地域再生計画 1 地域再生計画の名称 秋田犬 活用による観光地域づくり推進計画 2 地域再生計画の作成主体の名称秋田県及び大館市 3 地域再生計画の区域秋田県の全域 4 地域再生計画の目標インバウンドを含めた観光誘客において地域間の競争が激化する中 秋田県への誘客拡大を図るためには 他県との差別化を図り 秋田県ならではの観光資源を活用することが極めて効果的である 秋田犬は 日本では 忠犬ハチ公 のエピソードでも有名であるが 海外では Akita として世界的に高い知名度を誇り Akita の検索数は Mount Fuji の 2 倍を超えている そして 過去には 大館犬 といわれ 秋田県大館市が発祥の地である その 秋田犬を核とした地域づくりを進め 国内外からの誘客にフル活用することにより 外国人等の観光客に本県を訪問する動機を与え 国内外からの誘客を拡大するとともに 人口減に伴い課題を抱える地域交通の利活用拡大を含めた 地域の創生を目指す 数値目標 平成 29 年 3 月末平成 30 年 3 月末平成 31 年 3 月末平成 32 年 3 月末平成 33 年 3 月末 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 秋田犬 は世界的に知名度が高いものの このような秋田独自の素材を地域づくりに十分に生かしきれておらず また 地元での観光誘客の受入体制には万全が期されていないことから 受入体制を更に強化し 秋田犬 の良さ 秋田犬のふるさと の良さを なお一層 PR 情報発信を行っていく 5-2 第 5 章の特別の措置を適用して行う事業地方創生推進交付金 A3007 1 事業主体秋田県及び大館市 - 1 -
2 事業の名称及び内容 : 秋田犬 活用による観光地域づくり推進事業 秋田県 1. 秋田犬の里魅力アップ促進事業 (1) 交通機関や施設の受入体制整備 秋田犬の里 の空の玄関である大館能代空港や大館能代空港リムジンバス アクセス鉄道である秋田内陸線等について 案内の多言語化や秋田犬の車両ラッピング 犬用トイレの整備などにより 外国人を含む観光客の利便性向上と 秋田犬の里 を実感できる態勢を構築する (2) 秋田犬世界写真コンテストの開催 ( 公社 ) 秋田犬保存会の協力の下 著名な写真家を講師に迎え 秋田犬を集めた写真教室や世界に公募する写真コンテストを開催し 優秀な作品を大館能代空港や秋田内陸線内等に展示するほか 募集作品を観光ポスター等にも活用し 秋田犬を広く国内外にアピールすることにより 秋田犬の里 の認知度向上を図る (3) 秋田犬の里 首都圏キャンペーン実施首都圏をターゲットに ハチ公のご縁がある渋谷駅ほか JR 主要駅や 京浜急行 東京モノレールにおける集中プロモーションを展開するとともに 東京ソラマチ 等でのイベントでの PR 活動をリレー方式で展開する (4) キラーコンテンツである 秋田犬 とのふれあい体験と SL 列車 (SL AKITA 号 ) の運行を連動させた魅力的なイベントを県内で実施し 首都圏に滞留する外国人観光客の誘客を図る 2. 動物にやさしい秋田 発信事業動物愛護の観点を踏まえつつ 秋田犬の特徴やふれあい方を紹介する動画 ( 多言語 ) の制作 観光地での秋田犬移動展示教室開催などを実施することにより 動物にも観光客にもやさしい 秋田犬の里 づくりを図る 大館市 1. 秋田犬から始まる物語ビルドアップ事業 (1) 秋田犬の飼育環境づくり秋田犬保存会の協力を得て 秋田犬オーナー制度の創設や散歩の代行など秋田犬を育てやすい環境づくりを推進し 登録件数の増加に結び付ける (2) 秋田犬をシンボルとするまちづくり秋田犬とふれあえる機会を増やすとともに 秋田犬をマーキングした史跡標柱や施設案内看板を多言語対応で整備し 市出身の偉人や史跡など歴史的価値のある観光資源を掘り起こし 観光誘客の拡大を図る - 2 -
