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1 子ども 子育て支援新制度がはじまります 子ども 子育て支援法 等の成立により すべての子どもと子育て家庭を総合的に支援していく 子ども 子育て支援新制度 が平成 27 年 4 月から全国的にスタートします 子ども 子育て支援新制度 では 幼稚園や保育所 地域の子育て支援の充実を図るとともに 認定

草津市 ( 幼保一体化 ) 集計表 資料 4 幼児教育と保育の一体的提供のための現況調査 ( 施設アンケート ) 速報 平成 25 年 7 月草津市 1

 

第2節 茨木市の現況

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

2. 子ども人口の推計について 人口推計は 今後の教育 保育の量の見込みを算出する上で非常に重要であるため 改めて平成 30 年度及び平成 31 年度の人口推計値を算出しました 当初計画値と実績値を比較すると 人口は計画値ほど減少しないことから平成 30 年度以降も人口減少は緩やかなものとして見直し

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地域子育て支援拠点事業について

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

乳幼児新規相談者 主訴別内訳

乳児期からの幼児教育について 大阪総合保育大学 大方美香

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年中児スクリーニングの事後支援 年中児スクリーニングの事後支援として 22 市町村が園巡回を実施しているが SST は 5 市町村の実施 ペアレントトレーニングは 7 市町村の実施に止まっており 事後支援を実施する市町村の拡大が課題 園巡回 : 専門職が保育所 幼稚園を巡回し 保育士等に指導 助言

1 発達とそのメカニズム 7/21 幼児教育 保育に関する理解を深め 適切 (1) 幼児教育 保育の意義 2 幼児教育 保育の役割と機能及び現状と課題 8/21 12/15 2/13 3 幼児教育 保育と児童福祉の関係性 12/19 な環境を構成し 個々 1 幼児期にふさわしい生活 7/21 12/

6 児童福祉法の改正 24 年 4 月には 障害者自立支援法と児童福祉法に分かれていた障がい児 の支援体制を一元化する改正がなされ 市町村が支給決定する障がい児通所支援 と都道府県が支給決定する障がい児入所支援が創設されました 7 障害者虐待防止法の施行 24 年 10 月には 障害者虐待の防止 養

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(2) 検討の方向性 1 グループホームを本体施設の近くに設置したり 複数のグループホームを集積することで 本体施設との連携 グループホーム間の連携を強化し 職員の負担の軽減や 子どもの安全確保を強化できないか 地域小規模 FH の隣接複数設置 + 本 4 ユ 園 ニット + 本 園 4 ユ ニット

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

十和田市 事業別に利用数をみると 一時預かりは 年間 0 (.%) 以 上 (.) - (.%) の順となっています 問. 一時預かり ( 年間 ) n= 人 以上. 幼稚園の預かり保育は 年間 0 (.%) 以上 (.%) (.%) の順となっています ファミリー サポー

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スライド 1

伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

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指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

教育 保育提供体制 平成 27 年度 見込量 確 ( 提保供方量策 ) 子ども 子育て支援事業の確保方策について 市全域 認定こども園 保育所 地域型保育 1 号認定 2 号認定 3 号認定 3 歳以上教育希望 3 歳以上教育希望 3 歳以上保育必要 1~2 歳保育必要 0 歳保育必要

完成版1:習志野市発達支援モニタリング調査保護者データ分析報告

事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

P5 26 行目 なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等の関係から なお 農村部は 地理的状況や通学時 間等から P5 27 行目 複式学級は 小規模化による学習面 生活面のデメリットがより顕著となる 複式学級は 教育上の課題が大きいことから ことが懸念されるなど 教育上の課題が大きいことから P

障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

第3部 次世代育成支援対策(前期行動計画) 第3章 子どもの心身の健やかな成長に資する教育環境の整備

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平成 29 年度児童発達支援センターバンビ事業計画 1. 基本方針 児童発達支援センターバンビは相模原市南区の発達障害児の療育を遂行するため 以下の基本理 念 療育基本指針に則りサービスを提供する 1) 基本理念 1 児童一人ひとりに対する丁寧な 根拠 ある療育相模原療育園の医療スタッフとの連携によ

