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2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して

新年度スタート!正しい救急車の利用方法と応急手当を知ろう

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

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3 避 難 状 況 避 難 指 示 避 難 勧 告 都 道 府 県 名 市 区 町 村 名 指 示 日 時 勧 告 日 時 青 森 県 岩 手 県 山 形 県 埼 玉 県 千 葉 県 東 京 都 鰺 ヶ 沢 町 月 16 日 12 時 55 分 10 月 22 日 10 時 00 分

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もくじ 火災の概要 第 表 火災発生状況 ( 過去 5 年間 ) 第 表 市町別火災発生状況 4 第 3 表 月別火災発生状況 6 第 4 表 出火原因別火災発生状況 7 第 5 表 覚知状況 7 救急の概要 8 救助の概要 8 第 6 表 救急発生状況 ( 過去 年間 ) 9 第 7 表 市町別救

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平成 25 年版救急 救助の現況 ポイント 1. 救急業務実施体制 1) 平成 25 年 4 月現在 消防本部は 770 本部で 全ての消防本部において救急業務が実施されている 全国 1,720 市町村のうち 1,685 市町村 (790 市 735 町 160 村 ) において消防本部による救急業

様式1

目 次 第 1 章 総 則 第 1 節 計 画 の 目 的... 1 第 1 計 画 の 目 的 1 第 2 計 画 の 策 定 1 第 3 計 画 の 構 成 2 第 4 用 語 の 意 義 2 第 2 節 計 画 の 前 提 条 件... 3 第 1 自 然 条 件 3 第 2 社 会 条 件


県 出 先 機 関 神 奈 川 県 東 京 事 務 所 調 査 課 2458 FAX( 調 査 課 ) 2459 安 全 防 災 局 -425 温 泉 地 学 研 究 所 観 測 室 研 究 部 長 室 事 務 室 FAX( 観 測 室 ) 9200 安 全 防 災 局 -407

第 5-1 表 防火防災訓練実施状況 ( 対象別 防災館を除く )( 平成 28 年度中 ) 町会 自治会防災市民組織女性防火組織その他の団体合 計 防災訓練 実施件数 9,403 件 1,128 件 227 件 9,812 件 17,779 件 参加人員 612,576 人 31,761 人 4,

(2) 都 市 計 画 区 域 市 街 化 区 域 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 1 都 市 計 画 区 域 の 変 遷 2 市 街 化 区 域 及 び 市 街 化 調 整 区 域 の 変 遷 旧 石 巻 市 ( 単 位 :ha) ( 単 位 :ha) 変 更 都 市 計 画 区 域 行

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

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1. 平成 22 年中の火災概要 平成 22 年中の火災件数は100 件であり 昨年の124 件と比較し 24 件の減少になります 月平均では1ヶ月当り8 件の火災が発生しており 1 週間では1.6 件の火災が発生したことになります 火災の種別ごとの発生件数は 建物火災 46 件 林野火災 6 件

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

Ⅰ 平成14年度の状況

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目 次 第 3 編 災 害 応 急 対 策 計 画 第 1 章 組 織 及 び 動 員... 1 第 1 節 防 災 組 織 明 石 市 防 災 会 議 明 石 市 災 害 対 策 本 部... 1 第 2 節 動 員 配 備 及 び 災 害 対 策 本 部 の 設 置.

2 導 入 に 係 る 各 課 の 役 割 部 署 名 危 機 管 理 室 主 な 事 務 番 号 法 に 規 定 さ れ た 事 務 へ の 個 人 番 号 の 導 入 に 関 す る こ と 制 度 導 入 に 向 け た 事 務 の 総 括 に 関 す る こ と 個 人 番 号 の 独 自

( の 復 旧 ) 3. 南 相 馬 市 エリアの 避 難 指 示 解 除 準 備 区 域 及 び 居 住 制 限 区 域 内 の 路 線 数 ( ) 10 路 線 うち 被 災 した 路 線 ( 工 区 ) 数 10 路 線 52 箇 所 うち 応 急 対 策 を 実 施 した 路 線 ( 工 区

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

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第3章 指導・監査等の実施

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Ⅰ 平成14年度の状況

1 こ 告 示 は から 施 道 鶴 崎 南 線 全 域 道 挾 間 線 全 域 市 字 賀 来 1326 番 地 先 から 由 布 市 挾 間 町 下 市 419 番 地 3 先 までを 除 く 道 在 港 線 全 域 道 中 津 高 田 港 線 全 域 道 別 府 庄 内 線 別

PowerPoint プレゼンテーション

(4) 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 との 連 携 1 市 は 国 の 現 地 対 策 本 部 長 が 運 営 する 武 力 攻 撃 原 子 力 災 害 合 同 対 策 協 議 会 に 職 員 を 派 遣 するなど 同 協 議 会 と 必 要 な 連 携 を 図 る

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資 料 1 衆 議 院 議 員 小 選 挙 区 選 出 議 員 の 選 挙 区 の 改 定 案 の 概 要 都 道 府 県 別 定 数 の 異 動 (1) 定 数 1 増 埼 玉 県 (14 15) 千 葉 県 (12 13) 神 奈 川 県 (17 18) 滋 賀 県 (3 4) 沖 縄 県 (3

平 成 28 年 熊 本 地 震 における 消 防 機 関 の 活 動 ( 熊 本 県 内 )について 被 害 の 状 況 ( 消 防 庁 被 害 報 第 54 報 ( 平 成 28 年 5 月 20 日 9 時 00 分 現 在 )) 平 成 28 年 4 月 14 日 ( 前 震 ) 及 び16

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この 表 は の 住 宅 別 営 繕 工 事 の 予 定 です 掲 載 されている 案 件 が 発 注 されない 場 合 公 表 時 期 内 容 江 東 区 亀 戸 七 丁 目 アパート 耐 震 改 修 9~ 戸 第 4 四 半 期 亀 戸 七 丁 目 第 2アパート 屋 上 防 水 4


有 料 老 ホーム ( ) ( 主 として 要 介 護 状 態 にある を 入 居 させるも のに 限 る ) 第 29 条 ( 届 出 等 ) 第 二 十 九 条 有 料 老 ホーム( 老 を 入 居 させ 入 浴 排 せつ 若 しくは 食 事 の 介 護 食 事 の 提 供 又 はその 他 の

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地 区 追 浜 N0 施 設 名 契 約 年 月 日 備 考 21 追 浜 下 水 ポンプ 場 旧 海 軍 天 神 用 地 平 成 7 年 7 月 18 日 22 市 道 敷 ( 第 4,818 号 ) 旧 第 一 海 軍 技 術 廠 昭 和 26 年 3 月 2

17 外 国 人 看 護 師 候 補 者 就 労 研 修 支 援 18 看 護 職 員 の 就 労 環 境 改 善 運 動 推 進 特 別 20 歯 科 医 療 安 全 管 理 体 制 推 進 特 別 21 在 宅 歯 科 医 療 連 携 室 整 備 22 地 域 災 害 拠 点 病

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

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参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

平成 26 年 12 月 19 日 消防庁 平成 26 年版救急 救助の現況 消防庁では 全国の救急業務及び救助業務の実施状況等について 毎年調査を実施しております 今般 平成 26 年版救急 救助の現況 ( 救急蘇生統計を含む ) を取りまとめましたので 公表します 1 救急出動件数及び搬送人員と

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公 共 発 注 見 通 し( 平 成 28 年 度 当 初 分 ) 番 号 名 称 場 所 期 間 概 要 入 札 及 び 契 約 の 方 法 契 約 締 結 時 期 1 市 道 等 維 持 修 繕 市 一 円 50 日 間 ( 土 ) 排 水 路 補 修 2 3 H27 繰 十 町 区 画 整 理

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資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

の 提 供 状 況 等 を 総 合 的 に 勘 案 し 土 地 及 び 家 屋 に 係 る 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 減 額 せずに 平 成 24 年 度 分 の 固 定 資 産 税 及 び 都 市 計 画 税 を 課 税 することが 適 当 と 市 町 村 長 が 認 め

岡山県警察用航空機の運用等に関する訓令

S7-2)わが国におけるHIV感染妊娠の動向と近年の特徴

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地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

(8) 危 険 物 火 災 等 で 逗 子 北 化 学 1を 必 要 とする 火 災 指 令 時 は 逗 子 北 1を 同 時 編 成 する (9) 未 承 認 対 象 物 からの 即 時 通 報 は 当 該 署 所 の1ケ 部 隊 編 成 とする (10) 通 常 災 害 時 及 び 異 常 災

千 葉 市 資 源 循 環 部 千 葉 県 千 葉 市 中 央 区 千 葉 港 2-1 千 葉 中 央 コミュニティセンター3F 船 橋 市 千 葉 県 船 橋 市 湊 町 柏 市 産 業 277

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掛 金 負 担 金 の 給 料 月 額 に 対 する 割 合 ( ) ( 単 位 : ) 短 期 介 護 短 期 介 護 短 期 介 護 一 般 職 特 別 職 市 町 村 長 組 合 員 34

36 東 京 私 桜 美 林 大 学 大 学 院 心 理 学 研 究 科 37 東 京 私 大 妻 女 子 大 学 大 学 院 人 間 文 化 研 究 科 38 東 京 私 学 習 院 大 学 大 学 院 人 文 科 学 研 究 科 39 東 京 私 国 際 医 療 福 祉 大 学 大 学 院 医

【南関東防衛局】平成28年度発注見通し(1/四)【最終版】

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母 子 医 療 対 策 費 462 (313,289) 国 4,479 1 不 妊 治 療 助 成 事 業 8,600 不 妊 治 療 費 用 の 一 部 を 助 成 し 経 済 的 負 担 の 軽 減 を 図 る 230, ,608 不 妊 治 療 費 の 増 加 による 増 額 分

