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などについては連たんの戸数に含めることはできません また 建築物の敷地相互の間隔とは 相互の敷地端からの直線距離です (2) 本市では 昭和 46 年 3 月 15 日から市内を市街化区域と市街化調整区域に区分する 線引き を行っています ( 法第 3 3 条第 4 項の条例で定める建築物の敷地面積

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

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及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か


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2 都市計画法第 34 条第 11 号に係る区域指定の許可基準について 都市計画法の趣旨 施策の方針市街化調整区域において, 市街化区域に隣接又は近接し, 一体的な日常生活圏を構成している市街化の進行した一定の区域を条例で指定し, 予定建築物を周辺環境と調和する用途に制限することにより, 許可の対象

8--2 建築許可申請 法の規定 ( 省令第 34 条 ) 法第 43 条第 項の建築許可を受けようとする者は 法に定めた事項を記載した 建築物の新築 改築若しくは用途の変更又は第一種特定工作物の新設許可申請書 に必要な書類 図面を添付し 市長に提出してください ( 法第 43 条 省令第 34 条

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( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

宝塚市条例第 33 号宝塚市市街化調整区域における開発行為及び建築物の新築等に関する条例目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 2 条 ) 第 2 章市街化調整区域において行うことができる開発行為及び建築物の新築等 ( 第 3 条 第 4 条 ) 第 3 章北部地域において行うことができる開発行為及

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

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8 号様式 ) を市長に提出しなければならない 2 前項の協議書には 法第 30 条第 2 項及び第 1 条に規定する図書のうち市長が必要と認めるものを添付しなければならない ( 開発行為の変更の許可等 ) 第 4 条法第 35 条の2 第 1 項の規定による変更の許可を受けようとする者は 開発行為

審査基準第 1 号 分家住宅 許可申請者及び許可申請地は 次に掲げる要件に該当すること 1 当該市街化調整区域に関する都市計画の決定 ( 以下 線引き という ) の日前から当該市街化調整区域に本家を有する本家世帯の構成員又は構成員であった者で分家住宅を必要とする合理的事情を有するものであること こ

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Taro-改正後全文

(1) 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 別表第 2( い ) 項第 1 号に規定する建築物のうち, 自己の居住の用に供する専用住宅 ( 以下 自己用住宅 という ) (2) 建築基準法別表第 2( い ) 項第 2 号に規定する建築物のうち, 自己の居住及び業務の用に供する兼用

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

1 ヘクタール未満 1 ヘクタール以上 5 ヘクタール未満 5 ヘクタール以上 9 メートル 12 メートル 12 メートル 4 令第 25 条第 4 号に規定する車両の通行に支障がない道路は 開発区域の面積及び予定建築物等に応じて 4 メートルから 6 メートルまでの範囲内で規則で定める幅員以上の

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面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

5-1から3許可・不許可

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建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

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親世帯全員が暴力団員でないこと 親世帯のいずれかが介護保険施設 在宅とされる施設及びこれに準ずる施設に入所又は入居していないこと 4) 町内業者加算 施工業者が建築工事業の建設業許可を受けた町内に本店を有する事業者であること 対象住宅の要件 1) 新築住宅の場合 平成 2 9 年 4 月 1 日以降

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

4 補助金の交付の対象となる期間は 市の会計年度とする ( 事前相談 ) 第 5 条補助金の交付を受けようとする者 ( 以下 申請者 という ) は 次条に規定する補助金の交付申請を行う前に 糸島市がけ地近接等危険住宅移転事業計画書 ( 様式第 1 号 ) に関係書類を添えて 市長に提出し 事前相談

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一団地認定の職権取消し手続きの明確化について < 参考 > 建築基準法第 86 条 ( 一団地認定 ) の実績件数 2,200 ( 件 ) 年度別 ( 住宅系のみ ) S29 年度 ~H26 年度 実績件数合計 16,250 件 用途 合計 ( 件 ) 全体 17,764 住宅系用途 16,250


