2. 事故 災害のデータベース 建設業部会員 17 社から事故 災害事例 及びヒヤリハット事例 255 件 事故 災害 ( クレーン以外 ) 事例 157 件を分析 3. 事故 災害事例の分析 (N=157 件 ) 図 1 建設機械関係事故 災害の 事故の型 別の割合

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3. 事故 災害事例の分析 (N=157 件 ) 図 2 建設機械関係事故 災害の作業内容 ( 機械の動作等 ) 別の割合 3. 事故 災害事例の分析 (N=157 件 ) 図 3 建設機械関係災害の被災者ごとの割合

3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 (N=51 件 ) 図 4 災害時の作業内容 ( 機械の動作等 ) 別の割合 3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 1) 作業内容 ( 機械の動作等 ) の分析 作業装置 : 資材揚重やバケット等の操作 前進 : 重機の走行操作 後進 : 重機の走行操作 旋回 : バケットの方向を変える操作 用途外 : 重機本来の使用ではない操作 誤動作 : オペレータの作業服及び身体 の一部等がレーバーに触れる ことによる動作 (N=34 件 ) 図 5 重機等の運転操作状況別の災害件数

3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 2) 被災者の分析 共同作業員 : 重機等の近くで相番者として作業を協力して行なう者 運転手等 : 車両等の運転及び機器の操作を行なう者 他作業員 : 重機関連作業とは異なる作業を行なっている者 オペレータ : 重機の操作を行なう者 整備員等 : 機械関係の点検 整備を行なう者 誘導員 : 車両等の誘導を行なう者 (N=51 件 ) 図 6 被災者の作業種別ごとの災害件数 3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 3) 被災要因 (N=51 件 ) (N=51 件 ) 図 7 不安全 動による被災者の割合 図 8 被災要因 ( 動パターン ) 別の災害件数

3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 1( 見込み操作 ) 02 掘削機械 バックホウ ( クレーン仕様 ) 0.45m 3 挟まれ 巻き込まれ クレーンモードで大型土のうを吊上げる際に左手薬指を吊りフックと土のう袋吊紐との間に挟んだ 008 合図を確認せずにバックホウを動かしたこと 吊紐がフックに掛け辛い位置にあったこと 2014.06 晴 3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 2( エンジン未停止 ) 02 掘削機械バックホウ 0.15m 3 挟まれ 巻き込まれ 安全書類を確認するため 油圧ショベル (0.15m 3 ) の運転席の奥に置いてあった安全書類を取ろうとしてゴムクローラに足を掛けたところ 足が滑り 体勢を崩した拍子に誤って走行レバーに手が引っ掛かり 動きだした油圧ショベルに左足を轢かれる ( 尚 オペレータは運転席に座っており エンジンはかかった状態 ) 021 旋回範囲への不用意な立入 ( 安全意識の欠如 ) エンジンを切らなかった 立入禁止措置又は誘導員の配置がされていなかった 2013.01 晴

3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 3( 危険箇所へ立入る ) 02 掘削機械 バックホウ 現場は2 次根切中で 構台上のバックホウにより掘削土の積込作業を行っていた 被災者は構台上にて誘導見張員として従事していた オペレータは 切梁上に張ってある親綱が掘削作業の障害になると感じたため 被災者にダンプトラックの誘導を終えた後 親綱を外すよう指示をした 被災者は親綱を外すため バックホウが稼働している 0.8m 3 挟まれ 巻きクラスのにも関わらず 旋回範囲内に入り 一つ目のク込まれローラを乗り越え 二つ目のクローラ部 ( トラックシュー ) の上に乗ろうとした際 バックホウが旋回を始め カウンタウェイトとクローラ部 ( トラックシュー ) の間に挟まれ被災した 036 立入禁止区画が一部計画通りになっていなかった 切梁上に張ってあった親綱をオペレータが掘削作業の障害になると感じた 送出し教育がされておらず雇入れ時教育が不十分であった 慣れない被災者を誘導見張員として配置した 作業形態が変更となったのに 報告 KYがなかった 2011.07 晴 親綱を外す作業が発生したのに元請に報告していなかった クローラ部( トラックシュー ) とカウンタウエイトの間に挟まれるという認識が被災者になかった KYが有効に活用されていなかった 被災者が旋回範囲内に立入る際に合図がなかった 作業員同士の意志の疎通が出来ていなかった 3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 4( 危険箇所に手を添える ) 02 掘削機械 バックホウ ( クレーン仕様 ) 0.1m 3 挟まれ 巻き込まれ クレーン仕様バックホウ (0.1m 3 ) にて φ300 6m( 重量 376 kg ) の鋳鉄管を吊り 荷に触れながら方向を変えた際 近くに仮置きされた資材に吊荷の端が接触し 触れていた手の指が挟まれ受傷した 吊荷の振れ止めに両脇に 2 名の作業員を配置しており 内 1 名が被災した 014 作業に支障となる仮置資材を移動せずに作業を行った 吊り作業をする際 オペレータと作業員との相互の合図が無かった 2014.01.07 不明

