千葉大学フォーミュラプロジェクト 第 13 回全日本学生フォーミュラ大会企画書
目次 1. 千葉大学フォーミュラプロジェクトの紹介 3 1.1. 千葉大学フォーミュラプロジェクト 1.2. 活動意義 1.3. 活動場所 2. 全日本学生フォーミュラ大会の紹介 4 2.1. 大会コンセプト 2.2. 競技種目と配点 3.2015 年度活動紹介 6 3.1. チーム構成 3.2. 今年度コンセプト 3.3. 年間計画 3.4. 予算計画 3.5.2015 年度への抱負 4. 昨年度開発車両 CF14 11 4.1. 車両コンセプト 4.2. 出場結果 5. 歴代の活動実績 14 6. スポンサー 16 2
1. 千葉大学フォーミュラプロジェクトの紹介 1.1. 千葉大学フォーミュラプロジェクト 千葉大学フォーミュラプロジェクト ( 以下 CUFP と称します ) は 千葉大学自然科学研究科材料加工学教育研究室のメンバー中心に 2004 年 8 月に発足しました 大学のカリキュラムの中では体験することのできない 企画から販売までのものづくりの本質を経験することを目的に 毎年行われる自動車技術会主催の 全日本学生フォーミュラ大会 に参加し 総合優勝をめざすことはもとより千葉大学としてオリジナリティを発信することを目標として活動しています 現在大学 1 年生から 4 年生まで 19 名で大会参加に向け活動しています 1.2. 活動意義全日本学生フォーミュラ大会は 学生たちがフォーミュラカーを製作し 単に車両性能を競うだけではありません 企画 設計 製作 コスト分析 プレゼンテーション能力等も評価の対象にされるため 単に速いマシンを作ったチームが勝つわけではなく 車両製作を通してものづくりの総合力が試されます よって 車両の企画段階から販売に至るまでの一連のプロジェクトを学ぶことの出来る 疑似体験教育プログラムといえます 車両を設計するために 機械力学 材料力学 流体力学 熱力学 製図等多くの学問を必要に応じて 学び直し 時には 新たに習得する必要があります さらに 実際にものづくりを行うためにこれらは計算のみで終わることなく製品となり実際に動作させるため 学問をより実践的な形で会得することが可能になります これは 通常の大学カリキュラムでは体験することの出来ない貴重な機会です 工学的知識のほかにも 1 年間という限られた時間を効率よく使うための企画力 経費を必要最低限で抑えるためのコスト管理能力 計画通りに活動を行う実行力 さらには 車両製作に必要な物資 資金を様々な企業スポンサー 個人スポンサーに出資して頂いて活動が成立しているため 私たちの活動を分かりやすく伝えることの出来るプレゼンテーション能力も必要となります 1.3. 活動場所作業場所については工学部から自然科学 3 号棟脇の倉庫を貸していただき 作業スペースとして使用しております また ミーティング等の各種会議は自然科学 2 号棟のゼミ室を使用させていただいております 各種部品の加工は工学部機械実習工場および創造工学センターの工作機械を使用させて頂き 実習工場の教官の方々には技術的ご指導も頂いております 3
2. 全日本学生フォーミュラ大会の紹介 2.1. 大会コンセプト全日本学生フォーミュラ大会は 自動車産業の発展に寄与するために 学生の ものづくり育成の場 として 学生のものづくりの総合能力を養成し, 将来の自動車産業を担う人材を育てる事を目的としています 学生たち自らが企画 設計 製作したフォーミュラスタイルの小型レーシングカーで競技が行われます この大会は 米国で 1981 年から毎年開催されている Formula SAE (SAE international 開催 ) にならって 日本では 2003 年より自動車技術会が主催して開催されるようになりました 学生フォーミュラ大会では 自らが車両を設計 製作し 車両のトータルパッケージを競い合う大会であり アマチュア週末レーサーに販売することを想定して車両を製作します したがって 加速性能 ブレーキ性能 操作性能 耐久性能等のレーシングカーとしての運動性能が優れているだけでなく 設計の優秀さや創意工夫 低コスト 安全性やメンテナンス性 またそれらを審査員に伝えるためのプレゼンテーション能力が要求されます よって 学生には車両の企画 設計 製作等のエンジニアとしての経験はもとより渉外 広報 チームマネージメント コスト管理等の幅広い知識を身につけることを必要とされ 教室では培うことが難しい貴重な体験を積むことができます 日本大会では 2014 年で 12 回目の開催であり 日本の大学はもとより中国 インド タイなど海外の大学の参加も増えてきております 年々大会のレベルは上昇しており チームの経験や能力が結果に大きく反映され 上位チームの中には海外大会への出場経験もあるチームもあります また 多くの企業で大会をバックアップしていただいており 各種講座や製作の指導 部品の提供などのご支援を頂いています 第 12 回大会参加チーム集合写真 4
