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PowerPoint プレゼンテーション

九州大学学術情報リポジトリ Kyushu University Institutional Repository 九州大学百年史第 7 巻 : 部局史編 Ⅳ 九州大学百年史編集委員会 出版情報 : 九州大学百年史. 7, 2017

5. 政治経済学部 ( 政治行政学科 経済経営学科 ) (1) 学部学科の特色政治経済学部は 政治 経済の各分野を広く俯瞰し 各分野における豊かな専門的知識 理論に裏打ちされた実学的 実践的視点を育成する ことを教育の目標としており 政治 経済の各分野を広く見渡す視点 そして 実践につながる知識理論

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副学長 教学担当 中村 久美 新しい大学づくりに向けた教育の展開 巻頭言 2012年6月に文部科学省が公表した 大学改革実行プラン は 激動の社会における大学機能の再構築を掲げています 教学に関し ては ①学生の主体的な学びの創出や学修時間の拡大化をはじめと する大学教育の質的転換 ②グローバル化に

1. 食品安全専門 材育成の 的 1. 品安全管理に関する基礎的な知識 専 的な知識や技能の修得体制をつくる 2. FSMS 監査員の育成体制をつくる 3. 国際的な議論に参画できる 材を育てる 本研究会は主に について 議論を進めている 1


学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

ディプロマ ポリシー カリキュラム ポリシー 経営学部 経営学科 経営学部経営学科では 厳格な成績評価にもとづいて履修規程に定められた科目区分ごとの卒業必要単位数およびコース別の履修要件等をすべて満たしたうえで 総計 1 単位以上を修得し さらに経営 流通 マーケティング 情報システム 国際経営など

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自己点検・評価表

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

登録審査機関の審査ポイント

ITスキル標準に準拠した      大学カリキュラムの改善

ライフプランニング学科ライフデザインコース 学科 専攻名ミッション ( 教育目標 ) 到達目標到達目標に対応する授業科目 年 年 3 年授業科目春春春春組織のミッション到達目標 ( 綱 ) 到達目標 ( 細 ) 科目区分 科目区分 科目区分 3 家庭を経営する専門的知識と能力を身につけている に関す

筑波大学の使命 筑波大学は その建学の理念に 変動する現代社会に不断に対応しつつ 国際性豊かにして かつ 多様性と柔軟性とを持った新しい教育 研究の機能及び運営の組織を開発 し 更に これらの諸活動を実施する責任ある管理体制を確立する と掲げ 我が国における大学改革の先導的役割を果たす 研究力開学以

TSRマネジメントレポート2014表紙

2 年次 以降 : 授業開始は 2 週目 ~ 平成 30 年度看護学専攻 ( 研究者育成コース ) 時間割 10:30-12:00 特別研究特別研究特別研究 特別研究特別研究特別研究特別研究 特別研究特別研究 特別研究 特別研究については 担当教員と相談の上決定する 修士課程 ( 医科学獣医科学専攻

l. 職業以外の幅広い知識 教養を身につけたいから m. 転職したいから n. 国際的な研究をしたかったから o. その他 ( 具体的に : ) 6.( 修士課程の学生への設問 ) 修士課程進学を決めた時期はいつですか a. 大学入学前 b. 学部 1 年 c. 学部 2 年 d. 学部 3 年 e

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資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

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~この方法で政策形成能力のレベルアップが図れます~

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平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

平成30年度学校組織マネジメント指導者養成研修 実施要項

本日の説明内容 1. グリーン購入法の概要 2. プレミアム基準策定ガイドライン

博士論文 考え続ける義務感と反復思考の役割に注目した 診断横断的なメタ認知モデルの構築 ( 要約 ) 平成 30 年 3 月 広島大学大学院総合科学研究科 向井秀文


1.(1) 名古屋美容専門学校教育理念 美容に必要な基礎教育と専門的実践教育を行い 豊かな知性と誠実な心を持ち 社会に貢献できる人材を育成する (2) 名古屋美容専門学校学則 第 1 章総 則 ( 目的 ) 第 3 条本校は 教育基本法の精神に則り 学校教育法に従い 美容に必要な基礎教育と専門的実践

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社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

