法 14 条 7 項の規定に準じて通知し かつ 公告する ( 議長 )

邑南町空き家等の適正管理に関する条例

平成11年6月8日

様式 1 P3-(1) 空家等相談受付台帳 : 裏面 不動産登簿又は固定資産税台帳による所有者等の確認 所在地番地目地積 土 東伊豆町 東伊豆町 東伊豆町 m2 m2 m2 地 所有権 そ の 他 の 権 利 無 有 ( 有の場合 権利の内容を下欄に入 ) 家屋番号 1 種類 2 構造 床面積 原因

坂戸市条例第 号

別式第 1 号 ( 第 2 条関係 ) ( 表面 ) 第 号 立入調査員証 写 真 所 属 職 氏名生 年 月 日 上の者は 米子市空き家等の適正管理に関する条例 ( 平成 24 年米子市条例第 28 号 ) 第 4 条第 2 項の規定に基づき立入調査を行う職権を有する者であることを証する ( 裏面

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第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

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目次 第 1 章 計画の方針 1 背景と目的 1P 2 基本方針 3 対象地域 4 計画期間 2P 5 対象とする空家等の種類 6 空家等対策の目標値 7 計画の公表 3P 第 2 章 空家等の対策 1 空家等の調査 3P 2 所有者等による空家等の適切な管理の促進 3 空家等の活用及び跡地 ( 解

( 措置完了報告 ) 第 13 条法第 14 条第 1 項から第 3 項までの規定による助言等及び行政代執行法第 3 条第 1 項の規定による戒告に対し措置を行った場合は 措置完了報告書 ( 様式第 14 ) により報告するものとする ( 標識 ) 第 14 条法第 14 条第 11 項の規定による

空家

( 定義 ) 第 2 条この条例において 次の各号に掲げる用語の意義は それぞれ当該各号に定めるところによる (1) 空き家等本市の区域内に所在する建物その他の工作物で 正当な権限を有する者の用に現に継続して供されていないもの及びその敷地並びに空き地 ( 原則として農林業用地を除く 以下同じ ) を

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( その他 ) 第 11 条この規則に定めるもののほか, 必要な事項は, 市長が別に定める 附則この規則は, 平成 30 年 4 月 1 日から施行する

目次 第 1 章計画の趣旨 1. 計画策定の背景と目的 2. 計画の性格 3. 対象地区 4. 計画期間 第 2 章本市の現状と推計 1. 住宅 土地統計調査の結果 2. 本市の空家の状況 3. 今後の推計 第 3 章基本的な方針 1. 計画の方向性 2. 所有者の適正な管理の促進 第 4 章推進す

胎内市空き家等対策計画 平成 30 年 (2018 年 )4 月 胎内市 空き家 と 空家 の記載について 空き家 と 空家 の記載については法律用語と一般名称が混在することから 空家 とした ただし 空き家バンク 空き家等対策計画 及び 胎内市空き地 空き家等の適正管理に関する条例 については 空

第 8 条市長は 法第 14 条第 2 項の規定による勧告をするに当たり 条例第 7 条の規定により意見を述べる機会を与える場合は 当該勧告に係る特定空家等の所有者等に対し勧告に係る事前の通知書 ( 別第 8 号様式 ) を送付するものとする 2 前項の通知書の送付を受けた者は 当該勧告について意見

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その他の法令等 消防法京都市火災予防条例道路法廃棄物の処理及び清掃に関する法律 対象 状況屋外における火災予防上危険なもの ( 火災の危険が迫っている場合のみに限定 ) 空き家, 空き地で火災予防上危険なもの認定区域内に生じている道路の交通に支障を及ぼすおそれのある行為自己所有地でごみ ( 一般廃棄

目次 1 資料 1 略式代執行について 1 2 資料 2 空き家データベースについて 3 3 資料 3 命令に係る措置の履行が不十分な状態の 特定空家等への対応について 4 4 資料 4 その他報告事項 7 ( 別添資料 ) 1 空家等対策の推進に関する特別措置法 2 姫路市老朽危険空家等の対策に関