目 次 1 全 国 の 概 況 (1) 火 災 件 数 (2) 死 傷

平 成 24 (1 月 ~12 月 )と 平 成 25 (1 月 ~12 月 )の 火 災 件 数 等 の 比 較 総 出 火 件 数 平 成 24 平 成 25 前 比 44,189 件 48,095 件 8.8 % 建 物 火 災 25,583 件 25,053 件 -2.1 % (うち 住 宅

所令要綱

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

                         庁議案件No

自衛官俸給表の1等陸佐、1等海佐及び1等空佐の(一)欄又は(二)欄に定める額の俸給の支給を受ける職員の占める官職を定める訓令

目  次(秦野市地域防災計画)

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

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病院等における耐震診断 耐震整備の補助事業 (1) 医療施設運営費等 ( 医療施設耐震化促進事業平成 30 年度予算 13,067 千円 ) 医療施設耐震化促進事業 ( 平成 18 年度 ~) 医療施設の耐震化を促進するため 救命救急センター 病院群輪番制病院 小児救急医療拠点病院等の救急医療等を担

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<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

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平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

近畿中部防衛局広報誌

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平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

130117_『高齢社会をむかえた東京23区の将来 人口と建物の関係から見て

Transcription:

災害から都民を守るために 平成24年中の東京消防庁管内の火災状況は 5,089件 管外からの延焼火災1件を含む で前年に比べ252件減少し 焼損床積25,079 で,356 の減少となりました また 火災による死者は5人で 前年と比較して3人の増加となりました 傷者は832 人で前年に比べ30人の減少となりました 平成24年中の主な大規模な火災として 月に2階建ての長屋から出火し 2棟55 を焼 損した火災がありました また 2月には2階建ての住宅から出火して延焼拡大し 4棟320 を焼損した火災がありました 消防隊による複数の救助があった主な火災として 5月に2階建ての住宅階から出火し 2棟35 を焼損した火災で 消防隊により出火建物の階から合計3名を救助した火災があ りました また 7月には6階建ての複合用途6階から出火し 棟5 焼損した火災で はし ご隊のバスケットにより出火建物の6階から合計3名を救助した火災がありました 特異な火災としては 4月に山林下草6,000 を焼損した火災がありました また 2月 9

には解体中建物内にあるアスベストの保管場所から出火した火災がありました 火災以外の災害としては 2月に解体工事現場において 鉄筋コンクリートの梁に挟まれ 脱出不能となり 民間のクレーン車等を活用し救出した災害がありました また 7月には 高速道路上で発生した車両4台の多重衝突事故により6名が脱出不能となり 東京DMAT と連携し救出した災害がありました このように都内では様々な災害が発生していますが 消防隊は日々実災害に即した訓練 を積み重ねるなど 都民の安心と安全を守るため万全を期しています 0

トピックス 1 震災 大規模災害用救助器具 八消防本部消防救助機動部隊 大型空気式救助器具 大型油圧式救助器具 二 六 八消防本部消防救助機動部隊 ガソリン溶断機 東日本大震災により 当庁管轄下で発生した大型量販店の駐車場スロープ崩落事 故を踏まえ 崩落 倒壊した重量建造物等の持ち上げを行うため 63tまで持ち 上げられる油圧式救助器具及び130tまで持ち上げられる空気式救助器具を整 備しました これらの資機材を持ち上げる対象物や場所によって選択し クレーン 車等が進入できないような現場において 同等の効果を得ることができます また 重量鉄骨などを切断する資機材としてガソリン溶断機を整備しました ガソリン溶断機は 電車車軸など最大280mmの鉄鋼の切断が可能であり こ れらの大型資機材を活用して 大きな重量物を切断し持ち上げるといった 救助活 動が可能になります

3-1 消防車両等の配置状況2-1 主要事業の内容 東京消防庁においては ポンプ車 化学車 はしご 車など,947台の消防車両等 他機関が所有する車両 等は含まない を有していますが 各別の主な消 防車両等の配置状況は次のとおりです 3図 消防車両等の配置状況 平成25年 4 月 日現在 消 防 八 署 5 ポ ン プ 車 83台 化 学 車 6台 は し ご 車 5台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 3台 救 急 車 38台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 2台 航 空 隊 ヘ リ コ プ タ ー 4機 東京消防庁管内 ポ ン プ 車 化 学 車 は し ご 車 屈折放水塔車 救 助 車 (Ⅱ 型 ) 救 助 車 (Ⅲ 型 ) 救 助 車 (Ⅳ 型 ) 特殊災害対策車 救 急 車 救 助 用 重 機 道路啓開用重機 照 明 電 源 車 消防活動二輪車 消 防 艇 ヘリコプター 489台 48台 86台 6台 28台 4台 2台 8台 236台 8台 6台 0台 20台 9艇 6機 九 消 防 署 8 ポ ン プ 車 化 学 車 は し ご 車 救 助 車 (Ⅱ 型 ) 救 急 車 照 明 電 源 車 特殊災害対策車 消防活動二輪車 49台 5台 8台 4台 3台 台 台 4台 消防救助機動部隊 2 特殊災害対策車 救 助 車 (Ⅲ 型 ) 屈折放水塔車 救 助 用 重 機 3台 台 台 2台 消防救助機動部隊 化 学 車 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 救 助 車 ( Ⅲ 型 ) 救 助 車 ( Ⅳ 型 ) 屈 折 放 水 塔 車 特殊災害対策車 救 助 用 重 機 道路啓開用重機 四 消 防 署 7 ポ ン プ 車 5台 化 学 車 2台 は し ご 車 8台 屈 折 放 水 塔 車 台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 2台 救 急 車 25台 照 明 電 源 車 台 三 消 防 署 5 ポ ン プ 車 42台 化 学 車 台 は し ご 車 5台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 2台 救 急 車 22台 照 明 電 源 車 台 消防活動二輪車 4台 消防救助機動部隊 ポ ン プ 車 台 特殊災害対策車 3台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 台 台 台 台 2台 台 台 2台 2台

消 十 消 防 署 5 ポ ン プ 車 32台 化 学 車 4台 は し ご 車 5台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 3台 救 急 車 8台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 台 防 五 署 7 ポ ン プ 車 4台 化 学 車 2台 は し ご 車 7台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 台 救 急 車 6台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 台 消防活動二輪車 2台 消 防 六 署 8 ポ ン プ 車 48台 化 学 車 4台 は し ご 車 8台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 2台 救 急 車 2台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 台 消防活動二輪車 2台 消防救助機動部隊 練馬区 板橋区 北多摩地域 文京区 豊島区 北区 台東区 荒川区 足立区 新宿区 中野区 杉並区 中央区 港 区 渋谷区 世田谷区 目黒区 品川区 大田区 西多摩 南多摩 地域 江東区 墨田区 葛飾区 江戸川区 ポ ン プ 車 化 学 車 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 救 助 車 ( Ⅲ 型 ) 屈 折 放 水 塔 車 特殊災害対策車 救 助 用 重 機 道路啓開用重機 消 消 防 二 署 7 ポ ン プ 車 45台 化 学 車 6台 は し ご 車 7台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 台 救 急 車 20台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 台 消防活動二輪車 2台 ポ ン プ 車 化 学 車 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 救 助 車 ( Ⅲ 型 ) 屈 折 放 水 塔 車 特殊災害対策車 救 助 用 重 機 道路啓開用重機 台 台 台 台 台 台 2台 2台 七 署 9 ポ ン プ 車 57台 化 学 車 台 は し ご 車 0台 屈 折 放 水 塔 車 台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 4台 救 急 車 3台 照 明 電 源 車 台 特殊災害対策車 台 消防活動二輪車 4台 江東航空センター ヘ リ コ プ タ ー 2機 消 消防救助機動部隊 防 台 台 台 台 台 台 2台 2台 防 一 署 0 ポ ン プ 車 38台 化 学 車 4台 は し ご 車 3台 救 助 車 ( Ⅱ 型 ) 2台 救 急 車 4台 照 明 電 源 車 台 消 防 艇 9艇 特殊災害対策車 台 消防活動二輪車 2台 3

普通ポンプ車 消防活動の多様化に対応するため動力及 び軽量ホースカーを装備するとともに各種 資器材の積載能力を増大させたセミボック ス型の車両としています 水槽付ポンプ車 火点直近に部署し 早期に放水態勢 ク イックアタック を整えるため 容量2,000 Lの水タンクを装備するとともに 各種資 器 材 の 積 載 空間 を 確 保す る た め オー ル ボックス化した車両としています 化学車 危険物火災へ対応するため 容量,500 Lの水タンクと50Lの泡剤タンクを 2 槽 設けるとともに 泡剤混合装置や車上から 泡放射可能な放水銃を装備しています 4

小型ポンプ車 ホースカー付き 狭隘道路地域における活動を考慮し 車 両寸法及び最小回転半径について可能な限 り小型化を図り 上枠付軽量ホースカーを 装備した車両です 特殊災害対策車 大型 NBC災害に対応するため 陽圧式放射 線防護ボデーに 空気浄化装置 ガス分析 装置 放射線測定器 風向風速計等の測定 機器を装備し 放射線等を測定できる遠隔 操作ロボットを積載しています はしご車 全油圧駆動 4 連はしご装置を有するバス ケット式の30m級はしご車で 許容荷重 2,700N 定員 3 名 のバスケット装置 伸 縮水管 リモコンノズル等を装備していま す 5

