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必要性 学習指導要領の改訂により総則において情報モラルを身に付けるよう指導することを明示 背 景 ひぼう インターネット上での誹謗中傷やいじめ, 犯罪や違法 有害情報などの問題が発生している現状 情報社会に積極的に参画する態度を育てることは今後ますます重要 目 情報モラル教育とは 標 情報手段をいか

6. 調査結果及び考察 (1) 児童生徒のスマホ等の所持実態 1 スマホ等の所持実態 54.3% 49.8% 41.9% 32.9% % 78.7% 73.4% 71.1% 76.9% 68.3% 61.4% 26.7% 29.9% 22.1% % 中 3 中 2 中 1

問 3 全員の方にお伺いします 日頃 サイバー犯罪 ( インターネットを利用した犯罪等 ) の被害に遭いそうで 不安に感じることがありますか この中から1つだけお答えください よくある % たまにある % ほとんどない % 全くない 全

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7 調査結果の概要 (1) 子どもの携帯電話所持率とフィルタリングの活用状況 ア子どもの携帯電話所持率 子ども専用の携帯電話所持率は 平成 19 年の本市調査 ( 以下 前回調査 ) から 2 年が経過していますが ほぼ横ばいの結果です では 男子 33.6 女子 46.4 計 4.1 が所有してい

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平成 28 年度全国学力 学習状況調査の結果伊達市教育委員会〇平成 28 年 4 月 19 日 ( 火 ) に実施した平成 28 年度全国学力 学習状況調査の北海道における参加状況は 下記のとおりである 北海道 伊達市 ( 星の丘小 中学校を除く ) 学校数 児童生徒数 学校数 児童生徒数 小学校

1. 調査結果の概況 (1) の児童 ( 小学校 ) の状況 < 国語 A> 今年度より, ( 公立 ) と市町村立の平均正答率は整数値で表示となりました < 国語 B> 4 国語 A 平均正答率 5 国語 B 平均正答率 ( 公立 ) 74.8 ( 公立 ) 57.5 ( 公立 ) 74 ( 公立

学習意欲の向上 学習習慣の確立 改訂の趣旨 今回の学習指導要領改訂に当たって 基本的な考え方の一つに学習 意欲の向上 学習習慣の確立が明示された これは 教育基本法第 6 条第 2 項 あるいは学校教育法第 30 条第 2 項の条文にある 自ら進んで学習する意欲の重視にかかわる文言を受けるものである

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

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ICTを軸にした小中連携

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(2) 学習指導要領の領域別の平均正答率 1 小学校国語 A (%) 学習指導要領の領域 領 域 話すこと 聞くこと 66.6(69.2) 77.0(79.2) 書くこと 61.8(60.6) 69.3(72.8) 読むこと 69.9(70.2) 77.4(78.5) 伝統的な言語文化等 78.3(

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「標準的な研修プログラム《

教育調査 ( 教職員用 ) 1 教育計画の作成にあたって 教職員でよく話し合っていますか 度数 相対度数 (%) 累積度数累積相対度数 (%) はい どちらかといえばはい どちらかといえばいいえ いいえ 0

31阿賀野全:方針実践のための行動計画

第4章 道徳

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

はじめに 我が国においては 障害者の権利に関する条約 を踏まえ 誰もが相互に人格と個性を尊重し支え合い 人々の多様な在り方を相互に認め合える 共生社会 を目指し 障がいのある者と障がいのない者が共に学ぶ仕組みである インクルーシブ教育システム の理念のもと 特別支援教育を推進していく必要があります

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各教科 道徳科 外国語活動 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする 各教科 道徳科 総合的な学習の時間並びに特別活動によって編成するものとする

別紙(例 様式3)案

平成 30 年度全国学力 学習状況調査の結果について ( 速報 ) 1. 調査の概要 実施日平成 30 年 4 月 17 日 ( 火 ) 調査内容 1 教科に関する調査 ( 国語 A 国語 B 算数 数学 A 算数 数学 B 理科 (3 年に 1 回 )) A 問題 : 主として知識に関する問題 B

Ⅲ 調査対象および回答数 調査対象 学校数 有効回答数児童生徒保護者 (4~6 年 ) 12 校 1, 校 1, 校 1,621 1,238 合計 41 校 3,917 ( 有効回答率 96.3%) 3,098 ( 有効回答率 77.7%) Ⅳ 調査の実施時期

