3改正住まいプラン

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青森県高齢者居住安定確保計画 ( 案 ) 平成年月 青森県

栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 二期計画 ) 概要版 1 計画の目的と背景 高齢化が急速に進行する中 平成 24 年 3 月に県土整備部と保健福祉部が連携のもと高齢者の居住の安定確保に関する法律に基づく 栃木県高齢者居住安定確保計画 ( 以下 現計画 という ) を策定し 高齢者が安心して快適に暮

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計画の今後の方向性

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高齢者居住安定確保計画とは 高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正する法律 [ 平成 年 8 月 9 日施行 ] 高齢者の居住の安定の確保を一層推進するため 基本方針の拡充 都道府県による高齢者の居住の安定の確保に関する計画の策定 高齢者生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅の供給

Microsoft Word - 【資料3】表紙

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

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Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予


基本理念 第 6 期計画では 高齢者が住み慣れた地域で健康でいきいきと充実した生活を送ることができる地域社会の構築をめざしてきました 第 7 期計画においても 第 6 期計画の基本理念を継承し 総合計画における高齢者福祉の施策の実現をめざして 住んでよかった亀岡 老後も楽しい亀岡 を本計画の基本理念

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2 居宅サービス事業所の状況

高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針平成21年8月19日 厚生労働省・国土交通省告示第1号 最終改正:平成29年

第1章 計画の基本的考え方 態を改善して地域社会への参加等を通じ 生きがいや役割を持てるようにすることが 重要です 4 住まい 持ち家や賃貸住宅だけでなく 有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅など 多様な形態の住まいを含みます 生活の基盤である住まいは 高齢者のプライバシー と尊厳が十分に守ら

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

2 基本理念と基本目標 本市のまちづくりの指針である 第 2 次柳井市総合計画 は 平成 29 年 3 月に策定 されました この総合計画では すべての市民が健康で安心して暮らせる 人にやさ しいまちづくり を健康 福祉分野の基本目標に掲げ その実現を目指しています これは 高齢者も含めた全ての市民

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

Microsoft Word - 単純集計_センター長.docx

サービス付き高齢者向け住宅の登録制度の概要 バリアフリー化や居住者への生活支援の実施等の基準を満たす住宅について都道府県等が登録を実施 サービス付き高齢者向け住宅の登録制度は 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 高齢者住まい法 ) の改正により 平成 23 年 10 月に創設 料金やサービス内容

[ いきいき支援センターの運営方針 ] いきいき支援センターについて 以下の方針に基づいた運営に努めます 高齢者の保健福祉に関する総合相談等を実施し 高齢者が地域において自立した日常生活を営むことができるよう支援します 認知症に関する総合相談窓口としての役割を担うとともに 認知症高齢者を介護する家族

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相模原市住宅基本計画 概要版

Microsoft Word - 04 Ⅳ章 doc

高齢パンフ2012.indd

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

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PowerPoint プレゼンテーション

第 2 章垂水市地域包括ケアシステムの概要 1 垂水市の地域包括ケアシステムの考え方地域包括ケアシステムとは 高齢者等に関わる様々な人や社会資源が 地域の中でつながりを持って高齢者等の生活を支える仕組みです 高齢者については 介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう 医

福岡市居住支援協議会 福岡市居住支援協議会の概要 目 的 住宅困窮者の状況及び民間賃貸住宅市場の動向に関する情報 を共有するとともに, 民間賃貸住宅を活用した住宅困窮者の円滑 入居支援策の効果的な推進を図る 根拠法令 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 住宅セーフティネット

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

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意見を表示したものの全文 有料老人ホーム等の入居者が利用する訪問介護に係る介護給付費の算定について ( 平成 29 年 10 月 19 日付け厚生労働大臣宛て ) 標記について 会計検査院法第 36 条の規定により 下記のとおり意見を表示する 1 制度の概要 (1) 有料老人ホーム等の概要 記 貴省

都市部の高齢化対策に関する検討会資料

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

Microsoft PowerPoint - 資料2 国交省提出資料


住まい まちづくりの基本目標と基本的施策の展開方向 1. 住まい まちづくりの理念と基本目標 だれもが安心して住み続けたいと感じる魅力ある とだ の住まい まちづくり を政策の基本理念とし これを実現するために次の 3 つを基本目標として総合的な施策を図るものとします 基本目標 -Ⅰ 多様なニーズに


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負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

目 次 第 1 章計画の背景 目的 1 計画の背景 計画の目的 計画の期間... 1 第 2 章高齢者をとりまく状況と課題 1 山梨県の高齢者をとりまく状況 人口 世帯等 高齢者の所得 就業 高齢者の住まい... 9


高齢者住宅施策の現状と今後の方向性

神奈川県における高齢者を取り巻く状況 1 総人口の推移 ( 人口減少時代へ ) 本県における総人口は 平成 27 年度に約 915 万人となり その5 年後までには 人口のピークから人口減少時代へ入っていくことが予測されています 本県における総人口の推移 注 1 平成 22 年度までは 国勢調査によ

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高齢者が住み慣れた地域で生き生きと暮らせる社会づくり

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

Taro 社福軽減(新旧)

