< F2D E968CCC8DD08A5191CE8DF495D281458D718BF38DD0>

Similar documents

事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

id5-通信局.indd

( ウ ) 交通管制被災区域への車両の流入抑制及び緊急交通路を確保するための信号制御等の交通管制を行う (3) 警察官 自衛官及び消防吏員による措置命令警察官は 通行禁止区域等において 車両その他の物件が緊急通行車両の通行の妨害となることにより災害応急対策の実施に著しい支障が生じるおそれがあると認め

第1節 計画の方針

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

Microsoft Word - RIN81_第8章.doc

第3編 災害応急対策

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

02一般災害対策編-第3章.indd

<4D F736F F D E58B4B96CD93C18EEA8DD08A518E9E82C982A882AF82E98D4C88E68D718BF38FC E89878EC08E7B97768D6A>

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

島原市地域防災計画

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

(6) 行方不明者の捜索 (7) 治安の維持 (8) 被災者等への情報伝達 (9) 前各号に掲げるもののほか 派遣先都道府県警察の長が特に指示する活動一部改正 平成 25 年第 15 号 ( 即応部隊の活動 ) 第 4 条即応部隊は 大規模災害発生時に直ちに被災地等へ赴き それぞれ次に掲げる活動を行

大規模災害対策マニュアル

232事故-第2章 - 1-7節

防災業務計画 株式会社ローソン

第 2 項交通応急対策 災害時には 道路 橋梁等の道路施設が被災するとともに 倒壊建物 がれき等による障害物や 緊急車両 一般車両による交通渋滞が発生し 緊急輸送等に支障をきたすおそれがある 町民等の避難 災害応急対策員の輸送および救助 救護のための資材 物資の輸送を確実に行うため 迅速かつ適切に交

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

第2編第1章第1節から第3節

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - RIN11_第1章.doc

< F2D81798E9197BF817C824F817A C8E862E6A7464>


イ留意事項 ( ア ) 対処基本方針が廃止された場合は 救援の継続や復帰のための措置について 何らかの措置により行います ( イ ) 復帰のための措置 a 誘導以外の措置 b 市長 知事による誘導 (2) 別紙第 1 情報計画 参照 2 構想 (1) 活動方針市 ( 環境防災課ほか各課 ) は 県

Microsoft Word - 目次

<4D F736F F D2091E DF81758DD08A518C7894F58C7689E681762E444F43>

時間災害状況等の推移関係機関関係機関の活動内容道府県 ( 防災本部 ) の留意事項 ( 評価の視点 ) 1 日目 3.1 地震に基因する標準災害シナリオ 9:00 (0:00) 地震発生 ( 震度 6 強 ) 特定事業所 施設等の緊急停止措置 災害拡大防止上必要な施設の手動停止操作 地震発生後 速や

<4D F736F F D20959F F967B95D2955C8E862696DA8E9F>

みやこ町地域防災計画

本編表紙&目次.

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

< F31302D B98CF092CA82CC88C091532E6A7464>

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

大阪市防災 減災条例 目次第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章本市の責務 ( 第 4 条 - 第 7 条 ) 第 3 章市民の責務 ( 第 8 条 ) 第 4 章事業者の責務 ( 第 9 条 ) 第 5 章災害予防 応急対策 ( 第 10 条 - 第 25 条 ) 第 6


< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

人的応援 研修 訓練の実施 県受援マニュアル及び災害時緊急連絡員活動マニュアルを踏まえた研修 訓練の強化 () マニュアルに基づく研修 訓練県が策定する 応援職員における奈良県への受入及び市町村への短期派遣マニュアル 及び 災害時緊急連絡員活動マニュアル に基づき 災害時に役立つ実働的な訓練や研修を

Ⅲ 風水害対策編 Ⅳ. 事故災害対策編 293

- 総目次 - - 本編 - 第 1 章総則 第 2 章 災害予防計画 第 3 章 風水害応急対策計画 第 4 章 震災応急対策計画 第 5 章 大規模事故等応急対策計画 第 6 章 災害復旧復興計画 - 資料編 -

