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6. 研究が終わった後 血液を他の研究に使わせてください 詳しくは ページへ 病には未解決の部分がまだ多く残っています 今後のさらなる研究のため ご協力をお願いいたします ( 必要に応じて ) バンク事業へのご協力をお願いします 遺伝子を扱う研究を推進するため 多くの人の遺伝子の情報を集めて研究に使

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ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

臨床研究許可申請書の提出に際しての留意事項

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同意説明文書(見本)

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3. 本事業の詳細 3.1. 運営形態手術 治療に関する情報の登録は, 本事業に参加する施設の診療科でおこなわれます. 登録されたデータは一般社団法人 National Clinical Database ( 以下,NCD) 図 1 参照 がとりまとめます.NCD は下記の学会 専門医制度と連携して

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埼玉医科大学倫理委員会

1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

診療情報を利用した臨床研究について 虎の門病院肝臓内科では 以下の臨床研究を実施しております この研究は 通常の診療で得られた記録をまとめるものです この案内をお読みになり ご自身がこの研究の対象者にあたると思われる方の中で ご質問がある場合 またはこの研究に 自分の診療情報を使ってほしくない とお

4. 結果はお返ししない予定です [ 結果を開示しない場合 ] 今すぐに診療に役立てることができないため結果をお返ししない予定です ご理解く ださいますようお願いいたします 詳しくは ページへ ( 必要に応じて )5. 親権者の承諾のもと 未成年者の参加をお願いしています 詳しくは ページへ 6.

波呂 浩孝 九山梨大学大学院医学研究院整形外科 教授 國府田正雄 千葉大学大学院医学研究院整形外科学 特任助教 石橋 恭之 弘前大学大学院医学研究科整形外科学 教授 研 究 協 力 者奥田 真也 大阪労災病院 山下 智也 大阪労災病院 山崎 良二 大阪労災病院 前野 考史 大阪労災病院 松本 富哉

臨床研究実施計画書

再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

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疫学研究の病院HPによる情報公開 様式の作成について

目次 1. はじめに 1 2. 研究課題の倫理審査について 2 3. プライバシーの保護について 2 4. 提供試料の解析 / 分析等について 3 5. 研究課題と成果等の公表について 3 6. 追加の採血について 3 7. 過去の研究に提供した試料等の保管について 4 8. 試料 診療情報の提供先

B型肝炎ウイルスのキャリアで免疫抑制・化学療法を受ける患者さんへ

臨床研究に参加される研究対象者の方へ 皮膚症状を呈する膠原病における炎症性サイトカインの病態への関与について に関する研究の説明 これは臨床研究への参加についての説明文書です 本臨床研究についてわかりやすく説明しますので 内容を十分ご理解されたうえで 参加するかどうか患者さんご自身の意思でお決め下さ

資料1_事業実施計画書

臨床研究の概要および研究計画

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厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)

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研究課題名 臨床研究実施計画書 研究責任者 : 独立行政法人地域医療推進機構群馬中央病院 群馬県前橋市紅雲町 1 丁目 7 番 13 号 Tel: ( 内線 )Fax: 臨床研究期間 : 年月 ~ 年月 作成日 : 年月日 ( 第 版

Microsoft Word - *Xpert Flu検討 患者用説明書 修正.docx

6. 研究対象者として選定された理由 当科を受診された各種慢性肝疾患の方が研究対象者に含まれます 7. 研究対象者に生じる利益 負担および予想されるリスクノベルジン錠の国内臨床試験に置ける安全性評価対象例 74 例中 23 例 (31.1%) に副作用が認められ 主な自覚症状では悪心 4 例 (5.

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は関連する学会 専門医制度と連携しており, 今後さらに拡大していきます. 日本外科学会 ( 外科専門医 ) 日本消化器外科学会 ( 消化器外科専門医 ) 消化器外科領域については, 以下の学会が 消化器外科データベース関連学会協議会 を組織して,NCD と連携する : 日本消化器外科学会, 日本肝胆

I

関庄二 富山大学医学部整形外科 助教 安部哲哉 筑波大学医学医療系整形外科 講師 藤井賢吾 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻 大学院生 船山徹 筑波大学医学医療系整形外科 講師 野口裕史 筑波大学附属病院整形外科 病院講師 三浦紘世 筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻

岸和田徳洲会病院 当院では以下の研究に協力し情報を提供しております この研究は 国が定めた指針に基づき 対象となる患者さまのお一人ずつから直接同意を得るかわりに 研究の目的を含む研究の実施についての情報を公開しています 研究結果は学会等で発表されることがありますが その際も個人を特定する情報は公表し

平成 27 年司法試験法科大学院別人員調 ( 既修 未修別 ) 法科大学院名 受験者数合格者数既修未修既修未修 愛知学院大法科大学院 愛知大法科大学院 青山学院大法科大学院 大阪学院大法科大学院

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目次 1. 目的 背景と研究計画の根拠 背景 研究の科学的合理性の根拠 研究対象者の選定方針 適格基準 除外基準 研究の方法 期間 研究デザイン...

