名古屋 学における Office 365 Education の利 について はじめに 名古屋 学では Microsoft 社のクラウドサービスである Office 365 Education を全学的に導 することになりました 名古屋 学の全学メールアドレスを持つ学 教職員であれば 誰でも無料で利 することができます Office 365 Education は 多くの にとって馴染み深い Office 製品とは少し異なるものです コンピュータショップで販売されている Office 製品をはじめ これまでの多くのアプリケーションソフト ( アプリ ) は 分の端末 ( パソコンやスマートフォン ) にインストールして利 するものでした そのようなアプリをデスクトップアプリと呼びます 速なネットワーク回線が普及するのに伴い Web ブラウザを使って インターネットのどこかにあるコンピュータ を遠隔操作し 書作成をはじめとする各種処理を うことが可能となりつつあります そのようなサービスをクラウドサービスと呼び どこかにあるコンピュータ で動作するアプリを Web アプリと呼びます Web アプリとデスクトップアプリの両 をセットにし Office 365 の名称を付けて販売しているケースもありますが 今回名古屋 学で全学導 するのは 基本的に Web アプリの部分だけです 端末にインストールして使 するデスクトップアプリは含まれていませんのでご注意下さい Web アプリの利 はユーザ毎に管理されるため 学の端末はもちろん 宅のパソコンや個 のスマートフォンからでも利 可能です Web ブラウザさえあれば 他に特別な設定作業も必要ありませんので 有効に活 し 学習や研究に役 てて下さい 本契約の Office 365 Education でできること Web 版の Word, Excel, PowerPoint の利 書作成ソフトの Word 表計算ソフトの Excel プレゼンテーション 援ソフトの PowerPoint の Web 版が利 できます パソコンやスマートフォンにインストールして使 するデスクトップアプリは利 できませんので ご注意下さい Web 版およびデスクトップ版の OneNote の利 OneNote は 書きメモやマルチメディアコンテンツを取り扱うことのできるデジタルノートです OneNote については Web 版に加えてデスクトップアプリも利 可能です デスクトップアプリをあらかじめインストールしておくことで ネットワークに接続できない環境でも OneNote を利 することが可能となります OneDrive の利 OneDrive は インターネット上のサーバにファイルを保存することのできるサービスです 保存したファイルにはネットワークを介して 由にアクセスすることがで
き 設定次第では 他の とファイルを共有することも可能です Web ブラウザを使ってファイルにアクセスするだけでなく サーバ上のファイルとパソコン スマートフォンのファイルを 動的に同期したりすることもできます Skype for Business の利 Skype for Business は Web 会議やインスタントメッセージング等のためのサービスです Line と似ていますが 通話機能が充実していたり 専 アプリやソフトウェアを使っていない相 とも通話できたりするなど 個 のプライベート利 を前提とした Line とは異なる特 があります 50GB のメールボックスを持つメールアカウントの利 全学メールアドレスとは別のメールアカウントが発 されます メールボックスの容量は 50GB あるため 量のメールや きな添付ファイルがある場合でも 安 してメールを保存しておくことができます 本来の Office 365 Education では 上記以外にも様々なサービスが提供されています それらサービスの中には 常に 度なことができる反 設定を誤ったり不 分な理解で利 したりすると 分の個 情報だけでなく 分以外のユーザや組織に関する情報の流出等 深刻な問題を引き起こすものもあります 学には様々なレベルのユーザが混在していますので 本学では Office 365 の機能を 部制限し シンプルで安全な上記サービスのみを利 可能としています 利 法 準備と確認 Office 365 Education を利 できるのは 全学メールアドレスを取得しており 2013 年 10 1 以降に名古屋 学 ID のパスワードを1 回以上変更している ( または 同 以降に発 された名古屋 学 ID を使っている ) だけです これに該当しない は 全学メールアドレスを取得する 学ポータルからパスワードを変更する等の作業を って下さい 分の全学メールアドレスを確認 ( 新規発 ) するには... https://admin.mbox.nagoya-u.ac.jp/zengaku/mboxid/ にアクセスしてください ( 名 ID によるログインが必要となります ) 既に全学メールアドレスをお持ちの場合は その使 中のアドレスが表 されます 全学メールアドレスをお持ちでない場合は 上記ページから利 申請を うことができます 名古屋 学 ID のパスワードを変更するには... http://www.icts.nagoya-u.ac.jp/ja/services/nuid/password.html にある案内に従って操作して下さい 名古屋 学ポータル https://portal.nagoya-u.ac.jp/ の 情報連携統括本部 のタブにも パスワード変更のページへのリンクがあります
