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Transcription:

業務に基づく中小企業の 情報セキュリティ対策ガイドライン 作成についてのご報告 元持哲郎アイネット システムズ株式会社 JNSA 西日本支部 2011 年 1 月 25 日

概要 西日本支部では 2004 年に開始した中小企業向け個人情報保護 WG 活動をステップとして 中小企業向けにセキュリティ対策のガイドラインとして 情報セキュリティチェックシート を作成しました さらに 2009 年 3 月より 中小企業向を対象にした 業務に基づくリスク分析 評価 対応 対策方法を検討し作業してきました 今回は 2 年間の作業結果を中小企業が負担に感じる事無く実践できるアプローチとして作成した 業務に基づく中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン について概説致します Copyright (c) 2000-2010 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 2

ガイドラインの目的 情報の洗い出し無でセキュリティ対策が可能 対象とする中小企業に業務に伴うリスクが判別できる 対象とする中小企業が具体的なリスク対策が行える 対策を継続的に行っていける Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 3

ガイドラインの構成 導入部 1. 概要 2. 本ガイドライの対象企業 3. 本ガイドラインの対象読者 4. 本ガイドラインの使用方法 第 1 部 18の情報セキュリティ管理項目 第 2 部 62 業務に基づく情報セキュリティ対策例 付録 参考資料 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 4

従業員 300 人以下 対象の企業 西日本支部 2008 年度活動成果物 中小企業の情報セキュリティ対策支援 WG 活動報告書 より Copyright (c) 2000-2010 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 5

対象読者 企業のシステム管理者 システム管理を外注している管理者 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 6

使用方法 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 7

ガイドライン第 1 部 1. セキュリティ境界と入退室管理 2. 認証と権限 3. ウイルス及び悪意のあるプログラムに対する対策 4. パッチの適用 5. バックアップ 6. ログの取得 7. 記憶媒体の管理 8. 暗号化 9. アプリケーションの利用 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 8

ガイドライン第 1 部 10. 電子メールの利用 11. 外部サービスの利用 12. ネットワークのアクセス制御 13. クリアデスク クリアスクリーン 14. 変更管理 15. 構成管理 16. 障害 事故管理 17. 容量 能力の管理 18.Webの開発 管理 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 9

管理策から省いた項目 対象が紙 物に関するもの 電源 空調等の設備管理に関するもの 対策できないもの 対策が中小企業レベルでは難しいもの 経営者 システム管理者等の権限者の不正 DoS 攻撃 個人情報保護に関するもの 委託管理に関するもの 対策が教育 啓蒙になるもの Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 10

ISMS との対応 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 11

第 1 部 9. アプリケーションの利用 (1) 管理目的アプリケーションの利用に伴う 情報の漏えい 改ざんから情報を保護するため (2) 管理策 1 有償 無償を問わず組織が許可したソフトウエアのみを使用する 2 大きな脆弱性の存在が明らかなファイル共有ソフト P2P(Winny Share 等 ) の使用は禁止する 3 電子ファイルを外部に提供する必要がある場合は 情報そのもの以外に ファイルのプロパティ ヘッダー フッターにある情報も確認し外部に公開すべきでない情報は消去する 4プレゼンテーションソフトを使用し外部に提案を行う場合は PCのデスクトップ上にある外部に公開すべきでない情報は見えないようにする 5 登録機能を使用してFAX 送信する場合にも 登録間違いによる誤送信を防止するために宛先番号を確認して送信する 6FAX 送信する場合は 送信前に送信相手に 送信することの連絡 送信後に受信確認を行う 7 重要な情報を保存する場合は 後に情報の重要度及び属性が容易に判断可能なようにファイル名を命名する (3) 運用で心がけるポイント 1 無許可ソフトがユーザPCにインストールされていないか定期的に棚卸を実施する (4) 関連する管理項目認証と権限 ウイルス及び悪意のあるプログラムに対する対策 暗号化 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 12

ガイドライン第 2 部 出社 1 業務 社内業務 31 業務 社外業務 12 業務 退社 1 業務 帰宅 2 業務 システム管理業務 15 業務 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 13

ガイドライン第 2 部 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 14

ガイドライン第 2 部 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 15

第 1 部 と 第 2 部 との対応 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 16

強度 程度のわかる参考資料を紹介 パスワードポリシー 暗号リスト データ消去 物理的 理論的 SaaS SLA Web 開発 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 17

