テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱

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条第一項に規定する国際平和協力業務の実施等に関する重要事項九自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第六章に規定する自衛隊の行動に関する重要事項 ( 第四号から前号までに掲げるものを除く ) 十国防に関する重要事項 ( 前各号に掲げるものを除く ) 十一国家安全保障に関する外交政策及び防衛政

れにMINUSTAH 軍事部門司令部において行われる企画及び調整の分野並びに我が国のMINUSTAHに対する協力を円滑かつ効果的に行うための連絡調整の分野における国際平和協力業務を行わしめるとともに 自衛隊の部隊等により ハイチ地震の被災者の支援等の分野における国際平和協力業務を実施することとする

11

によっては認識することができない方式で作られる記録であって 電子計算機による情報処理の用に供されるものをいう 二及び三において同じ )をいうものとすること 二この法律において 電子契約 とは 事業者が一方の当事者となる契約であって 電子情報処理組織を使用する方法その他の情報通信の技術を利用する方法に

の業務について派遣先が九の 1 に抵触することとなる最初の日 六派遣先への通知 1 派遣元事業主は 労働者派遣をするときは 当該労働者派遣に係る派遣労働者が九の 1の ( 二 ) の厚生労働省令で定める者であるか否かの別についても派遣先に通知しなければならないものとすること ( 第三十五条第一項関係

奮戦

縦軸)我が国 国民に関する事項ための活動を実施可能に(国際社会に関する事項 平和安全法制 の主要事項の関係 在外邦人等輸送 ( 現行 ) 自衛隊法 在外邦人等の保護措置 ( 新設 ) 自衛隊の武器等防護 ( 現行 ) 自衛隊法 米軍等の部隊の武器等防護 ( 新設 ) 平時における米軍に対する物品役

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

法律第三十三号(平二一・五・一)

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

一公職の候補者となる労働者の雇用の継続の確保のための立候補休暇に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第二条 ) 第二章立候補休暇 ( 第三条 第六条 ) 第三章雑則 ( 第七条 第九条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 立候補休暇の制度を設けることにより 公職の候補者となる労働

個人情報保護規程

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一性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案要綱第一総則一目的この法律は 全ての国民が その性的指向又は性自認にかかわらず 等しく基本的人権を享有するかけがえのない個人として尊重されるものであるとの理念にのっとり 性的指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する基本的な事

日本学術会議会則

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

個人情報の保護に関する規程(案)

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二頁第三条第三項中 国家公安委員会 を 前項に定めるもののほか 国家公安委員会 に改め 同項を同条第五項とし 同条第二項の次に次の二項を加える 3国家公安委員会は 毎年 犯罪による収益の移転に係る手口その他の犯罪による収益の移転の状況に関する調査及び分析を行った上で 特定事業者その他の事業者が行う取

検査若しくは修理又は補給 ( 武器の提供を行う補給を除く ) エ自然災害によって被害を受けた施設又は設備であってその被災者の生活上必要なものの復旧又は整備のための措置オ宿泊又は作業のための施設の維持管理 3 国際平和協力業務の実施の方法 (1) 実施計画及び実施要領の範囲内において 事務総長等による

●子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案

2 政府は 必要があると認めるときは 予算で定める金額の範囲内において 機構に追加して出資することができる 3 機構は 前項の規定による政府の出資があったときは その出資額により資本金を増加するものとする 第二章役員及び職員 ( 役員 ) 第六条機構に 役員として その長である理事長及び監事二人を置

●アレルギー疾患対策基本法案

社会福祉法人○○会 個人情報保護規程

第 4 条公共の場所に向けて防犯カメラを設置しようとするもので次に掲げるものは, 規則で定めるところにより, 防犯カメラの設置及び運用に関する基準 ( 以下 設置運用基準 という ) を定めなければならない (1) 市 (2) 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 260 条の2