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教育と法Ⅰ(学習指導要領と教育課程の編成)

平成26年度調査研究活動報告書

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平成 29 年度 全国学力 学習状況調査結果と対策 1 全国学力調査の結果 ( 校種 検査項目ごとの平均正答率の比較から ) (1) 小学校の結果 会津若松市 国語 A は 全国平均を上回る 国語 B はやや上回る 算数は A B ともに全国平均を上回る 昨年度の国語 A はほぼ同じ 他科目はやや下

平成29年度 小学校教育課程講習会 総合的な学習の時間

2 教科に関する調査の結果 (1) 平均正答率 % 小学校 中学校 4 年生 5 年生 6 年生 1 年生 2 年生 3 年生 国語算数 数学英語 狭山市 埼玉県 狭山市 61.4

2 お子さんに携帯電話 スマートフォン等 ( 以下, 携帯 スマホ ) を持たせていますか 1 子ども専用の携帯 スマホを持たせている 2 子ども専用の携帯 スマホは持たせていないが 家族の携帯電話は自由に使える 3 携帯 スマホは持たせていない 小学校 選択肢持たせている家族で共用持たせていない

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課題研究の進め方 これは,10 年経験者研修講座の各教科の課題研究の研修で使っている資料をまとめたものです 課題研究の進め方 と 課題研究報告書の書き方 について, 教科を限定せずに一般的に紹介してありますので, 校内研修などにご活用ください

人間関係を深めるとともに, 児童が自己の生き方についての考えを深め, 家庭や地域社会との連携を図りながら, 集団宿泊活動やボランティア活動, 自然体験活動などの豊かな体験を通して児童の内面に根ざした道徳性の育成が図られるよう配慮しなければならない その際, 特に児童が基本的な生活習慣, 社会生活上の

Taro-自立活動とは

徳教育推進部(道徳部道徳の指導計画には, 道徳教育の全体計画 道徳の時間の年間指導計画 学級における指導計画 学習指導案 がある いずれも道徳教育を推進させる重要な指導計画であるが, ここでは前三者の作成ポイントを取り上げる ( 学習指導案 については, 別ファイル 道徳の指導案作成のポイント を参

< このアンケートの中の言葉の意味 > 情報通信機器 携帯電話やスマートフォン パソコンなど他の人とメッセージのやりとりができるような機 器 インターネット世界中の情報通信機器をつなげてメッセージのやりとりができるようにした仕組み 例えば インターネットを利用して 次のようなことができます 友だちと

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持続可能な教育の質の向上をめざして ~ 教員の多忙化解消プラン に基づく取組について ~ 平成 30 年 3 月 愛知県教育委員会

小 中 高校生のケータイ インターネット等の利用に係る実態調査について 1 目 的スマートフォンなど新しい情報機器の普及やコミュニティサイトの急速な利用拡大等に より 子どもたちの犯罪につながる行為や基本的生活習慣の乱れが憂慮されていることか ら ケータイ インターネットに係る子どもたちの実態調査を

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

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2 研究の歩みから 本校では平成 4 年度より道徳教育の研究を学校経営の基盤にすえ, 継続的に研究を進めてきた しかし, 児童を取り巻く社会状況の変化や, 規範意識の低下, 生命を尊重する心情を育てる必要 性などから, 自己の生き方を見つめ, 他者との関わりを深めながらたくましく生きる児童を育てる

目 次 1 学力調査の概要 1 2 内容別調査結果の概要 (1) 内容別正答率 2 (2) 分類 区分別正答率 小学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 3 小学校算数 A( 知識 ) 算数 B( 活用 ) 5 中学校国語 A( 知識 ) 国語 B( 活用 ) 7 中学校数学 A( 知識 )

平成 29 年度全国学力 学習状況調査の結果の概要 ( 和歌山県海草地方 ) 1 調査の概要 (1) 調査日平成 29 年 4 月 18 日 ( 火 ) (2) 調査の目的義務教育の機会均等とその水準の維持向上の観点から 全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握 分析し 教育施策の成果と課題を検証し

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第 1 章総則第 1 教育課程編成の一般方針 1( 前略 ) 学校の教育活動を進めるに当たっては 各学校において 児童に生きる力をはぐくむことを目指し 創意工夫を生かした特色ある教育活動を展開する中で 基礎的 基本的な知識及び技能を確実に習得させ これらを活用して課題を解決するために必要な思考力 判

