HDC-EDI Base B2B LE Version 導入事前説明書

Similar documents
HDC-EDI Base B2B LE Version 導入事前説明書

HDC-EDI Base B2B LE Version 導入事前説明書

( 注意 ) NonStopServer(SQL/MX) について ( 注意 ) ポート番号の衝突について 1. ディスク容量について ACMS E 2 X, B2B 単体インストールでは 150Mを必要とします これとあわせ データベース領域に必要とされる容量を事前に見積もっておく必要があります

HDC-EDI Base E 2 X, B2B Version 3.9 導入事前説明書 HDC-EDI Base E 2 X, B2B をインストールする前に 以下の通り OS DB Java(JDK/JRE JDBC) Web Application Server(WAS) のインストールが完了し

HDC-EDI Base E 2 X, B2B Version 3.8 導入事前説明書 HDC-EDI Base E 2 X, B2B をインストールする前に 以下の通り OS DB Java(JDK/JRE JDBC) Web Application Server(WAS) のインストールが完了し

( 注意 ) SMTP クライアント機能 ( 注意 ) SMTP サーバ機能 10 WebAgent アダプタ ( 注意 ) 稼働環境について ( 注意 ) サービス設定について 11 その他注意事項 ( 設定 ) UST 使用時の場合 ( 設定 ) ライセンスキーについて ( 注意 ) NonSt

HDC-EDI Base B2B リリースノート

HDC-EDI Base B2B LE リリースノート

SAMBA Stunnel(Windows) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Windows 版ダウンロード ボ

HDC-EDI Base Web/deTradeII送受信機能起動時におけるJava8のセキュリティ警告とその回避策について

iStorage ソフトウェア VMware vCenter Plug-in インストールガイド

OS の bit 数の確認方法 - Windows0 及び Windows8. Windows のコントロールパネルを開きます Windows0 の場合 スタート から Windows システムツール の コントロールパネル をクリックします Windows8. の場合 スタート から PC 設定

Microsoft Word - MyWebPortalOffice_Levelup.doc

クラスタ構築手順書

HDC-EDI Base deTradeII送受信機能起動時におけるJava8のセキュリティ警告とその回避策について

Microsoft Word - インストールマニュアルSBS XP SP1第1版 doc

PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP が被るとローカル環境内接続が行えなくな

1 目次 本書の構成 2 体験版申請用総合ソフトの機能 3 申請用総合ソフトとの相違点 体験版申請用総合ソフト ver.3.0 は, 本番用の申請用総合ソフト (3.0A) の機能に擬似データを加えたものです

intra-mart ワークフローデザイナ

ADempiere (3.5)

BROAD-GATE 01

ENI ファーマシー受信プログラム ユーザーズマニュアル Chapter1 受信プログラムのインストール方法 P.1-1 受信プログラムのシステム動作環境 P.1-2 受信プログラムをインストールする P.1-9 受信プログラムを起動してログインする P.1-11 ログインパスワードを変更する

動作環境編 項目ディスク容量 OS 導入事前説明書 を参照してください Windows Server 2008 HDC-EDI Base のバージョンは Ver 以降であることが条件となります Java については SUN Java SE6 Update 12 以降をお使いいただく必要が

目次 移行前の作業 3 ステップ1: 移行元サービス メールソフトの設定変更 3 ステップ2: アルファメール2 メールソフトの設定追加 6 ステップ3: アルファメール2 サーバへの接続テスト 11 ステップ4: 管理者へ完了報告 11 移行完了後の作業 14 作業の流れ 14 ステップ1: メー

HDC-EDI Base B2B LE リリースノート 最終更新日 :2012/10/03 各バージョンのトピックス / 新機能 / 機能改善 / 解決された問題点情報です

GXS-I WebIEAS オペレーション ガイド 版 : 第 1 版 2007 年 01 月 22 日 第 2 版 2011 年 12 月 02 日 第 3 版 2012 年 04 月 27 日 第 4 版 2013 年 06 月 17 日 ( 本書 ) GXS 株式会社 (c) 20

HULFT Series 製品における Javaの脆弱性(CVE )に対する報告

ESET Smart Security 7 リリースノート

SAMBA Stunnel(Mac) 編 1. インストール 1 セキュア SAMBA の URL にアクセスし ログインを行います xxxxx 部分は会社様によって異なります xxxxx 2 Mac OS 版ダウンロー

ご利用のブラウザのバージョンによっては 若干項目名が異なる場合があります 予めご了承ください Windows をお使いの場合 [ 表示 ] [ エンコード ] [ 日本語 ( 自動選択 )] を選択 [ 表示 ] [ エンコード ] [Unicode(UTF-8)] を選択 Firefox をご利用

新OS使用時の留意事項

BROAD-GATE 01

アルファメール 移行設定の手引き Outlook2016

独立行政法人 鉄道建設 運輸施設整備支援機構 電子入札システム 初期設定マニュアル 2019 年 4 月

HDC-EDI Base B2B リリースノート 最終更新日 :2012/10/03 各バージョンのトピックス / 新機能 / 機能改善 / 解決された問題点情報です

<90568A838E E7193FC8E AE8DEC8AC28BAB82CC92C789C182C68F9C8A4F82C982C282A282C A8926D82E782B9816A5F8A6D92E894C52E786477>

HDC-EDI Base B2B リリースノート

アルファメールプレミア 移行設定の手引き Outlook2016

UNIVERGE SG3000 から SG3600 Ver.6.2(2012 年モデル ) への 移行手順 All Rights Reserved, Copyright(C) NEC Corporation 2017 年 11 月 4 版