2010

区分

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

計画の概要 太田市地域福祉計画 太田市地域福祉活動計画とは? 太田市地域福祉計画市民のみなさまからご意見を伺いながら作成した 今後の地域福祉の方向性 将来像を示した太田市の計画です 太田市地域福祉活動計画社会福祉法人太田市社会福祉協議会が策定した 地域の社会福祉を推進するための具体的な活動計画です

Ⅱ 各論第 2 章 各 論 第 2 章 介護と医療 関係機関の連携 第 1 節 介護と医療 関係機関の連携 1 連携のための関係機関のネットワークづくり 現状 課題 平成 19 年度に内閣府が公表した 高齢者の健康に関する意識調査 によると 多くの高齢者が要介護状態になっても 可能な限り住み慣れた地

01 表紙 老人保健課 - コピー

< 目次 > 資料編... 第 1 章 長崎県高齢者居住安定確保計画について 計画の背景と目的 計画の位置付けと計画期間... 第 2 章 長崎県の高齢者を取り巻く現状と課題 高齢者の状況 高齢者の住まい等の状況 高齢者を取りまく課題...


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高齢者の居住の安定確保に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 21 年 5 月 20 日法律第 38 号 ) 高齢者の居住の安定の確保を一層推進するため 基本方針の拡充 都道府県による高齢者の居住の安定の確保に関する計画の策定 高齢者生活支援施設と一体となった高齢者向け優良賃貸住宅の供給の促進等

資料編... < 目次 > 第 1 章 長崎県高齢者居住安定確保計画について 計画の背景と目的 計画の位置付けと計画期間... 第 2 章 長崎県の高齢者を取り巻く現状と課題 高齢者の状況 高齢者の住まい等の状況 高齢者を取りまく課題...

Microsoft Word - 沖縄県住生活基本計画(概要版)1101

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01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

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総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

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月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

別紙2

多賀町地域福祉活動計画案(概要版)

6 基本理念及び基本目標 第 11 節 (1) 基本理念 すべての人が人間として尊ばれ 生きがいを持ち 心豊かに 安全に安心して暮らせる長寿社会の実現 (2) 基本目標 1 生涯をいきいきと暮らせる健康づくり ~ 健康寿命の延伸を目指して~ 2 社会参加と生きがいづくりの推進 3 地域における自立し

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

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高齢者の居住安定確保プラン 第2章 東京の高齢者を取り巻く状況

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高齢者の住まいに係る社会背景 高齢化が急速に進む中で 高齢者の単身者や夫婦のみの世帯が急増しており 介護 医療と連携して 高齢者を支援するサービスを提供する住宅を確保することが重要である 一方 高齢者住宅の供給は 欧米各国に比べて立ち後れている状況である 国土交通省 厚生労働省共管の制度として 高齢

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65歳~74歳 介護認定率(平成22年度)

4 小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 通い を中心として 利用者の様態や希望などに応じ 随時 訪問 や 泊まり を組み合わせてサービスを提供することにより 在宅生活の継続を支援するサービスです 介護予防小規模対機能型居宅介護は 介護予防を目的とした小規模多機能型居宅介護で 要支

( 別紙 ) 地域ケア会議 に関する Q&A 問 1 今般 地域ケア会議 を通知に位置づけた背景は何か 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年へ向けて 高齢者が尊厳を保ちながら 住み慣れた地域で自立した生活をおくることができるよう 国は 医療 介護 予防 住まい及び生活支援サービスが 日常生

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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6. 高齢者の住まい に関する課題高齢者と高齢者の住まい に関する将来推計と現状から 高齢者の住まい に関する課題を整理します 以下の ( 1 ) ~ ( 9 ) への対策が求められています ( 1 ) 高齢単身 夫婦のみ世帯の増加 ( 2 ) 要介護高齢者等の増加 ( 3 ) 認知症高齢者の増加 ( 4 ) 高齢者世帯の賃貸住宅需要の増加 ( 5 ) 低所得な高齢者世帯への対策 ( 特に賃貸住宅居住世帯 ) ( 6 ) 高齢者が居住する持家の老朽化 ( 7 ) 高齢者が居住する賃貸住宅のバリアフリー化の遅れ ( 8 ) 親族 地域による見守り体制の醸成 ( 9 ) 高齢者の多様なニーズに対応した住宅への住み替えの支援 高齢者の住まいに関する課題 高齢者世帯の増加 単身 夫婦のみ世帯の増加 要介護高齢者の増加 認知症高齢者の増加 借家 持家 低所得 バリアフリー化の遅れ 多様なニーズに対応した住み替え支援 低所得 老朽化した住宅 賃貸住宅の需要の増加 親族 地域による見守り体制 - 19 -

Ⅱ. 高齢者の居住の安定確保のための目標と基本的施策 1. 基本目標群馬県住生活基本計画及び群馬県高齢者保健福祉計画に掲げる基本目標の達成をめざし 高齢者の居住の安定確保を図ります 群馬県住生活基本計画に掲げる基本目標 1 2 3 安全で安心な住まい まちづくり 豊かでゆとりある住まいづくり 地域特性に応じた住まい まちづくり 群馬県高齢者保健福祉計画に掲げる基本目標 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる社会の実現 2. 基本的な方向性群馬県住生活基本計画の 基本方針 及び群馬県高齢者保健福祉計画の 基本政策 を踏まえ 高齢者の居住の安定確保のために高齢者の住まい の目標量及び基本的施策を定めます 群馬県住生活基本計画 基本方針 1 2 3 4 部局間及び市町村等との役割の見直し 連携の強化県民参加 N P O ボランティア団体等との協働既存ストックの有効活用県民への情報提供の拡充 群馬県高齢者保健福祉計画 基本政策 高齢者の暮らしを支える体制の構築 介護予防の推進 認知症対策の推進 多様な福祉 介護サービス基盤の整備 介護人材確保対策と質の向上 - 20 -

