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平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁


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災害公営住宅藤が原アパート入居者募集 ( 随時募集 ) 災害公営住宅入居者募集について 県営藤が原アパート5 号棟は, 東日本大震災により住宅を失った方のための公営住宅 ( 賃貸住宅 ) です 現在, 入居者を随時募集しています 申込書類を提出された方を先着順で受付しておりますので, どうぞお気軽に

住宅を新築する場合の支援制度 1 被災者生活再建支援金 ( 加算支援金 ) 自然災害 ( 津波 地震 ) により 住宅が全壊 半壊解体した世帯 又は長期避難世帯が 新しい住宅を建設 購入する場合に支給されます 支給額 : 最大 200 万円 複数世帯 :200 万円 単身世帯 150 万円 申請期限

病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

Microsoft PowerPoint - 資料2 国交省提出資料

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中間指針第四次追補に関するQ&A集

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )

注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

高齢者住宅施策の現状と今後の方向性

原発被災自治体の今後の財政と町民町税等の負担 伊藤久雄 ( 認定 NPO 法人まちぽっと理事 ) 東日本大震から はや 8 年 執拗な国や福島県の帰還政策のもとでも 容易に帰還はすすまない 帰還政策の帰趨は 帰還した人々 帰還しなかった ( できなかった ) 人びとの生活基盤と それぞれの市町村財政

老発第    第 号

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2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

Microsoft Word - 増改築の取扱い

復興 5 年間の現状と課題 ( 概要 ) 復興期間 10 年の折り返し平成 23~27 年度 集中復興期間 平成 28~32 年度 復興 創生期間 インフラ復旧は概ね終了 住宅の再建が最盛期 被災者の心身のケアや 産業の再生が重要 福島においては 順次 避難指示を解除 住民の帰還に向けた環境整備を進

平成 28 年度税制改正の概要 1. 復興特区関係 * (1) 機械等に係る特別償却等の特例措置の5 年延長及び要件の緩和 * 要件緩和 : 建築物整備事業 ( テナント建物 ) の構造要件について まちなか再生計画に位置付けられた場合には 非耐火構造でも対象となるよう緩和 (2) 被災雇用者等を雇

4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

公営住宅等整備事業対象要綱(案)

だ証明書の様式になっております 建物所在証明書 の様式は, 当ホームページからダウンロードすることができます Q3 警戒区域設定指示等の対象区域 特定避難勧奨地点に所在する建物の被災代替建物を取得する場合, 震災特例法の免税措置が受けられますか 特定避難勧奨地点 は, 警戒区域設定指示等の対象区域に

ご注意 ( 個人向け ) 補修の場合で 元金据置期間を設定するときは 返済期間の欄の年数から 1 年を引いた年数の返済額をご覧ください ( 例 ) 返済期間 20 年据置期間 1 年 20 年 - 1 年 = 19 年 返済期間 19 年の返済額をご覧ください < 個人向け> 災害復興住宅融資 10

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公営住宅制度の概要 公営住宅は 憲法第 25 条 ( 生存権の保障 ) の趣旨にのっとり 公営住宅法に基づき 国と地方公共団体が協力して 住宅に困窮する低額所得者に対し 低廉な家賃で供給されるもの ( ストック数 : 約 216 万戸 (H25 年度末 )) 供給 地方公共団体は 公営住宅を建設又は

所得税確定申告セミナー

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

(2) 被災代替住宅用地の特例について 特例の概要 被災住宅用地の所有者等が当該被災住宅用地の代替土地を平成 33 年 3 月 31 日までの間に取得した場合 当該代替土地のうち被災住宅用地相当分について 取得後 3 年度分 当該土地を住宅用地とみなし 住宅用地の価格 ( 課税標準 ) の特例を適用

地域住宅計画 計画の名称千葉市地域 (3 期 ) 都道府県名千葉県作成主体名計画期間平成 27 年度 ~ 31 年度 千葉市 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 千葉市は千葉県のほぼ中央部に位置し 人口は約 96 万人 世帯数は約 42 万世帯の地域で地域面積は k m2である 本市では

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

(審31)資料5-1 住民意向調査の結果及び住民帰還等に向けた取組について

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2. 相談 29

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

平成 30 年 3 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁 福島県 大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 世帯の代表者 (5,218 世帯 ) 2. 調査時期 : 平成 30 年 1 月 4 日 ~1 月 18 日 3. 調査方法 : 郵送配布 郵送回収 4. 回答者数 :

