別紙 2 資料 平成 25 年 11 月 22 日株式会社オリエントコーポレーション
目次 資料 資料 1 再発防止策等について資料 2 データベースの拡充と事前排除資料 3 事前求償権について資料 4 代位弁済債権 (147 件 ) の回収状況資料 5 特別調査部会による調査 (1) 資料 6 特別調査部会による調査 (2)
再発防止策等について 資料 1 反社態勢強化委員会 ( 平成 25 年 10 月 15 日設置 ) の活動等を通じ反社排除の一層の強化に努めてまいります 体制 内部モニタリング体制の強化 ( 自店点検 監査等 ) 反社取引に関する取締役会等への報告体制の見直し その他 反社関連手続きのレビューと改訂 全役職員への教育 研修 啓発の実施 警察当局や外部専門機関等との協力関係強化 体制 コンプライアンス担当役員の専任化 (11 月 ) コンプライアンス担当部署の体制強化 ( 増員 )(11 月 ) 提携ローン担当部署の体制強化 ( 増員 )(11 月 ) 反社態勢強化委員会 事前排除 委員会以外での対応 事後排除 回収基本方針の詳細化等による事後排除スキームの高度化 キャプティブローン事後排除スキームの構築と事後チェック周期短縮化 その他 民事介入暴力等に造詣の深い弁護士 1 名を含む キャプティブローン事前排除スキームの構築と高度化 (11 月 ) みずほ銀行からの情報受入等による反社データベース拡充 現行の与信商品 サービス等における反社排除態勢の点検 与信商品以外の取引における反社排除態勢の点検 弁護士 1 名増員済 (11 月 ) 反社態勢のレベルアップ 対応状況のモニタリング等について 経営レベルで連携し推進 みずほ銀行との協働によりキャプティブローン反社対応委員会 を設置 反社概念の再整理 (11 月 ) (11 月 )
データベースの拡充と事前排除資料 2 インターネット 新聞掲載情報 捜査関係事項照会 クレジットカード犯罪対策連絡協議会等 収集 登録 ナビ ID 氏名生年月日住所 基幹システム 要注意情報 ナビ ID 登録情報の内 反社懸念があり氏名 生年月日 住所が確認できたものを 要注意情報 として基幹システムに登録 みずほ銀行不芳属性情報 DB 平成 19 年 6 月反社に関する政府指針 反社対応に関する動向 平成 23 年 10 月全都道府県で暴排条例施行 当社 要注意情報 の要件に合致した情報を抽出 受入れ みずほ銀行が今後収集する情報 キャプティブローン事前 事後チェックで判明した情報 顧客審査に利用する要注意情報 要注意情報 24 年 3 月期顧客取引事前排除 242 件 25 年 3 月期顧客取引事前排除 395 件 数万件 要注意情報 平成 20 年 6 月平成 21 年 10 月平成 24 年 3 月平成 25 年 3 月現在 本格運用開始 ナビ ID 加盟店審査等に利用するナビ ID 要注意情報 登録開始 24 年 3 月期加盟店取引未然防止 65 件 要注意情報 に該当した場合 与信は 全面禁止 としておりますが 今回の事案を受けみずほ銀行との提携ローン以外のものも含め当社の全債権を対象に与信の状況を調査したところ 2 件の事務過誤がございました 25 年 3 月期加盟店取引未然防止 64 件 ナビ ID 数十万件
事前求償権について資料 3 1. 事前求償権とは 2. 保証事業者における実務上の取扱い 委託を受けた保証人が弁済をする前に主債務者に対して求償することを認める権利 ( 民法第 459 条第 1 項 第 460 条 ) スキーム図 業として保証を行う事業者 ( 金融事業 ) は 実務上は以下の方向で対応しているのが一般的 保証事業者の倒産リスクは 消費者( 主債務者 ) には負わせない 消費者の二重払リスクを解消した上で 債権者 1 債務負担 主債務者 求償権を行使する 3 弁済 2 事前求償権 保証人 提携ローンにおいては 代位弁済前の事前求償権の行使は実務上困難と認識していた為 暴排条項 導入後にも その発動の検討までの認識を持つに は至らず
代位弁済債権 (147 件 ) の回収状況 資料 4 みずほ銀行にて反社情報と認定し 当社が代位弁済 ( 保証履行 ) した 147 件について 暴力団排除条項の有無や 警察確認情報 の有無等に応じた回収を実施しております 代位弁済時期 / 件数 契約書の暴排条項有無 回収に向けた取組み 警察への 警察確認情報 照会 契約解除残債務請求 1 件全額回収済 2 件一括請求中 代位弁済時期平成 25 年 5 月以降 導入済 39 件 内 2 件完済 37 件 ( 内 32 件該当なし ) 強制的な 2 件 3 件 回答未済 該当 期限の利益喪失は困難 反社懸念があることの裏付情報がないことを理由に未回答 147 件 ( 代位弁済時点 ) 未導入 108 件 92 件照会不可 ( 暴排条項がないため ) 強制的な期限の利益喪失は困難 一般債権と峻別し管理強化 内 16 件完済 代弁時点 残高 1.8 億円 月々の支払い 残金一括等 平成 25 年 11 月 18 日時点 残高 1.4 億円