3. 高齢者の住まい の目標量単身の高齢者世帯や 介護を必要とする高齢者等の増加に伴い 保健医療サービスや福祉サービスの付いている住まいに対する需要が増加することが見込まれます そこで Ⅰ. 3 に掲げた高齢者の住まい の目標量を定め 高齢者の需要に応じた住まいの供給を促進します 高齢者の住まい の目標量は 3 年間の短期間の供給量であるため 新設やストックの活用により新たに高齢者の住まい として整備されるものを供給量とします 群馬県高齢者保健福祉計画において平成 21 年度から平成 23 年度まで及び平成 24 年度から 26 年度までの老人ホーム 等の施設サービス 居住系サービスの利用定員数見込みと整備計画を定めていることから 本計画ではこの利用定員数見込みと整備計画を踏まえ 平成 21 年度から平成 23 年度まで及び平成 24 年度から 26 年度までの高齢者の住まい の整備予定と定員数の増加見込みを定め 平成 26 年度末における高齢者の住まい の目標量を定めます なお サービス付き高齢者向け住宅 の目標量については 今後の整備状況や県内の要介護者等の数の状況を踏まえて 計画期間中に適宜必要な見直しを行うこととします 高齢者の住まいの目標量 ( 平成 23 年度末 ) 高齢者 482,610 人このうち要介護 要支援 特定高齢者 106,780 人 資産を活用して高齢者が入居 有料老人ホーム サービス付き高齢者専用賃貸住宅 1 2 1,950 人 750 戸 1 特定施設を除く 2 特定施設 高優賃を除く 介護等を勘案して必要な高齢者が入所 入居 施設 居住系サービス提供施設等 養護 軽費老人ホーム 上記計 21,570 人 2,960 人 重複を除いており 単純合計ではない 24,450 人 その他に居住する要介護 要支援 特定高齢者 79,630 人単身 夫婦のみ 18,430 人 11,610 世帯要配慮高齢者世帯うち持家 16,190 人 9,890 世帯うち借家 2,240 人 1,720 世帯 親族 地域による見守り等持家 9,890 世帯借家 1,260 世帯 高齢者向け優良賃貸住宅シルバーハウジングプロジェクト 高齢者居宅生活支援施設の併設された公共賃貸住宅 ( 高齢者世帯入居 ) 120 戸 140 戸 340 戸 ケア付き民間施設 賃貸住宅 2,700 戸 ケアの付いた施設 賃貸住宅合計 重複を除いており 単純合計ではない ケア付き公的賃貸住宅 460 戸 3,160 戸 端数処理をしています - 21 -

高齢者の住まいの現状 ( 平成 23 年度末見込み ) 高齢者 482,610 人このうち要介護 要支援 特定高齢者 106,780 人 資産を活用して高齢者が入居 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 1 2 2,970 人 1,330 戸 1 特定施設を除く 2 特定施設 高優賃を除く 介護等を勘案して必要な高齢者が入所 入居 施設 居住系サービス提供施設等 養護 軽費老人ホーム 上記計 21,670 人 2,920 人 重複を除いており 単純合計ではない 24,500 人 その他に居住する要介護 要支援 特定高齢者 77,980 人単身 夫婦のみ 18,050 人 11,370 世帯要配慮高齢者世帯うち持家 15,850 人 9,680 世帯うち借家 2,200 人 1,690 世帯 親族 地域による見守り等 持家 借家 9,680 世帯 1,160 世帯 高齢者向け優良賃貸住宅シルバーハウジングプロジェクト 高齢者居宅生活支援施設の併設された公共賃貸住宅 ( 高齢者世帯入居 ) 120 戸 140 戸 500 戸 重複を除いており 単純合計ではない ケア付き民間施設 賃貸住宅 4,300 戸 ケア付き公的賃貸住宅 530 戸 ケアの付いた施設 賃貸住宅合計 4,830 戸 高齢者の住まいの目標量 ( 平成 26 年度末 ) 高齢者 529,920 人このうち要介護 要支援 特定高齢者 119,220 人 資産を活用して高齢者が入居 有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 1 2 5,070 人 4,030 戸 1 特定施設を除く 2 特定施設 高優賃を除く 介護等を勘案して必要な高齢者が入所 入居 施設 居住系サービス提供施設等 養護 軽費老人ホーム 上記計 23,540 人 2,920 人 重複を除いており 単純合計ではない 26,340 人 その他に居住する要介護 要支援 特定高齢者 83,780 人単身 夫婦のみ 19,440 人 12,240 世帯要配慮高齢者世帯うち持家 17,070 人 10,420 世帯うち借家 2,370 人 1,820 世帯 親族 地域による見守り等持家 10,420 世帯借家 1,110 世帯 高齢者向け優良賃貸住宅シルバーハウジングプロジェクト 高齢者居宅生活支援施設の併設された公共賃貸住宅 ( 高齢者世帯入居 ) 180 戸 140 戸 620 戸 ケア付き民間施設 賃貸住宅 9,100 戸 ケア付き公的賃貸住宅 重複を除いており 単純合計ではない 710 戸 ケアの付いた施設 賃貸住宅合計 9,810 戸 端数処理をしています - 22 -