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イノベーション活動に対する山梨県内企業の意識調査

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運営拠点事業計画書(大阪大学作成)3

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文化庁平成 27 年度都道府県 市区町村等日本語教育担当者研修 2015 年 7 月 1 日 生活者としての外国人 に対する日本語教育の体制整備に向けた役割分担 日本語教育担当者が地域課題に挑む10のステップ よねせはるこ米勢治子 ( 東海日本語ネットワーク )

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スキル領域 職種 : マーケティング スキル領域と MK 経済産業省, 独立行政法人情報処理推進機構

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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http: //www. maff.go. jp/j/shokusan/fcp/index. html ディスカッションの趣旨 食品安全管理に関して即戦力となる人材や海外で活躍できる人材 監査ができる人材を育成するためには 大学 研究機関において どのような知識 技能の教育及び体制が必要か また 産

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(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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Chapter 1

2007report

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NEWS 2020 速報 の一部を改正する法律案 REPORT 総会の様子 2025 GDP 3 02 vol

MBA PROGRAM Kyushu University Business School 九州大学ビジネス スクール MBA プログラム 専門職学位課程

都市デザイン工学科 2018 年度以降入学生対象 2018~ 年度 _C ディプロマ ポリシー 実践力のある専門的技術者となるべく 在学中だけでなく生涯にわたって主体的に学修活動を積み重ねる関心と意欲を持続できる 主体的に生涯学習を継続する意欲 (1) と関心 (2) 人文社会科学や自然科学 情報技

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1. 応募書類の提出 1) 提出期限 2017 年 6 月 30 日 ( 金曜日 )17:00( 日本時間 ) 必着 2) 提出方法 グローバル賞 岡山地域賞 各部門の募集要項を確認のうえ 応募に必要な資料等を 以下 の応募先に電子メールにて提出してください (A) グローバル賞募集要項 3 4 ペ

第 2 節キャリア コンサルティングの理解 (4) キャリア コンサルタントの能力 Ⅰ キャリア コンサルティングの社会的意義に対する理解 1 社会 経済的動向とキャリア形成支援の必要性の認識 2 キャリア コンサルティングの役割の理解 3 キャリア コンサルティングを担う者の活動範囲と義務 ( 活

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はじめに マーケティング を学習する背景 マーケティング を学習する目的 1. マーケティングの基本的な手法を学習する 2. 競争戦略の基礎を学習する 3. マーケティングの手法を実務で活用できるものとする 4. ケース メソッドを通じて 現状分析 戦略立案 意思決定 の能力を向上させる 4 本講座


NPO法人 ジョブコーチ・ネットワーク

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アジェンダ (1) 実践的 IT 人材育成の取り組み背景について (2) 当取り組みにおける 実践的 地域活性化に向けた産学連携プログラムについて 育成スケジュール カリキュラム概要 カリキュラム詳細 (3) H23 H24 年度カリキュラム成果紹介 郡山駅前活性化に資する活動について 特定業種に向

様式 重点項目 産業を担う人材確保対策の推進 雇用情勢の改善を背景に 就職相談者の減少が見込まれる中にあっても 本県産業の持続的な発展を図るため 優れた人材を確保していく必要があることから 県内外の学生や若年者をはじめとした幅広い世代 UI ターン希望者に対するきめ細かな支援により 人材確保を図りま

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学士課程 1 年次学士課程 2 年次学士課程 3 4 年次修士課程 1 年次修士課程 2 年次前期後期前期後期前期後期前期後期前期後期 必修科目選択必修科目選択科目 必修科目 選択必修科目 選択科目 経営戦略を学ぶ 経営戦略のたて方とその実行方法をグローバルな視点で学ぶ 経営学入門 経営学入門 経営

2017 年度開講科目 1) D1801 現代世界と人間 1: 内なる国際化としての多文化共生 1 明学共通科目担当講師 : 高桑光徳先生長谷部美佳先生, 開講曜日時限 : 春学期月曜 4 横浜 C 2) D1802 現代世界と人間 2: 内なる国際化としての多文化共生 2 明学共通科目

資料4-4 新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について 審議のまとめ(参考資料)