Microsoft Word - 文書 1

( 災害医療調整本部の所管事務 ) 第 4 条災害医療調整本部は 次の事務をつかさどる (1) 全県域を対象とした医療資源の配置調整及び患者搬送調整に関すること (2) 国や他都道府県等に対する医療支援の要請及び受入れと その派遣調整に関すること (3) 地域災害医療対策会議の支援に関すること (4

H30雑踏事故防止通達(公表用)

PowerPoint プレゼンテーション

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

第6章  特殊災害対策計画

( 平成 20 年 10 月版 ) 国内事故対策要領 ~ 事件 事故発生時の連絡体制と初動対応について ~ 社団法人全国旅行業協会

Taro-07_学校体育・健康教育(学

病院機構災害医療センター ( 以下 災害医療センター という ) に DMAT 事務局を設置する 都道府県は 通常時に DMAT 運用計画の策定 医療機関等との協定の締結等を行い 災害時に 計画に基づき DMAT を運用し 活動に必要な支援 ( 情報収集 連絡 調整 人員又は物資の提供等 ) を行う

風水害+第ï¼fi編第ï¼flç«€é†fi路熽害;.xdw

☆配布資料_熊本地震検証

Microsoft Word - 【関係者】運用ガイドライン doc

<4D F736F F D20967B95B681698DC58F498D D8E968C888DD A2E646F63>

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

発災後 消防庁長官から被災都道府県以外の都道府県の知事等に電話等により連絡し 行うこととなる しかし 大規模地震においては 通信インフラ等に様々な障害が発生する可能性があり その場合には 緊急消防援助隊の出動に支障が生じることが考えられる このため 一定震度以上の大規模地震等が発生した場合に効力が発

30 第 1 部現地における災害応急活動 阿蘇大橋付近の被害状況 ( 熊本県阿蘇郡南阿蘇村 ) 熊本城の被害状況 ( 熊本県熊本市 ) 2

< F2D E52979C8CA78C788E408E4793A58C78>

(6) 八丈町役場 青ヶ島村役場 八丈町災害対策本部 青ヶ島村災害対策本部の設置 7 訓練の様子 (1) 八丈町避難誘導訓練地震時における総合的な避難訓練と火山噴火時における避難訓練を併せて行い 八丈町及び防災関係機関並びに住民がとるべき防災処置を実践し 地震災害 火山噴火災害に対応した防災対策の習

国の法令改正等の反映近年行われた国の法令改正や防災基本計画の修正内容を反映しました 市町村が 指定緊急避難場所及び指定避難所の指定を進めることを追加 市町村が 被災者の被害状況 配慮事項等を一元的に集約した被災者台帳を作成し 総合的かつ効果的な支援の実施に努めることを追加 首都直下地震対策特別措置法

平成 3 1 年度 記者発表資料 平成 3 1 年 2 月 4 日九州地方整備局武雄河川事務所 災害時協力会社の公募について ~ 災害への迅速かつ的確な対応のため ~ 国土交通省武雄河川事務所では 災害時等における 迅速な被災状況の把握 円滑で的確な対応 を強化するため 事前に建設業等関係者の皆様と

大津市避難所運営マニュアル

安全管理規程

応急対策計大規模事故対策編第1章応急活動体制大規模事故第対2策章編大規模事故時の応第2章急対大策規計模画事故時の大規模事788 故対策編第 2 章大規模事故時の応急対策計画第 3 節道路 橋梁 トンネル事故 大規模機関名対策内容編3 事故時の応急措置 (1) 東京消防庁 消防署又は 警視庁 警察署と

< C815B984196BF8E968BC68E9E8DD08A AD90B691CE8DF4837D836A B88C42E786C73>

<4D F736F F D AEB8CAF95A893C18DD BC814089BB8A C982A882AF82E98E968CCC96688E7E93992E646F6378>

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

別紙 1 防災訓練結果報告の概要 1. 訓練の目的本訓練は 核物質管理センター六ヶ所保障措置センター原子力事業者防災業務計画第 2 章第 5 節第 2 項 防災訓練 に基づき 原子力災害を想定した総合訓練を実施することで 原子力防災組織が有効に機能することを確認する 訓練後は訓練モニターの評価結果