平成 年度佐賀県教育センタープロジェクト研究小 中学校校内研究の在り方研究委員会 2 研究の実際 (4) 校内研究の推進 充実のための方策の実施 実践 3 教科の枠を越えた協議を目指した授業研究会 C 中学校における実践 C 中学校は 昨年度までの付箋を用いた協議の場においては 意見を出

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上に食に関する指導の充実が求められている 食環境の乱れが社会的課題とっている今日 中学生が食生活の自立を目指した学習をすることは大切なことであるので 本時は 自分や家族の食生活の中で見付けた問題点の改善に自主的に取り組むことができるように 指導を進めることにした 指導に当たっては これまでの学習を踏

商業科 ( 情報類型 ) で学習する商業科目 学年 単位 科目名 ( 単位数 ) 1 11 ビジネス基礎 (2) 簿記(3) 情報処理(3) ビジネス情報(2) 長商デパート(1) 財務会計 Ⅰ(2) 原価計算(2) ビジネス情報(2) マーケティング(2) 9 2 長商デパート (1) 3 プログ

講座番号講座名定員日付教員研修受講人数 6507 はじめての情報化推進担当者 ~ 学校間総合ネットの提供サービスを知る~ /6/ 生徒の理解度をアップさせる教材作成入門 G1 ~Flash を利用した教材作成の基礎 ~ /6/ 表計算

2 教科に関する調査の結果 ( 各教科での % ) (1) 小学校 国語 4 年生 5 年生 6 年生 狭山市埼玉県狭山市埼玉県狭山市埼玉県 平領均域正等答別率 話すこと 聞くこと 書くこと

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小学校の結果は 国語 B 算数 A で全国平均正答率を上回っており 改善傾向が見られる しかし 国語 A 算数 B では依然として全国平均正答率を下回っており 課題が残る 中学校の結果は 国語 B 以外の教科で全国平均正答率を上回った ア平成 26 年度全国学力 学習状況調査における宇部市の平均正答

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(2) 研究主題との関連本校の研究主題 心身ともに健康で, 安全な生活を送ることができる力を身に付けた生徒の育成 を受けて, 社会の一員として安全で責任ある行動がとれる力を身に付けさせたいと考える そこで, 話合い活動を取り入れながら, 個人情報の取り扱い方を学ぶ学級活動を行い, 主題に迫りたい 本

資料3 平成28年度京都府学力診断テスト 質問紙調査結果 28④ 28中① 27④ 27中① 平成28年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成28年度京都府学力診断テスト中学1年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト小学4年質問紙調査結果 平成27年度京都府学力診断テスト中学1

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「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けて

回数テーマ学習内容学びのポイント 2 過去に行われた自閉症児の教育 2 感覚統合法によるアプローチ 認知発達を重視したアプローチ 感覚統合法における指導段階について学ぶ 自閉症児に対する感覚統合法の実際を学ぶ 感覚統合法の問題点について学ぶ 言語 認知障害説について学ぶ 自閉症児における認知障害につ

中学校 (3 年 ) 国語では A( 知識問題 ) は ほぼ全国平均なみです B( 活用問題 ) は 課題が見られます 数学では A( 知識問題 ) B( 活用問題 ) ともに 課題が見られます 国語 A( 知識に関する問題 ) 国語 B( 知識を活用する問題 ) 言語事項は ほぼ全国平均なみです

総合的な探究の時間 は 何を 何のために学ぶ学習なのか? 総合的な探究の時間 は与えられたテーマから みなさんが自分で 課題 を見つけて調べる学習です 総合的な探究の時間 ( 総合的な学習の時間 ) には教科書がありません だから 自分で調べるべき課題を設定し 自分の力で探究学習 ( 調べ学習 )

4 選抜方法 ( 1 ) 選抜の方法 学力検査の成績 調査書の得点 第 2 日の検査 ( 面接 ) の得点 を全て合計した 総得点 により順位をつけ 各選抜資料の評価等について慎重に審議しながら 予定人員までを入学許可候補者として内定する < 総得点の満点の内訳 > 調査書の得点第 2 日の検査学力

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3 第 3 学年及び第 4 学年の評価規準 集団活動や生活への関心 意欲態度 集団の一員としての思考 判断 実践 学級の生活上の問題に関心 楽しい学級をつくるために を持ち 他の児童と協力して意 話し合い 自己の役割や集団と 欲的に集団活動に取り組もう してよりよい方法について考 としている え 判