美浜町空家等解体促進費補助金交付要綱

個人情報の保護に関する規程(案)

する 2 行政代執行に係る行政代執行法 3 条 2 項の規定による通知は 代執行令書 ( 式 8 ) により行うものとする 3 行政代執行に係る行政代執行法 4 条の証票の式は 執行責任者証 ( 式 9 ) のとおりとする 4 行政代執行に係る行政代執行法 5 条の規定による納付の命令は 代執行費用

(3) 障害を理由とする差別障害を理由とする不当な差別的取扱いを行うこと又は合理的配慮の提供をしないことをいいます (4) 障害を理由とする不当な差別的取扱い客観的にやむを得ないと認められる特別な事情なく 障害又は障害に関連する事由により障害者を区別し 排除し 又は制限すること 障害者に障害者でない

目次 Ⅰ 特定空家等 ( 老朽危険空き家 ) の認定基準について 1 Ⅱ 老朽危険空家等に対する対応 5 Ⅲ その他報告事項について 6 ( 添付資料 ) 1 特定空家等に対する措置 に関する適切な実施を図るために必要な指針 ( ガイドライン ) 抜粋 8 2 ガイドライン [ 別紙 1]~[ 別紙

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

目 次 はじめに... 1 特定空家等の対策 危険な状態になっているとの通知と対策依頼文書の送付 立入調査... 2 (1) 事前通知... 3 (2) 立入調査の実施... 3 (3) 立入調査の身分証の提示... 5 (4) 立入調査拒否等の過料処分 特

第1章 空家等の現状

(基本方針中表紙)

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格建築物が対象である このため 建基法による完了検査済証が交付されていない場合 その確認をどのように行うかが課題となる ( 古い戸建住宅は完了検査を受検していない事例が特に多い ) また 要件が厳しく判断基準も明確ではないため実際の適用は難しく また 建築物所有者にとって不利益処分であるため 行政庁

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

山陽小野田市空き家等の適正管理に関する条例 ( 素案 ) ( 目的 ) 第 1 条この条例は 空き家等が管理不全な状態となることを防止し 又は管理不全な状態にある空き家等を適正な管理状態に導くことにより 生活環境の保 全及び安全で安心なまちづくりの推進に寄与することを目的とする この条は この条例の

1 現地及び所有者等の調査現地調査及び所有者等の調査は 以下の記載順によらず事案に応じて判断するものとする ( 同時並行も可 ) 実施手順 現地調査 (1) 現地調査による空家等の状態の把握事案の発生を受け 当該事案に係る空家等が特定空家等に該当するか否かを判定するために必要な調査を行う 1 特定空

平成 24 年 7 月 26 日 区長会議 老朽家屋問題検討部会 経過とりまとめ報告書 ~ たたき台 ~ 1. 検討部会等開催状況 (1) 平成 24 年 3 月 16 日幹事区 ( 西成区 生野区 東淀川区 ) 打合せ各区の現状および課題を共有し 関係局を交えての検討会のあり方について議論 (2)

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程


3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

目 次 第 1 計画の目的と対象 2 1. 計画策定の背景 2. 計画の目的 3. 計画期間 4. 計画の対象 5. 計画の改訂について第 2 大阪市の空家の現状 5 1. 大阪市の空家 ( 住宅用途 ) の状況 2. 空家の発生の経緯等第 3 空家等対策の基本的な方針と目標 基本的な方

(5) 事業者等自転車及び自動車の製造 輸入 販売又は修理を業として行っている者及びそれらの者の団体並びにその他の事業者をいう (6) 所有者等自動車の所有権 占有権若しくは使用権を有する者若しくは最後に有した者又は自動車を放置した者若しくは放置させた者をいう (7) 廃物自転車又は自動車としての機