国際観光学春学期金 2 D 国際観光学特殊研究 Ⅳ1 飯嶋好彦 国際観光学春学期金 2 D 国際観光学特殊研究 Ⅴ1 飯嶋好彦 国際観光学春学期金 2 D 国際観光学特殊研究 Ⅵ1 飯嶋好彦 国際観光学春学期金 3 M 国際観光学研究指導 (1 セメスタ )8 飯嶋好彦 国際観光学春学期金 3 M

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知創の杜 2016 vol.10

データ解析分野 () 履修モデル 公開日 : 平成 0 月 日 アナリスト コンサルタント系 ( コンサルティング 証券 銀行マーケティング分析金融データ分析データサイエンティスト税理士 会計士ビッグデータ解析 データアナリストとして経営企画 戦略の立案 評価をする 学 専門 & ( 選択および選択

1. 応募書類の提出 1) 提出期限 2018 年 6 月 29 日 ( 金曜日 )17:00( 日本時間 ) 必着 2) 提出方法 グローバル賞 岡山地域賞 各部門の募集要項を確認のうえ 応募に必要な資料等を 以下 の応募先に電子メールにて提出してください (A) グローバル賞募集要項 3 4 ペ

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CSR(企業の社会的責任)に関するアンケート調査結果《概要版》

次 Ⅰ. 総論 2 Ⅱ. 重点分野 3 Ⅲ. 人材育成 確保 6 Ⅳ. 情報管理 8 Ⅴ. その他 9 1

選択評価事項C 水準判定のガイドライン(案)

実現力を高める方法

資料 5 総務省提出資料 平成 30 年 12 月 21 日 総務省情報流通行政局

教員の専門性向上第 3 章 教員の専門性向上 第1 研修の充実 2 人材の有効活用 3 採用前からの人材養成 3章43

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発行 第 4 号まで各 2,000 部発行 NPO 団体 コミュニティとの交流 連携 スタッフ研修 中間支援団体の設立支援などを実施している 25 年度からは とめ市民活動プラザ を市に移管し とめ市民活動フォーラム を NPO 法人化した上で 市が NPO 法人とめ市民活動フォーラム に運営管理を

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平成 27 年度 環境にやさしい企業行動調査 結果のまとめ 調査期間 平成 28 年 10 月 28 日 ( 金 )~ 平成 28 年 12 月 28 日 ( 水 ) 調査対象及び回収状況 : 調査対象 回収数 回収率 上場企業 1, % 非上場企業 3,170 1,364 4

構築等 相手国の意思決定が必要な政策面で懸念される点がある 今後 全体設計の実現に向け た強固な活動が期待される 4-1. 国際共同研究の進捗状況について本プロジェクトは統合データベースと観測評価システムの開発を第一段階とし 物理モデルの構築 シナリオ解析に基づく評価 システムと技術の開発へと順次進

報道発表資料(新宿駅屋内地図オープンデータ)

Transcription:

グリーン MOT( 技術経営 ) 教育プログラムの推進 信州大学 2010 年 3 月 30 日

平成 21 年度事業活動の成果 1 ジョイント ディグリー制度の導入 ( 総合工学系大学院博士課程 + 経営大学院修士課程 2009.4.1~) 2 各種調査の実施 ( 飯田市住民意識調査 日中学生環境意識調査など ) 3 標準テキスト シリーズの作成 ( 第 4 巻中小企業経営と環境 第 5 巻現代社会のおける企業の役割 ) 4 サマースクール フォーラム, 市民講座等を通じた広報 普及活動 ( 信州サステイナビリティ フォーラム & 信州サステイナビリティ ウィーク 2009 の開催 中小企業サマースクール ( 中小機構との共催 ) など )

アンケート調査の実施 飯田市における環境に配慮した暮らしに関する住民アンケート調査 ( 環境コミュニティ ビジネス論 ) 諏訪湖の観光関係者を対象としたアンケート調査 ( フィールドワークの一環 ) 信州大学と上海師範大学の共同で, 環境に関する学生意識の日中比較調査 ( 本年度は日本側の信州大学の学生のみを対象 )