市中学校の状況及び体力向上策 ( 学校数 : 校 生徒数 :13,836 名 ) を とした時の数値 (T 得点 ) をレーダーチャートで表示 [ ] [ ] ハンドボール ハンドボール投げ投げ H29 市中学校 H29 m 走 m 走 表中の 網掛け 数値は 平均と同等または上回っているもの 付き

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Transcription:

平成 22 年度第 25 回秋田県教育研究発表会新学習指導要領完全実施に向けたセンターからの提言 学校における情報モラル指導の在り方 秋田県総合教育センター 支援班教育メディアグループ 1 インターネット ケータイ 新しい形のトラブルや犯罪 2

携帯電話の所持率 (H22.10 月秋田県 ) 中 3 は約 3 割所持 小 6 から中 1 にかけて大きく増加 高等学校 97.1% 小学校 8.0% 中学校 21.0% 65.8% 51.7% 31.5% 58.0% 65.0% フィルタリング率 (22 年 ) 1 年 2 年 3 年 48.9% 3 あきたスクールサイトウオチャー事業 (ASSW) < ホームページ > http://www.assw.jp/ < 業務開始 > 平成 21 年 9 月 1 日 ~ < 業務内容 > 不適切な書き込み等の検索 削除依頼 情報提供受付 < 情報提供受付メール > info@assw.jp 4

個人情報掲載生徒に対する(顔写真含)誹謗中傷計第 25 回秋田県教育研究発表会平成 23 年 2 月 9 日 ( 水 ) < 秋田県の現状 > あきたスクールサイトウオッチャー事業 平成 22 年 4~12 月 (9 ヶ月間 ) 不適切な書き込み 7,670 件 ( 個人情報掲載 6,437 件 ) ( 生徒への誹謗中傷 843 件 ) 5 不適切な書き込みの内訳平成 22 年 4~12 月 校種 内訳合学校に先生に対誹謗中誹謗その他高 対する中傷する傷校 5675 755 トラブルや被害が発生 54 101 155 6740 小学校 322 件中学校 761 88 中学校 31 2865 5 件 41 926 携帯電話, インターネット利用実態調査 小学校 1 0 ( 平成 22 年度 1 義務教育課 ) 0 2 4 合計 6437 843 86 106 198 7670 6

生徒の実名? 顔写真公開 生徒の実名? 学校名 学年 部活名公開 友人のフルネーム? 学校名公開 < プロフの例 > 個人情報の安易な公開 7 掲示板サイト プロフから集めた画像 学校名 個人名の一覧 < プロフの画像, 個人名の悪用例 > ネット上で一人歩き 8

学校名 生徒の実名? < 電子掲示板サイト > 特定の個人を誹謗中傷 9 120 100 時間による不適切な書込み件数の分布 掲示板における 不適切な書きこみの時間分布平成 22 年 4~12 月 ( 登校日のみ ) 件数 80 60 40 20 0 00:00 ~ 01:00 ~ 02:00 ~ 03:00 ~ 04:00 ~ 05:00 ~ 06:00 ~ 07:00 ~ 08:00 ~ 09:00 ~ 10:00 ~ 11:00 ~ 12:00 ~ 13:00 ~ 14:00 ~ 15:00 ~ 16:00 ~ 17:00 ~ 18:00 ~ 19:00 ~ 20:00 ~ 21:00 ~ 22:00 ~ 23:00 ~ 書き込み時間帯 10

ネットいじめ 掲示板への安易な書き込み インターネット 著作権侵害肖像権侵害 ネットトラブル新しい形のトラブルや犯罪の低年齢化 携帯型ゲーム機からのネット接続 ケータイ 個人情報の漏洩 11 Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 情報モラル とは? 小 中 高 特支新学習指導要領解説総則編 情報モラルとは 情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度 12

Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 小学校新学習指導要領解説総則編 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項 1 児童の言語活動の充実 2 見通しを立てたり, 振り返ったりする学習活動の重視 3 障害のある児童の指導 4 情報教育の充実 各教科の指導に当たっては, 基本的な操作 や情報モラルを身に付け, 適切に活用できるようにするための学習活動の充実 13 Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 中学校新学習指導要領解説総則編 指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項 1 児童の言語活動の充実 2 見通しを立てたり, 振り返ったりする学習活動の重視 3 障害のある児童の指導 4 情報教育の充実 情報モラル 各教科等の指導に当たっては, 情報モラル を身に付け, 情報手段を適切かつ主体的, 積極的 に活用できるようにするための学習活動の充実 5 部活動の意義と留意点 14

Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 高等学校新学習指導要領解説総則編 教育課程の実施等の配慮事項 ( ア ) 生徒の言語活動の充実 ( イ ) 見通しを立てたり, 振り返ったりする学習活動の重視 ( ウ ) 学習の遅れがちな生徒の指導 ( エ ) 障害のある生徒の指導 ( オ ) 情報教育の充実 各教科 科目等の指導に当たっては, 情報モラル を身に付け, 情報手段を適切かつ実践的, 主体的に活 用できるようにするための学習活動の充実 ( カ ) 部活動の意義と留意点 15 Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 小 中学校新学習指導要領第 3 章道徳 道徳の時間の指導における配慮事項 児童の発達の段階や特性等を考慮し, 道徳の内容との関連を踏まえ, 情報モラルに関する指導に留意すること 小 中新学習指導要領解説道徳編 道徳 日常生活におけるモラル ( 日常モラル ) とつながっていると言うことですね 16

情報モラル指導のねらいは 情報社会で被害者にも加害者にもならない 情報通信ネットワークを安全に利用できる 大切 Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 予防的指導 + 即時対応 + 事後指導 17 秋田県の実態は Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 学校全体で情報モラルの指導計画を策定し, 体系的に情報モラルを指導しているか 小学校 指導している 10% 中学校 指導している 21% 指導していない 62% 学年または個人的に 28% 指導していない 48% 学年または個人的に 90% 79% 31% 情報モラル指導 についてのアンケート より ( 平成 21 年度総合教育センター ) 18

Ⅱ 情報モラル指導の背景とねらい 平成 22 年度 学校教育の指針 ~ 本年度の重点 ~ 情報教育 情報モラル教育を学校全体学校全体で推進するための体制づくり 1 教育計画に明確に位置付ける 2 全校体制で推進する 3ネットトラブルの未然防止未然防止と即時対応 4 道徳教育や特別活動, 生徒指導との関連を図る 19 センターからの提言 学校全体で情報モラル指導に取り組む児童生徒に情報モラルを身に付けるためには, 学校全体で情報モラル指導次の 3つのステップが有効に取り組むことが大切である Step1: 情報モラル校内研修会の実施 Step2: 指導計画の作成 見直し 周知 ( 全体計画 年間指導計画 ) Step3: 授業などでの情報モラル指導, 実態調査や保護者との連携 20

みなさんに質問します Q1 情報モラルについての校内研修会を行っていますか? 21 みなさんに質問します Q2 情報モラル指導の全体計画や年間指導計画がありますか? 全体計画 情報モラル指導全体計画 ( 例 : 小学 国 県 社会の要請教師 保 教員のICT 活用指導力の規準学校の教育目標 情報を安 ( チェックリスト )(H19 年 2 月 ) 明るくかしこく元気よく 危険な情 H21 年度学校教育の指針りしないで欲 ( 本県学校教育が目指すもの ) ( 生徒指導学年 分掌 ) 4 月 5 月育てたい子ども像 6 月 7 月 8 月 9 月子ども10 スクールサイトウォッチャー事業 じこしょう なかよくあ 友だちや自分のよいところを見つけ やくそくを しらないひ ともだちが, 共に おじいちゃ 携帯の使かいをしようそぼう伸びていこうとする子ども ( 特別まもろう ( どうとにはなしかつくったものんおばあ インターネ ( 生活科 国活動 ) 自分で考えとく ), 常に学ぼうとする子どもけられたらどをだいじにしちゃんにおて 1 2 年部 チャットや 新学習指導要領総則及び解説語 ) うする?( 学よう ( 学級活がみをかこう 夢や目標に向かって, ねばり強くがんばろ級活動 ) 動 ) ( 国語 ) (H20 年 8 月 ) うとする子ども 電子メー 電子メー ルールや 相手に分 人まねで 自ルを使ってルを気持ちマナーに気かりやすく伝はなく, 自分えをはみよう ( 総よく使うにはを付けて取えよう ( 国で考えた絵伝え 3 4 年部情報モラル指導の目標合 ) ( 道徳 ) 材しよう ( 総語 ) を描こう ( 図語 ) 情報社会において, 主体的に判断し, 正しく道徳教育の目標合 ) 工 ) 情報行動できる児童の育成年間指導計画情報活用の思いやりの心を持ち, お互いのよさを 電子メー その情 ルールや 個人情 情報モラルに関する知識を身につけ, 正し 22 正認めながら, 自ら考え, よりよく生きようルを気持ち報, 本当にマナーに気報って何だ理解 情報社査結い判断と望ましい態度を身につけた子どものよく使うには正しい?( 総を付けて取ろう ( 特別活について, えよう 5 6 年部相互

