木材産業等高度化推進資金とは 木材産業等高度化推進資金 ( 以下 推進資金 と呼びます ) は 木材の生産及び流通を円滑にすることや効率的 安定的な林業経営を育成することを目的に 運転資金を低利で融資する制度資金です ご利用には 合理化計画や林業経営改善計画を作成し都道府県知事の認定を受けることが必

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立木販売のご案内 ~ 多くの森林が主伐期を迎える中で立木販売を進めています ~ 四国森林管理局

様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

目次 ごあいさつ 2 農林漁業信用基金の業務 3 農業信用保険業務 7 林業信用保証業務 9 漁業信用保険業務 11 農業保険関係業務 13 漁業災害補償関係業務 14 業務の実績 15 中期計画の概要 17 内部統制 18 組織の概要 19

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おおちゃん融資制度 大槌町公式キャラクターおおちゃん おおちゃん融資制度とは町内中小企業者の皆さんが必要な事業資金を低利で受けられるよう 取扱金融機関から受けた融資に対し 町が利子の一部又は全額 保証料の全額を補助する制度です 補給対象の融資制度 ( 次ページ以降参照 補助金のつなぎ資金は最終ページ

林業 木材産業信用保証とは 林業 木材産業関係者の皆様が融資機関から事業資金を借り入れようとされる場合 独立行政法人農林漁業信用基金 ( 以下 基金 といいます ) が債務を保証することにより 円滑かつ有利に借り入れができるようお手伝いする制度です 基金は 法律に基づき設立された公的機関で この制度

総論 地方拠点強化税制とは? 税制等の支援措置を受けるためには? 3ページ 4ページ 拡充型事業とは? 5 ページ 移転型事業とは? 6 ページ 目次 各論 ステップ 1 ( 整備計画 ) 本社機能とは? どのような支援措置があるの? 支援のメリットについて整備計画の認定はいつまでに受ければいいの?

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

8労働環境の改善を図りたい方

平成22年○月○日

民間金融機関信用保証協会(中小企業事業)(52協会)(事業融資規模)予算措置 企業者保険契約 国 ( 損失補償 ) 保証契約 代位弁済 保険金 ( 概ね8 割を填補 ) 14 予算措置 ( 出資金 ) 回収金 ( 回収金の概ね 8 割 ) 回収金 保険料 保証料 保険料率 一般保証 =0.97%(

( 問 3) 売却証明書を発行することができるのは どのような市場ですか 売却証明書を発行できるのは 以下の市場において売却した場合です 1 家畜市場家畜取引法 ( 昭和 31 年法律第 123 号 ) 第 2 条第 3 項に規定する家畜市場及び同法第 27 条に規定する臨時市場 2 中央卸売市場

少額の資金であれば 融資の可否の判断を迅速に行います < 資金名 : スーパー L 資金 農業近代化資金 ( クイック融資制度 )> 認定農業者等 ( スーパー L 資金 ) 認定農業者等及び一定の要件を満たす集落営農組織 ( 農業近代化資金 ) スーパー L 資金 農業近代化資金について 500

企業立地・本社移転優遇制度パンフレット

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58

( 構成 ) 第 4 条推進会議は 次に掲げる機関及び団体をもって構成する ( 1 ) 行政機関等ア砥部町イ愛媛県ウ砥部町農業委員会エ愛媛県青年農業者等育成センター ( 2 ) 融資機関 保証機関アえひめ中央農業協同組合イ愛媛県信用農業協同組合連合会ウ愛媛県農業信用基金協会エ株式会社日本政策金融公庫

様式 1 号 ( 外構部の木質化対策支援事業助成金交付規程第 6 関係 ) 全国木材協同組合連合会会長松原正和殿 外構実証事業申請書 下記のとおり外構実証事業に申請します (1) 申請者情報会社住所 事業担当者連絡先 建設業を生業とすることの証明 ( 右のいずれかについて )( 注 ) 会社名代表者

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【千葉県事業計画】別記様式第3号別添


緑の雇用 事業を開始するまでは 林業の新規就業者数は年平均約 2 千人程度でしたが 事業 を開始した以後は約 3 千 4 百人に増加し 平成 22 年度には 4,013 人となっています ( 図 ) 2

グラフィック 2

第 1. 基本的事項 1. 都道府県の森林整備及び林業 木材産業の現状と課題 1 森林整備の現状と課題本県の人工林面積の主な樹種別の構成割合は スギ 71% アテ 12% マツ 9% である 齢級構成は 10~11 齢級をピークとした偏った構成となっており 保育や間伐を必要とする 9 齢級以下のもの