信州サステイナビリティ フォーラム & 信州サステイナビリティ ウィーク 2009 の開催 日程 開催内容 8 月 17 日環境コミニュティビジネス論 8 月 18 日信州大学市民公開講座 地域環境ビジネス入門 8 月 20 日 8 月 21 日 8 月 22 日 第 3 回信州サステイナビリティ フォーラムテーマ : グリーンニューディールを考える 中小企業サマースクール in 信州テーマ : グリーン技術経営 ~ 危険突破のための経営戦略 特別講義 & ディスカッションテーマ : グリーンエコノミーと技術経営の課題 2010 年 1 月 25 日第 4 回信州サステイナビリティ フォーラムテーマ : 環境調和型技術の現状 問題点 展望

1 信州サステイナビリティ フォーラム の開催 第一回フォーラム (2008.10.27) 第二回フォーラム (2009.3.5) 第三回フォーラム (2009.8.20) 第四回フォーラム (2010.1.25) テーマ ; 関係者によるラウンドテーブル テーマ ; 信州中小企業の環境経営 テーマ ; グリーン ニューディールを考える テーマ ; 環境調和型技術の現状 問題点 展望 フォーラム メンバー 自治体 ; 長野県 長野市 中小企業団体等 ; 長野県経営者協会 長野県商工会議所連合会 長野県商工会連合会 長野県中小企業団体中央会 環境関係団体 ; 長野県環境保全協会 長野県産業環境保全協会 NPO; 長野 NPO センター 事務局 ; 信州大学

2 信州サステイナビリティ ウィーク 2009 の実施

信大 NOW59 号より

3 中小企業サマースクールイン長野 ( 中小機構との共催 )

今後の課題 ジョイント ディグリー制度の充実 ( 修士 & 修士のプログラム開発, 他大学とのジョイントディグリー制度の検討 ) フォーラム, 公開講義, 中小企業コーディネータ等を活用した地域の中小企業関係者との連携の強化 海外への普及活動の取り組みとして, 英文テキストの出版, アジアの大学関係者 ( 中国他 ) との国際シンポジウムの開催, 留学生の受け入れ等 学習用教材の開発 改良 教育インフラの整備 (E ラーニングなど )

( 参考 ) プログラムのスケジュール 1 年目 (2008) 2 年目 (2009) 3 年目 (2010) プログラムの開発 実施 経営大学院 工学系大学院 プログラム開発 プログラム改善 追加 プログラム実証 ( 経営大学院修士課程 ) 1 博士課程学生 ( ジョイント デグリーコース ) 2 企業経営者等 ( 社会人コース ) グリーン MOT 教育プログラム開発実証委員会 ( 学内及び地域関係者 ) 成果の普及 地域 放送公開講座 学習会 地域との連携 ( 信州サステイナビリティ フォーラムなど ) 信州サステイナビリティ ウィーク 全国中小企業への普及 ( 中小企業サマースクール ( 中小機構と共催 ) など 国際シンポジウム アジア 環境人材育成コンソーシアム構想の推進 ProSPER.Net を通じたアジア各国大学院との交流 2008.6 発足

グリーン MOT 教育における人材育成とその波及効果 中小企業のグリーン化の立遅れ, 困難性 地域のものづくり中小企業の技術経営に着目した 大学院レベルの環境教育プログラムの展開 実践的な技術知識と経営戦略の策定能力を有した環境人材の養成 地域の環境人材を核とした, 環境経営に関する産 学 官の情報交流ネットワークの形成 信州中小企業ののグリーン化 全国 アジアの中小企業のグリーン化

信州大学経営大学院における GMOT 教育の位置づけ プログラムの目標 1. 環境マインドを持つ地域ものづくり中小企業の経営者および幹部, エンジニアの養成 2. 環境問題に果敢に挑戦する技術系学生社会起業家の育成 経営大学院 ( 夜間 休日の社会人大学院 ) プログラムの構成 基本科目 + グリーンMOT 教育プログラム 経営基本科目市場関連科目組織関連科目研究開発関連科目 基礎科目群環境経営系科目群環境技術系科目群フィールドワーク 対 象 地域企業の経営幹部 エンジニア ( 約 40 名 ) 工学系大学院生 ( 約 600 名 ) ジョイント ディグリー制度