ご利用の前に 目次 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8.1 について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セ

SAMBA Remote(Mac) 編 PC にソフトをインストールすることによって OpenVPN でセキュア SAMBA へ接続することができます 注意 OpenVPN 接続は仮想 IP を使用します ローカル環境にて IP 設定が被らない事をご確認下さい 万が一仮想 IP とローカル環境 IP

PowerPoint プレゼンテーション

NTTラーニングシステムズ株式会社

文書番号: NWT KO001

iRMC S4 ご使用上の留意・注意事項

注意事項 (1)Windows 10 を使用する場合 注意事項 1 注意事項 3 注意事項 4 についてご対応をお願いします (2)Windows 8.1 を使用する場合 注意事項 2 注意事項 3 注意事項 4 についてご対応をお願いします (3)Windows 7 上で Internet Exp

Windows 10の注意点

1

JDL Webストレージサービス はじめにお読みください

Outlook Express 6 の場合 (Windows XP) Outlook Express 6 の場合 (Windows XP) Windows XP に付属する Outlook Express 6 に αweb のメールアカウントを追加する方法についてご案内します 1 スタート をクリッ

Office365 AL-Mail

建築業務管理システム 補足マニュアル Internet Explorer11 設定ガイド (Windows10 用 )

利用手順書

proventia_site_protector_sp8_sysreq

これらの情報は 外部に登録 / 保存されることはございません 5 インターネット接続の画面が表示されます 次へ > ボタンをクリックしてください 管理者様へ御使用時に設定された内容を本説明文に加筆ください 特に指定不要で利用可能であった場合は チェックボックスを オフ していただきますようご案内くだ

メール設定 Outlook Express 6 の場合 (Windows 98 ~ XP) Outlook Express 6 の場合 (Windows 98 ~ XP) Windows XP に付属する Outlook Express 6 に αweb のメールアカウントを追加する方法についてご案

FWA インターネットアクセスサービス SUN-AGE メール設定マニュアル XP 編 (OutlookExpress) 1-5 Vista 編 (Windows メール ) 6-17 Windows Webmail 編 23 FTP 設定マニュアル 24-1 版 2007/05 改定

MAHO Dialer について MAHO Dialer は MAHO-PBX を経由し PC にて着信時に発信者情報をポップアップしたり 着信履歴などから発信操作を行うためのソフトウエアです このガイドでは MAHO Dialer のインストール アップデート 初期設定 使用方法 および アンイン

改版履歴 版数 改訂日 該当頁 / 該当項目 改訂の要点 /03/31 6 対応 OSの変更に伴う修正 動作環境 の OS に以下を追加 Windows 8.1 Update (64Bit) Windows 8.1 Update Pro (64Bit) 動作環境 の OS から以

メール設定

ikeyドライバインストール手順書

intra-mart QuickBinder Ver.5.0 リリース ノート 第 4 版 2016/7/15 1. バージョンアップ内容以下にこのバージョンで変更になった点を列挙します なお 各機能の詳細に関してはマニュアルを参照して下さい また 各機能の設定方法に関しては 操作説明書またはセット

Web会議システム IC3(アイシーキューブ)│FAQ│IC3:キヤノンITソリューションズ株式会社

Oracle Business Intelligence Standard Edition One のインストール

2012 年 3 月 28 日 お客様各位 株式会社セゾン情報システムズ HULFT 事業部 HDC-EDI Base B2B/E 2 X, HDC-EDI Base B2B LE の制限事項 拝啓貴社ますますご清祥のこととお慶び申し上げます 平素は格別のご高配を賜り 厚く御礼申し上げます HDC-

クライアント証明書インストールマニュアル

Microsoft Word - ManagerIPChange.doc

ポリシーマネージャ       Linux版                                 集中管理環境の新規構築

HDC-EDI Base B2B リリースノート

カスタマーコントロール接続設定 (VPN クライアントソフト設定マニュアル :SSL-VPN 経由 ) 第 1.8 版 2017 年 4 月 KDDI 株式会社 1 Copyright KDDI Corporation All Rights Reserved.

<4D F736F F D DEC90E096BE8F C E838B82CC836A C E312E31816A2E646F63>

(Microsoft Word - Compiere3.0Windows\203C\203\223\203X\203g\201[\203\213\203K\203C\203h.doc)

FutureWeb3サーバー移管マニュアル

DBMSリポジトリへの移行マニュアル

SURFNAVIへのW2003SP2適用時の注意

サービス内容 サービス内容 ドメインサービス Web サービスのサービス内容についてご案内します このたびは ドメイン /Web サービスをお申し込みいただきまして 誠にありがとうございます 本冊子は ドメイン /Web サービスの運用を管理される方向けの内容で構成されております お客様のご利用環境

ご利用の前に 目次 - 0. 推奨環境とソフトウェアのバージョン 推奨環境について Windows8 Windows8. について Internet Explorer のバージョン確認 SAMWEB の初期設定 セキュリティ設定..