また 関係省庁等においては 今般の措置も踏まえ 本スキームを前提とした以下のような制度を構築する予定である - 政府系金融機関による 災害対応型劣後ローン の供給 ( 三次補正 ) 政府系金融機関が 旧債務の負担等により新規融資を受けることが困難な被災中小企業に対して 資本性借入金 の条件に合致した

項目別目次 森林被害編 1 森林において土砂崩れが発生してお困りの方 1 2 所有林の立木が被災されている方へ 2 3 保安林内の木が倒れてお困りの方へ 3 林道 作業道被害編 4 林道が崩壊等により通行ができない方へ 4 5 所有林の作業道が被災されている方へ 5 施設被害編 6 木材加工流通施設

目 次 1 林地台帳の公表 情報提供 1-1 公表 情報提供の範囲 1-2 公表の方法 1-3 情報提供の方法 2 林地台帳の修正 更新 2-1 修正申出の方法 2-2 情報の修正 更新手順 3 林地台帳管理システム 3-1 管理システムの機能 3-2 林地台帳情報と森林資源情報の連携 4. 運用マ

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

豊洲新市場移転に伴う市場業者向け融資事業に係る取扱金融機関の公募要項

06【融資第一課(公庫)】融資課・融資管理課

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[ 平成 29 年度予算の概要 ] 58 再生可能エネルギー導入等の推進 888(163) 百万円 対策のポイント地域主導で再生可能エネルギーを供給する取組等を推進し そのメリットを地域に還元させることを通じて 地域の農林漁業の発展を促進します < 背景 / 課題 > 地域の資源を活用した再生可能エ

平成20年2月

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「札幌支店オープン記念キャンペーン《商品概要

1 制度の概要 (1) 金融機関の破綻処理に係る施策の実施体制金融庁は 預金保険法 ( 昭和 46 年法律第 34 号 以下 法 という ) 等の規定に基づき 金融機関の破綻処理等のための施策を 預金保険機構及び株式会社整理回収機構 ( 以下 整理回収機構 という ) を通じて実施してきている (2

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万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

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中小企業等経営強化法の概要

平成22年2月●日

トップヒアリング質問事項

10月分_合併記念特別プラン集宅ローンチラシ

( 別添様式 )( 別記様式第 3 号関係 ) 攻めの農業実践緊急対策事業都道府県事業計画 神奈川 県農業再生協議会 策定 : 26 年 8 月 1 日 変更 : 26 年 10 月 9 日 第 1 第 2 目標年度 : 平成 27 年度 ( 事業実施最終年度の翌年度 ) 地域の農業生産に係る現状と

特別融資制度推進会議設置要綱 平成 13 年 9 月 12 日 13 経営第 2931 号農林水産事務次官依命通知改正平成 14 年 7 月 1 日 14 経営第 1739 号平成 16 年 10 月 1 日 16 経営第 3086 号平成 17 年 4 月 20 日 16 経営第 8952 号平成

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地域金融円滑化のための基本方針 川之江信用金庫は 地域金融機関として 中小企業の健全な発展と一般大衆の豊かな生活実現に努め 地域社会に貢献するため 以下の方針に基づき 地域金融の円滑化に全力を傾注して取り組んでまいります また 金融円滑化に関する相談 申込 苦情等への適切かつ迅速な対応 お客様の経営

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中小企業等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置

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5 農業信用保険業務及び漁業信用保険業務の対象資金については 民でできることは民で という考え方を踏まえつつ 引き続き 検討を行う 2 信用リスクに応じた保証 保険料率の導入農業信用保証保険業務について 借入者の信用リスクに応じた保証 保険料率の中期目標期間内の速やかな導入に向けて 検討する 3 業

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( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 28 年 12 月 9 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 日本政策金融公庫国民生活事業 ( 生活衛生資金貸付 ) 主要利率一覧表 下記以外の設備資金 ( 注 2) 融資の種類利率 ( 注 1) 省エネル

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平成 30 年度改訂版 事務所 研究所 研修所の新増設 賃借等が対象です 税制措置以外にも金融支援措置等があります 内閣府地方創生推進事務局

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160627_26年度評価結果の反映状況(理事長説明後)

