基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

Similar documents
隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

178 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 小規模特定用途複合防火対象物 ( 政令別表第 1⒃ 項イに掲げる防火対象物のうち 特定用途に供される部分の床面積の合計が当該部分が存する防火対象物の延べ面積の10 分の1 以下であり かつ 300m2未満であ

2 病院次のいずれにも該当する病院のうち 相当程度の患者の見守り体制を有するもの ( 火災発生時の消火活動を適切に実施することができる体制を有するものとして総務省令で定めるもの ) 以外のもの ( ア ) 特定診療科名を有するもの ( イ ) 一般病床又は療養病床を有する病院 火災発生時の延焼を抑制

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

東京都駐車場条例(昭和三十三年東京都条例第七十七号)新旧対照表(抄)

Microsoft Word - 増改築の取扱い

<4D F736F F F696E74202D F8AF991B B8A EA8EAE816A816990E096BE89EF8E5189C18ED C5816A>

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

( 裏 ) 工事等の概要7東京消防ビル 2 階の東京消防オフィスのテナント入居に伴う使用開始の届出である 添付書類のとおり 8 配置図 備考 1 届出者が法人の場合 氏名欄には その名称及び代表者氏名を記入すること 2 同一敷地内に管理権原が同一である 2 以上の防火対象物がある場合は 主要防火対象

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

< F2D934B97708F9C8A4F95D2288E9F89F188F38DFC97708CB48D6529>

建築基準法第43条第1項ただし書に係る一括同意基準

新旧対照表 (1/15)

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

報設備 共同住宅用非常コンセント設備 特定小規模施設用自動火災報知設備 加圧防排煙設備及び複合型居住施設用自動火災報知設備第二講習の対象講習は 消防法施行規則 ( 昭和三十六年自治省令第六号 以下 規則 という ) 第三十一条の六第六項各号のいずれかに該当する者を対象とするものとする 第三講習科目及

0611_8.xdw

名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

上野原市規則第××号

さいたま市消防用設備等に関する審査基準 2016 第 4 渡り廊下で接続されている場合の取り扱い 155 第 4 渡り廊下で接続されている場合の 取り扱い

○H30条例19-1

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

s kahou

ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

第 3 点検の期間点検の期間は 次の表の上欄 ( 左欄 ) に掲げる用設備等の等並びに同表中欄に掲げる点検の内容及び方法に応じ 同表下欄 ( 右欄 ) に掲げるとおりとする ただし 特殊用設備等にあっては 法第 17 条第 3 項に規定する設備等設置維持計画に定める期間によるものとする 用設備等の等

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

建築基準法施行規則第10条の2第1号

Microsoft Word - 所有者周知用(全体).doc

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

Microsoft Word - 条例.doc

許可及び認定申請等

東京都建築安全条例の見直しの考え方

Microsoft Word - 増改築の取扱い(新旧対照表)

第二項第五号に掲げる事項には、同項第一号の区域のうち、広場、街灯、並木その他の都市の居住者その他の者(以下「都市居住者等

予定建築物等以外の建築等の制限 法 42 条 立地基準編第 5 章 (P127~P131) 法第 42 条で規定されている 予定建築物等以外の建築等の制限 については 次のとおりとする 1 趣旨開発許可処分は 将来その開発区域に建築又は建設される建築物又は特定工作物がそれぞれの許可基準に適合する場合

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

及びその周辺の地域における自然的条件 建築物の建築その他の土地利用の状況等を勘案し 集落の一体性を確保するために特に必要と認められるときは この限りでない (2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており か

Taro-03_H3009_ただし書同意基準

湯河原町訓令第  号

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

第 7 章鹿児島県と連携した耐震改修促進法による指導及び助言等 国の基本方針では 所管行政庁はすべての特定建築物の所有者に対して法に基づく指導 助言を実施するよう努めるとともに 指導に従わない者に対しては必要な指示を行い その指示に従わなかったときは 公表すべきであるとしている なお 指示 公表や建