9. システム設定 9-1 ネットワーク設定 itmはインターネットを経由して遠隔地から操作を行ったり 異常が発生したときに電子メールで連絡を受け取ることが可能です これらの機能を利用するにはiTM 本体のネットワーク設定が必要になります 設定の手順を説明します 1. メニューリスト画面のシステム設

Web会議システム IC3(アイシーキューブ)│FAQ│IC3:キヤノンITソリューションズ株式会社

ファクス送信用変換ソフト 操作説明書_UA

目次 1. はじめに WEB インタフェース... 4 アクセス方法... 4 操作方法 FTP クライアント FFFTP(WINDOWS) インストール方法 アクセス方法 操作方法 CYBERD

1 はじめに はじめに 本マニュアルは アルファメールプラチナをご利用のお客様が 新 Web サーバー環境 に移行する手順と設定方法をご案内しております 新 Web サーバー環境ご利用開始までの手順について お客様 弊社 新 Web サーバー切替の申し込み P.3 新 Web サーバー切替のお申し込

CD-ROM 版をご使用の場合 インストールガイド CD-ROM ドライブ \doc\ インストールガイド.pdf 基本操作ガイド CD-ROM ドライブ \doc\ 基本操作ガイド.pdf 設定ガイド CD-ROM ドライブ \doc\ 設定ガイド.pdf ダウンロード版をご使用の場合 インストー

Microsoft Word - クライアントのインストールと接続設定

ブラウザ Internet Explorer 7 の設定について 第3版

iStorage ソフトウェア VMware vSphere Web Client Plug-in インストールガイド

通信確保と衛星電話実習 ( 業務調整員 ) 参考資料 ワイドスター Ⅱ を活用したデータ通信に関する簡易説明書 第 1.0 版 平成 2 4 年 3 月株式会社 NTTドコモ関西支社法人営業部ソリューションビジネス部 Copyright 2012 NTT docomo Inc. All Rights

汎用プロキシ利用案内 汎用プロキシ利用案内 目次 汎用プロキシ利用案内 はじめに 汎用プロキシとは 利用可能なポート 概要 動作環境 インストール Windows <I

IBM Internet Security Systems NTFS ファイルシステム必須 一覧の 以後にリリースされた Service Pack (Release 2 等は除く ) は特に記載の無い限りサポートいたします メモリ 最小要件 512MB 推奨要件 1GB 最小要件 9GB 推奨要件

インストールマニュアル

HDC-EDI Base E2X リリースノート 最終更新日 :2012/10/03 各バージョンのトピックス / 新機能 / 機能改善 / 解決された問題点情報です

はじめに このマニュアルは BACREX-R を実際に使用する前に知っておいて頂きたい内容として 使用する前の設定や 動作に関する注意事項を記述したものです 最初に必ずお読み頂き 各設定を行ってください 実際に表示される画面と マニュアルの画面とが異なる場合があります BACREX-R は お客様の

Windows ログオンサービス インストールマニュアル 2018/12/21 1

目次 第 1 章 ユーザーアカウント ( メールアドレス ) の取得 サービス内容の確認 インターネット環境設定通知書の確認 アカウントについて 4 ユーザーアカウントを登録する ユーザーアカウントを登録する サービス

2015 年 4 月 15 日に発表された HTTP.sys の脆弱性 ( ) へ の対応について 製品名 : バージョン : 対象プラットフォーム : カテゴリ : iautolaymagic すべてすべて Web アプリ この度 マイクロソフト社製品において緊急度の高い脆弱性 (CV

注意 インストール中に ユーザアカウント制御 ( 以下 UAC といいます ) の実行確認画面が表示されることがあります 表示された場合ははいをクリックして インストールを進めてください なお 管理者以外の場合 管理者への昇格を求める UAC 画面が表示される場合がありますので 管理者アカウントのパ

FTP 共有を有効にする あらかじめ作成済みの共有フォルダーを FTP 共有可能にする設定を説明します 共有フォルダーの作成方法は 画面で見るマニュアル をご覧ください ファイル数の多い共有フォルダーを変更すると 変更が完了するまでに時間がかかる場合があります また 変更が完了するまで共有フォルダー

PowerPoint プレゼンテーション

HDC-EDI Base Web/deTradeIIクライアントへのJava 7 Update 51以降の適用について

Microsoft Word JA_revH.doc

Transcription:

HDC-EDI Base B2B LE Version 4.5.0 導入事前説明書 ここでは HDC-EDI Base B2B LE をインストールするにあたっての準備 注意事項を記載しま す Seq 項目 内容 1 動作環境 ( 注意 ) 動作環境について 2 ディスク容量 ( 注意 ) インストール容量の見積もり 3 OS ( 設定 ) ホスト名について 4 DB ( 設定 ) SQL Server インストールの設定 5 Java 関連 ( 注意 ) ホスト名の名前解決について ( 注意 ) JDK のバージョン ( 注意 ) JDK6 について ( 注意 ) TLS による暗号化通信について ( 注意 ) JDK7 以降で SSL 通信を利用する場合の注意点 ( 注意 ) Java の不具合についての注意点 6 クライアント端末 ( 注意 ) ブラウザのバージョン 7 RMI ポート番号の ( 注意 ) RMI ポート番号について 注意事項 8 メール EDI ( 注意 ) POP3クライアント機能 ( 注意 ) SMTP クライアント機能 ( 注意 ) SMTP サーバ機能 9 WebAgent アダプタ ( 注意 ) 稼働環境について ( 注意 ) サービス設定について 10 証明書 ( 注意 ) 鍵長について 11 IPv6 ( 注意 ) IPv6 について ( 注意 ) 通信について ( 注意 ) IPv4 と IPv6 が有効な環境について ( 注意 ) FTP クライアント使用時の回線情報の設定 12 detradeⅡ ( 注意 ) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java Plug-In バージョンの引き上げ ( 注意 ) 負荷分散装置などを経由する場合 13 detradeⅡ 自動送受信コマンド ( 注意 ) 2GByte 以上のファイル転送対応によるJava バージョンの引き上げ 14 その他注意事項 ( 設定 ) UST の設定について ( 設定 ) ライセンスキーのインストールについて 1/16

