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一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

平成30年度事業計画書(みだし:HP用)

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

平成23年度第1回人材確保・育成部会

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

Microsoft Word - ★01H26試行工事.doc

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2 低入札対策の拡充

建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

Q&A で読み解く 担い手 3 法 改正ポイント 5 月 29 日の衆院本会議で改正公共工事品質確保促進法 ( 公共工事品確法 ) 改正公共工事入札契約適正化法 ( 入契法 ) 改正建設業法の3 法が全会一致で可決 成立した 一連の法改正は インフラの品質確保とその担い手の確保を実現することを大きな

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

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OB140418大森法人ニュースVol 月_PDF納品用

H28秋_24地方税財源

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建設業における社会保険未加入問題への行政の取り組み

社会保険加入促進計画 平成 24 年 4 月 19 日 社団法人日本建設業連合会 1. 基本的な方針社会保険等の加入促進の実効性を確保するためには 行政 元請企業 下請企業等が一体となって推進していくことが必要である 日建連は 元請企業としての責務を果たすべく 団体が取り組むべき対策 正会員 ( 以

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

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公共工事等における新技術活用システムについて 別添 公共工事等に関する優れた技術は 公共工事等の品質の確保に貢献し 良質な社会資本の整備を通じて 豊かな国民生活の実現及びその安全の確保 環境の保全 良好な環境の創出 自立的で個性豊かな地域社会の形成等に寄与するものであり 優れた技術を持続的に創出して

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

PowerPoint プレゼンテーション

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

公共工事における予定価格設定時の 歩切り に関する調査の結果について 平成 27 年 4 月 28 日総務省国土交通省 昨年 6 月の公共工事の品質確保の促進に関する法律 ( 平成 17 年法律第 18 号 以下 公共工事品質確保法 という ) の改正により 予定価格の適正な設定が発注者の責務として

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

資 料 1

平成18年度標準調査票

p10 建設産業における社会保険加入の徹底について(提言)

減額の理由H27.5 以降 < 調査事項及び回答の概要 > 1. 歩切りの違法性及び定義等についての理解 リーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解したリーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解していない ( 1) 1,783 団体 5 団体 ( 1) 理解していない とした主な理由 設計書

Microsoft Word - QandA-tyougai

円高の是正と経済対策の実施について(要望)

2016年度 事業計画書(第一次補正)

建築積算士更新講習

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子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

Ⅱ. 意見を交換するテーマ 1. 社会資本整備の進め方 (1) 公共事業予算の安定的 持続的な確保わが国経済は緩やかな回復基調にあるものの個人消費や民間投資は力強さを欠いており デフレからの完全脱却と安定的成長を実現する経済財政運営が 引き続き求められている 公共投資は内需を下支えするフローの経済効

国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

大阪湾広域臨海環境整備センターは、昭和57年3月に設立されて以来、30年余りにわたって、全国で唯一の府県域を超えた広域的な廃棄物の適正な最終処分を海面埋立てにより行う「フェニックス事業」を地方公共団体及び港湾管理者と一体となって推進してきたところであり

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

参加申込書は 中部地方整備局のホームページからダウンロードできます 事前参加申込期限 : 岐阜県建設業社会保険加入推進地域会議 :10 月 19 日 ( 金 )17 時 静岡県建設業社会保険加入推


3. 対象者 : 各県内に拠点を置く建設企業 又は 各県内での施工実績を有する建設企業 法人 個人は問いません 建設業関係団体への加盟 非加盟も問いません 4. 参加申込 : 建設企業等の方について ( 建設企業等 ) 本会議への参加は 原則として事前申込みが必要となります 当日 に余裕がある場合は

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

ANNUAL REPORT

今年度の情報セキュリティ対策 の進め方について

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

Microsoft Word - 修正2_建設業における社会保険未加入対策について

PowerPoint プレゼンテーション

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

平成 30 年度の税制改正に関する要望 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 平素は 建設業界に対し一方ならぬご配慮を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 29 年度公共事業関係の当初予算は ほぼ横ばいながら 5 年連続の微増となりました また 国土交通省関係予算では 当初予算で初となる ゼロ国債 を

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

三鷹市健康福祉総合計画2022

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< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

PowerPoint プレゼンテーション

懸念事項

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

包括規定 案

NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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業界で躍進する 工事現場 の 要 登録基幹 技能者 登録基幹技能者制度推進協議会 一財 建設業振興基金