救助車 Ⅱ型 交通事故 労働災害等の各種救助事象に 対応するため ウインチ装置 発電装置 昇降式照明装置等を装備し 多種多様な救 助資器材を積載しています 救助用重機 重機搬送車 震災時における救助活動等での活用を目 的に 無線による遠隔操作が可能な救助用 重機と狭い災害現場で効率的に活動できる 小型の救助用重機です また これらの重機と重機のアタッチメ ントを搬送するための車体昇降装置やウイ ンチ等を装備した最大積載量約2.5tの重 機搬送車です 救急車 救急救命士等の救急隊員が 傷病者に対 し車内で特定行為等の必要な処置を行うこ とができるよう適切なスペースを確保する とともに 防振架台及び各種救急資器材の 固定装置を装備しています 6

消防活動二輪車 震災時における情報収集をはじめとし建 築物の倒壊等による車両通行困難地域での 消防活動 高速道路及び山岳地域等におい て機動性を活かした消防活動を行うための 車両です 消防艇 みやこどり 船舶火災や洋上での大規模災害等に対応す る全長43.2m 巡航速度約20ノット 37 h の舟艇です 放水砲を6基 毎分70,000L放水可能な消防 ポンプを装備し 指揮作戦室 救護室 ベッ ド4床 ヘリコプター用の緊急救助用スペー ス等を設けています 消防ヘリコプター ゆりかもめ 胴体下部取付け消火装置 ファイア アタッカー 胴体下部に機外水タンク2,500Lを取り 付け 下部の放水扉を開放し散水を行うこ とにより 林野火災等の空中消火に使用し ます なお 自己給水ポンプ又は消防車からの 給水により繰り返しの消火が可能です 7

3-2 1 出場体制等 出場体制 当庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普 通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災 普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて 出場から 4 出場に区分して運用しています 特別出場 高速道路上の火災 危険物の火災及び大規模な災害で普通出場では対 応し難い場合に 火災の規模に応じて 出場から 3 出場 大型航空 機の墜落 列車の火災等大規模災害の場合ついては 出場から 4 出 場 に区分して運用しています 特命出場 火災の規模に応じて消防部隊の増強を必要とする場合又は小規模の火 災等に対応する場合に 消防小隊を指定して運用しています ⑵ 救助 特命出場 救助事象に応じて必要な消防小隊を指定して運用しています 例えば 車両同士の衝突事故等に対しては 傷者の救護及び火災等を 考慮し 救急小隊とポンプ小隊等を同時に指定して運用しています 特別出場 大規模な救助事象が発生し又は発生するおそれのある事態が生じ 複 数の救助部隊を一度に投入して救助活動を実施する必要がある場合に 災害の規模に応じて 出場から 3 出場に区分して運用しています また 多数の傷病者が発生し 傷病者の救出救護 誘導等で人的支援 が必要な場合に 救助支援特別出場として 出場から 4 出場に区分 して運用しています ⑶ 救急 普通出場 救急事象が発生した場合に 救急車の位置情報 GPS を活用して要 請場所の直近の救急小隊を運用しています 特別出場 多数の傷病者が発生し又は発生するおそれのある事態が生じ 救急普 通出場では対応し難い場合に 傷病者の人数に応じて 出場から 4 出場に区分して運用しています 特命出場 救急小隊の増強を必要とする場合又は災害現場において複数の傷病者 が発生した場合に 必要な救急小隊を指定して運用しています ⑷ 危険排除 特命出場 危険物の流出 ガスの漏洩 化学災害等の火災又は公共危険の発生並 びに人命危険等が予測される場合 その危険要因を排除するため 災害 8

事象に応じて消防救助機動部隊 化学機動中隊等 消防小隊を指定して 運用しています ⑸ 緊急確認 特命出場 火災と紛らわしい火煙又は自動火災報知設備等が作動した旨の通報が あった場合 緊急に現場を確認するため 消防小隊を指定して運用して います 2 災害の応援体制 市町村は 消防組織法 6 条により自ら消防の責任を果たさなければならないことに なっていますが 境界周辺については消防組織法39条に基づき 市町村相互間で災害の 応援体制を確立しています このため 東京消防庁では次の市町村等と消防相互応援協定 を締結し ポンプ車及び救急車はもとより ヘリコプターによる応援も実施しています また 東京港の海上災害に対応するため 海上保安庁東京海上保安部と業務協定を 川崎市 千葉市 横浜市及び市川市との間には 各都市の港内及びこれに関連する沿岸 施設等における大規模災害に対応するため東京湾消防相互応援協定を結んでいます さらに 地震等による大規模な災害が発生した場合 消防相互応援協定以外の市町村に 対しても 消防組織法44条により 緊急消防援助隊を出動させることになっています 3表 都 県 消防相互応援協定 市 町 村 等 都 県 〇三 〇御 蔵 島 〇青 ヶ 島 市 昭和45. 5.8 町 63. 6. 2 千 葉 県 村 平成元. 3.. 6. 町. 6. 村. 6. 村. 6. 村 埼 玉 県. 6. 村. 6. 村 相 模 原 市 昭和39.2.22 稲 〇大 城 島 〇新 〇八 島 丈 東 京 都 〇利 〇神 島 神奈川県 締結年月日 川 横 大 津 島 宅 崎 浜 和 市 市 市 43. 8. 2 5. 6.30 54..23 山 梨 県 市 町 村 等 市 浦 松 川 安 戸 三 郷 締結年月日 市 昭和42. 3. 7 市 平成8.2.3 市 8.2.5 市 昭和40..23 八 潮 市 4. 3.25 草 加 市 42. 2. 6 川 口 市 42..2 秩父広域市町村圏組合 平成 3. 2.9 朝霞地区一部事務組合 0.0. 戸 田 市 8.2.5 埼玉西部消防組合 25. 4. 上 野 原 市 平成 2. 4.25 大 月 市 8. 6.28 東山梨行政事務組合 8.2.0 注 〇印は 消防応援協定を締結しているもの 9

32表 中央高速道路富士吉田線消防相互応援協定 県 市 町 村 等 神奈川県 相 模 原 締結年月日 県 市 町 村 等 大 市 昭和44. 9. 上 山 梨 県 富 士 吉 田 市 都 留 市 昭和44. 9. 月 野 締結年月日 市 原 市 山 梨 県 富 士 河 口 湖 町 昭和44. 9. 西 桂 町 富士五湖広域行政事務組合 33表 県 神奈川県 34表 県 神奈川県 東京湾消防相互応援協定 市 町 村 等 川 崎 市 消 防 局 横 浜 市 消 防 局 締結年月日 県 平成 2. 5.29 千 葉 県 市 町 村 等 千 葉 市 消 防 局 市 川 市 消 防 局 締結年月日 平成 2. 5.29 航空機消防相互応援協定 市 町 村 等 締結年月日 川 崎 市 消 防 局 県 市 町 村 等 締結年月日 宮 城 県 仙 台 市 消 防 局 平成 8..22 横 浜 市 消 防 局 平成 7. 3.29 愛 知 県 名 古 屋 市 消 防 局 平成 8..3 千 葉 県 千 葉 市 消 防 局 兵 庫 県 神 戸 市 消 防 局 平成8.2.26 航空消防相互応援協定 大阪市消防局 昭和53年 3 月25日締結 業務協定 海上保安庁東京海上保安部 昭和44年 8 月 7 日締結 国土交通省東京国際空港事務所 昭和46年 7 月3日締結 その他の消防相互応援協定 米空軍374空輸団 3 平成24年0月30日締結 国民保護対策 武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律 国民保護法 では 消防は その施設及び人員を活用して 国民の生命 身体及び財産を武力攻撃による火 災から保護するとともに 武力攻撃災害を防除し 及び軽減しなければならないと規定 20

されています また 市町村長は 市町村の職員並びに消防長及び消防団長を指揮し 避難住民の誘 導を行わなければならないことと規定されています 当庁は 国民保護対策における関係機関の連携の重要性を踏まえ 東京都及び区市町 村がそれぞれ作成した国民保護計画に基づき実施する避難誘導などの国民保護措置及び 国民保護訓練などの各種対策に 東京消防庁国民保護対策基本針に基づき適切な対応 を図っています また 東京都が主体となって実施するテロ災害を想定した訓練に専門部隊を参加させ 4 東京消防庁国民保護対策基本針 ⑴ 基本的な考え るなど実働訓練も実施しています 東京において 武力攻撃災害や緊急対処事態における災害が発生した場合 被害の軽 減を図り都民を守ることは 消防に課せられた重大な責務です 当庁は この責務を果たすため 消防職員及び消防団員の安全を確保しつつ 災害に 対する消火 救助 救急 避難誘導等の活動を実施します また 都民や事業所の十分な協力が得られるよう 国 東京都 区市町村及び関係機 関との連携を強化するなど 国民の保護に関する総合的な対策を推進し 首都東京の安 全確保に取り組んでいます ⑵ 基本的対策 前⑴の基本的な考えを踏まえ 次に掲げる基本的対策を策定し これに基づく国民 保護対策を推進しています ア 対応体制の確立 警防本部等機能強化対策 情報運用対策 イ 活動態勢の確立 消防活動対策 避難誘導対策 消防団の活動対策 教育訓練対策 ウ 地域の安全の確保 事業所 都民指導対策 2

3-3 火 32図 災 平成24年中の火災件数 その他火災,437件 28.24% 航空機火災 件 0.02% 林野火災 2件 0.04% 船舶火災 2件 0.04% 5,088件 00.0 車両火災 300件 5.9% 建物火災 3,346件 65.76% 管外からの延焼火災1件を除く 平成24年中の火災件数は 5,088件 管外からの延焼火災1件を除く で 前年と比較 して252件の減少となっています 火災種別でみると 建物火災が3,346件で前年と比較して99件の増加 車両火災が300件 で 04 件の減少 その他火災が,437件で244件の減少などとなっています 焼損床積は25,079 で前年と比較して,356 の減少となり 損害額は44億7,900万円 で前年と比較して約7億4,400万円の減少となっています また 焼損棟数3,869棟 り災世帯2,593世帯 り災人員5,287人となっています 火災による死者は5人で 前年と比較して3人増加しており 火災による負傷者は832 人で前年より30人減少しています 33図 (件) 6,000 4,000 火災件数と火災による死者の発生状況 平成20年 平成24年 5,762 5,598 28 29 5,086 05 5,340 5,088 5 84 20 火災件数 死者数 60 2,000 0 0 平成20年 平成2年 平成22年 平成23年 平成24年 22 (人) 80 治外法権火災及び管 外からの延焼火災を除く