共同事業体協定書ひな形 ( 名称 ) 第 1 条この機関は 共同事業体 ( 以下 機関 という ) と称する ここでいう 機関 は 応募要領の参加資格に示した共同事業体のことであるが 協定書等において必ず 共同事業体 という名称を用いなければならない ということはない ( 目的 ) 第 2 条機関は

平成 30 年 8 月 31 日 平成 31 年度の財政投融資計画要求書 ( 機関名 : 株式会社日本政策金融公庫 ( 特定事業等促進円滑化業務 )) 1. 平成 31 年度の財政投融資計画要求額 ( 単位 : 億円 %) 平成 31 年度平成 30 年度対前年度比区分要求額当初計画額金額伸率 (1

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

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森林法等の一部を改正する法律案の概要 国内の森林資源が本格的な利用期を迎えている中 住宅用など従来需要に加えて CLT( 直交集成板 ) や木質バイオマスなど国産材の需要の創出と拡大が進展 木材自給率は H14 年の19% を底に上昇傾向で推移し H26 年は31% まで回復 一方 木材価格の低迷

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公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金交付要綱 ( 通則 ) 第 1 条公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金 ( 以下 補助金 という ) の交付については 山梨県補助金等交付規則 ( 昭和 38 年山梨県規則第 25 号 ) に定めるもののほか この要綱の定めるところによる (

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

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【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

唐津市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 平成 2 9 年 11 月 8 日 唐津市農業委員会 第 1 基本的な考え方農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 といいます ) の改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地

図 12 HACCP の導入状況 ( 販売金額規模別 ) < 食品販売金額規模別 > 5,000 万円未満 ,000 万円 ~1 億円未満 億円 ~3 億円未満

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羽村市地域防災計画

平成 28 年度版 年金担保融資のごあんない 目 次 1 融資の条件 2 2 資金使途の内容一覧 3 3 年金担保融資の流れ 4 4 借入申込に必要な書類 5 5 ご返済中の留意事項 7 6 年金担保融資以外の融資 給付制度等のご案内 8 7 多重債務の相談窓口 10 平成26年12月1日借入申込分

担い手経営発展支援金融対策事業実施要綱 平成 28 年 1 月 20 日 27 経営第 2598 号農林水産事務次官依命通知最終改正平成 31 年 2 月 7 日 30 経営第 2277 号 第 1 目的我が国の農業においては 環太平洋パートナーシップ協定及び日 E U 経済連携協定 ( 以下 TP

私立幼稚園の新制度への円滑移行について

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2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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4 奨励品種決定調査 (1) 奨励品種決定調査の種類ア基本調査供試される品種につき 県内での普及に適するか否かについて 栽培試験その他の方法によりその特性の概略を明らかにする イ現地調査県内の自然的経済的条件を勘案して区分した地域 ( 以下 奨励品種適応地域 という ) ごとに 栽培試験を行うことに

2 農業委員会の運営 2 農業委員会は 市町村長が議会の同意を得て任命した 農業委員 で組織され 農業委員は 合議体としての意思決定 ( 農地の権利移動の許可 不許可の決定など ) を担当 農業委員会は 農地利用最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) を委嘱し 推進委員は 担当区域における農

Ⅰ 安定した資金繰りを実現する売掛債権の流動化 1 売掛債権流動化の目的 売掛債権は多くの場合 決済期日が到来するまで数ヵ月持たなければなりません 売掛債権の現金化 資金化を早めることで 資金繰りは安定します その手法として 近年 売掛債権流動化が注目されるようになりました 売掛債権流動化とは 決済

Transcription:

植える 利用する 育てる 伐採する 独立行政法人農林漁業信用基金 ( 林業部門 ) 101-8506 東京都千代田区内神田 1-1-12( コープビル 11 階 ) TEL 03-3294-5581( 代表 ) 03-3294-5584( 林業部 ) FAX 03-3294-5595 URL http://www.jaffic.go.jp ご相談先林業 木材産業 ( 保証利用 ) の各都道府県における相談窓口農林漁業信用基金の保証を利用できる金融機関