(1) 法第 14 条第 3 項の規定に基づく 措置を命じられている場合 (2) 不動産販売 不動産貸付又は駐車場貸付等を業とするものが当該業のために行う除却工事である場合 (3) 国 地方公共団体その他の団体からこの要綱に基づく助成と同種の助成を受けている場合 ( 助成対象者 ) 第 5 条この要

開発審査会附議基準改正の概要 1. 的市街化調整区域の活性化のため, 農林 産業や観光など地域産業の振興に寄与する建築物の 地が可能となるよう制度改正を う 2. 改正の概要 (1) 指定地域 (8 地域 ) 東区 : 志賀島, 勝 早良区 : 脇, 内野, 曲渕 区 : 北崎, 今津, 能古の各

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(1) 市内において自己の居住の用に供するために住宅の建築又は購入 ( 登録事業者が施工し 又は販売するものに限る 以下 住宅の建築等 という ) を行った者であること (2) 次条第 1 項に規定する申請をした者で 当該申請をした日において次のいずれかに該当する者 ( 以下 市外転入者 という )

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市街化調整区域における開発許可制度の運用基準 1. 趣旨都市計画法第 34 条第 14 号及び令第 36 条第 1 項第 3 号ホの規定においては 周辺の市街化を促進するおそれがなく かつ 市街化区域内で行うことが困難又は著しく不適当と認められるもの については 開発審査会の議を経たのち許可されるものとされているが 許可に当たっては 国土交通省の開発許可制度運用指針に掲げる基準の中から 次に揚げる基準に該当するものについては通常許可して差し支えないものと認め 開発審査会へ付議するものとする 2. 開発審査会付議基準 第 1 号第 2 号第 3 号第 4 号第 5 号第 6 号 分家住宅収用対象事業の施行による移転又は除却社寺仏閣及び納骨堂既存建築物の建替災害危険区域等に存する建築物の移転その他 附則 この取扱いは 平成 19 年 11 月 30 日から適用するものとする 平成 19 年 11 月 26 日 大分県開発審査会

開発審査会付議基準第 1 号 分家住宅 市街化調整区域において 自己の土地を所有しつつ継続して生活の本拠を有する世帯が その世帯の通常分化発展の過程で必要とする住宅の確保のための開発行為又は建築行為 審査基準 (1) 許可を受ける者の範囲従来から市街化調整区域において自己の土地を所有しつつ継続して生活の本拠を有する本家世帯の構成員で 分家住宅を必要とする合理的事情を有する者であり 次の要件に該当する者 1 原則として 同居する家族があること 2 住宅を有していないこと 3 原則として 申請者及び親等が市街化区域に土地を有していないこと 4 申請者が県外等遠隔地に居住している場合は 申請地に転居することが確実であること 5 本家世帯の構成員の範囲は 民法 ( 第 725 条 ) に定める親族で 従前同一の世帯構成員として同居の事実があること (2) 許可の対象となる土地本家世帯が当該市街化調整区域に関する都市計画の決定 ( 以下 線引き という 別府市は昭和 45 年 12 月 25 日 ) の日前から保有している土地で 次の要件に該当すること 1 申請地は既存集落内又はその周辺であること 2 申請地の面積は 原則として165 平方メートル以上 400 平方メートル以下であること (3) 合理的事情とは 結婚 U ターン等その他独立して世帯を構成する必要が あると客観的に判断できること

(4) 予定建築物の用途 申請に係る建築物は 自己の居住のための一戸建専用住宅であること (5) 添付書類 1 分家理由書 2 戸籍謄本 ( 申請者と土地所有権者との続柄を示すもの ) 3 住民票 ( 予定建築物に入居する者を示すもの ただし 申請者が単身者の場合は 住民票のほか婚約証明書 ) 4 住民票 ( 親等が線引きの日前から当該市街化調整区域に居住していることを示すもの ) 5 市長の証明書 ( 申請者及び親等が市街化区域に土地及び住宅を所有していないことを示す証明書 ) 6 借家等の証明書 7 転職又は転居する理由書 ( 申請者が県外等遠隔地に居住している場合 ) 8 申請地の土地登記簿謄本及び字図 9 農用地除外証明書 10 見取図 (S=1/2,500 程度 親等が市街化調整区域に居住していること及び申請地が既存集落内又はその周辺の地域であることが判断できるもの ) 11 予定建築物の配置図及び平面図 12その他知事が必要と認めるもの