1 火災の調査 消防機関は 消防活動を行うとともに 火災の原因及び火災又は消火のために受 けた損害の調査も行っています 火災の調査は 消防法に定める権限に基 づき実施するもので どのような原因に よって火災が発生したかについて現場を 見分し 関係者の供述を得るとともに 科 学的な分析と鑑定を行い原因を判定して います さらに 消防用設備等の作動 活用状況 延焼拡大の要因 避難状況などを調査して 火災の予防施策に反映させています 2 出火原因 平成24年中の出火原因のワースト 5 は 位 放火 放火の疑いを含む 以下同じ,507件で前年と比較して50件の減少 全火災に占める割合は29.6 と前年の3.0 と 比較し.4ポイントの減少となっています 以下 2 位 たばこ 709件 前年比85件減少 3 位 ガステーブル等 44件 前年 比4件増加 4 位 電気ストーブ 8件 前年比3件増加 5 位 火遊び 98件 前 年比件減少 となっています 34図 平成24年中の主な出火原因 (件) 2,000,500,507,000 709 44 500 98 92 77 58 47 46 溶接器 たき火 ロウソク コード 大型ガスこんろ 火遊び 電気ストーブ ガステーブル等 たばこ 放火 0 8 23

3-4 救 助 1 救助体制 消防の救助業務は 昭和23年自治体消防発足当初 一般建物火災の人命救助を主たる 任務として活動していましたが 昭和30年代の後半から産業経済の進展に伴い 各種災 害の様相が複雑多様化し 人命を損なう事故が続発してきたため 東京消防庁では よ り高度な救助技術と資器材を装備した特別救助隊を昭和46年から順次整備するとともに 阪神 淡路大震災の教訓を踏まえて 平成 8 年には震災時や大規模な特異災害に対応す る消防救助機動部隊 ハイパーレスキュー を発足させました 一 国政レベルでは 昭和6年に消防法及び消防組織法の一部改正による救助隊の 法制化 昭和62年には国際緊急援助隊の派遣に関する法律の施行 平成 7 年には阪神 淡路大震災の教訓を踏まえ国内の消防応援に関する消防組織法の一部改正 緊急消防援 助隊要綱の制定 平成5年には消防組織法の一部改正による緊急消防援助隊の法制化な どにより 国内及び海外における消防活動の応援体制が順次 整備されてきました 東京消防庁では救助隊 特別救助隊及び消防救助機動部隊の他 山岳救助隊 水難救 助隊 航空救助員等の充実を図り 陸 海 空が一体となった救助体制を確立して救助 活動を推進しています 平成6年 7 月新潟 福島の豪雨災害及び同年0月の新潟県中越地震 平成20年 6 月に 24

は 岩手 宮城内陸地震 さらに平成23年 3 月には 東北地太平洋沖地震にそれぞれ 消防救助機動部隊を中心とした部隊を派遣し 人命救助及び消火活動を行いました また 海外でも大規模な自然災害等が発生した際には 被災国の要請に基づき国際消 防救助隊を派遣し 高度な救助技術等を駆使して国際貢献を果たしています 東京消防庁において過去8回の派遣実績があり 最近では平成20年 5 月に発生した中 華人民共和国四川省地震や平成2年0月に発生したインドネシア スマトラ島沖地震 さ らに平成23年 2 月に発生したニュージーランド南島地震にも救助チームを派遣し 献身 的な救助活動を行っています 2 救助隊の現況 火災をはじめ一般的な災害における救助事象に対しては 直近の消防署から救助隊が 出場し救助活動を行っています 一 複雑な救助事象には 専門の教育を受けた特別 救助隊が さまざまな救助資器材を活用して対処し さらに大地震をはじめ建物の倒壊 や土砂崩れなどの大規模な災害には 大型重機等を備えた消防救助機動部隊が出場して 都民の尊い生命の救護にあたります また 東京湾をはじめ都内の河川等における水難事故に対しては水難救助隊が 山岳 事故に対しては山岳救助隊が それぞれ航空隊と連携を図りながら人命救助活動を行っ ています 3 安全管理体制 災害現場における消防活動は 災害の複雑多様化により 危険性や困難性を増し 消 防活動部隊の安全確保の徹底がますます重要になってきています 都民の生命を守るためには 消防隊は常に安全かつ効率的に消防活動を行わなければ なりません このことから 安全器具 保護器具の改良 安全管理隊の活動により災害 現場における消防隊員の安全管理体制の充実強化を積極的に推進しています 25

35表 特別救助隊の現況 配 置 麹 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 蒲 目 世 新 杉 豊 足 上 城 本 江 深 武 東 府 八 町 青 多 板 練 石 消 防 平成25年 4 救 助 隊 麹 町 特 別 救 芝 特 別 救 空 港 特 別 救 目 黒 特 別 救 世 田 谷 特 別 救 新 宿 特 別 救 杉 並 特 別 救 豊 島 特 別 救 足 立 特 別 救 上 野 特 別 救 城 東 特 別 救 本 田 特 別 救 江 戸 川 特 別 救 深 川 特 別 救 武 蔵 野 特 別 救 東 久 留 米 特 別 救 府 中 特 別 救 八 王 子 特 別 救 町 田 特 別 救 青 梅 特 別 救 多 摩 特 別 救 板 橋 特 別 救 練 馬 特 別 救 石 神 井 特 別 救 署 町 芝 田 戸 蔵 久 留 王 神 田 黒 谷 宿 並 島 立 野 東 田 川 川 野 米 中 子 田 梅 摩 橋 馬 井 36表 消防救助機動部隊の現況 救 助 二 二 消 防 本 三 三 消 防 本 六 六 消 防 本 八 八 消 防 本 九 九 消 防 本 部 部 消 部 消 部 消 部 消 部 消 37表 救 一 二 六 七 八 水難救助隊の現況 配置消防署 日 本 橋 臨 港 大 森 足 立 小 岩 調 布 26 平成25年 4 月 日現在 隊 名 救 助 機 動 部 隊 救 助 機 動 部 隊 救 助 機 動 部 隊 救 助 機 動 部 隊 救 助 機 動 部 隊 浜 臨 大 綾 小 調 平成25年 助 隊 町 水 難 救 港 水 難 救 森 水 難 救 瀬 水 難 救 岩 水 難 救 布 水 難 救 八 青 秋 奥 平成25年 4 月 日現在 助 隊 名 子 山 岳 救 梅 山 岳 救 川 山 岳 救 摩 山 岳 救 38表 山岳救助隊の現況 配置消防署 八 王 子 青 梅 九 秋 川 奥 多 摩 防 防 防 防 防 月 日現在 名 救 王 多 4 月 日現在 名

4 救助活動 平成24年中の救助活動状況は 救助件数が23,37件で前年と比べ262件減少しています 種別ごとでは 火災 交通事故 崩壊 電気 山岳 及び その他 が増加 しており 水難 機械 建物 工作物 墜落 及び ガス が前年に比べ減少し ています 35図 救助活動件数 救助人員の推移 件 人 26,000 25,369 25,000 24,000 22,593 22,227 23,000 23,026 22,000 9,746 2,000 2,3 2,92 20,000 9,000 8,9 8,000 7,000 6,000 救助活動件数 5,000 救助人員 4,000 3,000 5 6 7 8 36図 23,72 2,607 22,39 9 9,760 20 23,37 22,096 2,42 9,853 23,579 20,793 9,880 2 22 23 20,380 24 年 平成24年中の救助活動件数 山岳 54件 0.7% 火災 74件 0.7% 機械 78件 0.8% 水難 220件 0.9% 墜落 324件.4% ガス 73件 0.3% 崩壊 6件 0.% 電気 件 0.0% その他 843件 3.6% 建物 工作物 6,074件 交通事故 68.9% 5,260件 22.6% 23,37件 00.0 27

3-5 救 急 東京では 昭和年に 6 台の救急車で救急業務の運用を開始し その後 昭和23年 3 月 に自治体消防制度の発足とともに東京消防庁が救急業務を所管し 平成25年 4 月 日現在 236隊の救急隊を配置しています この間 法制では昭和27年0月 消防関係救急業務に関する条例 が制定され 消防 機関の業務としての位置付けがなされました その後 昭和48年 3 月に 都民を取り巻く 生活環境の多様化に対応するため 救急業務等に関する条例 に改められ 救急処置や医 師の現場要請 応急救護知識技術の普及などの事項について明確化されました 平成 6 年 3 月には 救急業務等に関する条例 の一部が改正されました これは 救急 隊員の資格に救急救命士を加えるとともに 救急事故現場等に居合わせた人 バイスタン ダー による応急手当が必要不可欠であることから 都民一人ひとりに応急救護の知識 技術を習得してもらうこと また 事業者に対して応急救護知識技術の普及等を求めるこ とができるようにしたものです さらに 平成6年0月に都民生活において生ずる事故を 予防するため 事故の状況を確認し 関係者に対して通知したり 公表することができる ようになりました 近年の救急行政を取り巻く環境は 高齢化の進展 疾病構造の変化 都民ニーズの多様 28