木材産業等高度化推進資金とは 木材産業等高度化推進資金 ( 以下 推進資金 と呼びます ) は 木材の生産及び流通を円滑にすることや効率的 安定的な林業経営を育成することを目的に 運転資金を低利で融資する制度資金です ご利用には 合理化計画や林業経営改善計画を作成し都道府県知事の認定を受けることが必要です (4 ページ参照 ) 木材産業等高度化推進資金のメリット 1 2 国及び都道府県が貸付原資の一部を金融機関に供給することにより 事業者の方は通常よりも低利で融資を受けることができます 選定経営体 ( 注 1) や 大規模事業体 ( 注 2) 等の要件を満たせば より低利の融資を受けることができます 3 推進資金とともに 農林漁業信用基金の債務保証を利用する場合は 通常よりも保証料率が優遇されます 推進資金の概要 資金区分 運転資金 対象事業 造林 育林 素材生産 木材 木製品製造 木材卸売等 貸付金利 短期 :1.3~1.6% 長期:1.0~1.3% 取扱金融機関 都道府県が指定する金融機関 ( 全国約 100 機関 ) ( 注 1) 林野庁長官が別に定めるところにより都道府県知事が選定した意欲と能力のある林業経営体 ( 注 2) 木材の年間取扱量がおおむね10,000 立方メートル以上の事業体 2

出資 政府 農林漁業信用基金 貸付 事業計画の承認 事業計画の申請 低利預託2 倍 3 倍 4 倍 合理化計画 林業経営改善計画の認定都道府県都道府県の資金合理化計画 林業経営改善計画の認定申請原資供給 木材産業等高度化推進資金制度の仕組み 信用基金の貸付金 + 都道府県の資金 県指定の金融機関 協調融資 貸付 原資供給の 利用者 林業信用保証とその特例 林業信用保証とは 融資機関から事業資金 ( 木材産業等高度化推進資金を含む ) を借り入れる場合 農林漁業信用基金が債務を保証する事により 円滑かつ有利に借り入れが出来るようお手伝いする制度です 推進資金を利用する場合は 通常よりも保証料率が優遇されます 推進資金を使わない場合 ( 貸付上限額を超える場合や施設整備のための資金を借りる場合など ) でも 合理化計画において必要となる資金額を記載しておくことで 通常より保証料率の低い保証 ( 合理化資金 ) を利用することが可能です 推進資金 合理化資金等の保証の比較 推進資金 合理化資金 一般資金 運転 資金区分 運転 設備 運転 設備 保証期間 ( 最高限度 ) 短期 1 年長期 5 年運転資金 5 年設備資金 15 年運転資金 5 年設備資金 15 年 3 保証料率 0.10~0.90% 又は 0.15~1.35% 0.15~1.35% 0.20%~1.80%

推進資金の借入に必要な手続き 合理化計画等の作成に当たっては まず各都道府県の林務担当部局に相談して下さい ( 注 1) 1 推進資金を借り入れるためには 経営の合理化や事業規模の拡大等についての計画 ( 合理化計画 ) 又は林業経営の規模の拡大や生産方式の合理化等の林業経営の改善についての計画 ( 林業経営改善計画 ) を作成し 都道府県知事の認定を受けることが必要です 1 2 借入申込み手続き 合理化計画又は林業経営改善計画の作成都道府県知事へ申請合理化計画又は林業経営改善計画の認定借入申込書等の提出指定金融機関 ( 審査 ) 貸付け 2 都道府県知事の認定を受けたら 推進資金をご利用の場合は 都道府県の指定金融機関 ( 注 2) の窓口で その旨を伝えて 借入申込書 認定書の写し 決算書等の必要な者類を提出して下さい 債務保証を利用する場合は 金融機関の窓口で 農林漁業信用基金の信用保証を利用したい 旨を伝えていただければ 農林漁業信用基金としても推進資金の借入が円滑に進むようお手伝いいたします ( 合理化資金を利用する場合も同じです ) 金融機関の審査や所要の手続き後に 推進資金 基金の保証付きの推進資金 等をご利用頂けます ( 注 1) 表紙の QR コードで検索できます ( 注 2) 都道府県の林務担当部局にお訪ね下さい 4