2.2. 競技種目と得点競技は静的種目と動的種目の 2 種類に大別されます 静的競技では 商品としての車両が審査され 動的競技では 車両の運動性能が審査されます 以下 競技及び配点の詳細です 競技説明と配点 5
3.2014 年度活動計画 3.1. チーム構成 CUFP は 2015 年度 3 名のファカルティアドバイザーのもと 学部生を中心に 19 名で活動して参ります 以下にチームのメンバー構成 ファカルティアドバイザー一覧を示します チームメンバー内訳 学年 学部 学科 人数 学部 4 年 工学部 機械工学科 5 学部 3 年 工学部 情報画像学科 1 学部 2 年 工学部 機械工学科 3 学部 1 年 工学部 機械工学科 9 デザイン学科 1 合計 19 ファカルティアドバイザー一覧 名前 所属 森吉泰生教授 熱流体エネルギー学教育研究分野 小山秀夫准教授 材料加工学教育研究分野 河野一義技術職員 材料力学教育研究分野 第 12 回大会集合写真 6
2015 年度 CUFP 配置 プロジェクトリーダー : 小川和也 (B2) テクニカルディレクター : 石本祥之 (B2) マネジメント班渉外 : 桂祐樹 (B4) Web: 角田有 (B3) 小泉咲人 (B1) 会計 : 湧井紀光 (B2) シャシー班リーダー : 角田有 (B3) 桐井理 (B4) 石塚祐也 (B1) 日下直哉 (B1) 小泉咲人 (B1) 森彩香 (B1) パワートレイン班リーダー : 湧井紀光 (B2) 上野涼 (B4) 川越裕斗 (B4) 浅川瑞光 (B1) 菅谷涼太 (B1) 永島拓己 (B1) 矢作祐輔 (B1) 吉田直人 (B1) エクステリア班渡口ひかり (B1) ドライバー桐井理 (B4) 小川和也 (B2) 日下直哉 (B1) 小泉咲人 (B1) 静的審査担当コスト審査 : 小川和也 (B2) 日下直哉 (B1) デザイン審査 : 石本祥之 (B2) プレゼンテーション審査 : 稲垣友梨 (B4) 車検 : 永島拓己 (B1) 7
3.2. コンセプト 3.2.1. プロダクトコンセプト CUFP では ドライビング エンジニアリングのあらゆる手段を講じて速さを追及する喜び 操る楽しさを味わってもらいたいという願いから 3 年前より Car Fun をコンセプトに掲げたマシン製作を続けています Car Fun ~ モータースポーツに参加する魅力をより多くの人へ ~ 昨年度車両 CF14は だれでも簡単に本格的なモータースポーツに参加出来るマシンであり モータースポーツに参加する魅力をより多くの人に伝えられるビギナー向け本格派フォーミュラカーです CF15はこのコンセプトを踏襲し 基本設計はそのままによりシンプルな操作を可能にし さらに扱いやすいマシンにするため CF14での500kmの走行データから得た問題点を改善することで洗練されたマシンを目指します 3.2.2. 設計コンセプトシャシー昨年度マシン搭載パーツに細かいアップデートを重ね ドライバーの思うままに操ることのできるマシンを目指します スタビライザーやアップライトに調整機構を設け 様々なセッティング変更を可能にします フィードバックを繰り返すことで ドライバーとマシンが最高の走りを魅せられる状態を見出します また 昨年度は ステアリングの耐久性 操作性が著しく悪く設計変更や再制作を余儀なくされたため シャフトの高剛性化とシャフト角度の見直しによりガタの改善を図ります 従来の3ペダル方式から2ペダル方式に変更し クラッチレバーをステアリング付近に置くことで 足を置き換える必要がなくシンプルな操作が可能になり ペダル周りに余裕ができるため整備性が大きく向上します また 重量物のレイアウトを見直すことにより車高を落とし 更なる低重心化を目指します パワートレイン今年も引き続き YAMAHA YZF-R6 のエンジンを搭載し microtec の汎用 ECU を用いて制御を行います 主に解決する問題点は 排気騒音問題です 今年度から騒音の測定方法が変更になり 今までのサイレンサーでは車検不適合となってしまいます そのため レギュレーションやマシンレイアウトを考慮したうえで 新たな排気システムに適したサイレンサーを選定します 8