平成 30 年司法試験法科大学院別人員調 ( 既修 未修別 ) 法科大学院名 受験者数合格者数既修未修既修未修 愛知学院大法科大学院 愛知大法科大学院 青山学院大法科大学院 大阪学院大法科大学院

患者さんへ

臨床研究に関する研修会1

(個人情報は他人には決して漏らしません)

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申請重症疾患日付同意既存無経由無区町村様式第 号 特定疾患医療受給者証 交付申請書 入力用 次のどれか つの番号に をしてください. 以前で特定疾患認定をうけていたことがある 申請番号 認定番号 認定日. 身体障害者手帳 ( 級 級 ) の写しのうちいずれかひとつ ) 経由 受理回送H 区分 同H

平成 28 年司法試験法科大学院別人員調 ( 既修 未修別 ) 法科大学院名 受験者数合格者数既修未修既修未修 愛知学院大法科大学院 愛知大法科大学院 青山学院大法科大学院 大阪学院大法科大学院

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手順書03

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次世代眼科医療を目指す、ICT/人工知能を活用した画像等データベースの基盤構築 研究計画書

 

課題名

研究課題 : Niti-S 大腸ステント多施設共同前向き安全性観察研究 に関する計画書 申請者 ( 実施責任者 ) 所属埼玉医科大学総合医療センター消化管 一般外科氏名松澤岳晃 1. 背景, 意義, 目的背景 : これまで, 本邦では大腸狭窄に対する金属ステントは薬事認可も保険収載もなかったため,

後天性血友病アンケート(Homepage用)

1 検査の背景 国立大学附属病院は 平成 16 年の国立大学の法人化以降 収支の企業的管理が必要 となり 個々の国立大学附属病院がその経営について独自に責任を負うこととなった そして 医療制度改革等では 国立大学附属病院を含めた病院の役割分担による医 療提供体制の再構築が求められている さらに 医療

1. この臨床研究は患者さんの治療のためではなく 新たな診断の確立のために行われます 尿路感染症の重症度を診断する際には CRP やプロカルシトニンなどの炎症マーカーが使用されておりますが これらのマーカーは 炎症が起きてから血中に出てくるまで時間がかかったり 炎症が良くなっても血液中からなかなか消

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率 九州 ( 工 -エネルギー科学) 新潟 ( 工 - 力学 ) 神戸 ( 海事科学 ) 60.0 ( 工 - 化学材料 ) 岡山 ( 工 - 機械システム系 ) 北海道 ( 総合理系 - 化学重点 ) 57.5 名古屋工業 ( 工 - 電気 機械工 ) 首都大学東京

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目次 1. はじめに ( 臨床研究とは ) 今回の研究について 目的 方法 対象となる患者さん 研究方法 スケジュール 研究参加期間 研究参加予定人数.

アンケート用「研究実施計画書」作成の手引

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

群馬大学 人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : COPD を有する手術実施患者の術前評価と手術後に発症した呼吸器合併症の状況からの後方視的な検討 はじめに COPD は Chronic Obstructive

平成 26 年 3 月 6 日千葉医療センター 地域医療連携ネットワーク運用管理規定 (Ver.8) 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク運用管理規定 第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この運用管理規定は 千葉医療センター地域医療連携ネットワーク ( 以下 千葉医療ネットワーク ) に参加

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

次世代眼科医療を目指す、ICT/人工知能を活用した画像等データベースの基盤構築 プロジェクト1(眼底写真の診断)研究計画書

採択演題一覧

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課題名

私のリビングウィル 自分らしい最期を迎えるために あなたが病気や事故で意思表示できなくなっても最期まであなたの意思を尊重した治療を行います リビングウィル とは? リビングウィルとは 生前に発効される遺書 のことです 通常の遺書は 亡くなった後に発効されますが リビングウィルは 生きていても意思表示

料 情報の提供に関する記録 を作成する方法 ( 作成する時期 記録の媒体 作成する研究者等の氏名 別に作成する書類による代用の有無等 ) 及び保管する方法 ( 場所 第 12 の1⑴の解説 5に規定する提供元の機関における義務 8 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合にはその方法等を含む ) 9