府立高校 <P138> 支援学校 <P138> 保健センター <P139> 支援の必要な家庭の発見 子ども 保護者 親族からの相談 登校状況などを通して支援の必要な家庭を発見 (P50 表 2-3-4) 4 割程度が保護者の相談支援を実施 (P4 図 2-1-2) ケースに対応する中での課題として

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( 横浜市解釈 ) 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 別添 評価表の内容を他事業所と競うことを想定したものではなく あくまで 研鑚のツールとして有効活 すること さらに質の い 援を提供していける事業所が増えていくことを期待しています

2017 年度は 過去 年間の経験を踏まえ 以下の 5 項目を事業計画とした 認定子ども園豊中愛光幼稚園 2017 年度事業計画 (1) 豊中愛光幼稚園の質の向上に努める 1. 教育 保育の質の向上を目指して 幼児クラスの保育のあり方を再確認する 特に 幼児クラスの預かり保育時間 (1:00~18:

履修モデル 1 短期大学士 ( ) 二種免許状 保育士 認定ベビーシッター の区分 資格 単位数保育士 資格必要単位数 保育士 認定ベビーシッター 卒修業科選目択必 個々の学生の得意な分野を伸ばし 魅力のある保育者を育てる 子どもの保健 Ⅰ 1 必修 必修 4 保育原理 1 必修 必修 2 児童家庭

を生かした環境を構成することも求められます 3 安全で保健的な環境次に 施設などの環境整備を通して 保育所の保健的環境や安全の確保などに努めること としています 子どもの健康と安全を守ることは保育所の基本的かつ重大な責任です 全職員が常に心を配り 確認を怠らず 子どもが安心 安全に過ごせる保育の環境

I. はじめに 平成 28 年度においては 社会福祉法人制度改革の対応として 1 経営組織のガバナンス 2 事業運営の透明性 3 財務規律の強化 4 地域貢献事業に取り組んでいかなければならないと考えています 社会福祉法人は社会から期待される役割を果たすため 積極的な取り組みを進めていくことが必要で


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目 次 1 実施方針策定の趣旨 P. 1 2 振興計画に基づく取組みと求められる対応 P. 1 (1)Ⅰ 期期間中の取組み (2) 新制度のもと求められる対応 3 当面の実施方針 P. 2 (1) 基本となる考え方 (2) 当面の実施方針 4 新制度のもとでの市立幼稚園 P. 3 (1) 市立幼稚園

主な事業 ( 平成 27 年度内容 ) 支援の方向事業名内容 / 対象者 / 対応者 / 実施場所 発達支援健診 総合発達相談 健康づくり推進課 各健康支援課 あそびの教室 健康づくり推進課 各健康支援課 発達障害者支援センターの運営 障害者福祉課 障害児等療育支援事業 障害者福祉課 障害児巡回指導

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発達 を支援するということ 発達 とはこどもが学び成長する段階です! * 障害特性のみにとらわれず * 行動のみを変容させることではなく * その背景にある発達要求を知る 発達の領域 = 運動 理解 言語 社会性 対人 生活習慣 2

介護給付費等単位数サービスコードについてサービスコードの構成 : サービス種類 サービス種類コード : サービス種類 居宅介護重度訪問介護同行援護行動援護療養介護生活介護経過的生活介護短期入所重度包括施設入所支援経過的施設入所支援自立訓練 ( 機能訓練 ) 自立訓練 ( 生活訓練 ) 宿泊型自立訓練

1. 子育て短期支援事業の概要 根拠法 子育て短期支援事業 は 児童福祉法 ( 昭和 22 年法律第 164 号 以下 法 という ) 第 6 条の 3 第 3 項に規定する市町村が実施する事業 用語の意味 児童 児童福祉法第 4 条に規定する者をいう 保護者 児童福祉法第 6 条に規定する者をいう