情報が反映されるまで1 程度かかる場合がありますが 動的に Office 365 の利 が可能となります 卒業 退職 異動のときは? Office 365 Education のアカウントと全学メールのアカウントは 動連携しているため 卒業や退職等の理由で全学メールが利 できなくなるのと同時に Office 365 Education の利 もできなくなります 保存されたメールやファイル等も消去され 復活させることはできなくなりますので 必要に応じ あらかじめバックアップを取るようにしてください Office 365 Education にサインインする Office 365 Education の利 は 基本的に Web ブラウザから います (OneNote 等のデスクトップアプリは除く ) はじめに Office 365 Education の Web ページにサインインし 表 されるポータル画 から各種のサービスを利 して下さい 多くの Web ブラウザで動作が確認されていますが ブラウザの設定やバージョンによっては うまく動かない可能性もあります もし普段使っているブラウザで動作がおかしい場合は 他のブラウザで試してみて下さい 1. https://login.microsoftonline.com/ にアクセスし 以下に述べる電 メールアドレス (Office 365 アドレスと呼びます ) を してください ( 図 1) Office 365 アドレスはユーザ名に相当する情報で 下記ルールにより 全学メールアドレスから 動 成されています 全学メールアドレスの @ マークの後ろには ユーザによって異なる英字 1 字が付与されています その 字の後ろに 数字の 0 を追加して下さい 全学メールアドレスにある mbox. と ac. を取り除いて下さい たとえば 全学メールアドレスが nagoya.taro@a.mbox.nagoya-u.ac.jp の場合 Office 365 アドレスは nagoya.taro@a0.nagoya-u.jp となります 2. Office365 アドレスを すると本学専 のサインインページに画 が切り替わりますので 名古屋 学 ID のパスワードを して下さい ( 図 2)
図 1: サインイン画 図 2: パスワード 画 3. 以上でサインインは完了です Office 365 Education のポータル画 が表 されます ( 図 3) ポータル画 の上部からは よく使う下記の機能にアクセスすることができます アプリ起動ツール ( 各種サービスの呼び出し ) ポータル画 に戻る 通知 設定 ヘルプの各機能 マイアカウント ( ユーザ情報の管理 )
図 3: ポータル画 Web 版 Word (Excel, PowerPoint も同様 ) の利 ポータル画 またはアプリ起動ツールの中から Word アイコンをクリックしてください Web 版 Word で取り扱うことができるのは OneDrive( または他のクラウドストレージ ) 上のファイルだけです 編集したいファイルが OneDrive 上にない場合は まず OneDrive にファイルをアップロードしてから Web 版 Word で開いて下さい 作業を終了するときは ( 必要に応じてファイルを保存した上で )Web ブラウザの画 を閉じてください OneDrive の利 Web 版 Word と同様 ポータル画 やアプリ起動ツールから利 できます 表 される画 のメニュー等を使って ファイルのアップロードやダウンロード 移動やコピー等を って下さい Word, Excel, PowerPoint 等のファイルを開くと Web 版 Office で編集できるようになります 無料で配布されている OneDrive のデスクトップアプリをパソコンやスマートフォンにインストールし Office 365 アドレスをアプリに記憶させることにより インターネット上に保存したファイルと 元のパソコン スマートフォンのファイルを 動で同期させることができるようになります 同期したファイルは ネットワークに接続していない状態でも参照したり編集したりすることができ 編集した内容は 次にネットワークに接続したとき 動的にインターネット上のファイルに反映されます OneDrive アプリは Windows Store, App Store, Google Play, Office 365 Education のポータル画 などからダウンロード可能です (Windows パソコンでは OneDrive アプリが最初からインストールされていることもあります ) アプリのインストールの途中で( またはアプリを初めて起動するとき ) 同期対象となる Office 365 アドレスや 動的に同期する OneDrive 内のフォルダ等を設定する必要があります 最初に同期するときには 量のデータ通信が発 したり 同期完了まで時間がかかったりする場合もあります 通信環境の整ったところで 分な時間を確保して作業することをお奨めします