特別調査部会による調査 (1) 資料 5 コンプライアンス委員会の傘下に専門部会を設置 ( 平成 25 年 10 月 15 日 ) し 当社における癒着防止体制およびみずほ銀行が反社取引と認定した契約について癒着等の有無を調査いたしました 社 長 コンプライアンス委員会 特別調査部会 含む弁護士 4 名 当社における癒着防止体制 調査内容 顧客または加盟店との癒着を防止する体制の整備状況 反社会的勢力に対する方針 規程 手続き等の取組状況等 調査結果 癒着防止の社内体制が整備されていることを確認 反社会的勢力を排除するための態勢が整っていることを確認 みずほ銀行が反社認定した個々の契約 調査内容 個々の契約毎に癒着等の懸念の有無例 ) 商品( 価格 ) の妥当性 審査における懸念点等 ( 資料 6 参照 ) 調査結果 すべての契約において 当社社員と顧客又は加盟店との癒着が認められる事実は無かったことを確認 更に万全を期すため 社会的にも第三者性が認められるとの評価が得られるよう弁護士 3 名に委任 検証委員による検証 平成 25 年 12 月 27 日完了予定
特別調査部会による調査 (2) 資料 6 癒着等の懸念に関する調査結果 ( 平成 25 年 10 月 16 日報告 ) 全国 80 の営業店にあった審査部門の分離独立 10 のセンターに集約し 営業部門が審査に関与できない体制を構築 みずほ銀行が反社と認識した契約を取扱った加盟店の分布調査 全国の加盟店に広く分布していたことを確認 念のため 専門の 特別調査部会 を立ち上げ 債権毎の調査を決定 1. 特別調査部会の概要当部会は 当社とみずほ銀行との間で提携して行ったキャプティブローンの顧客に反社会的勢力が含まれていた件の調査を目的として コンプライアンス委員会の傘下に設置いたしました 当部会は 当社における癒着防止体制およびみずほ銀行が反社認定した個々の契約の癒着等の懸念の有無について検証を行いました 2. 調査の内容および結果 < 当社における癒着防止体制 > (1) 社内体制についての調査結果 1 営業担当者による審査部門への関与 ( 加盟店の意を汲み 取扱いする行為 ) 営業担当者が所属する支店と審査を担当する支店 (CRC) は別組織であり 申込みをお断りとする案件について 取扱いをする方向で便宜を図るよう働きかけること自体が困難な組織体制を構築している 2 審査担当者と申込顧客間での癒着 審査担当者がどの申込みの審査を担当するかは ランダムに決定しており 特定顧客の申込みについての審査は不可能な体制である 3 督促部門における癒着 督促担当者の意思で債権を選択する余地はなく また 特定の債権の督促交渉を行い続けるという体制を敷いていない (2) 反社会的勢力を排除するための体制についての調査結果 1 当社は 反社会的勢力を排除するための社内組織を整備しているほか 契約書への暴力団排除条項や通達によって 反社会的勢力を排除するための社内整備が整っている 2 加盟店契約締結時においては 反社情報によって 新規加盟店契約予定先の代表者及び役員についての調査を行い その結果 反社存在が確認できた場合には 加盟店契約を締結しないルールとしている < みずほ銀行が反社認定した個々の契約 > みずほ銀行が反社取引と認定した個々の契約ごとの癒着等の懸念の有無について 下記の角度から調査を実施いたしました また 必要に応じ各契約に携わった担当者へのヒアリングや 商品が自動車の場合現地調査等を実施いたしました 調査の結果 すべての契約において当社社員と顧客又は加盟店との癒着が認められる事実は無かったことを確認いたしました ( 主な調査要件 ) 商品 ( 価格 ) の妥当性に欠ける案件 審査記録に営業からの働きかけ等があった案件 営業担当者の加盟店折衝記録において疑念があった案件 延滞時の交渉記録に懸念が残った案件 償却認定記録に懸念が残った案件 ( 主な調査資料 ) クレジット等申込時に使用する審査帳票 営業日誌等 加盟店営業ツールの折衝記録 顧客苦情に関する管理システムのクレーム記録 督促回収システムの交渉記録 償却認定記録 3. 報告書の検証特別調査部会の報告書については 更に万全を期すため 社会的にも第三者性が認められるとの評価が得られるよう検証委員として当社と顧問契約のない弁護士 3 名に検証を委任し 特別調査部会の調査結果の検証を行ってまいります なお この検証委員による検証報告書は 平成 25 年 12 月 27 日までに完了する予定です