平成 27 年 3 月 田川市

Ⅰ 第 4 期障害福祉計画に係る進捗状況 成果指標放課後等デイサービス事業を利用する児童 生徒の割合 平成 25 年度実績 平成 26 年度実績 平成 27 年度実績 平成 28 年度実績 平成 29 年度目標 11% 28% 39% 48% 61% おもな取組み 施策 1 障害や発達に課題のある子

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(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります 基本方針 2 児童 生徒一人ひとりに応じた学習を大切にし 確かな学力の育成を図ります (1) 基礎的 基本的な学力の定着児童 生徒一人ひとりが生きる力の基盤として 基礎的 基本的な知識や技能を習得できるよう それぞ

学習指導要領の領域等の平均正答率をみると 各教科のすべての領域でほぼ同じ値か わずかに低い値を示しています 国語では A 問題のすべての領域で 全国の平均正答率をわずかながら低い値を示しています このことから 基礎知識をしっかりと定着させるための日常的な学習活動が必要です 家庭学習が形式的になってい

第 1 章 札幌市幼児教育振興計画の策定 本計画は 主に幼稚園教育を対象とする 本計画は 平成 18 年度から概ね10 年間を計画期間とし 今後はこの方向性に基づいて早期に具体的な施策 ( アクションプログラム ) を打ち出していく 本計画は 社会情勢の変化などに対応し 必要に応じて計画の見直しを行

第 3 章 保護者との関わり 子育て支援 に来園する親子の平均組数は 国公立で 14.1 組 私立で 19.2 組だった ( 図 表 3-3-1) では どのようなことを親子は体験しているのだろうか 実施内容について複数回答で聞いたところ 私立幼稚園と国公立幼稚園で違いがみられた (

Taro-平成27年度の取り組み(資料:1)

学力向上のための取り組み

2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明 計 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

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平成 26 年 8 月 仙台市 認可保育所利用申請者数 15,077 人 14,340 人 13,826 人 認可保育所入所者数 13,994 人 13,401 人 13,069 人 市の保育施策で対応している児童数 人 174 人 157 人 待機児童数 人 533 人 4

放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

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第 4 章施策の展開 1 到達目標障害のある方の自立支援の観点から 地域生活への移行や就労支援などの主要な課題に対応するため 国の基本指針 11 に示された見込量の確保に係る目標事項について 本市における障害福祉計画 ( 第 4 期 ) 期間中の実績等を踏まえ 到達目標 12 を設定します 一覧 (

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2 時間外保育 ( 延長保育 ) 事業 < 幼保運営課 > 単位 : 人 実施年度 平成 27 年度平成 28 年度平成 29 年度平成 30 年度平成 31 年度 平成 27 年度 施設数 166 か所延利用児童数 55,983 人 ( 参考平成 26 年度 ) 施設数 129 か所延利用児童数

学校評価保護者アンケート集計結果 2 学校は 防災や防犯についての体制作りや情報収集を適切に行っている 十分 おおむね十分 やや十分 不十分 分からない 不明

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第3章 指導・監査等の実施

(2) 設備について 認可基準 ( 下線 : 必須 ) 幼保連携型 建物及び附属施設の設置場所 同一敷地内又は隣接する敷地内 ( 公道を挟む程度 ) 既存幼稚園 保育所からの移行の場合の特例 1~3 をすべて満たせば 同一敷地内にない場合も設置可 1 教育 保育の適切な提供が可能 2 子どもの移動時

平成28年度企業主導型保育事業の助成決定について(第1回)

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目次 はじめに 学校規模と通学区域に関する基本的な考え方... 2 (1) より充実した教育環境をめざして... 2 (2) 基本方針の位置付け... 2 (3) 学校規模と通学区域に関する基本的な考え方 学校規模について 通学区域について