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

静岡市の耐震対策事業

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

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2. 控除の適用時期 Q. 12 月に取得した自宅の所在地に 年末までに住民票を移しましたが 都合で引っ越しが翌年になってしまった場合 住宅ローン控除はいつから受けることになりますか A. 住宅ローン控除の適用を受けるためには 実際に居住を開始することが必要です したがって 住民票を移した年ではなく

地域住宅計画 計画の名称高岡地域 (H27-31) 都道府県名富山県作成主体名高岡市 計画期間 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 平成 27 年度 ~ 31 年度 高岡地域は富山県の西部に位置し 人口約 17 万 6 千人 世帯数約 6 万 6 千世帯 (H26.12 月住民基本台帳 ) の地域で

1. 固定資産税 都市計画税について 固定資産税は 毎年 1 月 1 日 ( 賦課期日 といいます ) 現在に土地 家屋 償却資産 ( こ れらを総称して 固定資産 といいます ) を所有している人が その固定資産の所在する 市町村に納める税金です 都市計画税は 下水道 街路 公園などの都市計画事業

はじめに 都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域は 都市再生特別措置法 ( 平成 14 年 4 月 5 日公布 平成 14 年 6 月 1 日施行 以下 法 という ) に基づき 国が政令で指定するものです 1 都市再生緊急整備地域 趣旨 都市機能の高度化及び都市の居住環境の向上を図るため

木 造 非 木 造 建 築 承 継 建 築 承 継 併用 その他 , ,473,34 小計 22 1,6 3, ,672,187 専用 3 1, ,332,345 5,332,345 併用 課税標準の特例を適用したあとの額が法第 7

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平成20年2月

当面の事業概要 < 平成 25 年度 > 実施設計業務委託 < 平成 26 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 道路改築工事 < 平成 27 年度 > 市道 1504 号線電線共同溝整備工事 市道 1504,1505,1507 号線道路改築工事 < 平成 28 年度 > 市道 1504

平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

居住面積水準 住生活基本計画 (H28.3 閣議決定 ) において 最低居住面積水準及び誘導居住面積水準を定めている 最低居住面積水準は 健康で文化的な住生活を営む基礎として必要不可欠な住宅の面積の基準である 誘導居住面積水準は 豊かな住生活の実現の前提として多様なライフスタイルに対応するために必要

1

様式 2-2 平成 27 年度耐震対策緊急促進事業補助金交付 申請 決定 額表 事業主体名 ( 単位 : 千 ) 都道府県名 市町村名 耐震診断 補強設計 耐震改修対象建築物の名称 補助金額 摘要 ( 備考 ) 1 本表は別に 2 部作成し 提出すること 2 本表は 事業ごとに作成すること

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地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

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資料 1 復興 8 年間の現状と課題 平成 31 年 3 月 8 日

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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二重床下地 という 参考図参照) として施工する方法がある 二重床下地は 支持脚の高さを一定程度容易に調整することができること また コンクリートスラブと床パネルとの間には給排水管等を配置できる空間があることから 施工が比較的容易なものとなっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及

資料 4 平成 29 年 1 月 27 日記者会見 土地区画整理事業に関する土地利活用意向調査の実施結果について 復興推進本部都市整備推進室 1 土地利活用意向調査の目的 市内 4 地区の土地区画整理事業は 平成 29 年度末を目標に全ての宅地引渡しが完了できるよう鋭意工事を進めております 地権者へ

Taro-町耐震改修助成要綱 j

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り捨てた整数とする この場合において 推定再建築費率は 省令第 23 条の規定により 国土交通大臣が 毎年 建設年度別に定める率を使用する この場合における建設年度は 平成 8 年度以降着工の住宅については竣工年度 その他の住宅については着工年度の翌年度を指すものとする 3 前項の建設に要した費用は

世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

激甚災害制度について

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

1. 避難指示区域の考え方 ( ア ) 固定資産税評価額に補正係数をかけて事故前価値を算定する方法 1. 当該不動産が新築であると仮定した場合の時価相当額を算定する 2. A) まず 事故前の固定資産税評価額を元に経年減点補正率 ( 減価償却分 ) を割り戻して 当該建物の新築時点での固定資産税評価