高齢者の住まい の目標量 ( H23) 整備予定数 高齢者の住まい H20 年度末 H21~ H23 H23 年度末 定員数 戸数 供給目標量目標量 介護老人福祉施設 ( 特別養護老人ホーム ) 7,787 960 8,747 地域密着型介護老人福祉施設 施設 ( 小規模特別養護老人ホーム ) 136 145 281 居介護老人保健施設 5,671 115 5,786 住系介護療養型医療施設 1,213-332 881 サー介護療養型施設からの転換 - 310 310 ビス介護専用型特定施設 ( 地域密着型特定施設を含む ) 83 29 112 混合型特定施設 ( 養護老人ホームを除く ) 2,318 305 2,623 認知症対応型共同生活介護 ( 認知症対応型グループホーム ) 2,564 270 2,834 施設 居住系サービス計 19,772 1,802 21,574 養護養護老人ホーム 軽費 1,080 - 現状程度 老人軽費老人ホーム ホーム 1,876 - 現状程度 養護老人ホーム 軽費老人ホーム計 2,956 - 現状程度 定員数の増加見込み 有料老人ホーム 高齢者の住まい H20 年度末 H21~ H23 H23 年度末 定員数 戸数 増加見込み目標量 ( 特定施設入居者生活介護事業所を除く ) 1,053 900 1,953 サービス付き高齢者向け住宅 ( H20 年度末は適合高齢者専用賃貸住宅 ) 300 450 750 ( 特定施設入居者生活介護事業所 高齢者向け 優良賃貸住宅を除く ) ケア 1 高齢者向け優良賃貸住宅 付き 29 90 119 公的 2 シルバーハウジング 賃貸 117 24 141 住宅 3 高齢者居宅生活支援施設 の併設された 公共賃貸住宅 255 81 336 ケア付き公的賃貸住宅計 ( 重複除く ) 284 171 455-23 -

高齢者の住まい の目標量 ( H26) 整備予定数 高齢者の住まい H23 年度末 H24~ H26 H26 年度末 定員数 戸数 ( 見込み ) 供給目標量目標量 介護老人福祉施設 ( 特別養護老人ホーム ) 8,727 1,017 9,744 地域密着型介護老人福祉施設 施設 ( 小規模特別養護老人ホーム ) 301 218 519 居介護老人保健施設 6,116 240 6,356 住系介護療養型医療施設 894-81 813 サー介護療養型施設から介護老人保健施設へ - 32 32 ビスの転換 介護専用型特定施設 112-112 ( 地域密着型特定施設を含む ) ( 現状維持 ) 混合型特定施設 ( 養護老人ホームを除く ) 2,595 250 2,845 認知症対応型共同生活介護 ( 認知症対応型グループホーム ) 2,924 191 3,115 施設 居住系サービス計 21,669 1,867 23,536 養護養護老人ホーム 軽費 1,040 - 現状程度 老人軽費老人ホーム ホーム 1,876 - 現状程度 養護老人ホーム 軽費老人ホーム計 2,916 - 現状程度 定員数の増加見込み 有料老人ホーム 高齢者の住まい H23 年度末 H24~ H26 H26 年度末 定員数 戸数 ( 見込み ) 増加見込み目標量 ( 特定施設入居者生活介護事業所を除く ) 2,970 2,100 5,070 サービス付き高齢者向け住宅 ( 特定施設入居者生活介護事業所 高齢者向け 1,330 2,700 4,030 優良賃貸住宅を除く ) ケア 1 高齢者向け優良賃貸住宅 付き ( 特定施設入居者生活介護事業所を含む ) 119 60 179 公的 2 シルバーハウジング 賃貸 141-141 住宅 3 高齢者居宅生活支援施設 の併設された 公共賃貸住宅 502 122 624 ケア付き公的賃貸住宅計 ( 重複除く ) 531 182 713-24 -

4. 基本的施策 基本目標及び高齢者の住まい の目標量を達成し 高齢者と高齢者の住まい に関する課 題を解消するために 住宅施策と福祉施策の連携のもとに次の基本的施策を定めます 高齢者が安心して住み続けることの出来る地域を醸成し 見守り や 助け合い に基づく地域結集型社会 の構築の促進 低所得の高齢者が安心して住み続けることのできる環境を整備するため 高齢者居宅 生活支援施設 が併設された公的賃貸住宅団地の整備の推進 高齢者の住まい に対する多様なニーズに対応するため さまざまなサービスが付い ている優良で多様な住まいの供給の促進 民間賃貸住宅や公的賃貸住宅 について 高齢者が個人のニーズに対応した住宅を探 し出すことができる体制を整備 普及し 高齢者が入手しやすく わかりやすい情報提 供の推進 高齢者の居住する住宅のリフォームのための制度や住み替えのための制度について わかりやすい情報提供の推進 基本的施策 見守り や 助け合い に基づく地域結集型社会の構築の促進 低所得の高齢者が安心して住み続けることのできる環境の整備の推進 さまざまなサービスが付いている優良で多様な住まいの供給の促進 民間賃貸住宅や公的賃貸住宅についてのわかりやすい情報提供の推進 リフォームや住み替え制度についてのわかりやすい情報提供の推進 - 25 -