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はじめに 本マニュアルは 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 127 号 以下 法 という ) に基づき特定空家等に対する措置を行うにあたり 特定空家等に対する措置 に関する適切な実施を図るために必要な指針 ( ガイドライン ) を補完するものとして定めるものである 本マニ

老朽家屋対策をめぐる法と政策

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(3) 基本的な方向空家はあくまで所有者に管理責任があることから 所有者等が周辺の生活環境に悪影響を及ぼす特定空家等を生み出さないこと また 特定空家等の状態にあるものについては 所有者等が自発的に改善を行うことを本市の特定空家等対策の基本とする このため 所有者等の維持管理義務に関する意識の向上

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

湯沢市空家等対策計画 ( 平成 28 年度 ~ 平成 30 年度 ) 平成 28 年 5 月 湯沢市市民生活部くらしの相談課

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

第 2 節 監督処分等 ( 監督処分等 ) 第 81 条 国土交通大臣 都道府県知事又は市長は 次の各号のいずれかに該当する者に対して 都市計画上必要な限度において このの規定によってした許可 認可若しくは承認を取り消し 変更し その効力を停止し その条件を変更し 若しくは新たに条件を付し 又は工事

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

3 事前通知書に記載する命ずるに至った事由は 根拠となる法令の条項及び当該特定空き家等の状態並びに当該特定空き家等が周辺にどのような悪影響を及ぼしていか及びその結果どのような措置を命ぜられているのか等について 所有者等が理解できるように 明確に記載しなければならない 4 事前通知書に記載する意見書の

景観重要建造物と景観重要樹木

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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外部通報処理要領(ホームページ登載分)

個人情報の取り扱いに関する規程

ブロック塀撤去補要綱

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

60 第 3 章 空き家 空き地への法的対応 解 説 1 空家対策特別措置法に基づく処置空家対策特別措置法では 特定空家等 に該当する建物については 市町村長が建物所有者に対して 建物の修繕や除却を命じることができるとしています ここにいう 特定空家等 とは 適切な管理が行われていない空家等のうち特

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

注平成 26 年 6 月 1 日から施行改正後改正前 ( 公共の場所における禁止行為 ) ( 公共の場所における禁止行為 ) 第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場第 7 条何人も 道路 広場その他公共の場所において 次に掲げる行為を自ら行い 所において 次に掲げる行為を自ら行い 又は他人に行わ

パブリック・コメントが事後となった理由

4 市長は 第 2 項の通知書の交付を受けた者より公開による意見聴取の申し入れがあった場合は 法第 14 条第 7 項の規定により交付を受けた者に対し 通知書 ( 様式第 10 号 ) により意見聴取の期日及び場所を通知するものとする 5 市長が命令を行ったときは 法第 14 条第 11 項及び第

家を購入するもの (3) 空家を居住や事業を開始した日から 1 年以内にリフォームを行うもの又は 1 年以内に居住や事業を開始するためにリフォームを行うもの (4) 居住や事業を開始するために 空家の家財道具の処分を行うもの (5) 空家の除却を行うもの ただし 倉庫及び車庫に使用していた空家は除く

個人情報の保護に関する

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第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

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承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

9川総行推第29号

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

Transcription:

( 仮称 ) 西東京市空き家等の対策の推進に関する条例の概要について 1 制定の趣旨適切な管理が行われていない空き家等が 防災 衛生 景観等の地域住民の生活環境に深刻な影響を及ぼしていることから 国は 地域住民の生命 身体又は財産を保護するとともに 生活環境の保全を図り あわせて空き家等の活用を促進するため 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 127 号 以下 法 といいます ) を定め 平成 27 年 5 月に全面施行しました そこで 市では市内の空き家等の所在や状態 所有者の意向などの実態を把握するため 平成 29 年度に 西東京市空き家実態調査 を実施いたしました この実態調査の結果を基に 適切に管理されていない空き家等をめぐる問題の解決を図るため ( 仮称 ) 西東京市空き家等の対策の推進に関する条例 を制定することとします 2 条例の目的空き家等の適切な管理等に関し 法に定めるもののほか 必要な事項を定めることによって 市民の生命 身体又は財産を保護するとともに その良好な生活環境を確保し もって安全で安心な地域社会の実現に寄与することを目的とします 概略図 市条例 法の規定を市条例に再掲 ( 必要に応じて ) 緊急安全措置代行措置相続人不明時等の措置 所有者等の意見を聴く機会の付与 立入調査 ( 法第 9 条第 2 項 ) 特定空家等の認定 ( 法第 2 条第 2 項 ) 助言 指導 ( 法第 14 条第 1 項 ) 勧告 ( 法第 14 条第 2 項 ) 命令 ( 法第 14 条第 3~8 項 ) 諮問 答申 西東京市空き家等対策協議会 代執行 ( 法第 14 条第 9 項 ) 市条例に独自に規定する範囲 法の規定を市条例に再掲 1

3 条例において使用する用語 (1) 空き家等市内にある建築物又はこれに付属する工作物で 居住その他の使用がなされていないことが常態であるもの及びその敷地 (= 法第 2 条第 1 項の 空家等 ) (2) 管理不全状態空き家等における以下の 1~4の状態 1 そのまま放置すれば倒壊等著しく保安上危険となるおそれのある状態 2 そのまま放置すれば著しく衛生上有害となるおそれのある状態 3 適切な管理が行われていないことにより著しく景観を損なっている状態 4 その他周辺の生活環境の保全を図るために放置することが不適切な状態 (3) 特定空き家等空き家等のうち 市長が管理不全状態に該当すると認めたもの (4) 所有者等空き家等を所有する者又は管理する者 4 条例で規定する主な内容 ( 仮称 ) 西東京市空き家等の対策の推進に関する条例で規定する主な内容は 次のとお りです (1) 所有者等の責務所有者等には 空き家等が管理不全状態にならないよう適切に管理する責務があること そのような状態になったときは 自ら又は他の所有者等と相互に協力して そのような状態を解消するよう努める責務があることなどを定めます (2) 市の責務市には 空き家等の適切な管理や活用の促進 特定空き家等の発生予防 特定空き家等に係る管理不全状態の解消等の施策を総合的かつ計画的に実施する責務があることを定めます (3) 関係機関等との連携市は この条例の目的を達成するため 警察 消防その他の関係機関 電気 ガス 水道などの事業者 建築 不動産 福祉等に係る関係団体及び地域団体等と連携し 又は協力するものとします (4) 所有者等に関する情報の利用等市長は この条例の施行のために必要な限度において 固定資産税の課税その他の事務のために利用する目的で保有する所有者等の情報をその目的外で内部で利用することができることを定めます 2