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

自衛隊の補給支援活動に関する特別世論調査 の要旨 平成 21 年 3 月内閣府政府広報室 調査時期 : 平成 21 年 1 月 22 日 ~2 月 1 日調査対象 : 全国 20 歳以上の者 3,000 人有効回収数 ( 率 ):1,684 人 (56.1%) 1 補給支援活動の認知度 平成 21

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五有価証券 ( 証券取引法第二条第一項に規定する有価証券又は同条第二項の規定により有価証券とみなされる権利をいう ) を取得させる行為 ( 代理又は媒介に該当するもの並びに同条第十七項に規定する有価証券先物取引 ( 第十号において 有価証券先物取引 という ) 及び同条第二十一項に規定する有価証券先

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新旧対照表

●生活保護法等の一部を改正する法律案

山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 平成二十八年山梨県告示第九十九号 ) 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針を次のとおり定める 平成二十八年三月二十四日 山梨県知事 後 藤 斎 山梨県世界遺産富士山景観評価等技術指針 ( 趣旨 ) 第一条 この技術指針は 山梨県世界遺産富士山の保全に係る

松本市補助金交付規則 昭和 37 年 7 月 27 日規則第 16 号改正昭和 45 年 9 月 12 日規則第 31 号昭和 53 年 12 月 8 日規則第 25 号昭和 63 年 4 月 1 日規則第 18 号 ( 目的 ) 第 1 条この規則は 法令又は条例等に特別の定めのあるもののほか 補

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

内閣府令本文

個人情報保護規程例 本文

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香川県後期高齢者医療広域連合職員の勤務時間、休暇等に関する

第八条理事は 理事長の定めるところにより 理事長を補佐して機構の業務を掌理する 2 通則法第十九条第二項の個別法で定める役員は 理事とする ただし 理事が置かれていないときは 監事とする 3 前項ただし書の場合において 通則法第十九条第二項の規定により理事長の職務を代理し又はその職務を行う監事は そ

Microsoft Word - 文書 1

1市町村の選挙管理委員会は 政令で定めるところにより 登録月の一日現在により 当該市町村の選挙人名簿に登録される資格を有する者を同日(同日が地方公共団体の休日に当たる場合(登録月の一日が選挙の期日の公示又は告示の日から当該選挙の期日の前日までの間にある場合を除く )には 登録月の一日又は同日の直後の

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

個人情報保護規定

岐阜県手話言語の普及及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関 する条例 目次前文第一章総則 ( 第一条 - 第八条 ) 第二章基本的施策の推進 ( 第九条 - 第十六条 ) 附則 ( 前文 ) 手話が言語であることは 障害者の権利に関する条約において世界的に認められており わが国においても

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万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

必要なものとして政令で定める原材料等の種類及びその使用に係る副産物の種類ごとに政令で定める業種をいう 8 この法律において 特定再利用業種 とは 再生資源又は再生部品を利用することが技術的及び経済的に可能であり かつ これらを利用することが当該再生資源又は再生部品の有効な利用を図る上で特に必要なもの

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

前提 新任務付与に関する基本的な考え方 平成 28 年 11 月 15 日 内 閣 官 房 内 閣 府 外 務 省 防 衛 省 1 南スーダンにおける治安の維持については 原則として南スー ダン警察と南スーダン政府軍が責任を有しており これを UNMISS( 国連南スーダン共和国ミッション ) の部

Taro-(番号入り)案文・理由

〇用語 個人情報保護法 個人情報の保護に関する法律のこと 現行保護法 現行の個人情報の保護に関する法律のこと 改正法 保護法 法 個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 27 年 9 月 9 日法律第 65 号

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

町田市土砂等による土地の埋立て等の規制に関する条例

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

法律事務所等の名称等に関する規程

( 権限の委任等 ) 第十五条内閣総理大臣は, この法律の規定による権限 ( 政令で定めるものを除く ) を消費者庁長官に委任する 2 及び3 略 4 この法律に規定する農林水産大臣の権限に属する事務の一部は, 政令で定めるところにより, 都道府県知事又は地方自治法 ( 昭和二十二年法律第六十七号