基本目標 群馬県住生活基本計画 群馬県高齢者保健福祉計画 高齢者の居住の安定確保のための目標と基本的施策目基本的な方向性 群馬県住生活基本計画 群馬県高齢者保健福祉計画 部局間及び市町村等との役割の見直し 連携の強化 県民参加 NPO ボランティア団体等との協働 既存ストックの有効活用 県民への情報提供の拡充 高齢者の暮らしを支える体制の構築 介護予防の推進 認知症対策の推進 多様な福祉 介護サービス基盤の整備 介護人材確保対策と質の向上 高齢者の住まいの目標量の設定 基本的施策 見守り や 助け合い に基づく地域結集型社会の構築の促進 さまざまなサービスが付いている優良で多様な住まいの供給の促進 民間賃貸住宅や公的賃貸住宅についてのわかりやすい情報提供の推進 リフォームや住み替え制度についてのわかりやすい情報提供の推進 高課題の解消 標の達成及び基本的施策を実施するために必要な事項 住地ま域い特 性まにち応づじくたり 住豊まかいでづゆくとりりある住安ま全いで 安ま心ちなづくり齢者の居住の安定の確保低所得の高齢者が安心して住み続けることのできる環境の整備の推進 高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らすことのできる社会の実- 26 -

目標と基本的施策と 目標の達成及び基本的施策を実施するために必要な事項 の関係 基本目標 高齢者の住まいの目標量 目標の達成及び基本的施策を実施するために必要な事項 1. 高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の促進 (1) 介護保険の居住系サービス又は見守り等のサービスを供給する公営住宅の供給を促進及び公営住宅のバリアフリー化や優先入居の推進 (2) 高齢者居宅生活支援施設と合築又は併設された公共賃貸住宅の供給を促進 (3) 老人ホームの計画的な整備 (4) 群馬県住宅供給公社による公社賃貸住宅 高齢者向け優良賃貸住宅及び高齢者居宅生活支援施設の整備及び管理 (5) 高齢者に対する情報提供体制の整備 2. 高齢者が入居する賃貸住宅等の管理の適正化 (1) サービス付き高齢者向け住宅の指導監督 (2) 関係者との連携 (3) 高齢者への情報提供 基本的施策 見守り や 助け合い に基づく地域結集型社会の構築の促進 低所得の高齢者が安心して住み続けることの出来る環境の整備の推進 さまざまなサービスが付いている優良で多様な住まいの供給の促進 民間賃貸住宅や公的賃貸住宅についてのわかりやすい情報提供の推進 リフォームや住み替え制度についてのわかりやすい情報提供の推進 3. 高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備の促進 (1) サービス付き高齢者向け住宅等民間事業者による高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備に対する支援 (2) 地方公共団体等による高齢者向けの優良な賃貸住宅の整備の促進 (3) 民間賃貸住宅のバリアフリー化の促進 (4) 高齢者への情報提供 4. 高齢者居宅生活支援事業の用に供する施設の整備の促進 (1) 公営住宅団地を活用した福祉施設の整備 (2) 公営住宅の目的外使用 (3) 公営住宅団地の集会所の活用 (4) 公的賃貸住宅団地と高齢者居宅生活支援施設の一体的整備 (5) 保健 医療 福祉関係者や地域住民 ボランティア活動など多様な人々が重層的に支え合う地域社会の構築 5. 高齢者居宅生活支援体制の確保 (1) 高齢者居宅生活支援体制の確保 (2) サービス提供基盤の整備 (3) 住宅施策と福祉施策の連携 6. その他の高齢者の居住安定確保に関して必要な事項 (1) サービス付き高齢者向け住宅事業の登録基準の追加 (2) 群馬県居住支援協議会の活用による必要な居住支援の実施 (3) 既存住宅のバリアフリー改修の促進 (4) 高齢者の円滑な住み替えへの支援 (5) 群馬県住宅供給公社の活用による事業の推進 - 27 -