( 注意 ) ポート番号の衝突について ( 設定 ) PCNV の設定について ( 注意 ) ウイルススキャンを実施する際の注意点 ( 注意 ) データファイルサイズ制限について ( 注意 ) 使用ライブラリについて 2/16

1. 動作環境について HDC-EDI Base B2B LE が動作する環境は以下の通りです 対象 OS 新規インストールインストーラ保存場所 Windows Server 2012 R2 [DVDROM] Windows Server 2012 B2BLE setup_jp(en).exe Windows Server 2008 R2 (SP1 以降 ) Windows Server 2008 x64 (SP2 以降 ) Windows Server 2008 (SP2 以降 ) 対象 OS アップグレードインストーラ保存場所 Windows Server 2012 R2 [DVDROM] Windows Server 2012 B2BLE setup_jp(en).exe Windows Server 2008 R2 Windows Server 2008 x64 Windows Server 2008 * Windows のユーザーアカウント制御 (UAC) の機能が有効な時には HDC-EDI Base クライアント ( 運用画面関連 ) の構築に失敗する場合があります ユーザーアカウント制御 (UAC) の機能を無効に変更してからインストールおよびアップグレードを実行してください また Administrator 以外のユーザーアカウントを使用する場合には 管理者権限を持つユーザーアカウントを使用してください * インストール方法や同梱ソフトウェアの詳細については 下記を参照してください HDC-EDI Base B2B LE Installation Guide [DVDROM] B2BLE Doc Jp(En) setup InstallationGuide.pdf * Windows Server 2008 (SP2 以降 ) をご利用になる場合は インストーラーが使用している JDK8 はサポート対象外のため サポートしている JDK7 を事前にインストールしていただく必要があります JDK7 のインストーラーの場所については 上記ファイルの 付録 B 同梱ソフトについて の B-3. Windows Server 2008(32bit/64bit) ご利用時の同梱ソフトについて を参照してください 3/16

2. ディスク容量について HDC-EDI Base B2B LE 単体インストールでは 150M を必要とします また HDC-EDI Base B2B LE は 送受信データを データベース領域でなく 通常のディスク領域に格納するので 別途送受信データ容量に応じてディスク容量を見積もってください 尚 お使いのパソコンに.NetFramework4 がインストールされていない場合.NetFramework4.6 のインストールを行うため 4.5 GB の空き容量が必要となります *.NetFramework4 をご利用の場合の注意点.NetFramework4 Client Profile のみをインストールしている場合は.NetFramework4.6 のインストールが行われます 3. オペレーティングシステムについて (1) ホスト名についてホスト名 ( コンピュータ名 ) は DNS ホスト名で使用可能な文字 英字 (A~Z,a~z) 数字(0~ 9) ハイフン( - ) で命名してください 4. データベースについて (1) SQL Server インストールについて本パッケージには Microsoft SQL Server 2014 SP1 Express が同梱されていますが 既に SQL Server がインストールされているマシンに導入する事もできます SQL Server を使用する場合の注意点として SQL Server のインストールをデフォルトで行うと大文字 / 小文字 カタカナ / ひらがな 半角文字 / 全角文字の区別を行わない設定になります HDC-EDI Base B2B LE では 大文字 / 小文字 カタカナ / ひらがな 半角文字 / 全角文字の混在が可能なため登録によってはレコードを区別できなくなり運用に支障が発生します SQL Server のインストール時は必ずカスタムセットアップを行い [ 大文字小文字を区別する ] [ アクセントを区別する ] [ カタカナを区別する ] および[ 文字幅を区別する ] 設定を行ってください また 必ず SQL Server 認証を行う設定でインストールを行ってください 5. Java 関連 (1) ホスト名の名前について JDK のデフォルト設定では 一度ホスト名が名前解決された場合 IP アドレスを永久キャッシュします そのため サーバのホスト名を変更せずに IP アドレスのみを変更した場合 HDC-EDI Base B2B LE は JDK がキャッシュした変更前 IP アドレスを参照することになり正常に通信できなくなります 上記の現象は HDC-EDI Base を再起動することで解決できます HDC-EDI Base を頻繁に再起動することが難しい場合 4/16