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一人につき 1 枚提出する必要があります 幼稚園教諭免許状を有しない者を学級担任とすることの理由書 本認定こども園においてすべての学級担任を幼稚園教諭免許状を有する者とすることが困難である ため 神奈川県認定こども園の認定の基準に関する取扱基準第 3 条第 1 項の規定に基づき 次の者を 学級担任と

Ⅲ 目指すべき姿 特別支援教育推進の基本方針を受けて 小中学校 高等学校 特別支援学校などそれぞれの場面で 具体的な取組において目指すべき姿のイメージを示します 1 小中学校普通学級 1 小中学校普通学級の目指すべき姿 支援体制 多様な学びの場 特別支援教室の有効活用 1チームによる支援校内委員会を

教育 保育の量の見込み及びその提供体制 1 号認定及び 2 号認定 (3~5 歳児 ) について 利用児童数は 1 号及び 2 号認定の利用児童数と私学助成を受ける私立幼稚園の園児数より算出 1 号認定の利用児童数は 施設型給付費等の基礎資料に関する調査 による ( 時点は各年 4 月 1 日 )

医療的ケア児について

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1 国の動向 平成 17 年 1 月に中央教育審議会答申 子どもを取り巻く環境の変化を踏まえた今後の幼児教育の在り方について が出されました この答申では 幼稚園 保育所 ( 園 ) の別なく 子どもの健やかな成長のための今後の幼児教育の在り方についての考え方がまとめられています この答申を踏まえ


北見市特別支援教育の指針 平成 25 年 11 月

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Microsoft PowerPoint - 03_日本肢体不自由児療護施設連絡協議会

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目 次 1. 策定の趣旨 2 2. 基本理念 2 3. 計画の期間及び推進状況の把握 2 4. 計画の対象 2 5. 第 1 次計画 における成果と課題 2 (1) 成果 2 (2) 課題 3 6. 計画の全体構想図 3 7. 推進事業 4 (1) 家庭における読書活動の推進 4 (2) 地域 図書

サービス管理責任者研修について

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地域子ども 子育て支援事業の量の見込み及び評価シート (1) 利用者支援事業 教育 保育施設や地域の子育て支援の事業等の利用について情報集約と提供を行うとともに 子どもや保護者からの相談に応じ 子どもや保護者に必要な情報提供 助言をするなどし 関係機関との連絡調整等を行う事業 利用者支援については

1 需給計画策定に関する基本方針等 教育 保育提供区域の設定 教育 保育提供区域 とは 地域の実情に応じて 保護者や子どもが居宅より容易に移動することが可能な区域として市町村が定める区域のことですが 札幌市においては原則として 行政区単位の設定 とし 一部の事業についてのみ 札幌市全域 とします 量

Transcription:

平成 6 年度全国施設長会議第 4 分科会 これからの障害児支援の充実 発展に向けて 社会福祉法人カナンの園 奥中山学園 園長藤村正治

子育ち 子育て支援支援の連続性 学生 生徒 大学 専門学校 専攻科 高校 支援学校 中学校 支援学校 短期入所 障害児入所施設 児童 幼児 乳児 小学校 支援学校 5 歳児検診 保育所 幼稚園 療育相談 幼児教室 子育て教室 児童センター 保育所等訪問事業 発達支援事業 相談支援事業 家庭 るんだ るんだ ( 子育てサークル子どもの発達の場 ) 発達支援センター 構想 働きかけ 放課後等デイサービス 日中一時 家庭生活支援 障がい児支援部会

子どもの生活の場の課題

顕著化してきた子どもの生活の場の課題 * 家族状況の煩雑化 それぞれの文化の違いによる 価値観 暮らし方の違い 社会的な獲得欲求の違い * 利用目的の違い 家族との再統合 家族からの分離 送り出すときの社会の違い場合によっては施設と社会の乖離 * 子どもの状態像の複雑化と重篤化 愛着形成の未形成環境要因からの重篤化 行動化している子ども達