Ⅲ. 目標の達成及び基本的施策を実施するために必要な事項 1. 高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホーム の供給の促進 住宅施策と福祉施策の連携により 高齢者の居住の安定を確保する観点から 高齢者居 宅生活支援体制の確保された賃貸住宅及び老人ホーム の供給を促進するために講じる施 策を定めます ( 1 ) 公営住宅 の供給を促進及び公営住宅 のバリアフリー化や優先入居の推進 公営住宅 の供給 高齢者の公営住宅 への優先入居をストックとニーズのバランスを保ちつつ 推進 します ストック活用による高齢者世帯向け 高齢者同居世帯向け公営住宅 の供給を推進 します ( 2 ) 高齢者居宅生活支援施設 と合築又は併設された公共賃貸住宅 の供給を促進する ために講じる施策 高齢者居宅生活支援事業の付いた公共賃貸住宅 の供給促進 関係部局間の連携を強化し シルバーハウジングの供給を促進します 公営住宅 における安否確認を行う体制 ( 見守りの仕組み ) を構築するための有効 な手法の検討を行います コミュニティの形成及び世代間交流に寄与する既存ストックを活用した多様な公共 賃貸住宅 の整備び公共賃貸住宅団地への高齢者居宅生活支援施設 の合築や併設を 推進します 特に公営住宅団地内への高齢者居宅生活支援施設の合築や併設につい て民間事業者との連携手法等について検討を行います ( 3 ) 老人ホーム の計画的な整備 老人ホーム の供給促進 認知症対応型グループホームなどの地域密着型サービスの基盤整備を図るととも に 介護保険施設 ( 特別養護老人ホーム等 ) については 計画的な施設整備を積極的 に推進するなどして 必要な基盤の整備を図ります 介護保険施設を計画的に整備します 特別養護老人ホームの整備にあたっては 多床室も含めた施設の整備を行います 施設への入所は 重度者に重点を置くこととします 有料老人ホーム等 ( 混合型特定施設 : 元気な人から介護を必要とする人までを入居 対象とする有料老人ホームや軽費老人ホーム 等 ) を整備します 地域密着型サービスの拠点整備を図ります 公営住宅 を活用した認知症対応型グループホームの供給 ストックとニーズを勘案しながら 社会福祉法人等による公営住宅 の認知症対応 - 28 -

型グループホームへの利用を検討します ( 4 ) 群馬県住宅供給公社による公社賃貸住宅 高齢者向け優良賃貸住宅及び高齢者居宅生活支援施設 の整備及び管理 高齢者向け優良賃貸住宅及びサービス付き高齢者向け住宅 の整備群馬県住宅供給公社による高齢者向け優良賃貸住宅の整備を促進します また 民間事業者と連携したサービス付き高齢者向け住宅 の供給の促進について手法を検討します 高齢者居宅生活支援施設 の併設された公社賃貸住宅の供給高齢者居宅生活支援施設 の併設された公社賃貸住宅の供給を促進します また 公社賃貸住宅と民間事業者による高齢者居宅生活支援施設 の併設について手法を検討します 高齢者向け優良賃貸住宅の管理高齢者がより安心して高齢者向け優良賃貸住宅で生活できるよう 住宅供給公社による高齢者向け優良賃貸住宅の適正な管理を促進します 地域のコミュニティ形成及び世代間交流に寄与する公社賃貸住宅等の整備世代間交流 ソーシャルミックス された地域の良質なコミュニティ形成に寄与する公社賃貸住宅の整備の手法を検討します 公営住宅 との連携県 市町村と住宅供給公社の連携した高齢者居宅生活支援施設 や高齢者向け公営住宅 の整備を促進します ( 5 ) 高齢者に対する情報提供体制の整備 民間賃貸住宅への高齢者の入居の円滑化 高齢者 宅地建物取引業者 高齢者のための相談 情報提供等を行う者などの関係者への情報提供の促進を図ります 群馬県居住支援協議会 で運営する 群馬あんしん賃貸ネット への住宅及び支援事業の登録促進を図ります 高齢者の住まい に関する相談対応とサポート 群馬県住宅供給公社ぐんま住まいの相談センター ( 以下 住まいの相談センター という ) の委託業務の拡充による住宅 施設を含めた情報提供 相談体制の充実を図ります 住まいの相談センターと群馬県高齢者総合相談センターや地域包括支援センター 等との連携による高齢者の住まい に関する情報提供 相談体制の整備の手法を検討します - 29 -

2. 高齢者が入居する賃貸住宅の管理の適正化 ( 1 ) サービス付き高齢者向け住宅 の指導監督 サービス付き高齢者向け住宅 の適正な運営及び管理のため 立入検査等を実施し 適切な指導監督に努めます ( 2 ) 関係者との連携群馬県居住支援協議会 の活用により公的な賃貸住宅を管理する者 民間住宅の賃貸人 宅地建物取引業者等で構成する連絡調整の場を設けるなど 関係者の連携を適切に図るために講じる施策について 群馬県居住支援協議会 において 情報提供 連携を強化します 業界団体と連携した賃貸人等への啓発事業及び業界団体への情報提供を行います ( 3 ) 高齢者への情報提供住宅に困窮する高齢者に対し 賃貸住宅の情報を適切に提供するなどの施策について 住まいの相談センターによる住宅に困窮する高齢者に対する公営住宅 の情報提供を行います 群馬県居住支援協議会で運営する 群馬あんしん賃貸ネット を活用し 高齢者の入居を拒まない住宅の情報提供を行います 3. 高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備の促進 群馬県住生活基本計画では 介助のしやすさ 移動の容易性等の観点から 高齢者に配 慮した住宅ストックの形成のため 平成 32 年までに高齢者 ( 65 歳以上の者 ) の居住する住 宅のバリアフリー化率について 2 か所以上の手すりの設置又は段差の解消のいずれかが なされた一定のバリアフリー化の率を 29% ( 平成 15 年 ) から 75% ( 平成 32 年 ) に引き上げ ることを目標としています ( 1 ) サービス付き高齢者向け住宅等民間事業者による高齢者に適した良好な居住環 境を有する住宅の整備に対する支援 ストックとニーズのバランスを図りつつ 住み慣れた地域で住み替えが可能なサー ビス付き高齢者向け住宅 の供給を促進します ( 2 ) 地方公共団体等による高齢者向けの優良な賃貸住宅の整備の促進 公営住宅 公社賃貸住宅の既存住宅のバリアフリー化 エレベーターの設置等を 促進します ( 3 ) 民間賃貸住宅のバリアフリー化の促進 バリアフリー化された民間賃貸住宅の供給を促進します ( 4 ) 高齢者への情報提供 群馬県居住支援協議会 で運営する 群馬あんしん賃貸ネット を活用し 高齢者 - 30 -