はじめに この冊子は 社会医療法人孝仁会北海道大野記念病院において行われているかいちょうろうへいさそう 回腸瘻閉鎖創の手術部位感染に対する予防的局所陰圧閉鎖療法の有効性評価 という臨床研究について説明したものです 担当医師からこの研究についての説明をお聞きになり 研究の内容を十分にご理解いただいた上

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改めて各法人をグループ分けしてみると 中規模病院有大学の大半が 対 17 年度比 90% 未満の最も削減率の大きいグループに転落することが分かる このことの背景には 病院部門については医療の質の向上と法人の収入確保のために人員の強化が図られた一方で 総人件費改革に対応するために他分野での人員削減を余


臨床研究に関する標準業務手順書

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07案3団体あて臨床研究法COI通知

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22. 都道府県別の結果及び評価結果一覧 ( 大腸がん検診 集団検診 ) 13 都道府県用チェックリストの遵守状況大腸がん部会の活動状況 (: 実施済 : 今後実施予定はある : 実施しない : 評価対象外 ) (61 項目中 ) 大腸がん部会の開催 がん部会による 北海道 22 C D 青森県 2

医師主導治験取扱要覧

目 次 1. はじめに 2. 臨床研究とは 3. 研究の目的 意義 4. 研究の対象と方法 5. 研究への自由意志参加 同意取消しの自由 6. 研究責任者 組織 7. 研究の場所 期間 8. 研究試料と情報の取り扱い 9. 研究結果の扱い 10. 研究資金源 11. 利益相反 12. 研究参加者の負

にそえない場合がございますがご了承ください 連絡先所属 職名 : 医学部附属病院患者支援センター助教氏名 : 中島康代連絡先 : 実施医療機関の研究責任者所属 職名 : 高崎総合医療センター 消化器内科氏名 : 長沼篤連絡先 : 群馬県高崎市高松町 36 T

PowerPoint プレゼンテーション

臨床試験の実施計画書作成の手引き

3. 募集期間 平成 26 年 8 8 日 ( 金 )~9 12 日 ( 金 )( 当日消印有効 ) 4. 募集方法 本用紙の応募書式に必要事項をご記入 ご捺印の上 下記まで送付ください 応募用紙送付先 お問い合わせ先株式会社 NTTデータ 東京都江東区 豊洲センタービ

2014 年 1 月 24 日 独立行政法人国立精神 神経医療研究センター (NCNP) Tel: ( 総務部広報係 ) 国立精神 神経医療研究センター 三島和夫部長らの研究グループが 睡眠医療 睡眠研究用プラットフォーム PASM を開発 本成果のポイント 1. 睡眠医療およ

1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

実験計画書

健康診断予約サービス

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Transcription:

黄色靭帯骨化症の手術成績に関する研究へのご協力について 黄色靭帯骨化症は脊椎をつなぐ組織である靱帯が骨に変化し 脊髄が圧迫を受けて歩行障害などをおこす病気です 脊髄障害が発生した場合の治療法は手術しかありません しかし 手術によっても症状が良くならない あるいは手術後逆に症状が悪くなる人もいて どのような手術法が最も安全で 効果があるのかが分かっておりません このことを明らかにする目的で 私どもはこの病気で手術をお受けになった患者さんの手術後の結果を調査させていただきたいと思います 下記をお読みいただき 研究にご協力いただける場合には同意書に署名をいただければ幸いです 1 研究題目 : 本研究は以下の研究体制で多施設研究として行われます 胸椎黄色靭帯骨化症の手術成績に関する前向き多施設研究 研究責任者 今釜史郎 名古屋大学整形外科 講師 分担者 氏名 所属 職名 伊藤全哉 整形外科 助教 安藤圭 整形外科 助教 個人情報管理者氏名 所属 職名 飛田哲朗 整形外科 医員 共同研究機関と担当者 ( 多施設共同研究の場合は研究組織名と代表者 ) 2 研究協力の任意性と撤回の自由あなたが調査への協力に同意してもよいとお考えの場合には 同意書に署名することにより 同意の表明をお願いいたします 一度同意した場合でも その後の同意の撤回は自由にしていただけます また 同意しなかった場合あるいは同意を撤回した場合でも 治療などにおいて不利益を受けることはありません 3 研究目的黄色靭帯骨化症 (OLF) は脊椎を連結する黄色靭帯が骨化し 脊髄を圧迫することにより 歩行障害や下肢の感覚障害などの脊髄症状をきたします 現在でもその原因や適切な治療法などが完全には明らかにされていない病気です 2013 年度より東京医科歯科大学整形外科が事務局になり厚労科研費厚労科研費難治性疾患克服研究事業脊柱靭帯骨化症に関する調査研究班が発足し OLF の原因を明らかにし 治療法を確立するためのいろいろな研究が行われており この研究もその一環として行われます この研究の目的は OLF にたいして手術予定患者の皆さんの同意をいただいた後 カルテや画像から 1