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- 1 - 東日本大震災に対処するための土地改良法の特例に関する法律(趣旨)第一条この法律は 東日本大震災に対処するため 国又は都道府県が行う土地改良事業等について 土地改良法(昭和二十四年法律第百九十五号)の特例を定めるものとする (定義)第二条この法律において 除塩 とは 平成二十三年三月十一日

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

所得税関係 ( 住宅ローン控除の特例 ) の改正 ⑵ 震災税特法の制度 ( 適用期間の特例 ) の概要東日本大震災によって被害を受けたことにより 住宅ローン税額控除の適用を受けていた家屋 ( 以下 従前家屋等 といいます ) を居住の用に供することができなくなった居住者については その居住の用に供す

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

3. 市街化調整区域における土地利用の調整に関し必要な事項 区域毎の面積 ( 単位 : m2 ) 区域名 市街化区域 市街化調整区域 合計 ( 別紙 ) 用途区分別面積は 市町村の農業振興地域整備計画で定められている用途区分別の面積を記入すること 土地利用調整区域毎に市街化区域と市街化調整区域それぞ

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き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

コンパクト プラス ネットワークの形成 1

1, H H17 4.2H17

215 参考資料

BL住宅金融公庫適合証明手数料案

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

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Microsoft Word - 宅地造成・区画形質変更の手引

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H26.5.13 住団連説明資料 : 東日本大震災被災地における災害公営住宅の整備の推進について 資料 1 ~ 災害公営住宅について ~ 被災者の居住の安定の確保 P.2 災害公営住宅制度の概要 P.3 買取 借上方式 P.4 整備基準 P.5 標準建設費 P.11 福島特措法 P.14 災害公営住宅の整備について P.16 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 平成 26 年 5 月国土交通省住宅局 1

東日本大震災で住居を失われた方への居住の安定の確保 震災発生 復旧期 復興期 東日本大震災 住宅が滅失 避難所等 公営住宅等 ( 国の宿舎等も含む ) 仮設住宅 民間アパートなど 自力での再建 取得が困難な方 災害公営住宅への入居 支援措置 東日本大震災復興交付金を活用した災害公営住宅の整備支援 ( 国庫補助率の引上げなど ) 自力での再建 取得が可能な方 支援金制度による支援金の支給 地震保険制度による保険金の支払い 新規の住宅 ( 建設 購入 ) への金融上の支援 支援措置 ( 独 ) 住宅金融支援機構 ( 以下 機構 という ) による災害復興住宅融資の金利引下げ等 新規ローン 旧住宅金融公庫 機構融資の返済方法の変更の拡充等 ( 一定期間払込の猶予等 ) 既存ローン 住宅ローン控除の継続 2

災害公営住宅制度の概要 制度の目的地震 暴風雨 洪水 高潮その他の異常な天然現象により住宅を失った低額所得者に賃貸するための公営住宅を整備する場合において 地方負担を軽減する特例制度 事業主体地方公共団体 東日本大震災における入居対象 補助率の拡充入居者資格について 当該災害により滅失した住宅に居住していた者について収入要件なしとするとともに 補助率について通常の激甚災害に係る補助率を引き上げる等の措置を実施 一般の公営住宅 災害公営住宅 ( 法律により 災害公営住宅 の名称が規定されているわけではないことに注意 ) 一般災害激甚災害東日本大震災 入居対象 補助率 入居者資格 入居者制限 ( 補助の特例適用時 ) 整備 建設 買取 借上 ( 共同施設整備費のみ対象 ) 用地取得造成 高齢者生活支援施設 収入分位 50% を限度に地方公共団体が条例で定める収入以下の者 国 : 概ね 45% 地方 : 概ね 55% 国 :2/3 概ね 45% 地方 :2/3 概ね 55% 民間 :1/3 収入分位 50% を限度に地方公共団体が条例で定める収入以下の者 災害発生の日から 3 年間は 当該災害により住宅を失った者 国 :2/3 地方 :1/3 国 :2/5 地方 :2/5 民間 :1/5 家賃低廉化 20 年間概ね 45% 20 年間 2/3 当該災害により滅失した住宅に居住していた者について収入要件なし 災害発生の日から 3 年間は 当該災害により住宅を失った者 国 :3/4 地方 :1/4 国 :2/5 地方 :2/5 民間 :1/5 当初 5 年間 3/4 6~20 年目 2/3 当該災害により滅失した住宅に居住していた者について収入要件なし 災害発生の日から 3 年間は 当該災害により住宅を失った者 国 :7/8 地方 :1/8( ) 国 :7/10 地方 :1/10( ) 民間 :1/5 国 :7/8 地方 :1/8( ) 国 :7/12 地方 :1/12( ) 民間 :1/3 特別家賃低減 3/4( ) 当初 5 年間 7/8 6~20 年目 5/6( ) 東日本大震災復興交付金制度の対象となる場合の 地方負担分の 1/2 にあたる追加負担を含む 3