また CF15 を合理的なマシンとするために スロットルボディが大きすぎるために アクセル開度 100% 未満で空気流入量が最大になってしまう問題 燃料系のユニットのオーバースペック問題の解決に取り組みます これらの改善により 車検におけるマシンの信頼性はもちろん 各システムがマシンスペックに合った大きさや性能のものとなるため 整備性や信頼性を向上させることができます また 可変吸気や排気系の最適化 トラクションコントロールの熟成により フラットかつ強力なパワーを得ることを目標とし アクセラレーションにおいて 1 位を目指します 3.3 年間計画以下の通りに 2015 年度の活動を進めて参ります 早期シェイクダウンを目指し 今年度のマシン改良とセッティングに時間を費やせるようにします 2015 年度年間計画 9
3.4 予算計画 3.4.1 昨年度会計報告 昨年度の収入 支出は以下のようになっております 3.4.2 今年度予算計画 今年度の予算計画は以下のようになります 今年度は部員の増加に伴う収入増が見込まれるた め その増収分をパワートレイン及びシャシーの新規パーツの開発に充てる予定です 10
3.5.2014 年度への抱負 2014 年度は 2013 年度からチームを牽引してきた先輩方が中心となり 徹底した日程管理のもと 千葉大学フォーミュラプロジェクト史上最速でシェイクダウンを行い 数多くの走行をこなしました そのおかげでエンデュランスを完走し 大きく順位をあげることができました 走行を重ねることで見つかる問題も多くありましたが これも新たな経験として蓄積できました また これまでにないペースでプロジェクトを進行できたことで これからの活動の指標となる年になりました 2015 年度は合計 19 名で学部 2,3 年生が中心となり チームの過半数が学部 1 年生という非常に若いチームとなります そのため これまで以上に日程管理 人員配分に気をつけなければなりません また 先輩方が蓄えた知識 技術を継承し 新しいチームとしてメンバー 1 人 1 人が自覚を持ち 2014 年度で築いた土台を崩さず さらに高い順位を狙えるよう日々努力していこうと思います 2015 年度プロジェクトリーダー小川和也 4. 昨年度開発車両 CF14 4.1. 車両コンセプト Car Fun ~ モータースポーツに参加する魅力をより多くの人に ~ モータースポーツに参加する魅力を伝える車とは 気軽に走っていじれる車であると考えました したがって 信頼性 整備性 生産性の達成により誰でも運用でき 高いドライバビリティと豊富なセッティングによりドライバーとエンジニアのどちらも楽しめる車両を目指して開発を行いました CF14 は コンセプト通りの生産性と信頼性を発揮し シェイクダウンを 3 月上旬に行い 大会を含めて 500km を走破することができました 歴代最長の走行を行ったことで サスペンションセッティングが及ぼす影響や 寿命の短い部品の洗い出しなど 次年度に繋がるデータを多く取ることが出来ました 11
CF14 CF14 主要諸元 全長 全幅 全高 2840[mm] 1402[mm] 1196[mm] 重量 ( ドライバー含む ) 300[kg] (F:50% R:50%) ホイールベース 1600[mm] トレッド F:1200[mm] R:1200[mm] エンジン 599[cc] 4 気筒 / YAMAHA YZF-R6 出力 78[PS]@11500rpm, 55[Nm]@8500rpm ECU Microtec_M205 フレーム / カウル Steel Space Frame(STKM11A) / GFRP タイヤ / ホイール Hoosire 20.5 7.0-12 R25B / 13inch RAYS TE37 サスペンション 不等長 非平行ダブルフィッシュボーン, プルロッド 4.3. 出場結果総合 11 位 ( 参加 96 チーム中 ) 第 12 回全日本学生フォーミュラ大会が9 月 2 日 ~6 日にかけて開催されました 千葉大学フォーミュラプロジェクトは 大会に向けた準備も万全に行い 第 11 回大会で果たすことのできなかった 全種目完走をすることができました 昨年の47 位から大きく順位を上げたため ジャンプアップ賞 を獲得し チーム発足初めての表彰台に立つことができました 12
競技種目獲得得点 / 配点順位静的審査設計 78.00/150 20 動的審査千葉大学フォーミュラプロジェクト企画書 2014 年度獲得得点 コスト 31.26/100 30 プレゼンテーション 47.37/75 16 アクセラレーション 69.91/75 5 スキッドパッド 16.46/50 32 オートクロス 118.32/150 18 エンデュランス 204.51/300 12 燃費 75.45/100 14 総合成績 641.29/1000 11 13