化など著しく変化しており これらの変化に的確に対応し 傷病者の救命効果の向上を図 るため 救急隊の増強や救急資器材の整備を推進してきました しかし 救急需要は年々 増加の一途をたどり 平成24年中の救急出場件数は74,702件にも及んでいます これは 救急業務が法制化された昭和38年 02,660件 と比較すると約7.2倍の伸びとなっていま す 東京消防庁では こうした救急需要に対応するため 救急隊の増強をはじめ救急車の適 正かつ良識ある利用の普及定着 患者等搬送事業者等との協働 医療機関との連携強化な ど多角的な対策により 真に救急車が必要とされる事案に適切に対応できるようにしてい ます 平成 3 年に創設された救急救命士制度はプレホスピタル ケア 病院前救護体制 に大 きな成果をもたらしてきました 救急救命士の処置範囲は拡大しており 包括的指示下で の除細動 心臓に電気的刺激を与え正常なリズムに戻す処置 気管挿管や薬剤投与の実施 が認められたことから 救急業務の高度化に対応できる体制整備等を計画的に推進してい ます 傷病者の更なる救命効果の向上を図るため 平成4年0月に東京都メディカルコン トロール協議会が設置され 救急活動の事後検証制度を導入するなど 救急隊員の行う応 急処置等の質を確保するための体制の充実強化に取り組んでいます また 平成6年 7 月から一般市民等にも自動体外式除細動器 AED の使用が認められ るようになったことから ポンプ隊員等による自動体外式除細動器 AED の使用や自動 体外式除細動器 AED を含めた応急手当講習等をさらに推進しています 3 9表 年 区分 救急出場件数及び救急医療機関数の推移 5 6 7 8 9 20 2 22 23 24 総 件 数 663,765 678,78 699,97 686,80 69,549 653,260 655,63 700,98 724,436 74,702 急 408,904 43,023 425,972 433,268 407,582 4,539 444,993 46,048 476,955 病 397,594 交通事故 90,6 そ の 他 76,055 救急医療 機 関 数 362 89,62 86,670 79,97 74,653 67,799 66,48 66,274 66,00 6,890 79,662 82,278 80,858 83,628 77,879 77,6 89,74 97,387 202,857 359 357 340 338 330 326 326 322 320 注 救急医療機関数は 翌年 4 月 日現在の数 29

1 救急隊 救急隊は 救急隊長 救急員及び救急機関員の 3 名で 救急ヘリコプターについては 救急隊長及び救急隊員の 2 名で編成されています 救急隊員は 救急現場の傷病者の症状を的確に判断し 心肺蘇生 止血処置など適切 な救急処置を施しながら傷病者の症状に適応した最も近い医療機関に搬送することとし ています このため 救急隊員には一定時間の研修を義務づけているほか 救急医療の進歩に合 わせ より高度な救急処置のための研修や病院実習などを実施しています 30表 区 分 救急隊数 3表 区 分 機 数 救急隊の配置状況 特 本 別 区 署 出張所 6 平成25年 4 月 日現在 06 計 67 受 本 託 地 署 出張所 25 44 区 合 計 本 69 計 署 出張所 86 50 計 236 救急ヘリコプターの配置状況 大 型 機 中 3 型 機 4 計 7 総務省のヘリコプター中型機 機を含む 2 救急隊の行う主な救急処置 救急隊員の行う主な救急処置としては 人工呼吸や胸骨圧迫 止血 固定処置 酸素 吸入及び保温などのほか 経鼻エアウェイによる気道確保 喉頭鏡 鉗子等による異物 除去 ショックパンツによる血圧保持等があります また 救急救命士は 心肺停止状態に陥った傷病者に対し 自動体外式除細動器 AED を用いた除細動や 乳酸リンゲル液を用いて静脈の流れを確保する処置を行い 呼吸が 止まった状態の人に対してはラリンゲルチューブ等を用いて気道を確保する処置などを 行っています 救急救命士の処置範囲拡大については 救命効果の向上を目指し 平成5年 4 月から は包括的指示下 医師の同時進行性の指示を要しない での除細動の実施 平成6年 7 月からは気管挿管の実施 平成8年 4 月からは薬剤 アドレナリン の投与 更に平成 2年 3 月からは自己注射が可能なアドレナリン製剤 エピペン の投与が可能となりま した 30

3 救急活動 37図 平成24年中の救急出場件数 その他 転院搬送 80,96件 0.8% 交通事故 6,890件 8.3% 急病 476,955件 64.3% 加害 7,589.0 自損行為 5,709 0.8 労働災害 4,668 0.6 運動競技 5,67 0.7 火災 3,526 0.5 資器材等輸送 676 0. 水難事故 938 0. 医師搬送 287 0.0 自然災害 30 0.0 その他 一般負傷 22,66件 6.5% 総件数 74,702件 00.0 42,356 5.7 9,250.2 それぞれの数値は四捨五入しているため 合計が合わない場合があります 平成24年中の救急出場件数は 74,702件で前年に比較して2.4 増となっており こ れは 都民8人に 人の割合で救急車を利用していることになります 日あたりの平 均出場件数は2,027件で 隊の 日平均出場件数は8.7件となっています 救急出場件数を事故種別ごとにみると 急病によるものが476,955件と最も多く総件数 の64.3 を占めています また 救急ヘリコプターによる出場件数は 425件となっており 傷病者搬送の迅速性 や後遺症の軽減を含めた さらなる救命効果の向上等を目指し 救急ヘリコプターによ る搬送体制の充実強化を図っています 4 ポンプ隊と救急隊との連携活動 救命効果の向上を図るため 救命活動を必要とする救急事故及び高層建物 地下街 狭隘な場所等で発生した救急事故から早期に傷病者を医療機関へ搬送することを目的と して 救急隊と同時にポンプ小隊を出場させ マンパワーを確保した効率的な救護活動 を行う ファイア クイック エイド ポンプ小隊等による迅速な救出 救護活動 PA 連携 を平成2年 4 月 日から開始し 平成24年中の出場件数は65,983件となっています 平成6年 7 月に 自動体外式除細動器 AED の使用が認められたことから ポンプ 隊員に対し所定の講習を実施するとともに 全消防署所にポンプ隊用の自動体外式除細 動器 AED を整備しました 次の場合に 救急現場にポンプ隊が出場します 通報の内容から傷病者が重症以上で直ちに傷病者の救出 救護が必要であると判断 した場合 3

救急隊のみでは傷病者の搬送が困難となることが認められる場合 傷害事件等で傷病者及び救急隊員を保護する必要が認められる場合 円滑な救急活動に支障が生じる恐れがある繁華街等で 署隊長が指定する地域及び 時間帯に救急出場があった場合 署所の直近地域で救急事象が発生し 直ちに傷病者の救出 救護が必要であると判 断した場合 救急隊の現場到着が大幅に遅延すると予想され 直ちに傷病者の救出 救護が必要 であると判断した場合 5 無線電話機 PHS等 による傷病者情報の聴取 救急隊到着後に効率的な救急活動を行うため 平成4年 4 月から救急隊は出場途上に 無線電話機 PHS等 による傷病者情報の聴取や付近にいるに対する応急手当の口頭 指導を行っており 救命効果の向上を図るとともに 傷病者及び家族等関係者に救急車 が向かっている安心感を与えています 6 救急医療機関との連携 東京都は 救急医療体制について 突発不測の傷病者が いつでも だれでも その 症状に応じ 必要かつ適切な医療が受けられる救急医療体制の整備 を基本針とし こ れに基づいて救急告示医療機関制度を基本対策として さらに休日 全夜間診療事業等 の補完対策を実施しています 平成2年 8 月3日 東京都では 迅速 適切な救急医療の確保に向け 救急医療の東 京ルールが運用開始となりました その中で 災害救急情報センターに 東京都福祉保 健局の非常勤職員である救急患者受入コーディネーターを配置し 都内全域での搬送先 の調整を行っています 東京消防庁では 東京都福祉保健局や東京都医師会等と協働して 医療機関選定困難 事案の解消に向けたこの取組みを進めています また 救命救急センター等との間に直通電話を設置するなどして緊密な連携を図ると ともに 救急医療機関等の診療情報をはじめ各種診療事業当番施設情報を病院端末装置 等から収集し 救急隊により搬送される傷病者の収容医療機関の選定や都民及び医療機 関からの問合せに活用することにより 救急業務の効率化に努めています なお 災害救急情報センター及び多摩災害救急情報センターには24時間体制で救急隊 指導医が勤務しています 救急隊指導医とは 傷病者の救命率を向上させるために現場 の救急隊員に対して医学的見地から指示助言を与える医師で 平成25年 4 月 日現在 33医療機関等から259名が登録しています 32

32表 救急医療機関の開設主体別現況 国 公 立 公 的 医 療 平成25年 4 月 日現在 機 関 国立 都立 市町村立 日赤 その他 公的病院 計 8 7 8 3 2 28 7 私的医療機関 292 合 計 320 救急車の適正な利用 救急出場件数は 近年増加の一途を辿っており 平成24年においては74,702件と過去 最高の件数を記録し 依然として高い件数で推移しています 救急車が出場してから現場に到着するまでの時間も 平成24年は 7 分35秒と 前年比 で25秒増加しました 人口の高齢化の増長により 今後救急出場件数が増加し それに伴い救急隊の到着も 延伸し 緊急に救命を必要とする傷病者について 救える命が救えなくなるおそれがあ ります このことから東京消防庁では 緊急に医療機関で受診する必要がある傷病者の搬送手 段としてのルールとマナーを守った救急車の利用を呼びかけるとともに インターネッ トホームページによる医療機関案内や医療機関への交通手段を紹介する東京民間救急 コールセンターの利用推進など 真に救急車を必要とする都民の々に対して 適切か つ効果的に救急隊が対応できるよう様々な取組を行っています 8 東京消防庁救急相談センター 急な病気やケガをした場合に 救急車を呼んだほうがいいのかな 今すぐ病院に 行ったほうがいいのかな などと迷った際の相談窓口として 東京消防庁救急相談セ ンター を開設しています 東京消防庁救急相談センターでは これらの相談に 相談医療チーム 医師 看護師 救急隊経験者等の職員 が 24時間年中無休で対応しています さらに パソコンや携 帯電話 スマートフォンから緊急性や医療機 関受診の必要性について確認できる 東京版 救急受診ガイド を提供しています また 東京都福祉保健局 東京都医師会 救急医学に関する専門医及び当庁職員で構成 する 東京消防庁救急相談センター運営協議 会 を併せて設置し 東京消防庁救急相談セン ターの業務内容の検証 プロトコールの医学 33