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

国民年金法による改定率の改定等に関する政令

平成21年6月1日施行

教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

東京都市計画高度地区変更(練馬区決定) 【原案(案)】

Microsoft Word - 細則本文(H25.6.1~)

建築基準法第 43 条第 1 項ただし書による包括許可基準 平成 23 年 3 月 4 日 焼津市建築審査会承認 1 趣旨次の基準に適合するものは 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 43 条第 1 項ただし書の規定に基づき 特定行政庁が交通上 安全上 防火上

<4D F736F F D2095F18D9091E682518D E7390EC8E E738C7689E690C58FF097E182CC88EA959482F089FC90B382B782E98FF097E EA8C88816A B8C91CE8FC6955C E646F6378>

Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

広島市都市計画関係手数料条例の一部改正について ( お知らせ ) 建築基準法施行令の改正に伴い, 小荷物専用昇降機に係る建築物に関する確認申請手数料等を定める とともに, 建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の制定に伴い, 建築物エネルギー消費性能 向上計画認定申請手数料等を定める条例改正を

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

Taro-(番号入り)案文・理由

- 1 - 地域再生法施行令(平成十七年政令第百五十一号)(抄)改正案現行(産業及び人口の過度の集中を防止する必要がある地域及びその周辺の地域)第三条法第五条第四項第四号の政令で定める地域は 平成二十七年八月(新設)一日における次に掲げる区域とする 一首都圏整備法(昭和三十一年法律第八十三号)第二条

法律第三十三号(平二一・五・一)

建築物及びその敷地に関する事項 ( 第二面 ) 1. 地名地番 2. 住居表示 3. 防火地域 防火地域 準防火地域 指定なし 4. その他の区域 地域 地区 街区 5. 道路 イ. 幅員 m ロ. 敷地と接している部分の長さ m 6. 敷地面積 イ. 敷地面積 ( m2 )(1)( ) (2)(

<4D F736F F D F E968D8090E096BE82CC837C B4C8F7193E CC93C782DD91D682A62E646F63>

建築基準法第 43 条第 2 項第 2 号の規定による許可の同意の取扱い基準 平成 18 年 6 月 1 日東広島市建築審査会 建築基準法 ( 以下 法 という ) 第 43 条第 2 項第 2 号の規定により許可を行う場合, 次 に定める基準のいずれかに該当する建築物の敷地については, 建築審査会

Microsoft Word _解説(H 改正).doc

上記工事が行われ 認定長期優良宅に該当することとなった場合長期優良宅建築等計画の認定主体長期優良宅建築等計画の認定番号 第 号 長期優良宅建築等計画の認定年月日 平成 年 月 日 上記の工事が租税特別措置法若しくは租税特別措置法施行令に規定する工事に該当すること又は上記の工事が地方税法若しくは地方税

2 屋内消火栓設備

消防用機器等に関する認証制度の概要 平成 22 年 6 月現在 検定自主表示認定鑑定 根拠条文 消防法第 21 条の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第三 消防法第 21 条の 16 の 2 ( マーク ) 消防法施行規則別表第四 消防法第 17 条の 3 の 2 消防法施行規則第 31 条の

0 平方メートルまでの部分について別表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に 店舗面積が5,000 平方メートルを超える部分について同表 ( ウ ) 欄により算定した自転車駐車場の規模に2 分の1を乗じて得た規模を加えて算定するものとする 2 前条第 1 項第 2 号に掲げる施設で 各用

- 1 - 港湾法施行令(昭和二十六年政令第四号)(抄)(第一条関係)(傍線の部分は改正部分)改正案現行(緊急確保航路)(緊急確保航路)第十七条の十法第五十五条の三の五第一項に規定する緊急確保航路の第十七条の十法第五十五条の三の四第一項に規定する緊急確保航路の区域は 別表第五のとおりとする 区域は

< B6388C491E D862E786477>

< F2D93C192E894F A8893AE91A E7B8D7397DF>

tokskho

< F2D93C192E8926E88E C982A882AF82E989DB90C582CC93C1>

屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(3). オ ) を準用すること (2) 高架水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第 4.2.(4). ア イ及びウ ) を準用するほか (1). ア イ及びウの例によること (3) 圧力水槽を用いる加圧送水装置は 屋内消火栓設備の基準 ( 第