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

社会保険等未加入に対する取組 平成 29 年度を目途に 企業単位では加入義務のある建設業許可業者の加入率 100% となるよう社会保険等未加入企業に対する加入指導を強化します 実施項目経営事項審査の厳格化 平成 24 年 7 月より実施 建設業担当部局による立入検査 実施内容 経営事項審査において

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

Microsoft PowerPoint - 9月末公表(栃木県正社員転換・待遇改善実現プラン)

参加申込書は 中部地方整備局のホームページからダウンロードできます 事前参加申込期限 : 岐阜県建設業社会保険加入推進地域会議 :10 月 19 日 ( 金 )17 時 静岡県建設業社会保険加入推

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

ストック効果の最大化を図る 社会資本整備の推進 14

全建事発第 号 平成 30 年 12 月 27 日 各都道府県建設業協会会長殿 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 公印省略 高力ボルトの需給安定化に向けた対応について ( 協力要請 ) 平素は本会の活動に対しまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記につきまして 国

11

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

⑴ 政策目的 市街地再開発事業の推進により 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るとともに コンパクトシティの推進及び密集市街地の解消を図る 新設 拡充又は延長を必要とする理由 ⑵ 施策の必要性 以下の施策の推進のため 本措置の延長により 民間事業者による早期かつ着実な保留床の取得を促

これまで建設業界では 厳しい状況の中で企業経営を成り立たせるため 従来からの直庸など雇用関係が不明確な労働慣行 重層化した下請構造の中で 技能労働者の非社員化 非常勤化 月給制から日給月給制への転換などを進めてきました その結果 本来固定費であるはずの労務費が変動費化し 賃金が低下するとともに 法令

CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

Transcription:

平成 26 年度 事業計画書 平成 26 年 5 月 一般社団法人全国建設業協会

目 次 まえがき 1 1. 日本経済再生のための社会資本整備の推進と災害に強くしなやかな国土づくり 2 2. 地域社会を支える建設業の健全な発展 3 3. 建設産業の担い手確保と労働災害防止対策の推進 5 4. 建設業における社会的責任への対応 7 5. 戦略的広報の展開 8 6. その他事業 行事の開催 9

まえがき デフレからの脱却と経済再生に向け 新しい経済政策が打ち出されたことにより円安の追い風を受けた輸出や生産の回復が続き 雇用も好転する中 消費は好調を維持し経済全体に明るい環境変化が生じている 我々建設業界が遂行する公共投資についても 新しい経済政策の一翼を担うものとして その役割に大きな期待が寄せられるとともに 迅速かつ効率的な執行が強く求められている 一方 未曾有の災害であった東日本大震災後も 台風 豪雨 豪雪 竜巻などの自然災害が全国各地で頻発し 多くの尊い生命と貴重な財産が失われるなど 我が国の脆弱な国土における防災 減災対策と社会資本整備の重要性が改めて明らかになった 建設業界の使命は 国民の生活と経済活動の基盤である社会資本の整備 維持管理を通じ 我が国経済社会の発展に貢献するとともに 災害時における緊急対応 復旧活動等により 地域の安全 安心を確保することにある このため 地域の実情や災害対応に配慮した中長期的な国土ビジョンを策定し それに基づく安定的な公共事業予算の確保 拡大を図るとともに 建設産業の将来の担い手の確保 育成を図ることが重要な課題となっている このような状況を踏まえ 魅力ある建設産業の再生と地域建設業の活性化が図られるよう 各都道府県建設業協会との強力な連携のもと 本会の平成 26 年度の事業活動は 次の事業計画に基づき推進することとする