的検証 運営体制の改善等について協議を行い 救急相談の質の確保を図っています 東京消防庁救急相談センターの電話番号 区 分 東京消防庁救急相談センター 特 別 区 033222323 #79 多摩地区 042522323 東京版救急受診ガイドのURL 区 分 東京版救急受診ガイド パソコン スマートフォンURL http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyuuimuka/guide/main/ 携帯電話URL 9 http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-kyuuimuka/guide/m/00kiyaku.html 救急搬送トリアージ 東京都メディカルコントロール協議会との連携により策定された 救急搬送トリアー ジ基準 に基づき 救急現場で明らかに緊急性がないと判断された傷病者に対しては 応急処置や医療機関案内などを行い 傷病者の同意を得た上で傷病者自身による通院を お願いする 救急搬送トリアージを実施しています 0 応急手当の普及 傷病者を救命するためには 救急隊到着までの救急現場に居合わせた人 バイスタン ダー による応急手当が極めて重要です また 震災時等において 多数の傷病者が発 生するような場合に備えるためには自主救護能力の向上も大切であることから 都民を 対象として応急手当の知識 技術の習得を目標に積極的に普及業務を推進しています また 平成24年 月からは JRC蘇生ガイドライン の改正に伴う新たな講習制度と して 90分の救急入門コース及び上位講習へのステップアップ制度が開始されました なお 応急手当講習の一部を公益財団法人東京防災救急協会に委託して実施していま す このほか 患者等搬送乗務員や9番自動通報の現場派遣員に対する講習を行っていま す 34

33表 主な救命講習 3 時間 普 通 救 命 講 習 4 時間 普通救命 自動体外式除 心肺蘇生 成人 AEDの使用法 窒 細動器業務従事者 講習 息の手当 止血の法などを学ぶコース 救 命 手 当を 学 ぶ 2 時間20分 普 通 救 命 再 講 習 コース 2 時間 救 命 手 当と け が の 手 当 など を 学 ぶコース 救 命 講 習な ど の 指導者コース 3 時間 心肺蘇生(成人 小児 乳児) AEDの使 用法 けがの手当 傷病者管理 搬送法 上 級 救 命 再 講 習 などを学ぶコース 自動体外式除細動器業 務従事者コースの内容を含む 上 級 救 命 講 習 5 時間 過去2ヶ月以内に 普通救命講習 普 上 級 救 命 通救命再講習 を受講した受講生で 上級 ステップアップ講習 救命技能認定を希望する者が受講する講習 24時間 応急手当普及員講習 3 時間 8 時間 過去2ヶ月以内に 救命入門コース を 普 通 救 命 受講した受講生で 救命技能認定を希望す ステップアップ講習 る者が受講する講習 事業所 の従業 員など を対 象とし た応急 応 急 手 当 普 及 員 再 講 習 手当の指導者を養成するコース 講習に関する問合せや申込みは 公益財団法人東京防災救急協会 最寄りの消防署 消 防分署 消防出張所で行っています 中 高生に命の尊さを伝えるメッセージの発信 事業 東京都重要施策の政策課題のひとつである 心の東京革命の推進 に基づき 東京消防 庁では平成4年 7 月 日から中学校及び高等学校を対象とした 中 高生に命の尊さを 伝えるメッセージの発信 事業を実施しています これは 救急救命士等の消防職員が 職務を通じて得た人命救助等の貴重な経験を授 業を通じて生徒に伝え 命の尊さ や 助け合う気持ちの大切さ などの理解を得ること により 次代を担う青少年の健全な心身の成長助成と効果的なバイスタンダーの育成を 図ることを目的としています 平成24年中は 中学校343校35,273名 高等学校等75校22,946名に対して救命講習を 実施したほか 中高生あわせて5校29,246人に対して応急救護講習を実施しました 2 患者等搬送事業者に対する指導及び認定 民間による患者等搬送事業は 緊急性の認められない転院搬送 入退院 通院等に際 し 寝台又は車椅子を備えた車両により搬送を行う事業です 高齢社会の進展等に伴い 需要が年々増加する傾向にあります 35

東京消防庁では 都民が安全に安心して利用できる患者等搬送事業者を育成するため 平成9年0月 日から患者等搬送事業者に対する認定表示制度の条例化を図り 認定制 度 認定事業者の責務 認定表示 認定事業所の公表 報告及び確認等について定め 一定の基準に適合する事業者を東京消防庁認定事業者として認定しています 平成25年 3 月末現在 74社93事業所293台を認定しています また 患者等搬送事業者の利用を促進し 救急車の適正な利用を推進するため 平成 7年 4 月に公益財団法人東京防災救急協会に東京民間救急コールセンターが設置されま した 現在 コールセンターでは 患者等搬送事業者の車両待機状況を管理することで 一元的な案内を行うとともに 平成7年 9 月には 自力歩行ができる患者を対象にした サポートCab タクシー の案内を開始するなど 利用者の利便性の確保を図っていま す さらに 平成8年 3 月には 東京民間救急コールセンターに登録する事業者で組織す る 東京民間救急コールセンター登録事業者連絡協議会 が設立されました 東京消防庁 では 大規模災害により多数の傷病者が発生し 救急車等の搬送車両が不足する場合に 対応するため 東京民間救急コールセンター登録事業者連絡協議会との間で 震災等大規 模災害時における傷病者の搬送業務に関する協定 を締結し連携を図っています 3 応急手当奨励制度 救命効果を向上させるためには 救急現場に居合わせたバイスタン ダーによる迅速 適切な応急手当が重要です 事業所や商店街 町会 自治会等 以下 事業所等 という で は 効果的な応急救護体制を築き 自主救護能力を高めるとともに 来訪者及び地域住民の安全確保を推進するため 積極的に救命講習等 を受講する必要があります このことから 平素より積極的に救命講習を受講し 安心して暮ら せる地域づくりに貢献している事業所等に対して 救命講習受講優良 証を交付することにより 一層安全性の高い社会の実現を目指すもの です 平成25年3月末現在 959事業所に対して救命講習受講優良証を交付しています 制度の内容 1 優良証交付対象 事業所 商店街 町会 自治会 教育機関等のほか 社会貢献が期待できると救急部 長が認めた団体 2 36 交付要件

事業所等に応急手当指導員又は応急手当普及員がいて 救命講習の普及に活用されて いること及び以下の条件を満たしていること ⑴ 事 業 所 従業員総数の30 以上のが 有効期限内にある救命講習の修 了者であること ⑵ 商 店 街 商店街総店舗数の30 以上の店舗に 有効期限内にある救命講 習の修了者が1名以上いること ⑶ 町会及び自治会 町会 自治会総世帯数の30 以上の世帯に 有効期限内にある救 命講習の修了者が1名以上いること そ の 他 の 団 体 団体構成員総数の30 以上のが 有効期限内にある救講習の ⑷ 修了者であること 3 優良証交付事業所等の公表 安全安心な事業所等であることを都民に周知し 事業所等のステータスを向上させて 一層の意識高揚を図るため 当庁ホームページで事業所等の名称を公表し Twitter Facebookページでも情報発信します 4 優良マークの交付 現行の 救命講習受講優良証 に併せて 新たに 優良マーク を交付し 優良証交付事業所等が任意に掲示できます 4 東京都応急手当普及推進協議会 消防総監の諮問機関である東京消防庁救急業務懇話会の25期答申 平成7年 3 月 において 効果的な応急手当の普及を図るため 東京都応急手当普及推進協議会の設立 が提言されました この答申に基づき 平成7年 7 月に当庁や日本赤十字社等官民2団 体 平成25年 3 月現在 25団体 が参画し 東京都応急手当普及推進協議会 が発足し ました 協議会の目標として①バイスタンダーによる応急手当の実施率50 を目指し普及を推 進すること ②5歳から69歳までの東京都の昼間人口の20 約224万人 に対しAED の使用法を普及し 救命効果を高めることの 2 点が承認され 各参画団体がそれぞれ の立場で目標に向かって施策を反映させていくこととなりました 37

トピックス 2 東京版 救急受診ガイド 症状を選び 結果が表示される 該当する項目を選ぶ 急な病気やけがをした場合に すぐに病院に行くべきか 救急車を呼ぶべき か など判断に迷った時 パソコンや携帯電話 スマートフォンから緊急性の判断 ができる 東京版救急受診ガイド を提供しています 緊急度が高い症状と電話での相談が多い症状 合わせて9症状から該当する症状 を選び その後表示される質問に当てはまるものを選択すると 救急車を呼んだほう がいいのか いつごろ病院を受診すべきかなどの結果が表示されます 該当する症状がなかったり判断に迷った場合には 東京消防庁救急相談センターに 電話でご相談ください 東 京 消 防 庁 救 急 相 談 センター 38 7119 23区 0332122323 多摩 0425212323 携帯電話 スマートフォン QRコード QRコード