議案用 12P

○新宿区ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

<4D F736F F D20926E8BE68C7689E68C9A927A8FF097E189F090E02E646F63>

ともに 警報を発するものをいう 第三放水型ヘッド等の構造及び性能規則第十三条の四第二項に規定する放水型ヘッド等の構造及び性能は 次に定めるところによる 一放水型ヘッド等の構造は 次によること ( 一 ) 耐久性を有すること ( 二 ) 保守点検及び付属部品の取替えが容易に行えること ( 三 ) 腐食

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

中央区建築物の解体工事の事前周知に関する指導要綱

富士見市都市計画税条例 ( 昭和 46 年条例第 40 号 ) 新旧対照表 ( 第 1 条による改正 )( 専決 ) 新 旧 附則 附則 ( 改修実演芸術公演施設に対する都市計画税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告 ) 6 法附則第 15 条の11 第 1 項の改修実演芸術公演施設につ

静岡市の耐震対策事業

< F2D D834E838D94C5817A8E9E935F FC90B38FC897DF DF94D48D8693FC82E829202E6A7464>

消防法令が改正され 防火防災管理体制が強化されます! ~ 消防法第 8 条の 2 統括防火防災管理者制度 ~ 近年 雑居ビル等で多くの死傷者を伴う火災が相次いで発生していることや東日本大震災での激しい揺れにより 高層ビル等において人的 物的被害が発生したことを受け 防火 防災体制を強化するために消防

条の規定に適合すること ⑵ 増築後の床面積の合計は, 基準時における床面積の合計の 1.2 倍を超えないこと ⑶ 増築後の条例第 5 条及び別表第 2 の規定に適合しない用途に供する建築物の部分の床面積の合計は, 基準時におけるその部分の床面積の合計の 1.2 倍を超えないこと ⑷ 条例第 5 条及

条例解説6~11条

<4D F736F F D20926E8BE68C7689E68FF097E FC90B3816A>

(古賀市)都市計画関係法による建築などの許可又は承認の申請の手続きに関する要綱

日影許可諮問(熊野小学校)

Microsoft Word - 土壌汚染対策法施行規則の一部を改正する省令

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

Transcription:

第 6 既存防火対象物の適用除外及び用途変更の特例 既存防火対象物の適用除外法第 7 条の2の5の規定は 法第 7 条第 項及び第 2 項に規定する技術上の基準 ( 以下この第 6において 基準法令 という ) が施行された場合における 施行後の技術上の基準 ( 以下この第 6において 現行基準 という ) の適用を除外し なお 従前の技術上の基準 ( 以下この第 6において 従前の基準 という ) によることができるとする規定である () 法第 7 条の2の5 第 項に規定する 施行又は適用の際 とは 効力が作用することとなる時 ( 以下この第 6において という ) をいうものであり 基準法令が施行された時又は基準法令の公布の際の附則によって与えられた特定の時 ( 適用の際 ) に作用することとなる この場合において 適用の際 は において現に令別表第一の用途が生じている防火対象物 ( 以下この第 6において 令別表対象物 という ) すべてに作用するものであり 従前の基準及び現行基準において消防用設備等の義務が生じていることを前提とするものではない (2) 基準法令の改正が繰り返し行われる等した場合のは 現行基準を適用しないこととした最初の時点 ( 法第 7 条の2の5 第 項の規定に該当した時点 ) である 基準法令の改正が繰り返し行われる等した場合のの例 基準 改正 改正 基準 2 基準 3 2000m2 2000m2 2000m2 基準 適用 基準 適用 (3) 法第 7 条の 2 の 5 第 項に規定する 適合しない とは 消防用設備等が現行 基準に適合しない場合のほか 現行基準において義務がない令別表対象物も含まれ るものである - -