各部の関係 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 18

Sample1 2 認証と権限 (1) 管理目的情報と情報機器への許可されていないアクセスを防止するため (2) 管理策 1 入館 入室設備 PC(BIOS,OS) サーバー ネットワーク アプリケーション 携帯電話等にアクセスするための個人及びプログラムを認証する仕組みを構築 設定する 2 認証には IDカード デバイス (ICカード USBキー等 ) パスワード バイオメトリックス( 指紋認証 静脈認証等 ) 等の 第三者が簡単に利用できない仕組みを用いる 3 認証のためのユーザIDは個人を特定できるように付与する 4ユーザIDは職務権限に応じた 情報と情報機器へのアクセス権限を付与する 5 特権は システム管理者 業務の管理者等特別の職務権限を持った者だけに付与する 6パスワード (9) は例えば 8 文字以上に設定し 大文字 小文字 数字 特殊文字の4つを組み合わせ 3カ月に1 度変更する ( 以降 をパスワードポリシーとする ) とする (3) 運用で心がけるポイント 1 退職 人事異動に伴う ユーザID 権限の見直しを行う 2 特権は初期設定のAdministratorは使用せず システム管理者の個別ユーザIDに特権を付与する Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 19

Sample 1 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 20

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Sample 1 (9)Japan Vulnerability Notes 共通セキュリティ設定一覧 CCE 概説 ( パスワード編 ) http://jvndb.jvn.jp/apis/myjvn/cccheck/cce_pa ssword.html Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 23

Sample1 共通セキュリティ設定一覧 CCE 概説 ( パスワード編 ) Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 24

Sample 2 7. 記憶媒体の管理 (1) 管理目的情報の漏えい 改ざん 消去 破壊を防止するため (2) 管理策 1 記憶媒体の数量 所在を管理する 2 使用した記憶媒体 ( ハードディスク テープ USBメモリー CD DVD スマートカード等) を廃棄する場合は 保存した情報が解読できないように 信頼できる方法で 記憶媒体の物理的破壊 (10) 情報の磁気的な消去または上書き消去 (11) を行う 3 重要な情報を保存した記憶媒体は 製造者の仕様に従って 適切な環境 ( 磁気 湿度 温度などの制限 ) 及びセキュリティの確保 ( 耐火金庫 施錠管理 ) できる場所に保存する 4 許可されていない記憶媒体の使用ができないように PC サーバーのデバイス制御を行う( 参考 ) 5バックアップデータを記憶媒体に長期保管する場合は 記憶媒体の寿命を考慮し 定期的に バックアップデータを新規記憶媒体に移動する等適切な処置を行う ( 参考 ) (3) 運用で心がけるポイント 1 定期的に記憶媒体の棚卸を実施し 数量 所在を確認する 2 理論的にデータ消去した場合は 廃棄前に情報を消去したことを確認する (4) 関連する管理策ウイルス及び悪意のあるプログラムに対する対策 バックアップ Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 25

Sample 2 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 26

Sample 2 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 27

Sample 2 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 28

Sample 2 (10) 社団法人電子情報技術産業協会 パソコンの廃棄 譲渡時におけるハードディスク上のデータ消去に関する留意事項 http://it.jeita.or.jp/perinfo/committee/pc/jeita_hd Ddata100219F.pdf (11) 社団法人電子情報技術産業協会 データ消去に関する各種規格のご紹介 http://it.jeita.or.jp/infosys/committee/network/guideli ne0407/standard.html Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 29

団法人電子情報技術産業協会Sample 2 社データ消去に関する各種規格のご紹Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 30 介

課題 実際の事件 事故に基づき対策例を提示 クラウドサービス利用に特化して対策例を提示 スマートフォン タブレットなど新しいデバイスへの対応 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 31

WG メンバ 浅野二郎 礒元芳昭株式会社 OSK 50 音順 敬称略 宇佐川道信 パナソニック電工株式会社 - 大財健治 株式会社ケーケーシー情報システム 久保寧 富士通関西中部ネットテック株式会社 小柴宏記 株式会社ケーケーシー情報システム 斎藤聖悟 株式会社インターネットイニシアティブ 嶋倉文裕 富士通関西中部ネットテック株式会社 田口智子 株式会社ラック 宮下勝彦 ヒューベルサービス株式会社 元持哲郎 WGリーダ アイネット システムズ株式会社 近畿経済産業局地域経済部情報政策課 井上陽一 JNSA 顧問 西日本支部長 Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 32

ご清聴ありがとうございました Copyright (c) 2000-2011 NPO 日本ネットワークセキュリティ協会 Page 33

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