3-6 1 特殊災害対策 危険排除等 危険排除等として扱われている活動とは 危険物やNBC Nuclear 放射性物質 Biological 生物剤 及びChemical 化学剤 等の危険性を有する物質が漏洩した場 合に 火災の発生防止及び人的被害の軽減を図るための必要な措置を行うことや 自然 現象による危険を排除することなどを含む消防活動をいいます 危険排除等の推移 39図 平成24年中の危険排除等活動件数 38図 件 7,500 7,000 7,053 6,509 6,500 6,63 6,000 6,48 6,300 6,258 その他 2,667件 46.8 6,44 6,389 危険物関 係 2,084件 36.6 総件数 5,694件 6,99 5,500 00.0 5,694 5,000 火 気取扱 関係 27件 4.8 4,500 4,000 5 6 7 8 9 20 2 22 23 ガス関係 672件.8 24 年 平成24年中の危険排除等活動件数は5,694 件 で 特 に 危 険 物 に 係 る も の 2,084 件 36.6 ガスに係るもの672件.8 火気取扱いに係るもの27件 4.8 が多数 を占めています また 都内には危険物やNBC等の危険性を 有する物質などを貯蔵し取り扱っている施 設が数万施設あり さらに車両によりこれら の物質が多量に運搬されています 危険物やNBC等の危険性を有する物質に関係する災害に対処するため 質量分析装置を はじめとする各種資器材を積載し 危険物やNBC等の危険性を有する物質に関する専門研 修を修了した隊員により編成した三及び九消防本部消防救助機動部隊並びに化学 機動中隊 9 隊を配備しています さらに危険物 毒 劇物 放射性物質などの専門家と協 定を結び災害現場においてアドバイスを受ける体制を整備しています 39

34表 化学機動中隊の現況 2 平成25年 4 月 日現在 配置消防署 中 隊 名 一 赤 坂 赤 坂 化 学 機 動 中 隊 二 大 井 大 井 化 学 機 動 中 隊 五 本 郷 本 郷 化 学 機 動 中 隊 六 千 住 千 住 化 学 機 動 中 隊 七 城 東 大 島 化 学 機 動 中 隊 八 三 鷹 三 鷹 化 学 機 動 中 隊 山 東 山 化 学 機 動 中 隊 九 日 野 日 野 化 学 機 動 中 隊 十 志 村 志村坂上 化 学 機 動 中 隊 水 災 東 村 村 東京には大小27の河川があり また ゼロメートル地帯といわれている低地帯があり ます このため 洪水や高潮による浸水等の危険性があるところは 重要水防箇所 国 土交通省が管理する河川 及び 水防上注意を要する箇所 東京都が管理する河川 と して計782ヶ所が指定されています 東京都における水災は 昭和50年以降幸いにも主要河川の決壊等大規模な水災はない ものの 集中豪雨等による中小河川の護岸越水 低地浸水 急激な増水による被害等 いわゆる 都市型水害 が多くなっています 東京消防庁では 気象庁から台風の発生及び集中豪雨など 異常気象の通報があった 時点から台風の進路及び降雨量などの気象状況の変化に注目し 水災の発生が予想され る場合には直ちに水防態勢などを整えて水災に対応できるようにしています また 水災の早期警戒及び活動態勢の確立などに反映させるため 東京都災害情報シ ステム及び防災情報提供システム 気象庁提供 による気象情報や河川水位情報等を各 消防署に配信する体制を整え 情報活用体制の強化を図っています 大雨や台風などに関する気象状況 災害状況に応じ 次の区分により水防態勢及び水 防非常配備態勢を発令し 水災に対処しています ⑴ 水防態勢 水防態勢は 次の基準により発令し 水防情報を収集分析し 水防非常配備態勢に備 えるものです 40

発令者 発 令 基 準 台風の進路が東日本に予想された場合において 情報収集体制の強 化を必要と認めたとき 警 防 副 本 部 長 2 東京湾内湾に津波警報が発表されたとき 3 気象状況その他の事象により情報収集体制の強化を必要と認めたと き 所管区域で大雨警報又は洪水警報が発表された場合において 情報 収集体制の強化を必要と認めたとき 隊 長 2 気象状況その他の事象により 情報収集体制の強化を必要と認めた とき ⑵ 長 2 隊 管轄区域に大雨警報又は洪水警報が発表されたとき 気象状況その他の事象により 情報収集体制の強化を必要と認めた とき 署 水防非常配備態勢 水防非常配備態勢は 次の基準により発令し 勤務時間外の消防職員及び消防団員を 招集するなどして水防活動を実施するものです 警防本部長が発令するもの 区 分 発 令 基 準 配 備 人 員 水 防 一 非常配備態勢 水 防 二 非常配備態勢 水 防 三 非常配備態勢 水 防 四 非常配備態勢 台風の進路が東日本に予想される場合又は東 京地に高潮注意報が発表された場合において 当番の職員及び発 被害の発生が予想され 又は発生したとき 令時に勤務している 2 東京湾内湾に大津波警報が発表されたとき 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予 所要の職員 想され 又は発生したとき 台風が関東地に接近すると予想される場合 当番の職員並びに 又は高潮警報若しくは暴風警報が発表された場 当番以外の職員のお 合において 相当の被害の発生が予想され 又は おむね 3 分の 及び 発生したとき 2 気象状況その他の事象により 相当の被害の発 所要の消防団員 以 下 団員 という 生が予想され 又は発生したとき 台風が東京地に接近した場合又は高潮警報 若しくは暴風警報が発表された場合において 大 規模な被害の発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員並びに 2 東京消防庁管下区市町村のいずれかに大雨特 当番以外の職員のお 別警報又は高潮特別警報若しくは暴風特別警報 おむね半数及び所要 が発表されたとき の団員 3 気象状況その他の事象により 大規模な被害の 発生が予想され 又は発生したとき 東京消防庁管下全域に大雨特別警報又は暴風 特別警報が発表されたとき 全職員及び全団員 2 気象状況その他の事象により 甚大な被害の発 生が予想され 又は発生したとき 4

隊長が発令するもの 区 分 発 令 基 準 配 備 人 員 所管区域に大雨警報又は洪水警報が発表され た場合において 被害の発生が予想され 又は発 生したとき 当番の職員及び発 水 防 一 2 水道管の破裂 水門の故障等による出水によ 令時に勤務している 非常配備態勢 り 被害の発生が予想され 又は発生したとき 所要の職員 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予 想され 又は発生したとき 所管区域に大雨警報 洪水警報又は土砂災害警 戒情報が発表された場合において 相当の被害の 発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員並びに 水 防 二 2 河川の増水 越水 水道管の破裂 水門の故障 当番以外の所要の職 等による出水により 相当の被害の発生が予想さ 非常配備態勢 員及び団員 れ 又は発生したとき 3 気象状況その他の事象により 相当の被害の発 生が予想され 又は発生したとき 署隊長が発令するもの 区 分 発 令 基 準 配 備 人 員 管轄区域に大雨警報又は洪水警報が発表され た場合において 被害の発生が予想され 又は発 生したとき 当番の職員及び発 水 防 一 2 水道管の破裂 水門の故障等による出水によ 令時に勤務している 非常配備態勢 り 被害の発生が予想され 又は発生したとき 所要の職員 3 気象状況その他の事象により 被害の発生が予 想され 又は発生したとき 管轄区域に大雨警報 洪水警報又は土砂災害警 戒情報が発表された場合において 相当の被害の 発生が予想され 又は発生したとき 当番の職員並びに 水 防 二 2 河川の増水 越水 水道管の破裂 水門の故障 当番以外の所要の職 等による出水により 相当の被害の発生が予想さ 非常配備態勢 員及び団員 れ 又は発生したとき 3 気象状況その他の事象により 相当の被害の発 生が予想され 又は発生したとき 42

3 水防活動 平成24年中 東京消防庁では水防態勢を 8 回 水防一非常配備態勢を 回 水防 二非常配備態勢を 回 隊及び署隊 単位を含む 発令し 水防活動を実施し ました 被害状況及び水防活動状況につい ては 東京消防庁管内における水災の表に 示すとおりです 水防活動に出場して被害 の軽減に努めた消防職 団員は 延べ2,59 名です 43

35表 東京消防庁管内における水災 平成24年中 月 日 5月 3日 5月 28日 6月 9日 6月 22日 7月 3日 8月 8日 9月 日 9月 2日 9月 8日 9月 2日 9月 30日 発 生 (発 令 )事 由 大雨洪水 大雨洪水 台 風 4号 大雨洪水 水道管破裂 大雨洪水 大雨洪水 大雨洪水 大雨洪水 大雨洪水 台 風 7号 水 防 活 動 態勢 水防態勢 水防態勢 水防態勢 水防態勢 水防態勢 水防態勢 水防態勢 水防2 8 2署 8 管下 全域 発 令 地 8 9 他24署 33署 域 63署 水災 件数 74署 02署 合計 92署 02署 2 09 2 4 26 260 2 2 2 4 2 3 壊 壊 一 部 損 壊 46 49 96 3 9 全 棟 数 半 道 路 冠 水 施 道 路 損 壊 設 被 が け 崩 れ 害 堤 防 決 壊 4 4 箇 越 水 所 堤 防 損 壊 他 5 58 2 76 42 者 人 死 的 行 不 明 被 害 傷 者 2 3 人 誘 導 人 員 救 助 人 員 4 4 状 5 6 他73署 82署 建 物 床 下 浸 水 被 害 地下 階等 浸水 害 2 4 5 6 他34署 管下 全域 2 床 上 浸 水 被 8 2署 2 4 況 そ の 水 防 工 法 2 救 助 作 業 3 2 2 7 排 水 作 業 4 7 作 警戒 区域 設定 業 避 難 誘 導 状 況 流 水 障 害 7 3 交 通 障 害 6 3 9 他 機関 協力 4 6 そ 他 2 75 2 99 80 況 出 場 車 両 台 23 5 97 2 4 6 2 5 23 82 450 出 消 防 職 員 場 人 員 消 防 団 員 98 22 903 8 27 9 5 22 97 79 2,003 2 5 水 防 活 動 状 の 30 56 平成25年 4 月 日集計 44