3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 5( 危険箇所に手を添える ) 04 運搬機械ベルトコンベヤ不明 挟まれ 巻き込まれ 被災者が新材送りベルトコンベヤのテールプーリ部でベルトの異常に気付き ベルトコンベヤを停止せずに ベルトコンベア下部の確認作業を行った その後 起き上がろうとした時に手を滑らせて テールプーリに右腕を巻き込まれた 082 ベルトコンベヤを停止せずに異常と思われる部分の確認作業を行った ( 非定常作業時に 装置を止めていなかった ) テールプーリ ( 回転部 ) にカバーが無かった 2013.02 晴 3-1 挟まれ 巻き込まれ 災害 事例 6( 危険箇所に手を添える ) 02 掘削機械バックホウ 0.4m 3 挟まれ 巻き込まれ バックホウ (0.4m 3 ) のバケットを法面用から通常用に変装する際 ピンを抜こうとしたところ ピンが予想以上に重く腕が下がった時にバケットの渕に指をぶつけた 027 ミニバックホウのバケットの交換の経験はあったが 通常のバックホウの交換に不慣れであった ピンの重さの認識がなかった (12kg) バケット越しで 作業体勢が悪かった 2014.09.01 不明

3-2 激突 激突され 災害 (N=49 件 ) 図 9 災害時の作業内容 ( 機械の動作等 ) 別の割合 3-2 激突 激突され 災害 1) 作業内容 ( 機械の動作等 ) の分析 作業装置 : 資材揚重やバケット等の操作 前進 : 重機の走行操作 後進 : 重機の走行操作 旋回 : バケットの方向を変える操作 用途外 : 重機本来の使用ではない操作 誤動作 : オペレータの作業服及び身体 の一部等がレーバーに触れる ことによる動作 (N=45 件 ) 図 10 重機等運転操作状況別の災害件数

3-2 激突 激突され 災害 2) 被災者の分析 共同作業員 : 重機等の近くで相番者として作業を協力して行なう者 他作業員 : 重機関連作業とは異なる作業を行なっている者 オペレータ : 重機の操作を行なう者 誘導員 : 車両等の誘導を行なう者 ガードマン : 車両等の誘導を行なう者 (N=49 件 ) 図 11 被災者の作業種別ごとの災害件数 3-2 激突 激突され 災害 3) 被災要因 (N=49 件 ) (N=49 件 ) 図 12 不安全 動による被災者の割合 図 13 被災要因 ( 動パターン ) 別の災害件数