災害公営住宅の整備手法について 手法概要補助について 所有権 建設 地方公共団体が公営住宅として建設するもの 建設費用の 7/8 地方公共団体 買取り 民間事業者等が建設した住宅を地方公共団体が公営住宅として買い取るもの 買取費用の 7/8 地方公共団体 借上げ 民間事業者等が所有する住宅について 地方公共団体が公営住宅として借り上げるもの 共同施設等整備費用の 7/10(1/5 の民間負担あり ) 民間事業者 激甚災害法第 22 条により 東日本大震災復興交付金を活用して整備した場合の補助率 4

災害公営住宅の計画の基準 ( 宮城県の例 ) 公営住宅の整備は事業主体が条例で定める整備基準に従って行う必要がある 各自治体では整備基準を定めるとともに ガイドライン 設計標準等を示している場合がある 5

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宮城県災害公営住宅設計標準 ( 抜粋 ) 7

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災害公営住宅の整備等に係る補助制度 [ 補助対象 ] 東日本大震災に係る災害公営住宅の補助対象 調査 設計等 住棟の建設 共同施設の整備 用地取得等 特定工事 ( 公営住宅等整備事業対象要綱第 4 第 1 項二 ) 工事の実施のため必要な測量 調査 設計に係る金額 既設公営住宅等の除却に係る金額 標準建設費 ( 公営住宅法第 7 条第 4 項 第 8 条第 5 項及び 平成 23 年度における住宅局所管事業に係る標準建設費について ( 国土交通事務次官通知 ) 別表第 1 及び別表第 2) < 主体附帯工事費 > 立地条件 構造 階数等により決定される金額 < 特例加算 > 特別な工事により費用を要する場合 上記に加算される金額 特定工事 ( 公営住宅等整備事業対象要綱第 4 第 1 項二 ) 道路 緑地 給水施設 排水処理施設その他公営住宅等の建設に関連して実施する必要のある工事に係る金額 共同施設費 ( 公営住宅等整備事業対象要綱第 4 第 1 項三 ) 児童遊園 集会所 通路その他公営住宅の入居者の共同の福祉のために必要な施設の整備に係る金額 土地取得費用地の取得に要する費用 ( 借地権の取得に要する費用を含む ) 造成費盛土 切土 地盤改良等の土木工事及び擁壁の設置等の宅地造成並びに取り付け道路工事 給水工事などそれぞれ管理を他に移管する部分に要する費用 東日本大震災に係る災害公営住宅の整備に限る措置 11

災害公営住宅の整備等に係る補助制度 [ 標準建設費について ] 補助対象のうち 住棟の建設費については 補助上の上限額 ( 標準建設費 ) が定められている 標準建設費は 標準的な住宅を基本とし 特別な工事については加算することにより算出 標準建設費は 住宅の立地条件 構造 階数に応じ 毎年度の価格変動を反映して国土交通大臣が定める 特別な工事を行うなど通常よりも費用を要する場合は その工事内容に対して 一定額の加算を措置 立地条件 構造 階数等により決定される金額 ( 主体附帯工事費 ) 特例加算 戸数 < 標準建設費の見直し > 公営住宅整備等に係る工事費の動向を踏まえ 標準建設費を見直し 金額についてはモデル的な例 1 平成 25 年 9 月 1 日見直し 立地条件 仙台市 ( 多雪寒冷地域 ) 構造 中層耐火構造 片廊下型 階数 3 階建 従前 主体附帯工事費 1,434 万円 / 戸 特例加算 躯体工事費等の単価上昇分太陽光発電設備工事等 269.5 万円 標準建設費 最大 1703.5 万円 / 戸 見直し後 H25.91 施行 主体附帯工事費 1,434 万円 / 戸 215 万円 躯体工事費等の単価上昇分 ( 現在の工事費上昇に対応した 15% 分の嵩上げ ) 269.5 万円 特例加算 追加の性能向上等に対応太陽光発電設備工事等 269.5 万円 特例加算 ( その他特殊事情による工事費上昇等に対応 ) 標準建設費 最大 2,188 万円 / 戸 2 平成 26 年 4 月 1 日見直し 見直し後 H26.4.1 施行 主体附帯工事費 1,526 万円 / 戸 さらに 平成 26 年度予算において 被災 3 県における標準建設費を引き上げ 低層 :+4.8% 中層 :+6.4% 高層 :+6.7%( 消費税引き上げ分を含む ) 229 万円 躯体工事費等の単価上昇分 特例加算 286.8 万円 追加の性能向上等に対応太陽光発電設備工事等 286.8 万円 特例加算 標準建設費 最大 2,329 万円 / 戸 12