は %JDK_HOME%/jre/lib/java.security の下記パラメータを変更後 HDC-EDI Base を再起動することで変更後の IP アドレスを参照することができます 下記の例は JDK が IP アドレスをキャッシュしなくなる設定となります networkaddress.cache.ttl=0 networkaddress.cache.negative.ttl=0 パラメータの詳細は Java に関する資料などを参照してください (2) JDK のバージョン以下の通信機能をご利用の場合には JDK7 以上が必要になります OFTP2 手順 SFTP サーバ手順 JDK7 以上にて SSL 通信の機能を利用される場合は (5)JDK7 以降で SSL 通信を利用する場合の注意点 の内容をご確認ください (3) JDK6 について JDK6 の環境に HDC-EDI Base B2B LE をインストールされる場合は インストーラーが使用している Tomcat8 はサポート対象外のため サポートしている Tomcat7 を事前にインストールしていただく必要があります Tomcat7 のインストーラーの場所については 下記ファイルの 付録 B 同梱ソフトについて の B-4.JDK6 ご利用時の同梱ソフトについて を参照してください HDC-EDI Base B2B LE Installation Guide [DVDROM] B2BLE Doc Jp(En) setup InstallationGuide.pdf (4) TLS による暗号化通信について HDC-EDI Base の SSL 通信は Java の JSSE(Java Secure Socket Extension ) の仕様および動作に依存しています SSL3.0 の脆弱性の問題から IETF( インターネット技術の標準化を推進する団体 ) より公表された RFC 7568 によって SSL3.0 は使用せず TLS1.0 以降の使用が推奨されるようになりました 上記理由により 以下のバージョン以降では TLS での通信を行うようになり SSL3.0 は拒否されるようになります JDK6 update 91 以降 JDK7 update 75 以降 JDK8 update 31 以降 なお 上記バージョン以降の Java をご利用時に SSL3.0 を使用する相手先との通信を実現する必要がある場合は 5/16

%JDK_HOME%/jre/lib/security/java.security の下記パラメータから "SSLv3" を削除後 HDC-EDI Base を再起動することで SSL3.0 をご利用することができます jdk.tls.disabledalgorithms パラメータの詳細は Java に関する資料などを参照して下さい (5) JDK7 以降で SSL 通信を利用する場合の注意点 JDK7 以降にて SSL 通信をご利用する場合 以下の機能がデフォルトで有効となります 楕円曲線暗号(ECC) JSSE クライアントの Server Name Indication(SNI) Oracle Java SE 7 リリースにおけるセキュリティの拡張機能 http://www.oracle.com/technetwork/jp/articles/java/enhancements7-435563-ja.html JDK6 から JDK7 にアップグレードした場合 通信相手先によっては上記の機能が未対応であることが理由により SSL 通信の発呼接続が異常終了する可能性があります SSL 通信の発呼接続に失敗した場合 以下の様な稼働記録が出力されます 異常終了時のメッセージコード 10084300 エラー内容例 HTTP 手順で通信相手先への発呼接続に失敗しました障害詳細 =javax.net.ssl.sslexception: Received fatal alert: illegal_parameter ECC および SNI が未対応の相手先との通信を実現する場合は HDC-EDI Base 起動時のパラメータに上記機能を無効とするオプションを指定することで回避することが可能です 楕円曲線暗号(ECC) を無効化する場合 -Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false JSSE クライアントの Server Name Indication(SNI) を無効化する場合 -Djsse.enableSNIExtension=false 上記のオプションを指定する場合 以下の例の様な方法などで対応してください サービスでの HDC-EDI Base 起動をご利用の場合例 : Acms.ini の設定にてオプションを指定する場合 Acms.ini ファイルの Service Program Section セクションの Parameter の設定へ 以下の内容を追加します -Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false 6/16

HDC-EDI Base 起動にバッチをご利用の場合例 : HDC-EDI Base 起動バッチ内にてオプションを指定する場合 acms_start.bat ファイルに以下の様な内容を追加します set jvm_opt=%jvm_opt% -Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false 例 : HDC-EDI Base 起動バッチの引数にてオプションを指定する場合 acms_start.bat ファイルの起動の際に 以下の様な引数指定を行います acms_start.bat "-Dcom.sun.net.ssl.enableECC=false -Djsse.enableSNIExtension=false" (6) Java の不具合についての注意点 ebxml MS(NACCS) 手順をご利用の場合 本文とペイロードがデジタル署名されたデータファイルを受信することになりますが ご利用の Java バージョンにより以下表の制限が発生します JDK バージョン制限事項 JDK7 JDK7 update75 以前は Oracle Java の不具合 (BugID 8055949) JDK7 update76 以降は Oracle Java の不具合 (BugID 8077321) により 1 GByte を超えるペイロード署名済みデータを受信した場合の署名検証が異常終了する 2015/08 時点での情報です なお ebxml MS( 流通 BMS) 手順の場合も本文とペイロードへのデジタル署名機能が存在しますが 非推奨とされているため該当しません これらの不具合は HDC-EDI Base 側で回避できないため ファイルサイズを縮小していただく必要があります 大容量データファイルを受信する可能性がある場合は事前に相手先に分割送信をしていただくなどの調整を行ってください 以降は Oracle Java の不具合に関する詳細となります 1. Oracle Java の不具合 (BugID 8055949) について JDK7 update75 以前のバージョンをご利用の場合 Oracle Java の不具合 (BugID 8055949) によるとデータファイルサイズの上限サイズが 1 GByte(1,073,741,824 Byte) までとなることが報告されています http://bugs.java.com/view_bug.do?bug_id=8055949 JDK-8055949 : ByteArrayOutputStream capacity should be maximal array size permitted by VM 7/16