一防災 減災等に資する国土強靱化基本法案目次第一章総則 第一条 第七条 第二章基本方針等 第八条 第九条 第三章国土強靱化基本計画等 第十条 第十四条 第四章国土強靱化推進本部 第十五条 第二十五条 第五章雑則 第二十六条 第二十八条 附則第一章総則 目的 第一条この法律は 国民生活及び国民経済に甚

- 2 - 第一条農林物資の規格化等に関する法律の規定に基づく公聴会等に関する内閣府令(平成二十一年内閣府令第五十四号)の一部を次のように改正する 第十一条の見出し中 都道府県知事 の下に 又は指定都市の長 を加える (健康増進法に規定する特別用途表示の許可等に関する内閣府令の一部改正)第二条健康増

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

- 1 - 参照条文建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令案建築物の耐震改修の促進に関する法律施行令(平成七年政令第四百二十九号)(抄) (通行障害建築物の要件)第四条法第五条第三項第二号の政令で定める建築物は そのいずれかの部分の高さが 当該部分から前面道路の境界線までの水平

安全保障会議 ( 現行 ) の概要 ( 構成 ) 委員長 : 内閣官房長官 委 安全保障会議 ( 構成 ) 議長 : 内閣総理大臣 事態対処専門委員会 内閣総理大臣の諮問に基づき 以下の事項を審議 国防の基本方針 防衛計画の大綱 対処基本方針 武力攻撃事態 / 周辺事態等への対処 / 自衛隊法第 3

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privacypolicy

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Taro-フロン排出抑制法施行令

- 2 - 状の信頼性が確保されることが電子契約における課題となっていることに鑑み 電子委任状の普及を促進するための基本的な指針について定めるとともに 電子委任状取扱業務の認定の制度を設けること等により 電子契約の推進を通じて電子商取引その他の高度情報通信ネットワークを利用した経済活動の促進を図るこ

当該イ又はロに定める者 に改め 同号に次のように加える イ製造業者等であつて その主たる事務所並びに事業所 工場及び店舗が一の都道府県の区域内のみにあるもの(ロに規定する指定都市内製造業者等を除く 以下この条において 都道府県内製造業者等 という )当該都道府県の知事ロ製造業者等であつて その主たる

株式会社フロンティアビジネス 別紙 1 1 処分内容 (1) 労働者派遣法第 21 条第 2 項に基づく労働者派遣事業停止命令 ( 労働者派遣事業停止命令の内容は 3 のとおり ) (2) 労働者派遣法第 49 条第 1 項に基づく労働者派遣事業改善命令 ( 労働者派遣事業改善命令の内容は 4 のと

●租税特別措置の適用状況の透明化等に関する法律案

メ 札幌市オンブズマン条例 平成 12 年 12 月 12 日条例第 53 号 改正 札幌市オンブズマン条例 平成 15 年 10 月 7 日条例第 33 号 平成 20 年 11 月 7 日条例第 36 号 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 第 4 条 ) 第 2 章責務 ( 第 5 条 第 7

て 次に掲げる要件が定められているものに限る 以下この条において 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従つて行使することにより当該特定新株予約権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下この項及

○補助金等交付規則

平和安全法制などの整備法整備の経緯 図表 Ⅱ 閣議決定 の概要と法制整備 閣議決定 の項目 概要 法制整備 警察や海上保安庁などの関係機関が それぞれの任務と権限に応じて緊密に協力して対応す 治安出動 海上 1 武力攻撃に 至らない るとの基本方針の下 対応能力を向上させ連携を強化するな

あなたやあなたの子どもが 国外の戦争で殺し・殺される!? 安倍政権の戦争法案

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一国土強靱化基本法案目次第一章総則 ( 第一条 第六条 ) 第二章国土強靱化基本計画等 ( 第七条 第十条 ) 第三章基本的施策 ( 第十一条 第二十三条 ) 第四章国土強靱化戦略本部 ( 第二十四条 第三十三条 ) 第五章国土強靱化国民運動本部等 ( 第三十四条 第三十九条 ) 第六章雑則 ( 第