OneDrive では ファイルやフォルダを選び 他の と共有することもできます ただし 設定を誤ると 意図しない に情報を られたり 勝 に編集されたりする場合もあります 共有機能の利 にあたっては 分注意して下さい OneDrive は学内? 学外? 学の中には 個 情報や研究に関する未公開情報など 取扱いに注意を要する情報が多くあります 名古屋 学では 各種情報を適切に取り扱うため 情報格付け基準 を定めています 名古屋 学情報格付け基準 : http://www.icts.nagoya-u.ac.jp/nu-only/ja/security/jyouhoukakuzuke.pdf Office 365 は学外で提供されるサービスです 情報格付け基準で機密性 3 以上の情報を OneDrive に保存したり Web 版アプリで利 したりしてはいけません OneNote の利 OneDrive と同様 Web 版とデスクトップアプリの両 で利 することができますが 平成 30 年 3 時点において OneNote のアプリは Office 365 Education のポータル画 からダウンロードできないようです Windows Store, App Store, Google Play などからダウンロードしてください Skype for Business の利 OneDrive for Business や OneNote とは異なり デスクトップアプリからの利 を前提としたサービスです (Web ブラウザからの利 も可能ですが やや特殊な扱いとなります ) Windows Store, App Store, Google Play, Office 365 Education のポータル画 などからアプリをダウンロードして利 して下さい
メールの利 ポータル画 やアプリ起動ツールから Outlook を起動すれば Web ブラウザ内の操作でメールの送受信ができます Office 365 アドレスが 送受信される際のアドレスとなります ポータル画 の 設定 から メール を選択すると メールアカウントの詳細な設定を確認したり変更したりすることができます ( 図 4) 図 4: メールアカウントの設定普段利 しているメールソフトから Office 365 Education のメールを読み書きすることもできます メールソフトウェアの具体的な設定 法は http://www.icts.nagoyau.ac.jp/ja/services/numail/ にある メールソフトウェアの利 の項 を参考にしてください ただし メール受信設定 メール送信設定は 全学メールサービスのものではなく 下記の Office 365 のものに置き換える必要があります メール受信設定 ホスト名 outlook.office365.com プロトコル IMAP over SSL ( ポート 993) メール送信設定 ホスト名 smtp.office365.com プロトコル SMTP over TLS( ポート 587) おわりに Office 365 Education は様々なサービスの集合体であり 膨 な機能が準備されています
そのサービス内容も時々刻々と変化しているため Office 365 Education の使い を 書の形にまとめることは 常に困難です 公式のサポートページ https://support.office.com/ をはじめ インターネット上には多くの情報があります 分で情報を収集し 分なりの活 法を模索してください なお Office 365 Education のサービス 体は Microsoft 社が提供するものであり サービス内容に関するお問い合わせ 各種設定に関するご相談 障害発 時の対処等について 学が関与できる部分は 常に限られています IT ヘルプデスクでは 原則として Office 365 Education ポータルにサインインした後の利 法やトラブル等に関する御相談 御質問をお受けすることができませんので あらかじめご了承下さい Office 365 Education へのサインインができない場合は 学内設定に原因がある可能性も考えられますので その場合に限り IT ヘルプデスクにご相談下さい