子どもの状態像を整理する

家庭基盤が脆弱な子ども ( 親ではない大人との育ち直し ) 愛着形成の段階にある子ども 対象喪失の状態にある子ども 家庭の生活の質に困難さ 又は家庭に何らかの 子どもを育てられない事情があるが愛着の基盤は 出来ている子ども

育ち直しが難しい子ども ( 固まった自我に積み重なる生きづらさの重篤化 ) 愛着形成で躓き自我が弱く 自己を肯定する事 意欲を持つことが極端に難しくなっている子ども 愛着形成で躓き 対人関係においては 拒否する 過度に依存する等 人との距離感を保てないというような状態像にある子ども 負の体験の蓄積により 内的にも閉じこもる 外的に行動化する等が蓄積し経験まで結びついている子ども

集団での成長が期待できる子ども ( 自己 他者理解の中での肯定感の積み上げ ) 自己と他者の比較が出来る子ども 育ちでの肯定体験があり 自己の獲得欲求 ( なりたい自分 ) がある子ども

0 年度の奥中山学園の様子 ( 暮らしの作りづらさを具体化する ) 小舎 小舎 小舎 小舎 4 小舎 5 小舎 6 ( 敷地外 )

0 年度の奥中山学園の様子 ( 暮らしの作りづらさを具体化する ) 男子 男子 小舎 女子 小舎 女子 小舎 女子 小舎 4 小舎 5 小舎 6 ( 敷地外 ) 男子 女子 男子 女子 女子

0 年度の奥中山学園の様子 ( 暮らしの作りづらさを具体化する ) 小舎 男子 女子 男子 小舎 女子 小舎 女子 小舎 4 男子 女子 小舎 5 小舎 6 ( 敷地外 ) 男子 女子 女子

0 年度の奥中山学園の様子 ( 暮らしの作りづらさを具体化する ) 小舎 男子 女子 小舎 男子 女子 職員 小舎 女子 小舎 4 小舎 5 小舎 6 ( 敷地外 ) 男子 女子 男子 女子 女子

0 年度の奥中山学園の様子 ( 暮らしの作りづらさを具体化する ) 男子 男子 小舎 女子 小舎 女子 小舎 女子 小舎 4 小舎 5 小舎 6 ( 敷地外職員 ) 男子 女子 男子 女子 女子

様々な状態像の子どもが 同一の考え方の生活体で混在していく事は 極めて困難な状況である

家庭基盤が脆弱な子ども ( 親ではない大人との育ち直し ) 主な子どもの状態像 愛着形成の段階にある子ども 対象喪失の状態にある子ども 家庭の生活の質に困難さ 又は家庭に何らかの子どもを育てられない事情があるが愛着の基盤は出来ている子ども 整えていく環境の特徴 子どもにとって帰属できる職員の存在がある事 子どもにとっての対象喪失を繰り返さない固定的な大人との関わり 食 排泄 睡眠 衛生を整えられる 生活に根差すことの出来る環境 町を子どもにとっての新たに属する事の出来る地域にしていく

育ち直しが難しい子ども ( 固まった自我に積み重なる生きづらさの重篤化 ) 主な子どもの状態像 愛着形成で躓き自我が弱く 自己を肯定する事 意欲を持つことが極端に難しくなっている子ども 愛着形成で躓き 対人関係においては 拒否する 過度に依存する等 人との距離感を保てないというような状態像にある子ども 負の体験の蓄積により 内的にも閉じこもる 外的に行動化する等が蓄積し経験まで結びついている子ども 整えていく環境の特徴 合理的配慮 管理等の中で 他の人的な環境を気にせず 誰かを頼りながら自分の生活リズムで生活できる場所 子どもの状態像に合わせた特別な配慮と支援