第 1 条この法律は 国際連合を中心として国際の平和及び安全の維持に係る多様な取組みが行われていることを踏まえ 国及び国民の安全を保ち我が国の繁栄を維持するためには国際の平和及び安全の確保が不可欠であるとの認識の下に 人道復興支援活動 停戦監視活動 安全確保活動 警護活動 船舶検査活動及び後方支援活

京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

税額控除限度額の計算この制度による税額控除限度額は 次の算式により計算します ( 措法 42 の 112) 税額控除限度額 = 特定機械装置等の取得価額 税額控除割合 ( 当期の法人税額の 20% 相当額を限度 ) 上記算式の税額控除割合は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次の割合となります 特定機械

一公文書等の管理の適正化の推進に関する法律案目次第一章総則 ( 第一条 第五条 ) 第二章基本方針 ( 第六条 第九条 ) 第三章公文書等管理審議会 ( 第十条 第二十条 ) 附則第一章総則 ( 目的 ) 第一条この法律は 公文書等 ( 公文書等の管理に関する法律 ( 平成二十一年法律第六十六号 以

学校法人金沢工業大学個人情報の保護に関する規則

都民の健康と安全を確保する環境に関する条例 ( 平成十二年東京都条例第二百十五号 ) 新旧対照表 ( 抄 ) 改正案現行目次 ( 現行のとおり ) 目次 ( 略 ) 第一条から第百十二条まで ( 現行のとおり ) 第一条から第百十二条まで ( 略 ) ( 土壌汚染対策指針の作成等 ) 第百十三条知事

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

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改正要綱 第 1 国家公務員の育児休業等に関する法律に関する事項 育児休業等に係る職員が養育する子の範囲の拡大 1 職員が民法の規定による特別養子縁組の成立に係る監護を現に行う者 児童福祉法の規定により里親である職員に委託されている児童であって当該職員が養子縁組によって養親となることを希望しているも

Transcription:

テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法案要綱第一目的この法律は 我が国がテロ対策海上阻止活動を行う諸外国の軍隊その他これに類する組織 ( 以下 諸外国の軍隊等 という ) に対し実施した旧平成十三年九月十一日のアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃等に対応して行われる国際連合憲章の目的達成のための諸外国の活動に対して我が国が実施する措置及び関連する国際連合決議等に基づく人道的措置に関する特別措置法 ( 平成十三年法律第百十三号 ) に基づく海上自衛隊による給油その他の協力支援活動及び旧テロ対策海上阻止活動に対する補給支援活動の実施に関する特別措置法 ( 平成二十年法律第一号 ) に基づく海上自衛隊による補給支援活動が国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の取組に貢献し 国際連合安全保障理事会決議第千七百七十六号 第千八百三十三号及び第千八百九十号においてその貢献に対する評価が表明されたことを踏まえ あわせて 平成十三年九月十一日にアメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃によってもたらされている脅威 ( 以下 テロ攻撃による脅威 という ) がいまだ除去されていない現状において 同理事会決議第千三百六十八号 第千三百七十三号その他の同理事会決議が国際連合のすべての加

盟国に対し国際的なテロリズムの行為の防止等のために適切な措置をとることを求めていることを受けて 国際社会が国際的なテロリズムの防止及び根絶のための取組を継続し その一環として 諸外国の軍隊等がテロ攻撃による脅威の除去に努めることにより国際連合憲章の目的の達成に寄与する活動を行っていること 並びに同理事会決議第千七百七十六号 第千八百三十三号及び第千八百九十号において当該活動の継続的な実施の必要性が強調されていることにかんがみ テロ対策海上阻止活動を行う諸外国の軍隊等に対し補給支援活動を実施することにより 我が国が国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の取組に引き続き積極的かつ主体的に寄与し もって我が国を含む国際社会の平和及び安全の確保に資することを目的とすること ( 第一条関係 ) 第二基本原則一政府は この法律に基づく補給支援活動を適切かつ迅速に実施することにより 国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の取組に我が国として積極的かつ主体的に寄与し もって我が国を含む国際社会の平和及び安全の確保に努めるものとすること ( 第二条第一項関係 ) 二補給支援活動の実施は 武力による威嚇又は武力の行使に当たるものであってはならないこと