開発審査会付議基準第 2 号 収用対象事業の施行による移転又は除却 建築物が収用対象事業の施行により移転又は除却しなければならない場合において これに代わるべきものとして 従前とほぼ同一の用途 規模及び構造で建築される建築物 審査基準 (1) 収用対象建築物が市街化調整区域に存する場合土地収用法第 3 条各号に規定する事業の施行により移転又は除却しなければならない場合において 次の事項を満たすものについて許可の対象とする 1 代替建築物の位置については 原則として同一の行政区域であって その用途及び地域の土地利用に照らして適切なものであること 2 移転先の土地は 農業振興地域の整備に関する法律第 8 条第 2 項第 1 号の 農用地区域 に含まないこと等地域の土地利用と調整のとれたものであること 3 敷地は 従前とほぼ同様の規模 ( 従前の1.5 倍以下 ) 又は400 平方メートル以下であること 4 予定建築物は 周辺の土地利用及び環境と調和のとれたもので 従前とほぼ同様の規模 ( 従前の1.5 倍以下 ) 用途及び構造であること (2) 収用対象建築物が市街化区域に存する場合 (1) に揚げる要件のほか 次のいずれかの場合に該当するものについて許可の対象とする 1 密集市街地等により市街化区域内に適地を確保することが困難である場合 2 被収用者において当該市街化調整区域に関する都市計画の決定 ( 以下 線引き という 別府市は昭和 45 年 12 月 25 日 ) の日前から 市街化調整区域に (1) に揚げる要件を満たす適切な土地を保有しており あえて市街化区域に土地を求めさせる合理的事情に乏しい場合 3 許可権者との調整を踏まえ 起業者において適切な土地を斡旋する場合

(3) 添付書類 1 土地収用法第 3 条各号に規定する事業であることの証明書及び図面 2 農用地除外証明書 3 敷地面積及び建築物の規模 用途及び構造について新旧対象表 4 予定建築物の配置図及び平面図 5 移転先の土地登記簿謄本及び字図 6(2) については 起業者が予定地を斡旋した旨の証明書等で知事が判断できるもの 7その他知事が必要と認めるもの

開発審査会付議基準第 3 号 社寺仏閣及び納骨堂 原則として 市街化調整区域を中心とした地域社会における住民の日常の宗教 的生活に関連した施設の建築 審査基準 (1) 対象施設 1 既存集落等における地域的性格の強い鎮守 社 庚申堂及び地蔵等を構成する建築物 2 当該市街化調整区域に信者等の過半数以上を有する宗教法人の行う儀式 教化育成のための施設及びこれに付属する社務所 くり等ただし 宿泊施設及び休憩施設は認めないものとする (2) 対象施設の規模 施設の規模 構造 設計等は 当該市街化調整区域の住民の宗教活動上 の必要に照らし過大でないこと (3) 添付書類 1 理由書 2 農用地除外証明書 3 宗教法人登記簿謄本 4 関係自治委員の同意書 5 周辺の信者等の分布を示す図面 6 予定建築物の配置図及び平面図 7 その他知事が必要と認めるもの