( 参考 ) 災害公営住宅の整備等に係る補助制度 [ 標準建設費について ] 主体附帯工事費 岩手県宮城県福島県 木造 準耐火 平屋 2 階建 3 階建 4 5 階建 6~8 階建 耐火 * 主体附帯工事費 ( 単位 : 千円 / 戸 ) ( ) 書きは標準床面積最終改正 : 平成 26 年 3 月 28 日 木造 準耐火 耐火 準耐火 準耐火 ( 片 廊下型 ) 耐火 耐火 ( 片廊下型 ) 耐火 耐火 ( 片廊下型 ) 耐火 いわき市 広野町 楢葉町 富岡町 大熊町 双葉町 11,640 (74.7) 12,370 (74.7) 12,590 (79.3) 13,500 (79.3) 13,090 14,400 13,450 14,790 13,040 14,340 15,240 (101.1) 宮古市 ( 旧新里村を除く ) 下記の地域を 福島市 新地町 相馬市 南 大船渡市 一関市 ( 旧一関市 旧花泉町 旧大東町に限る ) 陸前高田市 釜石 除く宮城県全域 相馬市 白河市 ( 旧大信村を除く ) 郡山市 田村市( 旧都路村に限る ) 鏡石町 浪江 12,120 (74.7) 12,870 (74.7) 13,030 (79.3) 13,980 (79.3) 13,510 14,860 13,880 15,260 13,500 14,840 15,700 (101.1) 市 平泉町 町 桑折町 葛尾村 川俣町 岩手県内 ( 上記市町村及び 栗原市 ( 旧栗駒 会津若松市 ( 旧河東町に限 久慈市 ( 旧山形村に限る ) 八幡平市 葛巻町 岩手町 西和賀町を除く ) 町 旧一迫町 旧鶯沢町 旧花 山村に限る ) る ) 白河市 ( 旧大信村に限 る ) 須賀川市 ( 旧長沼町に限 る ) 田村市 ( 旧都路村を除く ) 12,880 (74.7) 13,700 (74.7) 13,760 (79.3) 14,760 (79.3) 14,190 15,600 14,600 16,060 14,270 15,690 16,460 (101.1) 川内村 飯館村 主体附帯工事費は平均床面積により決定される 整備する住宅の平均床面積が標準床面積よりも小さい場合は 面積に応じて低減される 特例加算 特別な工事を行うなど通常よりも費用を要する場合は その工事内容に対して 一定額の加算を措置 項目 加算額 特殊な基礎工事 中層住宅 (3~5 階建 ) へのエレベーター設置 風除室など雪害対策工事 店舗 公共建築物等の併設 防腐 防蟻などの耐久性向上工事 その他特別工事費 1 ( 地域特有の事情等により 性能の向上又は工期の短縮等を図るために特別の工事を実施する場合 ) < 例 > プレキャスト工法等の採用 その他特別工事費 2 ( その他特別の事情がある場合 ) 3,315 千円 / 戸 28,702 千円 / 件 1,989 千円 / 戸 1,490 千円 / 戸 1,989 千円 / 戸 2,868 千円 / 戸 2,868 千円 / 戸 岩手県 宮城県 福島県の区域内において実施する事業について適用 注 : 加算額は平成 26 年度のもの