適合しない 場合の例 基準 改正 基準 2 屋消の設置基準 500m2 設置基準 700m2に改正 増築 600 m2 600 m2 600 m2 延べ面積 600 m2 延べ面積 600 m2 延べ面積 800 m2 従前の基準及び現行基準でも 法令の適用 ( 作用 ) は受けるものの 設置を必要とする基準に達していない = 適合しない 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 項に該当する増築ではないため (4) 法第 7 条の2の5 第 項の規定の適用を除く消防用設備等次の消防用設備等については から現行基準が適用される ア消火器具イ自動火災報知設備 ( 令別表第一 () 項から (4) 項まで (5) 項イ (6) 項 (9) 項イ (6) 項イ (6の2) 項から (7) 項に掲げる防火対象物に設けるものに限る ) ウガス漏れ火災警報設備 ( 令別表第一 () 項から (4) 項まで (5) 項イ (6) 項 (9) 項イ (6) 項イ (6の2) 項及び (6の3) 項に掲げる防火対象物並びにこれらの防火対象物以外の防火対象物で令第 2 条の2 第 項第 3 号に掲げるものに設けるものに限る ) エ漏電火災警報器オ非常警報器具及び非常警報設備カ避難器具キ誘導灯及び誘導標識ク令第 29 条の4に規定する 必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等であって 前アからキに掲げる消防用設備等に類するものとして消防庁長官が定めるものケ法第 7 条の2の5 第 2 項第 号の規定により に消防用設備等が従前の基準に適合しておらず 違反となっている防火対象物の当該消防用設備等 この場合において 違反とは 消防用設備等が未設置の状態であるか その機能を失っている場合とする コに法第 7 条の2の5 第 2 項第 4 号の規定を受ける 特定防火対象物の消防用設備等 (5) 防火対象物の事情が変更した場合法第 7 条の2の5 第 項の規定により従前の基準の適用を受けている令別表対 - 2 -

象物であっても 次に該当する場合は 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号及び第 3 号の規定により 現行基準が適用される ア増築 改築 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号に規定する 増築 改築 は 次によること ( ア ) 令 8 区画を有する防火対象物であっても 棟を単位として判断すること 令 8 区画を有する場合の例 屋消の設置基準 700 m2 基準 改正基準 2 延べ面積,000 m2延べ面積,000 m2延べ面積, 300m2 300m2増築 700m2 700m2 設置基準 700 m2に改正 設置義務あり 令 8 区画 令 8 区画により それぞれ別々の防火対象物として 基準法令の適用を受けていても 全体で 2 分の 以上の増築を行った場合は 全体について 現行基準 が適用される ( イ ) 令第 34 条の2 第 項に規定する 床面積の合計 は 以後に工事着 手した増築又は改築部分の床面積すべての合算によること 床面積の合計 の例 基準 改正 基準 2 屋消の設置基準 500m2 設置基準 700m2に改正 2 3 200m2 200m2 700 m2 700 m2 700 m2 延べ面積 700 m2 延べ面積 900 m2 延べ面積,00 m2 設置義務あり 以降の増築は 2 回行われているが 2 のときには の 2 分の (350 m2 ) 未満の増築であり 引き続き 従前の基準 の適用を受けていたが 3 の増築により 2 分の 以上となったため 現行基準 の適用を受け設置が必要となる ( ウ ) 増築により複数の棟が接続された場合は 接続が行われる前に最も延べ面積 が大きかった棟が増築されたものとすること この場合において は 当該主となる棟のによるものとする - 3 -