の入居を拒まない住宅の情報提供を行います また 住まいの相談センターを活用した情報提供の手法を検討します ( 再掲 ) 県広報や住まいの相談センターを活用した既存住宅のバリアフリー化に対する支援制度の情報提供を行います 4. 高齢者居宅生活支援事業の用に供する施設の整備の促進 住宅施策と福祉施策の連携により 高齢者居宅生活支援事業が適正かつ安定的に提供さ れる仕組みの整備の検討 担い手の育成 介護等を必要とする高齢者に対して的確な情報 を提供する体制の整備等を行い 高齢者居宅生活支援体制の確保を推進します ( 1 ) 公営住宅団地を活用した福祉施設の整備 公営住宅団地の建て替え時や余剰地への公営住宅 と高齢者居宅生活支援施設 の 合築整備を促進します 公営住宅跡地を活用した高齢者居宅生活支援施設 の整備の手法について検討しま す 公営住宅団地内の空き店舗等の既存ストックを活用した高齢者居宅生活支援施設 の整備を促進します ( 2 ) 公営住宅 の目的外使用 ストックとニーズのバランスを図りつつ 公営住宅 の空家を活用した地域住民 自治会 社会福祉協議会 地域包括支援センター など地域で活動する多様な団体と の連携による見守り拠点の整備について手法を検討します ( 3 ) 公営住宅団地の集会所の活用 公営住宅団地の集会所を有効活用し 高齢者等のふれあい拠点の仕組みづくりを 推進します ( 自治会による見守り ) ( 4 ) 公的賃貸住宅団地等と高齢者居宅生活支援施設 の一体的整備 高齢者等居住安定化緊急促進事業等を有効活用し 公的賃貸住宅団地の整備を図 ります 高齢者等居住安定化緊急促進事業等を有効活用し 高齢者居宅生活支援施設 を合 築した高齢者向け優良賃貸住宅の整備を促進します ( 5 ) 保健 医療 福祉関係者や地域住民 ボランティア活動など多様な人々が重層的 に支え合う地域社会の構築 公営住宅団地を核とした 地域結集型社会 の構築のための手法を検討します - 31 -

5. 高齢者居宅生活支援体制の確保 ( 1 ) 高齢者居宅生活支援体制の確保 住宅管理者等による高齢者に対する見守り体制の普及促進を図ります 地域包括支援センター の運営を支援し 地域包括ケアシステムの構築を図ります 長寿社会づくり財団と連携し 世代間交流や 団塊の世代 の社会参加を促進します 老人クラブの世代間交流など地域支援活動を支援します 介護への理解と認識を探ることで 地域における支え合いを促進するため 介護の日を契機に介護についての周知 啓発を図ります 一人暮らし高齢者や高齢者のみの世帯を地域で見守る体制構築に向けた取組みを支援します 認知症高齢者と家族を地域で支える体制の構築を支援します 人にやさしい福祉のまちづくり条例 により だれもがいきいきと心豊かに生活できる福祉のまちづくりを推進します ( 2 ) サービス提供基盤の整備 ケアマネジャーの研修等により 資質向上を図ります 介護 福祉 教育 労働関係機関 団体と連携して 介護職員の確保対策を推進します 介護の質の向上と介護職員のキャリアアップに資するため 県独自の ぐんま認定介護福祉士 制度を運営します 介護の知識や技術を有する潜在的資格者の介護現場への復帰を促進します 将来の介護人材確保と定着を促進するため 介護福祉士修学資金貸付制度の拡充や高校生の進路選択への支援など総合的な対策に取り組みます ( 3 ) 住宅施策と福祉施策の連携 シルバーハウジング プロジェクト を促進します 既存ストックを活用した県営住宅と市町村シルバーハウジング プロジェクト との連携を図ります 居住者が生活の一部を相互扶助するコレクティブハウジング の供給を促進します - 32 -