5. 歴代の活動実績 2005 年の初参戦以来 私たちは以下の成績で活動を続けて参りました 参戦成績 年度 順位 2005 年度 ( 第 3 回大会 ) 総合 24 位 ( 参加 41 校 ) 2006 年度 ( 第 4 回大会 ) 総合 10 位 ( 参加 50 校 ) 2007 年度 ( 第 5 回大会 ) 総合 24 位 ( 参加 60 校 ) 2008 年度 ( 第 6 回大会 ) 総合 9 位 ( 参加 62 校 ) 2009 年度 ( 第 7 回大会 ) 総合 23 位 ( 参加 63 校 ) 2010 年度 ( 第 8 回大会 ) 総合 20 位 ( 参加 70 校 ) 2011 年度 ( 第 9 回大会 ) 総合 8 位 ( 参加 75 校 ) 2012 年度 ( 第 10 回大会 ) 総合 7 位 ( 参加 76 校 ) 2013 年度 ( 第 11 回大会 ) 総合 47 位 ( 参加 75 校 ) 2014 年度 ( 第 12 回大会 ) 総合 11 位 ( 参加 96 校 ) 2005 年度開発車両チフ 105 2006 年度開発車両チフ 206 2007 年度開発車両チフ 307 2008 年度開発車両チフ 408 14
2009 年度開発車両 CF09 2010 年度開発車両 CF10 2011 年度開発車両 CF11 2012 年度開発車両 CF12 2014 年度開発車両 CF13 2015 年度開発車両 CF14 15
6. スポンサー昨年度 私たち千葉大学フォーミュラプロジェクトは以下の企業 団体 OB OG 様よりご支援いただき車両の開発を行うことができました このような貴重な勉強の場を与えて下さいましたことに 心より御礼申し上げます 敬称略 ( 五十音順 ) 企業 団体スポンサー様 Altrack 出光興産株式会社エヌ エム ビー販売株式会社 NTN 株式会社学校法人日栄学園日本自動車大学校株式会社 IHI 株式会社エフ シー シー株式会社キノクニエンタープライズ株式会社日下製作所株式会社デンソー株式会社トーキン株式会社東日製作所株式会社トヨタレンタリース千葉株式会社ハイレックスコーポレーション株式会社深井製作所株式会社ミスミ株式会社メタルワークス株式会社ユタカ技研株式会社レイズ株式会社ワークスベル協和工業株式会社京葉ベンド株式会社 サイバネットシステム株式会社新宿ラヂエータースーパーオートバックス市川店住鉱潤滑剤株式会社住友電装株式会社ソリッドワークス ジャパン株式会社ダウ化工株式会社タカタ株式会社千葉大学工学部千葉大学工学同窓会千葉大学材料加工学研究室千葉大学フォーミュラプロジェクト OB トップラインプロダクト日信工業株式会社日本精工株式会社 (NSK) 日本発条株式会社ビルドダメージ丸紅情報システムズ株式会社ヤマハ発動機株式会社有限会社葵不動産有限会社茂原ツインサーキットレイクラフトレーシングサービス 16
個人スポンサー様 芦田尚道荒井俊行石山竜太伊藤裕紺野浩之佐藤陽 鈴木明晃高橋昂史田辺真之千葉和輝千葉健太郎戸井田一宣 平林宏介平柳光松崎哲山岸一成 千葉大学工学部実習工場千葉大学自動車部ホンダマイスタークラブレーシングガレージ ENOMOTO Special Thanks 今後もメンバー一同 全力で活動に取り組んで参ります 今後とも何卒 ご支援のほどよろしくお願いいたします 17
スポンサーシップのお願い 私たち CUFP は 2015 年 9 月に自動車技術会が主催する 全日本学生フォーミュラ大会 -モノづくり デザインコンペティション- に参加するために 広く企業各社様にスポンサーシップのお願いをいたしております スポンサーシップ概要支援形態 資金によるご支援個人様 1 口 5,000 円法人様 1 口 10,000 円 物資によるご支援物資によるご支援はその対価を資金で頂いたものといたします ご支援に対する CUFP の活動 車両への広告掲載( 社名 ロゴ等 ) ヘルメット ドライバースーツへの広告掲載 CUFP ホームページに広告掲載 イベント( 大学祭 学内行事 大会等 ) での広告掲載 活動報告書の送付( 月に 1 回程度 ) 上記以外にも その他の面でご支援いただける企業各位のご要望にできる限り応えて参りたいと考えております この活動に参加する学生は より実践的な技術 知識を身につけ社会に貢献したいと考えております そして 他の大学をもリードできる団体を目指しております 是非私たちの活動理念にご賛同いただき ご協力していただけることをお待ち申し上げております 2015 年度プロジェクトリーダー千葉大学工学部機械工学科 2 年小川和也 Email: adya2154@chiba-u.jp チーム web ページ http://www.chiba-formula.com/ 18