1. 日本経済再生のための社会資本整備の推進と災害に強くしなやかな国土づくり (1) 公共事業予算の安定的な確保 拡大と社会資本整備の計画的推進公共事業予算は 平成 25 年度の大型補正に続き平成 26 年度当初予算においても 前年度比 2.3% 増の4 兆 5,580 億円が計上された また 公共工事設計労務単価の再度にわたる引き上げや低入札調査基準価格の改善など 建設業界にもようやく明るい兆しが見え始めている 日本経済のより確かな再生と地域経済の活性化を図り 社会資本整備を計画的に推進するためには 中長期的な国土ビジョンを策定し それに基づき公共事業予算の安定的な確保 拡大を図ることが 国家戦略の最重要課題であり それにより地域建設企業の人材確保や設備投資など中長期的な視点での経営戦略も可能となる このため 引き続き各都道府県建設業協会と連携し あらゆる機会を捉え公共事業予算の安定的な確保 拡大と社会資本整備の計画的推進について 政府 関係機関に訴えていくこととする (2) 被災地の早期復興とレジリエントな国土づくりの推進東日本大震災からの一刻も早い復興のため 必要な事業予算を確保するとともに 適切かつ迅速な事業執行が強く求められている また 東日本大震災後も 日本列島の各地で台風 豪雨 豪雪 竜巻などの自然災害が多発しており これらの災害に対応した防災 減災対策等防災機能の強化が必要不可欠となっている 昨年 12 月 国土強靭化基本法 が成立したが 近い将来 発生が予測されている首都直下型地震や南海トラフ連動地震等に備え 災害に強くしなやか ( レジリエント ) な国土づくりが喫緊の課題となっている このため 防災 減災のためのレジリエントな国土づくりの基本方針を早期に策定するとともに これを強力に推進するための防災関係予算を確保するよう政府 関係機関に提言 要望することとする (3) 地域懇談会 ブロック会議等の開催と提言活動の推進昨年度の地域懇談会 ブロック会議では ダンピング対策 適正な利益が確保できる予定価格など入札契約制度の適正化 公共工事設計労務単価

の引き上げや若年労働力の確保に向けた建設業界の取り組み さらには 国民の安全 安心の確保のための防災 減災対策等がテーマとなり 全国 9ブロックにおいて国土交通省と真摯な意見交換が行われた 今年度も地域建設業界の喫緊の課題や国土交通省の政策課題等について 積極的な意見交換を実施し 地域建設業界が直面する実情を政府 関係機関に訴え 諸課題の解決を図ることとする 2. 地域社会を支える建設業の健全な発展 (1) 建設業の再生 活性化及び経営改善等への対応 1 建設業の経営に関する各種施策等への対応建設企業の業績の改善が適切な賃金水準の確保と雇用の拡大につながる 経済の好循環 の下で 建設企業の健全な経営に資するため 受注工事における工事費の内訳や収益性に関する調査 分析を行い 企業収益の実態を把握する また 調査結果をもとに政府 関係機関に対し入札契約制度や積算基準等について提言 要望を行い 建設企業の適正な利益の確保を図る さらに 企業経営の安定化に有効な施策の動向について情報収集に努め 各都道府県建設業協会及び会員企業に周知するとともに 政府 関係機関に提言 要望を行う 2 税制改正要望等への対応建設企業にとって公平で適正な経営の維持に必要とされる税制に関し 各都道府県建設業協会等から意見を聴取し 租税特別措置の改正 延長や運用 手続き等の改善について 政府 関係機関に対し提言 要望を行う また 消費税率引き上げに伴う転嫁対策や法人税に係る実効税率の引き下げ等の議論の動向を注視し 情報の把握に努めるとともに 各都道府県建設業協会への情報提供を行う 3BCPの普及拡大大規模災害等により生じる建設企業の被害を最小限に抑え 迅速に災害対応等に従事することを可能とする 事業継続計画 (BCP) の必要性について建設企業の理解を深めるとともに 計画策定等を支援するため 本会が作成した 地域建設企業における災害時事業継続の手引き 等を用

いて講習会を開催し その普及に努める 4 社会資本の維持管理分野等に関する取り組み急速に老朽化が進んでいる社会資本の大更新時代を迎え 安全 安心な暮らしを確保するうえで 今後 維持 管理分野への重点投資が見込まれることから 各地域の社会資本の老朽化対策等に関する工法 知見の活用 地域建設企業の役割や施策の動向等について情報収集 分析を行う また 政府 関係機関に対し提言 要望を行い 同分野で会員企業が活躍できるための環境整備を行う (2) 入札契約制度改革への対応 1 入札契約制度等に関する情報収集及び情報提供等の取り組み各地方自治体において実施された入札契約制度の改善等について 各都道府県建設業協会及び会員企業にとって有益な情報を収集するとともに 各地での入札契約制度改正の要望活動等に資するよう ZENKEN 通信 等を通じて情報発信 共有化を図る 2 公共調達制度等に関する提言 要望インフラの品質確保及びその担い手の確保を目的とする 品確法 入契法 建設業法 の一体的な改正が近く見込まれることから 公共工事品質確保に関する議員連盟 の下にある 公共工事契約適正化委員会 における議論の動向を注視するとともに これに対応して各発注者の取り組み状況などのフォローアップに努め 政府 関係機関に対し提言 要望を行う また 現場の担い手不足や行き過ぎた価格競争 発注者のマンパワー不足 受発注者の負担増大等の課題に対応するため 国土交通省の中央建設業審議会 社会資本整備審議会の下に設けられた 基本問題小委員会 発注者責任を果たすための今後の建設生産 管理システムのあり方に関する懇談会 総合評価方式の活用 改善等による品質確保に関する懇談会 において 本会より参加している委員を通じて提言 要望を行う (3) 対等で透明な建設生産システムの構築への対応 1 建設工事の生産に関する諸問題への対応 ワンデーレスポンス 等建設工事の施工段階における諸施策が適切に運用され 適正な利益が確保できるよう 建設企業の現場担当者等との意