6. その他の高齢者の居住の安定確保に関して必要な事項 ( 1 ) サービス付き高齢者向け住宅事業の登録基準の追加 サービス付き高齢者向け住宅 については 群馬県サービス付き高齢者向け住宅の 規模及び構造設備に係る設計指針 ( 以下 構造指針 という ) 及び群馬県サービス 付き高齢者向け住宅の運営に係る指導指針 ( 以下 運営指針 という ) に適合する ことを登録基準に追加します ( 2 ) 群馬県居住支援協議会 の活用による必要な居住支援の実施 群馬県居住支援協議会を活用し 高齢者が円滑に賃貸住宅等へ入居するために必要 な支援方法を検討し 支援を実施します ( 3 ) 既存住宅のバリアフリー改修の促進 ストックを有効活用し また住み慣れた地域で出来るだけ長く生活するための 住 宅のバリアフリー改修に対する支援 介護保険による住宅改修支援制度の周知を図ります 適切なバリアフリー改修を計画するための人材育成を行います バリアフリー改修を希望する者に対する相談体制の整備を行います ( 4 ) 高齢者の円滑な住み替えへの支援 マイホーム借り上げ制度やリバースモーゲージ 制度など各種支援制度の情報提供 を行い 高齢者の円滑な住み替えを支援します ( 5 ) 群馬県住宅供給公社の活用による事業の推進 本計画の目標達成のため 以下の 1 及び 2 について群馬県住宅供給公社は事業者か らの委託により事業を実施することができることとします 1 高齢者向け優良賃貸住宅及び高齢者居宅生活支援施設 の整備及び賃貸その他の管 理の業務 2 住宅のバリアフリー化改良の業務 - 33 -

用語の解説 ( 50 音順 ) 居住支援協議会 居住の安定確保に向け 関係者間で情報を共有し 必要な支援策について協議するため 県 市町村 不動産関係事業者団体 居住支援団体で構成する協議会 公営住宅 公営住宅法に基づき 県 市町村が供給する賃貸住宅 公共賃貸住宅 県 市町村 住宅供給公社が供給する賃貸住宅 公営住宅を含む 公的賃貸住宅 宅 高齢者向け優良賃貸住宅など公的支援により供給された民間賃貸住宅及び公共賃貸住 高齢者居宅生活支援施設居宅において介護保険制度等の包括的な制度によらない生活支援サービスを含む保健医療サービス及び福祉サービスを提供する事業の用に供する施設 総合生活サービス窓口 情報提供施設 生活相談サービス施設 食事サービス施設 交流センター 健康維持施設 介護関連施設等 高齢者等居住安定化緊急促進事業高齢者等居住安定化緊急促進事業は 公的賃貸住宅の整備にあわせて行われる高齢者の生活を支援する施設の整備費に対して 国が直接補助を行う制度として平成 21 年度に創設された ( 5 年間の時限措置 ) 補助を受けられるのは 1 公的賃貸住宅団地型公的賃貸住宅団地内に整備される高齢者居宅生活支援施設であって 都道府県 市町村高齢者居住安定計画に位置づけられたもの 2 地域優良賃貸住宅型高齢者居宅生活支援施設であって 高齢者向け優良賃貸住宅 ( 地域優良賃貸住宅 ( 高齢者型 )) と一体的に整備されるものなお 平成 2 2 年度からは高齢者等居住安定化推進事業として制度が拡充された - 34 -

高齢者の住まい 本計画において 高齢者の住まい とは 住宅の他 介護保険施設をはじめとして 高 齢者が入所する介護関連施設を含む コレクティブ ハウジング独立した専用住戸のほかに 共同の台所 食堂などの共用施設がついた生活協同型住居 個人のプライバシーを保ちながら 夕食をともにしたり共同作業をすることで良好なコミュニティを形成し 集まって暮らすことのメリットを享受する住まい方 小規模多機能型居宅介護事業所 事業所に登録した利用者に対して 通いサービスと訪問サービスと宿泊サービスを提供 する事業所 サービス付き高齢者向け住宅 住宅の構造 設備 サービスについて一定の基準を満たし サービス付き高齢者向け住 宅として都道府県知事 指定都市の長または中核市の長が登録したもの シルバーハウジング プロジェクト 国の補助を受けて 高齢者の生活特性に配慮した住宅及び附帯施設の供給並びに生活援 助員により福祉サービスの提供を行う事業 ソーシャルミックス 多種多様な人々が一緒の地域で交流しながら暮せるようにすること 団塊の世代 昭和 22 年から 24 年生まれの世代 第一次ベビーブーム世代 地域結集型社会この計画では 地域のさまざまな 助け合い が最適に組み合わされた社会をいう 自助互助共助公助高齢者家族 親戚 ご近所ボランティア 介護保険制度行政による社会福祉 - 35 -

適合高齢者専用賃貸住宅高齢者専用賃貸住宅のうち 一定の基準を満たし 適合高齢者専用賃貸住宅として都道府県知事へ届け出たもの 介護保険法に規定する特定施設入居者生活介護の対象となる 高齢者の居住の安定確保に関する法律が平成 23 年に改正され サービス付き高齢者向け住宅事業登録制度が開始されたことに伴い廃止された 地域包括支援センター地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定に必要な援助を行うため 介護予防ケアマネジメント 総合相談 支援 権利擁護 包括的 継続的ケアマネジメント支援業務を地域において一体的に実施する役割を担う中核的機関として市町村が設置するもの リバースモーゲージ制度住宅に住みながら その住宅を担保にして老後の生活資金等の融資を受け 死亡した時点でその住宅を売却して融資の返済に充てる制度 月々の返済がなく 死亡した時点で担保を処分して一括返済することが特徴 老人ホーム 本計画では 特別養護老人ホーム 養護老人ホーム 軽費老人ホーム 有料老人ホーム 認知症対応型グループホーム 介護老人保健施設及び介護療養型医療施設を指す - 36 -