第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

目次 1 目的 1 2 医療機関及び行政機関等との協力関係の確保 1 3 事業主体 1 (1) ドクターヘリ 1 (2) 防災消防ヘリ 1 4 定義 1 (1) ドクターヘリ基地病院 1 (2) 地域救急医療体制支援病院 1 (3) ヘリ救急搬送体制支援病院 2 (4) 出動区分 2 5 ドクターヘ

第5編 事故等災害応急対策計画

緊急緊急消防援助隊について消防援助隊の概要 目的 地震等の大規模 特殊災害発生時における人命救助活動等を効果的かつ迅速に実施する消防の援助体制を国として確保 創設の経緯等 阪神 淡路大震災での教訓を踏まえ 平成 7 年に創設 平成 15 年 6 月消防組織法の改正により法制化 平成 16 年 4 月

(2) 本部の設置場所本部の設置場所は 原則として浦安市集合事務所 301 会議室とする (3) 関係機関との連絡体制関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を浦安市集合事務所に設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 連絡室は 浦安市集合事務所内に

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

目  次

P 1~14

国民保護に関する業務計画(案)

Microsoft PowerPoint - 【参考配布】広域.pptx

第 5 部航空事故対策

【3~5】(地震)第1章第1節 組織動員

第356 第 3 章 災害応急対策計画 (2) 本部の設置場所 (3) 関係機関との連絡 2. 本部の組織 本部の設置場所は 原則として浦安市災害対策本部室とする 関係機関との連絡が必要な場合は 関係機関連絡室 を設置し 警察 自衛隊 ライフライン等から連絡要員の派遣を要請し 連絡 調整にあたる 本

先行的評価の対象とするユースケース 整理中. 災害対応に関するユースケース. 健康に関するユースケース. 移動に関するユースケース. 教育に関するユースケース. 小売 物流に関するユースケース 6. 製造 ( 提供した製品の保守を含む ) に関するユースケース 7. 農業に関するユースケース 8.

< F2D817991E F1817A8C46967B2E6A7464>

<4D F736F F D C0837D836C8EE888F882AB95CA FAC8B4B96CD8E968BC68ED2816A>

第 3 章災害応急対策計画第 2 款地震災害対策第 1 節初動対応 体制区分配備基準配備人員 連絡配備 警戒体制 ( 第 1 次動員 ) 警戒体制 ( 第 2 次動員 ) 市内で震度 4 を記録したとき 市内で震度 5 弱を記録したとき 1 市内で震度 5 強を記録したとき 2 地震により市内に局地

危機管理基本指針 の策定状況等 平成 11 年度までは策定団体はなかったが ここ 8 年ほどの間で 急速に整備が進捗 策定中の団体も複数あり 今後とも整備率の向上が予想される 社会情勢の変化や災害の複雑化 多様化に伴う未曾有の危機に対応するための危機管理体制整備の必要性の高まりを策定理由とする団体が

報告書_表紙.indd

<4D F736F F D D9197A791E58A C8FAC924D8FA489C891E58A77838A E837D836C B4B92F65F E332E398E7B8D73816A>

○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

Microsoft PowerPoint - 修正●【HP版】概要版.ppt

Transcription:

第 2 章 航空災害対策計画 第 1 節 基本方針 危機管理監室 企画振興部 健康福祉部 小松空港 能登空港及びその周辺並びにその他の地域において 航空機の墜落等により多数の死傷者を伴う大規模な事故 ( 以下 航空災害 という ) が発生し 又は発生するおそれがある場合に 早期に初動体制を確立して 災害の拡大を防止し 被害の軽減を図るなど 各種の予防 応急対策を実施する なお 空港管理者は これによるほか防災関係機関との相互の連携を強化するため 国際民間航空条約第 14 付属書に準じた空港緊急計画を策定するものとする 計画の体系航空災害対策 災害予防対策 大阪航空局小松空港事務所 計画 大阪航空局能登空港出張所能登空港管理事務所 航空運送事業者 災害応急対策 情報通信災害広報応急活動体制捜索活動救助 救急活動医療救護活動消火活動行方不明者の捜索及び死体の収容等交通規制防疫及び廃棄物処理等自衛隊派遣要請広域応援 - 13 -