(3) 秋田犬を基軸とした情報発信忠犬ハチ公ゆかりの都市や友好都市 首都圏などで きりたんぽや曲げわっぱなど地元名産品の PR を実施し 交流人口の拡大を図る (4) akita からの情報発信秋田犬を紹介する多言語 DVD など活用し トップセールスによるインバウンド観光振興を実施する 3 事業が先導的であると認められる理由 官民協働 国内外からの誘客と地域交通の利活用促進については これまでも 事業者や市町村等と一体となった体制のもとで推進してきたところ 今般新たに組織化された地域連携 DMO ( 一社 ) 秋田犬ツーリズム を加え 秋田犬 という新たな切り口から課題に取り組むものである 地域間連携 大館市は 秋田犬の本場として 秋田犬の里 の核を形成する取組を行い 県は 大館市と連携のもと 国内外の旅行者とのアクセスを見据えた 秋田犬の里 の戦略的な広域化を図る また これまで双方が構築した誘客の基盤を活用し 秋田犬の里 を国内外へ発信することにより インバウンドをはじめとした誘客の拡大を図る 政策間連携 三セク鉄道会社など交通事業者による利活用促進への取組と 行政や地域連携 DMO 等による秋田犬を核とした誘客への取組を融合させ 相乗効果を発揮させることにより 地域課題の解決と交流人口の拡大を図ろうとするものである 自立性 誘客拡大の波及効果により 地域に所得と雇用がもたらされ 地域連携 DMO については 自主財源が拡大することとなる 観光誘客及び地域交通の維持に支出している一般財源について PDCA による評価を踏まえつつ より効果の高い取組への予算配分を図る観点から 当該事業への配分が拡大することが見込まれる - 3 -
4 重要業績評価指標 (KPI) 及び目標年月 平成 29 年 3 月末 平成 30 年 3 月末 平成 31 年 3 月末 平成 32 年 3 月末 平成 33 年 3 月末 5 評価の方法 時期及び体制 秋田県 事業担当部署が関連する各事業について自己評価 (1 次評価 ) を行い そこで検証された事業の課題と今後の修正点等について外部組織 ( 有識者会議 ) による 2 次評価を実施 (9 月 ~10 月 ) する この 2 次評価による検証結果を踏まえ 目標の効果的な実現に向けて必要な計画の見直しや変更を行う 事業の実績や外部組織 ( 有識者会議 ) による検証結果等について 県議会にも報告する 検証結果は 秋田県公式ホームページ 美の国あきたネット に掲載する 大館市 事業実績及び指標の集計がまとまり次第 大館市総合計画及び総合戦略策定懇談会において検証を行う 議会への報告後 市の公式ホームページ 広報誌で公表する 6 交付対象事業に要する費用 1 第 5 条第 4 項第 1 号イに関する事業 A3007 総事業費 936,250 千円 7 事業実施期間地域再生計画認定の日から 平成 33 年 3 月 31 日 (5 カ年度 ) 5-3 その他の事業 5-3-1 地域再生基本方針に基づく支援措置該当なし 5-3-2 支援措置によらない独自の取組該当なし 6 計画期間地域再生計画認定の日から平成 33 年 3 月 31 日 7 目標の達成状況に係る評価に関する事項 7-1 目標の達成状況に係る評価の手法定量目標の達成状況を確認するために 毎年度各指標の集計を行い - 4 -
外部組織において結果について評価を行う 評価結果を踏まえ 目標の効果的な実現に向けて必要な計画の見直しや変更を行う 秋田県 事業担当部署が関連する各事業について自己評価 (1 次評価 ) を行い そこで検証された事業の課題と今後の修正点等について外部組織 ( 有識者会議 ) による 2 次評価を実施する 事業の実績や外部組織 ( 有識者会議 ) による検証結果等について 県議会に報告する 大館市 大館市総合計画及び総合戦略策定懇談会において検証を行う 事業実績や外部組織による検証結果等について 市議会に報告する 7-2 目標の達成状況に係る評価の時期及び評価を行う内容次の指標について毎年度集計を行い 評価を行う 秋田県 1 次評価実施後 2 次評価を実施 (9 月 ~10 月 ) する 大館市 事業実績及び指標の集計がまとまり次第 適切な時期に検証を行う 平成 29 年 3 月末平成 30 年 3 月末平成 31 年 3 月末平成 32 年 3 月末平成 33 年 3 月末 7-3 目標の達成状況に係る評価の公表の方法 秋田県 議会への報告後 秋田県公式ホームページ 美の国あきたネット で公表する 大館市 議会への報告後 市の公式ホームページ及び広報誌で公表する - 5 -