2. Oracle Java の不具合 (BugID 8077321) について JDK7 update 76 以降をご利用の場合 Oracle Java の不具合 (BugID 8077321) によると データファイルサイズが 1 GByte(1,073,741,824 Byte) を超える場合に署名検証時に以下の例外が発生するため データファイルサイズの上限サイズが 1 GByte までとなることが報告されています 発生例外 java.lang.outofmemoryerror: Requested array size exceeds VM limit バグ ID http://bugs.java.com/view_bug.do?bug_id=8077321 JDK-8077321 : XMLSignatureInput cannot process a file larger than 1GB 6. クライアント端末 (1) ブラウザのバージョン HDC-EDI Base B2B LE のインストールが完了後 運用画面操作確認を行うために必要となります OS でサポートされているバージョンである必要があります * Microsoft Internet Explorer をご利用の場合の注意点セキュリティ強化が原因で ファイル参照ボタンをクリック後 入力または出力するファイルを選択した場合 ファイル名表示フィールドに fakepath と表示される場合があります これは セキュリティゾーンを ローカルインターネット から ローカルイントラネット に変更すれば回避できます 同じくセキュリティ強化が原因で ファイル参照ボタンをクリックした入力でファイル名を直接手入力できなくなります これは 参照機能を使って必ずファイル名を選択して頂くオペレーションとなります * Microsoft Internet Explorer バージョン 10 以降をご利用の場合の注意点デスクトップ版の Microsoft Internet Explorer を使用して頂く必要があります * Microsoft Internet Explorer バージョン 11 をご利用の場合の注意点 Microsoft Internet Explorer の問題 (KB2909974) により Administrator ユーザで利用するとポップアップウィンドウが正しく表示されない場合があります これは Administrator 以外のユーザで利用することで回避できます 7. RMI ポート番号の注意事項 (1) RMI ポート番号について HDC-EDI Base B2B LE は稼働時に RMI を使用します HDC-EDI Base B2B LE インストールサーバで RMI に使用する TCP ポート番号 ( 通常 1099) が使用可能な状態でなければなりません 8/16

8. メール EDI (1) POP3 クライアント機能 本機能を使用する場合 qpopper 相当の POP サーバが必要になります (2) SMTP クライアント機能 本機能を使用する場合 sendmail 相当の SMTP サーバが必要になります (3) SMTP サーバ機能 本機能を使用する場合 フロントに sendmail 相当の SMTP サーバが必要になります SMTP サーバからのリレー受信が可能です リレー送信はできません 9. WebAgent アダプタ (1) 稼働環境について WebAgent アダプタ機能を使用する場合 Web ブラウザの操作を自動化するソフトウェア WebAgent が必要となります WebAgent は Windows 上で動作するソフトウェアであり WebAgent アダプタ機能は WebAgent が導入されたマシン上で稼働させる必要があります (2) サービス設定について WebAgent アダプタを使用する場合 HDC-EDI Base は ローカルシステムアカウント として 且つ デスクトップとの対話をサービスに許可 とされた状態でサービス起動されている必要があります 10. 証明書 SSL およびデジタル署名や実データの暗号化を使用した通信を行う場合の証明書作成時に 以下の注意事項があります (1) 鍵長についてコンピュータの性能向上に伴い 暗号アルゴリズムの強度が不十分であると発表がされています ( 暗号アルゴリズムの2010 年問題 ) SSL およびデジタル署名や実データの暗号化を利用した通信を行う場合の暗号アルゴリズムの強度をより高い強度に変更する必要があるため 証明書を作成する際の鍵長の指定において 2048 ビットを指定する必要があります 9/16

11. IPv6 (1) IPv6 について HDC-EDI Base B2B LE では IPv6 を使用することができます IPv6 を使用する際は IP アドレスを 角括弧 ([]) で囲わなければなりません xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx の場合は [xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx:xxxx] となります また 省略した表記も使用できますが 同一のアドレスについては同じ省略表記にする必要があります 同一のアドレスを異なる省略表記とした場合 異なるアドレスとして認識されます [2001:db8:3:4::8] と [2001:db8:3:4::8] は同じアドレスと認識しますが [2001:db8:3:4::8] と [2001:db8:3:4::0008] は異なるアドレスと認識します (2) 通信について IPv6 で通信を行う際は 通信相手先も IPv6 で通信を行う必要があります 通信時に接続エラ ーが発生する場合は 通信相手先にも設定内容を確認してください (3) IPv4 と IPv6 が有効な環境について HDC-EDI Base B2B LE は 100%Pure Java 製品となりますので IPv4 と IPv6 が有効な環 境で稼働ホストにホスト名を指定した場合は IP アドレス変換処理は IPv4 が優先されます (4) FTP クライアント使用時の回線情報の設定 FTP クライアントで IPv6 のアドレスに発信する場合 以下のように設定してください 回線情報の拡張通信用 IP アドレスに稼動ホストの IPv6 アドレスを設定する 回線グループは 拡張通信用 IP アドレスに IPv6 アドレスが設定されている回線だけで構成する 12. detradeⅡ (1) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java Plug-In バージョンの引き上げ HDC-EDI Base B2B LE のバージョン 4.3.0 より detradeⅡによる 2GByte 以上のファイル転送に対応しました なお 2GByte 以上のファイル転送を行う場合には クライアント端末には Java Plug-In のバージョン 1.7 以上をインストールする必要があります クライアント端末に Java Plug-In のバージョン 1.7 以上をインストールできない場合は detrade プロパティに dtc.client_jre_version を設定することで Java Plug-In バージョン 1.6 用の送受信 Applet を利用することが可能になります プロパティの設定内容については 10/16