みなさんに質問します Q3 授業で情報モラル指導を行っていますか? 23 Ⅲ センター研究の紹介 情報モラルって何? 難しい??? どうやって教えるの? 無理??? まだはやい どの時間で?? 寝た子を 起こす? 家庭や地域 学校 24

Ⅲ センター研究の紹介 センター研究 2 情報モラルって何? 学校における情報モラル指導の在り方学校における情報モラル指導の在り方 2 月 10 どうやって教えるの日発表 (1F 中研修室? ) 学校全体でやろう 家庭や地域 学校 25 Ⅲ センター研究の紹介 < 昨年度の研究主題 > 学校全体で組織的 計画的に取り組む情報モラル指導の在り方 情報モラル校内研修会プログラム テキスト集 司会用台本 プレゼンスライド 校内研修会の実施 ( 小 中 ) 情報モラルについての研修 全体計画と年間指導計画の作成 26

< 今年度の研究主題 > Ⅲ センター研究の紹介 学校における情報モラル指導の在り方 < 本研究が提案する情報モラル指導の在り方 > 学校全体で情報モラル指導に取り組む Step1: 情報モラル校内研修会の実施 ( 小 中 高 ) Step2: 指導計画の作成 見直し 周知 ( 小 中 高 ) ( 全体計画 年間指導計画 ) Step3: 授業などでの情報モラル指導の推進 小 中 高での授業実践 27 Ⅲ センター研究の紹介 学校全体で情報モラル指導に取り組む Step1: 教科等の授業で情報モラル校内研修会の実施, 短時間で, 学級活動(LHR) でルール作り Step2: 学年集会等での指導指導計画の作成 見直し 周知 定期的な実態調査 ( 全体計画 年間指導計画 ) 情報共有による保護者との連携 Step3: 授業などでの情報モラル指導 ( 小 中 高 ), 実態調査や保護者との連携 28

中 高の指導案例29 小第 25 回秋田県教育研究発表会平成 23 年 2 月 9 日 ( 水 ) Ⅲ センター研究の紹介 小学校 中学校 Ⅲ センター研究の紹介 高等学校 これで先生方の学校でも, 情報モラルの授業ができます 30

Ⅲ センター研究の紹介 校内研修会プログラムや指導案等はダウンロードできます ご活用下さい 学校支援講座で学校へうかがいます あわせてご利用下さい < 校内研修会資料と指導案等のダウンロード > センター HP 内 教育メディアグループ から 31 Ⅳ まとめ 学校全体で行う情報モラル指導日常社会 マナールール 日常モラル 法令の遵守 ( 交通ルール ) 他人に迷惑をかけない 人に親切にする 32

小 中学校新学習指導要領第 3 章道徳 道徳の時間の指導における配慮事項 児童の発達の段階や特性等を考慮し, 道徳の内容との関連を踏まえ, 情報モラルに関す る指導に留意すること Ⅳ まとめ 日常社会 情報社会 マナーマナールールルール 法令の遵守法令の遵守 ( 交通ルール交通ルール ) マナーマナールールルール 法令の遵守法令の遵守 ( ( 個人情報など個人情報など ) ) 日常モラル 情報モラル 他人に迷惑他人に迷惑をかけないをかけない 人に親切にするにする 他人に迷惑他人に迷惑をかけないをかけない 情報セキュリティリティ 33 学校全体で行う情報モラル指導 Ⅳ まとめ 道徳を軸に 全教育活動で 日常モラル 学校 家庭 地域 34

Ⅳ まとめ < 本研究が提案する情報モラル指導の在り方 > 学校全体で情報モラル指導に取り組む マナールール 情報社会 情報モラル 法令の遵守 ( 個人情報など ) 他人に迷惑をかけない 情報セキュリティ 35 平成 22 年度第 25 回秋田県教育研究発表会新学習指導要領完全実施に向けたセンターからの提言 学校における情報モラル指導の在り方 ありがとうございました 秋田県総合教育センター 支援班教育メディアグループ 36