どのような手術法が OLF の脊髄症状を改善するのに安全で 有効かということを明らかにすること です 4 研究方法, 期間 1. 対象 : 黄色靱帯骨化症手術患者 2. 実施期間倫理委員会承認後 ( 必要であれば )- 平成 28 年 3 月 31 日 3. 実施場所名古屋大学病院をはじめとする各研究参加施設 4. 研究協力者の選定の基準多施設研究開始後参加各施設で手術治療が行われた OLF 患者 5. 協力の詳細協力いただいた方の診療記録上の臨床データ 画像所見を調査させていただきます また 外来に通院時に QOL 質問表にご記入をいただきます ご記入に要する時間は 15 分ほどと考えられます 5 研究計画書等の開示 研究計画書はご希望があれば開示いたします 6 研究協力者にもたらされる利益および不利益本研究により協力いただいた方に直接の利益はありませんが 将来的に OLF の手術をお受けになる方の手術法選択の際に 本研究の結果は役立つと思われます また 本研究による協力者の方々への不利益は無いと考えられます 7 個人情報の保護協力者から得られたデータは各施設で収集されますが 患者氏名 ID などの個人情報と臨床データを切り離し 個人情報は各施設で厳重に保管し 臨床データは名古屋大学整形外科で管理を行います 臨床データは各施設において紙媒体で記載を行い これを最終的に名古屋大学整形外科に郵送により集め インターネットとの接続を遮断したコンピュータで入力を行い パスワードで保護されたハードディスクに保管いたします 8 結果の開示 研究協力者への個々の結果の開示は行いません 9 研究成果の公表研究成果は厚生労働省への調査研究報告書として公にされます また 整形外科関係の内外の学会あるいは医学雑誌に公表されますが その際 協力者を特定する情報 ( 氏名や住所など ) は一切明らかにされることはありません 10 研究から生じる知的財産権の帰属 2

本研究の結果により生じた知的財産権は研究に協力いただいた方には帰属いたしません 11 研究終了後の試料取扱の方針研究終了後もカルテやレントゲン写真は通常通り保存されます また そこから抽出したデータはデジタルデータとしてインターネットに接続しないパスワード付きのハードディスクに保存されます これらのデータは将来的に再度 解析のために使用される可能性があります 12 費用負担に関する事項 外来受診時は通常の保険診療としての費用が発生しますが 本研究はカルテやレントゲン写真の調 査であるため それ以外の協力者の方の費用負担はありません 13 問い合わせ先 466-8550 愛知県名古屋市昭和区鶴舞 65 名古屋大学整形外科今釜史郎 安藤圭 Tel 052-744-1908 Fax 052-744-2260 e-mail keikeiando@hotmail.co.jp 3

胸椎後縦靭帯骨化症の手術成績に関する研究へのご協力について 胸椎後縦靭帯骨化症は脊椎をつなぐ組織である靱帯が骨に変化し 脊髄が圧迫を受けて歩行障害などをおこす病気です 脊髄障害が発生した場合の治療法は手術しかありません しかし 手術によっても症状が良くならない あるいは手術後逆に症状が悪くなる人もいて どのような手術法が最も安全で 効果があるのかが分かっておりません このことを明らかにする目的で 私どもはこの病気で手術をお受けになった患者さんの手術後の結果を調査させていただきたいと思います 下記をお読みいただき 研究にご協力いただける場合には同意書に署名をいただければ幸いです 1 研究題目 : 本研究は以下の研究体制で多施設研究として行われます 胸椎後縦靭帯骨化症の手術成績に関する前向き多施設研究 研究責任者 今釜史郎 名古屋大学整形外科 講師 分担者 氏名 所属 職名 伊藤全哉 整形外科 助教 安藤圭 整形外科 助教 個人情報管理者氏名 所属 職名 小林和克 整形外科 医員 共同研究機関と担当者 ( 多施設共同研究の場合は研究組織名と代表者 ) 慶応大学松本守雄 細金直文 北海道大学須藤英毅 弘前大学和田簡一郎 東北大学相澤俊峰 自治医科大学星地亜都司 獨協医科大学稲見聡 東京大学筑田博隆 東京医科歯科大学富澤將司 杏林大学 高橋雅人 東海大学渡辺雅彦 千葉大学國府田正雄 筑波大学山崎正志 新潟大学平野徹 富山大学中野正人 福井大学中嶋秀明 浜松医科大学長谷川智彦 京都大学根尾昌志 国立病院機構大阪南医療センター海渡貴司 和歌山県立医科大学中川幸洋 国立病院機構岡山医療センター竹内一裕 久留米大学 山田圭 鹿児島大学井尻幸成 ( 敬称略 ) 1