第 2 節 災害予防対策 大阪航空局小松空港事務所 大阪航空局能登空港出張所 能登空港管理事務所 航空運送事業者 関係機関は それぞれ相互に協力し 航空災害を未然に防止するため 必要な予防対策を実施する 実施事項 1 大阪航空局小松空港事務所 大阪航空局能登空港出張所 能登空港管理事務所 (1) 航空運送事業者に航空交通の安全確保に関する情報を適時 適切に提供し 災害を未然に防止するために必要な措置を講ずる (2) 迅速かつ的確な災害情報の収集 連絡を行うための体制を整備する (3) 災害時における緊急連絡体制を確保するため 平常時から通信設備の整備 充実に努める (4) 職員の非常参集体制 応急活動のためのマニュアルの作成等 災害応急体制を整備する (5) 災害時における応急活動等に関し あらかじめ協定の締結を行うなど 平常時から関係機関相互の連携体制の強化を図る (6) 災害時の救急 救助 消火等に備え 資機材の整備に努めること (7) 実践的な防災訓練を実施し 災害時の活動手順 関係機関との連携等について周知徹底を図るとともに 体制の改善など必要な措置を講ずる 2 航空運送事業者 (1) 航空交通の安全に関する各種情報を活用し 航空災害を未然に防止するために必要な措置を講ずる (2) 職員の非常参集体制 応急活動のためのマニュアルの作成等 災害応急体制を整備する (3) 実践的な防災訓練を実施し 災害発生時の活動手順 関係機関との連携等について周知徹底を図るとともに 体制の改善など必要な措置を講ずる - 14 -

第 3 節 災害応急対策 危機管理監室 企画振興部 健康福祉部 警察本部 北陸信越運輸局 海上保安部 市町 ( 消防機関 ) 大阪航空局小松空港事務所 大阪航空局能登空港出張所 能登空港管理事務所 航空運送事業者 1 情報通信航空災害が発生し 又は発生するおそれがある場合の情報の収集及び通信等は 次により実施する (1) 情報通信連絡系統情報通信連絡系統は 次のとおりとする ア小松空港関係警察署警察本部 市 町 大阪航空局小松空港事務所 発見者 消防機関 県 ( 危機対策課 ) 航空運送事業者 海上保安部国 ( 消防庁 ) 航空自衛隊小松基地 国 ( 国土交通省 ) イ 能登空港 関係警察署警察本部県 ( 空港企画課 ) 市 町 能登空港管理事務所 大阪航空局能登空港出張所 発見者 消防機関 県 ( 危機対策課 ) 奥能登総合事務所 海上保安部国 ( 消防庁 ) 航空運送事業者 国 ( 国土交通省 ) (2) 実施事項ア各関係機関は 災害発生時に直ちに災害情報連絡のための通信手段を確保する イ各関係機関は 災害情報の収集に努めるとともに 把握した情報については迅速に他の関係機関に連絡し 情報の共有化 応急対策の調整等を行う - 15 -

2 災害広報正確な情報を迅速に提供することにより混乱の防止を図るため 被災者の家族等 旅客及び地域住民等に対して行う災害広報は 一般災害対策編第 3 章第 9 節 災害広報 の定めるところによるほか 次により実施する (1) 実施機関大阪航空局小松空港事務所 大阪航空局能登空港出張所 能登空港管理事務所 運送事業者 県 警察 市町 ( 消防機関 ) 海上保安部 (2) 実施事項ア被災者の家族等への広報関係機関は 被災者の家族等からの問い合わせなどに対応する体制を整えるほか 被災者の家族等に対して次の情報を正確に きめ細かく 適切に提供する ( ア ) 航空災害の状況 ( イ ) 家族等の安否情報 ( ウ ) 医療機関等の情報 ( エ ) 関係機関の応急対策に関する情報 ( オ ) その他必要な事項イ旅客及び地域住民等への広報関係機関は 報道機関を通じて 又は広報車の利用及び広報板の掲示等により 次の事項について広報を実施する ( ア ) 航空災害の状況 ( イ ) 旅客及び乗務員等の安否情報 ( ウ ) 医療機関等の情報 ( エ ) 関係機関の応急対策に関する情報 ( オ ) 航空輸送復旧の見通し ( カ ) 避難の必要性など 地域に与える影響 ( キ ) その他必要な事項 3 応急活動体制 (1) 県の災害対策組織知事は 航空災害が発生し 又は発生するおそれがある場合 必要に応じて一般災害対策編第 3 章第 1 節 初動体制の確立 の定めるところにより 応急活動体制を整え 災害応急対策を実施する (2) 市町の災害対策組織市町長は 航空災害が発生し 又は発生するおそれがある場合 その状況に応じて応急活動体制を整え その地域に係る災害応急対策を実施する (3) 防災関係機関の災害対策組織関係機関の長は 航空災害が発生し 又は発生するおそれがある場合 その状況に応じて応急活動体制を整え 関係機関と連携をとりながら その所管に係る災害応急対策を実施する (4) 現地合同本部等の設置関係機関は 円滑 迅速な応急対策を実施するため 必要に応じて協議の上 現地合同本部等を設置する - 16 -