見交換や調査を行い 課題等を集約 整理するとともに 関係機関に対し改善要望を行う また 受発注者間の適正な関係構築の支援の一環として 本会が作成した 現場技術者のための受発注者コミュニケーションツール を改訂する また CALS/EC ASPによる情報共有システム 情報化施工 新技術 CIM 等 建設業関係のIT 化の動向に関する情報収集に努め 各都道府県建設業協会及び会員企業に情報提供を行うとともに 関係機関に対し提言 要望を行う 2 建設技術者の技術力の確保と維持向上等への取り組み建設工事現場において活用できる様々な工夫 改善事例を収集し ホームページにおいて情報を共有するとともに 技術研究発表会 を開催し 技術者の技術力の確保 維持向上並びにプレゼンテーション能力の向上を図る 3 復旧 復興事業の施工の確保に関する提言 要望広域的大規模災害発生時に 円滑な復旧 復興が図られる施工体制の確立に向けて 国土交通省の 復旧 復興事業の施工確保に関する連絡協議会 等において 提言 要望を行う 4 建設副産物 環境関係法令への対応建設副産物の適正処理の推進について 建設企業がより一層高い意識を持って取り組めるよう 情報の収集及び提供に努めるとともに 建設廃棄物の適正処理に関する講習会や関連書籍の刊行等を行う また 環境関連の法令等の動向を注視し情報収集に努めるとともに 関係機関に対し提言 要望を行う 3. 建設産業の担い手確保と労働災害防止対策の推進 (1) 地域建設業の将来の担い手確保 育成対策の推進 1 人材確保対策への取り組み建設産業の将来の担い手不足による社会資本の整備や維持管理 災害対応等への支障が懸念されていることから 若者が夢をもって将来を託せる魅力ある建設産業を実感してもらうため広く検討を行う また 若年労働者の入職の促進 経験豊かな高齢者の活用等について検討するとともに

女性の職務の多様化など活躍の機会拡大について 新たに調査 研究の場を設け 政府 関係機関に対して提言 要望を行う また 厚生労働省が各都道府県建設業協会等を対象として新たに実施する 地域人づくり事業 に関し 情報収集 提供に努めるとともに 必要な支援を行う さらに 富士教育訓練センターや三田建設技能研修センターなど職業訓練施設の機能の強化に関する情報の提供を行い 担い手育成対策の推進に努める 2 社会保険未加入対策への取り組み国土交通省と建設業関係団体等が一体となって進めている社会保険未加入対策について 本会では 公共事業の適切な執行に関する緊急決議 を採択し 社会保険加入促進計画 を策定するとともに 各都道府県建設業協会へのキャンペーンや会員企業へのアンケート調査を実施するなど取り組みの強化 徹底を図っている 今年度も キャンペーンやアンケート調査を引き続き実施するとともに 法定福利費を含めた標準見積書の活用等について下請指導を徹底し 社会保険加入の促進に努める また 社会保険未加入対策に関する広報活動に取り組むとともに その周知 徹底を図る 3 労働環境の改善への取り組み賃金 休暇 社会保険等 建設労働者の労働環境の改善に資するため 建設労働者確保育成助成金 等の各種支援策の活用等に関する情報提供を行う また 全国建設労働問題連絡協議会 の場において 雇用の安定と労働環境の改善に対する各都道府県建設業協会の対応状況等について意見交換を行うとともに 政府 関係機関に対し提言 要望を行う 4 担い手確保に関する委員会等への参画建設産業の将来の担い手の確保 育成対策について 産 官 学の専門家を集めて議論するため国土交通省が設置した 建設産業活性化会議 に参画して提言 要望を行う また 建設産業の再生と発展のための方策 2012 の提言等に基づいて設けられた 担い手確保 育成検討会 社会保険未加入対策推進協議会 専門工事業者等評価制度ワーキンググループ 技能労働