3-2 激突 激突され 災害 事例 1( 危険箇所への立入る ) 02 掘削機械バックホウ 0.1m 3 激突され オペレータがバックホウを後進させようと後進レバーを操作した際 左肘が旋回レバーに当たって右旋回方向に押してしまいアームが右に突然旋回して 埋設ケーブルのフレックス管を切断していた被災者の腰辺りに当たり 反動で仮設トイレの壁に体の左側をぶつけた 024 左肘が旋回レバーに当たった アームの旋回半径内に作業員がいた 2014.02 曇 3-2 激突 激突され 災害 事例 2( 危険箇所へ立入る ) 02 掘削機械バックホウ 0.45m 3 激突され 余剰土を搬出するため バックホウにより積み込み作業を行っていた 被害者のガードマンはバックホウの周辺で 4t ダンプトラックの出入りの誘導とバックホウ旋回 ( 一般車両の通行 ) を誘導するため配置されていた バックホウのオペレータは一連の掘削作業の中でバックホウを後退させ誘導員と接触 ガードマン 3 名 ( 被災者と規制両端部に各 1 名 ) 019 バックホウが 0.45m 3 で当作業には過大 オペレータは誘導無しで後進 誘導員はミーティングで指示された位置で合図を行っていなかった 誘導員は入社 1 ヶ月で作業に慣れていなかった ガードマンの職長は部下の配置を把握していなかった 2010.02 曇

3-2 激突 激突され 災害 事例 3( 危険箇所へ立入る ) 03 積込機械ホイールローダ 0.4m 3 激突され 民間の構内道路拡幅工事の L 型側溝工事現場において オペレータがタイヤショベル (0.4m 3 ) で砂を積込み 方向転換のため後進した その後方で脱型した基礎コン型枠を集積していた被災者に気が付かず 後方タイヤと激突し 左足を骨折した 079 オペレータが誘導なしで後進した 従事者が誘導なしで後進したことを見逃した 誘導員を指名していなかった 当日の作業員は誘導訓練教育 死角体験教育が未実施 重機と人の分離が出来ていなかった 2012.04 晴 3-2 激突 激突され 災害 事例 4( エンジン未停止 ) 02 掘削機械バックホウ 0.7m 3 激突され ( 転落 ) バックホウ (0.7m 3 ) のオペレータが 他の作業員に指示しようと座席を立ち上がった際 着ていた安全チョッキが操作レバーに引っかかり バケットが動いてバケットの脇にいた作業員がバケットに押され掘削溝 ( 深さ 2.6m) に転落した 042 安全チョッキが体に密着していなかった バックホウのオペレータは 作業員に指示をするために運転席から立ち上がる際に エンジンを停めなかった 工事担当責任者は バックホウの同種災害防止教 2010.10 晴育を周知していなかった

3-2 激突 激突され 災害 事例 5( 見込み操作 ) 02 掘削機械バックホウ不明激突され 公園工事の L 型擁壁 (6 個 ) 据え付け作業を被災者所属の作業員 4 名と 別の協力会社の重機オペレータ 1 名で行っていた 被災者は 据え付けた擁壁の微調整 目地詰めを担当していた 最後の擁壁を据え付け 玉掛け者が上 2 つ 下 1 つの吊り金具のうち 上 2 つを先に外したが それを見たオペレータが吊り金具全部が外れたものと思い重機を動かしたため L 型擁壁が転倒し 擁壁の反対側で作業していた被災者にぶつかった 054 玉外しが完了したものと思い込み 確認せずに重機を動かした クレーン仕様バックホウを使用しなかった オペレータと玉掛け者との合図確認が不十分 2002.10.08 曇 3-2 激突 激突され 災害 事例 6( 危険箇所に手を添える ) 02 掘削機械バックホウ 0.1m 3 激突され 掘削を行うため アタッチメントをブレーカからバケットへ交換作業開始 ミニバックホウのアームとバケットの間の緩衝材 ( ゴムリング ) を相番作業員が手で押さえた状態でアーム側と穴位置合わせを行っていた 位置が合わなかったため 相番作業員と被災者が交代し作業を再開 アームがバケットに引っ掛かったため 位置調整していた所 急に引っ掛かりが外れアームが動き 咄嗟に手を緩衝材から離したが間に合わずにアームが手の甲に当たり被災した 022 オペレータからジョイント部が見えるよう体をかわした状態で緩衝材 ( ゴムリング ) が脱落しないよう手で押さえていた バケット交換の作業手順が明確になっていなかった 2014.06 晴