( 第二条第二項関係 ) 三補給支援活動については 我が国領域及び現に戦闘行為 ( 国際的な武力紛争の一環として行われる人を殺傷し又は物を破壊する行為をいう 以下同じ ) が行われておらず かつ そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる次に掲げる地域において実施するものとす ること ( 第二条第三項関係 ) 1 公海 ( インド洋 ( ペルシャ湾を含む 以下同じ ) 及び我が国の領域とインド洋との間の航行に際して通過する海域に限り 海洋法に関する国際連合条約に規定する排他的経済水域を含む 第五の五において同じ ) 及びその上空 2 外国 ( インド洋又はその沿岸に所在する国及び我が国の領域とこれらの国との間の航行に際して寄港する地が所在する国に限る 以下同じ ) の領域 ( 当該補給支援活動が行われることについて当該外国の同意がある場合に限る ) 四内閣総理大臣は 補給支援活動の実施に当たり 第四の一の実施計画に基づいて 内閣を代表して行政各部を指揮監督すること ( 第二条第四項関係 )

五関係行政機関の長は 第一の目的を達成するため 補給支援活動の実施に関し 防衛大臣に協力するものとすること ( 第二条第五項関係 ) 第三定義この法律において 次に掲げる用語の意義は それぞれ次に定めるところによること ( 第三条関係 ) 1 テロ対策海上阻止活動諸外国の軍隊等が行っているテロ攻撃による脅威の除去に努めることにより国際連合憲章の目的の達成に寄与する活動のうち テロリスト 武器等の移動を国際的協調の下に阻止し及び抑止するためインド洋上を航行する船舶に対して検査 確認その他の必要な措置を執る活動をいう 2 補給支援活動テロ対策海上阻止活動の円滑かつ効果的な実施に資するため 自衛隊がテロ対策海上阻止活動に係る任務に従事する諸外国の軍隊等の艦船に対して実施する自衛隊に属する物品及び役務の提供 ( 艦船若しくは艦船に搭載する回転翼航空機の燃料油の給油又は給水を内容とするものに限る ) に係る活動をいう 第四実施計画

一内閣総理大臣は 補給支援活動を実施するに当たっては あらかじめ 補給支援活動に関する実施計画 ( 以下 実施計画 という ) の案につき閣議の決定を求めなければならないこと ( 第四条第一項関係 ) 二実施計画に定める事項は 次のとおりとすること ( 第四条第二項関係 ) 1 補給支援活動の実施に関する基本方針 2 補給支援活動を実施する区域の指定に関する事項 3 補給支援活動を外国の領域で実施する自衛隊の部隊等 ( 自衛隊法 ( 昭和二十九年法律第百六十五号 ) 第八条に規定する部隊等をいう 以下同じ ) の規模及び構成並びに装備並びに派遣期間 4 自衛隊がその事務又は事業の用に供し又は供していた物品以外の物品を調達して諸外国の軍隊等に譲与する場合には その実施に係る重要事項 5 補給支援活動の実施のための関係行政機関の連絡調整に関する事項 6 その他補給支援活動の実施に関する重要事項三実施計画の変更については 一と同様とすること ( 第四条第三項関係 )