合理化計画の記載事項のポイント 目的とする資金に応じた合理化計画の様式をお使い下さい 合理化計画には 事業の現状や経営改善の基本的方向等を様式に沿って記入していくことが必要です 推進資金の額については 例えば素材生産等促進資金の場合 下記の合理化計画の様式の資金調達先別金額欄の緑のマスに記載していただくことが必要です なお 合理化資金の計画額は橙のマスに記載して下さい ご不明な点やご相談については 各都道府県の林務 ( 金融 ) 担当又は農林漁業信用基金へお問い合わせ下さい ( 様式の抜粋 ) 1 事業の経営の現状及び事業の経営改善に関する措置 事業体に係る事項 事業の経営改善の基本的方向 財務状況 事業等の現状 計画 2 事業の経営改善を実施するのに必要な資金の額及び調達方法資金調達先別金額等ア合計 推進資金を利用する場合はここに記入を 合理化資金を利用する場合はここに記入を 資金調達先別金額 年次計画 木材産業等高度化推進資金 短期運転資金 長期運転資金 その他金融機関資金 その他 所要資金額 ( 合計 ) 合 計 イ素材生産 1 年目 千円 千円 千円 千円 千円 H...~ 2 年目 H...~ 3 年目 H...~ 4 年目 H...~ 5 年目 H...~ 資金調達先別金額 所要資金額算出基礎 年次計画 木材産業等高度化推進資金短期運長期運転資金転資金 その他金融機関資金 その他 所要 資金額 ( 合計 ) 素材生産計画量 A 伐採 搬出等諸経費 B 年間立木購入費 C 年間資金回転数 D 所要資金額 (A B+C) D= E 1 年目 m3 / 年千円 / m3千円 / 年回 / 年千円 素材生産 2 年目 3 年目 4 年目 以下 ( 略 ) 5 年目 5

木材産業等高度化推進資金 計画の種類 ( 注 1) 資金の種類 資金内容 貸付利率と適用条件対象事業と適用要件貸付限度額償還期限 ( 平成 30 年 4 月 1 日現在 ) 事合業事理経業化営経計改営画(善改合善理計化資画)金 素材生産等促進資金 新規需要創出資金 施業集約化費用 立木購入代金 ( 前渡金 予約金等 ) 素材生産実施費用 ( 作業道の開設 改良費等 ) 素材生産作業委託費 素材の購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) 素材の引取りに必要な輸送費 製材等の購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) 製材等の引取りに必要な輸送費 上記の資金を借りた上で 素材 製材の加工を行うのに必要な資金 ( 作業労賃 電力費 燃料費等 ) 素材 製材等の購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) それらの引取りに必要な輸送費 素材等の加工に必要な資金 ( 作業労賃 電力費 燃料費等 ) 素材生産 木材 木製品製造 木材卸売業 木材 木製品製造 [ 国産材の利用の拡大に資すること ] 2 倍協調 短期資金年 1.30% 3 倍協調 短期資金年 1.50% 長期資金年 1.20% 4 倍協調 短期資金年 1.60% 長期資金年 1.30% 短期資金年 1.30% 選定経営体 ( 注 2) 大規模事業体 ( 注 3) 中規模事業体 ( 注 4) 上記以外の場合 1 億円特認 2 億円 [ 素材の年平均生産量 10,000m3 以上 ] [ 素材の年平均引取量 15,000m3 以上 ] [ 木材製品の年平均引取量 20,000m3 以上 ] 特認 4 億円 [ 素材の年平均引取量 30,000m3 以上 ] [ 木材製品の年平均引取量 40,000m3 以上 ] 特認 5 億円 [ 素材及び木材製品の年平均引取量 50,000m3 以上 ] 1 億円 合構構理造造化改改計善善画(合計理化画)資金 林業経営改善計画 林業経営改善資金 木材高度加工資金 原木確保協定促進資金 林業経営高度化推進資金 伐採 造林一貫作業推進資金 木材の加工を行うのに必要な資金 ( 作業労賃 電力費 燃料費等 ) 素材購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) 輸送費 ( 注 5) 契約等に基づき上記の者に供給するための素材生産に必要な立木購入代金 ( 前渡金 予約金等 ) 素材生産実施費用 ( 作業道の開設 改良費等 ) 輸送費 契約等に基づき上記の者に供給するための素材等の加工等に必要な素材等の購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) 輸送費 作業労賃 電力費 燃料費等 立木や素材の購入代金 ( 前渡金 予約金 決済資金等 ) 立木等の引取りに必要な輸送費 素材等の加工に必要な資金 ( 作業労賃 電力費 燃料費等 ) 造林に必要な 作業労賃 苗木代 燃料費 機械 施設の使用料 作業委託費 素材生産の発注に必要な費用 ( 前渡金 中間払い金 作業労賃 ) 素材生産と造林を一貫的に行うのに必要な 立木購入代金 ( 前渡金 予約金等 ) 素材生産実施費用 ( 作業道の開設又は改良に必要な費用 ) 造林作業労賃 苗木代 燃料費 機械 施設の使用料 作業委託費 素材生産 木材 木製品製造 木材卸売業 [ 契約 協定等に基づき事業を実施すること ] 木材 木製品製造 木材卸売業 [ 契約 協定等に基づき事業を実施すること ] 造林 育林 [ 素材生産の発注元は 効率的かつ安定的な林業経営を担い得る林業事業体等によるものに限る ] ( 注 6) 造林 育林 素材生産 短期資金年 1.30% 2 倍協調 短期資金年 1.30% 3 倍協調 短期資金年 1.50% 長期資金年 1.20% 短期資金年 1.60% 長期資金年 1.30% 2 倍協調 短期資金年 1.30% 3 倍協調 短期資金年 1.50% 長期資金年 1.20% 木材安定供給確保事業に関する計画として農林水産大臣の認定を受けた場合 木材安定供給確保事業に関する計画として都道府県知事の認定を受けた場合 選定経営体 ( 注 2) 上記以外の場合 1 億円特認 2 億円 [JAS 無垢材の製造を行う者 ] 3 億円林野庁長官が 4 億円を超えない範囲で承認した場合は その承認額 5 千万円特認 1 億 5 千万円 [ 造林の年間施業面積 500ha 以上 ] 1 億円特認 2 億円 [ 素材の年間平均生産量 10,000? 以上 ] 短期資金 1 年以内 長期資金 5 年以内 ( 据置期間 1 年以内 ) 注 1 推進資金を借り入れるには 合理化計画又は林業経営改善計画を作成し 都道府県知事の認定を受けることが必要注 2 林野庁長官が別に定めるところにより都道府県知事が選定した林業経営体注 3 木材の年間取扱量がおおむね 10,000 立方メートル以上の事業体注 4 木材の年間取扱量がおおむね 3,000 立方メートル以上の事業体注 5 素材購入代金 輸送費は JAS 無垢材に限る注 6 例えば造林事業型林業事業体の場合 年間造林 保育面積が 400ha 以上 6 7