3-3 重機転倒 事故 災害 (N=15 件 ) 図 14 重機転倒 事故 災害時の事故と災害の割合 3-3 重機転倒 事故 災害 1) 作業内容 ( 機械の動作等 ) の分析 揚重旋回 : 移動式クレーン仕様ハ ックホウでのクレーン操作 揚重 : 移動式クレーン仕様ハ ックホウでのクレーン操作 前進 : 重機等の走行操作 後進 : 重機等の走行操作 用途外 : 重機本来の使用ではない操作 積降 : 重機回送に伴う操作 図 15 重機等運転操作状況別の災害件数

3-3 重機転倒 事故 災害 事例 1( 過荷重 ) 02 掘削機械 バックホウ ( クレーン仕様 ) 0.11m 3 重機転倒 外構の引込工事でクレーン仕様バックホウ (0.11m 3 ) を使用し ハンドホール (745kg) を約 1.7m 下の床付面に降ろす作業を行っていた オペレータは仮置場所から荷を吊上げ 旋回後 据付け位置でアームを伸ばした際 バックホウがバランスを崩し転倒した オペレータは仮置場所で一度荷を試し吊りしており この時に警報音が鳴ったが その後クレーンモードを解除し作業を行っていた 玉掛合図者 オペレータともに怪我はなし 006 作業計画時にクレーンの選定検討が不十分なため クレーンの能力を超えた揚重作業をした オペレータは事前に試し吊りし その際警報ブザーが鳴ったのを認識していたがクレーンモードを解除して作業を継続した 2014.09 晴 吊り荷 : ハンドホール (2 分割製品 上部 :469kg 下部 :745kg) 3-3 重機転倒 事故 災害 事例 2( 傾斜部 ) 02 掘削機械 バックホウ ( クレーン仕様 ) 0.11m 3 重機転倒 + 災害 3t ダンプトラックの荷台から砂が入った大型土のう ( 約 700kg) の揚重作業をしていた 作業地盤が平坦でない場所 ( 約 9% 勾配 ) での作業で 当該重機が旋回時にバランスを崩し転倒した その際 近くにいたガードマンが被災した 015 勾配が有る不安定な状況下で材料を吊ろうとした 作業影響範囲内の立入禁止措置が徹底していなかった 2013.10.09 不明

3-3 重機転倒 事故 災害 事例 3( 確認不足 ) 02 掘削機械バックホウ 0.15m 3 重機転倒 バックホウ (0.15m 3 ) にて残土かき上げ作業中 残土ダンプトラックが後退したため バックホウも後退したところ 段差でバランスを崩し転倒した 031 簡単な作業と思い 未熟なオペレータを指名 オペレータは指示されていない作業を行った( かき 上げ作業 ) 2012.07.03 不明 4. まとめ 1 今回の事故 災害事例の集計結果が示す通り 事故の型別において は 挟まれ 巻き込まれ 激突 激突され がそれぞれ全体の約 1/3 を占め これら事故 災害の発生要因については その多くは 被災者本人の不安全な行動によるもので 機械自体の不良ではなく重機等の 作業操作 に起因して発生している つまりは 人の行動 によるものであることが読み取れる 人と重機等との接触防止対策は 安全法令による立入禁止措置の厳 守で 人と重機の分離が基本であり 且つ 作業員等への教育の徹底である 建設業部会としては 今回の事例及び分析結果は部会及び 関係者へ周知して再発防止に努めたい

4. まとめ 2 不用意な作業員の進入やオペレータのミスを防止するには 機械側 としての対策も非常に重要と考えているため 下記事項について今後のご検討をお願いしたい 接触防止等の対策 ( 例 ) 1 作業半径内 ( 後方 ) に作業員を感知すれば機械が停止する装置 2 シートベルトを装着しないと操作ができない 3 運転席を離れるとエンジンが停止する 4 クレーン使用時の定格荷重の超過や傾斜角度が規定値を超えた場合 などは作業ができなくなる装置や警報が鳴るなど 5 アタッチメント交換が簡単で安全な交換機構と方法 6 安全装置は容易にオペレータが切り替えできない構造