2 研究協力の任意性と撤回の自由あなたが調査への協力に同意してもよいとお考えの場合には 同意書に署名することにより 同意の表明をお願いいたします 一度同意した場合でも その後の同意の撤回は自由にしていただけます また 同意しなかった場合あるいは同意を撤回した場合でも 治療などにおいて不利益を受けることはありません 3 研究目的後縦靭帯骨化症 (OPLL) は脊椎を連結する後縦靭帯が骨化し 脊髄を圧迫することにより 歩行障害や下肢の感覚障害などの脊髄症状をきたします 現在でもその原因や適切な治療法などが完全には明らかにされていない病気です 特に胸椎部に発生した OPLL は手術的治療が困難であり 手術法が進歩した現在でも最も治療が困難な病気の一つです 2008 年度より慶應義塾大学整形外科が事務局になり厚労科研費厚労科研費難治性疾患克服研究事業脊柱靭帯骨化症に関する調査研究班が発足し OPLL の原因を明らかにし 治療法を確立するためのいろいろな研究が行われており この研究もその一環として行われます この研究の目的は胸椎 OPLL にたいして手術予定患者の皆さんの同意をいただいた後 カルテや画像から どのような手術法が胸椎 OPLL の脊髄症状を改善するのに安全で 有効かということを明らかにすることです 4 研究方法, 期間 1. 対象 : 胸椎 OPLL 手術患者 2. 実施期間倫理委員会承認後 ( 必要であれば )- 平成 26 年 3 月 31 日 3. 実施場所名古屋大学病院をはじめとする各研究参加施設 4. 研究協力者の選定の基準多施設研究開始後参加各施設で手術治療が行われた胸椎 OPLL 患者 5. 協力の詳細協力いただいた方の診療記録上の臨床データ 画像所見を調査させていただきます また 外来に通院時に QOL 質問表にご記入をいただきます ご記入に要する時間は 15 分ほどと考えられます 5 研究計画書等の開示 研究計画書はご希望があれば開示いたします 6 研究協力者にもたらされる利益および不利益本研究により協力いただいた方に直接の利益はありませんが 将来的に胸椎 OPLL の手術をお受けになる方の手術法選択の際に 本研究の結果は役立つと思われます また 本研究による協力者の方々への不利益は無いと考えられます 7 個人情報の保護 2

協力者から得られたデータは各施設で収集されますが 患者氏名 ID などの個人情報と臨床データを切り離し 個人情報は各施設で厳重に保管し 臨床データは名古屋大学整形外科で管理を行います 臨床データは各施設において紙媒体で記載を行い これを最終的に名古屋大学整形外科に郵送により集め インターネットとの接続を遮断したコンピュータで入力を行い パスワードで保護されたハードディスクに保管いたします 8 結果の開示 研究協力者への個々の結果の開示は行いません 9 研究成果の公表研究成果は厚生労働省への調査研究報告書として公にされます また 整形外科関係の内外の学会あるいは医学雑誌に公表されますが その際 協力者を特定する情報 ( 氏名や住所など ) は一切明らかにされることはありません 10 研究から生じる知的財産権の帰属 本研究の結果により生じた知的財産権は研究に協力いただいた方には帰属いたしません 11 研究終了後の試料取扱の方針研究終了後もカルテやレントゲン写真は通常通り保存されます また そこから抽出したデータはデジタルデータとしてインターネットに接続しないパスワード付きのハードディスクに保存されます これらのデータは将来的に再度 解析のために使用される可能性があります 12 費用負担に関する事項 外来受診時は通常の保険診療としての費用が発生しますが 本研究はカルテやレントゲン写真の調 査であるため それ以外の協力者の方の費用負担はありません 13 問い合わせ先 466-8550 愛知県名古屋市昭和区鶴舞 65 名古屋大学整形外科今釜史郎 安藤圭 Tel 052-744-1908 Fax 052-744-2260 e-mail keikeiando@hotmail.co.jp 3