detradeⅡ 管理者向けオペレーションガイド を参照ください なお Java Plug-In バージョン 1.6 用の送受信 Applet を利用する場合は 2GByte 以上のフ ァイル転送を行うと通信エラーが発生しますので ご注意ください (2) 負荷分散装置などを経由する場合 detradeⅡを使用する際は 負荷分散装置やリバースプロキシ SSL アクセラレータなどを経由して Web サーバへ接続する場合 以下条件を満たす必要があります セッション維持負荷分散装置などで割り振りを行う場合 ログインからログアウトまでの接続を同一の Web サーバ (WAS) に割り振り セッションを維持する必要があります そのため セッション維持が可能な負荷分散装置などを使用してください 負荷分散装置情報の設定 detrade プロパティの設定で Web アクセスを受け付けるサーバ ( 負荷分散装置など ) の情報を接続先として設定する必要があります 接続先情報を複数設定する必要がある場合には detrade プロパティではなく WAS で同等の設定をして頂く必要があります ( 設定についての詳細は インストレーションガイドに記載されています ) (3) WAS に Tomcat8 以上をご使用の場合 WAS が Tomcat8 以上である場合に detrade プロパティの dtc.get_method_charset の設定が必要になる場合があります 詳細については detradeⅡ 管理者向けオペレーションガイド を参照ください 13. detradeⅡ 自動送受信コマンド (1) 2GByte 以上のファイル転送対応による Java バージョンの引き上げ detradeⅡ 自動送受信コマンドのバージョン 1.9.0 より 2GByte 以上のファイル転送に対応しました なお 2GByte 以上のファイル転送対応により detradeⅡ 自動送受信コマンドのバージョン 1.9.0 を利用する場合は 事前に JRE7 以降をインストールする必要があります JRE7 以降をインストールできない場合は detradeⅡ 自動送受信コマンドのバージョン 1.8.0 以前を利用してください 14. その他注意事項 (1) UST の設定について UST を使用する際は HDC-EDI Base E 2 X, B2B の稼動記録に UST の情報を出力するため および着呼の受け付けを HDC-EDI Base E 2 X, B2B 側で制御するため UST の設定を以 11/16

下のように設定してください 発呼完了ステータスを 追加あり に設定する 通信異常終了通知を あり に設定する 着呼制御を あり に設定する (2) ライセンスキーのインストールについて HDC-EDI Base B2B LE の正常運用にはライセンスキーをインストールする必要があります HDC-EDI Base B2B LE のインストールが完了後 運用画面からお客様ご自身で ライセンスキーをインストールしていただきますので 予めご了承ください ( ライセンスキーのインストール方法は インストールガイドに記載されています ) (3) ポート番号の衝突について DBMS WAS またはユーザアプリケーション同士がそれぞれ使用するポート番号が衝突する可能性があります ( ポート 8080 番など ) その場合は デフォルトで使用するポート番号を変更してください ただし DBMS と WAS 同士のポート番号の衝突が発生した場合は WAS 側のデフォルトポート番号を変更してください (4) PCNV の設定について PCNV を使用する際は HDC-EDI Base E2X,B2B のACMS プロパティに以下の設定が必要となります また 本設定を行なった場合 UST は使用することができません cps.pcnv=on UST と PCNV の同時使用は不可 (5) ウイルススキャンを実施する際の注意点 HDC-EDI Base が動作するマシン上でウイルススキャンを実施する場合 タイミングによってはウイルススキャン対象外の設定を行う必要があります 1. HDC-EDI Base にて処理実施中にウイルススキャンを実施する場合 HDC-EDI Base 処理中の操作ファイルに対して排他制御が行われた場合 処理が異常終了してしまうため HDC-EDI Base インストールディレクトリ配下のログ (log) データ(data) 一時ファイル (tmp) の出力先のディレクトリをスキャン対象外に設定してください acms.properties の設定で上記の出力先を変更している場合や ファイル情報などの データ格納ディレクトリ が個別に設定されている場合は 追加で対象のディレクトリをスキャン対象外に設定してください 可能であれば HDC-EDI Base インストールディレクトリ配下をまとめてスキャン対象外に設定 12/16

してください 主に acms.properties で変更可能な入出力ファイル ディレクトリの設定は以下になります 値はデフォルト時の設定です ログ出力先ディレクトリ acms_tmp_dir=%acms_home%/tmp data_dir=%acms_home%/data log.dir=%acms_home%/log act.dir=%acms_home%/log ログ出力先ファイル名 any_log=%acms_home%/log/any_log local_log=%acms_home%/log/locallog cps.port_scan_log_dir=%acms_home%/log/portscanlog 一時ファイル出力先ディレクトリ(SSL 通信時 / 一時ファイルチェック時 ) cps.rsn_tmp_dir=%acms_home%/rsn cps.primary_check_dir=%acms_home%/cmd 障害メール通知時の参照ファイル名 log.mail_header=%acms_home%/mail_header log.mail_trailer=%acms_home%/mail_trailer デバッグ/ トレース時のログ出力先 cps.trace_dir=%acms_home%/log debug.filename=%acms_home%/log/debuglog debug.sftp_filename=%acms_home%/log/sftp_debuglog debug.sftp_server_filename=%acms_home%/log/sftp_server_debuglog HTTP ベーシック認証パスワード管理ファイル格納先 cps.ebj_basic_file_name=%acms_home%/basic.password キーストアファイルパス名 crypt.keystore_name=%acms_home%/crypt.keystore smime.cer_store_dir=%acms_home%/smime.keystore 13/16