開発審査会付議基準第 4 号 既存建築物の建替 当該市街化調整区域に関する都市計画の決定 ( 以下 線引き という 別府市は昭和 45 年 12 月 25 日 ) の日前から当該市街化調整区域内に存する建築物又は市街化調整区域に関して適切な手続きを受けた建築物の建替 審査基準 この基準において既存建築物とは 線引きの日前から市街化調整区域に存する建築物及び法第 29 条又は法第 43 条の許可を得た建築物をいい 次のいずれにも該当するものであること (1) 原則として 従前の建築物の敷地の範囲内で行われるものであるもの ただし 従前の敷地が著しく過少である場合等格段の事情がある場合は 400 平方メートルまで認めるものとする (2) 原則として 従前の建築物と同一の用途であること (3) 建替後の建築物の床面積の合計が原則として従前の建築物の床面積の合計の1.5 倍以下又は建替後の床面積の規模が200 平方メートル以下のもので構造が変わるもの なお 建替後の床面積の合計が建築物の床面積の合計の1.5 倍以下又は建替後の床面積が200 平方メートル以下のもので 従前と構造及び用途がほぼ同一であれば 許可を要しない 改築 として取り扱うものとする (4) 添付書類 1 理由書 2 現況の土地 建物の登記簿謄本 3 敷地面積及び建築物の規模 用途及び構造の新旧対照表 4 現況平面図及び字図 5 予定建築物の配置図及び平面図 6 その他知事が必要と認めるもの

開発審査会付議基準第 5 号 災害危険区域等に存する建築物の移転 建築基準法第 39 条第 1 項の災害危険区域等に存する建築物の移転 審査基準 (1) 次に揚げる建築物の移転を対象とする 1 がけ地近接危険住宅移転事業として行う移転 2 地すべり等防止法 ( 昭和 33 年法律第 30 号 ) 第 24 条第 3 項の規定による協議を経た関連事業計画に基づく移転 3 急傾斜地の崩壊による災害防止に関する法律 ( 昭和 44 年法律第 57 号 ) 第 9 条第 3 項の勧告に基づく移転 4 建築基準法第 10 条第 1 項の命令に基づく移転 5 借地等に建てた建築物が老朽化等により継続して使用することが危険であると認められ かつ 当該土地所有者から建築物の改築の同意が得られないもの 6 その他条例 要綱又は特定の行政機関の指示に基づく1から4までと同等と認められる移転 (2) 移転対象建築物が市街化調整区域に存する場合 (1) に揚げる移転で 次の事項を満たすものについて許可の対象とする 1 移転後の建築物の位置については 原則として同一の行政区域であって その用途及び地域の土地利用に照らし適切なものであること 2 移転先の土地は 農業振興地域の整備に関する法律第 8 条第 2 項第 1 号の 農用地区域 に含まないこと等地域の土地利用と調整のとれたものであること 3 敷地は 従前とほぼ同様の規模 ( 従前の1.5 倍以下 ) 又は400 平方メートル以下であること 4 予定建築物は 周辺の土地利用及び環境の調和の取れたもので従前とほぼ同様の規模 ( 従前の1.5 倍以下 ) 用途及び構造であること

(3) 移転対象建築物が市街化区域に存する場合 (1) に掲げる移転で (2) に掲げる要件のほか 次のいずれかの場合に該当するものについて許可の対象とする 1 密集市街地等により市街化区域内に適地を確保することが困難である場合 2 移転者において 当該市街化調整区域に関する都市計画の決定 ( 以下 線引き という 別府市は昭和 45 年 12 月 25 日 ) の日前から市街化調整区域に (2) を満たす適切な土地を保有しており あえて市街化区域に求めさせる合理的事情に乏しい場合 3 その他知事がやむを得ないとして認める場合 (4) 添付書類 1 (1) に揚げる事業の移転である証明書及び図面 2 農用地除外証明書 3 敷地面積及び建築物の規模 用途及び構造についての新旧対照表 4 予定建築物の配置図及び平面図 5(3) については 移転先の土地登記簿謄本及び字図 6 既存建築物については 撤去等所要の措置を講ずる旨の念書 7 その他知事が必要と認めるもの

開発審査会付議基準第 6 号 その他 審議会付議基準第 1 号から第 5 号までに掲げる建築行為等以外の建築行為等で次のすべての要件に該当するものについては開発審査会に付議することができる (1) 該当開発行為等が周辺における市街化を促進するおそれがなく かつ 市街化区域内において行うことが困難又は著しく不適当と認められるこ と (2) 当該市街化調整区域において行われる建築行為等の目的で 客観的に考 え公益性等相当の理由があること (3) 建築行為等の目的が周辺の土地利用に支障を及ぼさないものであること