集団での成長が期待できる子ども ( 自己 他者理解の中での肯定感の積み上げ ) 主な子どもの状態像 自己と他者の比較が出来る子ども 育ちでの肯定体験があり 自己の獲得欲求 ( なりたい自分 ) がある子ども 整えていく環境の特徴 それぞれの価値観を尊重しながらも価値に捉われず 暮らしを大切にし 暮らしの中に流れるものに目を向ける生活と自然に根差して行ける環境 考え 選択し 達成し 他者から肯定される環境

人は 一人ひとり違う そして一人ひとりが尊重される そのためには 子どもの育つ場を保障していく事 子どもが人と繋がる時 社会と繋がる時に困らないように支援していく事 子どもを取り巻く支援者 地域 社会が成長していけるように関わる事 4 子育て 子育ちの仕組み 町づくり制度に関わっていく事

子育ち 子育て支援支援の連続性 社会人 学生 生徒 就労大学 専門学校 専攻科高校 支援学校中学校 支援学校 移行支援調整機能 障害児入所施設施設内での機能の細分化短期入所施設外との機能の連携 児童 幼児 乳児 小学校 支援学校 5 歳児検診 保育所 幼稚園 療育相談 幼児教室 子育て教室 児童センター 保育所等訪問事業 発達支援事業 放課後等デイサービス 日中一時 家庭生活支援 家庭 るんだ るんだ ( 子育てサークル子どもの発達の場 ) 発達支援センター 構想 相談支援事業 障がい児支援部会

施設内の機能の細分化 小舎 小舎 職員は 基本一人体制 固定的な職員の関わりで育ち直しをしていく 生活に根差す 様々な体験を意識していく ( 経験に置き換えるのは人 ) 仮想センター 緊急預かり 緊急対応 小舎 小舎 4 職員は 基本二人体制 職員を介しながらも仲間関係の中で自己 他者理解をしていく 積極的な個別の支援計画の取り組み 個別対応職員 小舎 5 小舎 6 安心以前に安全 その子どもにとっての自分が脅かされない生活 集団であるが 子ども一人ひとりの目的を優先 職員は 交代制勤務が望ましい ( 現状は固定 ) センター職員も含め職員の役割の明確化 小舎 7 自活訓練棟

施設外の子どもを育てている場との連携 家庭 ファミリーホーム 直接支援助言 家庭支援員 直接支援助言 里親 障害児入所施設 医療型入所施設 児童相談所と各圏域の子育てに関わるチーム 児童養護施設 情短施設 自立支援施設 乳児院

療育の機能の充実 子どもの育ちをどの場で保障していくか 乳幼児期からの支援が一貫しない限り 入所施設は 行動化した子ども 出来上がった子どもの最後の居場所になってしまう 家族の状況を充分にアセスメントし 子どもの発達の状態を見極め 子どもの育つ場の判断を専門職が意見を出し合い考えていく必要がある 利用計画 支援計画が明確に実施されていること また目標設定が明確である事 アセスメントし 課題を決め取り組む 出来なければ支援に変える また 時期を見て関係各所が判断をチームでしていけばよい

育ちの場を考える研修 0 年度の夏 0 年度の冬 奥中山学園では 育ちの場を考える と題し 公開研修を行いました 北は北海道 南は鹿児島 全国各地で子育て 子育ちに関わっている同志と共に 子どもの育ちを考え そこに身を置く自己を問いかけ 暮らしの有り方を問うことをしています 昨年度は この研修会からの発題として 国の 障害児支援の有り方に関する検討会 へ対して 小規模ケア化の推進 子どもと家庭の調整機能を持った職員の配置 児童養護と障害児支援の垣根をなくすこと等を提言するまでの運びとなっています ( 個別対応職員の配置も検討中 ) 04 年度は 月 日 日に 育ちの場を考える研究会 を開催します 子どもが育つ場は沢山ある 児童養護施設から旭児童ホームの伊達さん 自立支援施設から国立武蔵野学院の相澤さんに来ていただき 子育てにおいて垣根のない話し合いを行いたいと考えています