増築により複数の棟が接続された場合の例 基準 屋消の設置基準 改正 基準 2 設置基準 700 m2に改正 800m2 800m2 3 2 2 2 800 m2 00 m2 接続 及び 2 は 従前の基準の適用により 延べ面積,00 m2 接続しても に対する の増築であることから の 2 分の 未満の増築となるため 引き続き従前の基準の適用を受ける ( エ ) 令別表第一各項の占める床面積 又は各項の用途内において各用途の占める床面積の増加が行われても 棟の増築が行われていない場合は 法第 7 条の 2の5 第 2 項第 2 号に規定する増築には該当しない この場合において 法第 7 条の2の5 第 2 項第 2 号に規定する改築に該当する場合は 現行基準に適合させなければならない 法第 7 条の2の5 第 2 項第 2 号の増築に該当しない場合の例 改正駐車場 500m2で水噴霧消火設備等が義務化 3F 2F 3F 2F 改装 3F 2F F 駐車場 F 駐車場 F 駐車場 各階 駐車場 各階 駐車場 各階 駐車場 延べ面積,延べ面積,延べ面積, 駐車場部分は床面積が 2 分の 以上増加しているが 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号の増築に該当する増築が行われていないため 引き続き従前の基準が適用されており ( オ ) 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号の規定に該当しない規模の増改築の結果 従前の基準によって消防用設備等の義務が生じることとなる場合は 現行基準 - 4 -

に適合させること 増築のために従前の基準により消防用設備等の規制を受ける場合の例 基準 改正 基準 2 屋消の設置基準 500m2 設置基準 700m2に改正,, 増築, 延べ面積, 延べ面積, 延べ面積, 従前の基準により 設置義務あり 増築は 行われているが の 2 分の 以上又は,000 m2以上の増築に該当していないため 現行基準は適用されない しかし 従前の基準は,以上で設置が必要なため 従前の基準により設置が必要となる この場合は 現行基準による設置を指導する イ大規模の修繕 模様替え 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号に規定する 大規模の修繕若しくは模様替え は 次のとおり取り扱うものとする ( ア ) 修繕 とは 建築物の全部又は一部の除去若しくは滅失を伴わない程度の 主要構造部である壁の原状回復的工事をいう ( イ ) 模様替え とは 建築物の全部又は一部の除去 滅失 増加等を伴わない 範囲で主要構造部である壁を変更する工事をいう ( ウ ) 以降に複数回の修繕又は模様替えが行われても 一回で過半に達しな ければ大規模の修繕又は模様替えに該当しない ただし 修繕又は模様替えが 同時に行われる場合は それらに係る部分をすべて合算して判断すること ウ現行基準に適合することとなった場合 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 3 号に規定する 適合するに至った とは 基準 時以降に消防用設備等を設置又は変更することで現行基準に適合した場合である この場合において 以前から設置又は変更していた消防用設備等が 現行 基準においても適合するものである場合は そもそも法第 7 条の 2 の 5 第 項 の規定による現行基準の適用除外を受けないこととなることから 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 3 号の規定に該当することはない 2 用途変更の特例 法第 7 条の 3 の規定は 防火対象物の用途が変更された際 ( 以下この第 6 におい て 変更時 という ) 当該防火対象物の消防用設備等が用途変更後の用途に応じた 基準法令 ( 以下この第 6 において 変更後の基準 という ) に適合しない場合は 用 途変更前の用途に応じた基準法令 ( 以下この第 6 において 変更前の基準 という ) によることができるとする規定である () 法第 7 条の 3 第 項に規定する 用途の変更 は 次によること - 5 -

ア令別表第一に掲げる用途が他の用途へ変更された場合は 法第 7 条の3 第 項の規定に該当する 他の用途へ変更された場合の例 屋消の設置基準 (4) 項は700m2で設置が必要 変更時 800m2 (4) 項 800 m2 から (4) 項へ用途変更されても 法第 7 条の 3 第 項の規定により 変更前の基準 の適用を受け 引き続き設置の必要なし イ複合用途防火対象物のいずれかの用途が別の用途へ変更された場合は 法第 7 条の3 第 項の規定に該当する 複合用途防火対象物のいずれかの用途が 別の用途へ変更された場合の例 屋消の設置基準 (4) 項部分には700m2で設置が必要 変更時 (5) 項ロ (5) 項ロ (4) 項 300m2 800m2 300m2 800m2 (6) 項ロ,00m2 (6) 項ロ,00m2 (6) 項ロの防火対象物のうち 部分が (4) 項へ用途変更されても 法第 7 条の 3 第 項により 用途変更前の に応じた基準が適用される ウ令第 条の2 第 2 項後段に規定する 従属的な部分 から 従属的な部分 への変更は 法第 7 条の3 第 項に定める用途変更に該当しないことから基準法令に適合させなければならない 従属的な部分 から 従属的な部分 へ変更した場合の例 駐車場部分には 500m2で水噴霧等消火設備が必要 3F 事務所 3F 事務所 改装 2F 事務所 2F 事務所 F 事務所 F 駐車場 各階 500m2 各階 500m2 駐車場 500m2 延べ面積,500m2 延べ面積,500m2 設置義務あり の事務所部分を駐車場へ変更しているが 法第 7 条の 3 の用途変更には該当しないため 基準法令により設置義務がある - 6 -