クリーンアップ時の削除不可ファイルリスト格納先 cl.filelist.dir=%acms_home%/log/cleanup その他 次世代手順使用時は %acms_home% 配下のディレクトリに一時ファイルを作成することがあります 2. HDC-EDI Base が起動状態 ( 処理は実施していない ) 時にウイルススキャンを実施する場合通信 アプリケーション クリーンアップ 運用画面 / コマンドなどのファイルへの操作が行われていない時間帯であれば スキャン対象外の設定は不要です 3. HDC-EDI Base が停止状態時にウイルススキャンを実施する場合 HDC-EDI Base が停止中であればスキャン対象外の設定は不要です その他 HDC-EDI Base の動作に直接の影響はございませんが DBMS や WAS のログ出力先なども設定してください (6) データファイルサイズ制限について HDC-EDI Base の HTTP 回線とメール EDI 回線の回線種別を利用する通信機能にて 以下の機能では 2GByte(2,147,483,648Byte) を超えるデータファイルサイズを処理することが出来ません 機能 RosettaNet 1.1 RosettaNet 2.0 ebxml MS(ECALGA) メール EDI そのため 該当する通信機能にて大容量のファイルを処理する必要がある場合 ファイルサイズを縮小して頂く必要があります 大容量データファイルを処理する可能性がある場合は 事前に相手先に分割送信をしていただくなどの調整を行ってください (7) 使用ライブラリについて V420 以降の HDC-EDI Base では SLF4J(Simple Logging Facade for Java) ライブラリを使用して実装されている機能があります 14/16

HDC-EDI Base のモジュール (acms.jar ライブラリ ) と同一のクラスパス内に 他の SLF4J ライブラリを使用したソフトのモジュールが存在する場合に 警告ログが HDC-EDI Base の標準出力や 他の SLF4J ライブラリを使用したソフトのログ等に出力される場合があります そのため 以下の条件に該当するかを確認してください HDC-EDI Base インストール環境の環境変数のクラスパスに SLF4J ライブラリが存在する場合 HDC-EDI Base インストール環境に既にその他の SLF4J ライブラリを使用したソフトが存在する場合 ご利用ソフトが SLF4J ライブラリを使用しているかは 製品ベンダーにご確認ください クラスパス競合例(module.jar が SLF4J ライブラリを使用したその他のモジュールです ) サービス起動をご利用の場合には 環境変数と Acms.ini の設定が以下のような場合に競合が発生いたします CLASSPATH = acms.jar;module.jar; Acms.ini Env1=classpath=%CLASSPATH%; または Acms.ini Env1=classpath=acms.jar;module.jar; また バッチでの起動をご利用の場合にも以下の様なクラスパスの競合が想定されます CLASSPATH = acms.jar;module.jar; または CLASSPATH = module.jar;acms.jar; エラー出力例 SLF4J: Class path contains multiple SLF4J bindings. SLF4J: Found binding in [jar:(jar ファイルパス )] SLF4J: Found binding in [jar:(jar ファイルパス )] SLF4J: See http://www.slf4j.org/codes.html#multiple_bindings for an explanation. SLF4J: Actual binding is of type [( クラス名 )] 上記の様なログが出力される場合 HDC-EDI Base が正常に動作しない可能性があります 15/16

ので クラスパスの指定を 以下の例の様な方法などで対応していただき 他の SLF4J ライブ ラリを使用したモジュールのクラスパスと競合が発生しないようにしてください サービスでの HDC-EDI Base 起動をご利用の場合例 : Acms.ini の環境変数の設定から %CLASSPATH% を除去する場合 1. Acms.ini ファイルの Environment セクションから %CLASSPAH% を除去します 2. 環境変数 CLASSPATH から HDC-EDI Base モジュールを除去します CLASSPATH=module.jar; HDC-EDI Base 起動にバッチをご利用の場合例 : HDC-EDI Base 起動バッチ内にてクラスパスを指定する場合 acms_start.bat ファイルに以下の様な内容を追加します set java_opt=%java_opt% -classpath (Jar ファイルパス );(Jar ファイルパス ); 例 : HDC-EDI Base 起動バッチの引数にてクラスパスを指定する場合 acms_start.bat ファイルの起動の際に 以下の様な引数指定を行います acms_start.bat "-classpath (Jar ファイルパス );(Jar ファイルパス );" 上記の HDC-EDI Base をサービス起動する場合の回避例の様に 環境変数から HDC-EDI Base モジュールを除去すると HDC-EDI Base のコマンドを実行することができなくなってしまいます そのため HDC-EDI Base のコマンドを実行する場合には 以下のように実行時に Java のオプションにてクラスパスを指定していただくか HDC-EDI Base のコマンド実行前に HDC-EDI Base のモジュールを CLASSPATH 変数へ含めていただき その後実行するなどの対応が必要となるため注意してください 例 : ACMS のコマンド実行時にクラスパスを指定する場合コマンドを実行する場合 以下の様な Java オプションを追加し実行します java -classpath acms.jar; (ACMS コマンド ) 例 : 一時的に環境変数 CLASSPATH へ ACMS モジュールを設定する場合コマンドプロンプトを開いて頂き 以下の様なコマンドを実行します SET CLASSPATH=%CLASSPATH%;acms.jar; 16/16