(5) 立入調査等 法の規定を市条例に再掲 市長は 法の規定により 空き家等の所在及び所有者等を把握するための調査等のほか 助言 指導 勧告 命令に必要な限度において 空き家等と認められる場所に立ち入って調査をすることができることを定めます (6) 予防のための助言又は指導 市長は 特定空き家等に該当するおそれがある空き家等の所有者等に対し 適切な管 理に関する助言又は指導を行うことができることを定めます (7) 特定空き家等の認定 ( 協議会へ事前に諮問 ) 市長は あらかじめ西東京市空き家等対策協議会 ( 以下 協議会 といいます ) に 諮問し 答申を受けた上で特定空き家等の認定を行うことを定めます (8) 助言又は指導 法の規定を市条例に再掲 市長は 法の規定により 特定空き家等の所有者等に対し 当該特定空き家等に関し 除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置をとるよう助言又は指導をすることができることを定めます (9) 勧告 法の規定を市条例に再掲 ( 協議会へ事前に諮問 ) 市長は 助言又は指導をした場合において なお当該特定空き家等の状態が改善されないと認めるときは 法の規定により 当該助言又は指導を受けた者に対し 相当の猶予期限を付けて 除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置をとることを勧告することができることなどを定めます 勧告を受けると 固定資産税等の住宅用地特例による減免の適用が除外され 税額が高くなる可能性があることから あらかじめ所有者等に意見を述べる機会を設けます (10) 命令 法の規定を市条例に再掲 ( 協議会へ事前に諮問 ) 市長は 勧告を受けた者が正当な理由がなくその勧告に係る措置をとらなかった場合において 特に必要があると認めるときは 法の規定により その者に対し 相当の猶予期限を付けて その勧告に係る措置をとることを命令することができることなどを定めます なお 命令する前に あらかじめ所有者等に意見を述べる機会について通知します (11) 代執行等 法の規定を市条例に再掲 ( 協議会へ事前に諮問 ) 市長は 命令を受けた者がその措置を履行しないとき 履行しても十分でないとき又は履行しても期限までに完了する見込みがないときは 法の規定により 行政代執行法の定めに従って代執行をすることができることなどを定めます また 所有者等が不明な場合も これに準じた対応ができることを定めます 3

(12) 支援 ( 協議会へ事後報告 ) 特定空き家等の所有者等が やむを得ない事情により 助言又は指導に係る必要な措置を自ら講じることができないときは 市長がその必要な措置を代行することができることなどを定めます ( 措置に要する費用は 所有者等が負担します ) (13) 緊急安全措置 ( 協議会へ事後報告 ) 市長は 人の生命 身体又は財産に危害が及ぶことを避けるため 緊急の必要があると認めるときは これを避けるために必要最小限の措置を行うことができることとし 措置を行った場合にはその措置の内容を所有者等に通知することなどを定めます また 措置に要した費用については 所有者等に負担を求めることができることを定めます (14) 相続人不明時等の措置空き家等の相続人の所在が不明などで 管理不全となっている状態を改善できるように 市長は 当該空き家等の関係者に民法に規定する財産の管理に係る手続又は相続財産の管理人の選任手続に関する情報提供や助言などを行うなど必要な対策を講ずるよう努めるものとします (15) 空き家等及び除却した空き家等に係る跡地の活用等 法の規定を市条例に再掲 空き家等の中には 所有者等以外の第三者が利活用することにより 地域貢献などに有効活用できる可能性のあるものも存在することから 市長は その跡地も含めた空き家等に関する情報の提供その他これらの活用のために必要な対策を講ずるよう努めるものとします (16) 西東京市空き家等対策協議会空き家等の適切な管理等について協議するため 市長の附属機関として 西東京市空き家等対策協議会を置くことなどを定めます 協議会は 法律 建築 不動産 福祉等に関して優れた識見を有する者 警察職員 消防職員 市職員その他市長が必要と認める者のうちから 市長が委嘱する委員 15 人以内をもって組織します 委員の任期は 2 年で 退任後も含め 職務上知り得た秘密を漏らしてはならない旨の守秘義務規定を設けます なお 協議会の主な役割は以下の1~3です 1 特定空き家等の認定ならびに特定空き家等に係る勧告 命令及び代執行等に関する事項について市長の諮問に応じて協議し 答申すること 2 西東京市空き家等対策計画の策定及び変更に関する事項について市長の諮問に応じて協議し 答申すること 4

3 空き家等の適切な管理等に関する事項について 専門的な見地から市長に意見を 述べること 5 今後のスケジュール ( 予定 ) 平成 31 年 3 月 ( 仮称 ) 西東京市空き家等の対策の推進に関する条例を議会に上程平成 31 年 4 月条例一部施行 緊急安全措置 及び 西東京市空き家等対策協議会 に関する規定を 一部施行します 平成 31 年 (2019 年 )10 月条例全面施行 緊急安全措置 及び 西東京市空き家等対策協議会 に関する規定以外については 周知期間を設けた上で施行します 5