木材産業等高度化推進資金及び合理化資金の活用方法はいろいろあります 素材生産や素材の引取 木材製品の購入に活用できます! 事業経営改善合理化資金 ( 素材生産等促進資金 ) は 施業集約化 立木購入 作業道の開設 改良費用等の素材生産を自ら行ったり 委託するのに必要な資金や素材の購入代金 製材等の購入代金をはじめ 製材等の引取に必要な輸送費を対象としています 活躍する高性能林業機械 木製ガードレール 連携した安定供給が重要 契約 協定等により素材の生産 流通を計画的に行う場合に活用できます! 素材生産業者等と締結した契約 協定に基づいて素材等の供給を受ける木材製造業者及び木材の卸売又は木材市場に係る事業体 ( 注 ) であれば 構造改善合理化資金 ( 原木確保協定促進資金 ) を利用して 立木 素材の購入代金 輸送費 木材加工を行うのに必要な作業労賃 電力費 燃料費等を低利で調達することが可能です 注 木材の安定供給の確保に関する特別措置法 の木材安定供給確保事業に関する計画の承認を受けることが必要です 新たなマーケットへの挑戦に活用できます! 2 4 材 CLT 等の製造や 国産材の利用が少ない分野での事業拡大を目指される場合には 事業経営改善合理化資金 ( 新規需要創出資金 ) を利用し 素材 製材の購入代金や必要な輸送費 素材等を加工するための作業労賃 燃料費等を低利で調達することが可能です 造林 育林を行うために運転資金を調達したいが活用できる運転資金は? 林業経営改善資金 ( 林業経営高度化推進資金 ) は 造林に必要な作業労賃や苗木代 燃料費 機械 施設の使用料のほか 素材生産の発注に必要な費用や外部機関への作業委託費等の運転資金を対象としています JAS 製品や乾燥材の生産量を増やすために活用できます! 素材生産業者と木材加工業者等との間で契約 協定等が締結されていれば 構造改善合理化資金 ( 木材高度加工資金 ) を利用して 木材 JAS 製品 乾燥材等の高度加工を行うのに必要な作業労賃 燃料費 素材購入代金 (JAS 無垢材のみ ) 等を低利で調達することが可能です また 契約に基づき素材等の生産に必要な資金や輸送費も対象としています 中高層建築物等で活用される CLT コンテナ苗 伐採と造林の一貫作業の実施により膨らむ運転資金に対応したものは? 林業経営改善資金 ( 伐採 造林一貫作業推進資金 ) は 素材生産と造林を一貫的に行うのに必要な 立木購入代金 素材生産のための費用 造林作業労賃 苗木代 燃料費 機械 施設の使用料 作業委託費に必要な資金を対象としています