エ令別表第一に掲げられていない一般住宅 長屋等が令別表対象物へ変更された場合は 新たに法第 7 条第 項に規定する防火対象物が出現したものであることから 基準法令に適合させなければならない (2) 用途変更が繰り返し行われた場合の変更時は 変更後の基準を適用しないこととした最初の時点 ( 法第 7 条の3 第 項の規定に該当した時点 ) である 用途変更が繰り返し行われた場合の変更時の例 (7) 項及び (4) 項は700m2で は,000m2で屋消の設置が必要変更時 (7) 項 (4) 項 800 m2 800 m2 800 m2 2 及び 2 で用途変更が行われているが 変更時は変更前の基準が適用されることとなった最初の時点である となる (3) 法第 7 条の3 第 項に規定する 適合しない とは 消防用設備等が変更後の基準に適合しない場合のほか 変更後の基準において義務が生じていない令別表対象物も含まれるものである 用途変更の前後で規制面積に達していない場合の例 (7) 項及び (4) 項は700m2で は,000m2で屋消の設置が必要変更時 (4) 項増築 (4) 項 600m2 600m2 600m2 延べ面積 600m2 延べ面積 600m2 延べ面積 800m2 法第 7 条の 3 第 項の規定により (4) 項部分は の基準が適用される の基準が適用されているため (4) 項 800 m2でも設置の必要なし (4) 法第 7 条の3 第 項の適用を除く消防用設備等変更時から変更後の基準が適用される消防用設備等については 前 (4) の規定による この場合においては 法第 7 条の2の5 を 法第 7 条の3 と を 変更時 とするなど必要な読み替えを行うこと( 以下準用する場合の読み替えについては この第 6において同じ ) (5) 防火対象物の事情が変更した場合 - 7 -

法第 7 条の3 第 項の規定により変更前の基準の適用を受けている令別表対象物であっても 法第 7 条の3 第 2 項第 2 号及び第 3 号の規定に該当する場合は 変更後の基準が適用される この場合の取り扱いについては 前 (5) の規定によること 3 その他 ( 共通事項 ) () 及び変更時について法第 7 条の2の5 第 項の規定と法第 7 条の3 第 項の規定にそれぞれ該当している場合については 及び変更時からそれぞれの増改築面積を判断すること 基準法令の改正が行われ その後 防火対象物の用途変更が行われた場合の例 屋消に関する基準法令の改正があり その後 用途変更が行われた場合の例 (4) 項 -,500m2改正 (4) 項 -700m2-2,000m2 -,000m2に基準改正 2 3 変更時 4 増築 300m2 (4) 項,000m2,000m2,000m2,000m2,000m2,000m2,300m2 (4) 項, 法第 7 条の2の5 法第 7 条の2の5 法第 7 条の2の5 法第 7 条の3 2 4 5 6 5 増築 (4) 項 300m2増築 (4) 項 3 200m2 200m2,000m2 450m2,000m2 (4) 項, 設置義務あり法第 7 条の3 6 (4) 項,950 m2 設置義務あり 法第 7 条の 2 の 5 第 項の規定により従前の基準 (2,000 m2 ) が適用され の増築が行われたが 以降の増築が法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当しないため 引き続き従前の基準 (2,000 m2 ) が適用され から (4) 項へ用途変更が行われたため法第 7 条の 3 第 項の規定の適用により (,000 m2 ) としての基準の適用を受けることとなるが 法第 7 条の 2 の 5 第 項の規定の規定も引き続き受けているため に応じた従前の基準 (2,000 m2 ) が適用され (,000 m2 ) からの増築は 変更時 (, ) からの増築は であり 法第 7 条の 3 第 2 項第 2 号の規定には該当しないものの法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当する このため 5 以降は現行基準の適用を受けるが 法第 7 条の 3 第 項の作用により 規制においての現行基準の適用となる 変更時 (, ) からの増築は 650 m2であり 法第 7 条の 3 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当する このため 現在の用途である (4) 項に応じた現行基準の適用を受ける - 8 -