4 捜索活動各関係機関は相互に連携して それぞれヘリコプターなど多様な手段を活用して捜索活動を行う 5 救助 救急活動航空災害時における救助 救急活動については 一般災害対策編第 3 章第 16 節 救助 救急活動 の定めるところによるほか 次により実施する 実施事項各関係機関は 乗客等の救助を要する場合 協議して救助隊を編成し 救助に必要な資機材を投入して迅速に救助活動を実施する 6 医療救護活動航空災害時における医療救護活動については 一般災害対策編第 3 章第 14 節 災害医療及び救急医療 の定めるところによるほか 次により実施する 実施事項 ( 県 市町 消防機関 ) 死傷者が発生した場合 医療機関 保健所等で編成するDMAT 又は医療班を現地に派遣し 応急措置を施した後 あらかじめ指定した医療機関に搬送する 7 消火活動航空災害時における消火活動は 次により実施する 実施事項 (1) 大阪航空局小松空港事務所 大阪航空局能登空港出張所 能登空港管理事務所 航空自衛隊小松基地ア空港内及びその周辺の災害時において 速やかに航空災害による火災の発生状況を把握し 消防機関に通報するとともに 小松空港消火救難隊又は能登空港消火救難協力隊と協力し 消火活動を実施する イ消防機関と連携協力して 化学消防車 化学消火薬剤等による消火活動を迅速に実施する (2) 消防機関ア消防機関は 速やかに航空災害による火災の発生状況を把握するとともに 化学消防車 化学消火薬剤等による消火活動を迅速に実施する イ消防機関の職員は 消火活動の円滑化を図るため 必要に応じて消防警戒区域を設定する 8 行方不明者の捜索及び死体の収容等市町等各関係機関は 一般災害対策編第 3 章第 16 節 救助 救急活動 及び同第 20 節 行方不明者の捜索 遺体の埋葬 収容 の定めるところにより 行方不明者の捜索 死体の収容 埋葬等を実施する 9 交通規制警察等各関係機関は 一般災害対策編第 3 章第 19 節 災害警備及び交通規制 の定めるところにより 必要な交通規制を実施する - 17 -

10 防疫及び廃棄物処理等航空災害時における防疫及び廃棄物処理等は 次により実施する (1) 実施機関市町 県 (2) 実施事項災害に係る航空機が国際線である場合は 空港検疫所と密接な連携を図りつつ 一般災害対策編第 3 章第 29 節 防疫 保健衛生活動 の定めるところにより 的確な防疫対策を講ずる また 同第 31 節 し尿及び廃棄物の処理 の定めるところにより 廃棄物処理等に係る応急対策を講ずる 11 自衛隊派遣要請航空災害時における自衛隊派遣要請については 一般災害対策編第 3 章第 11 節 自衛隊の災害派遣 の定めるところによるほか 次により実施する 実施事項 (1) 空港事務所長等法令で定める者は 航空災害の規模や収集した被害情報から判断して必要がある場合には 自衛隊に対して災害派遣を要請する (2) 空港事務所長等法令で定める者は 自衛隊への派遣要請が迅速に行えるようあらかじめ要請の手順 連絡先等について必要な準備を整えておく 12 広域応援県 市町及び消防機関は 災害の規模によりそれぞれ単独では十分な災害応急対策を実施できない場合は 一般災害対策編第 3 章第 1 節 初動体制の確立 の定めるところにより 他の都道府県 市町 消防機関及び国に対して応援を要請する - 18 -