GMOT 教育プログラムの推進体制 信州大学 実施機関 ( 事務局 ) 学内支援機関 経営大学院 工学系大学院 ( イノベーション研究 支援センター ) 山岳科学研究所 全学環境支援センター 国際交流センター サテライトベンチャービジネスラボラトリー 地域共同研究センター グリーン MOT 教育プログラム開発実証委員会 信州サステイナビリティ フォーラム (SSF) 地 域 行政連携組織企業 NPO 長野県及び市町村 信州産学官連携機構等 社団法人長野県環境保全協会社団法人長野県経営者協会 東アジア 連 携 中小企業全国中小企業軽井沢サマースクール ( 中小企業基盤整備機構 信州大学共催 ) 国連大学 ProSPER.Net

グリーン MOT 教育プログラム関連科目 サステナビリティ学 サステナビリティ概論 :SUSTAINABILITY-ORIGINS, PRINCIPLES AND IMPLICATIONS サステナビリティ特論 : ENVIRONMENTAL SUSTAINABILITY AND BUSINESS OPPORTUNITIES 環境政策 環境調査 : フィールドワーク 環境経営系科目 環境経営論 Ⅰ: 環境経営学 環境経営論 Ⅱ: 環境コミュニティ ビジネス論 / 環境地域論 環境経営論 Ⅲ: 中小企業の環境経営 環境経営論 Ⅳ: 企業の社会的責任 環境経営論 Ⅴ: グリーン オペレーション戦略 環境技術系科目 環境技術 Ⅰ: 環境技術への化学的アプローチ 環境技術 Ⅱ: 環境にやさしい材料と自然エネルギー

カリキュラム編成の基本コンセプト 環境配慮型の経済活動, 市場からの グリーン化 の要請に対して, 地域の中小企業が主体的に適応していくためには, 環境経営における競争力 = 付加価値を高める必要がある 環境経営において競争力 = 付加価値を高めるためには, 次の 4 つの要素が競合企業との差別化を図る上で重要である (1) 環境問題と持続可能な開発に対する理解と共感 (2) 高い水準の環境効率を可能にするマネジメント能力 (3) 地域経済や中小企業経営に関する情報 (4) 環境技術に関する知見 この 4 つの観点から, 環境経営を担う人材を育成することは, 持続可能な企業経営を実現する上で効果的なアプローチになると考えられる グリーン MOT 教育プログラムのカリキュラムは, このような理解に立って構成されている

環境経営の人材育成 :4 つの要素 (1) 環境問題と持続可能な開発に対する理解と共感 関連の強い科目群は, サステナビリティ学, 環境政策, そして環境調査のフィールドワークである サステナビリティ学は, 環境分野における学際的な総合科目であり, 持続可能な経済発展と企業経営について俯瞰的視野を得る上で大切である 環境政策では, 環境政策の理解を深めるとともに, エコツーリズムや生物多様性保全に向けた企業の取り組みを考察する さらに, 諏訪湖の環境調査等を行うフィールドワークを通じて, 実際の経験として環境問題を捉えることが期待される (2) 高い水準の環境効率を可能にするマネジメント能力 この主題を直接扱う科目は, 環境経営学とグリーン オペレーション戦略である 環境経営学は, 環境経営に関する基本概念の整理と方法論の確立を課題としている グリーン オペレーション戦略は, 特に中小企業のグリーン調達に焦点を当てた科目である 経営大学院の既存科目 ( 経営組織論, 経営戦略論, マーケティング論など ) との相乗効果が期待できる

環境経営の人材育成 :4 つの要素 (3) 地域経済や中小企業経営に関する情報 地域の中小企業を対象とする本プログラムでは, 環境コミュニティ ビジネス論 / 環境地域論, 中小企業の環境経営論, 企業の社会的責任論の 3 科目 (4 科目 ) を配し, 多面的な角度から中小企業の経営が深く議論される 信州地域のコミュニティ ビジネス, 地域の経営者を招いたプロジェクト演習など, 地域の特色を生かした科目群である (4) 環境技術に関する知見 触媒化学による環境浄化技術, ライフサイクル アセスメントや環境適合設計など環境経営に必要な各種の手法, そして環境にやさしいエコマテリアルの開発や自然エネルギーの活用などの最新情報に接することができる MOT では, 技術と市場の 2 つの軸から製品の開発 製造 販売のマネジメントを捉えることが重要となる その技術面での理解を支えるのが, 環境技術 Ⅰ と Ⅱ である