福島復興再生特別措置法について ( 原発避難者の居住の安定確保関係 ) 背景 現状 警戒区域等の避難指示区域 に居住していた方 ( 避難者 ) については 避難の継続を余儀なくされることから その居住の安定を確保することが必要 避難指示解除準備区域 居住制限区域 帰還困難区域 [ 避難者の居住の安定確保に係る視点 ] 居住制限を受ける避難者は 現に居住できる住宅がない点で 災害で滅失した住宅に居住していた者と同様であり 被災者向けの支援策と同様の対応が必要避難者の居住していた住宅は滅失していないため 災害により住宅を失った者 を対象としている 災害公営住宅の整備支援や住宅金融支援機構の災害復興住宅融資など東日本大震災復興特区法による被災者向けの支援策の対象外 福島復興再生特別措置法における主な措置避難指示区域に居住していた者 ( 避難者 ) について 災害により滅失した住宅に居住していた者とみなすことにより 東日本大震災の被災者と同様に扱うなどの措置を講ずる (1) 災害公営住宅の供給等 1 入居者資格の特例 : 避難者については 収入にかかわらず公営住宅へ入居できるよう措置 2 整備に係る補助の特例 : 避難者に対する災害公営住宅の整備を支援 [ 補助率 :3/4 被災地では東日本大震災復興交付金の対象 ] 3 用途廃止 譲渡の特例 : 避難者向けに整備した災害公営住宅の柔軟な用途廃止や譲渡が可能となるよう措置 (2) 住宅金融支援機構の災害復興住宅融資の提供避難指示区域の住宅に代わる住宅を取得する費用について 東日本大震災の被災者向けの住宅金融支援機構の災害復興住宅融資 ( 当初 5 年間金利 0% 等 ) の対象とするよう措置 (3) 都市再生機構による業務の受託都市再生機構が 福島県等の避難者向け住宅等の整備に係る事業について本来業務として受託できるよう措置 14

災害公営住宅の整備に係る補助の特例 入居者資格の特例 原子力発電所事故に伴い避難の継続を余儀なくされる避難者の居住の安定を確保するため以下の特例を設ける 1 原発事故に伴う避難指示区域からの避難者を対象とした災害公営住宅の整備支援 2 避難指示区域からの避難者に対する公営住宅の入居者資格の付与 通常時災害時 ( 東日本大震災の場合 ) 避難指示区域からの避難者向けの場合 整備に係る補助の特例 第 19 条関係 公営住宅に係る入居者資格の特例 第 20 条関係 対象 住宅に困窮する低額所得者 補助率概ね 45% 整備支援 社会資本整備総合交付金 等 以下の 1~2 について満たすことが必要 1 収入要件 収入が一定水準以下であること ( 収入分位 25% の基準参酌して地方公共団体が条例で定める ) 2 住宅困窮要件現に住宅に困窮していることが明らかな者であること 4 人家族 ( 扶養親族 3 名 ) の場合で年収約 450 万円 対象 補助率 整備支援 災害により滅失した住宅に居住していた者 7/8 ( 激甚災害区域の場合 ) 5/6 ( その他の場合 ) 東日本大震災復興交付金など 東日本大震災復興特別区域法等により被災者について以下の特例を措置 対象 期間 措置 災害により滅失した住宅に居住していた者 など 復興推進計画に記載する災害公営住宅の整備に要する期間の終了まで 対象者は収入にかかわらず入居可能注 対象 補助率 7/8 整備支援 補助率は 復興交付金等による地方負担分の 50% の追加支援を含む率 対象 期間 措置 避難指示区域に H23 年 3 月 11 日時点で居住していた者 長期避難者生活拠点形成交付金など 福島復興再生特措法により避難者について以下の特例を措置 避難指示区域に H23 年 3 月 11 日時点で居住していた者 避難指示を受けている間 対象者は収入にかかわらず入居可能注 注 : 入居後に入居者資格要件を満たさなくなった場合でも一定期間継続入居が可能 15

( 参考 ) 今回の災害公営住宅の整備について 復興庁 < 事業推進のための支援 > < 国の支援 > 東日本大震災復興特区法に基づく措置 予算( 復興交付金等 ) の確保 配分 復興加速化措置のとりまとめ等 連携 本庁 復興局 国は 自治体に対し支援 補助 支援 災害公営住宅事業主体 市町村 買取 市町村発注の支援 UR 発注 買取 発注 設計事務所 建設会社 国土交通省 本省 東北地整 公営住宅法に係る措置 予算 ( 復興交付金等 ) の執行管理 事業の進捗管理等 < 県の支援 > 県 県 県 発注 発注 ハウスメーカー 等 この他 借上方式による整備が可能 16