者の技能の 見える化 ワーキンググループ において 本会より参加している委員を通じて提言 要望を行う (2) 労働安全衛生対策の推進他の産業に比べて高い発生率となっている建設業の死亡 死傷災害の状況を改善するため 建設現場に従事する技術者 職長等を対象とした 労働安全を中心とした研修会 を実施するとともに 特に 今年度は 施工体制に係る全建統一様式の作成方法 を新たに研修項目に加えて注意喚起を促し 労働災害の防止に努める また 労働安全衛生対策の強化を目的とする 労働安全衛生法 の改正の動向を注視し 情報提供に努めるほか 関係諸施策の周知 徹底を図る (3) 建設労働者の福祉等の事業を行う団体への対応建設労働者の福祉の向上及び労働災害防止対策等の事業を行う団体との連携を密にし 諸事業の実施に関する情報収集に努め 各都道府県建設業協会に提供するとともに 必要な提言 要望を行う 4. 建設業における社会的責任への対応 (1) 建設企業行動憲章に基づくコンプライアンスの徹底暴力団排除条例の全国施行 独占禁止法違反への対応及び近年問題となっている社会保険未加入対策等を踏まえ 建設企業 ( 団体 ) 行動憲章 を改訂し 各都道府県建設業協会と連携して建設業界並びに会員企業への周知を図るとともに 建設企業のコンプライアンスの更なる徹底に取り組む (2) 建設業のCSR 活動の推進建設産業に対する社会的役割に大きな期待が寄せられている中で 国民 社会からより信頼される産業とするため 法令遵守 地域社会への貢献 環境への配慮などの社会的要請に対応した事業活動に取り組み 企業の社会的責任 (CSR) の推進に努めるとともに ポスター リーフレット等を作成し周知 徹底を図る

(3) 建設業における社会貢献活動の推進各都道府県建設業協会 支部 会員企業が取り組んだ社会貢献活動の優れた事例を 建設業社会貢献活動推進月間 中央行事において顕彰する また 優秀な活動事例を事例集として取りまとめるとともに PR 用リーフレット等を活用し 建設業の啓蒙活動等に努める 5. 戦略的広報の展開 (1) 広報活動の推進建設業の果たす役割や必要性について 正しく国民 社会から理解を得るとともに 若者が夢をもって将来を託せる魅力ある産業とするため 国及び各都道府県建設業協会 建設関係団体と連携し 建設産業のイメージアップに繋がる効果的な広報について調査 検討するとともに 各種広報活動を推進する 本会が行うイベントや行事について 積極的に記者クラブや関係機関にプレスリリースを行って情報提供を図るとともに 行政機関が行っている 総合水防演習 子ども霞が関見学デー などのイベントに積極的に参加 出展する また 広報プロジェクトの展開 広報ツールの活用等を通じ 各都道府県建設業協会と一体となって建設業の活動を広く国民 社会にアピールするとともに ミニコミ紙等を活用して業界活動を紹介するなど情報の発信に努める (2) 広報体制の整備広報マインドの養成と広報マンの育成を図るため 各都道府県建設業協会と意見や情報の交換を行うほか マスコミへの積極的なアプローチを促進するため 本会が作成した広報マニュアル プレスリリースの方法 の活用を図る また 各協会が行っている災害時の応急復旧活動や社会貢献活動等の記録データを収集 整理するとともに 戦略的な広報活動の事例等を集約してホームページに掲載するなど情報を共有化し 建設業のイメージアップに繋がる広報活動の推進に向け意識の高揚を図る

6. その他事業 行事の開催 (1) 建設関係功労者表彰 慰霊法要等の実施 (2) 各種報告書 出版物等の刊行 (3) 経営者層の研鑽のための建設工事 施設見学会 講演会 技術研究発表会等の開催 (4) 関係機関 諸団体等との意見交換 情報交換等の実施 (5) その他 以上