防火対象物の用途変更が行われ その後 基準法令の改正が行われた場合の例 用途変更が行われ その後 屋消に関する基準法令の改正があった場合の例 (4) 項 -, -2,000 m2で設置義務 変更時 2 (4) 項増築 (4) 項 300m2 (4) 項 3 改正 (4) 項 -700 m2 -,000 m2 4,000 m2,000 m2,000 m2,000 m2,000 m2 (4) 項,000 m2 (4) 項, (4) 項, 法第 7 条の3 法第 7 条の3 法第 7 条の3 法第 7 条の2の5 増築 5 6 (4) 項 300m2増築 (4) 項 200m2,000m2 450m2,000m2 (4) 項, 設置義務あり法第 7 条の2の5 (4) 項,950 m2 設置義務あり 2 3 4 5 6 法第 7 条の 3 第 項の規定により 変更前の に応じた基準 (2,000 m2 ) が適用され の増築が行われたが 変更時 (,000 m2 ) からの増築が法第 7 条の 3 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当しないため 引き続き に応じた基準 (2,000 m2 ) が適用され 基準法令の改正が行われたため 法第 7 条の 2 の 5 第 項の規定により従前の基準 (, ) の適用をうけることとなるが 法第 7 条の 3 第 項の規定も引き続き受けているため に応じた従前の基準 (2,000 m2 ) の適用により 変更時 (,000 m2 ) からの増築は (, ) からの増築は であり 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号の規定には該当しないものの法第 7 条の 3 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当する このため 5 以降は (4) 項に応じた基準の適用を受けるが 引き続き法第 7 条の 2 の 5 第 項の規定により (4) 項に応じた従前の基準の適用となる (, ) からの増築は 650 m2であり 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号に規定する増築に該当する このため (4) 項に応じた現行基準の適用を受ける (2) 危険物許可施設の用途変更危険物許可施設が許可を廃止し 令別表第一各項の防火対象物として使用されることとなった場合については 次のとおり取り扱うものとする ア防火対象物全部を危険物許可施設として使用していた場合新たに令別表対象物が出現したものであることから 法第 7 条第 項の規定により消防用設備等を設置及び維持すること イ防火対象物の一部を危険物許可施設として使用していた場合既存の令別表対象物の一部に許可を廃止した危険物許可施設部分が増築された - 9 -