第五補給支援活動としての物品及び役務の提供の実施一防衛大臣又はその委任を受けた者は 実施計画に従い 補給支援活動としての自衛隊に属する物品の提供を実施するものとすること ( 第五条第一項関係 ) 二防衛大臣は 実施計画に従い 補給支援活動としての自衛隊による役務の提供について 実施要項を定め これについて内閣総理大臣の承認を得て 自衛隊の部隊等にその実施を命ずるものとすること ( 第五条第二項関係 ) 三防衛大臣は 二の実施要項において 当該補給支援活動を実施する区域 ( 以下 実施区域 という ) を指定するものとすること ( 第五条第三項関係 ) 四防衛大臣は 実施区域の全部又は一部がこの法律又は実施計画に定められた要件を満たさないものとなった場合には 速やかに その指定を変更し 又はそこで実施されている活動の中断を命じなければならないこと ( 第五条第四項関係 ) 五補給支援活動のうち公海若しくはその上空又は外国の領域における活動の実施を命ぜられた自衛隊の部隊等の長又はその指定する者は 当該補給支援活動を実施している場所の近傍において 戦闘行為が

行われるに至った場合又は付近の状況等に照らして戦闘行為が行われることが予測される場合には 当該補給支援活動の実施を一時休止し又は避難するなどして当該戦闘行為による危険を回避しつつ 四による措置を待つものとすること ( 第五条第五項関係 ) 六二の実施要項の変更 ( 四により実施区域を縮小する変更を除く ) については 二と同様とすること ( 第五条第六項関係 ) 第六物品の無償貸付及び譲与防衛大臣又はその委任を受けた者は その所管に属する第五の一の物品につき 諸外国の軍隊等からテロ対策海上阻止活動の用に供するため当該物品の無償貸付又は譲与を求める旨の申出があった場合において 当該テロ対策海上阻止活動の円滑な実施に必要であると認めるときは その所掌事務に支障を生じない限度において 当該申出に係る物品を当該諸外国の軍隊等に対し無償で貸し付け 又は譲与することが できること ( 第六条関係 ) 第七国会への報告 内閣総理大臣は 次に掲げる事項を 遅滞なく 国会に報告しなければならないこと ( 第七条関係 )

1 実施計画の決定又は変更があったときは その内容 2 補給支援活動が終了したときは その結果第八武器の使用一補給支援活動の実施を命ぜられた自衛隊の部隊等の自衛官は 自己又は自己と共に現場に所在する他の自衛隊員若しくはその職務を行うに伴い自己の管理の下に入った者の生命又は身体の防護のためやむを得ない必要があると認める相当の理由がある場合には その事態に応じ合理的に必要と判断される限度で 武器を使用することができること ( 第八条第一項関係 ) 二一による武器の使用は 現場に上官が在るときは その命令によらなければならないこと ただし 生命又は身体に対する侵害又は危難が切迫し その命令を受けるいとまがないときは この限りでない こと ( 第八条第二項関係 ) 三一の場合において 当該現場に在る上官は 統制を欠いた武器の使用によりかえって生命若しくは身 体に対する危険又は事態の混乱を招くこととなることを未然に防止し 当該武器の使用が一及び四に従 いその目的の範囲内において適正に行われることを確保する見地から必要な命令をするものとすること

( 第八条第三項関係 ) 四一による武器の使用に際しては 刑法 ( 明治四十年法律第四十五号 ) 第三十六条又は第三十七条に該当する場合のほか 人に危害を与えてはならないこと ( 第八条第四項関係 ) 第九政令への委任この法律に定めるもののほか この法律の実施のための手続その他この法律の施行に関し必要な事項は 政令で定めること ( 第九条関係 ) 第十施行期日この法律は 公布の日から施行すること ( 附則第一条関係 ) 第十一自衛隊法の一部改正自衛隊法について 所要の規定の整備を行うものとすること ( 附則第二条関係 ) 第十二この法律の失効等一この法律は 施行の日から起算して二年を経過した日に その効力を失うこと ただし その日より前に 補給支援活動を実施する必要がないと認められるに至ったときは 速やかに廃止するものとする

こと ( 附則第三条関係 ) 二一にかかわらず 施行の日から起算して二年を経過する日以後においても補給支援活動を実施する必要があると認められるに至ったときは 別に法律で定めるところにより 同日から起算して二年以内の期間を定めて その効力を延長することができること ( 附則第四条関係 ) 三この法律の効力を延長した後その定めた期間を経過しようとする場合については 二と同様とするこ と ( 附則第五条関係 )