3-7 航 空 隊 東京消防庁航空隊は 昭和4年月 わが国で はじめての 消防航空隊 として発足以来 組織及び 装備を充実強化させながら 火災 救急 救助等の 災 害 か ら 40年 以 上 に わ た り 都 民 の 安 全 を 空 か ら 守っています 年々増大する行政需要に対応するため 立川市と 江東区の 2 ヶ所に基地を構え 都内全域への迅速出 場体制を確保するとともに 救急専門医を搭乗させ た 東京型ドクターヘリ の運航を開始し 主に山間 部及び離島地域で発生した傷病者に対し 患者搬送中に救命処置を施し 救命率向上と予 後の早期回復を図っています また 他府県で発生した大規模災害に対し 緊急消防援助隊として救助 救急活動及び 緊急物資輸送 情報収集及び消火活動等を行っています 海外の大規模災害事象には国際 消防救助隊として バングラディッシュサイクロン災害 インドネシア森林火災 スマト ラ インド洋津波災害に派遣されています 1 航空隊の現況 航空隊及び江東航空センターの 2 つの拠点に 消防ヘリコプター 6 機 大型機 3 機 中型機 3 機 を配備し 総務 飛行 整備 救助 救急の各部門が一体となって 各種 消防業務に従事しています 更に平成8年度から 総務省消防庁ヘリコプター 中型機 機の運航を委託され 緊急消防援助隊等の任務に従事しています 36表 愛 当庁のヘリコプター 称 ち ど か も つ ば 総 務 省 ヘ は く ち ょ ひ ば ゆ り か も り め め リ う り め 平成25年 4 月 日現在 機 種 AS365N2型 ドーファンⅡ AS365N3型 ドーファンⅡ AS365N3型 ドーファンⅡ AS365N3型 ドーファンⅡ AS332L1型 スーパーピューマ AS332L1型 スーパーピューマ EC225LP型 運用開始年月 平成 9 年 平成2年 平成22年 平成8年 平成 6 年 平成3年 平成20年 4月 4月 4月 4月 4月 6月 4月 45

2 航空隊の活動概要 航空隊は 次のような業務を行っています 災害時における上空からの人命救助 消火活動及びヘリコプターテレビ電送システ ムによる情報収集並びに部隊指揮 救急ヘリコプターによる活動 東京型ドクターヘリを含む 上空からの写真撮影 広報活動 その他の各種調査 このような業務に加え 地上の消防部隊の活動が制約される大震災時にはその機動力 が大いに期待されています 一 昭和6年 5 月の広域航空消防応援の制度化や平成 7 年0月の緊急消防援助隊の 発足により 航空隊の活動範囲も広がり 最近では 特筆される活動として 平成9年 3 月能登半島地震 平成9年 7 月新潟県中越沖地震 平成20年 6 月岩手 宮城内陸地震及 び平成23年 3 月東日本大震災への支援活動のほか 関東及びその近県で発生した林野火 災に出場し 消火活動 調査活動に従事するなど大きな成果をあげています さらに 海外で発生した大規模地震による津波災害や林野火災に対して 国際消防救 助隊として災害派遣され 救援活動に成果をあげるなど 国内外を通じてますますその 機動力に対する期待が高まっています 37表 項目 年 航空隊の年別活動件数 過去5年 火災 救急 救難 演習 非常時災害 調査 警戒 広報 撮影 試験 検査 訓練 養成 教育 行政 合計 20 5 304 94 49 49 3 3 253 50 05 39 2,564 2 28 425 88 49 44 28 239 369 97 36 4,58 22 22 449 84 60 34 8 26 223 48 92 4,62 23 04 484 55 30 2 32 27 262 47 93 26 0,65 24 8 425 64 46 54 3 44 282 476 93 30 0,598 発足以来 4,557 8,409 2,93,776 2,670 3,47,44 7,548 0,337 3,898 の 累 計 46 行事 943,332 48,494

3-8 港湾消防 東京の海の玄関である東京湾は わが国の産業経済にとって重要な役割を担っており その重要性はますます高まっています このため 港湾施設の拡充整備が進められ 東京湾の埋立事業はほぼ完了し 臨海副都 心の整備など本格的な開発が行われています この地域は 海上輸送の総合的な物流拠点として また 既成の市街地と結びつく公共 施設 諸工業 商業 住宅用地などの土地改造の拠点として あるいは海上公園を含めた 都心の教育 文化 スポーツなどの憩いの場として大きく変貌しています このような状況の中 当庁では 将来的な臨海副都心の市街地化の進展や 行政需要に 合わせた消防署等の整備を計画しています 38表 港湾消防体制の現況 平成25年 4 月 日現在 消 防 艇 00トン級 30トン級 0トン級 0トン級未満 計 3 4 9 39表 消防艇の活動状況 平成24年中 出場等総回数 火災出場 その他出場 演習 その他 865 73 334 458 47

3-9 消 防 団 1 特別区の消防団体制 ⑴ 制度 消防団は 昭和22年 消防団令 の公布により創設され 特別区の 消防団の設置等に関する条例 に 基づいて各消防署の管轄区域ごと に設置されています ⑵ 任務 消防団は 地域に密着した防災 機関であり 地域で発生した災害 に対するその活動に大きな期待が寄せられているとともに 震災対策上からも重要な任 務を担っています 火災及び水災などに対する災害活動を任務として消防署隊と連携し て活動を行っています また 震災などの大災害に備え 地域住民等に対して出火防止 初期消火 AEDの取 扱いなどの防火防災指導を行うとともに 災害時にはそれぞれの任務に基づいて被害の 軽減を図るため積極的に活動します ⑶ 活動体制 30図 団長 消防団の活動体制 平常時 災害時 副団長 庶務係 本部員 副団長 副団長 消防係 本部員 副団長 訓練係 本部員 本部員 副団長 防災係 本部員 副団長 副団長 指導係 本部員 副団長 経理係 本部員 副団長 分団 本部員 分団 副団長 団長 は配置定員400人以上の消防団に置かれる 団本部指揮担当兼 分団 局指揮担当 分団 局指揮担当 分団 本部員 本部員 分団 局指揮担当 分団 分団 局指揮担当 分団 分団 (注) 特殊技能班を編成した場合は 副団長1名を特殊技能統括 班長として指定し 特殊技能班を指揮及び統括させる 48

320表 消防団現勢 消防団 58 439 定 員 6,000 主 な 施 設 可搬ポンプ 可搬ポンプ積載車 分団施設 携帯無線機 400MHz 簡易救助器具 油圧式救助器具 と 装 備 990台 86台 990棟,590台 990組 58基 消防団活動体制の充実 強化策 ⑷ 分団数 平成25年 4 月 日現在 消防団員の確保 居住地団員の確保を基本として 事業所勤務者 大学生 女性等を対象とした幅広い 募集活動による消防団員確保の推進 分団本部施設等の充実強化 消防団の活動拠点としての分団本部施設等の整備推進 災害活動力の強化 可搬ポンプ積載車の増強整備 新型編上げ活動靴 防塵メガネの整備 救命胴衣の整備 携帯無線機の増強整備 三級陸上特殊無線技士の養成 消防団員に対する震災用非常食の整備 募集ポスター 消防団協力事業所表示証 分団本部施設 可搬ポンプ積載車 49

2 多摩 島しょ地区の消防団体制 多摩地区 稲城市を除く の25市 3 町 村の消防事務は 東京都が受託していますが 消防団と消防水利施設の設置等に関することは委託事務の対象から除かれているため 各市町村で運営管理を行っています 多摩地区は 地域特性から伝統的に消防団に寄せられる期待は大きなものがあります 多摩地区の消防団については 東京都消防訓練所や同地区内の各消防署が また島しょ 地区の消防団については 東京都消防訓練所が教育訓練を行っており 消防団員の資質 及び技術の向上に努めています なお 多摩地域における消防団の災害現場活動は 消防組織法 に基づき消防署長の 指揮のもとに行われています 32表 多摩 島しょ地区消防団の現勢 内 容 地区別 多 摩 消 消防団 団 員 ポンプ車 防 機 小型動力 ポ ン プ 動 力 積載車 広報車等 受 託 地 区 29 8,02 298 365 70 35 受託外地区 86 8 9 0 0,246 27 86 40 0 40 9,453 333 460 20 46 島しょ 地区 受託外 合 322表 計 各市町村主催による教育訓練 種 別 地区別 平成24年度中 基礎教育 専科教育 幹部教育 合 計 回 数 490 295 4 926 時 間,35 874 365 2,374 人 員 9,626 3,30 2,40 25,346 回 数 6 0 7 時 間 8 6 0 4 人 員 22 02 0 224 回 数 56 4 34 04 島しょ 地区 受託外 時 間 29 2 7 448 人 員,009 679 385 2,073 多 摩 50 平成25年4月日現在 受 託 地 区 受託外地区

323表 種別 区分 消防訓練所が行っている集合教育訓練 専 科 警防科 教 育 特別教育 機関科 平成24年度中 幹 部 上級幹部 教 育 中級幹部 初級幹部 合 計 回 数 6 団 数 36 36 32 36 32 33 205 人 員 5 49 46 2 45 47 350 3 トピックス 消防団員募集活動 消防団員の定員を確保するため 年間を通して消防団員募集を推進し 特に1月か ら3月までは年度末の退職者を補充するため 重点推進期間として様々な消防団員募 集や広報活動を展開しています また 1月5日の Tokyo消防団の日 を踏まえ 1月期を消防団員募集強化月間と位置づけ 東京都内全域において消防団員の募集 広報活動を行います 5