ものとする この場合において 法第 7 条の2の5 第 2 項及び法第 7 条の3 第 2 項の規定に該当する場合は 防火対象物全体に現行基準及び変更後の基準を適用すること 防火対象物の一部の危険物許可施設を変更した場合の例 改正 700m2で設置が必要 500m2に設置基準改正基準日許可廃止 危険物許可施設 (2) 項イ 危険物許可施設 (2) 項イ 増築扱い (2) 項イ 600 m2 600 m2 600 m2 (2) 項イ部分のみ屋消の設置義務あり 従前の基準 (2) 項イ部分のみ屋消の設置義務があり 法第 7 条の 2の5 第 項の規定により 従前の基準が適用される 現行基準法第 7 条の2の5 第 2 項第 2 号に規定す増築に該当するため 防火対象物全体に現行基準が適用される 危険物許可施設と一般の防火対象物が混在する場合は 防火対象物全体で消防用設備等の設置義務を判断し 法第 7 条第 項の規定により設置が必要な場合は 危険物許可施設を除いた部分に設置する (3) 渡り廊下等で接続された棟渡り廊下で接続されている部分で消防用設備等の設置単位を別とする場合については 次のとおり取り扱うものとする ア棟ごとに 法第 7 条の2の5 及び法第 7 条の3の規定を判断すること 渡り廊下で接続されている場合の増築の例 改正屋消の設置基準 000m2設置基準 500m2に改正 A B A B A B 400m2 400m2増築 400m2 700m2 700m2 700m2 200m2 設置義務あり 別棟とすることが出来る渡り廊下 B 棟については 法第 7 条の 2 の 5 第 2 項第 2 号の規定する増築に該当するため 現行基準により設置が必要 イ渡り廊下部分及び接続される棟は それぞれ独立した棟として規制されること から 既存棟を渡り廊下で接続しても各棟の増築とはならない - 0 -

複数棟を渡り廊下で接続した場合の例 屋消の設置基準 000 m2 改正 設置基準 に改正 A B A B A 00m2 B 接続 渡り廊下 00 m2部分については A 棟及び B 棟どちらの増築にもあたらない (4) 基準法令の範囲及び経過措置等ア基準法令の範囲基準法令は 消防用設備等の技術上の基準に関する法 令 規則及び条例のほか 検定対象機械器具等並びに自主表示対象機械器具等に係る技術上の規格を定める総務省令 ( 以下この第 6において 規格省令 という ) 及び消防庁告示も含まれる イ規格省令の特例規格省令は 令第 30 条第 2 項の規定により 次の総務省令で一定の期間について 特例が定められており この期間については 従前の基準が適用される ( ア ) 消防用機械器具等及び消火設備等の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 昭和 52 年自治省令第 3 号 ) ( イ ) 消防法施行令第 30 条第 2 項及び危険物の規制に関する政令第 22 条第 2 項の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 昭和 52 年自治省令第 20 号 ) ( ウ ) 消火器の技術上の規格を定める省令の一部を改正する省令( 昭和 57 年自治省令第 24 号 ) の施行に伴う消防法施行令第 30 条第 2 項及び危険物の規制に関する政令第 22 条第 2 項の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 昭和 57 年自治省令第 25 号 ) ( エ ) 火災報知設備の感知器及び発信機に係る技術上の規格を定める省令の一部を改正する省令 ( 昭和 59 年自治省令第 8 号 ) の施行に伴う消防法施行令第 30 条第 2 項及び危険物の規制に関する政令第 22 条第 2 項の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 昭和 59 年自治省令第 25 号 ) ( オ ) 緩降機の技術上の規格を定める省令( 平成 6 年自治省令第 2 号 ) の施行に伴う消防法施行令第 30 条第 2 項の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 平成 6 年自治省令第 3 号 ) - -

( カ ) 消火器の技術上の規格を定める省令の一部を改正する省令( 平成 22 年総務省令第 号 ) の施行に伴う消防法施行令第 30 条第 2 項及び危険物の規制に関する政令第 22 条第 2 項の技術上の基準に関する特例を定める省令 ( 平成 22 年総務省令第 2 号 ) ウ附則の経過措置 ( ア ) 基準法令の附則に みなす と規定している場合附則により 従前の基準を現行基準とみなしていることから 防火対象物に何らかの改修等が行われた場合であっても 従前の基準は引き続き現行基準とみなされる ( イ ) 基準法令の附則に なお従前の例による と規定している場合防火対象物に何らかの改修が行われることで 従前の例による ことができなくなり 本則の適用を受けることとなる この場合の取扱いは 次のとおりとする a 非特定防火対象物法第 7 条の2の5 第 項の規定に該当する場合は 同条第 2 項各号の規定に該当しない限り 引き続き従前の基準が適用される この場合におけるは 本則の基準に従うこととなった時である b 特定防火対象物本則の基準に従うこととなった時から現行基準の適用を受ける - 2 -